JCUK Newsletter issue 1

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JCUK ニュースレター 第1号 2010.OCT

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JCUKニュースレター創刊にあたり、会長を務める淳子タラントさんに会発足の動機や今後

の構想についてお聞きしました。

会長ご挨拶・・・ P. 1 デイセンター報告・・ P. 2 「写真ギャラリー」 ・・・ P. 2 アンラックハウス訪問記…P.3 エッセイ 「母の老後と介護」 …P.4 デイセンター予告… P. 4

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掲 募

JapanCareUK@live.jp

ホームページではこんなこと が分かります 1.JCUKの目的 2.JCUKの活動内容 3.JCUKの今後の予定 JCUKのホームページはこちら http://www.wix.com/ japancareuk/hp

JCUKニュースレター

編集・構成: 事務局

— ジャパンケアUK —

<目次>

創刊号

「英国在住40 英国在住40年 40年の回想と 回想と 将来の 将来の目標」 目標」

会長 淳子タラント 淳子タラント 1960年代末の英国は、今から思うと画期的な 時代であった。ベトナム反戦運動が盛んとな り、女性の避妊ピルの出現と共に、ウーマンリ ブの動きが活発化した。法的に同性愛が認 められ、また、ビートルズが解散し、ヨーコ小 野とジョンレノンの平和運動が有名になった。 ファッションはカーナビーST.より、キングス ロー ドに移 動し 、メアリー・クワントがミニス カートを発表。ツイギーが活躍した。まさに世 は、“スインギング・ロンドン” と呼ばれ、映画、 音楽、サイケデリック・アートなど若者文化の 全盛期だった。そんな時代に私は、わずか 250ドルのトラベラーズチェックと250ドルの キャッシュを持ってロンドンに到着した。 当時は日本からの外貨持ち出しには制限が あった。1ポンドが1,000円、1ドルが360円の 時代だった。ロンドン北部の建築家夫妻の家 庭にオーペアとして住んだが、夫妻は共稼ぎ のため、実際には私は、オーペアではなく、 ハウスキーパーだった。ちょうど、日本から 送った私のトランクがドックストライキにひっか かり、倉庫に入ったまま保管料は日ごとに増 し、私はM&Sで買った1枚のセーターで着 たきりすずめのまま、夜は英語学校に通っ た。子供の世話から、買い物、料理、洗濯、 掃除以外は全部まかなった。家計もまかさ れ、そこのミスターに毎週おこづかいも与える 始末だった。 離れのコテッジにインテレクチュアル・レフト の75歳のベアトリックスと同居した。彼女は日 本に原爆を投下したアメリカを嫌い、南アフリ カのアパルトヘイト反対を理由に私に南ア産 の果物を買うなと言った。鈴木大拙 (禅マス ター)なんて名前は初めて知った。私にとっ て、すべてがカルチャーショックであったが、 短い期間、この厳しいハードワークはある意 味で、英国中産 の 活 を学 イン テンシブ・コースだったと思う。

階級 生 様式 ぶ

4 過 去 一番 変 長 連 添 旦那 先立 心 痛み 経験 人 ろ 何十 付 合 友 人 最近 身体 支障 ほ 聞 昔 夢多 美男美 加齢 忘 集 力 低 せ じゃ 手紙 書 び 自信 失 町 自分 一生懸命 早 歩 つ 後ろ 来 人々 追 越 や ぱ 識 最近 そんな 折 、 先 日、アビーフ ィ ールドの 傘 の下 にある、ベトナム 人専用 の、シェルタリングハ ウスを 訪問 する 機会 を 得 た。そこで、 8 0歳以 上の高齢者が元気で生活している様子を見 て、日本 人専用 のこういう 施設 が出 来 ないも のかと強 く思った。以前、日本人会 の方々か ら、“アビーフィールド”という名前を伺い、それ は英国で 長 い 歴史 のある 慈善事業団体 で、 ケアホ ーム、シェルタリングハウスを管理して いるとこ ろ であることを知らされていた。そし て、 「 そこと 連絡 をとって み たら ?」 というアド バイスを受けていた。 アビーフ ィールドと協力 することで、彼らの管 理の 元 で、日本 食 が 用 意される日本 人 のた めのケア ホ ームが 将来生 まれることも 可能で ありそうだ。そうなれば、孤独な一人住まいへ の不安や心配も軽減されるのではないかと思

