神林慶彦 ポートフォリオ

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PORTFOLIO


Profile かんばやし   よしひこ

神林 慶彦 神奈川県川崎市出身 1998 年 6 月 16 日生まれ 連絡先:E-mail TEL

csyo17045@g.nihon-u.ac.jp 080-1989-2972

学歴:2014.4-2017.3 神奈川大学付属高等学校    2017.4日本大学理工学部海洋建築工学科 建築デザイン計画研究室 所属 仕事経験:設計事務所 1 か月インターン、アルバイト(模型製作、内装監理)      大手ゼネコン アルバイト(模型製作) 趣味:野球、スケッチ、読書、旅行、散歩、美術・音楽鑑賞 特技:模型作り、プレゼンテーション 受賞歴:住宅課題賞 2019  入選 建築新人戦 2019  100 選 歴史的空間再編コンペティション 2019 40 選 1 年次設計 ポスター課題:       学内最優秀賞 2 年次設計 住宅課題: 学内最優秀賞   集合住宅課題: 学内最優秀賞 3 年次設計 海の駅課題:    学内最優秀賞       水族館課題:        学内優秀賞       プレゼンテーション課題:  学内優秀賞

スキル:ArchiCAD,AutoCAD,Vectorworks Rhinoceros,Lumion,V-Ray Adobe Illustrator,Photoshop,Indesign Microsoft office

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Activities 野球 小、中、高と合計 9 年間、野球に取り組んできました。 仲間の大切さやチームワークの重要性を学ぶと共に、 最後までこのメンバーで戦い抜いたというかけがえのない経験が 「次もきっとできる」と、今の私を支えています。

留学 イギリスに 1 か月半、オーストラリアに 1 か月の短期海外留学を しました。普段では出会うことのないバックグラウンドを持った 人や土地を直接感じたこと、そこから私は新たなものを見たいと いう好奇心とそれを切り開くために挑戦し続ける意欲の大切さを 学びました。

設計理念

その場の持つ感動を共有する 人、空間、場所のつながりについて考えることを大切にします

街を歩き、観察する中で、その場のおもしろさを見つけていきました -2-


History

2018.7

住宅課題

2018.11 美術館課題

2019.1 集合住宅課題

2019.5 海の駅課題

2019.7 水族館課題 2019.9 新人戦 2019

歴史的空間再編コンペ 2019 2019.10 ホテル課題

ランドスケープ課題 2019.11 住宅課題賞 2019

NOW -3-


Contents とけあう岩礁 p.5 製作期間 2 週間

水族館課題 学内優秀賞 建築新人戦 2019 100 選

設えと共に住まう p.17 製作期間 3 週間

集合住宅課題 学内最優秀賞 住宅課題賞 2019 入選

包まれる忘れ物 p.25 製作期間 2 週間

歴史的空間再編コンペ 40 選

OVAL TOWER p.27 製作期間 4 週間

海の駅課題 学内最優秀賞

つなぐ p.28 製作期間 4 週間

美術館課題

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とけあう岩礁 陸と海との境界が様々な空間の連なりを生む水族館

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計画敷地

神奈川県横浜市 新港埠頭

新港地区 ハンマーヘッド

赤レンガ倉庫 横浜市

新港埠頭

GL−1,500

GL−1,500 GL±0

敷地:10,511㎡

GL±0 GL+5,000

GL±0

GL+2,500

GL±0

GL±0

海に面し、埋め立てが繰り返されることによって形成されてきた街である横浜。 本計画地は、その中でも新港地区という埋め立て地のヘリにあります。私はこの場所がいわゆる海と陸との 境界線になっていることに注目しました。

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プログラム

水族館は海をはじめとした水にかかわる生き物と出会う場所です。 陸において水生生物と触れ合うという水族館特有のプログラムに注目しました。

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コンセプト

海と陸の境界において、地上で水に棲む生き物と出会う。 海に開けた街である横浜における敷地形状と水族館というプログラムから 陸と海がとけあうことが重要になると考えました。 そこで自然界に目を向け、その特徴を持つ岩礁に注目しました。 敷地のヘリに岩礁を建築化し、その中に入っていく動きを作ります。その新たな空間が豊かな体験を生みます。

