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愛の光

愛の光

The Light of Love

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カーティス・ピーター・バン・ゴーダー

神は愛であること、また、世界がその愛で満たされるよう望んでおられることを、神の言葉は教えています。「『心をつくし、精神をつくし、思いをつくして、主なるあなたの神を愛せよ。』 これがいちばん大切な、第一のいましめである。第二もこれと同様である、『自分を愛するようにあなたの隣り人を愛せよ。』」*1

神の愛は、福音書の中で、イエスの生き方によって行動で示されています。目の見えない人を癒やし、死者を生き返らせ、子どもたちを気にかけ、他人の汚れた足を洗い、たくさんの人に食事を食べさせ、弟子たちを教え、私たちの罪のために十字架で死に、さらに、死から復活して、いつの日か私たちも復活するのだという希望を与えてくださったのです。

私が日本で結婚式の牧師をしていた時、新婚夫婦がどのように互いを愛するべきかを要約するには、愛の章としても知られる、第1コリント書13章を読めば良いことが分かりました。そこには、何が愛でないのか(自分の利益を求めない、高ぶらない、礼を失することをしない)、また、愛は決してあきらめないことや、絶えることがないということが書かれています。

多くの人は、何らかの証拠を見るまでは、愛に対して懐疑的になりがちです。何が人を幸せにするのかを探るため、ハーバード大学の学部生268人を80年近く追跡調査した「グラント・スタディ」の主席研究員であるジョージ・バイラントは、2009年に、調査結果は次の言葉に要約されるとしています。「幸福とは愛。以上。」*2

また、これは別の話ですが、2011年に出版された『God and the Afterlife(神と死後の人生)』*3 という本には、臨死体験をした何千人もの人へのインタビューをもとに、さらに多くの証拠が提示されています。「あなたの体験の間、愛に関する具体的な情報や気付きに出会いましたか」という質問に対して、参加者の58.1%が「はい」と答え、以下のように説明しています。

「愛があふれていて、死後の世界全体を満たしていました。すごかったです。」

「自分の過ちや恐れと関係なく、無条件で愛されていました。」

「どんな人間も、私があの光の中で感じたような愛情で愛することはできません。すべてを受け止め、すべてを赦す愛であり、それに匹敵するものなどありません。人が初めて我が子の瞳をのぞきこんだ日に味わう感覚を100万倍にしたようなもので、言葉では言い表せないほどです。」

このような体験談から、神が私たち一人ひとりを愛しておられることや、その愛がどれほど大きなものであるかが分かります。私たちが、神の真実と愛を伝えることによって、人々がそれを知り、体験することができるよう、自分の役割を果たせますように。

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1. マタイ22:37-39

2. スコット・ストッセル『何が人を幸せにするのか―再考:ハーバード大が行なった、人生の成功に関する有名な研究結果を新たな視点から考える』(アトランティック誌)

3. ジェフリー・ロングとポール・ペリー共著

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