それから 0年あまり、あっという間に時は ぎ ったが私にとって の大きな 化は、 く れ った に たれたことだ。この 時の の は した しかわからない であ う。 年といままで き ってきた たちの間で、 、 に をきたして きたことを、ちら ら く。彼らも は き、 女であったのだが・・・ と共に日本語を れていくが、同時に 中 の 下の いか、英語もスムースにでて なかったのに” と、 こなくなる。“こんなはず 英語の を くた に を くす。 で は、 が に く いている もり なのに、どんどん から る に い される。“アア、 っ り、私はシニアシチズン なのだ”と意 し始めたのも だ。

う。

老いると、頑固、身勝手、不機嫌、うつ病な ど、体の不自由さに伴って、あらゆる共通な 問題が生じてくる。それだからこそ、今、元気 なうちに、毎日をフルに生き、ポジテイブな老 後計画を打ち立てていきたいと私は願ってい る。


第1回デイセンター ご報告 「ケアホーム管理団体 ケアホーム管理団体「 管理団体「Abbeyfield 」( アビィフィール ド)の運営とその 運営とその施設 とその施設で 施設で暮らす人 らす人々」

「ジャパンケアUK」としてスタートしてから初めてのデイセ ンターが、9月9日(木)ピカデリーサーカスのセント ジェームスズチャーチで行われました。 今回は英国のみならず国外にも幅広く業務を展開して いるケアホーム管理団体「アビィフィールド」からマヌエ ラ・ホワイトさんをお迎えし、「ケアホーム管理団体 「Abbeyfield 」( アビィフィールド)の運営とその施設で 暮らす人々」をテーマとして講演を行っていただきまし た。講演の後には、質疑応答の時間をもうけ、参加者の 多くから質問が飛び交い、皆様の熱心な様子がうかがわ れました。 当日の参加者は46人。予想を超えた多くの参加者から しても、皆様方のケアホームへの関心は非常に高いとい う印象です。マヌエラさんは参加者のために、スライドや パワーポイントを用い、アビーフィールドの全貌を順を 追って詳しく説明してくださいました。

講義の他にJCUKとして今回初めて行った面白い試み は「スモール・ スモール・チャリティーバザー」 チャリティーバザー」でした。メンバーや 参加者からの心温かい寄付の品々がスモールチャリ ティーバザーで売られたのです。それらは、「テーブル クロス」、手作りの「大福」や「かりんとう」の他、参加者の テリーさんからは「どらい焼き」、その他の方からお稲荷 さん、ジャム、マーマレード、お赤飯、トマトチャトニーな どの御寄付があり、ブレイクタイムには皆さんの興味を 惹くとともに、品物と買い求める皆さんの活気付いた姿 が非常に和気藹々とした印象でした。 スモールチャリティー・バザーは大好評に終わり、売り 上げ95.20ポンドは、JCUKの今後の活動に役立てた いと思います。ご寄付を頂いた皆さん、どうもありがとう ございました。こ の場を借りてお 礼申し上げま す。 次回は12月に忘 年会を行いま す。

(文: オークリー千春)

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1.岐岐のアアアアアアアア 2.食食食食(岐岐のAbbeyfield) 3. Muswell Hillにににアアアアアアアア 4..人人人人」当ニニアニニニア3ペア ジにシシアシシシシシを書いいいいいいい吉 田田田いさをさ人人 (左かか1、2、3、4の順)

