Kyoto smart mobility

Page 1



少子高霢化や内なるグロヌバル化などの瀟䌚構造の倉化によっお、様々な郜垂で、たちづくり䜏民や

KYOTO Smart Mobility Challenge

これらの課題は、今埌䞀局深刻化しおいくこずが予想されたす。

ご挚拶

モビリティに関連する課題には、倚数なステヌクホルダヌが耇雑に絡み合っおおり、亀通事業者や

芳光客等の生掻・滞圚空間 ずモビリティ 人やモノの移動 の間に䞍敎合が生じおきおいたす。京郜垂 においおも、垂内では芳光客が増え続け、亀通枋滞の発生やそれに䌎う地域䜏民の利䟿性の䜎䞋など が生じおいたす。たた、䞀郚地域では、公共亀通機関を担う人材䞍足や亀通匱者ぞの察応による路線 維持コストの䞊昇ずいった課題が衚面化しおいたす。さらなる過疎化の進行や芳光客の増加により、

行政だけで解決しおいくこずは困難です。様々なノりハりやリ゜ヌスをも぀プレむダヌずずもに、倚様な 知を結集させお、解決に向けた取り組みを進めおいく必芁があるず考えたす。

什和元幎床 「 地域䞭栞䌁業ロヌカルむノベヌション支揎事業 」 京郜垂での新たなモビリティサヌビス 共創プロゞェクト事業 は、こうした背景を螏たえ、オヌプンむノベヌションの手法ずサヌビスデザむン の手法を掻甚し、京郜垂における新たなモビリティサヌビスを生み出しおいくこずを目的ずしお実斜 した事業です。

本パンフレットは、䞊蚘事業のプロセスず成果を取りたずめたものです。次幎床以降、創出されたサヌビス アむデアの瀟䌚実装が実珟し、たた今幎床の事業で築かれた団䜓・個人間のネットワヌクを通じお 新たな事業・サヌビスが生たれ、京郜垂がこれたで以䞊に、地域䜏民にずっおも芳光客にずっおも䞖界に 誇れる地域ずしお発展しおいくこずを期埅したす。

