Karibu Miyanishi Architecture Portfolio | 宮西夏里武 建築作品目録 2022

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Karibu Miyanishi Architecture Catalogue

宮西夏里武 建築作品目録 2017-2022



Karibu Miyanishi | 宮 西 夏 里 武 1998

埼玉県戸田市生まれ

2019

石川工業高等専門学校 建築学科 卒業

2019

信州大学工学部建築学科 3 年次編入学

2021

信州大学工学部建築学科 卒業

2021

信州大学大学院総合理工学研究科 入学


受賞歴[学内]| Awards on campus 2017

ハノイ建設大学国際交流プログラム

2019

石川工業高等専門学校

2020

第 60 回全国大学・高専卒業設計展示会

模範功労賞

信州大学設計製図Ⅲ前期前半課題

銀賞

信州大学設計製図Ⅲ前期後半課題

銅賞

信州大学設計製図Ⅳ課題 2021

学校代表作品選出

出展

金賞

第 62 回全国大学・高専卒業設計展示会

出展

資格 | License 2019

二級建築士試験

合格

実習歴 | internship 2017

谷重義行建築象景

模型制作 1Weeks

NAKAE ARCHITECTS INC.

模型制作 1month

2020

アーキプラン

模型制作 1month

2021

ライフ・エンジニアリング 株式会社日建設計

図面制作 2days

資料 / 図面作成補助

2week

技術 | Skils jwwcad, ArchiCAD, Sketchup, Lumion, Twinmotion,Illustrator, Photoshop


受賞歴[学外]| Awards 2016

第 6 回建築甲子園

石川県代表作品選出・奨励賞

2017

全国高専デザコン 2017in 岐阜 空間デザイン部門

2018

全国高専デザコン 2018in 北海道 空間デザイン部門

2019

北信越新人合同設計展 TAMAGO 展

2020

11 位入賞

4 選・観客賞

第 7 回 2020 都市・まちづくりコンクール 北海道組卒業設計新人戦合同講評会

10 選・岸トラベル賞

優秀賞

第 11 回 JIA・テスクチャレンジ設計コンペ 第 26 回北陸の家づくり設計コンペ 2021

優秀賞

最優秀賞

第 8 回歴史的空間再編コンペティション MIXCOMPE

審査員特別賞

北日本新聞社賞

第 30 回長野県学生卒業設計コンクール 新潟建築卒業設計展 Session!2021

繪内正道賞

銅賞

西川日満里賞

せんだいデザインリーグ 2021 卒業設計日本一決定戦 第 8 回 2021 都市・まちづくりコンクール Nagoya Archi Fes2021 中部卒業設計展 オンライン卒制展 2021

最優秀賞

中山英之賞

最優秀賞

2021 年度日本建築学会設計競技

北陸支部入選

第 27 回北陸の家づくり設計コンペ

北國新聞社賞

第 10 回歴史的空間再編コンペティション

11 位入賞

日本三


作品目次 |contents

01

繕いを、編む

02

冬をも凌駕する牛舎、或いは草庵

03

赴くままに動く街

04

再興ボラ待ち櫓

05

浅緋の水花火

06

私道に花を咲かせれば

07

小さなおとなの大きな輪

08

IKEBUKURO E-SPORTS STATION

09

青葉 Days

10

君の欠片は、街へ

11

他所の市、此処の市

12

土が囀る家

13

wa!sh

14

芹田小ツリーハウスプロジェクト

15

集う

16

空を食べる窓の家

- 千曲川水害後1年目の修復風景の集積による失われた児童館の再建 -


outline| 作品概要 type/Diploma 2021

Program/chidren center

せんだいデザインリーグ 2021 卒業設計日本一決定戦

type/2020 Competition

日本三 ほか

Program/cow shed

第 11 回 JIA・テスクチャレンジ設計コンペ

type/2021 Competition

繪内正道賞

Program/mobility

2021 年度日本建築学会設計競技

type/2020 A design for a class

北陸支部入選 ほか

Program/Fish Farm

信州大学設計製図Ⅳ課題

type/2020 Competition

type/2019 A design for a class

金賞

Program/Rice terraces

Program/housing complex

北信越新人合同設計展 TAMAGO 展

最優秀賞

type/2019 A design for a class Program/Block reorganization 北海道組卒業設計新人戦合同講評会 優秀賞 ほか type/2021 Competition

