PORTFOLIO masashi yoshida
Through a holistic design that is not just a form, i want to realize creative architecture / city that boosts business outputs.
index
Motivation Letter
01
Project Management
02
・京橋一丁目東地区 ・八重洲二丁目中地区
Multi-Domain Design ・City Planning × Architecture ・Finance × Architecture ・Event × Film and so on.
Miscellaneous ・Info-Graphics ・Competition Entry ・Thesis
03 04
01 MOTIVATION LETTER
BUSINESS BUSINESS
BUSINESS
vs >> <<
CREATIVITY
カタチだけでない包括的なデザインを通し て、ビジネスの成果を高めるクリエイティ ブな建築・都市空間を実現したいです。 将来は、海外で。 私は大学では都市計画を、大学院では建築を学びました。都市・建築と、更には他分野との行き来
を進める上で、多くの社会問題はビジネスの問題でもあるのに、建築も都市もビジネスには目を背け ているように見え違和感を抱いていました。カタチのデザインだけで社会の問題を解決することは困
難ですが、他の領域と組み合わせることに大きな可能性があると感じ、研究やコンペに夢中になって いました。卒業後は「より全体的な建築・都市のデザイン」を実現するため、まずは都市開発の実態 を体験したいと考え、日建設計の都市計画コンサルタントとして3年間働きました。
CREATIVITY
3年間、国や都道府県のルールや上位計画(時には行政内の人間関係)にいかに基づくかが重要と なることや、都心の求心力を背景にマスを対象とした本質は透明なハコをつくる流れに、全く逆らう
CREATIVITY
ことができず歯がゆい思いを抱いていました。本来ならば人口や産業動向、競合分析等から敷地毎で 個別に戦略を練ったり、特定のターゲットに応じた空間やビジネスモデルを検討したり、建築・都市
のデザインを通じて継続的に事業成果を高めていくことを目指すべきなのではないかと感じていまし
た。とはいえ、正面からゲームのルールを変えることは非常に困難であるため、若手でも小さな成功例・ 実績を積み重ねられるフィールドに移るべきだと考えました。従来のやり方が通用せず、マスを対象 にできないフィールド、多くの人は目を向けないようなフィールドでこそ、若手でも自分の考えを実 現できる可能性があるのではないか?
上のような問題意識から会社を退職し、似た問題意識で研究をしているオランダのデルフト工科大
学への留学とその後の海外での実践を目指しましたが、結果は不合格でした。しかし、留学準備にお いて読んだ書籍の中で、僕の考えはとっくに、より具体の事業として「日本の地方」でも実現されて
BOOST
BUSINESS
BOOST
CREATIVITY
ビジネスとクリエイティビティが衝突するのでもなく、どちらか片方のみを追求するのでも なく、クリエイティブなビジネスモデルが、クリエイティブなカタチを生み出し、そのカタ チが更にビジネスの成果を高めていくような関係を目指しています。
いたことを知り衝撃を受けました。
僕の経験した都市開発は行政との調整であり「行政の言葉」も理解しているつもりです。御社で取 り組まれている事業を、都市スケールや制度設計に応用させる際、私の経験を役立てたいと考えてお ります。また、カタチだけでない様々な分野に関心を抱きデザインしてきましたので、より広範な業
務をカバーすることができます。さらに、海外のビジネス事例や建築関連アプリ等の情報をインフォ グラフィックにより分かりやすく情報共有を行い、新しい視点の提供の点でもサポートしたいと考え ています。実績を積んだ後は、海外に事業展開することを目標としています。
5
02 PROJECT MANAGEMENT 都市開発の経験より、技術的・法的に複雑な事業のマネジメントを遂行します。 「行政の言葉」を理解し、事業の都市スケールへの拡張や開発手法の検討等の業 務に役立てます。
経験したプロジェクト・プロセスの概要
: 経験したプロジェクト範囲
コンセプト・手法検討
合意形成
行政手続き
01 行政による都市開発 担当行政
開発計画策定
地権者対応
行政間調整
地権者対応
PM
コンセプト・事業検討
コンセプト・手法の調整
合意形成
設計者
基本計画
02 個人施行の都市開発
都市計画等の行政手続き
実施設計
基本設計
京橋一丁目東地区
都市計画決定 都市計画告示等
開発コンセプト作成
施主間調整
行政合意形成
PM
開発コンセプト作成
ステークホルダー合意形成
行政合意形成
都市計画等の行政手続き
設計者
基本計画
基本設計
実施設計
インフラ等基本設計