什和2幎3月 京郜垂における新たな公共モビリティサヌビス共創プロゞェクト運営協議䌚 䞀同


アむデアを具䜓化しお、 実斜できるレベルたでの考え方を孊ぶこずができた。

様々な䌁業の方ず様々な芳点・芖点を亀えお アむデア゜ンができた。

メンタヌの方々のアドバむスも参考になりたした。

濃密で様々な切り口でサヌビスを深めるこずができたした。

テヌマ別に分かれるこずで、 皆方向性がある皋床䞀緒で 同じ未来に向けお色々なメンバヌず話し合うのが楜しかった。 - 02 -


実行を意識するずいう あたりない経隓ができお面癜かったです。

普段觊れるこずのないバス・鉄道事業者の方々ず お話するこずができお良かった。

フィヌルドワヌクや時間の䜿い方が良かった。

䞖界のモビリティサヌビスの 最先端を知るこずができた。 自分だけでは思い぀かない芖点やアむデアを組み合わせお 新しいものを生み出すこずができた。 - 03 -


ABOUT プロゞェクト抂芁

事業者ず利甚者が抱える課題の解決

サヌビスアむデアの共創

京郜垂内の公共亀通事業者ず利甚者の双方が抱える課題の解決に向けお、4぀の プロゞェクトテヌマを蚭定し、事務局ず協力者の連携のもず、京郜垂内倖の幅広い

アむデア゜ン・フォロヌアップ

幎代・属性のプレむダヌ団䜓・個人が参画できる、アむデア゜ンずフォロヌアップ

公共亀通事業者等

の堎を蚭けたした。公共亀通事業者がも぀、人・モノ・情報・ノりハりを掻甚し

京郜垂亀通局

ながら、来たるMaaS瀟䌚を芋据えた、新たなサヌビスアむデアの創出に取り

京郜バス株

参加者

京郜垂内倖の 幅広い幎代・属性のプレむダヌ

組みたした。

京阪電気鉄道株

団䜓・個人

公瀟京郜垂芳光協䌚

倚様な知を集結した、新たなサヌビスアむデアの共創 事業者ず参加者の創造性を匕き出し、ナヌザヌ目線で次䞖代の公共亀通サヌビス

事務局 - 堎ずプロセス・ツヌルの提䟛

を怜蚎するため、オヌプンむノベヌションずサヌビスデザむンの手法を掻甚した プロセス・ツヌルを提䟛したした。先端技術等を有する倖郚のプレむダヌずも

株 日本総合研究所

連携し、アむデアの実珟性を高めながら、共創の取り組みを進めたした。

゚むチタス株

経枈産業省

株ACTANT

経枈産業省近畿経枈産業局

協力 - プロゞェクト掚進をサポヌト 京郜垂

- 04 -

株堀堎補䜜所


PROJECT THEMES 協議䌚メンバヌず、 プロゞェクトテヌマずなる 4 ぀の課題

Members

協議䌚メンバヌ

京郜垂亀通局

京郜バス株匏䌚瀟

京阪電気鉄道株匏䌚瀟

公益瀟団法人京郜垂芳光協䌚

株匏䌚瀟堀堎補䜜所

京 郜 åž‚ 域 で、 地 例 鉄 事 業ず路 線 バ ス

倧原・岩倉ずいった垂域北郚ず垂内䞭心

倧阪・京郜・滋賀の関西2府1県を結ぶ

京郜垂域においお唯䞀、芳光の振興を

京郜垂に拠点をおく分析・蚈枬機噚の

 垂バス事業を運営しおいる。䞡事業

郚、嵐山などの垂域西郚ず垂内䞭心郚を

地域の倧動脈ずしお、1日平均玄80䞇人

目的に掻動する団䜓。行政をはじめ関係

総合メヌカヌ。自動車蚈枬、環境・プロセス、

合わせお1日玄75䞇人に利甚されおおり、

結ぶ路線を䞭心にバスを運行しおいる。

の茞送を担う。囜内倖の倚くの芳光客の

諞団䜓ずの連携のもず、京郜ならではの

医甚、半導䜓、科孊の5぀の分野においお

京郜垂域における䞻芁な公共亀通機関

車内でのモニタヌ衚瀺を統合するなど、

満足床向䞊に向けお、サヌビスの充実

芳光資源を掻甚した事業実斜や芳光情報

事業を展開。モビリティ関連の先端技術

ずしおの圹割を担っおいる。

京郜垂亀通局ず連携を深め、協調しおいく

を図っおいる。

の発信など、戊略的な事業展開により京郜

などに察する幅広い知芋や、囜内倖での

の芳光振興を積極的に掚進しおいる。

取り組みをベヌスに、本プロゞェクトぞの

経営戊略を採甚しおいる。

アドバむスを提䟛。

Themes

蚭定課題



2

3

4

移動情報の 芋える化

空間的な 需芁の偏圚

芳光利甚ず 日垞利甚の競合

利掻甚可胜な デヌタの䞍足

乗車刞のIC化等によっお取埗できるように

乗車時間が短い堎合でも、鉄道ずバスの

芳光客の急増により、芳光地を通る特定の

デヌタが電子化されおいない玙媒䜓等、

なった各皮デヌタを統蚈的に分析し、新たな

乗り継ぎは運賃が割高になるため利甚が

路線が倧荷物を持った乗客で混雑し、地域

もしくはシステム等で利甚可胜な圢匏では

サヌビスぞ掻甚する十分なノりハりがない。

進たず、特定の路線に混雑が集䞭しおいる。

䜏民の利䟿性・快適性が䜎䞋しおいる。

ないため、サヌビス向䞊に掻甚できおいない。

- 05 -


SERVICE DESIGN FOR MOBILITY サヌビスデザむンで生み出す、 これからの亀通サヌビス

京郜ではオヌバヌツヌリズムによる芳光地や亀通の混雑が問題ずなっおいるが、その解決には、芳光客 の行き先や、移動の流れをうたく分散させる必芁がある。䟋えば、あたり知られおいない堎所の魅力 を䌝えお、人気スポットぞの集䞭を避けるこずや、亀通の手段ず経路を最適化し、様々な堎所に快適 か぀スムヌズに移動できるようにするずいった察策が考えられる。぀たり、芳光客のアクティビティの 倚様化ずモビリティのスマヌト化を組み合わせお、よりサステナブルな芳光地の賑わいを生み出す 戊略だ。ただしその戊略は、街の郜合だけでなく、芳光客の芖点を螏たえなければ成功せず、そこに 「サヌビスデザむン」が圹立぀こずになる。

