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サイクル
from 897:サイクル
サイクル
Cycles
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マリー・アルベロ
今、私は自分のデスクに座り、窓の外に目をやって、夏の一番いい時期もそろそろ終わりだなと考えているところです。来週には最初の寒冷前線が到来するとの予報があったので、この避けられない天候の変化への覚悟はできています。
こういった自然のサイクルは、当たり前のものとして受け入れてきましたが、自分の人生のサイクルに関しては、いつも不意を突かれて感じるというのはおかしなものです。要するに、人生における変化は、自然の季節ほど予測しやすいものではないということでしょう。秋になれば人生を中断し、春にはより大きく素晴らしいスタートを切るというわけにはいきません。とは言え、実際のところ、自然のサイクルもかなり多面的です。
冬の間、休眠する植物もあれば、その同じ季節に花を咲かせる植物もあり、常緑植物だってあります。1シーズンだけ生きるものもあれば、太陽と土のあるところなら、いつどこでも育つものもあります。また、厳密な条件のもとでしか育たないものもあって、しかもその条件は植物によって異なるのです。自然を観察すればするほど、人生との類似点が見えてきて、たとえ私の人生が下降気味な時でも穏やかな気持ちでいられるようになりました。聖書には、次のように深遠な言葉が記されています:
天が下のすべての事には季節があり、
すべてのわざには時がある。
生るるに時があり、死ぬるに時があり、
植えるに時があり、植えたものを抜くに時があり、
殺すに時があり、いやすに時があり、
こわすに時があり、建てるに時があり、
泣くに時があり、笑うに時があり、
悲しむに時があり、踊るに時があり、
石を投げるに時があり、石を集めるに時があり、
抱くに時があり、抱くことをやめるに時があり、
捜すに時があり、失うに時があり、
保つに時があり、捨てるに時があり、
裂くに時があり、縫うに時があり、
黙るに時があり、語るに時があり、
愛するに時があり、憎むに時があり、
戦うに時があり、和らぐに時がある。*1
この驚くべき箇所には、人生に起こることがほぼすべてカバーされており、最高の気分の時にも、再出発する時にも、自分に当てはまる言葉があります。そして、これらの状況はいずれも人生の流れの一部であることや、これらの季節の中には私たちが完全にコントロールできないものもあるということを思い起こさせてくれます。
再出発を切る備えをしている時には、秋の木々からアドバイスを受けるといいでしょう。じっとして、古いものを振り落とし、根を深く伸ばすのです。そして、表面的には大したことが起きていないように見える季節もあることを受け入れましょう。成長は見えないところで起きているからです。そして、古く消耗した部分は剥がれ落ち、新しいもののために場所を作ります。その後、あなたは再び花を咲かせるのです。
―――――
1. 伝道の書 3:1-8