Death and Denial Unsafe Abortion and Poverty Japanese

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死ず拒絶 −安党でない人工劊嚠䞭絶ず貧困

From choice, a world of possibilities


æ­» ず 拒 絶 ヌ 安 å…š で な い 人 å·¥ 劊 åš  äž­ 絶 ず 貧 困

たえがき ガレス・トヌマス 囜䌚議員 囜際開発副倧臣(英囜)

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䞖界にはリプロダクティブ・ヘ ルスサヌビスを受けられない女性 が䜕癟䞇人もいたすが、劊嚠する か吊かの決定暩がたったく、ある いはほずんどない女性ずなるずさ らにその数は増えたす。その結果、 安党でない人工劊嚠䞭絶に頌らざ るを埗ない女性は毎幎玄1900侇 人にも䞊っおいたす。なかには生 呜を倱う女性も倚く、さらに倚く の女性が死はたぬかれおも䞀生治 らない傷害を負っおいたす。死亡 したり傷害を受ける女性のほずん どすべおが貧しい囜々に暮らす貧 困局です。 これらの死亡ず傷害は劊産婊死 亡党䜓の13を占めおいたすが、 安党でない䞭絶をなくさない限り これを防ぐこずはできたせん。安 党でない䞭絶による死亡のほずん どは予防可胜です。望たない劊嚠 をしおも女性は安党でない䞭絶に 生呜をかける必芁はないのです。

女性が合法的で安党な䞭絶を受 「いかなる女性もどこにいようず、 けられるようにし、䞍完党な䞭絶 安党な䞭絶が受けられないばかり や安党でない䞭絶による合䜵症の に死や障害に盎面するこずがあっ 治療も受けられるようにすれば、 おはなりたせん。劊嚠によっお死 毎幎、䜕千人もの女性の生呜が助 なない暩利を女性がも぀こずに反 かるこずになりたす。それはたた、 察する人がいるでしょうか。誰か 女性が家族蚈画や避劊ぞのアクセ 。 スを埗る重芁な機䌚を提䟛するこ いたすか いたせんね」 ずにもなり、䞭絶が繰り返される ヒラリヌ・ベン閣䞋 囜䌚議員 こずを防ぐ助けになるでしょう。 囜際開発倧臣 カりントダりン2015 刑眰のある法埋を䜜ったり䞭絶 グロヌバル・ラりンドテヌブル を受ける手段を制限しおも、䞭絶 2004幎、ロンドン 件数は枛るどころかかえっお危険 が増すだけでしょう。その結果、 さらに倚くの女性が苊しむこずに なりたす。最も倧きな代䟡を払う のが、わずかな治療費も支払えな い最も貧しい女性であるこずは、 驚くに倀したせん。理性的な議論 ず思慮深い行動が匷く求められる テヌマを扱ううえで、この報告曞 は倧いに圹に立぀ものず考えた す。 2006幎1月


「解決策がわかっおいるたぎれもない公衆保 健の問題が、途䞊囜、なかでもアフリカの 女性にずっおは倚くの死者を出す倧量殺害 の堎(キリング・フィヌルド)になっおした っおいる」 。 フレッド・サむ ガヌナ倧統領特別顧問による「安党でない䞭絶」に 関する講挔から。カりントダりン2015、グロヌバル・ラりンドテヌ ブル、2004幎、ロンドン

はじめに り、瀟䌚におけるゞェンダヌの䞍 平等(蚳泚女ず男の間の䞍平等 な力関係)ずも密接なかかわりを も぀。それは女性、特に若い女性 ず少女が基本的なセクシュアル/ リプロダクティブ・ラむツを自ら 行䜿できず、自分のからだをコン トロヌルできないずいうこずであ る。そのこずで圌女たちは、瀟䌚 から排陀されるか、あるいは安党 でない䞭絶で自らの生呜ず健康を 危険にさらすかずいう厳しい遞択 人暩から宗教に至る様々な理由 を迫られる。 から、䞭絶は他のいかなる問題ず比 べおも政治的・瀟䌚的に賛吊が分か 2005幎9月、囜連の䞖界サミッ れる。倚くの囜で、それは䟝然ずし ト䌚議の垭䞊、䞖界の指導者たち お非垞に感情的か぀耇雑な問題であ は劊産婊死亡の枛少ず劊産婊保健 り、ずきにはバランスのずれた議論 の向䞊を含めたミレニアム開発目 の䜙地もないように思われる。 暙の達成責任を改めお確認した。 さらに誰もがリプロダクティブ・ この報告曞は、安党でない䞭絶 ヘルスを手に入れられるようにす に関する䞖界の珟状を抂芳し、政 るずいう、以前の䞖界的公玄を遂 府、囜䌚議員、公衆保健、開発お 行するこずも明蚀した。しかし、 よび医療の専門家、サヌビス提䟛 5幎前にミレニアム開発目暙が採 者、さらに合法で安党な䞭絶を求 択されおから今日たで、この分野 め地球芏暡で掻動するIPPF(囜際家 に関しおはほずんど進展がみられ 族蚈画連盟)のような政策提蚀者 ないこずが総括の過皋で明らかに が、この問題に぀いお倧いに必芁 なった。たた、䞭絶が特に途䞊囜 な時宜を埗た議論を起こすきっか の䟝然ずしお高い劊産婊死亡率の 䞻因であるこずもわかった。 けずなるこずを願っおいる。

今幎だけでも、意図しない劊嚠 や望たない劊嚠に盎面し、安党で ない䞭絶によっお生呜にかかわる 圱響を受ける女性は少女を含め 1900䞇人に䞊るず掚定される。 その結果、7䞇人近くの女性ず少 女が亡くなり、䜕十䞇人もが健康 を害する、それもしばしば䞀生に わたる傷害を抱えるこずになる。 これらの女性の96以䞊は䞖界 の最貧囜に䜏んでいる。

安党でない䞭絶は、䞖界の劊産 婊死亡の最倧の原因のひず぀ずな っおいるが、これはたさに予防可 胜な人類の悲劇である。このこず から明らかなのは、各囜政府ず囜 際瀟䌚が公衆保健の問題に取り組 むこずに倱敗したこずであり、そ れが富める囜ず貧しい囜を分断す るずいう最倧の瀟䌚的䞍公正のひ ず぀をはびこらせおいる。安党で ない䞭絶は貧困ず因果関係にあ

関心をも぀こずで、家族蚈画ずリ プロダクティブ・ヘルスサヌビス が果たす予防的圹割が倧きいこず が新たな焊点ずなっおきた。 望たない劊嚠を安党でない䞭絶 に远いやる芁因ずしお、近代的避 劊法が入手できないこずも無芖で きない。 安党でない䞭絶の原因ず結果に みられる根本的䞍公正に぀いお、 オヌプンで十分な情報に基づく議 論を早急に行う必芁がある。䞭絶 の暩利に぀いお䞻導的立堎をずる 勇気ある政府はほずんど芋圓たら ない。たたそのような勇気のある 囜際組織もほずんどない。わずか に英囜政府ずIPPFの二者が、女性 のりェル・ビヌむングにずっお非 垞に重芁な闘いに勇気ず決意をも っお臚んでいる。 囜際開発省の業務をずおしお、 英囜政府は信甚できる公衆保健の 蚌拠に基づいお䞭絶に取り組むず いう方法を掚進しおきた。その結 果、英囜はその指導力ず英知で囜 際的に高い評䟡を埗おいる。IPPF はこの取り組みで囜際開発局のパ ヌトナヌずしお建蚭的圹割を果た す芚悟である。劊産婊死亡の 15以䞊、アフリカや東南アゞ アの囜々によっおは50が非合 法の安党でない䞭絶に盎接起因す るこずを考えるず、この予防可胜 な死因を枛らすこず、あるいはな くすこずに正面から取り組むこず が重芁である。

独自の倧芏暡調査によるず、䞭 絶を制限しおもそれをなくすこず には぀ながらず、危険な闇䞭絶に なるだけであるこずがわかる。安 党でない䞭絶がいかに劊産婊の死 亡ず䞍健康の原因ずなっおいるか に぀いお、保健圓局や政治的指導 者の理解が深たるに぀れ、䞭絶に 関する政策を再怜蚎しようず準備 する囜が増えおいる。さらに、意 スティヌブン  シンディング 図しない劊嚠を防ぐこずに新たな IPPF事務局長


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IPPF/Chloe Hall ゚チオピアのIPPF加 盟協䌚は、蟲村郚で 地域瀟䌚に根ざした 避劊サヌビスの配垃 䜓制を぀くり、望た ない劊嚠の件数を枛 らす努力をしおい る。

安党でない人工劊嚠䞭絶、劊産婊死亡、 ミレニアム開発目暙 3-4

䞖界保健機関(WHO)は、䞭絶が「必芁な技術をもたない人によっお、「䞭南米の人たちは、䞭絶が単に たたは最䜎限の医療氎準にも満たない環境の䞋で、あるいはその䞡方 劊産婊のモラルの問題ではなく、 の条件䞋で行われる」堎合、その䞭絶は安党でないず定矩しおいる。 劊産婊死亡の問題であるず考え始 安党でない䞭絶による結果をみるず、先進囜ず途䞊囜間の瀟䌚や公衆 めおいる」 。 保健における䞍均衡な栌差ず、䞭絶が非合法たたは厳しく制限されお ニュヌペヌク・タむムズ いる囜の䞭での同様の栌差が浮き圫りになる。単玔な真実がひず぀あ 2006幎1月12日 る。それは、安党でない䞭絶は、その囜のなかでも最も貧しい女性に 圧倒的圱響を及がすずいうこずだ。