配置図

0m

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5m

10m

25m

50m


岩礁の建築化 岩礁を建築空間にするにあたって 3 つの要素を抽出しました。

岩と岩のスキマ 岩を重ねたスキマに入り込んでいくことで 壁に囲まれたとても狭い所から 突然開けた場所に出るなど多様な空間が生まれます。

切れ目からの視線のヌケ 積み重ねたことによって生まれる岩の切れ目。 視線が抜けることで空が見え、広がりを感じます。 影に差す光が人を奥へと誘います。

連続する水槽 岩の一部が水槽になることで生まれる連続した 1 つの流れ。 それを取り囲むようにスラブを配置します。 連続する水槽を異なる視点から見ることができます。

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岩場に潜り込み、水槽に覆われることで 海に近づくようなエントランス

岩場と切り取られた空が見え、 水槽の連続性が人を奥へと誘います。

-1000

-2000 -1000

-1500

-1000 -1500 水槽 管理 機械室

水槽が覆いかぶさるようにそびえる

オフィス

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狭い所から抜ける広まった場所。 奥へと繋がっていく岩礁の中に切れ目から光が入り込みます。

-2300 -1000 -2000

-1500

-1000 -1000

-1000

-1500 物販

屋外デッキ

レストラン

開けた陽だまりのような場所

平面図 (GL-1000) 0m

5m

10m

25m

50m

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狭い岩のスキマに入っていくような通路。 岩の重なりが光と影の対称的な空間を生みます。

空へそびえ立つ大水槽を 様々な視点から見上げます。

-1000

-500 -2000

-1500 -500

-1000 ±0 -500 搬入

-1000

-1500

横浜の街を見渡しながら 進んでいく  海の方へと視線が抜ける

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潮汐によって現れる特別な場所です。 最下層まで下りることで積み重なった水槽を下から見上げます。

-1000 -2000 -500

-500

-1500 -1000

-1000 -500 -1500

±0

GL±0 緩やかに集まれる広場

平面図 (GL±0) 0m

5m

10m

25m

-14-

50m


岩をくぐった先は水槽をぐるりと見まわせる場所。 岩の下に強い光が差し込みます。

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かがんで岩のスキマを通っていきます。 岩のスキマから奥の光がのぞいています。

断面図 0m

5m

-16-

10m

25m


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設えと共に住まう 集まって住むことの意義を考える時、最も重要視すべきなのが周囲との コミュニティ形成であろう。 しかし、現状既存の多くの集合住宅において各住戸は独立し、住民同士 はつながりを持たない傾向があります。 それは、その多くが持つ外に開くための設えが十分でないからであると 考えました。 本提案ではウチとソトを緩やかにつなぐ設えを通して、集まって住むを 再考します。

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建築計画 -3 つの設え 1.余白の設え 多くの集合住宅では最大限の居住空間を確保するために、 住み手の営みがソトに向けて拡張されるスペースはほとん ど存在しません。そこで各住戸に居住空間と同じだけの広 さの余白を設えました。 広く設けられた余白空間が多様な使われ方を許容し、余白

余白

現状

の設えが周辺住民とつながるきっかけを生みます。

提案

2.戸の設え 現在、各住戸は住民のプライバシーに配慮した結果、厚い 扉や壁によって区切られています。それに対し、本計画で

はウチとソトとの境界線に格子戸とガラス戸を設えました。 戸の設えは視線の抜けによってウチとソトをゆるやかに繋 ぎます。各戸は可動式であり、住み手は状況によって自由

格子戸

にソトへの開き方を選択できます。

ガラス戸

現状

戸の設えによって境界が自在に変化します。

提案

3.土間の設え

従来の建築ではウチとソトが極めて明確に区切られており、 両者の領域が交わることは基本的にはあり得ません。 土間

そこで、玄関とプライベート空間の先にセミパブリックな 空間として土間を設えました。 土間は戸の操作によってプライベート性が変化し、隣接す るパブリックスペースとシームレスに繋がると共に使われ 方も変化していきます。 この土間の設えがウチとソトとの間の緩衝材の役割を果た

現状

提案

します。

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計画敷地 - 商を住に取り込む -

永代通り 大横川

親水公園

計画敷地

敷地は今も江戸の風情が随所に残る町、門前仲町に位置します。この町は 1 本の川を境にして駅前大通りの「商」 の街と、計画敷地を含む住宅密集地である「住」の街に分かれています。 本計画では「商」の空間を「住」の空間に取り込み、混在させることによって街に溶け込む集合住宅を目指します。

「住」がにじみだす

「商」が展開される

断面計画 - 立体路地 住民の生活が垣間見える路地が、住空間と立体的に 絡み合います。外部からもアクセスしやすい低層部は パブリックスペースが広く設けられ、レベルが高くな るにつれて住民の占有空間が増加し、プライベート性 が高まる構成となっています。

