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進み行き、約束のものを受け取る

進み行き、約束のものを受け取る

Forward to Success

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神の約束の多くは条件つきであり、私たちの方でまず何らかの行動に出ることが求められています。私たちが従い始めた時に、神は私たちを祝福し始めてくださるのです。

アブラハムにはいくつか素晴らしい約束が与えられましたが、そのいずれも、ただカルデヤの地で待っていたなら実現はしませんでした。アブラハムは、親の家、友だち、故郷を後にして、見知らぬ土地を旅しなければならなかったのです。そして、約束のものを受け取るために、揺るぎない従順をもって進み続けました。

重い皮膚病(ツァラアト)を患っている10人の人をイエスがいやされた際、彼らはただ祭司に自分の体を見せに行くよう言われました。そして、「行く途中で彼らはきよめられた」のです。*1 行く前に体がいやされるのを待っていたとしたら、いやされることはなかったでしょう。神は彼らをいやそうと待ち構えておられたのであり、彼らの信仰が行動に移されるやいなや、祝福が訪れたのでした。

イスラエル人たちが紅海のほとりにいて、追跡してきたパロの軍隊に追い詰められた時、彼らは「進み行きなさい」と命じられました。*2 そこで待つことはもはや彼らのすべきことではなく、祈るためにかがめていた膝を伸ばし、勇敢な信仰をもって前進すべき時が来たのです。

それから何十年かして、イスラエル人たちはまたしても、水かさがもっとも増していたヨルダン川をみんなで渡り始めることで信仰を示すよう、命じられました。彼らは「約束の地」の門を開けるための鍵を手に持っていたけれど、そこへ行って錠を外すまで、門はびくともしませんでした。その鍵とは、信仰です。

私たちは戦うよう定められていますが、自分には勝つことも敵を征服することもできないと思いがちです。しかし、戦い始めるなら、私たちの味方となって戦うお方が来られます。このお方(主)によって、私たちは「これらすべての事において勝ち得て余りがある」のです。*3 戦いを始める前に助けがやって来るのを、恐れで震えながらただ待っていても、助けは来ません。

神はあなたにもっとも豊かな祝福を注ごうとしておられます。確信をもって大胆に「進み行き」、あなたが受けるべきものを手に入れなさい。「わたしはおまえに渡し始めた。おまえはそれを征服し始め、自分のものとせよ。」*4

―J・R・ミラー(1840-1912)

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これまでの苦労や心痛、失望や失敗、そして恐れの瞬間を思い返してみると、神がその間ずっと、私と共におられたことに気づきます。そして、これからもずっと私と共にいてくださることがわかるのです。聖書には、人生から痛みが消え去るとか、すべてが常に順調に進むとかいうことは、約束されていません。しかし、人生のもっとも暗い嵐の中でさえ、主が常に私たちと共におられることは約束されています。嵐のさなかに主が共にいてくださるので、もっとも辛い経験のただ中にあっても、心の平安を持てるのです。その約束の真実なしに、この人生を生きていくことなど、私には想像できません。

―ライアン・スティーブンソン

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1. ルカ17:14

2. 出エジプト14:15

3. ローマ8:37

4. 申命記2:31

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