安党でない䞭絶 貧困ずの因果関係 ミレニアム開発目暙、なかでも 若い女性や少女が、意図しなかっ 劊産婊保健の向䞊ず劊産婊死亡の た望たない劊嚠をするず、倚くの 枛少ずいう目暙を達成するには、 堎合、自分の生呜ず健康を賭けお 幅広い分野を暪断した行動が必芁 安党でない䞭絶を受けるか、孊校 である。劊産婊の死亡ず疟患の原 を退孊しお子どもを産むかのどち 因は倚皮倚様で耇雑を極めるが、 らかに決めざるを埗ない。 女性が䞖垯の収入ず子育おに100 近く責任をも぀ずころでは、安党 「アフリカの倚くの堎所に䜏む貧 でない䞭絶による死亡ず疟患は経 しい女性は、劊嚠や出産が原因で 枈的・瀟䌚的に重い犠牲を匷いる 死に至る危険性が英囜女性の200 こずになる。 倍以䞊も高い」 。 英囜囜際開発省 女子が男子ず平等に教育を受け 劊産婊死亡のほずんどすべおは 開発途䞊囜で起きおおり、芏暡に られるようにするこずはミレニア おいおも䞍公正の床合においおも ム開発目暙のもうひず぀の重芁な 先進囜ず途䞊囜の保健栌差を瀺す ねらいである。教育をずおしお女 最たるもののひず぀である。幎間 性の可胜性が匕き出せないず、女 50䞇件の劊産婊死亡のうち、玄7 性は地域瀟䌚で経枈的、瀟䌚的、 䞇件すなわち13は安党でない 政治的圹割を十分果たせなくな 䞭絶の合䜵症によるものである。 り、それは盎接貧困に結び぀く。

貧困には、経枈資源の䞍足、人 暩の欠劂、䞍健康、遞択の剥奪な ど、倚くの偎面がある。囜連が 2000幎10月に開催したミレニア ムサミットでは、191カ囜が䞖界 の貧困ず䞍平等をなくすずいう責 務に同意した。劊産婊保健を向䞊 させ、劊産婊死亡数を1990幎の4 分の1に枛らすこずはその䞍平等 をなくす重芁な取り組みのひず぀ ずしお認められた。


安党でない䞭絶 ゞェンダヌによる䞍平等の代䟡 既婚・未婚を問わず、倚くの女 性は自らの性生掻を䞀切コントロ ヌルできない。圌女たちは、安党 な家族蚈画サヌビスを利甚でき ず、あるいは利甚が蚱されず、そ の結果、い぀劊嚠するか、あるい は劊嚠するか吊かを遞択するこず がほずんどできない。倚くの瀟䌚 に広くみられる文化的・宗教的芏 範のため、女性、特に若い女性ず 少女は安党でない䞭絶による死亡 や傷害に盎面し、あるいは瀟䌚か ら排斥され芋捚おられおいる。 瀟䌚での䞍平等な地䜍のため、 少女や女性の倚くは、基本的なセ クシュアル/リプロダクティブ・ ラむツを享受するこずを阻たれお いる。

圌女たちには、意思決定や移動 の暩限がなく、家のなかの財産の 管理もできないのず同様、自分自 身の身䜓を自分でコントロヌルす るこずができない。この瀟䌚的、 政治的、経枈的䞍平等のため、女 性の倚くは安党なサヌビスの利甚 も、垌望するサヌビスを芁求する こずも阻害されおいる。 若い女性ず思春期の女性および 女児は特に性的匷芁や虐埅、搟取 を受けやすい。䞖界䞭で起きおい る性暎力の半数は、15歳以䞋の 少女に察するものである。幎長の 男性が支配する人間関係の䞭で圌 女たちは無力である。こうした関 係によっお望たない劊嚠ず安党で ない䞭絶のリスクはさらに倧きく

なり、倚くの囜で若い女性のHIV 感染率増倧に油を泚ぐ重芁な芁因 ずなっおいる。 ゞェンダヌの䞍平等、文化的芏 範、宗教的慣習および貧困はすべ お、女性ず少女が自らのセクシュ アル・リプロダクティブ・ラむフ (性や産む産たないにかかわる生 掻)に぀いお遞択する機䌚を制限 する芁因である。そのため少女ず 女性はセックスに「ノヌ」ずいう 遞択ができない。圌女たちが貧し く、瀟䌚の隅に远いやられおいる 堎合には、特にそうである。この ような状況は倚くの女性、ずりわ け最も困窮しおいる女性に悲惚な 結果をもたらす。

䜕癟䞇人もの女性が安党でない䞭絶による傷害ず埌遺症に苊しんでいる 安党でない䞭絶によっお、母、 嚘、姉、効の誰が死亡しおもその 家族にずっおは倧きな悲劇だが、 それず倉わらず深刻なのが、䜕十 䞇人もの女性が安党でない䞭絶の 結果、身䜓の衰匱を招く傷害や疟 患、たたは生涯にわたる障害に苊 しんでいるこずである。

䞭絶が非垞に限定された条件でのみ蚱可される囜では、毎幎、䜕 千人もの女性が安党でない手術による重症の合䜵症で入院しおいる。 囜

䞭絶関連入院者

15−44歳の女性 千人圓たりの入院

早いうちに治療を受けおいれば 合䜵症も倚くの堎合は治るのだ が、信頌できるプラむマリヌ・ヘ ルスケア斜蚭を利甚できない女性 は数倚い。安党でない䞭絶の合䜵 症があっおも、すべおの女性が病 院で治療を受けられるわけではな い。10カ囜のデヌタをみるず問 題の倧きさずそれがヘルスケア制 床にどのような圱響を及がしおい るかがわかる。

アフリカ ゚ゞプト(1996) ナむゞェリア(1996) アゞア バングラデシュ(1995) フィリピン(1994) ラテンアメリカ ブラゞル(1991) チリ(1990) コロンビア(1989) ドミニカ共和囜(1990) メキシコ(1990) ペルヌ(1989)

安党でない䞭絶が健康に及がす 圱響

アラン・グットマッハヌ研究所 「責任を分かち合う−女性、瀟䌚ず䞖界の人工劊嚠䞭絶」 Alan Guttmacher Institute, Sharing Responsibility; Women, Society and Abortion Worldwide

WHOのナむゞェリアでの2000 幎調査によるず、女性の75が傷 害ないしは疟患に苊しんでいた。 ナむゞェリアのむロリンで、安党 でない䞭絶を受けた女性144人を 察象に実斜された調査は兞型的合 䜵症を瀺しおいる。

貧血を䌎う敗血症 骚盀膿瘍 腹膜炎を䜵発した子宮穿孔 子宮壁裂傷 膀胱腟瘻

敗血症 27 13 貧血 (出血) 9 死亡 5 腟頞郚裂傷 4 腞の傷害 化孊的刺激が誘因ずなっお 4 起こる腟炎

3 3 3 3 1

ケニアにおけるIpas(蚳泚米囜 の民間団䜓。Ipasは略称ではない) のさらに新しい調査 (The Magnitude of Abortion complications in Kenya, International Journal of Obstetrics and Gynaecology「ケニアにおける倧芏 暡な䞭絶合䜵症」RCOG 囜際産科 婊人科ゞャヌナル)はナむゞェリア のデヌタを裏付け、安党でない䞭 絶は、 「アフリカで最も軜芖されお

216,000 142,200

15.3 6.1

71,800 80,100

2.8 5.1

288,700 31,900 57,700 16,500 106,500 54,200

8.1 10.0 7.2 9.8 5.4 10.9

いる保健問題である」ず蚀明した。 ケニアの保健制床のあらゆるレ ベルを察象に行った809件のケヌス スタディのうち80以䞊に安党で ない䞭絶による合䜵症がみられた。 死亡7件のうち6件は、劊嚠2/3期(èš³ 泚劊嚠䞭期)に入っおからの合䜵 症だった。このこずは安党で利甚 しやすい䞭絶サヌビスをできる限 り劊嚠早期に受けるこずがいかに 必芁であるかを瀺しおいる。Ipasの 調査は、安党でない䞭絶による合 䜵症のためケニア人の女性2侇893 人が毎幎入院するこずになるず掚 定しおいる。


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䞖界の蚈画倖劊嚠ず安党でない䞭絶 䞖界䞭で毎幎2億1100䞇件の劊 • もう子どもは産たないこずを遞 嚠が起きおいるが、そのうち ぶ。 8700䞇人の女性は意図しない劊 • 子どもを産み、育おるには若す 嚠をし、4600䞇人近くは䞭絶を ぎるか、経枈力がなさ過ぎる。 する。さらに3100䞇の劊嚠は流 • 孊業を修了したい。 産や死産に終わる。 • 出産間隔をあけるため、子ども を産む時期を延ばしたい。 䞖界のどの地域の女性も望たな い劊嚠を䞭絶によっお終わらせ • パヌトナヌずの関係が終わっお たいず考えおいる。毎幎、䞭絶 したった、あるいは䞍安定であ を遞択する女性4600䞇人のうち、 る。 78は開発途䞊囜、22が先進 • 出産によっお健康が害されるだ 囜の女性である。毎幎行われる ろう。 䞭絶のうち1900䞇件は安党でな • レむプや近芪姊で劊嚠した。 く、その96は途䞊囜で起きお • 瀟䌚通念、宗教䞊の信仰から未 いる。 婚女性が劊嚠を続けるのは難し い。 倚くの独自の調査によるず、囜 の違いはあるにしおも、女性が劊 嚠を䞭絶する時の理由は非垞に䌌 通っおいるこずがわかる。

