STUDENT PORTFOLIO 2017-2019

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POR T FO R I O

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Keisuke Kobayashi selected works 2017-2019



KK Portfolio Keisuke Kobayashi


KEISUKE KOBAYASHI / STUDENT EDUCATION 慶應義塾大学商学部 卒業 2014-2017

PROFILE 生年月日 : 1995/03/29 出身地:日本・東京 自己 PR: 商学部と建築学部で目に見えないものの把握とそ の視覚化を学んだ。また、率先して仕事を見つけ る事と協調性の重要性を長期アルバイトを通して 学ばせていただいた。

早稲田大学芸術学校建築都市設計科 卒業 2016-2018 早稲田大学大学院 建築学科 赤坂喜顕研究室所属 2018-

RESEARCH

SKILLS

『初期キリスト教~ビザンチン建築群の研究 ー結構性・素材・空間性の統合ー』 2018-

Autocad Vectorworks 3ds Max V-ray Rhinoceros Sketchup InDesign Illustrator Photoshop

WORK EXPERIENCE 設計事務所 Eureka インターンシップ / アルバイト 模型製作、図面・プレゼン補助、スタディ提案 2016-2017

TOEIC

860

IELTS Listening Reading Writing Speaking

6.5(overall) 7.0 8.0 6.0 5.5

CONTACT TEL : 090-5754-4548 E-mail : keisuke.kobayashi11@gmail.com Address : 〒160-0015 東京都新宿区大京町 28-1 プ ラウド新宿御苑 708

蘆田暢人建築設計事務所 アルバイト 模型製作、図面・プレゼン補助、3D 製作補助 2017-2018

ACHIEVEMENT 早稲田大学芸術学校卒業設計 萩原剛賞 “HUMAN IN THE MACHINE” BEEBREADERS,International Competition, Kemeri National Park, Finalist “DOUBLE SPIRAL RAMP”


1 Waseda Art &Architecture school, Diploma Design 2 Waseda Art &Architecture school, Vocational University

CONTENTS

3 Waseda Art &Architecture school, Collective Housing 4 International Competition, Calamity Atelier (with Ryuta Inaba, Reimi Hayakawa) 5 International Competition, Kemeri National Park


500 m

HUMAN IN THE MACHINE Project : Airport & Aviation School Site : Chofu, Japan Date : March, 2018

01


敷地は東京都調布飛行場に隣接した場所である。調布は戦前に飛行機工場や飛行場が建設され、戦後も周辺には自衛隊 基地や米軍跡地、掩体壕など機械と人間の負の記憶を残す。この調布飛行場横に航空大学校を計画する。航空産業はパイ ロットや整備士が不足しており、さらに医療の地域格差を改善するため僻地へ医療ヘリを派遣するなどその社会的需要も 高まっている。日本は航空機がインフラである意識が希薄であり、調布飛行場も優位性を活かしきれていない。 格納庫や飛行機が隔離されずに同じ空間に共存することにより、異なるスケールの物体との出会いや差異性を実現させ、 機械と人間と大地が複雑に邂逅する建築を築く


LOCATION

1 9

2 8

4 5

N


1: 多磨霊園 2: 東京外国語大学 3: 警察大学校 4: 京王線 5: 味の素スタジアム 6: 武蔵野の森公園 7: 調布飛行場 8: 国立天文台 9: 国際基督教大学

The Memory of Now and Past

調布飛行場は戦前、陸軍飛行場として使用され GHQ 返還後は駐在軍のために巨大な農園が建造された。さらに東京オリンピッ クを境に関東村という駐在軍の団地が展開された。現在はアメリカから返還され調布飛行場周辺には、大学や霊園、スタジアム など巨大なスケールの建造物と住宅地が混在している。


HISTORY

1939 年 人見街道と甲州街道に挟まれた現在の調布飛行場、 東京外国語大学一帯は新田村があった。野川の引 水や栗林など自然発生的な点・線・面の村があった。

西武鉄道

旧陸軍飛行場

1948 年 GHQ の接収後に、進駐軍のために当時世界最大 の水耕農場が建設された。温室や出荷用の西部鉄 道引込み線が作られた。

関東村

1964 年

1964 年 東京オリンピック開催に伴い調布に代々木ワシン トンハイツが移転してきた。約220棟の団地に 米軍人家族が880世帯住んでいた。さらに季節 風を考慮して北北西に向いた陸軍飛行場は依然と して残置していた。