サヌビスデザむンは、提䟛するモノや手段から発想するのでなく、たずナヌザヌにずっおの䟡倀や成果 が䜕かを問い、その実珟に必芁な倚様な資源を結び぀けお、新たな仕組み サヌビスを生み出すこず に特城がある。その仕組みがうたく働き続けるには①ナヌザヌの䞀連の䜓隓、②サヌビス提䟛者のオペ レヌション、③事業の゚コシステム、ずいうサヌビスの異なる偎面の敎合性が䞍可欠で、サヌビスデザむン は組織内倖の人々の連携や協調  䟡倀の共創 をうたく匕き出すこずで、その芁求に応える。この方法 を䜿っお、京郜を蚪れる芳光客にどんな魅力あるサヌビスが生み出せるのか。それがKYOTO Smart

Mobility Challengeぞの期埅である。

æ­Šå±± 政盎 慶應矩塟倧孊経枈孊郚教授・コンサルタント 慶應矩塟倧孊経枈孊郚卒業埌、同倧孊院経枈孊研究科に進孊。1992幎 カリフォル ニ ア 倧 å­Š サンタバ ヌ バラ校 倧 å­Š 院に留 å­Š 埌Ph.D.取 埗。

2003幎より慶應矩塟倧孊経枈孊郚准教授に就任。2008幎より同教授。 郜垂メディア論、マヌケティング論を背景に、 ICTを掻甚したサヌビス デザむンの研究に着手。サヌビスロゞックに基づく事業むノベヌション をテヌマに、䌁業ず顧客の䟡倀共創プラットフォヌムの構築など、産孊 共同プロゞェクトを倚数掚進。同時に䌁業研修やコンサルティングにも 埓事。2013幎、サヌビスデザむンの囜際機関SDNの日本支郚蚭立、 共同代衚に就任。

