クリスマスの意義

クリスマスの意義

この数年は、パンデミックに伴う健康に関する制限により、おとなしいクリスマスが続いたので、近い人とだけ集まってシンプルなお祝いをする人が多くなりました。それによって、私たちはむしろ、クリスマスの真の意義を取り戻したように思えます。それは、2千年前のあの夜、神が御子という贈り物を送ってくださったことについて、感謝の気持ちを示すことであり、その気持ちを、他の人たちへの愛の行為によって表現することです。

突き詰めて言えば、クリスマスは一人一人に対する神の愛を祝う時であり、私たちにできる最高のクリスマスの祝い方とは、愛と感謝をイエスに捧げることです。それはまた、立ち止まって、世界から忘れられがちな人たちのことを思い出し、困窮している人に手を差し伸べる時でもあります。

そのようなことは、神に喜ばれるばかりか、私たち自身にも深い満足感をもたらしてくれます。クリスマスを特別なものにするのは、プレゼントでも飾り付けでもパーティーでもなく、私たちがイエスや他の人々に心から与えるということです。それは、神がくださったさまざまな恵みに対する真の感謝の表れなのです。

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クリスマスの祈り

イエスさま、あなたは神であるとともに人であり、王であるとともに全ての人のしもべでもあります。天にあるとこしえの王座を去って、朽ちる体をまとわれました。私たちを救うために、私たちと同じような人間となられたのです。あなたが謙虚な姿で私たちのもとに訪れ、世界を永遠に変えられたことを思うと、感極まって胸がいっぱいになります。

私たちの只中にお生まれになった時、あなたは救いや永遠の命、平安、希望、愛という、この上なく素晴らしい贈り物を与えてくださいました。そのような贈り物が、庶民の子として生まれ、ボロ布でくるまれて、飼い葉桶に寝かされた小さな幼な子を通して届けられるなど、一体誰が予想したことでしょう。

クリスマスのおかげで、私は決してひとりぼっちでないことを、あなたに感謝します。家族や友人に恵まれていてもいなくても、良い時を過ごしていても辛い時を過ごしていても、私には常にあなたとあなたの愛があります。なぜなら、あなたは私の心の中におられるからです。あなたが地上で喜びと悲しみの両方を味わうという選択をしてくださったことを、感謝します。私たちのことを心から理解できるように、涙や痛み、焦燥感、孤独、疲労、そして死を耐え忍んでくださったことを、感謝します。あなたの愛ほど完璧な愛があるでしょうか。