Shotaro Ikeda Work Sheet fo Job Hunting

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卒業 設計

万博公園の地面を掘り起こし開発の歴史を顕在化する建築 タイトル | 相反する地表 敷地 | 大阪府万博公園 用途 | 資料館・ギャラリー

学部 4 年

【学内講評会】 非常勤講師賞 & レモン展出展推薦作品 【NIoNCロシア国際シンポジウム 】 1位 【歴史的空間再編コンペティション(審査員:塚本由晴、平田晃久、松田達)】 6位/200 01.Research | 3 時代の地形と特徴 1st Layer(~1970) 2nd Layer(1970)

緑溢れる高台に佇む大阪万博の会場跡地。 ここは万博が開催された 1970 年前後で地形が改変され、人工育成された森や緑地によって覆われている。 このような国家プロジェクトの開催地における地形のスクラップアンドビルドは、戦後日本における開発の歴史 を代表するものである。

・自然 ・山谷丘陵地形 ・曲面

・人工 ・水平性 ・軸、骨格

賞歴 |AWARD

デザインに活かせる 歴史や文化を徹底的 に掘り起こす研究

1994 大阪府生まれ 少林寺拳法 2010 河内長野市立南花台中学校卒業 2013 大阪府立生野高等学校卒業 2019 北海道大学卒業 バスケットボール 2019 北海道大学大学院工学院 建築デザイン学研究室在籍

地域における歴史や文化の魅力を増幅させる建築 3 1 2

高さ関係を明らかにし、各 Layer の

・人工的自然 ・擂鉢状地形 ・瓦礫層

池田 昇太郎 | I KEDA S hotar o

設計テーマ |Design Theme

第 2 回ウッドフレンズコンペ 特別賞 卒業設計学内講評 非常勤講師賞 NIoNc ロシア国際シンポジウム 2019 1 位 AIJ 北海道支部研究発表会 奨励賞 採択 北大元気プロジェクト CASNET JAPAN 最優秀賞 第 44 回北の住まい住宅設計コンペ 奨励賞 神奈川建築士会感境建築コンペ 審査員特別賞 歴史的空間再編コンペ 2019 6 位 /200 04.Diagram 古地図、文献から各 Layer の形状、 3rd Layer(1970~) 形状で地面をかぎ取り、各 Layer が 等価に現れる空間をつくる。この空

動線

間にストーリーは無く、この土地の

そこで、地形改変に関する歴史が覆い隠されていること、大量の貴重な資料を抱える万博公園事務所の建て替え 時期、公園内における休憩所の少なさを考慮し、本プロジェクトでは地形という歴史的空間を顕在化する資料館・ 休憩所・ギャラリーを提案する。

かぎ取って現れる void

歴史に対する設計者の恣意性が介在

Expo’ 70 パビリオンの残存基礎 客⼟

過去の地形で地面をかぎ取ることで生まれる空間では、この土地の歴史を内包した各 Layer が等価に現れる。緑 地で覆われた巨大な曲面空間、瓦礫で構成された地層、人工的で長大な廊下空間。 歴史を内包するこの建築自体が展示空間である。

しないため、来訪者が自由に思考を 巡らすことができ、主体性を獲得す

細⽡礫層 粗⽡礫層 Expo’ 70 道路⾯

る空間となる。

動線 human scale

35m

05.Plan & Section

1500

各 Layer が等価に現れストーリーの無い空間が展開し、設計者の恣意性は介在せず、来訪者は主体性を獲得する。 空間体験を伴って歴史を知ることで、来訪者は激しく揺さぶられ、 「自然とは何か」について思考を巡らせること になるだろう。

1 3 2

新しい時代の環境創造を見据え、過去を見つめ直す場になることを願う。

3

1st Layer の⼟

万博公園盛土模式図 02.Design Site | コンテクストが重なり合う場所 来訪者のアクセス、コンテクストの豊かな重なりを考慮して、新・ 旧道路の交差点を設計敷地とし、Expo’25 開催地舞洲への軸線 に沿って計画する。そうすることで、Expo’70 の会場を計画し た丹下健三の代表的な軸線による計画手法もコンテクストとして 包含する。