- 06 -


PROCESS 党䜓のスケゞュヌルず䞻なプロセス 2019

08/09

2020

10/19, 20

12/06

アむデア゜ン

フォロヌアップ ①

創造性を高める

01/26

ホヌムワヌク

01

05

アむデア゜ン

アむデア ブラッシュアップ

02/17

フォロヌアップ ②

ナヌザヌ目線に立぀

03

04

ゞャヌニヌマップ

むンタビュヌ リサヌチ

02

実珟性を高める

ステヌクホルダヌ マップ

07

08

ビゞネスストラテゞヌ キャンバス

サヌビスデザむン レクチャヌ

131名

次幎床ぞ

ストヌリヌボヌド

成果発衚䌚

協議䌚発足

06

50名

41名

30名

協議䌚を立ち䞊げおのモビリティの課題敎理からスタヌトし、 10月に開催したアむデア゜ンで

立぀プロセスを行き来しながら、チヌムごずに実珟性のある最終的なサヌビスアむデアを

サヌビスアむデアの 「 çš® 」を探玢。この結果を受けおプロゞェクトテヌマを定め、 12月ず1月に

たずめあげ、 2月の成果発衚䌚でお披露目したした。各チヌムを個別にフォロヌし、次幎床に

サヌビスデザむンの手法を掻甚したフォロヌアップを実斜。創造的なプロセスずナヌザヌ目線に

サヌビスアむデアの実蚌実隓などを行うための、事業獲埗に向けた提案䜜業も支揎したした。

- 07 -


ACTIVITIES プロセス詳现

01

アむデア゜ン

02

サヌビスデザむン

03

レクチャヌ

ゞャヌニヌマップ

04

むンタビュヌ リサヌチ

アむデアの皮を

ナヌザヌの芖点に

サヌビス䜓隓の

実際のナヌザヌから

芋぀ける

立っお考える

構造を理解する

むンサむトを埗る

アむデア゜ンは、特定のテヌマに関する新た

サヌビスデザむンは、ナヌザヌを䞭心ずした

ゞャヌニヌマップは、ひず぀のサヌビスが

むンタビュヌは、盎接の察話を通じお、ナヌ

なアむデアを短期間で創造するワヌクです。

サヌビスの創出をサポヌトする領域暪断的

提䟛する「 䜓隓 」を、ナヌザヌの芖点から

ザヌの意芋や動機、行動などの定性的な情報

今回は「 MaaS時代を芋据えた公共亀通の

なアプロヌチです。既存の枠組みを超えた

構造的に理解するためのツヌルです。ナヌ

を埗る調査手法です。質問項目を事前に敎

次䞖代サヌビス 」をテヌマにアむデアの皮

MaaSサヌビスを生み出すためには、提䟛

ザヌの行動、感情の倉化、タッチポむント

理したむンタビュヌガむドをもずに、察象者ぞ

を探し、ディスカッション、むンプットトヌク、

者偎のロゞックから、利甚者䞭心の発想に

などの項目を、時間軞に沿っおマッピングし

聞き取りを行いたす。今回は、むンタビュヌ

フィヌルドリサヌチを実斜。珟状の課題ぞ

転換する必芁がありたす。レクチャヌでは、

たす。今回は、タヌゲットペル゜ナの京郜

察象ずなるペル゜ナをあらかじめ蚭定し、

の理解を深めながら、思考の枠を未来の

サヌビスデザむンの考え方ず基瀎的な手法

芳光䜓隓を想像し、「 欲求 」ず「 䞍満 」を

実際のフィヌルドで調査を実斜。旅先での

MaaS瀟䌚ぞず広げるこずで、幅広い芖点

を解説し、アむデアの皮を発展させおいく

敎理したゞャヌニヌを䜜成。芳光客がも぀

困りごずなど、芳光客のリアルな䜓隓から

をも぀アむデア発想に぀ながりたした。

新たな芖点の導入を促したした。

具䜓的なニヌズの特定に぀ながりたした。

むンサむトを埗るこずができたした。

- 08 -


05

アむデア ブラッシュアップ

06

07

ストヌリヌボヌド

ステヌクホルダヌ マップ

08

ビゞネスストラテゞヌ キャンバス

アむデアのベヌスを

ストヌリヌから

実装に必芁な

次のステップに

敎える

サヌビスを怜蚌する

リ゜ヌスを掗いだす

぀なげる

共創プロセスの効率性を高めるため、今回は

ストヌリヌボヌドは、サヌビスの利甚シヌン

ステヌクホルダヌマップずは、サヌビスに

サヌビス実装のためのステップを戊略的に

ビゞネスデザむナヌずサヌビスデザむナヌ

を連続的なむラストや写真ずしお芖芚化

関わるすべおのステヌクホルダヌの関係性

怜蚌するため、今回は、ビゞネスストラテゞヌ

の協働によるアむデアブラッシュアップ

するツヌルです。コマ割りマンガのような

を図解するツヌルです。スタッフやナヌザヌ、

キャンバスを䜜成したした。サヌビスアむデア

を行いたした。初期アむデアのレビュヌ、

ストヌリヌに仕立お、サヌビス䜓隓の可胜性

パヌトナヌ䌁業など、内倖の関係者が果たす

が想定する利甚シヌンや提䟛方法を「機胜」

調査結果やその解釈の粟査、必芁な芖点の

や問題点を芋出したす。今回は、サヌビス

圹割をサヌビスの党䜓像のなかに䜍眮づけ、

ず 「 範囲」からミニマムの内容・䜓制に絞り

補足などを行い、サヌビスの事業性や䞀貫性

アむデアが利甚される状況を、起承転結の

各利害関係を把握したす。今回は、サヌビス

蟌み、次幎床に行う実蚌実隓の効果を最倧化

を怜蚌。アむデアのベヌスづくりを支揎する

あるストヌリヌずしお䜜成。芳光客が 「埗られ

アむデアの事業性を怜蚎するため、 2 床

したす。ビゞネスモデルに留たらず、戊略

こずで、参加者は適切なスコヌプのもずに

る䟡倀」を可芖化し、サヌビス䜓隓の䞀貫性・

にわたりマップを䜜成。より持続性の高い

やロヌドマップにも螏み蟌み、各アむデア

創造性を発揮するこずができたした。

実珟性を高めたした。

ビゞネスモデルを緎り䞊げたした。

の発展を掚進したした。

- 09 -


SERVICE IDEAS サヌビスアむデア玹介



I DEA 01

混雑に出䌚わない 京郜 MaaS時代に向けた新たな䟡倀を提䟛するために、亀通事業者は移動情報 の芋える化やデヌタの収集・掻甚を促進したいず考えおいたした。利甚者の 䞻芁なニヌズが、䞍安のない、シンプルで快適か぀効率的な移動にあるこず を螏たえ、「 混雑に出䌚わないこず 」にフォヌカスした京郜芳光サヌビスを 考案したした。亀通機関や芳光地のリアルタむムの混雑情報や予枬結果を 組み合わせお、利甚者の垌望に沿った蚪問順で、最適な亀通機関・経路・ 決枈方法  乗車刞等を提瀺するこずができ、京郜芳光を混雑なく快適に 楜しめるようになりたす。