5-6

䞖界の地域別䞭絶

途䞊囜の安党でない䞭絶

アフリカ 11 59 アゞア ペヌロッパ      17 9 䞭南米・カリブ海地域 米囜・カナダ・オセアニア 3

アフリカ     420䞇件 アメリカずカリブ海地域 380䞇件 1050䞇件 アゞア

アラン・グットマッハヌ研究所 「責任を分かち合う−女性、瀟䌚ず䞖界の人工劊嚠䞭絶」 Alan Guttmacher Institute, Sharing Responsibility; Women, Society and Abortion Worldwide

「䞖界の倚くで保守䞻矩的傟向ず資源競争がみられるが、重芁な課題は ミレニアム開発目暙にうたわれおいるように、貧困削枛のため開発に 向けた努力の重点を匕き続きセクシュアル/リプロダクティブ・ヘルス/ ラむツにおくこずである。そのためにIPPFは、同じ考えをも぀政府や 組織ずパヌトナヌシップを組み、これたでの家族蚈画や特に安党な䞭 絶のためのサヌビスをたさに拡倧しながら、政策提蚀掻動を匷化しお いく必芁がある」 。 ゞャクリヌン・シャヌプ博士 IPPF䌚長

本報告曞を線集するにあたり、IPPFは数倚くの統蚈デヌタを参考 にした。なかでも最も倚く䜿甚したのは、アラン・グットマッハヌ 研究所の画期的な出版物「責任を分かち合う−女性、瀟䌚ず䞖界の 人工劊嚠䞭絶」(1999幎)である。

ペヌロッパの安党でない䞭絶 WHOは、ペヌロッパにおける 安党でない䞭絶は、毎幎50䞇件 から80䞇件ず掚定しおいる。東 欧では䟝然ずしお安党でない䞭絶 により女性が死亡しおいるが、事 態は改善に向かっおいる。䞭欧・ 東欧諞囜における劊産婊死亡の 6から23は安党でない䞭絶が 原因である。 安党で合法的な䞭絶を利甚しや すくするため、IPPFペヌロッパ・ ネットワヌクは、他の組織ず連携 し、アルバニア、アルメニア、ボ スニア・ヘルツェゎビナ、グルゞ ア、カザフスタン、ポヌランド、 タゞキスタン、りズベキスタンの 加盟協䌚の職員ずボランティアを 察象に2日間のワヌクショップを 開催した。さらに圌らが提䟛する 䞭絶サヌビスの質的向䞊を図るた め、他のペヌロッパ加盟協䌚を集 めお䌚議を開いた。 ルヌマニアでは䞭絶を犁止する 法埋が1966幎に可決された。そ の埌、出生10䞇人圓たりの劊産 婊死亡は1964幎の80件から1988 幎の180件にたで急増した。しか し、1989幎にこの法埋が廃止さ れおからは、劊産婊死亡率は出生 10䞇人圓たり40前埌に枛った。 この枛少郚分のほずんどは安党な 䞭絶が利甚しやすくなり、安党で ない䞭絶の合䜵症による死亡件数 が枛少したこずに起因する。 1966−1988幎の間、安党でない 䞭絶が原因で亡くなったルヌマニ ア人女性は玄2䞇人ず掚定される。


蚈画倖の出産は䞖界䞭の女性にずっお よく起きるこずである 小家族を垌望する女性がたすたす増加しおいる。サハラ以南のア フリカず他のわずかな囜々を陀き、小家族ずはおおたかには2−3人 の子どもをも぀こずを意味する。先進囜の倧半では、小家族は瀟䌚 的芏範ずなっおいる。それでも、䞖界党䜓では女性の倚くは自分た ちが望む以䞊の数の子どもを産み育おおいる

コヌトゞボアヌル

サ ハ ラ 以 南 の ア フ リ カ

ケニア ナむゞェリア ゞンバブ゚ ゚ゞプト

北 ア フ リ カ ず äž­ 東

モロッコ チュニゞア バングラデシュ むンド

ア ã‚ž ア

むンドネシア フィリピン ブラゞル

ラ テ ン ア メ リ カ

コロンビア メキシコ ペルヌ フランス 日本

先 進 囜

カナダ スりェヌデン 米囜

0

10

20

30

40

50

60

過去5幎間の出生の割合()

望たない出産

もっず出産を先送りしたかった

アラン・グットマッハヌ研究所「責任を分かち合う−女性、瀟䌚ず䞖界の人工劊嚠䞭絶」 Alan Guttmacher Institute, Sharing Responsibility; Women, Society and Abortion Worldwide

蚈画倖の望たない劊嚠ずその原因 • ゞェンダヌの䞍平等ずは、女性 が自分の身䜓を自分で十分管理 できないこずを意味する。 • 家族蚈画サヌビスが埗られない。 • 近代的避劊法の情報䞍足ず䌝統 的方法ぞの䟝存。 • 避劊の倱敗たたは避劊薬(具)の 䜿甚が䞍芏則。 • 独身女性ず避劊薬(具)の䜿甚に た぀わる偏芋。 • 女性には性行為に関しコントロ ヌルする力がない。 • 性的暎力、レむプ、近芪姊 • 文化的・宗教的芏範のため、女 性は避劊に぀いお亀枉する力が 匱い。 よりよい避劊法の遞択 出産間隔を十分にあけ、垌望ど おりの家族芏暡にするには、女性 の出産可胜期間を通しお、女性も 男性も信頌性のある避劊法を正確 に継続しお䜿甚しなければならな い。 蚌拠に基づいお蚀えるのは、䞖 界的にみお、既婚・未婚を問わず 蚈画倖劊嚠を避けるため、垞時近 代的避劊法を䜿っおいる女性の数 は、劊嚠を遅らせたい、あるいは その間隔を十分にあけたいず望ん でいる女性の数を䞋回っおいる。 その理由は耇雑で、根の深い瀟 䌚的・文化的通念や経枈状態か ら、女性が盞手に避劊に぀いお蚀 い出せない関係にあるこずたで倚 岐にわたる。䞖界の倚くの囜にみ られるもうひず぀の理由は、避劊 薬(具)のニヌズが満たされおいな いこずで、女も男も垌望するだけ の必芁な家族蚈画サヌビスが入手 できおいない。カップルの倚くは、 避劊効果のない䌝統的方法に頌ら ざるを埗ないのである。これが必 然的に蚈画倖劊嚠に぀ながる。


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ケヌススタディ 蚈画倖の劊嚠 ネパヌル ネパヌルでは、若幎結婚ず床重 なる蚈画倖劊嚠のため、倚くの女 性が安党でない闇の䞭絶に解決を 求めおきた。䞭絶は2002幎に特 定の条件のもずで合法化され、 2004幎初頭に法埋の斜行が承認 された。この法改定は、その他の 女性の暩利をうたった劊嚠保護法 のなかに取り蟌たれた。IPPF加盟 のネパヌル家族蚈画協䌚(FPAN) は、2004幎に3カ所の蚺療所で䞭 絶サヌビスを開始した。 14歳の少女がFPANのバリヌ蚺 療所を蚪れ、䞭絶したいず蚀っお きた。はじめのうち、圌女は職員 になかなか実情を話したがらなか ったが、やがお遠い芪戚ず性的関 係をもち、身ごもっおしたったこ ずを打ち明けた。成瞟優秀な生埒 である圌女は、劊嚠が次の詊隓に 圱響し、結局、孊業を修了できな いのではないかず心配しおいた。

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それたではこれほど若い人が蚺 療所にサヌビスを求めおきたこず がなかったため、職員には手続き の基準ずなるものがなかった。急 遜、サヌビス提䟛者ず䞊玚職員の 䌚議が開かれ、法的な事項を怜蚎 し、この少女を助けるにはどうす るのが䞀番よいかに぀いお協議し た。ネパヌルでは、父母たたは保 護者の同意がない限り、16歳以 䞋の女性に䞭絶サヌビスを提䟛す るこずは非合法である。職員は、 圌女が翌朝保護者の同意曞をもっ おくれば、その日のうちに安党な 䞭絶をするこずを決定した。 次の日、少女が蚺療所に姿を芋 せなかったため、職員は心配した。 FPANのフィヌルド・スタッフが 泚意深く問い合わせ、本人ず密か に䌚っお远加のカりンセリングを 行った。玄束の日に蚺療所に来な かったのは、その午前䞭に孊校の 詊隓があったからだずいうこずが わかった。それから週末がきお、 蚺療所は䌑蚺になったが、支郚責 任者はこれ以䞊遅れるのを懞念し お、保護者ず䞀緒にやっおくる少 女のため特別に蚺療所を開いた。

家族蚈画協䌚アりトリヌチ・ワ ヌカヌから協䌚のサヌビスに぀い お話を聞いた36歳の劊婊が2005 幎半ば、蚺療所を蚪れた。圌女ず 肉䜓劎働者である倫は、すでに7 人もの幌い子どもを育おるこずに 四苊八苊しおいた。8人目の子ど もを育おようずすれば、どの子ど もにも十分食べさせるこずはでき なくなるず、明らかに圌女は萜胆 しおいた。 残念ながら、FPANは利甚者党 郚に無料でサヌビスを提䟛するこ ずはできず、その劊婊は750ルピ ヌ(箄6ポンド)の料金が支払えな かった。圌女の䜓調は非垞に悪く、 安党でない「䌝統的」䞭絶方法に 頌るかもしれないず恐れたスタッ フは自分たちで手術の資金を集め るこずにした。

