場 が 揺 れ 動く感 動 を 。 ひとつのスペースに参加することで体験者は無意識に没入し、
Favorite 料理
心と体だけでなく、文化や価値観までもが小刻みに揺れ動く。
ファション
そんな場を目指して日々、デザインをしています。
My life
2019.3.1
市立函館高等学校 卒業 卓球部にて副部長を勤め、学内における仕事を受け持つ。
川井 良輔
Kawai Ryosuke
学祭の行燈作りでモノ作りの楽しさを知る。
2019.4.5
東北芸術工科大学 デザイン工学部 プロダクトデザイン学科 入学 空間デザインやインスタレーション、プロダクト、UI/UXを学ぶ。 有志が行うファションショーにて様々な役割を勤める。
kawai428vr1@gmail.com @kawaigridt @kawai428
スキー
北海道函館市で生まれる
海 外 サッカー観 戦
2000.4.28
2019.8.10 ~8.16 2020
山形市から函館市まで自転車で帰省旅 帰省の費用を抑えるべく1週間かけて自転車帰省を行うが、
ボウリング
Skills そのほかのスキル : マネジメント、 スケジュール管理能力、 情報理解能力、模型制作、 リサーチ力
結果的に初期費用や食費により新幹線代を大幅に超えてしまった。
有志団体 Fashion Project 代表 大学の中でFashionに興味のあるメンバーを集め、 制作15人、モデル 31人、関係者含め約50人のファ ションショーをまとめあげる。
インターン参加歴 : チームラボ株式会社 カタリストチーム 2週間インターン(2021/9/6~17) 株式会社博展 CREATIVE INTERNSHIPʼ23(2022/2/25~27)
100 色の表現課題 / 合同展示会
0 1 100 色の土鍋「秘湯鍋」
お菓子の新発表会場インスタレーション
05 ぐにゃ
インスタレーション
02 未知の駅
03
寄り道をもっと自由にするアプり。
06
07 ブランド古着ショップの店舗設計
04 Digstrata
にゃチューブ
08
ラシンロク 身近な色をハントする
100 色カラーハンティング
01
100 色の表現課題 / 合同展示会
100 色の土鍋「秘湯鍋」
01 ぐにゃ 100 色の土鍋「秘湯鍋」 にゃチューブ カラー / 空間領域・個人課題 / 合同展示
課題内容 :「100 色の表現課題」
自分らしさと体験者の体験価値 個人制作
POINT!!
制作期間 : 2021/9/29~12/22 (12 週間課題)
こだわり
3 年次後期 プロダクトデザイン演習
グループ制作
作品の配置 / 照明設計
100 色の表現課題とは 何かモノに着色、染色、印刷等することで自分だけにしかない 100 色を展開する。 また、同じゼミ内 6 人で作品の合同展示を行い、その空間設計まで行う。
01 ぐにゃ 100 色の土鍋「秘湯鍋」 にゃチューブ
CONCEPT アイデンティティは色と密接に関わりを持っている。 性格、見た目だけでなく、「経験」は特に色と強く結ばれていると考える。 私にとって大学の経験を語る上で切り離せないものが土鍋と温泉だ。 沢山の経験の中で見つけた、私にとって大切なもの。 100 個の土鍋に例える経験の中で、光り輝く「秘湯」を温めてゆく。
PROCESS 自分だけの
自分だけの 100 色
アイテムを見つける。
カラーパレットを作成
調色・着色
展示検討・空間設計
展示会としての告知
身の回りを見渡し、お財布と相談しな
何 度 も 印 刷 し、自 分 だ け の カ ラ ー パ
作成したカラーパレットを指標に画材
6 人で集まり、教室の中でどこに誰の
私たちは6人で1つの展示会という捉
がら何をモチーフにするのか検討する。
