大山 晃広 ポートフォリオ

Page 1

PORTFOLIO AKIHIRO OYAMA

Product Design Student

2019-2022


目次

Contents

自己紹介

Self intoroduce

P.02

綾なす旅

Product Design

P.06

Product/UI Design

P.12

Product Design

P.22

Product Design

P.28

� 日を味わう 舞台のバレリーナのように 魅るアロマディフューザー



モノのあり方を考える 今あるモノの姿は果たして本当なのだろうか?

現状、正解として受け入れている行為、形態の中を じっくり観察して今一度考え直す。

モノのあり方と人の思いに寄り添ったデザインで 「豊かな暮らし」を考える。 これが私のデザインです。

self intoroduce


大山

晃広

AKIHIRO OYAMA

2000/04 生まれ B 型 多摩美術大学

美術学部

生産デザイン学科 プロダクトデザイン専攻 ����.��

日本大学習志野高校物理コース卒業

2022.01

同大学第三学年在学中

2019.04

多摩美術大学入学

高校では物理を専攻。ものづくりに幅 広く携わるためデザイナーを志す。

将来の夢は、科学技術とデザインの領 域を掛け合わせて人々の幸せにより

そったモノことづくりに携わること。 中高と運動部の主将をつとめ、県大会 や関東大会を経験し、体力、精神力と もに鍛え上げられた。高校時代、フェ ンシング部で苦楽を共にしたサーブル 剣は、今でも気分転換に部屋の中で振 り回している。

02

03


趣味

Hobby

1 日 100 楕円と映像制作 主な趣味は動画制作です。日常の新しい発見 や散歩中の町の風景を記録し、短編動画を作 成しています。友人との旅行の思い出や学科

のイベントの際の寸劇動画はかなり好評です。 自然の中で体を動かすことも好きで、日常的

なランニングから友人との自転車ツーリング、 スノーボードなども動画制作と合わせて楽し んでいます。

楕円の練習は、絶対に毎日欠かさず、プロダ クトのほかに人体や風景画もスケッチしてい ます。

self intoroduce


月が音階を奏でる「ソ」

時計

04

05


. Sit back, reflect, and savor. 公開プレゼンテーション

NEX T

S T A NDA RD

� 日を味わう その日の感情とリンクしたチョコレートを 創出するフードプリンター 日々を豊かにしてくれるリラックスタイムの選択 肢の一つとして、1日の感情の変化に基づいて 創出されるチョコレートから

自分を見つめ直し、心身をリラックスさせる成分 も合わせて摂取する、

そんな「自分だけの心の安息地」としての セルフケアのあり方の提案。

� 日を味わう

Product Design


Product design 2021/three months 06

07


使い方 日中、リング型センシングデバイスを身につけ、 感情のデータをきおくさせる。

家に帰り、本体と接続させることでその日の心に 合わせたチョコレートが創出されていく。

出来上がっていく様子や、提供されるチョコレート を眺めて、今日を想い起こし自分と向き合うリラッ クスタイムの演出を提供する。

メンタルフードを楽しいものに 無機質な印象であるメンタルヘルスサプリやフード に毎日ちょっとずつ違うワクワク感や食べ物として の楽しさを与えた。

また、記憶と食が結びつく新たな食の体験も生み出 されるのではないだろうか。

� 日を味わう

Product Design


08

09


穏やかな水面のように 自己の投影として自分が映り込む穏やかな水面から 今日の想いが抽出されて積み上げられていく。

そんな情景を思い浮かべながらスタイリングをした。

ポジティブフードと呼ばれるアミノ酸、ビタミン、 葉酸、鉄分を各層に配合して、心身をリラックス させてくれる成分も合わせて摂取する。

� 日を味わう

Product Design


“NEXT” 公開プレゼンテーションで放送した約7分間の プレゼン動画です。是非ご覧ください。

詳しいコンセプトや使い方、イメージムービーをまとめ、 このプロダクトの世界観を大事にし

プロモーションも意識しつつ制作しました。

10

11


P r o du c t・ U I D es ig n /2 0 2 1 /t wo m on t h s

Life has its ups and downs.

「綾なす旅」

写真や動画には残らない旅の軌跡を形にするサービス

綾なす旅

Product・UI Design


Coope ra t ion P roje c t

旅先で出会う人、苦労したのぼり坂、宿までの迷路のような小路。 それらが目的ではないけどなぜか憶えている。

ほんの些細な想い出もかみしめて、旅の記憶をかたちで残していく。

12

13


思い出の残り方 一泊二日の箱根旅行をした。

自分の体験した旅行を元に「旅」の一連の流れを 書き出した。旅の本質に注目して本質を探った。 旅を終えて家に帰ってきてから思い出をスマホで 振り返っている姿に疑問を抱いた。