Story Board せっかく京郜芳光に来たのに、 想像以䞊の倧混雑で立ち埀生

ストヌリヌボヌド scene タヌゲットの抱える

1

困りごずや䞍満

scene サヌビスずの出䌚い・

2

利甚開始

しおしたうタヌゲットナヌザヌ。 このサヌビスを䜿えば、リアル タむムの混雑情報や乗り換え 情報をたずめお収集できるの で、時間のロスがなく、旅行 蚈画も安心。混雑解消で、芳 光客にずっおも京郜の䜏民に ずっおも嬉しいサヌビスです。

- 12 -

scene サヌビス利甚䞭の

3

様子

scene タヌゲットの䞍満が

4

解決した結果


Theme 蚭定課題

Stakeholder Map

移動情報の芋える化・利掻甚可胜なデヌタの䞍足

サヌビス利甚 利甚料

亀通事業者

Target User

ナヌザヌ

タヌゲットナヌザヌ 自治䜓 芳光協䌚

「 行きたい堎所に人が集䞭しおいる」

来蚪 利甚料

情報提䟛 アプリ利甚料

アプリ提䟛

効率よく移動したいアゞアからの若い芳光客

誘客サヌビス 提䟛

情報提䟛

IT䌁業等 ナヌザヌ 情報の掻甚

利甚料

デヌタ提䟛

「 事前に混雑状況を知りたい 」

店舗等 芳光関連事業者

利甚料

MaaS情報基盀

「 移動のための情報収集をするのが倧倉 」 GTFS・ 混雑等情報提䟛

Values

ステヌクホルダヌマップ

統蚈情報等 掻甚

その他 亀通事業者

バス事業者

アむデアがもたらす䟡倀

デヌタ取埗

ナヌザヌ

統蚈情報等 掻甚

情報提䟛

利甚料

デヌタ取埗

情報提䟛

統蚈情報等 掻甚

その他 亀通事業者

利甚料

IoTプラットフォヌム

• 事前に混雑を避けた旅行蚈画が立おられる。 • リアルタむムで混雑状況を把握し、空いおいる穎堎の芳光地を開拓できる。

ツヌル提䟛

゜フト提䟛

゚ッゞデバむス 提䟛䌁業

• 混雑しおいる堎所でも、どのくらい時間がかかるのか予枬できる。 サヌビス提䟛者

IT䌁業

• 路線ごずの利甚・混雑状況を把握し、配車の最適化や臚時䟿の増発、 ダむダの再線など、事業の効率化が図れる。

Next Step

• 利甚者が分散し、より質の高いサヌビスを提䟛できる。

次幎床に向けお

• 利甚者の移動情報をもずに、新芏サヌビスの創出に぀なげるこずができる。

移動情報の

京郜府や地域䜏民

効率的な収集方法の調査研究

• 公共亀通機関の車内混雑や道路枋滞が改善される。 • ルヌト怜玢や決枈の利䟿性が高たり、公共亀通機関に察する満足床を 向䞊させるこずができる。

今埌のMaaS情報基盀の敎備動向を泚芖し぀぀、利甚者ごずの移動情報や乗降数の効率的な 収集に関する技術等の調査研究を予定しおいたす。

• ゚リアごずの芳光収入の偏りを枛らすこずができる。

- 13 -


I DEA 02

京郜おもおなし サブスクリプションプラン 鉄道ずバスの乗り継ぎは、移動時間が短くおも運賃が割高になるため、芳光客 からの利甚が進たず、特定の系統に混雑が集䞭するずいう課題を抱えおいた した。これに、お金も時間も効率的に䜿いたいずいう若者のニヌズを掛け あわせ、より手軜に京郜芳光を楜しめるサブスクリプションサヌビスを考案 したした。芳光客の倚くが利甚する「1日乗車刞」をベヌスに、アプリひず぀で、 遞択したプランにかかる料金の支払いやルヌト怜玢などが完結できるように なりたす。

Story Board 友達ず旅行予定のタヌゲット ナヌザヌ。色んな所を巡りたい

ストヌリヌボヌド scene タヌゲットの抱える

1

困りごずや䞍満

scene サヌビスずの出䌚い・

2

利甚開始

けれど、どれくらいお金や時間 がかかるのかわからない  。 このアプリを䜿えば、自分たち のベストな旅皋が遞択でき、 経 è·¯ 怜 玢 や 料 金 の 支 払 いも すべおお任せ。定額なので料 金を心配するこずなく、最倧限 に旅行を満喫できたす。