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奥に仄かに賑わいが見える

格子戸 5400

土間

土間

川のほうへ視線が 抜けるカフェ ガラス戸 5400

趣味のものをいじる 小さなスペース作り

開いていた格子戸の間を子供 たちが駆け抜けていく

5400

天気がいい日には生活 も外に大きく張り出す 2住戸の格子戸を使うことで 大きく空間を仕切る

5400

格子戸にプランターを かければ緑の壁になる

5400

格子戸がフロアを仕切ると 共に、内部に人を引き込む

5400

格子戸をだすことで、周辺の人も 自然には入ってこられる雰囲気作り 5400

前庭に面してゆったり読書

5400

5400

5400

N

格子戸が棚となり、緩やかに 売り場を仕切る 5400

5400

5400

5400

1 階平面図 昼 S=1/200

手前と奥が連続しながら街とつながる

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親水公園側から見たファサード

5400

土間が住み手のプライベート 空間に変わっていく

夜は住人と街の大人が 語りあう場となる

5400

子供や大人たちが 外から帰ってくる

格子戸をしまうと1つ の閉じた住戸になる

5400

プライベートな土間が 収納になる ここに住む子供たち が集まって宿題

5400

家の前でお隣さん とおしゃべり

格子戸を出し、帰宅 した家族を迎える 5400

子供たちを家に迎える 上のオフィスから 帰る人たち 店と共に格子戸もしまうこと で場の雰囲気が変化する

5400

土間が趣味を しまう場所

5400

N 5400

5400

5400

5400

5400

1 階平面図 夜 S=1/200

1 階の模型写真

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5400

5400


建物内部に屋根の隙間から光が差す

5400

屋外ダイニングで 外に生活を拡張

5400

気分転換の居場所作り は自分たちで テラスの様子が街の 風景の一部になる

5400

戸の開き具合は 互いで相談する

5400

オフィスと住戸が 共有するテラス

生活が家の前 にもにじみ出る

5400

格子戸をだせば 家同士がつながる

5400

趣味の場を作り広げる 5400

オフィスの人たちが ランチミーティング 5400

5400

5400

家の前の余白が通路 の先の広場となる 5400

2 階平面図 S=1/200

2 階、住戸間を余白スペースが巡っている

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5400

5400

5400

N


立体的にも生活がつながっていく

5400

広い会議スペースとして 軒下が使われる

5400

隣同士をつなぐたまり場 天気のいい日は外でランチ 5400 5400

格子戸を出すことで閉ざしたり、人を招いたり 同じ操作でも異なった空間が生まれる 5400 5400 5400

格子戸を開けてサンルーム のように使う 5400

5400

5400

5400

5400

5400

N

5400

3 階平面図 S=1/200

住戸とオフィス兼用のテラス

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包まれる忘れ物

秋田県湯沢市では、「湯沢大堰」と呼ばれる水路が約 400 年間、湯沢の人々の生活と密接な関係を築いてきた。ところが近代化のあおりを受け、 そんな中、大堰沿いで変化しなかった「場」は、意味を無くし『忘れ物』の様にそのまま取り残されている。そこで、その『忘れ物』を包む様