今まで詳細に写真や動画で残してきた思い出だが、 その姿は果たして正解なのだろうか。

たとえ同じ道を辿ったとしても、一度として同じ体

験ができない偶然の積み重ねである旅路を「アート」 として捉えてみる。

積み重ねた一度きりのアートたちをきっかけに、 思い出をなぞりながら振り返る。

そんなアルバムのあり方を提案する。

綾なす旅

Product・UI Design



表現検討 アート表現としてなにが適しているかの検討を 行なった。

ターゲット層にアンケートを取りアートに求め られる表現、嗜好を探った。

位置情報と時間をもとにアルゴリズムを組み、 細いほど移動速度が速く、太くて色が濃いほど 滞在時間が長い。

あえて表現技法を濃淡に絞り写真や動画の様に 詳細に記録するのではなく、

曖昧だけれどいつかの記憶に想いを馳せられる そんな情緒的なデザインを心がけた。

綾なす旅

Product・UI Design


アンケートの結果、濃淡による表現、色数が

抑えてあるアートが好まれることがわかった。 また、アート自体には統一性を持たせることで コレクション性を持たせた。

16

17


アートに沿って出てくる写真 専用のアプリで位置情報と時間が旅の間、記録される。 この情報を元に作られた立体アートピースが後日自宅 に届けられる。

アプリをかざすと、写真や動画がアートに沿って浮か び上がってくる。

リサーチの箱根旅行を今回提案するサービスを通すと 上図の様になる。

また、右2図は京都旅行のかたちである。 みて、ふれて、おもう。そんな新たなアルバムを提案 する。

綾なす旅

Product・UI Design


18

19


アプリ起動 アプリ起動

専用のアプリを操作し 専用のアプリを操作し 位置情報と時間が計測 位置情報と時間が計測 されていきます。 されていきます。

L O C ALSO C A S

・�� 歳 ・��男性 歳 男性

・バイトは本屋でしている ・バイトは本屋でしている ・都内で一人暮らし ・都内で一人暮らし ・趣味 音楽、読書 ・趣味 音楽、読書

・バイト代を貯めて旅行をするのが好き ・バイト代を貯めて旅行をするのが好き

綾なす旅

Product・UI Design

計測データを元にアート 計測データを元にアート がつくられていきます がつくられていきます

旅に出発! 旅に出発!

楽しむ 楽しむ

今回はのんびり一人旅、 今回はのんびり一人旅、

旅先でいろいろな体験、 旅先でいろいろな体験、

観光に温泉に楽しむぞ 観光に温泉に楽しむぞ

経験をする 経験をする


おもいにふれる 街並みにそって出来上がるアート。 同じルートを辿ったとしても同じものは 出来上がらない。 みて、ふれて、おもう。 忘れてしまった思い出も 脳裏に浮かぶあの思い出も。

家に帰る 家に帰る 楽しかった。ほかの観光客 楽しかった。ほかの観光客 に話しかけられて素敵な時 に話しかけられて素敵な時 間を過ごせた ... ... 間を過ごせた

アプリの停止 アプリの停止 計測データは日立へと 計測データは日立へと 送られます 送られます

飾る 飾る 届く 届く 今回の旅アートが日立から 今回の旅アートが日立から

素敵な経験に想いを馳せな 素敵な経験に想いを馳せな がらアートピースを組み入 がらアートピースを組み入 れる れる

送られてくる 送られてくる

一週間 一週間 旅先の位置情報と時間 旅先の位置情報と時間 データを元に立体アート データを元に立体アート を 3D をプリントする 3D プリントする

20

21


Releve Outl et ta p

解体・分解・再構成 バレリーナのように

「R eal i z ati o n」

Product Design


舞台のバレリーナのように 狭い卓上で縦の空間へとアプローチする 優雅なコンセントタップ

舞台上でスポットライトを浴びるバレリー ナの立ち姿に造形的な魅力を感じた。

物があふれたデスクの上で優雅にたたずむ。

Product design 2021/three months 22

23


らしさの追求 空間へしなやかにアプローチするバレエダ ンサーの、柔らかな肢体から生まれる一瞬 の緊張感と優雅な佇まいを造形コンセプト にしている。 張り詰めた静寂のなかで眩いスポットライトを あびたバレリーナの足先から指の先まで、空気 を身に纏っているかのような一瞬を思い浮かべ ながらスタイリングをした。

バレリーナのように

Product Design


releve

ルルベ(releve)とはフランス語で持ち上

げる、引き上げられた等の意味を持ち、バ レエの中では踵を高く上げてつま先立ちに なっている状態をさす。

バレエらしい独特の浮遊感を生むこの動き が、狭い卓上で凛と立つコンセントタップ の姿と重なった。

24

25


狭いカフェの机の上 カフェで、課題を取り組む学生に 焦点を当てた。

公共空間のパーソナルスペースでは卓上が狭く コンセント穴は一人一つであることが多い。 縦の空間をうまく使えば狭い卓上でも余裕が

生まれるのではないか、という考えから今回の 提案に至った。

モックアップ検討 ラピットモデルで造形の検討をすると共に、実 際にカフェに持ち込んでサイズ感、必要となる コードの長さ等を検討した。

バレリーナのように

Product Design


85

26

27


miclo

現象の観察から

魅るアロマ

Product Design

aroma diffuser

「 g ro w i n g 」


魅るアロマディフューザー

身近に存在する無数の微生物たち。彼らが織りなすコロニーの「生きる」美しさを プロダクトに落とし込んだ。 香るだけじゃない、見て楽しむ、魅せられるアロマディフューザー。

28

29


コロニーの観察

滅菌シャーレを用いてポテト寒天培地にて培養 を行なった。

以下が �� 日間の観察スケッチである。

似たような形状を持つコロニー 同士では、ぶ つかり合うとそこでは成長を止め

別の新天地を急速に発達させたり、縦の空間へ と成長させる動きがあった。

無駄な争いはしないで、うまいことせめぎあい 生きていく。

矮小な存在の彼らの力強い「いのちの営み」を 目の当たりにし魅了された。

魅るアロマ

Product Design


30

31


せめぎあいを再現する 「せめぎあい」を様々な素材や手法で再現できないか

探った。オイルと水溶性インクの反発性にスリットの

隙間を活用して、コロニーが形成される姿を見出した。

使い方の詳細 円錐型の本体を傾けて中のアロマ エキスを動かす。

別売りの色付きアロマを入れて 香りと見た目の変化を楽しむ。

魅るアロマ

Product Design

スタイリン


ング検討

200

32

33



Thank you.


Turn static files into dynamic content formats.

Create a flipbook
Issuu converts static files into: digital portfolios, online yearbooks, online catalogs, digital photo albums and more. Sign up and create your flipbook.