蚺療所にはカルメンのボヌむフ レンドず母芪も䞀緒にきおおり、 圌女は䜕が起こったかを包み隠さ ず話し、解決策に぀いおもオヌプ ンに話し合うこずができた。䞭絶 埌のケアに関する情報に加え、圌 女はHIIVの怜査やその他の性感染 症に぀いおもカりンセリングを受 けた。圌女は手動の真空吞匕法を 受ける決心をし、手術は䜕の合䜵 症もなく終わった。圌女がフォロ ヌアップのために蚺療所を再蚪し たずき、様々な避劊法に぀いおカ りンセリングを受けた。しかし、 圌女の話によるず、ボヌむフレン ドはレむプず䞭絶にた぀わる偏芋 のため圌女のもずを去っおした い、今はもう避劊薬(具)はいらな いずいう。

倚くの女性にずっお、安党な䞭 絶手術は高すぎおずおも支払えな い。たたそのために借金をするこ ずなどは問題倖である。これが安 党でない䞭絶に䟝存する理由のひ ず぀である。 36歳の女性は、安党な䞭絶手 術ず避劊を含む予埌のカりンセリ ングを受けた。FPANの家族蚈画 サヌビスをもっず早く知っおいた なら、子どもの数を少なくする手 段がずれたのに、ず圌女は職員た ちに話した。 ペルヌ 19歳のカルメンが、IPPFのペル ヌの加盟協䌚INPPARES の蚺療所 にやっおきた。圌女は萜ち蟌み、 情緒䞍安定の状態だった。話を聞 くうち、圌女は6週間前にレむプ されたが、それを恥ず感じお、譊 察に報告をせず、治療も受けなか ったこずがわかった。絶望のあた り、圌女は薬物を䜿っお流産しよ うず詊みたが、それが原因で腟か らの出血に苊しんでいた。

すべおのケヌススタディはIPPF加盟協䌚の報告による。

IPPF/Chloe Hall モヌリタニアの加 盟協䌚のヌヌアデ ィボり蚺療所で女 性が避劊サヌビス を受けおいる。こ れらのサヌビスは 望たない劊嚠を防 ぐ基本である。

IPPF/Christian Schwetz タむの加盟協䌚で は女性に様々な避 劊法を教えるよう にしおいる。


IPPF/Chloe Hall ゚チオピアのりォン ドゎネットで垂堎の 立぀日に行われるア りトリヌチ・サヌビ スを受けるため、ブ れンスは埒歩で数時 間かけお出かける。 この土曜蚺療所は、 避劊サヌビスを受け られる唯䞀の機䌚で ある。

家族蚈画に察する䞖界の玄束 囜際人口開発䌚議がカむロで 1994幎に開催された際、囜際瀟 䌚は2015幎たでに家族蚈画ずセ クシュアル/リプロダクティブ・ ヘルスサヌビスを誰でも利甚でき るようにするず誓玄した。その 10幎埌、さらなる誓いが立おら れたにもかかわらず、䞖界の指導 者たちはその玄束を果たしたずい

うにはほど遠いずころにいる。事 実、この間に、䞖界の家族蚈画サ ヌビスぞの拠出金は削枛されおし たった。

意図に反した望たない劊嚠に぀な がり、安党でない䞭絶による高率 の劊産婊死亡ず健康障害に結び぀ く。

䞍十分な資金や政治的・宗教的 反察により、家族蚈画サヌビスが たったくないか、あっおもサヌビ スの質が悪い堎合、それは盎接、

グロヌバル・ギャグルヌル (口封じの䞖界ルヌル) 絶したIPPFの加盟協䌚およびその 「ギャグルヌルの圱響を量的に枬 他の組織は䞖界的に倧きな打撃を 定するのは容易ではない。そこか 受け、実際にセクシュアル/リプ ら掟生する問題はひそかに拡倧 ロダクティブ・ヘルスサヌビスを し、䜕幎にもわたっお圱響を及が 実斜するために受けおいた資金揎 しおきた。ギャグルヌルがなかっ 助の倚くを倱っおしたった。この たら提䟛されたはずのサヌビスを 政策は、その芏則に拘束された組 受けられずに死んだ人が䜕人に䞊 織の蚀論の自由ず結瀟の自由を制 限しおいる。しかし、䞭絶犁止を るか、公衆保健問題の壊滅的状況 擁護する蚀論は認められおおり、 に぀いお発蚀を封じられた運動家 ギャグルヌルの思想的偎面を際立 が䜕人いたか、政府やその他の NGOず協力しおさし迫ったヘル たせおいる。 スケアニヌズに応えようずしなが ギャグルヌルの意図は、䞖界の らそれを犁止された組織がどれほ 䞭絶を枛らすこずにあるずいう どあったか、それらを远跡するの が、それには倱敗しおいる。珟実 は䞍可胜だ」 。 には、セクシュアル/リプロダク 米囜家族蚈画連盟「グロヌバ ティブ・ヘルスサヌビスの実珟に ル・ギャグルヌルに関する報告」 倧打撃を䞎えおしたったため、結 2003 果ずしお意図しない劊嚠ずそれに ギャグルヌルは蚀論の自由を著 䌎う䞭絶件数が増加しおいるので しく制限し、医垫ず患者の関係を ある。 阻害し、䞭絶に関する法芏制の緩 和に぀いお公衆保健ず人暩の芳点 からバランスのずれた考察を行う こずを劚害する。このルヌルを拒 グロヌバル・ギャグルヌルは、 1984幎に初めお導入されたもの を2001幎にゞョヌゞ・ブッシュ 倧統領が再導入したもので、米囜 倖の非政府組織(NGO)に察しお女 性の健康ず暩利を守る掻動を続け るか、米囜からの資金揎助を倱う かの二者択䞀を迫り、圌らを抗い がたい状況に远いやるものであ る。これは米囜の資金揎助を受け おいる組織に察し、自己資金であ っおも䞭絶に関する情報やサヌビ ス、ケアに䜿うこずを認めず、䞭 絶に぀いお話し合うこずも安党で ない䞭絶を批刀するこずも犁止す るずいうルヌルである。このルヌ ルはさらに、NGOがその囜の政 府の芁請でこれらの問題に取り組 むこずすら犁止しおいる。


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各囜の状況− ケニア 避劊サヌビスが入手できるように する必芁性 IPPFは、䞭絶関連の劊産婊死亡 を枛らしたりなくすため二面䜜戊 をずっおいる。ひず぀は、䞭絶の ニヌズを枛らすためのサヌビスを 提䟛するこずである。良質の避劊 サヌビスがあるずころでは䞭絶率 は䜎䞋する。しかし、いかに効果 的な避劊サヌビスが提䟛され、利 甚されおも、意図しない劊嚠は起 こる。 IPPFの第2の目暙は、䞭絶をあ らゆるずころで合法化し安党なも のにするこずである。その根拠は 明癜だ。女性が安党な䞭絶サヌビ スを受ける暩利をもっお初めお、 安党でない䞭絶による医孊䞊の合 䜵症や劊産婊死亡が真にたれな出 来事になるからである。

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この二面䜜戊はケニアで劇的効 果をみせた。家族の芏暡を小さく したいず願う倫婊の声に抌され、 政府が家族蚈画の党囜プログラム を開始した1980幎から2000幎の 間に、女性1人圓たり平均8人だ

った出生率が4人匷にたで急速に 女性が盞倉わらず䞭絶に頌っお出 䜎䞋したのである。それでも劊産 生を管理しおいるこずを瀺しおい 婊死亡率はなかなか枛らず、䞭絶 る。 件数は䟝然ずしお倚い(珟圚の掚 避劊サヌビスが利甚できるず、 定数幎間30䞇件以䞊)。 蚈画倖の劊嚠ずその埌の䞭絶の件 䞭絶はケニアの法埋で厳しく制 数が枛る。ケニアの䟋でわかるよ 限され、唯䞀の䟋倖が母䜓の生呜 うに、家族蚈画ず避劊薬(具)のニ を救うためであるこずから、䞭絶 ヌズが満たされないずころでは、 の倧倚数は非合法で危険なもので 女性は出産を避けるため、䞭絶に あり、党囜の劊産婊死亡の30− 䟝存する。䞭絶が非合法か制限さ 50を占めおいる。これがケニ れおいる囜では、それは女性が生 アの医療制床がも぀資源に倧きな 呜ず健康を犠牲にしおも安党でな い䞭絶に頌るこずを意味する。死 圱を萜ずしおいる。 事実、ケニダッタ囜立病院の産 亡を予防し、安党でない䞭絶によ 婊人科病棟の60は安党でない る健康被害に取り組むには、効果 䞭絶の犠牲者で占められおいる。 的な家族蚈画およびリプロダクテ ィブ・ヘルスサヌビスずずもに安 ケニアでの家族蚈画の満たされ 党で合法的な䞭絶サヌビスがなけ ないニヌズは䟝然ずしお高く、倫 ればならない。 婊の24は垌望するサヌビスを 受けられず、家族蚈画サヌビス自 䜓も削枛されおきおいる。その最 倧の理由は、グロヌバル・ギャグ ルヌルの導入である。それでも䞭 絶率は䟝然ずしお高く、ケニアの

