Kenji Kuwabara Portfolio

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portfolio 2015~2018

Kenji Kuwabara 桑原 健次


Profile

桑原 健次 Kenji Kuwabara

< 経歴 >

1996.09

静岡県 静岡市に生まれる。

2012.04

静岡県立静岡東高等学校 入学

2015.03

同高等学校 卒業

2015.04

芝浦工業大学デザイン工学部デザイン工学科 建築・空間デザイン領域 入学

現在 -

桑田仁研究室所属

< 特技 >

水泳、ハンドボール、書道

<Skills>

Autodesk applications : Autodesk Autocad, Autodesk 3dsMax, Autodesk Rivit Adobe applications : Photo shop, Illustrator Other digital skills : Microsoft Word, Microsoft PowerPoint, Microsoft office

<Awards>

2018/01 3 年後期後半課題コンバージョンにて、港区役所に展示。



Content

1st

コンバージョン

2nd

ブックカフェ


3rd

集合住宅

4th

観光センター



Conversion - 水辺の都市再生 -


Site

日本のビジネスの中心地でありながら、トレンド の発祥地でもある 日本の心臓部とでも呼ぶべきエリア。 対象敷地には二つの表情がある。 ビジネスマンや主婦、学生などが多い メインストリートに向けた表情。 そして、ウォーキングやランニングをする地元の 人に向けたカナルストリートの表情。

対象建物 1974 年築当時 : 準工業地域 ( 容積率 400%/ 建蔽率 70%) 敷地面積 306.56 ㎡ 鉄筋コンクリート造 7 階+PH 延床面積 1.441.93 ㎡ ( 容積率 398%) 建築面積 191.64 ㎡ ( 建蔽率 63%)


Planning condition

役割の転換

この演習は本学芝浦キャンパスの地元東京都港区芝浦 地区に実在する築約 40 年の鉄筋コンクリート造併用住 宅を取り上げ建築再生を企画、設計する。 前面が道路、背面が運河、さらに片側面が隣地の総合 設計制度による公開空地に面する。三方がオープンス ペースに開くこの立地を生かし、芝浦ローカルといえ るような水辺の都市建築モデルを提示されたい。


Floor Plan ある獣医とその家族が、 「こんな落ち着いた街で暮らしたい。」 「ペットと楽しく過ごせる街が良い。」 ふと、そう話す。

今回は、そんな家族からのご依頼で、 皆に愛される夢のランドマークを持ちつつ、 静かな住宅としても成立する、 一つの建物で動と静が完結するような そんなコンバージョンを提案する。

2F Cafe

1F Entrance 道路側、公開空地側、水辺側、三方面に開かれたエントラン

このフロアは、専用のカフェをなっており、ショッピングを

スが人々を誘致する。プライベート空間であるオーナー住宅

してからくつろぐ場所、病院が終わってからくつろぐ場所、

へのエントランスを南側へ設けることにより、一階の平面的

またカフェを目的に訪れる場所と人々のランドマークとなる

にも閉と開の ON と OFF を形成している。ペットショップを一

ような空間となり、挟むように二階に配置した。

階に配置することで、気軽にショッピングを楽しめる。

Conversion Plan 立体的に捉える。閉じこまったひとつの建物を減築すること で公開空地と建物のずれを減少させる。 シンプルな長方形の形に用途に分けるように増築を行い、一 目見ただけで立体的に空間を認識することができる。

+

減築

+

増築

3F Hospital


6F Owner House

5F Owner House

4F Hospital

7F Owner House

この建物を所有しているオーナーの住宅。5階にエントラン

オーナー経営の病院。ここでは診療をはじめ、入院など最低

スがあり、縦に広がる開放的な空間を形成している。また、

限に必要なものを配置する。また動物病院ということで、待

回遊型のドッグランを設けることで動物好きの特徴的な一面

合室にドッグランを設けており、人々はガラス張りの待合室

も持たせている。ドッグランに囲まれるように半屋外の空間

から外を見てリラックスすることもできる。

を生み出し、開けた高級感のある作りになっている。

Structure Plan

コア

パンチングメタル


N

1F Plan S=1/150 0

5

10

20m


terrace pool

dog run

house entrance waiting room

opretating clinic

house entrance cafe

main entrance

オーナー 外部 ペット


4F Plan S=1/150

3F Plan S=1/150

N

2F Plan S=1/150 0

5

10

20m


1F オーナーエントランス

2F カフェ

1F メインエントランス

4F 病院待合室


7F Plan S=1/150

6F Plan S=1/150

N

5F Plan S=1/150 0

5

10

20m


5F ベッドルーム

6F ダイニングキッチン

7F リビング

7F プール


南東方向からの日照に対し、住宅、病院へ と指すように提案する。オーナーの住宅に は多方面から光が指すように半屋外の空間 を多く設けたり、開けるところを多く開か せ、豪華さを演出している。