- 14 -

scene サヌビス利甚䞭の

3

様子

scene タヌゲットの䞍満が

4

解決した結果


Theme 蚭定課題

Stakeholder Map

ステヌクホルダヌマップ

空間的な需芁の偏圚

Target User

亀通事業者

タヌゲットナヌザヌ

ナヌザヌ サヌビス利甚

お金にあたり䜙裕がない20代瀟䌚人

アプリ提䟛

「 䜙蚈なお金も手間もかけたくない 」 「 費甚を现かく蚈算するのが面倒 」 「 友達にシェアできる旅行䜓隓をしたい 」

Values

来蚪 利甚料

乗換案内 提䟛䌁業等

情報提䟛 API連携

情報提䟛 移動費

アプリ 開発

IT䌁業

誘客サヌビス 提䟛

旅行代理店

利甚料

利甚料

運甹 保守費

店舗等 芳光関連事業者

ナヌザヌ情報の掻甚

1日乗車刞

アむデアがもたらす䟡倀

ナヌザヌ

1日乗車刞提䟛の

• 旅費を気にせず、時間も効率的に䜿うこずができる。

亀通事業者

利甚料

自治䜓

情報提䟛

芳光協䌚

芳光関連 事業者

• 支払いの手間から解攟され、旅に集䞭できる。 • おすすめスポットに行けるなど、自分で調べるよりも充実した旅ができる。 サヌビス提䟛者

• 珟堎での支払いがないため、レゞや乗降口の混雑を緩和できる。

Next Step

• SNSなどで旅行䜓隓がシェアされ、認知床向䞊が期埅できる。 • 利甚者の移動・販売デヌタを把握できる。 京郜府や地域䜏民

• 混雑しおいないスポットぞ芳光客を誘導・分散するこずで、 公共亀通のサヌビス充実が図れる。

次幎床に向けお

「 1 日乗車刞」 を掻甚したルヌト怜玢、 電子クヌポンなどの拡充

• 若い芳光客のさらなる呌び蟌み、リピヌタヌ確保に぀ながる。

長期的には、デゞタルコンテンツの拡充やアプリ決枈、芳光・亀通事業者ず連携した旅行䌁画

• 亀通・芳光事業者の収益向䞊が期埅できる。

商品などを展開。次幎床は、基幹ずなる移動サヌビス面の匷化策ずしお、既存システムを䜿甚 した、写真遞択によるルヌト怜玢ず電子クヌポン機胜の搭茉に取り組みたす。

- 15 -


IDEA 03

自分スタむルの 京郜䜓隓 芳光客が集䞭する特定の芳光地では、その混雑状況が蚪問時の印象ずな り、かえっお満足床が䜎䞋するずいう課題を抱えおいたした。芳光客ぞのむンタ ビュヌ調査から、事前に決めた行き先に加え、珟地でさらに情報を埗ながら、 自分のスタむルで芳光を楜しみたいずいうニヌズを把握し、行きたい堎所ぞの オススメルヌトや、有名・定番スポット呚蟺の寄り道情報を玹介するアプリ サヌビスを考案したした。亀通情報を掻甚した経路案内や他の芳光客の クチコミ、地域䜏民ならではのオススメ情報などを組み合わせお、芳光客の 「わがたた」を叶えたす。

Story Board 倖 せ な い 芳 光 ス ポットは 決 たっおいるけれど、旅先での

ストヌリヌボヌド scene タヌゲットの抱える

1

困りごずや䞍満

scene サヌビスずの出䌚い・

2

利甚開始

出䌚いも楜しみたいタヌゲット ナヌザヌ。このアプリを䜿え ば、シェアサむクルを含めた 最適な移動ルヌトがわかり寄 り道も簡単。地域䜏民が投皿 するオススメの穎堎や店舗に もアクセスでき、自分だけの 旅を楜しむこずができたす。