ケニアずグロヌバル・ギャグルヌル IPPFの加盟協䌚であるケニア家族蚈画協䌚(FPAK)は、この囜の避劊 ずリプロダクティブ・ヘルスサヌビスのかなりの郚分を担圓しおい る。米囜囜際開発庁からの資金ず技術揎助のすべおを倱うか、安党な 䞭絶のための掻動をすべお䞭止するかの二者択䞀を迫られたFPAKは 揎助をあきらめ、ケニアの女性の健康ずりェル・ビヌむングを自由に 支揎できる道を遞んだ。資金揎助がなくなったため、FPAKは蚺療所3 カ所の閉鎖、残りの蚺療所でのサヌビスの瞮小、アりトリヌチプログ ラムの経費の倧幅削枛に远い蟌たれた。その結果、貧しい人たちはた すたす家族蚈画サヌビスや情報を受けにくくなり、望たない劊嚠ず安 党でない䞭絶が増えるのは必至ずみられおいる。 䞭絶に関する法埋再怜蚎の必芁性 2004幎の初頭、䜕人ものケニアの医垫が䞭絶に携わっおいたず告 発され、殺人の眪で裁刀にかけられた。これに察抗しお、党囜から集 められた代衚で構成されるケニア・リプロダクティブ・ヘルス運営委 員䌚が蚭眮され、告発された医垫たちの匁護ずリプロダクティブ・ヘ ルス/ラむツの拡倧を目指した。 運営委員䌚の掻動を通しお、近い将来䞭絶法を緩和する草案が議䌚 に䞊皋されるこずになっおおり、珟圚は䞭絶に関し党囜芏暡の包括的 芋盎しが行われおいる。安党な䞭絶サヌビスを利甚しやすくするこず に賛同する人たちを集めたこずは、それ自䜓珟行の䞭絶法に察する挑 戊ずなった。もしFPAKを含む組織が、ギャグルヌルに眲名しおいた ら、たずえ自囜政府の芁請があったずしおも、このような挑戊はあり 埗なかっただろう。

「避劊薬(具)のニヌズが満たされ ない状態が続き、避劊の倱敗が繰 り返されるならば、必然的に蚈画 倖の望たない劊嚠の増倧に぀なが り、倚くの女性は安党でない手段 で劊嚠を䞭絶せざるを埗なくな る。その結果、容認しがたいほど の高率で䞍劊や長期にわたる疟 患、死亡を含む合䜵症が起きる」 。 「ケニアにおける倧芏暡な䞭絶 合䜵症」RCOG 囜際産科婊人 科ゞャヌナル(The Magnitude of Abortion complications in Kenya, RCOG International Journal of Obstetrics and Gynaecology)


IPPF/Asociacion Civil de Planificacion IPPFのベネズ゚ラ 加盟協䌚ずそのボ ランティアは䞭絶 を凊眰するこずに 反察するベネズ゚ ラの運動の䞭心メ ンバヌである。

䞭絶の法改正を目指すベネズ゚ラの努力 南米諞囜では䞭絶が厳しく芏制 されたため、安党でない䞭絶によ る劊産婊死亡率が䞖界でも最も高 い地域のひず぀ずいう荒廃した状 態が長い間続いおきた。ベネズ゚ ラでは、䞭絶手術は、女性の生呜 を救う堎合にのみ蚱可される。 レむプや近芪姊あるいは女性の健 康保持ずいう目的であっおも䟋倖 は認められない。さらに法埋には、 䞭絶した女性には最高2幎、斜術 者には最高30カ月の犁固刑がう たわれおいる。

IPPFのベネズ゚ラ加盟協䌚は法 案の草皿づくりを助け、議䌚の女 性・家族・青少幎に関する委員䌚 に䞭絶のも぀公衆保健䞊の問題に ぀いお意芋曞を提出した。同委員 䌚は珟圚この法案を支持しおい る。委員たちが、安党な䞭絶を必 芁ずしおいた女性の話を聞き、劊 産婊死亡ず疟患の実態を盎接芖察 しおから、委員䌚の姿勢は倧きく 倉わった。圌らは、䞭絶を凊眰の 察象にしたずころで䞭絶の予防に なるわけでもニヌズが枛るわけで もなく、女性を苊しめるだけだず 2004幎12月1日、䞭絶を犯眪ず いうこずを認め、その結果、珟行 しない法案が囜䌚に提出された。 法の改正に賛同するようになっ 安党でない䞭絶の合䜵症による女 た。 性の死を目の圓たりにしお疲匊し きっおいた医療埓事者にずっお は、画期的な出来事だった。この 法案は女性団䜓、倧孊、産婊人科 医の䌚、保健省、さらにIPPFのベ ネズ゚ラ加盟協䌚(Asociacion Civil de Planificacion Familiar)を含むリ プロダクティブ・ヘルスの提䟛者 など倚くの人々の努力を具珟した ものだった。カトリック教䌚が匷 倧な圱響力をも぀囜で、䞭絶を犯 眪ずしない法案は、䞭絶に関する 公開の法的議論に道を開く第䞀歩 であった。それは倧いに必芁ずさ れたこずであった。

1984幎のグロヌバル・ギャグ ルヌルにもかかわらず、29カ囜 が䞭絶法を緩和した。 アルバニア アルゞェリア オヌストラリア ベルギヌ ベニン ボツワナ ブルガリア ブルキナファ゜ カンボゞア カナダ チャド チェコ共和囜 ゚チオピア フランス ガヌナ ギニア ギリシャ むラン マレヌシア マリ メキシコ モンゎル ネパヌル パキスタン ルヌマニア スロバキア 南アフリカ共和囜 スペむン スむス

1996幎 1985幎 2002幎 (2州) 1990幎 2003幎 1991幎 1990幎 1996幎 1997幎 1988幎 2002幎 1986幎 2004幎 2001幎 1985幎 2000幎 1986幎 2005幎 1989幎 2002幎 2000幎 (2州) 1989幎 2000幎 1990幎 1989幎 1986幎 1996幎 1985幎 2002幎


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家族蚈画に反察するこずは、望たない劊嚠や安党でない䞭絶を 枛らす努力を阻害するこずである IPPF/Chloe Hall 加盟協䌚の蚺療 所が提䟛する無 料の家族蚈画サ ヌビスがミモヌ ナたち女性の呜 を守り、モヌリ タニアの劊産婊 死亡数を食い止 めおいる銖郜 ヌアクショット にお 。

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セクシュアル/リプロダクティ 「効果的で利甚しやすい家族蚈画 ブ・ヘルス/ラむツの掚進者は、 サヌビスがあれば、劊産婊死亡の 米囜、バチカンその他の保守政暩 35たでは回避できる」 や宗教指導者による敵意に満ちた 「劊産婊死亡の削枛−蚌拠ず行動」 政治的反察にたすたすさらされお 囜際開発省(DFID)のための戊略 いる。このこずで、誰もがリプロ 2004幎9月(Reducing Maternal ダクティブ・ヘルスサヌビスを受 Death: Evidence and Action, A けられるずいう垌望の実珟が、䞖 界の倧倚数の貧困局からさらに遠 Strategy for DFID, September のくこずは必至である。その結果 2004) をたずもに受けるのは䞖界䞭の女 西アフリカ15カ囜を察象にし 性ず少女であり、圌女たちは今埌 ずも、劊産婊死亡ず安党でない䞭 た調査によるず、避劊実行率が最 絶ずいう問題の本質ずその深刻さ も高い囜では劊産婊死亡率が最も から目をそらす政策の矢面に立た 䜎く、反察に実行率の䜎いずころ されるこずになる。 では劊産婊死亡率が高いこずがわ かった。

家族蚈画の包括的サヌビスず 情報が利甚できるずころでは、 䞭絶件数は枛少しおいる。避劊 薬(具)を䜿わない、あるいは䌝 統的方法を䜿っおいる女性が近 代的方法に切り換えおいたな ら、アルメニアやカザフスタン、 キルギス、りズベキスタンでの 䞭絶件数は半枛しおいたはずで ある。 質の高い家族蚈画サヌビスを 十分受けられるバングラデシュ の女性の䞭絶率は、出生千察 2.3だが、サヌビスが埗られな い女性の堎合は6.8になる。 ダフ・ギルスピヌ「ランセット」 363号、2004幎1月Duff Gillespie, The Lancet, Vol.363, January 2004


倉革の基盀を぀くる−蚌拠に基づく察策 䞭絶を巡る思想的議論は、望た ない劊嚠がわかるず、倚くの女性 は合法か吊か、安党か吊かにかか わらず䞭絶を求めるずいう語られ ない真実を芆い隠しおしたう。そ れが臎呜的結果に぀ながるこずは 蚀うたでもない。女性は生呜の危 険にさらされ、生呜を萜ずしたり、 あるいは䞀生にわたっお障害に苊 しめられる。䞭絶が非合法である こずず、䞭絶には汚名が぀きたず うため、蚌拠ずなる情報を探すの は困難である。しかし、調査を行 い事実を分析すれば䞭絶の法芏制 を緩和し、同時に安党なサヌビス

を利甚しやすくするこずから目を は、女性は出産可胜期に平均しお 1人1回の䞭絶を行っおいる。ペ 背けるこずはできなくなる。 ルヌでは、1人圓たり2回に増え 䞭絶を犯眪ずみなすこずが、䞭 る。貧しい女性は安党な治療が受 絶を枛らすどころか、女性の生呜 けられないが、そのこずは資栌の を脅かすこずに぀ながるずいう蚌 ない人による非合法で䞍衛生な安 拠は䞖界各地でみられる。䞭南米 党でない手術に頌るこずを意味す では、ほずんどの囜が䞭絶を犁止 る。 したり厳しく制限しおいるが、䞭 絶率は䞖界でも最も高いグルヌプ に入っおおり、西欧諞囜や北米を はるかにしのいでいる。 女性の生呜を救う堎合であっお も䞭絶を認めないコロンビアで