<人物紹介> ■在英: 10年 ■出身:北海道 札幌市 ■趣味:水泳 ■居住地: East Finchley


ジジジジジジ U K —

「アンラックハウス訪問記 アンラックハウス訪問記」 訪問記」 節子ジョンストン 節子ジョンストン 東洋的な大きな門を 入って建物の中、庭 をめ り いて出てく るまでの 時間 り、 人の 者は 思 な いた ら に まれまし た。

ぐ歩 2 余 私達5 見学 不 議 落ち着 安 ぎ 包

コの字型の建物の両翼に5つずつの居室があり真ん 中の共用部分とつながっています。居室からは中庭 にすぐ出られるようになっています。パティオドアを開 ければ魚の泳ぐ池がある芝生の中庭です。ドアの横 には畳一枚ほどのめいめい用花壇があり、ダリアや バラの花盛りでした。土をいじって草花野菜を育てる “ヒトの本能”が満たされているのには共感されます。 中庭の奥にはアズマヤが配置され全体の調和がとれ ています。そうだだ広くないせいかよく手入れされ清 潔な印象を受けます。 側

菜園、またもう一

居 の一方の外 には ェフが作る

果樹園

ネ 実 梨 汗 土産 持 せ 食堂 別 見 緑 ぱ 美 茂 口 表 車 せ つ つ 敷 内 違 プ 緑 空 4 所 空 清浄

方の居 の外 には があり、マ ジャレス のオーロレさんはここにたわわに る を、 か きかきたくさんもいで皆にお に た てくれ ました。また からも の庭が られます。 いっ いの しい庭はササの みの入り 、 の 寄 へと ながります。 まり 地 に う タイ の の 間が か もあるということで 気 が なのだと思います。

訪れたのが9月の暖 かい日だったせいか居室を除いて建物は全てドアが 開け放たれていて、居間・食堂・キッチン・ユーティリ ティールーム・中庭へとスムーズな流れで自由に歩け るのでした。何ら違和感がありません。こじんまり、 アットホームな雰囲気です。明るい、開放的という印 象を受けた理由は建物のどこからも庭に出られるよう にデザインされているからかもしれません。建物の中 も外のすがすがしい空気が流れています。

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胸打

この 問で最も たれたのは 間の 在で す。 の に もの がま られ、 面に しく しい 立 の方が られ、 というお なのか きそびれたのは でした。 者 の中から でお参りをしたのですが、オ ロレさんがチーンと を らして一 、 も手 を わ 、さらにチーンが 回 り されたのでし た。 人のレジデントとオ ロレさん、そして多 ェフもだと思いますが皆一日 回ず お参りを するのだそうです。

4畳半位 部屋 幾つ 像 優 美 顔 ち 祭 前 聞 残念 2名代表 鐘 鳴 合 せ 3 繰 10 ― シ 2 拝

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一人礼 にやってきた い ト ム を た の住人はお参りの後、 のお えの カンを に ってきてくれました。 はわかりま んが なさいと ったのだと思い全 おいしく 頂きました。オ ロレさんはホームの説明の間も、 建物や庭の の間も の えることがありま ん。85 の の を てもらいました が、この方もオ ロレさんそっくりな 面の で 迎えてくれました。

性 私達 持 食べ せ

― 案内 笑顔 絶 歳 女性 部屋 見せ ― 満

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そんな の いか、たくさん頂き物をした い か、 の理 でかわかりま んが、 んの 時間 なのにすっかり 和な やかな気 に まれ てサ ラも しまれる気 でアンラ ク スを 後にしました。

■■JCUKのコアメンバーで唯一、男性の吉田裕一さんから寄せられショートメッセージ■■ 「最近、思うこと」

昨 つ見 け ボボ じ ボボ 犬 歩 姿 ぞ見 け 気 歩 様 微笑 服装や格好 人暮 悲 や哀 方 胸 つ つ 自分 将来 重ね み 男 概ね 頑固 他 人 接触 難 努力 け じ 犬 気 引締