オーナー住宅

動物病院

カフェ

SECTION PERSPECTIVE


夜にはファサードから抜けるライトが建物 を目立たせ、ランドマークの象徴となる。



Book Cafe - 地域と繋がる -


SITE 地域と繋がる

居心地の良い空間で 好きな本を読むのは 至福の時である そこで身近な公共空間として 喫茶ができる図書館を設計する 住民も来街者も気軽に立ち寄り 気持ちよく過ごせ知的な 刺激も受けられる 課題文より

地域から本が寄付されると 同時にコミュニティの場で なくてはならない 近くに学生が多いこと、 公園の一角にあり、子供が多いこと などから専用のスペースも設ける。 ひとつの大きくない建物の中で、 閉と開の空間を本という コミュニティを通して 繋げていく。

対象敷地 埼玉県さいたま市見沼区東大宮 藁田島公園 用途地域 公園の一画。北側には遊具やグラウンドが広がる。



平面計画

敷地いっぱいに長方形を広げる カフェ

本屋

エントランス

敷地に形を合わせる

道路側に対して圧迫感を減らし、

1F Plan 1/200

公園側からのアプローチを促す 5

10

20m


縦に開かれたカフェが地域の人のコミュニティの場となる。


2階には、本棚という内壁を使って 用途ごとに部屋を分けている。 さらに、外壁のずらすことにより 生まれたテラスが光を取り入れる。 コミュミニティの場となる ダウンフロア、アップフロアは中央のカフェからの 開放的な空間を繋げることにより、より交流が深ま る。 シアター、子供部屋はカフェから眺められるように 吹き抜けに浮き出るように配置した。 シアター

子供部屋

アップフロア

2F Plan 1/200 5

10

20m


本棚に囲まれながら本を読んだり、地域交流が生まれるスペース

窓際に自習室や静かに本を読むスペース

このブックカフェの玄関となる本屋スペース

開放的なカフェ、そして奥には子供専用のスペース


Axometrics

壁を内壁、外壁、ファサードの三つで覆う形にし、壁で持ち堪える構造となっている。


縦、横へ光が繋がる

テラスが建物の光を調節する

アップフロア スタディ

ダウンフロア

カフェ

書店

断面計画 平面計画

道路に対する密接感

道路に対してピロティを作り、

閉鎖的な空間、開放的な空間

壁のずれによって日照の入り方、

壁を分割していく

を壁の再構築で作る

風の通り方を調節している


Facade design

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ファサードデザイン 儗兗儙兏儣兗儬 ఫᡤ ఫᡤ 㟁ヰ 儹儅儧儓儝 㟁Ꮚ充兠兏

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ㄝ᫂

᪥௜

䣽䢵䣆䣿 䢳 ファサード 外壁 内壁

ファサードは木々が目立つ公園にあるカフェということから葉がまるで

儎兠儮

木々から落ちて壁についているようなデザインにした。色は、緑色ではな

儻兑儜儋儓儬ྡ

く白にすることによって建物としての価値も上げている。

↓㢟 ᪥௜

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Housing complex - 田町で繋ぐ都心の大型集合住宅 -



高級住宅街

周りは高層ビルが建ち並ぶ田町という街に対して、マンションとしての 圧迫感を削るために、マンションを二つに分棟し、後ろの低い建物と左 右の高い建物の中間的な部分を担うように高さ設定した。



Site

集合住宅は立体的なひとつの街である。 この港区という都心に住む 様々な人が繋がり 敷地を越えた コミュニティを形成していく。

対象敷地:東京都港区三田 3-5-24 用途地域:第一種住居地域 ( 建蔽率 60%, 容積率 300%) ※前面道路より約 30m は商業地域 ( 建蔽率 80%, 容積率 600%) 敷地面積:11,260 ㎡


Planning

集合住宅は立体的なひとつの街であると考える。それを形成するために、立体街路 を用いる。正方形にかたどられたマンションに対し、立体街路を設け、建物内での ふれあいのスペースをかす。さらに、立体街路の天井をあけ、マンションも一二階 をあげることにより、縦の風が生まれ、それぞれの部屋全体へ風を行き渡らす。