⼤阪府

新道路

Expo’ 25 会場舞洲

万博公園

旧道路 2 2

03.Program | 資料館・ギャラリー・休憩所 大量の貴重な資料を抱える万博公園事務所の建て替え時期、地形

1

改変に関する歴史が覆い隠されていること、公園内における休憩

1/1500

所の少なさを考慮し、資料館・休憩所・ギャラリーを提案する。

最北端の展望台。 いつもの風景 ( 自然 ) が違って見える。

「北海道大学札幌キャンパスにおける 水辺空間の変遷と特徴」

【AIJ北海道支部研究発表会】 若手優秀講演奨励賞 【NIoNCロシア国際シンポジウム】 1位

北海道大学には太古の昔から残る河川が存在

Ⅰ期:-1924 蛇行河川の継承

Ⅱ期:1925-1950 河川の直線化 N

第二農場

N

e e

b・c

b・c

第一農場

c

大野池

b・c

⑩ a

b・c

生垣

㉕ ㉔ e

偕楽園

a・c

サクシュコトニ川 北海道大学 札幌キャンパス

a・c

北海道大学 札幌キャンパス 植物園

偕楽園

0

200(m)

1950 年頃

0

a・c

北海道大学 札幌キャンパス

200(m)

1990 年頃

0

“kus”

2019 年頃

West→East

1

2

3

“pana” 0

植物園

200(m)

2

a・c

植物園

植物園

“kim”

a・f

伊藤邸

伊藤邸

伊藤邸

makk ma

中央ローン

生垣

札幌駅 私有地 ( 伊藤 )

1915 年頃

a

p n pa naa

“mak”

a

セロンベツ川

北海道大学 札幌キャンパス

北十三条通り

文系棟

中央ローン

偕楽園

偕楽園

b・d

㉖ c・f ㉓ b・c

a 中央ローン

e

b・c

b・c

⑬ ⑭

c

a

スケートリンク 中央ローン

に、古地図等の歴史的文献から水辺空間の変遷 生態環境的 ) を導いた。

headstream

d・ d ・

河川指定解除

境の再編手法に新しい可能性を提示するため を明らかにし、3 つの特徴 ( 景観的、空間的、

c・d e

水辺空間の変遷図を作成し特徴を分析 b・c ③ ④ a ⑤ a

kus

第一農場 第 農場

北十三条通り

ネットワークを構築することで、キャンパス環

Mt.Teine

北十八条通り

中央道路

c e

a b・c・e

c・d

e

北十八条通り

e

第一農場

手掛かりとして、複合的価値をもつ各要素の

遺跡庭園 中央道路

中央道路

e

第二農場

第一農場

N b・c・d

学部 3 年

空間にアイヌの文化を内包し顕在化する建築

遺跡庭園

北十八条通り

b・d・f

b・c

b・c

にとっても貴重である。河川などの自然要素を

Ⅳ期:2002-2019 河川の再生

N

農事試験場

農事試験場

c

し、市街化に伴い数多くの古河川を失った札幌

Ⅲ期:1951-2001 河川の枯渇

少数民族の流出が後を絶たない環北太平洋地域最大の都市札幌にたつ 北大に言語・文化保全戦略拠点を提案する。機能的空間で埋め尽くさ れたキャンパス空間に来訪者が休まる非機能的空間も挿入し、そこに タイトル | 隠れ蓑 敷地 | 北海道大学 用途 | 教育施設・研究施設・ギャラリー 絶滅危惧 1 位のアイヌ文化を内包することで、空間体験として発信す 課題主旨 | 大学キャンパスに建つ国際戦略拠点 企画タイトル | 環北太平洋言語・文化保全戦略拠点 る。この建築によってアイヌ文化への理解が増すことを願う。 downstream 02.Plan & Section | 神聖な東へのシークエンス mak kim

学部 4 年

北 大 キ ャ ン パ ス の 歴 史 ・特 徴 を 明 ら か に す る

企画 設計

pana

卒業 論文

瓦礫層を踏む展示空間。 残存基礎だけで 3m の高さ。Expo’70 の規模感。普段の行為と紐づけ、自分事として感じる。

3 時代の Layer が相反する谷底空間。

交差点から North Area 入り口を見る。

0

200(m)

1

3

6

10m

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3

6

10m

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