レットを作成する。
を使って調色・着色を行う。
作品を配置するのか、照明はどのよう
え方で進め、ポスター制作や SNS で
に照らすのかを検討した。
の告知にも注力した。
最初は自転車のタイヤにしようと考え、
この段階でどんなシルエットのアイテ
着色はターナーのネオカラーをハケで
日本中のタイヤメーカー、ゴム会社に
ムなのか、配置方法はどうするのかも
手塗りするという手段をとった。ハケ
インパクトのある作品ばかりであるた
20 件以上問い合わせ、予算 15 万円で
考慮しつつ制作する。
後を残さないように水の分量や塗り方
め、他の人の作品を邪魔せず、写真写
白いタイヤを見つけることができた。
も研究することでスプレー着色のよう
りがよくなるような配置を心掛けた。
しかし、着色が難しいことから断念。
な綺麗な仕上がりを目指した。
COLOR PALETTE
何度も 100 色カラーパレットを作成し、 印刷しては遠くから眺めて色被りがないか調整を重ねた。
01 ぐにゃ 100 色の土鍋「秘湯鍋」 にゃチューブ
01 ぐにゃ 100 色の土鍋「秘湯鍋」 にゃチューブ
左の写真が 1/100 で存在する「秘湯鍋」 。
展示の様子 実際の展示では 4 時間の開催だったにも関わらず、 150 人以上の来場者様にお越しいただきました。 100 個の土鍋から 1 個の秘湯鍋を見つけるために沢山の方に 蓋を空けていただき、幾度となく見つけた時の歓声が上がりました。
01 ぐにゃ 100 色の土鍋「秘湯鍋」 にゃチューブ
Experience
Fashion
単なる 100 色のモノを置いていてもつまらないと
展示日は作品だけでなく体験や世界観も楽し
考え、100 個のうち1つだけ中身を変えることで、 それを見つけ出すというワクワク感を含ませた。
んで欲しいと考えたため、白い浴衣を用意し、 服装まで気を配った。
RESULT 2 年半で確立してきた自分の 「イロ」を表現することができた。
細部までこだわり尽くす という技術を学んだ。
たった 4 時間のために尽力する楽しさと それが終わる儚さを知った。
01 ぐにゃ 100 色の土鍋「秘湯鍋」 にゃチューブ
「素材感や質感がよかったです!」
展示 3 週間前から朝 8 時登校、夜 23 時下校という
「塗装はエアブラシですか?」
スケジュールで動き、自由に使える時間は多少の食
きない「色」 「形」 「質感」 「コンセプト」 「照明方法」
「こんな白い机どこにあったの?」
事と数時間の睡眠という生活を過ごした。
を全てぶつけることができ、達成感を噛み締めた。
「影がめちゃいいよね」
自分の経験を通して得た、自分だけにしか表現で
「照明にこだわりを感じる」 これらは来場者様から頂いたお言葉です。
私にとってこのスケジュールはキツくもありながら 大変楽しく感じた。また、展示が終わった後には達成 感よりも全てが終わってしまうという儚さが残った。
MY THOUGHTS 100 色課題では「自分の感性を全て表現する」をモットーに進め、 これまで経験して培った感覚・経験を大切にし、 思い出が強くあるモチーフ選定へこだわりを持って制作した。
また、この課題をインスタレーションとしてとらえ、作品を通して来場者には 1/100 個を見つけ出すという体験を促し、単なる 100 色のモノではなく 体験デザインとしての価値にも重きをおいた。
最終的には自分自身を象徴する作品として完成させ、 自分の自信につながるものとして昇華させることができた。
02
インスタレーション
未知の駅
ぐにゃ 02 未知の駅 にゃチューブ カラー / 空間領域・グループ課題
課題内容 :「SPACE EXPERIMENT」
POINT!!