吉田裕一

年までい も か ていたヨ ヨ のお いさんと、これまたヨ ヨ のテリー の散 をする が今年になって い か なくなったことが にかかっています。 散 している 子は ましくもあるのですが、 からすると1 らしと思われ、物 しさ れさの が に きます。 い、 の を て てしまいます。年をとると 性 は 女性よりも でわがままになり の との が しくなるらしいですが、そうならない ために をしな ればとお いさと のことを思い出しがら を き めております。


ジジジジジジ UK —

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JCEメンバー・ メンバー・節子ジョンストン 節子ジョンストンさんがお ジョンストンさんがお母様 さんがお母様の 母様の介護のご 介護のご様子 のご様子を 様子を語ってくれました

「母の老後と 老後と介護施設」 介護施設」 - 節子ジョンストン 節子ジョンストン

私の母は今年1月で100歳になりました。 長生きをする事は、めでたい事でもありますが、一方、 本人にとっても家族にとっても、日々の生活がかなり 重荷となる事があります。 母の場合、87歳まで自立で生活して いました。 その後、未亡人となった姉が引き取り同居しましたが、 諍いが絶えませんでした。 母が一人住まいだったら努力するでしょう家事を一切 放棄、すっかり姉に頼りきりとなったのが第一の原因と 思います。(誰でも楽を選ぶ) 姉は当時60歳越したばかりで、人生一番の遊び盛り ですのに、母の3度の食事の世話で、 楽しみの海外旅行に行く事もままなりませんでした。姉 と私で渋る母を説得、近所に新築されたケアホーム (自立者用)に入所したのは90歳のときです。 それから7年間ほどはホームからの遠足、クリスマス、 お正月、誕生会、俳句の会などでメリハリのあ る楽しいときを過ごしたようです。

伊東にある施設の一例

部屋の掃除、服の整理、大きなシーツの洗濯なども 自分でしていました。(やれば出来 る) 姉は毎週ホームに母を訪問、季節毎の衣服、洗面 用品、嗜好品などを届けたので母も感謝し二人は又 すっかり仲良くなりました。97歳のある日転んでケ ガ、少し痴呆も出始めたので、ケアマネージャーの 方のお勧めで老人健康保険施設というところに移り ましたが、ここでの生活は次号に。 (つづく)

<次回のデイセンター予告> NHSで NHSで健康診断が 健康診断が受けられます 次回のデイセンターは「懇親会」と題してメンバー同士の 交流場を兼ねて忘年会を開きたいと思います。 日程は12月です。場所や参加費などの詳しい詳細は 未定です。追ってご連絡いたします。

40歳以上の女性対象。申し込みはGPで受け付けていま す。GPのナースに予約を入れる際に「MOTを受けたい」と 伝えます。※場所によって違う可能性あり。確かな情報 はNHSホームページもしくはGPへ直接問い合わせてくださ い。MOTでは基本的に、血圧、血糖値、コレステロール などいわゆる成人病チェックをします。

イベント企画部: 節子ジョンストン

<NHS Kensington & Chelsea Health-Check>

<会員募集> JCUKの会員に申し込みを希望される方

お友達で

がいましたら、ぜひ連絡ください。お申し込み用紙

The NHS Health Check programme aims to help prevent Vascular diseases such as heart disease, stroke, diabetes and kidney disease. Everyone between the ages of 40 and 74, who has not already been diagnosed with one of these conditions, will be invited (once every five years) to have a check to assess their risk factors for developing them. Support and advice and will also be given to help reduce or manage that risk.

をお送りします。 (出典

NHS Kensington & Chelsea ウエブサイト)

詳しくは上記のコアメンバーにお尋ねください。

JapanCareUK@live.jp http://www.wix.com/japancareuk/hp

http://www.nhs.uk


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