武蔵野の森公園

MACHINE HUMAN

調布飛行場

MACHINE

WIND HUMAN

味の素 スタジアム

現代

- 過去から現在への接続 -

各時代を調査し重合させたことで、この敷地には3つの異なる要素が歴史的に積層していることが判明した。各々の軸性、つまり 1939 年の新田村 にあった沢田通りを” 人の道” ( 動線 )、1948 年の西武鉄道線を” 機械の道” ( 滑走路 ) 、1964 年まであった旧滑走路を” 風の道” ( 設備の道)と 読み替え敷地にスライドして重合させた。航空産業の負の歴史が色濃いこの地に、文脈の再解釈に基づいて機械と人間の新たな関係を構成する。


DIAGRAM 建築のコンセプトは “HUMAN IN IN THE MACHINE(機械の中の人間) ” である。掩体壕や航 空機など機械特有の言語で形成された建築の中を人間が歩き、機械と邂逅する。B・チュミの “Mix Planning” を参照し、格納庫や整備室といった “機械の生活” と教室や寄宿舎などの “人間 の生活” を融合させる。航空機に対し負のイメージがある敷地において、人間と機械の関係性を 問い直す。 敷地は大学やスタジアムなどの巨大建築、自然公園、飛行場という様々な要素が混在している。 それを踏まえた上で、機械と人間が交錯する配置計画と動線を計画する。

掩体壕 +

LAB SCHOOL & HUNGAR

格納庫 / 教室 +

LABORATOR PRIVATE OBSERVATION HANGAR&CLASSR DOMITORY&CAFET

DESIGN CONCEPT

BLOCKING

ZONING

スケールの巨大な航空機や格納庫を学校機能 とミックスし、かつ掩体壕など航空機特有の 言語を使う。大地が剥離した掩体壕のように、 凹凸のある大屋根の中に床や天井が剥離した ボリュームを入れ子状に配置する。 没個性的で平坦な敷地に、普段隔離される格 納庫を学校と融合させ、かつ凹凸のある諸室 が並置させる。機械と人間が出会う変化に富 んだ新たな学校を計画する。

航空機の格納庫と学校機能は既存の飛行場機 能を活用するため、調布飛行場側に配置した。 研究棟とプライベートフライト棟は閉鎖性と 管理の点から分離し、大通り側に配置する。 そして敷地の歴史に基づいた、 “機械の道”(滑 走路) 、“人の道”(旧沢田通り) 、“風の道”(設 備の道)を挿入し、敷地と建築ボリュームを 分割する。

分割されたボリューム内に教室や訓練のため の格納庫を含めた機能を立体的に配置し、残 りのスペースに寄宿舎と食堂を配置する。航 空機開発の実験や開発を行う閉ざされた研究 棟を学校機能とは分けてゾーニングする。


PARK

TEACHER’ S OFFICE &CLASSROOM

ACCESS

HUMAN CIRCULATION

MACHINE CIRCULATION

南北に走る並木道の大通り、北側の武蔵の森 公園からのアクセスがある。1939 年の沢田 村を参照し、大通りからの東西、南北方向に 主要なアクセスを築く。

建物を斜めに貫く” 風の道” は学校関係者と 一般の人々が歩く。教員と学生は風の道から 教室や教員室、地下格納庫にアクセスする

メインの滑走路は調布飛行場を活用する。飛 行場に着陸した飛行機は、旧西武鉄道を参照 した滑走路を通り、学校内にある 3 つの格納 庫に入り込む。


13

A

4

13

4

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A

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2

1

6

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3

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5

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B

22 21

13

2ND FLOOR PLAN S=1/1000

18 17

B

1. クラフトルーム 6

15

2. 会議室 3. 学生ラウンジ 4. 教員室

12

5. キオスク

13 Bʼ

6 格納庫(ヴォイド) 7. 展望デッキ 8. 風のパッサージュ 9. 学生寮 10. カフェテリア 11. パッサージュ

12. 事務室 13. 大講義室 14. 旧沢田通り(人の道) 15. 滑走路(機械の道) 16. 研究棟 教員室 17. 整備室 18. プライベートラウンジ 19. シュミレーターデッキ 20. 渡り廊下(風の道) 21. オーディトリウム 22. テラス

GROUND FLOOR PLAN S=1/1000


8 1 10

6 2

3

4

5

10 7

9


17 13 16 10

11

18 16

12 14

15

A-A’ SECTION S=1/700

1. 風の道

11. 学生ラウンジ

2. 展望台&カフェ

12. クラフトルーム

3. キッチン

13. 大講義室

4.W.C.