Program/Esports Museum

type/2020 Competition

type/2021 Competition type/2019 Diploma

Program/housing

Program/Street Funiture

Program/Market revitalization

第 8 回歴史的空間再編コンペティション

type/2020 Competition

type/2019 Competition

11 位入賞 ほか

Program/housing

Program/wax package MIXCOMPE

type/2021 Laboratory project type/2017 A design for a class

4 選・観客賞

Program/Tree House

Program/Port facilities

ハノイ建設大学国際交流プログラム

type/2020 Competition

学校代表作品選出

Program/housing

第 26 回北陸の家づくり設計コンペ

北日本新聞社賞


繕いを、編む

「 繕

館 」

千 - 曲川水害後1年目の修復風景の集積による失われた児童館の再建 -

『 本体 』

千曲川水害後の長野市長沼地区には住民たち による「繕い」の風景が溢れている。個々の

水害に耐え残った箇所

修繕行為を設計に活用する。水害後失われた

『 繕い』

児童館の再建を図る。既存の火の見櫓や体育

水害を経て修復が 行われている箇所

館を「繕う」ことで既存ストックを活用した 遊び場が生まれる





b e f o r e


1

5

10(m)

児童館本館 2F

前庭

1

5

児童館本館 1F

10(m)



私は助けを必要とする人たちを守る建築家になりたい。 そう思い立ったのは大学 3 年時に起きた千曲川豪雨の経 験からです。当時自分が過ごす街で災害が起きたという ショックと共に、建築を学びながら何の役にも立てない という無力感を抱きました。しかし被災地でボランティ アとして活動するうちに「復興の在り方」を研究したい という気持ちが固まりました。 そこで卒業設計では、失われた児童館の再建計画を 提案しました。

長沼地区復興イベントでの住民対話 2021.10.10

調査の中で注目したのは被災後間もない状況 から住民が行ってきた住居などの修繕行為で す。小さな修繕行為をスケッチにまとめ、応 用することで被災後すぐに立ち上がれる児童 館の在り方を考察しました。 卒業設計の成果物は昨年被災地で行われたマ ルシェで住民の方たちに披露しました。そこ で皆さんに喜んで頂けたことは生涯の宝物で す。 災害体験から「住むこと」を見つめ直せたこ とが「人々を救う建築を作る」という今の想 いに繋がっています。

-----2022.02 JIA MAGAZINE397 号

自身の寄稿文より


02 冬をも凌駕する牛舎、或いは草庵 北海道赤井川村の牧場を敷地とした牛と人が共に住まえる牛舎を提案す る . 元来冬期間の牛舎は秋のうちに蓄えた牧草ロールや飼料によって 3-5 カ月間の冬仕舞いが行われる . 一方積雪が深刻な地域住民には , 半屋外空 間である牛房と住宅間の往復が身体的な負担としてのしかかっている . そ こで本提案では備蓄牧草を燃料としたストーブや , 牛舎のプロトタイプで ある中央通路型の建物形態の断面を解体することで牛舎本来の「熱を蓄 える」ポテンシャルを惹きだし , 人が住まえる牛舎として再建する . 計画 においては牛舎の臭いを低減させる通風性や貴重な日光を取り入れるハ イサイドライトの面積確保を意識した . 更に地上部での「仕事」によって 生まれる熱を上部で蓄えられる空間を目指した .