各囜の状況− りガンダ い぀、どのように䞭絶を合法化 するかを巡るりガンダの論争は、 女性の身に珟実に起きおいる悪埪 環を隠しおいる。珟圚、䞭絶は非 合法で、女性の生呜を救う堎合、 たたは心身の健康を保持する堎合 にのみ䟋倖的に蚱されおいる。し かし、䞭絶手術は登録された医垫 が行い、他に2人の医垫の同意が 必芁なため、さらに行政䞊の障壁 が加わる。りガンダの刑法では 非合法䞭絶をするず、女性も医垫 も7幎以䞋の犁固刑が科せられる。 しかし、この法があるからずいっ お安党でない䞭絶を枛少させる助 けにはほずんどなっおいない。

家族蚈画サヌビスの利甚が制限 された結果、平均的なりガンダ女 性は生涯に7人の子どもを産んで いる。これは平均垌望数よりも2 人倚い。望たない劊嚠を終わらせ ようず、倚くの女性は䞍衛生で危 険な状況のもずで法を砎る。その 最倧の圱響を受けるのは、最も貧 しい局の女性、なかでも蟲村郚の 女性であり、圌女たちは望たない 劊嚠を終わらせたいずいう絶望的 な思いからやむなく鋭利な道具や 薬草を䜿う。その75以䞊は合 䜵症を患っおおり、珟圚りガンダ では、安党でない䞭絶が劊産婊死 亡総数の3分の1を占めおいる。

りガンダは人口の40近くが 貧困ラむン以䞋で暮らしおいる䞖 界最貧囜のひず぀である。英囜囜 際開発省が資金揎助をした2005 幎発衚の調査により、りガンダの 女性の3分の1はサヌビスを受け る手段がないため、避劊を拒絶さ れた状態にあるこずが明らかにな った。これはりガンダ家族蚈画協 䌚が出した蚌拠を裏付けるもので あり、䞭絶法の改正に向け䞀般の 人々の支持ず政治䞊の玄束を埗る ための珟実的で実䜓のある議論構 築に぀ながる。

このような事実に基づく蚌拠を 無芖するこずはできない。すでに 倉革を支揎しようずいう高たりが 起きおいる。2005幎9月、IPPFず りガンダ家族蚈画協䌚はノルり ェ−の囜䌚議員による珟地芖察団 を実珟させた。その結果、同芖察 団は声明を出し、安党か぀合法的 な䞭絶を利甚しやすくするこず が、特に匱い立堎にある蟲村の貧 しい女性にずっお重芁であるず匷 調した。この声明に぀いおはりガ ンダの囜䌚議員ず保健省担圓官、 報道関係者が公開で話し合い、䞀

般の間にも倧きな議論が起きた。 その結果、リプロダクティブ・ヘ ルス・プログラムの責任者が、合 法的䞭絶は劊産婊死亡を枛少させ るず公匏に認めるに至った。保健 省は、䞭絶法の芋盎しを蚈画しお おり、安党でない䞭絶の合䜵症に よっおこれ以䞊無益な死ず疟患が 起きないよう珟行法をいかにより よく解釈できるか怜蚎しおいる。 同囜のIPPF加盟協䌚は、安党な 䞭絶サヌビスを利甚しやすくする こずで、望たない劊嚠を枛らせる こずを裏付ける蚌拠を掻甚し、公 衆保健の芳点から制限の倚い珟行 の䞭絶法を廃止するよう政府に蚎 えた。これはりガンダ家族蚈画協 䌚がグロヌバル・ギャグルヌルに 眲名しおいたなら、到底できない こずであった。


æ­» ず 拒 絶 ヌ 安 å…š で な い 人 å·¥ 劊 åš  äž­ 絶 ず 貧 困

䞖界の䞭絶法−公衆保健䞊の課題

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• 1950幎以前、安党な䞭絶は䞖界 のほがすべおの囜で非合法であ るか、厳しく制限されおいた。 • 安党でない䞭絶の圱響に関する 関心が高たり、䞭絶を自由化し 合法化する囜が、䞻に先進諞囜 ずその他の囜々で急速に増加し た。 • その傟向はグロヌバル・ギャグ ルヌルが初めお導入された1984 幎以降、鈍った。 • 1985幎ず1997幎の間に、19カ 囜が䞭絶の法芏制を緩和した。 • さらに最近、11カ囜が䞭絶法を 緩和した。 • 同時に、5カ囜が珟行法を䞀局 厳しくした。 • 䞖界人口の25は、珟圚も䞭絶 が非合法ないしは厳しく制限さ れた囜に䜏んでいる。 • その他の囜々では、䞭絶は䞀定 の条件のもずでのみ合法だが、 サヌビスや情報を埗る手段は著 しく制限されおいる。 • 囜の法解釈や斜行および䞭絶に 察する医療界の姿勢が、サヌビ スが受けやすくなるか吊かを巊 右する。 • 耇数の調査により、䞭絶の合法 化も䞭絶法の緩和も党䜓の䞭絶 率増加には぀ながらないこずが 明らかになっおいる。

䞖界にみる䞭絶蚱可の根拠 女性の生呜を救うため たた、心身の健康を保持するため たた、レむプや近芪姊の堎合 たた、胎児に障害がある堎合 たた、経枈的・瀟䌚的理由 たた、芁請に応じお 該圓人口(単䜍100侇)

囜の数

「䞖界保健報告 2005」WHO The World Health Report 2005, WHO

安党で合法的な䞭絶サヌビスの利甚 䞭絶に぀いおの適切な情報ず安 党で支払い可胜な䞭絶サヌビスを 利甚できるようにするこずは、䞭 絶の合法化ず同様に重芁である。 これらが同時に行われなければ、 安党でない䞭絶は䞖界䞭で䜕癟䞇 人もの女性の生呜を脅かし続ける だろう。 䞭絶が蚱可されおいる囜々で も、法的障壁があるず安党なサヌ ビスの利甚が倧幅に遅れ、その結 果、女性の健康に悪圱響を及がす こずがある。埅機期間の矩務付け、 配偶者たたは保護者の同意が必芁 なこず、たた認定されたサヌビス 提䟛者のずころたで長い道のりを 行かなくおはならないこずなど が、安党な䞭絶を利甚するうえの 阻害芁因になっおいる。

料金に぀いおも同じこずが蚀え る。安党な䞭絶は料金が高く、貧 しい女性に最倧の打撃を䞎え、危 険な時期たで䞭絶を遅らせるこず になる。 むンドでは、䞭絶が合法化され お30幎経過したものの、珟圚で も非合法䞭絶6察合法䞭絶1ずい う割合が続いおおり、䞭絶が劊産 婊死亡率の原因の15以䞊を占 めおいる。これは䞻に䞭絶の法的 地䜍に察する認識や、安党で衛生 的な䞭絶サヌビス、熟緎した医療 者がいずれも䞍足しおいるためで あり、それは特に蟲村郚においお 顕著である。

各囜の状況− モンゎル モンゎルでは䞭絶は合法であ る。しかし、政府の政策は、必ず しも安党でない䞭絶を枛らすため の具䜓的サヌビスずいう圢で実行 されおいるわけではない。サヌビ ス提䟛に関する厳しい芏則によ り、䞭絶は政府認可の医療斜蚭で 実斜するこずが矩務づけられおい る。この芏則はサヌビスの質の高 さを保蚌しおいるものの、女性に ずっおは、政府の病院以倖に合法 的遞択肢がほずんどないのが珟実 であり、結局はサヌビスの利甚が 制限されるこずになる。政府の病 院の長い行列ず官僚䞻矩的手続き のため、倚くの女性はすぐに䞭絶

を受けられる無認可の民間蚺療所 に行かざるを埗ない。ただ、そこ では料金も高く手術は非合法であ る。䞭絶サヌビスを利甚する手段 は、特に蟲村郚では䟝然ずしお乏 しい。このような状況から、IPPF 加盟のモンゎル家庭犏祉協䌚 (MFWA)は、簡易蚺療所でも健康 ず安党基準を確保する手段をずっ お、安党で合法的な䞭絶が実斜で きるよう代替制床を提案しおい る。 そのための第䞀歩ずしお、MFWA は䞭絶に関する人々の意芋ず実態を 知るため1700人を察象に調査を実

斜した。各局の人々を面接調査し た結果、回答者のほずんどが䞭絶 サヌビスがどのような条件で利甚 できるかに぀いおよく認識しおい るこずがわかった。近くに民間の 蚺療所も公立病院もない蟲村地垯 の䜏民は、䞭絶サヌビスを利甚し やすくするずいう蚈画を支持し た。これは安党な䞭絶サヌビスに 察し、かなりのニヌズがあるこず を瀺しおいる。


各囜の状況− ゚チオピア ゚チオピアの22歳の女性ゲヌ テ(仮名)は、レむプされアディス アベバにある家庭指導協䌚の蚺療 所を蚪れた。圌女は北郚のゎンド ヌルに暮らしおいたが、仕事を探 しにアディスに来お、2004幎か ら叔父叔母ず䞀緒に䜏んでいる。

蚺療所に送ったが、その時すでに 劊嚠4カ月に入っおいたため、蚺 療所のスタッフもレむプされたか 吊かの確認はできず、カりンセリ ングず、譊察に察しおは劊嚠を確 認するのがせいぜいだった。

「譊察の正匏な曞類がない限り、 ゲヌテはいずこの友人にレむプ 安党な䞭絶のため圌女を医垫に された。その圓時、゚チオピアで 照䌚するこずは蚺療所ずしおは はレむプず近芪姊を陀いお䞭絶は できないのです。このような堎 非合法であり、䞭絶する堎合もレ 合、女性が非合法の堕胎医を蚪 むプを確認する譊察の報告曞が必 ねるのはごく普通のこずなので 芁だった (珟圚、この法埋は撀廃 す」。 されおいる)。レむプず䞭絶に察 シスタヌメケレ アディスアベ する偏芋があたりに匷いため、ゲ バのモデル蚺療所の看護垫長 ヌテは譊察に行くこずをためらっ た。譊察には信じおもらえないだ ろうずいう思いもあった。レむプ されたこずを叔父に告げるず、家 を远い出されおしたった。劊嚠に 気づいたずき、圌女は䞭絶を望み、 恐怖心を抑えお譊察に行った。譊 察はレむプを確認するため圌女を

IPPF Chloe Hall ゲヌテは写真で顔 がわからないよう にしお欲しいず蚀 った。

薬剀による䞭絶−資源の乏しい状況で生呜を救う 薬剀を組み合わせお行う薬剀に よる䞭絶は、望たない劊嚠を終わ らせるための安党で効果の高い方 法であり、倚くの先進囜ず䞀郚の 途䞊囜でより奜たしい手段ずしお 広たっおいる。珟圚のずころ、途 䞊囜の女性にはほずんど入手でき ない。蚓緎を受けたスタッフが投 薬すれば、合䜵症はたれである。 抗プロゲストゲンのミフェプリ ストンを合成プロスタグランディ ン類䌌物ず合わせお䜿甚する薬剀 による䞭絶は、自然流産のような 効果を発揮する。医療や財政面か らプラむマリ・ヘルスケアシステ ムのなかでは倖科的䞭絶が困難な 囜々にずっお、薬剀による䞭絶は 効果的か぀利甚者にもやさしい方 法であるこずが蚌明された。ここ には、安党な䞭絶がそれを最も必 芁ずする女性にずっお利甚しやす くなるずいう確かな垌望がある。

サラワティずいうむンドの37 劊嚠9週以内に行われる薬剀に よる䞭絶は、蚺療所に2回行き、 歳のヘルスケア・ワヌカヌは次の 異なる薬剀を2回投䞎しおもらう ように語った。 必芁があるが、2回目の投薬は自 「私は若い頃望たない劊嚠をした 宅でするこずもでき、そのケヌス のですが、そのずきこの薬剀によ が増え぀぀ある。2回目の受蚺で る䞭絶法があったらどんなによか プロスタグランディンの投䞎を受 ったろうず思いたす。私は男性の けた女性の90は、4−6時間の 医垫に倖科手術をしおもらうのが 間に流産する。この方法の成功率 いやで、しかたなくダむ(䌝統的 は98である。劊嚠9週を過ぎる ヒヌラヌ)のずころに行ったので ず远加凊眮が必芁ずなるが、倖科 すが、䜕日も痛みず熱がずれたせ 的手術ほど身䜓ぞの䟵襲はなく、 んでした。その埌、劊嚠できない 効果は97である。 身䜓になっおしたい、倫は私のも ずを去っおしたいたした」 。 開発途䞊囜にずっお薬剀による 䞭絶の倧きな利点のひず぀は、倧 薬剀による䞭絶は10幎以䞊に 倚数の女性の堎合、倖来で行える わたり倚くのペヌロッパ諞囜で実 ため必芁な医療資源がずっず少な 斜されおきた。囜によっおは、珟 くおすむこずである。 圚では䞭絶の50以䞊を占めお いる(スりェヌデン51、フラン ス56、スコットランド61)。


æ­» ず 拒 絶 ヌ 安 å…š で な い 人 å·¥ 劊 åš  äž­ 絶 ず 貧 困

HIV陜性の女性ず遞択の暩利 IPPF/Chloe Hall むテネシはHIV陜 性である。圌女 ぱチオピア家 庭指導協䌚が運 営する青少幎セ ンタヌに行き、 HIV陜性ずいうこ ずが若い人たち の将来のリプロ ダクティブ・ヘ ルスにどのよう な意味をも぀か に぀いお話しお いる。

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出産可胜幎霢にあるHIV陜性の 女性は、HIV陰性の女性ず同じよ うに蚈画倖劊嚠をするこずがあ り、同じように子どもを産むべき か吊かずいう問題に぀きあたる。 ただ、HIV陜性の女性の堎合、個 人や家族、さらに瀟䌚的、文化的、 宗教的、医孊的理由から、問題は 䞀局耇雑である。

家族を぀くり、子どもを産むか 吊か、産むならい぀産むかを決定 する暩利は、女性のセクシュアル/ リプロダクティブ・フリヌダムの 基本である。しかし、HIVず共に 生きる女性にはこの暩利がしばし ば吊定されおいる。瀟䌚もサヌビ ス提䟛者もHIV陜性の女性は子ど もをも぀べきではない、たた性行 動もずるべきではないず考えおい HIVず共に生きる女性は、HIV陜 るからである。 性であるこずで汚名を着せられる こずが倚いが、そのうえ劊嚠した これは悲劇的な絵図である。そ ずなるず、HIV陜性なのに無責任 こにはHIV陜性の女性が眪人であ な性行動をずり劊嚠したず非難さ るず同時に犠牲者ずしお描かれお れる。圌女たちはずきには家族や おり、意思決定の過皋でどの皋床 ヘルスワヌカヌから䞭絶するよう の圧力が加えられたかが瀺唆され 圧力を受け、ずきには、パヌトナ おいる。今日たで、HIV陜性の女 ヌや䞖間から子どもを産むよう圧 性が産むか吊かの決定をどのよう 力をかけられる。HIVず共に生き に行っおいるかに぀いお調査した る女性は、䞭絶を求めたり䞭絶し ものはほずんどない。しかし、珟 たりするず悪魔扱いされるこずも 圚 あ る 調 査 か ら 明 ら か な の は 、 ある。母子感染予防のための包括 HIV陜性の女性の生呜が尊重され 的プログラムを利甚できない状況 ず䟡倀がないずみなされおいるこ で、HIV陜性の子どもを産んだ女 ずである。 性は、責められるこずが倚い。

サヌビスの提䟛には、女性の セクシュアル/リプロダクティ ブ・ラむツず意思決定を尊重す るこずが基本になければならな いのは明らかである。そこには、 必芁があれば安党で合法的な䞭 絶に察する暩利が含たれる。安 党な䞭絶サヌビスを利甚できる ようにするこずは、HIV陜性の 女性には非垞に重芁である。ず いうのも圌女たちは敗血症や倧 出血の合䜵症に苊しみ、より倧 きなリスクに盎面しおいるた め、安党でない䞭絶の危険床が 著しく増すからである。 どのような立堎にあっおも、 すべおの女性は子どもを産むか 産たないかを自分で決める暩利 をも぀べきである。


IPPF/Jenny Matthews ネパヌルでは䞭 絶が犯眪でなく なり、違法䞭絶 の眪で投獄され おいた女性が釈 攟されたが、圌 女たちは䞭絶に た぀わる汚名が 自分たちに぀い おたわるず匷く 感じおいる。

「こうしお、倚くの女性がその問題にぶ぀か るのだ。それも独りで」。 グラディス・バザン博士 (IPPFのペルヌ加盟協䌚の婊人科医)

各囜の状況− ブラゞル サンパりロにあるブラゞル最倧 の公立病院オスピタル・ダス・ク リニカスには、毎週女性が腟から のひどい出血で救急病棟に担ぎ蟌 たれる。 そのほずんどは10代か20代初 めで、南米最倧の郜垂の呚蟺にあ る極貧のスラムに䜏んでいる。女 性によっおはなぜ出血するのか芋 圓も぀かないずいい、あるいは月 経が来なくなったず甚心深く䜜り 話をする女性もいる。 誰も本圓のこずを明かそうずは しない。䞭絶が非合法であるため、 圓局に匕き枡されるのを恐れ、闇 で手に入れた朰瘍の薬を腟に挿入 しお人工的に流産しようずしたこ ずを認めないのだ。

米囜では1973幎に䞭絶が合法 化されたが、劊嚠総数の25は 䞭絶に終わっおいる。䞖界で最も 芏制の少ない䞭絶法をも぀囜のひ ず぀であるオランダでは、その割 合はほが10である。 䞭絶が広く行われおいるにもか かわらず、最倧のカトリック囜ブ ラゞルでは䞭絶を口にするこずは タブヌである。それでも状況は倉 わり぀぀ある。ずいうのは、垂民 グルヌプや医療専門家の䞀郚が、 望たない劊嚠を終わらせるずいう 女性の暩利のための闘いを通し、 䞭絶に぀いお公に議論しようず働 きかけおいるからである。圌らが 目指すのは、闇䞭絶による女性の 死を防ぐこずである。 珟圚は、レむプず母䜓の生呜が 危険な堎合にのみ䞭絶が蚱可され おいる。それでも、裁刀官の認可 をずるのが困難であり、医垫の䞭 には宗教的理由から手術を拒む者 もいる。

ブラゞルでは、ごくたれな堎合 を陀いお、䞭絶は法的に蚱可され おいないが、䞭絶率は途䞊囜のな かでも最も高いグルヌプに入る。 保健省は劊嚠総数のうち31は 䞭絶されるず掚蚈しおいる。数字 にするず幎間140䞇件の䞭絶が、 ブラゞルでは、䞭絶手術の倱敗 それもほずんどは違法に行われお が劊産婊の死亡原因の第4䜍を占 いるこずになる。 める。2004幎には、24侇4000人

の女性が公立病院で闇䞭絶による 合䜵症の治療を受け、これに察し お政府は3500䞇レアル(900䞇ポ ンド)を支出した。 ブラゞルの䞭絶法には、瀟䌚の 䞍平等も劂実に珟れる。金持ちの 女性は、最䜎月額賃金の5倍もに 盞圓する1500レアル(400ポンド) を払っお、違法であっおも安党な 蚺療所で䞭絶する。 それに察しお、貧しい女性のほ ずんどは、サむトテックずいう商 品名で知られる朰瘍薬のミ゜プロ ストルに頌る。サむトテックを腟 に挿入するず子宮収瞮が起き、胚 たたは胎児が䜓倖に排出される。 ロむタヌ通信の報告、 2006幎1月10日


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死ず拒絶のない未来は?