配置計画

住居者 外部 family,single type elderly,couple,single type

多くの層を対象とすると、必ず住み

二つのマンションで挟むように低層

住居者のプライバシーも守らなけれ

二つのマンション、そして商業施設

方の違いが生まれる。そこで、マン

の商業施設を設置。外部の人も利用

ばならないため、住居者、外部とそ

に挟まれた場所に公開空地を設け

ションを分棟にする。二つのマン

可能で二階にはカフェも併設してい

れぞれ木々によって導線を分け住み

る。地形をあげることにより、敷地

ションは、対象敷地に合うように設

るため、繋がりが生み出される。

やすい環境を心掛けている。住居者

の圧迫感を押さえ、マンションから

置。また日照にも配慮した配置と

は、それぞれのマンション側から商

のアクセスも容易となる。この公園

なっている。家族向けと老人、カッ

業施設にアクセスすることも可能に

は両方のマンションの人々が集う場

プル向けで大きく分け、老人向けは

している。

所であるので、本来交流が生まれる

道路から近い方に設置。家族向けは 後方に設置。多様な生き方をする一 人暮らしは両方に設置することで、 意外なコミュニケーションが生まれ ることを狙いとしている。

ことのない人々の交流が生まれる。


1階周辺及び敷地図 ( 下敷参照図3階 ) Scale 1/600 5

10

20

50m


3F Standard floor plan (Upper)

3F Standard floor plan (Low-rise)

Scale 1/300

Scale 1/300

5

10

20m


Section Scale 1/300

5

10

20m


地形を生かした駐車場スペース

立体街路が地域の交流の場と変化する

マンション、商業施設と断面積にずらし、視線の摩擦を抑える

マンションが挟む公開空地では自然が愉しめる



Tourism Center - しながわ港南観光センター -



Site 近年の日本の観光はめざましい。 2016 年海外から述べ 2.400 万人が訪れた。 東京湾港南地区は 長い歴史文化を持つ半面い まも経済の大動脈である。 品川港南地区は、同じ湾岸の城東、江東地区と 比べると観光の注目は劣るものの、 羽田空港からのアクセスが良いため、 この計画地を日本にきた拠点としての 利用が見込まれる。

敷地 品川区品川一丁目 都営住宅用地と隣接街区 面積 1.85ha(A0.70+B1.15) 床面積 4.00ha ( 観光交流施設 2ha, 宿泊施設 2.00ha)


Planning condition

観光地の原点として

「センター」は施設だけでなく 文字通り人や活動や情報が集まる 場所を目指す。


リゾートホテル

Composition diagram

リゾートホテル棟として、品川で泊まる観光客 などが利用する高級ホテルの棟である。高層階

2

は、それぞれ庭を設け、品川の綺麗な景色を愉

3

しみながら宿泊することができる。 また、バーやプールなどリゾートホテルとして の存在感を際立たせるための施設を多く設けて いる。

敷地いっぱいに広げる

4

道路とグランコモンズ

押し出す

5

球体でえぐる

周辺の敷地に合わせる

6

ゾーニング

から延びる道を開ける

䣽䢵䣆䣿


ビジネスホテル このビジネスホテルは、観光客は勿論のこと品 川を拠点としているビジネスマンの利用や、期 間限定アンテナショップをする店舗の方々の リーズナブルな施設となっている。

アンテナショップ このアンテナショップでは全国各地のショップ を設けており、観光としても十分に愉しむこと ができる。また、これから全国に観光へ行く人 たちもこのアンテナショップで下見をしている ような感覚で利用することができる。2階は、 体験型スペースを設けることで、日本古風の体 験などができる。 配置計画として北から北海道、南は沖縄と日本 を歩いているような配置となっている。


ホテルのリゾート棟とビジネス棟にまたがっているブリッジは、 1/12 の勾配のかかったスロープ状のブリッジになっている。 二つの棟の 間は湾に面していて眺望が綺麗な場所でもあるので、 ブリッジ外壁をあえてつけず、 外部にすることで展望デッキのような役割もも つよう計画した。

リゾートホテル棟の下には、 大規模な図書スペースを計画した。 これは地域の資料を蔵書する目的に加えて、 この施設で研修を 行う人材の為の作業スペースとしての利用価値を見込める。 壁を一切設けず、 天井まですべて書架にすることで基本的には完全 開架図書館となり、 蔵書数も多くなる。 そしてこの書架本体が、 構造部材としての役割も果たしている。


観光センターと、 ビジネス棟の間に設けたグランコモンズからの緑道の延長になっていて、 観光センター内の店舗が外に溢れ出る 計画である。 その両端は球体でえぐっており、 人の流れを受け止めている。 またこれはそのまま旧品川宿の商店街へ繋ぐ役割も果 たしている。

1F Plan S=1/1500 5

10

20

50

N

100

1階は、 店舗の壁を腰の高さに壁を採用し、 目線を通すことで、 一目で何があるかが分かり、 自分の行きたいところに真っ直ぐ行 くことができ、 かつその際に動線上に他の店舗が自動的に介入することで、 他の店舗にも興味がわくように計画した。 その為構造 柱が太くなってしまったが、 そこに建付の机を配置することで出来るだけ柱と認識しないように計画した。




Kenji Kuwabara Archtecture Portfolio


FIN


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