14. 格納庫(XL)

5. 小講義室

15. 図書室

6 パッサージュ

16. 教員室

7. 格納庫(L)

17 シミュレーターデッキ

8. 大講義室

18. 学生ラウンジ

9. 制御室 / 作業室

19. キャットウォーク

10. 教員室



B-B’ SECTION DETAIL S=1/200



上:調布飛行場側から全景 左:北西側から俯瞰 左中 : 北北西側から風の道を臨む 右:沢田通りから見上げ

HUMAN IN THE MACHINE


LOST BEHAVIOUR -DYEING SCHOOLProject : Vocation School Site : Tokyo, Japan Date : August, 2017

02


早稲田大学理工キャンパスに染色にかかわる職人専門学校を計画する。早稲田に近し い落合は、神田川や妙成寺川に隣接するため染職工房が多い。美しい織物の友禅流し は地域の風物詩だ。しかし、高層化と環境汚染のために染職にまつわる振る舞いは消 えた。失われた振る舞いを継承するための学校となることを期待する.


SITE 敷地は早稲田大学西早稲田キャンパス隣の戸山 公園の細長い一画である。近隣には大学や高校

などの教育施設や神田川や戸山公園など自然も あり、様々な生活の様相が見て取れる。

CONCEPT Lost Behaviour 多くの染色工房が神田川沿いの落合に集まる。 友禅(布地を水で洗う) 、だら干し(布地を乾 かす) 、引染(筆で染める)の工程は屋外で行 われるため、地域の風物詩となっていた。しか し近年、環境汚染やビル風の影響でこれらの振 る舞いは屋内に閉じ込められてしまった。

RESEARCH Process of dyeing

Gakushuin University

発酵

引染

Scale of dyeing

織り

染色

だら干し

友禅 (Washing in a river)

(Drying)

1. だら干し : 8m ~

染色し水で流した織物 を干すのに最低8 m を 要する

2. 引染 : 14 m~ 空中に織物を吊るした 状態で模様を描く引染 は14mを必要とする 3. 発酵釜

:Φ630×h1000mm

染色の元となる藍を発 酵 さ せ る 釜 は、直 径

630/ 高 さ 1000mmの 寸法が必要である

OTIAI,TOKYO

K


Kansenen Park

Gakushuin Womens College

Kanda River

Waseda University

Project Site

Otiai


Environmental Diagram だら干し教室

Classroom 友禅教室 of Yuzen 風

染物の風景として最も印象的な友禅流し外部の川から水

最大 7m ある反物を干す教室は風の換

を引き、また向かいの発酵教室テラスから見えるように

気のために開口に高低差をつけ、また

開口を大きく取る。

反物を見れるようスロープをつけた。

発酵教室

蒸し教室 蒸気

蒸気

発酵釜

藍を発酵させ色を出す発酵教室は、

反物を蒸し色を定着させる蒸し教室では

釜から出る蒸気を抜くために湾曲

専用の機械から排出される蒸気を抜く。

した天井にし HSL から排出する。

断面的にボックスを点在させ効率的な 排出と空間を作る。

T o y a m a P a r k


織り教室 パーゴラ 織物 川

引染同様安定した採光を必要とする。他の教室同様、 屋内の梁を外部まで延長しパーゴラとし反物を掛ける

引染教室

安定した自然光が必要な引染は南面は曇り ガラスの HSL と北面採光を確保する。 また大学校舎と校舎の間に配置し、光を 確保する。

N

Waseda University - Nishiwaseda Campas SITE PLAN S=1/1000


A

3

6

1

2 4

5

A

1 水盤

2 資料室

3 友禅教室 4 発酵教室

5 だら干し教室 6 蒸し教室 7 作業棟

8 ラウンジ 9 事務室

10 カフェテリア 11 織り教室

12 資料室・ラウンジ 13 引染教室

14 ワークショップスペース

7

8


11 12

9

14

10

13

N

GROUND FLOOR PLAN S=1/1000



A-A’ DETAIL SECTION PLAN S=1/200

発酵教室詳細図 屋根: ガルバリウム鋼板 t=0.4mm アスファルトルーフィング 構造用合板 t=12mm スタイロフォーム t=50mm 構造用合板 t=12mm 友禅教室詳細図

デッキ:

屋根:

ヒバ t=20,w=120mm

ガルバリウム鋼板 t=0.4mm

根太 45×45@300mm

アスファルトルーフィング

構造用合板 t=12mm

構造用合板 t=12mm

スタイロフォーム t=50mm

スタイロフォーム t=50mm

根太 45×60@300mm

構造用合板 t=12mm

構造用合板 t=12mm

床:

床:

モルタル金ゴテ仕上げ t=50mm

モルタル金ゴテ仕上げ t=50mm

スタイロフォーム t=50mm

スタイロフォーム t=50mm

コンクリートスラブ t=150mm

コンクリートスラブ t=150mm


Interior of a fermentation room


LOST BEHAVIOUR


DOUBLE SPIRAL HOUSING Project : Collective Housing Site : Urawa,Japan Date : June, 2017

03


敷地は埼玉県浦和である。都心のベッドタウンとして形成されたこの地に、銭湯を共有プログラムとした集合 住宅を計画する。銭湯のプログラムを活かし、男女が離れた二重螺旋の動線を組む。しかし最上階の銭湯で男 女が出会わない構成をとり、従来の共同体の不能性をアイロニカルに表現した。最上階に至る動線を住民と銭 湯の客の共用部とし交流を促し、過去の共同体を否定しつつ新たな共同体の生成を期待した提案である。


SITE

埼玉県さいたま市浦和区

PROGARAM RESEARCH 1. 不可欠のライフスタイル

2. 公共空間としての銭湯

3. 風呂なしアパートの価値転換

Resident

Neighborhood

Program

他人と生活を共有する集合住宅では、 他人といかに関係性を築くかが重要 だ。食事や風呂など生活の要素をプロ グラムにして共有することで交流が生 まれる。

1990 年 11374 軒

2012 年 2803 軒

かつて、日常生活に近い公共空間で あった銭湯は激減した。実際、敷地周 辺の浦和には銭湯や共同風呂が二軒し かない。

機能集約した住居が一般化し、風呂 なしアパートは貧しさの象徴になっ た。そのため現在、風呂なしアパー トの入居率は 20% である。


MEN PATH

WOMEN PATH

N

SITE PLAN S=1/300


AXONOMETRIC DIAGRAM

04 FACADE

03 STAIRS

02 OUTER WALL

01 SLAB/INNWER WALL

銭湯といプログラムがもたらす男女別々という特性を活か し、二重螺旋の動線を構成した。外部廊下は路地空間のよう な共有部分として利用される。それに伴い、各階の床や内壁、 外壁といった要素も二重螺旋状に上昇していく。銭湯は最上


2

1

N

1. UNIT A 2. COMMUNITY SPACE

GL+300 GL+800

GROUND FLOOR PLAN S=1/200


A

3

B

B’

6

4

5

A’

N

アクソメ 住宅街からの視線を避けつつ、路地空間を延長させている。

3. UNIT B 4. UNIT C 5. UNIT G 6. UNIT E

GL+3300 GL+3600 GL+4500 GL+4950

2ND FLOOR PLAN S=1/200

A-A’ SECTION PLAN S=1/200 A-A SECTION PLAN S=1/50


A

7 B

B’

10

8

9

A’

N

7. OPEN BATH (MEN) 8. UNIT F 9. UNIT G 10. OPEN BATH (WOMEN)

GL+6000 GL+6300 GL+7200 GL+7550

3RD FLOOR PLAN S=1/200

B-B’ SECTION PLAN S=1/200



敷地西側より見る。 建物中心のヴォイドは共用部でもあり、斜めの動線として誰でも使える

DOUBLE SPIRAL HOUSING


The THE

Memorial Nature onON CALAMITY “CalamityGRID Grid” MOMORIAL NATURE

This museum is a grave for the dissapeared works.We think ARTESELLA's artworks are important in relation to surrounding environments such as trees, rivers, and rocks. However, due to the calamity this

Take out the diagonal line created by the typhoon's knocked down tree

time, the surrounding environment was damaged and the work itself was broken. Works based on the inspiration from the earth loses its original value since the relationship with the surroundings disappears. We take out the relationship between the surrounding environment and works and apply it to the form of the exhibition space and try to reproduce the value. In addition, to shape the memories of disasters, we will create "Calamity grid" born from fallen trees and make it the basic composition of the museum. By making the viewer recall the previous relationship that was broken by the calamity, it becomes an art museum that can fully convey the charm of the work. Also, while the museum is a negative product of natural erosion, the restaurant and workshop area are the architecture that you can feel the positive aspects of natural erosion. The courtyard will be a space that can accommodate various activities by the erosion of “Calamity grid” . Furthermore, it conncets a relationship from the valley to the mountain . We hope that disaster and relationship with nature will create forms and spaces and will be a building that will inherit the memory.