制作期間 : 2021/9/29~1/21 (15 週間課題)
こだわり
3 年次後期 プロダクトデザイン演習
コンセプト立案 グループ制作
モデリングによる空間イメージの作成
ぐにゃ 02 未知の駅 にゃチューブ
CONCEPT 人は 1 日に 6000 回もの選択をしていると言われている。 今日は何を着よう。 どこへ就職しよう。 選択肢の大きさは千差万別。 ここは、今まで選んできた幾つもの選択肢が 道となり、可視化されて、個人を象徴する場所だ。 今はもう忘れてしまった人やモノ、感情。 それらを俯瞰したり、見つめたりして、 今の自分を成り立たせた繋がりを感じてもらいたい。 ぐんっ。 さあ一歩を踏み出して。 過去からのエールを抱いて。 未だ誰も知らない未来を紡いでいこう。 道に迷ったらまた帰って来ればいい。 未知の駅に。
PROCESS コンセプト提案
1/1 での空間実験・ モデリング検討
調色・染色後に
糸をサイズにカット
グリッドや構造の設営
ぐにゃ 02 未知の駅 にゃチューブ
当初は体験価値を軸にコンセプト立てを行
今回の課題では構造が成立するのか、安全面
自分たちだけの空間を制作するために、既存
設営時間が短いこと、設営人数が 3 人なことか
い、冷房やスモークを用いた空間を展開しよ
はクリアできるのか、元の空間に傷がつかな
の着色糸ではなく、白い糸への着色も行った。
ら、当日の時間短縮を考え、事前にワイヤーを
うとしたが、教室のレギュレーションを満た
いかを考慮し、模型でなく実際のスケールで
すことができず、検討を繰り返す。
の実験を繰り返した。
心の余裕が生まれたタイミングの高速バス内
講師には糸を吊るすための構造が現実的ではな
で「道の駅」を発見。
いと忠告されたが、開催期間を想定した安全実 験を繰り返すことで不安を確証へと変えた。
電車の駅とは違い、色々な方面から車が押し 寄せる「道の駅」と自分たちへ縦横無尽に迫る 「未知」を掛け合わせられないか考えた。
張り、そこに引っ掛けるだけの構造を考えた。 その後、モデリングから換算した糸の長さに カットし、約 1000 本の糸が絡まらないよう
中央のオブジェクトも事前にグリッドと糸を
な保管方法も研究した。
結んでおき、当日に糸と地面の設置材を結ぶ だけの構造にした。
COLOR
オブジェクトごとに 糸結び
オブジェクトを
ライティング設計
モデリング通りに調整
選色は「青信号」 「グリーンライト」から「進め」 「これからのエール」という意味をこめて 3 色
モデリング通りの角度、長さ、張力になるよ
事前に結んだ糸のオブジェクトをワイヤーに
ライティング前では白い壁が目立ってしま
うに神経を尖らせながら糸を結んだ。
引っ掛け、本当に人が通れるのか、糸がぶつ
い、本当の意味で空間演出できていなかった。
に決定した。
かっていないのかを検討しながら、地面に設 糸の張り具合にムラができてはいけないため、
置材を配置した。
照明を当てることで白い壁に適切な糸の影を
外側のオブジェクトは基本的に結ぶのが上手
投影し、どこを切り取っても楽しい空間に仕
な 1 人が担当するようにした。
上げた。
DIRECTION 視覚では狭い範囲でしか空間を楽しめないと 考え、音とアロマを用いて来場者の体全体を 包み込むように設計した。
これからの人生もゆっくり歩んで欲しいという 意味合いから、人が革靴を履いてゆっくり歩く 音と、心地の良い水の滴る音を組み合わせた。
ぐにゃ 02 未知の駅 にゃチューブ 一度その場に立ち止まり、リラックスした姿勢で過去の選択を 振り返ることで、将来の選択肢も自ずと見えてくるものがある。 また、将来つまずいた時もこの椅子に座りにくることで、過去を 振り返り、自信をつけて明日への糧にしてほしい。
影を利用し空間全体を演出する。 地面に落ちた影や白い壁に伸びた影を 利用することで、全ての空間を埋め、 より高い体験価値へ導く。
他学科とのコラボレーション 大学内外で活動の輪を広げるダンス演奏ユニットへ オファーを出し、即興のダンス公演を行った。 また、映像学科の友人へ撮影協力をお願いし、その 様子を MV として制作していただいた。
SPACE DESIGN
ぐにゃ 02 未知の駅 にゃチューブ オブジェクト同士がぶつからないこ とを前提に、どれだけ空間を糸で埋 めることができるのかを模索した。
モデリングにて空間設計の構成を検討した。 角度によっては一本の線に見えてしまう糸の オブジェクト。来場者のルートを想定しなが ら多くの糸が視界に入るよう配置にした。
SNS / PHOTO
POSTER/DM
モチーフである糸のパサついた質感を残すために ザラついた印刷紙を用いて DM を作成した。
MY WORKS 自分が主体となって担当した内容 来場者の方々や、その SNS を通して展示をより広めてもらうために、 写真スポットとしてどこから撮影しやすいか、どうやって撮影すると 良いかも含めて制作した。 結果として沢山の方に撮影していただき、その投稿を見た別の方が 来てくれるという連鎖も生まれた。
コンセプト提案 / タイトル採用 空間設計のためのモデリング 周りのオブジェクトの空間設計 / 糸張り 照明設計
03
ショーの一部映像 全編 1 分 25 秒ですので ぜひご覧ください。
ファッションショーを行う学生有志団体。
03 FASHION PROJECT
2019 年に初参加し、コンセプト「PUNIK」をもとに セットアップとドレスの 2look を作成した。
ファッションショー
制作期間 : 2019/5/1~10/15 (6 ヶ月)
1 年生の頃の不安定な思い 個人制作
POINT!!
