1 minute read

764:私の3人息子

私の 3 人息子

My Three Sons

Advertisement

キ ース・フィリップス

うちの3人の息子がまだ学校に入る前、同じ格好をさせることは、いい考えであるように思えました。その方が、服を買うのも楽だし、3人とも男の子で体格や顔つきが似ていたので、おそろいの服を着ていると見た感じがいいのです。家の中では、ただ外見上のこととは言え、絶え間なく3人の男の子が動き回っている状況にある種の秩序をもたらしたし、家の外では、史上最高に可愛い子どもたちをみんなに見てもらえると思いました。また、より深いレベルでは、公平でありたいと思う私の気持ちに、そのやり方が合っていたのです。私は、どの子も分け隔てなく愛していたし、他の子の方が愛されていると思わせるような言動は決してしまいと心に決めていました。ことの大小を問わず、すべてのことについて、全員を公平に扱おうとしたのです。

でも、子どもたちが成長して、自分で選択を下すことが多くなった時、おそろいの服は着なくなりました。それぞれの必要としているものが変わり、同じではなくなるにつれ、私の方でも、一人一人を愛しサポートする方法を変え、相手に合わせていかなければなりませんでした。どの子も分け隔てなく愛しているのは変わらないけれど、全員をいつも同じように扱うことはできません。

今では息子たちも大人になり、互いにまったく違ってきました。昔あれほど全員を同じに見せようとしていたことも、今思えばバカみたいですが、神が息子たち一人一人に、自分の興味を追求し、自分の技能を伸ばし、自分自身でいるという意識を与えてくださったことに感謝しています。それぞれ、自分について変えたいところはあることでしょう。誰にだって、改善の余地はありますから。でも、私は子どもたちのありのままの姿を心から愛しています。

神もそのように私たちを愛してくださっています。私たちは、人と比べて自分は劣っていると思ったり、自分自身の好きではないところを気にしたりしますが、私たちがそんなことをしている間にも、神はいつもこう言っておられるのです。「私はありのままのあなたを愛しているよ。もし何かを変えなくてはいけないのなら、私がそれを示し、あなたが変わるのを助けてあげよう。でも、そうでない時は、ただ特別なあなた自身でいればいい。」 そのことを信じていれば、私たちは皆、この上なく幸せになれることでしょう。

This article is from: