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2024-25年度 エレメンタリー成績表改訂
ISDは過去数年間エレメンタリー生徒の成績表システムの改訂に取り組んできました。そして今年度から新しい成績表システムが導入されます。保護者は2025年1月31日午後4時以降、ファミリーアクセスで新しい成績表を確認することができます。
それぞれの評価(Grading Scales)の意味は?
学習面の評価: Academic Grading Scaleは学年レベルの基準の習得と到達に向けた進捗状況を点数で表しています。高評価は各生徒がスキル、概念、問題解決、推論において常に高いレベルの結果を示している事を意味します。各レベルの詳細については以下を参照してください。
4 = 標準に基づく学習目標の習得: Mastery(4)の評価は単元または学期の終わりまでに教えられた核となる考え方と必須スキルに関する知識を習得していることを示しています。このレベルの生徒は批判的思考に取り組み、合理的な推論を行い、学習をさまざまな状況で応用することにも長けています。生徒は学期の終わりまでに標準に沿ったカリキュラムから期待されるすべて、またはほぼすべての課題を最小限のサポートと共に高度な精度で行う能力を示しています。
3 = 主要な概念と基準に習熟: Proficiency(3)の評価は単元または学期の終わりまでに教えられた核となる考え方と必須スキルに関する知識に習熟していることを示しています。このレベルの生徒は批判的思考に取り組み、合理的な推論を行い、学習を様々な状況で応用する力が見え始めています。生徒は学期の終わりまでに標準に沿ったカリキュラムから期待されるほぼすべての課題を一部サポートを受けながら70~85%の精度で行う能力を示しています。
2 = 主要な概念と基準の基本的な理解: Basic(2)の評価は単元または学期の終わりまでに多少のギャップはあるものの教えられた核となる考え方と必須スキルに関する知識への理解があることを示しています。このレベルの生徒は批判的思考に取り組み、ガイダンスに従って推論を行う力を見せています。生徒は学期の終わりまでに標準に沿ったカリキュラムから期待されるほとんどの課題をより高レベルのサポートを受けて60~75%の精度で行う能力を示しています。
1 = 学年レベル未満: Below Grade-Level(1)の評価は学年レベルの核となる考え方と必須スキル習得ための前提条件となるスキルを学んでいる段階にあり、習熟度が学年レベルに達していない事を示しています。生徒は学年レベルの核となる考え方と必須スキル習得の為に継続的に多大な支援が必要となります。
ワシントン州も学業達成度の判断基準について同様の変更を加えています。州とISDはProficiency(3)の評価は生徒が基準を満たす見込みがあるという意味だとしています。州はMasteryの代わりにAdvancedという名称を使用していますが、これはMasteryと同じように生徒の学習の理解度と応用力が標準で要求されるレベルを超えていることを意味します。i-Readyなどの標準化されたテストの成績が示すように、Masteryレベルの生徒は学習において学年レベル以上の思考や応用力を持ちます。
また、Masteryという言葉はカリキュラムを高いレベルで達成する能力の意味を従来の数字だけの評価よりも深く伝えることができます。
学習を促進する行動面の評価: 行動面の評価は州のSEL(社会性および感情面の学習)基準に基づいています。この評価は生徒の自己制御スキルの発達や、生産的な学習と積極的な社会関与につながる行動の指標です。各レベルの詳細については以下を参照してください。
C =一貫した年齢レベルの行動: Consistentlyレベルの生徒は州のSEL基準で説明されているように、その年齢の生徒に期待される行動を一貫して示し、結果として生産的な学習と積極的な社会関与を常に行う力があります。 注:学習行動は年齢相応です。このレベルの生徒へ個別に指示をしたり再指導することはめったにありません。クラス全体への指示、指導を聞いて相応の行動ができます。
M = 年齢レベルの基準を満たしている: Meetingレベルの生徒は州のSEL基準で説明されているように、その年齢の生徒に期待される行動を満たしており、生産的な学習と積極的な社会関与を行う力を示しています。注: Meetingレベルの生徒はクラス全体の指導以外に、状況により個人的な行動面の指導が必要になる場合があります。学習や社会的関与を妨げる行動はほとんど見られず、一時の指導で解決します。生徒は一日の大部分で前向きな行動を維持する力があります。
E = 学年レベルに合ったスキルの芽生え: Emergingレベルの生徒は年齢基準に沿った社会、感情、行動スキルの芽生えが見られます。生徒は相応の学習や積極的な社会関与への力を常に維持させるために期待される行動を思い出させたり、週に何度も行動スキルの再指導を行う必要があります。 注: Emergingレベルの生徒は前向きな行動を維持するための定期的なモニタリング、指導、およびサポートを受けます。生徒の行動は、学習や社会関与を実質的に妨げることがあります。
G = 年齢レベルの行動を学ぶためのサポート対象: Growth Areaレベルの生徒は学習や積極的な社会関与に従事するために期待される行動を補助するため、一日を通して継続的な指示、指導を受けます。 注: Growth Areaレベルの生徒の場合その行動は定期的に学習や社会関与を妨げます。保護者と学校は協力して作成されたサポートプランを基に指導を行います。プランは書面または口頭で行われ、予想される行動と介入の明確な説明が含まれています。
上記の評価に加えて、成績表には次の内容が表示される場合があります:
NA = Not Assessed(評価自体行われていない)
NG = No Grade(評価なし、コメント欄説明か保護者の同意がある)
Y = Yes (生徒が追加の進捗レポートを受け取っている場合に使用)
お子さんの進歩を知るためには家庭内のコミュニケーション、担任から送られるニュースレターを読む、自宅に持ち帰る課題を見る、保護者面談への参加など、必要に応じた学校と保護者間の情報共有から始まります。サンプルの成績表などの詳細はウエブサイトをご覧ください。https://www.isd411.org/academics/academics-overview/grading/elem-rep-card
なぜ学校区はこれらの改訂を行 ったのですか?
これらの改訂は次の目的で行われました:
学校カリキュラムにおいて最も重要な点 をより適切に反映する。
学業の進捗状況について教師と保護者間 のコミュニケーションを改善する。
教師と保護者間のコミュニケーション形 式を補完する。
定期的に保護者へ通知される学校区や州 の評価テスト結果と連携する。