コンセプト :「PUNK」
こだわり
1 年次 課外活動
グループ制作
ショーの全体統括
Fashion Project とは大学の中でファッションに
自分にとって FashionProject2019 とは
興味のある学生が有志で集まり、大学祭にて ファッションショーを公演する団体である。 ファッション学科のない大学で何ができるのか、 メンバーそれぞれが服の意味を模索する。
初めて「川井良輔」と向き合った作品 場の空気を作ることに感動し魅了されたプロジェクト
03 FASHION PROJECT
MATERIAL
CONCEPT 成長の過程にある PUNK という要素を抽出し、紫紺に色づく
1 年生の頃のまだ何色にも染まっていない未成熟な自分はあるが、
個性を持った自分とタマムシに光る未成熟な自分を表現。
これから経験や知識を積み重ねることで、様々な色に輝くことが できる自分と重ね合わせてタマムシ色の布を選択した。
PROCESS テーマの通達
素材集め
制作
全体演出
ウォーキング練習
制作班 MTG の際にこの年のテー
服を作る知識も材料も分からず、
専門学校の教科書や既存の服を真似しながら独学
全体の服の雰囲気を見ながら
自分が主体となってウォーキング
マが「PUNK」であると伝えられ
面白そうな布が使われている古
でパターンをひき、トルソーに当てながら出した
ウォーキングの順番やライティ
ルートや歩き方を指導していく。
た。その時の私には PUNK の意
着をとにかく買い漁った。
いラインを追求した。
ング、BGM などを調整していく。
味 が 分 か ら な か っ た と 同 時 に、 紫や赤紫色が目の裏に現れた。
観客席
高齢者向け店舗やドレスショップ、 アヴァンギャルドなショップなど
鏡橋
④ ②
分野問わずにまわり、最終的には
③
①能舞台入り口
タマムシ色の素材に行き着いた。
①
②中央 ③右ポージング ④正面ポージング
音楽決め
POSTER
03 FASHION PROJECT
MUJIC
モデルの足跡に合わせてバスの効いた音楽を流すことで、直接的に観客の 腹部に振動を伝え、感動への促進剤とした。またステージ中央には DJ を 配置することでトイランシーバーを使い、本番で細かな調整を行った。 Calvin Harris “Calvin Harris - Slow Acid (Official Video)” YouTube <https://www.youtube.com/watch?v=no1YHRhFr5A&list=PL4wcJkMwwr 5LxxhY3m2Dmw2oTHINPNxT7&index=1> ( 参照日 2022/3/5)
AFTER 翌年からは Fashion Project の代表を受け持ち、2022 年 夏には過去最多のモデル 30 人超えのファッションショー を予定している。現在、メンバー人数は 53 人。
JOB ウォーキング決め / ウォーキング練習 /
フィッティング / ライティング / 当日指示 / 音源 / 服の製作者、モデル、カメラマン等、総勢 25 人超え団体の代表補佐を勤めた。
RESULT
1
服を着ることの 意味を考える。
2
自分と向き合う ことを知る。
3
場の空気を操る楽しさ。
普段こだわりを持って着ている服をなぜ
ユーザーのためのデザインではない「自
普段は何気ない場所でも、作品や演出に
選ぶのか。自分にとって服は自己表現の
己表現」をするために自分と向き合い、
よって感動の場になり、それが自分でも
ツールであると理解した。
個性を認識することができた。
生み出せることに感動と魅力を感じた。
昨 年、開 催 予 定 だ っ た Fashion Project 2021「ヨロイトカシタ」の告知ポスター。 新型コロナウイルスの影響で開催中止と なってしまうが、今年の秋に向けて開催す るために現在は準備中である。
04 04
04
04
04
05 05
05
05
05
07 07 07
07
07
07
08
08
08
08