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この報告曞の最も重芁なメッセ ヌゞは、䞭絶を凊眰しおも問題は なくならないこずを政府に理解し お欲しいずいうこずである。この 文曞に瀺したように、女性はあら ゆる理由で䞭絶を求め続け、そし お死に続けるだろう。したがっお、 必芁なこずは、もし女性が䞭絶を 䞭絶が合法でサヌビスが容易に 遞ぶならそれが安党で合法的であ 利甚でき、しかも安党な堎合、倖 るこずを確実に保蚌するこずであ 科手術あるいは薬物投䞎による䞭 る。 絶が原因で死亡したり身䜓に傷害 を受ける危険性はわずかである。 この報告曞を通しお明らかにし 事実、䞭絶は最も安党な医療凊眮 おきたのは、次のこずを実珟する のひず぀なのだ。だからこそ、毎 ために、私たちは政治的意思を創 日䞖界䞭で、実際には途䞊囜で、 り䞊げる必芁があるずいうこずで 200人近くの女性が安党でない䞭 ある。 絶の合䜵症により死亡しおいるの は、公衆保健の悲劇なのだ。 1. 望たない劊嚠を枛らす。 •セクシュアル/リプロダクティ 限られた未来ず瀟䌚の䞍平等に ブ・ヘルス分野におけるこれ すでに盎面しおいる女性が望たな たでの成果を土台に築き䞊げ い劊嚠をしおしたった堎合、圌女 る。 たちはさらに生呜の危険に盎面す •家族蚈画を利甚しやすくする。 るこずがしばしばである。なぜな •貧しい蟲村の女性ず男性のニ ら、䞭絶が医孊蚓緎を受けおいな ヌズに焊点をあおる。 い人によっお䞍衛生な環境の䞋で 行われたり、あるいは女性自ら䌝 •女性の地䜍ず暩利を掚進する。 統的方法を䜿い望たない劊嚠を終 2. 垌望するすべおの女性が安党 わらせようずするためである。 で合法的な䞭絶サヌビスを受 けられるようにする。 この報告曞は、䞭絶が法埋で犁

IPPFは以䞋のこずを提唱する。 「安党な䞭絶が受けられ、それを 遞べるずいう女性の暩利を䞖界的 に認めるこず、さらに安党でない 䞭絶のリスクを枛らすこず」 IPPF戊略の枠組み

止されおいるか、厳しく制限され 3. ゞェンダヌの䞍平等に取り組む。 おいる囜での䞭絶に関する重芁な •女性が瀟䌚的、政治的、経枈 問題を、いく぀かの焊点にしがっ 的に゚ンパワヌ(胜力匷化)さ お取り䞊げた。私たちの垌望は、 れるような環境を぀くる。 安党でない䞭絶のために、女性が 自分の生呜ず健康を危険にさらさ 4. 䞍完党な䞭絶たたは䞭絶によ なくおいい日がい぀か来るこずで る合䜵症で苊しむ女性に察す ある。それを実珟するには、䞭絶 る䞭絶埌のケアサヌビスが、 は䞖界のどこでも合法で安党でな 公立および民間の保健サヌビ ければならない。IPPFは、法埋に スに含たれるようにする。 よる䞍圓介入によっお、あるいは 5. 安党でない䞭絶をなくす。 最䜎限の医療氎準も技術もない状 •安党で合法的な䞭絶サヌビス 況䞋の死ずいう極めお珟実的なリ を利甚できる窓口を増やす。 スクによっお、䞭絶するか吊かを •安党な䞭絶のために法的・瀟 遞ぶ女性の暩利が脅かされおはな 䌚的障壁を枛らす。 らないず確信しおいる。 家族蚈画ずリプロダクティブ・ 6. 先進囜ず途䞊囜の政府が状況 改善のための実斜責任を果た ヘルスサヌビスを利甚できるよう すよう監芖する。 にするこずで、意図しない劊嚠の •安党でない䞭絶が女性、家族、 割合が倧幅に枛り、䞭絶の必芁性 瀟䌚に䞎える圱響に぀いお蚘 も䜎䞋するこずがこれたでに明ら 録する。 かになっおいる。 •安党でない䞭絶が匕き起こす しかしながら、避劊法を最も効 結果やその経費、瀟䌚的䞍公 果的に䜿ったずしおもなお、望た 正に぀いお囜民を教育する。 ない劊嚠は起こる。

7. 䞭絶にた぀わる汚名や差別を なくすこずに取り組み、䞭絶 および䞭絶が女性に及がす圱 響に぀いおオヌプンに率盎に 話し合えるようにする。 囜際開発省の玄束は、英囜が公 衆保健の蚌拠に基づき䞭絶合法化 のための䞖界的取り組みを今埌ず も匕き続き掚進しおいくこずを意 味しおいる。IPPFはそのアプロヌ チを匷く支持し、英囜政府その他 の揎助機関ず協力しお、この取り 組みの先頭に立っお掻動をしおい く。 安党で合法的䞭絶に察する信頌 から、倚くのIPPF加盟協䌚は米囜 の資金揎助を拒吊しおきた。䞖界 の政策立案者ずの察決は今も続い おいる。圌らによる懞呜な努力が なければ、倚くの囜々の女性の未 来は䜕ら倉わるこずがないだろ う。 埐々にではあるが、䞭絶のパラ ダむム・シフトが起きおおり、䞭 絶法の緩和に向けた動きもある。 この報告曞がそのような勢いを継 続させる䞀助ずなるこずを期埅し おいる。安党でない䞭絶による公 衆保健䞊の圱響、なかでもそれが 瀟䌚の䞍平等ず貧困に結び぀いお いるこずを瀺す真の蚌拠を提瀺す れば、䞭絶を合法で安党なものに するよう政府を説埗できるだろう ず私たちは垌望しおいる。私たち は劊嚠を䞭絶するか吊かを遞ぶ女 性の暩利に぀いお議論し続け、も し䞭絶を遞んだ堎合は、女性の生 呜ず健康が危険にさらされないよ う保蚌する努力を続けなくおはな らない。そうしお初めお私たちは、 女性が死ず拒絶ずいうリスクにあ わなくおすむ、より明るい未来に 向かうこずができるだろう。


IPPFずは 囜際家族蚈画連盟(IPPF)は、すべおの人々のセク シュアル/リプロダクティブ・ヘルス/ラむツを守る ため、䞖界に向けお最も匷力な意芋を発する組織 である。これらの重芁な遞択ず自由が脅嚁にさら されおいる珟圚、私たちの掻動はこれたで以䞊に 必芁ずされおいる。 どんな掻動をしおいるか IPPFはセクシュアル/リプロダクティブ・ヘルス/ ラむツの提䟛者であり、提唱者でもある。IPPFは䞖 界的ネットワヌクをも぀任意のNGOであり、182カ 囜に150の加盟協䌚がある。

IPPFの描く未来像 私たちが描くのは、䞖界䞭のどこでも女性ず男 性が自らの身䜓を自分でコントロヌルでき、そう するこずで自らの運呜も決めるこずのできる䞖界 である。それは、芪になるか吊かを遞ぶ自由、い ぀䜕人の子どもを産むか吊かを決める自由、望た ない劊嚠やHIVを含む性感染症の恐れなしに健康的 な性生掻を送る自由のある䞖界である。 珟圚ず未来の䞖代のためにこれら重芁な遞択ず 暩利を守るため、私たちはできうる限りのこずを 断固たる決意をもっお行う。

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日本語版 2006幎6月15日 第1刷発行 校閲芊野由利子・ゞョむセフ評議員 ISBN978 4-906581-18-4 P700E

© (財) 家族蚈画囜際協力財団 (ゞョむセフ) 〒162-0843 東京郜新宿区垂谷田町1-10 保健䌚通新通 電話 03-3268-3150 ファクス 03-3235-9776 E-mail info@joicfp.or.jp URL http://www.joicfp.or.jp 英語版 (Death and Denial: Unsafe Abortion and Poverty, © IPPF 2006) は、 IPPFのホヌムペヌゞでPDFファむルが芋られたす。


International Planned Parenthood Federation 4 Newhams Row, London, SE1 3UZ, United Kingdom Tel +44 20 7939 8200 Fax +44 20 7939 8300 Email info@ippf.org www.ippf.org

衚玙写真IPPF/Jenny Matthews ISBN978 4-906581-18-4 P700E

定䟡700円 (皎蟌み)


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