DESIGN DIAGRAM

Abstract line and and make make“Cal “Ca


ke e “Calamity “Calamitygrid” grid”

Apply “Calamity grid” to architecture

Relationship with nature creates space

The space born from nature erodes the grid

MUSEUM Revive the relationship before a calamity Nature erodes from the top and flows into the basin RESTAURANT Cloister corresponding to existing outdoor restaurant

“Calamity Grid” allow the extention for the future calamuty

DESIGNED by Ryuta Inaba, Keisuke Kobayashi, Reimi Hayakawa


RESTAURANT SITE PLAN

4 5 1 7

8

3 RESTAURANT SITE PLAN

4

2 1

5

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3

8 7

2 2

2

3

3

2

8

8

5

1. Restaurant 2. Atelier 3. Auditorium 4. Workshop area 1.5.Restaurant Cloister 2.6.Atelier Terrace 3.7.Auditorium Atelier House 4. Workshop area 8. Basin

RESTAURANT SECTION 0M

4M

8M

RESTAURANT SECTION 0M

4M

5

8M

5. Cloister 6. Terrace 16M 7. Atelier House 8. Basin

16M


1

2 4

3

3

1

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2

4

3

4 3

4

5

3

2

MUSEUM SITE PLAN

6

3

7

2

6

6

4 3

6

5 MUSEUM SITE PLAN

4

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7

7

7 6

6 6

8 7 7 6

3

3

6

6

3

6

6

MUSEUM SECTION 0M

4M

8M

MUSEUM SECTION 0M

3

4M

8M

1. Reception 2. Staircase Hall 3. Open Air Exhibition room 4. Atelier 1. Reception 5. Storage 2. Staircase Hall 6. Exhibition room 3. Open Air Exhibition room 7. Atelier House 4. Atelier 8. W.C 5. Storage 16Mroom 6. Exhibition 7. Atelier House 8. W.C 16M


DOUBLE SPIRAL RAMP KEMERI NATIONAL PARK gives us beutiful  experience with horizontal nature. It’s significantto enjoy the nature while walking on a boadwalk.Therefore, I design DOUBLE SPIRAL RAMP a continuing boardwalk,not a common observation tower.The ramp allows not only walkers but alsodisability and wheelchairs to enjoy the nature. The ramp is also suitable for one-way boarwalks,because of one-way double spiral. DOUBLE SPIRAL RAMP give us continuing experience at KEMERI NATIONAL PARK.

SHORT BOARDWALK LONG BOARDWALK 1. Common Tower - Disability and wheel chair cannot go up

DOUBLE SPIRAL RAMP

SHORT BOARDWALK

2. DOUBLE SPIRAL RAMP - Everyone can enjoy the nature

SITE PLAN S=1/500


GL+7.0

A

GL+4.7

2

DL=GL+1.0 GL ±0

1

A-A’SECTION SCALE = 1/200 0 1

A’

1 Terrace GL+3900 2 Terrace GL+4700 PLAN SCALE = 1/200

3

6M

The observation tower is located at a junction point of a short boardwalk and long one. It allows everyone to enjoy beautiful the nature with the ramp.The main ramp is covered with louvers of timber from thinning. It does not spoil the landscape, and the degree of transparency shifts depending on the angle of sun and season.


01

02

01. Main structure Pre-cutted 60/120 mm pillars support the main observation ramp.The main structure pillars are also used for proppingthe wooden louvers. 02. Wood Louvers 25/50mm pine louvers are are used as the facade of main observation ramps. The subtle skin contracts the ramps volume. The louvers are attached with pillarsthat can be pre-panelized. 03. Ramp The double spiral ramp is directly connected with existing the boardwalk. It is composed of 30/150mm wooden battens that are evenly coated with non -slippery painting.

03

04

AISONOMETRIC VIEW / CONSTRUCTION CONCEPT

04.Pillars for ramp Pre-cutted 60/60 pine pillars give visitors and landscape very delicate impression.Also supporting steel that is attatched with foot of pillars is uesd for easy construction and low impact on the landscape.


Top : View from short board walk Left : Facede of Double spiral ramp Right : View from terrace


K

K

81-090 5754 4548 keisuke.kobayashi11@gmail.com Keisuke Kobayashi


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