5℃


10℃


牧草葺き屋根 t=300mm 75.0m3 3 年間隔で葺き替え

木製パレットに牧草充填 1*2m パレット材に挟み込み 外壁に縦重ね置き

- 牧草ストーブ略図 -

乾燥排泄飼料 燃料 冬期燃焼量 70kg/ 日 ×4 カ月 =8.4t

年間量 約 3.7t/40 頭

+

牧草 舎備蓄量 20kg/ 頭 ・ 日 ×40 頭 ×4 カ月 =96t

舎内 3 棟設置で冬期は半永久稼働が可能

15℃


20

廃熱

大屋根 : 構造用集成材 在来軸組材

採光熱 居住部 滞熱

潜熱蓄熱材スラブ 牧草ストーブ

牛舎部

中断面集成材 上昇気流

5 (deg)

牛房 台所

畳コーナー

牛房 牛の体温 38.5~39.5℃ SCALE;

1

5

10

N (m)


03

赴くままに動く街


朝市の移動屋台や、リヤカーなど、移動 することが文化として根付いている石川 県輪島市。ここで近年官民連携で取り組 まれているゴルフカートモビリティも促 進を目的としたカートが走り回れる街区 再編を提案する



市場施設 1F PLAN

0

1

5

10(m)


木造櫓部は着脱式で増改築が可能

04

飛び出した梁を櫓で支える

再興ボラ待ち櫓

展望デッキ

2RF 床高

1RF 床高

海の植物庭

からすみ体験コーナー 2F 床高

作業場

囲炉裏の間

稚魚用生け簀 B

舟着け場

1F 床高

中央コアは恒久的な RC ラーメン造

水面高さ

岬になっていて町から隠れている岩場

X1

X2

X3

X4

X5

X6

X7

新崎の入り江

海の森

岩場は船着き場や散歩道に

既存の森は体験のあとの散策路に

養殖用生け簀 ( 幼魚 ) 作業場 ボラの水揚げや出荷の仕分けを行う 獲ったボラを食べれる

養殖用生け簀 ( 稚魚 )

船着け場

囲炉裏の間 施設に乗り込む船の発着点

餌やり・生育観察を行うキャットウォーク

ギャラリー

海の森の小径

EV

新崎集落の空家から生まれた杉横見板

ぼらカフェ

を重ねて枕木に

施設の受付管理を兼ねるスペース 南方に既存のボラ待ち櫓が見える

カラスミ加工場のある二階へ

エントランスデッキ

N 成魚の養殖網が張られた新崎ボラ待ち櫓へ

新崎のボラ待ち櫓での疑似ボラ漁体験へ 70m 南方

ボラ待ちとなり 1F 平面兼配置図 小舟からボラの魚影が臨める


能登半島の沿岸部に位置する石川県穴水町

では , 魚の一種であるボラの群れを終日見張り上から引き上げるという日本最

古の伝統漁法の為に建つボラ待ち櫓が存在

する . かつての生業であったこの漁法も非効率であることから絶滅し , 櫓の取

り壊しも相次いでいる . 伝統の火を 的な建築構成を継承しながら養殖という ルを引き出し , 再興を図る . 特徴的な櫓の

「観光」という起爆剤によって再興できないか . 本提案ではボラ待ち櫓の伝統 新たなプログラムを加えることで , 地域の生業・観光の両面から街のポテンシャ 構成を活かした造形と海を守るための基礎を打たない構法を採用した


05

浅緋の水花火


耕作放棄によって廃れた棚田の再編計画 . 畦道を練るように瓦屋根を架け、新たな基礎によって区画を明確にすることで棚田 のブロックごとの貸し出しが可能となりプールや遊びなどのアクティビティが生まれる . 地元木材の林業支援にも寄与する


06 私道に花を咲かせれば 善光寺通りに面する敷地に個人の庭が繋がり一つの 共有庭となる集合住宅を提案する





07

小さなおとなの大きな輪


かつて養蚕業で栄えた須坂も今は穴あきの街区へと姿を変えた . この場所で最小限の逃げ地図を作成することで , 高齢者が声を掛け合い避難が出来る防災街区に再生する




08

IKEBUKURO E-SPORTS STATION


ゲームセンター文化発祥地の池袋に多世代が交流出来る電脳複合施設を提案する


09 青葉 Days N

1F PLAN

1m

3m


出窓の魅力を惹きだす最小限の面積に抑えた山小屋の提案


10

君の欠片は、街へ


茅の輪くぐりは気持ちの切り替え・厄払いの為に行われる日本の伝統行事である この茅の輪は失恋の想いを断つ前に設置する家具である . 単管パイプとワイヤーにより施工できる