- 16 -

scene サヌビス利甚䞭の

3

様子

scene タヌゲットの䞍満が

4

解決した結果


Theme 蚭定課題

Stakeholder Map

空間的な需芁の偏圚・利掻甚可胜なデヌタの䞍足

サヌビス利甚 利甚料

亀通事業者

Target User

ステヌクホルダヌマップ

ナヌザヌ

タヌゲットナヌザヌ

アプリ提䟛

アゞアから芳光に来た若者 倧孊

「ガむドブックに茉っおいない穎堎に行きたい 」

連携

誘客サヌビス 提䟛

垂内IT䌁業 利甚料

「 混雑しおいお、思い通りに芳光できない 」

情報提䟛

「 芳光地間を移動する亀通手段バス路線・乗り換え

来蚪 利甚料

情報提䟛 アプリ利甚料

店舗等 芳光関連事業者

ナヌザヌ 情報の掻甚

がよくわからない 」 芳光関連 事業者

亀通事業者

Values

バス事業者

アむデアがもたらす䟡倀

地元䜏民

宿泊斜蚭 文化斜蚭 飲食店等

地䞋鉄事業者

ナヌザヌ

芳光協䌚

タクシヌ事業者

• 自分の行きたい堎所、旅行スタむルにあった移動手段・ルヌトが遞択できる。

シェアサむクル 事業者

• 亀通機関の混雑や芳光地での埅ち時間などに煩わされずにすむ。 • 特兞を䜿っおおトクに、満足いく芳光䜓隓ができる。 サヌビス提䟛者

• 芳光客の動向・混雑床デヌタを収集できる。

Next Step

• 公共亀通のみでは行きづらい芳光地ぞのニヌズを創出するこずができる。 • 特定の人気スポットや路線の混雑が緩和される。

次幎床に向けお

京郜府や地域䜏民

京郜垂内の䞻芁スポット50か所での

• 公共亀通機関の車内混雑や道路枋滞が改善される。

サヌビス詊隓提䟛

• 有名芳光地に集䞭しおいた芳光客を分散し、これたで目立たなかった 芳光資源の発掘・振興が図れる。

• 新たな芳光客の誘臎、リピヌタヌ確保に぀ながる。

オススメ範囲を京郜府内や呚蟺゚リアぞ拡倧するこずを芋据え、 次幎床は、垂内50か所のスポットに 絞り、垂内の亀通情報ずの連携、 IoTセンサヌの蚭眮、ルヌト掚薊のための技術怜蚌や寄り道 情報の敎備を行い、詊隓的にサヌビスの提䟛を行いたす。

- 17 -


IDEA 04

手ぶら 京郜芳光 倖囜人芳光客の急増により公共亀通機関が混雑し、地域䜏民の利甚に支障 をきたしおいる京郜。混雑の䞀因ずなっおいる芳光客の倧きな手荷物に 着目し、 「 手ぶらで芳光したい 」 「 お土産を買っお垰りたい 」ずいった芳光客 のニヌズず、䜏民の利甚䜓隓改善を実珟する、空枯ホテル間での新たな 手荷物配送サヌビスを考案したした。芳光客は倧きな手荷物を運ぶ手間 がなくなり、利甚可胜なスペヌスも増え、地域䜏民も快適に公共亀通機関を 利甚できるようになりたす。

Story Board 垰囜日にお土産を沢山買い蟌ん だタヌゲットナヌザヌ。残りの

ストヌリヌボヌド scene タヌゲットの抱える

1

困りごずや䞍満

scene サヌビスずの出䌚い・

2

利甚開始

時間でただ芳光したいけれど、 手荷物が倚くお移動しにくい。 この配送サヌビスを䜿えば、 お土産も倧きなトランクもホテ ルに預けお、あずは空枯で受け 取るだけ。時間いっぱい京郜を 楜しんだ埌も、手ぶらで空枯た で移動するこずができたす。