時代の流れに飲み込まれた大堰と建築

大堰と建築の変化から取り残された『忘れ物』たち

意味を無くした『忘れ物』

秋田県湯沢市を南北に縦貫する、湯沢大堰は

ところが、水道が普及し始めると、下水道の無かった湯沢では大堰が生活雑排水の処

変化していった大堰と建築の間にあった「場」は、時間の流れの

そんな中、現在でも辛うじて大堰

1613 年に開削されて以降、農業用水路や舟運、

理を担うようになった。その影響でコンクリートの舗装が施され、生活雑排水と農業

中で意味を無くしてしまったが、現在も湯沢の人々と大堰の関係

在している「モノ」もある。

丸太の管流し等の機能を持ちながら、野菜を洗っ

用水を分離する壁が設けられた。さらに大堰沿いに建つ建築までもが、大堰に背を向

があったころの記憶を閉じ込めたまま、『忘れ物』のように当時

それらは、人々が大堰に対して意

たり、水を汲んで生活用水として使ったりする

けるように変化し、それまでの大堰との関わり合いの形は一掃されてしまった。

のままの姿でそこに在り続けている。

じた『設え』である。

湯沢大堰に関して

コンクリートで

の農業用水路

付け加えられる

三面を補強する

二代目湯沢大堰

三代目湯沢大堰

???? 年

で舗装される

大堰の淵に積み上げられたブロック塀

四代目湯沢大堰

生活雑排水の流入 昭和 31 年

大堰の上に置か

記憶が閉じ込められた『忘れ物』

下水道が整備され再び

人と大堰の関係が時代と共に積み重ねられてきた 1613 年

新しくコンクリート 分離壁

一代目湯沢大堰

湯沢大堰に対して 建築も人も大堰

石積みの側壁が

に背をむけた

土を掘っただけ

関り合いの形が一掃される

など、湯沢の人々の生活の習慣と共にあった。

きれいな水が流れる 昭和 58 年

大関の淵につけられた足場

現在

大堰と人の関わり方

農業用水 雪を流す

舟運の搬入口だった扉と その荷捌き場だった場

野菜を洗う

石垣の名残と いずれ意味を失う分離壁

大堰に対して下る場

大堰の泥上げの際

『設え』を用いて場の状態 を変え、それらを大堰ごと

丸太の管流し 舟運

包み込む建築行為により、 湯沢大堰がまちに閉ざし、周辺の建築も大堰に対して背を向ける ように変わり、 次第に大堰と人の関わり合いは無くなった。

意味を無くした『忘れ物』 に意味を付け加えていく。 大堰に対して開かれた 放置されている場

使われなくなり、草が 生い茂っている場

大堰に対して建築が背を向け たことで発生した空き地

意味を無くした『忘れ物

ⅱ 石垣の休憩処

ⅰ 古びた蔵と荷ほどき場のカフェ コーヒーの香りが鼻をくすぐる 最近できたカフェからだ。 蔵から滲み出る渋い表情はマスターそっくりだ。

古さびた屋根 ガルバリウム鋼板

古さびた扉

84000

ガードレール

アクリル

場に建築を行う。H 型鋼を大堰を跨ぐように置き、上 に板を置くことで橋を設える。また、敷地と大堰中 央の分離壁にスチール鉄筋を掛け上にアクリルをの せる。最後に舟運の名残である倉庫の扉の軒に接ぐ