11

他所の市、此処の市


石川県金沢市近江町市場の裏側再開発計画の読み替え 大規模な開発によるこれ以上の地元客流出は避けなければならない 個別的改修とアーケード上部空間の活用によって 1F は観光客・2F は地元民の住宅という棲み分けを行いんながら 緩やかに繋がるこれからの地元市場を提案する


12 土が囀る家 長野市郊外の住宅設計提案 廃材パレットに土を充填させることで二階部にも植生をもちこむ 長野の県杉材を用いた格子に蔦がはい、家は大地と一つになる







13 wa!sh 食べ物のように消費期限が可視化された容器のデザインを提案する . 紙を重ねる ことで生まれる容器は ,3 カ月という季節の移り変わりと共に内部の溶液が外皮ま で浸透し , 溶けて消えてしまう . 四季の移ろいを感じられる容器を提案した .



14

芹田小ツリーハウスプロジェクト


芹田小学校の 5 年 4 組では、総合の活動でツリーハウス作りを計画 していました。全校児童や地域の方が、楽しんで遊べるような場所 となるツリーハウスを作りたいとの要望があり、寺内研究室・地元 の大工さんと協力して、31 人の子どもたちと制作に至りました


2,420

1,290 910

240

190

140

472 1,300

910

472

7 15

大引 120x120

200

51 2. 1,0 5 25

1,550 梁 30x120 30 20 10

560

560

240

700

270

460

240

220

ネット(既設)

段板(古材a-20) 45x90

799

段板(古材a-19) 45x90

360

L2 L2

190

190

472

190

梁 105x105

束石 200x200x240

360

910

C3

990

440

桁 120x120

1,120

240

260 2,060

472 910

910

550

柱 120x120 桁 45x120

910

1,370

梁 120x120

梁 105x105

L1 L1 L1

910

130

550

251

190

段板(古材a-21) 45x90

460

130

700

207

240

39 2. 5

3,220

346

39 2. 5

桁 120x120

460

71 1,0

114

346

700

60

114

612

1,1

71

51 2. 5

711

3 07 1,

大引 105x105

700

700 3,430

1,120

N


300

段板 (古材 a-19) 45x90

段板 (古材 a-21) 45x90

400

大引 120x120

大引 105x105

束石 250x250x220 112

438

700

Y7

Y8

400

300

段板 (古材 a-20) 45x90

150 150

300 150 150

段板 (古材 a-19) 45x90

700

438

472 Y9

段板 (古材 a-20) 45x90

デッキ 30x120

束石 250x250x220

GL 束石 250x250x220

277.5

桁 45x120

300 大引 120x120

大引 105x105

大引 120x120

梁 105x105

300

1,200

Y4

Y6

360 Y1

Y3 Y2

X4通 り 軸 組 図

桁 120x120

梁 105x105

梁 120x120

240

120 90 30 650 1,110

段板 (古材 a-20) 45x90

貫 30x120

段板 (古材 a-21) 45x90

貫 30x120

150 大引 120x120

260

440

560

560

1,820 X4

X5

X6

Y4通 り 軸 組 図

X7

X8

150

束石 200x200x240

束石 250x250x220

150 150

デッキ 30x120

梁 120x120 貫 30x120

貫 30x120

700

300

300

1,500 GL

梁 120x120

1,260

300

150

段板 (古材 a-20) 45x90

1,200

梁105x105

300

1,500

梁 120x120

45

400

467.5

デッキ 30x120


15

集う


金沢港に計画されている大型旅客船を迎える海の駅を設計提案する . 金沢の伝統的なイメージを彷彿とさせる瓦屋根は積雪対策にも考慮している


16

空を食べる窓の家


金沢市寺町は伝統的な町家で知られる地区だ . 街区に生まれた歯抜け地を『土地の窓』と定義し , 空き地と町家のあいだの開放的な暮しを提案する


W e b s i t e

mail: 21w5043a@shinshu-u.ac.jp


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