- 18 -

scene サヌビス利甚䞭の

3

様子

scene タヌゲットの䞍満が

4

解決した結果


Theme 蚭定課題

Stakeholder Map

ステヌクホルダヌマップ

芳光利甚ず日垞利甚の競合

Target User

タヌゲットナヌザヌ ナヌザヌ

手荷物の倚いアゞアからの芳光客 「日本のお土産を持っお垰りたい 」

䞀䜓的プロモヌション

利甚料フィヌドバック

「 気軜に手ぶらで京郜を芳光したい 」 手荷物配送サヌビス事業者

「 垰囜日も手荷物を気にせず芳光したい 」

Values

自治䜓 芳光協䌚

連携

鉄道事業者

旅行代理店

手荷物配送 サポヌト業者

アむデアがもたらす䟡倀

運送業者

プロモヌション 支揎

広告事業者

ロッカヌルヌム 提䟛業者

ナヌザヌ

• 手荷物を持ち歩かずにすむ。 • 芳光埌、空枯にそのたた行けるので時間を有効に䜿える。 • 移動しやすくなり、より倚くの芳光地を回れる。 サヌビス提䟛者

• 手荷物の移動デヌタから、芳光客の動向を掚枬できる。

Next Step

• 芳光客の手荷物が枛り、利甚者の満足床・快適床が向䞊する。 • 心にゆずりができるこずで、利甚者のマナヌ向䞊が期埅できる。 京郜府や地域䜏民

既存サヌビスの

• 公共亀通機関の車内や駅構内の混雑が解消される。

認知床・利甚率向䞊

• 芳光客の賌買・掻動意欲を促進し、地域の小売売䞊増加が期埅できる。 • 駅から遠い宿泊斜蚭の売䞊増加が期埅できる。

次幎床に向けお

京郜駅で倖囜人芳光客にむンタビュヌ調査を行った結果、手荷物配送サヌビス自䜓の認知床䞍足、 サヌビスに察する䞍安、料金面の䞍満など、既存サヌビスの課題が明らかに。この察策ずしお、 次幎床の実蚌実隓では、既存サヌビスの利甚率向䞊に着手したす。

- 19 -


MEMBERS プロゞェクト参加者

参加䌁業倧孊

参加者

゚ムケむ株匏䌚瀟

怍村掋史

田蟺玀之

株匏䌚瀟オヌシャンブルヌスマヌト

鵜飌浩隆

寺島最䞀

関西電力株匏䌚瀟

内田郁文

土居拓朗

株匏䌚瀟キャットアむ

雲林院䞀貎

西本統

京郜倧孊

江ノ䞊矎穂子

長谷川源

京なか株匏䌚瀟

倧築誠也

長谷川寛晃

株匏䌚瀟JTB

倧野真由

叀田尚史

株匏䌚瀟ゞェむテクト

小笠原晶圊

銬匷

株匏䌚瀟システム創芋

奥田正貎

増田陜掋

スズキ株匏䌚瀟

桂田䜳代子

束本浩之

ダむハツ工業株匏䌚瀟

朚間千恵

村川歊嗣

株匏䌚瀟タナベ

桑原人叞

矢野矩知

トペタ自動車株匏䌚瀟

小林正幞

脇田真由子

名叀屋工業倧孊

䜐野由也

パヌ゜ナルAVCテクノロゞヌ株匏䌚瀟

柀田博暹

䞉菱電機株匏䌚瀟

次山浩仁

みなず芳光バス株匏䌚瀟

䞖叀韍倪郎 曜我郚哲人

五十音順

高橋培倧 高橋敏正 田䞭明亮

五十音順


KYOTO Smart Mobility Challenge 制䜜・発行

事務局

京郜垂における新たな公共モビリティサヌビス 共創プロゞェクト運営協議䌚

線集 和田矎野、倧野朚掋茔、 蟻本綟銙、接郷修平 株匏䌚瀟日本総合研究所  橋堎麻衣 株匏䌚瀟ACTANT 

アヌトディレクション・デザむン 南郚隆䞀、金山恵矎子 株匏䌚瀟ACTANT 

株匏䌚瀟日本総合研究所

“ 共創 ”を 通じ た ゜ヌシャルむノベヌ

サヌビスデザむンをベヌスずしたデザむン

ティング・シンクタンクの3぀の機胜を

ション創出を手がける専門家集団。地域

ファヌ ム。各 皮リサ ヌ チ、ビゞョンや

有する総合情報サヌビス䌁業。䌁業の

の課題解決から䌁業の商品䌁画たで、

コンセプトの構築、カタチずしお具䜓化

経営戊略や産業振興・産業創造など、

アむデ ア 創 発を通じたきっかけ䜜りを

するフェヌズたで、倚様なデザむン領域

様々な領域においお深く戊略に螏み蟌

幅広く支揎。

を暪断しながら柔軟に支揎。

んだコンサルティングサヌビスを提䟛。

髙橋慶成 YTRO DESIGN INSTITUTE 

2020幎3月 犁無断耇補・転甚

株匏䌚瀟ACTANT

システムむンテグレヌション・コンサル

むラストレヌション

発行日

゚むチタス株匏䌚瀟

協力



Turn static files into dynamic content formats.

Create a flipbook
Issuu converts static files into: digital portfolios, online yearbooks, online catalogs, digital photo albums and more. Sign up and create your flipbook.