蔵カフェ平面図 1/100

かつて湯沢大堰で舟運が行われていた時の、荷捌き

段差

オープンテラス

かつて大堰の側壁が石積みであった頃の名残。民家 の塀に挟まれた静かな路地を歩く途中に現れる。周 H鋼

スチールメッシ

スチールパイプに習い、柱を大堰の分離壁に接合す

る。さらに「設 10」でみられる鉄筋を用い足場を大 堰にかけ上にスチールメッシュを置き、休憩処とし

GL

ように屋根を掛ける。

辺で大堰に倒れ込む木の支えとして用いられていた

WL

分離壁 WL

た。

アクリル 鉄筋

300

雑草 忘 02

石段

断面図  5400

忘 02

設 04 54000

舟運の搬入口だった扉と その荷捌き場だった場

忘 05

設 10

大堰に近づく場と いずれ意味を失う分離壁

設 06

忘 02

N

平面図

ⅳ 井戸と草の憩いの場 ちょっと飲み物でも買って行こうか。

ふと目に入る掲示板。

忘 01

迷い猫のみーちゃんが見つかって安心する。

設 01

使われなくなり、 草が生い茂っている場

古井戸

設 07

忘 01 ポリカーボネート折板 掲示板

鉄パイプ

近くの家でみられる鉄パイプの架構とブロック塀の ブロック

ブロックを用いて人が集まる場を作る。 GL

分離壁 WL

N

平面図

-25-

掲示板断面図 1/100

WL

忘 01

雑草

断面図


、まちが大堰に対して背を向けたことにより、人々と大堰の関係は失われてしまう。 様に建築することで、意味を付け加え、人々が大堰に寄り添うカタチを再編する。

KSGP19050

』に意味を付け加える

堰と建築の間に、意味を持って存

意識を向けた状態の現れとして生

ⅲ ⅳ

て行われる『設え』

かれている販売所

忘 01

使われなくなり、 草が生い茂っている場

忘 02

忘 03

舟運の搬入口だった扉と その荷捌き場だった場

大堰に対して開かれた 放置されている場

忘 06

設 06

設 07

大堰に下る場

大堰にかかっている H 型鋼とスチールメッシュ

大堰の淵にたてられた ブロック塀

大堰に雪を落とすために作られた架構

際に使われている足場

大堰の流水量を調節する際に使う橋

大堰ごと場を包み込む

忘 05

設 05

大堰に近づく場と いずれ意味を失う分離壁

コンクリートブロックと 鉄板の足場

設 08

設 10

大堰の流水量を 調節する際に使う橋

鋼棒が組まれ上に 木の板がのっている

『設え』で場の状態を変える

設 01

設 02

忘 04

大堰に雪を落とす為に 作られた鉄パイプの架構

雪を落とす為の雪囲い

大堰に対して 建築が背を向けた跡

設 03

設 04

設 09

住宅の付近で見られる 金属の足場

大堰の泥上げをする際に 使われている足場

ボックスが載っている 鉄パイプの足場

忘 07

大堰にかけられて 使われなくなった橋

物』

ⅲ 段差と雪囲いの軒 緑が生い茂る細い小道。 石垣の段差にそっと腰を下ろす。 苔むした大堰がその歴史を感じさせる。

鉄パイプ

立面図  忘 06 石壁 ガードレール 忘 05 石垣

大堰に下る段差が残る民家。周辺の民家でみられた 110

GL

シュ床 鉄筋

800

150

950

600

位置に設け段差ごと包む事で、かつて大堰にあった

WL

WL

分離壁

雪囲いを、軒先から雪が丁度大堰に滑り落ちる様な

1200

軒下空間の様な場所が生まれる。

断面図

850

N

平面図

木材

ポリカーボネート

忘 06

設 02

大堰に下る場

洗濯物の乾きが遅い。 またこの季節がやってきた。 雪が大堰に落ちる

大屋根に包まれながら、 大屋根から落ちる雪を眺める。

忘 05

GL

忘 06 WL

分離壁

雑草

WL

N

断面図

平面図

ⅴ 橋の上の無人販売所 今日の採れたて野菜は何かな。 コツコツ、ペタペタ トタン

大小の足音が石橋にひびく。

忘 07

アルミメッシュ

設 09

Φ48.6

大堰にかけられて 使われなくなった橋

N

忘 07 鉄パイプ

石橋

大堰の上にかかる石橋を包む様に建築する。鉄パイ

GL

プを地面に直置きし、そこから鉄パイプを継ぐよう

忘 07 WL

分離壁 920

WL

で、近くの農家の人が使う無人販売所が建ちあがる。 掲示板平面図 1/100

断面図

-26-

野菜の直売所

に建築していく。組んだパイプの上に棚を置くこと

立面図


OVAL TOWER

本敷地、みなとみらいは日本の内側と外側、2 つの動線が重なる結節点にあたります。 海から来た人に街を見せ、街から来た人に海を見せるをコンセプトに展望台、灯台となる海の駅を設計しました。 ターミナル

N 横浜

新港ターミナルと街の間に生まれる人の流れの中にたまり場を作り 広げ重ねることで、人が気軽に留まることのできる配置計画としました。

横浜の様々な景観に対してスラブに軸をつけて積層しました。 各々のフロアで異なった高さと向きの多様な軒下空間が生まれます。

PARK

SEA

陸と海の距離をより近づけるために 海と公園の緑を互いに折り込むような断面計画としました。

-27-

配置図

0

10 20

40

80(m)


つなぐ 子供とアート、緑と水、空間同士をつなぐ ミュージアムを新たな公園の顔に。地面に近いデザイン にすることで子供たちの遊び場とし、その風景をアート として表現します。

ᒎ♧ᐊ +1000

EV

29127

㈨ᩱᐊ

±0

+1000

-1500 ᶵᲔᐊ -1000 -500

+500 ±0

ᒎ♧ᐊ +3000

2FL

45654

+400

Y 55279

ミュージアムを媒体として緑の公園と水辺の公園をつなぎ その建物自体の透明感からまちにも広げていきます。

Ⲵᤍࡁሙ

-1000

-2000 ±0

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-1000

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X

-2000 -2000 -2500

-28-

-1000 WC

-500

+500 ±0

ྂ▼ሙᕝぶỈබᅬ

自由な曲線、曲面やガラスを使用することで内部と外部、 地上と地下の関係をフラットにしました。 回遊できる内部が空間同士をつなげていきます。

஦ົᐊ -1500

ࢩࣙࢵࣉ

±0

+3000 +1600 ±0

ᒎ♧ᐊ

+1200

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+800

+400

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1FL

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