インフラ等実施設計
デベロッパー
事業計画策定
その他エンジニア
03 組合施行の都市開発 再開発組合等
八重洲二丁目中地区 開発コンセプト作成
地権者合意形成
事業計画作成
PM
開発コンセプト作成
地権者対応サポート
行政合意形成
設計者
ボリュームスタディ等
その他エンジニア
事業計画策定
都市計画決定
地権者合意形成 地権者対応サポート
インフラ等施工計画
都市計画告示等
都市計画など手続き 都市計画など手続き
基本計画
基本設計
実施設計
インフラ等基本設計
インフラ等実施設計
インフラ等施工計画 9
京橋一丁目東地区の概要 設計 : 日建設計 ( 左 ) / 戸田建設 ( 右 ) 都市計画 : 日建設計 敷地 : 東京都 京橋一丁目 敷地面積 : 10,415 ㎡ 延床面積 : 157,900 ㎡ 計画容積率 : 1,210% 用途 : 事務所 , 美術館 , 商業 , 駐車場等 竣工 : 2019 ( 左 ) / 2023 ( 右 )
東京駅から東側の中央通沿いに位置し、都市再生特別地 区として、東京の新たな芸術文化拠点の形成を図る。左 側の建物においては美術館の拡張を、右側の建物におい ては若手芸術家の創作活動を支援する「創作・交流施設」 、 芸術作品の展示やイベント開催により国内外に発信する 「情報発信施設」の整備を行う。
Architects : Nikken Sekkei Ltd, + Toda Corp. City Planning Consultants : Nikken Sekkei Ltd, Location : Kyobashi 1, Tokyo, Japan Area : 10,415 ㎡ TFA : 157,900 ㎡ FAR : 1,210% Function : Offices, Museum, Retail, Parking etc. Completion : 2019 (left blg.) / 2023 (right blg.)
計画イメージ
This site is close to the Tokyo Station and designed to make Tokyo s Art & Design Core . The use of the building on the left is a museum. The one on the right is "Creation / Exchange Facilities (support creative activities of young artists)" and "Information Dissemination Facility (to transmit art work to domestic and overseas)". 断面イメージ 10
担当業務の概要 広場でのイベントイメージ
担当分野における体勢図
複雑な街区再編スキームを 丁寧にビジュアル化することで 早期の合意形成を達成しました
景観・街区再編に関するプロジェクトマネジメントを担当し、 デザイナー・行政・施主・技術者の間に立ち、初期のコンセプト 共有から都市計画決定に至るまで担当分野を主導しました 入社時(2013 年)から担当し、初期コンセプトを施主へ提案し施主間での合意を図るところか らスタートしました。その後は行政協議及び技術的・法的な実施検討の段階となり、私は主に景 観デザイン・街区再編のプロジェクトマネジメントを担当しました。東京の都市開発においては 行政協議の負荷が非常に大きく、効率的・効果的に行政協議を進めていくかが重要となってます。 技術的・法的・事業的な検討と、行政部署の意向や協議難易度を勘案し、計画内容を調整しなが ら事業を推進しました。スケジュールは行政協議手順の整理と設計・施工手順を整理して組み立 てました。2016 年 3 月に都市計画決定に至り、現在は無事に施工中となっています。
デベロッパー
施主間での事業スケジュール等の違いから、土 地区画整理事業による街区再編を採用することが できず、区の道路事業による任意の区道付け替え と区画整理事業を組み合わせるスキームを調整し、 実現しました。区画整理事業であれば一括で済む ものも、権利の付替え、インフラ工事、交通整理 等と行政の各々の担当部署の意向等が複雑に絡み 合う事業でした。最初はできるはずがないと言わ れ続けていましたが、一つ一つのプロセスを細か くビジュアル化するフロー図を作成することで、 一つ一つの課題を解いては計画を修正することを 繰り返しました。結果、無理だと言われていたス キームをスケジュール通りに合意することを達成 しました。
デザイナー
全体調整 協議戦略の策定 スケジュール管理
都・担当部署
ME
交通コンサル
区・担当部署
区画整理 コンサル インフラ各社
インフラ設計
街区再編のイメージ図
課題の例) 区の道路事業で付替え を行う行政としての 正当性の整理
行政協議資料:立面の色彩マンセル値、窓の断面イメージ、樹種等も都市計画段階での指定を要求されました
課題の例) 段階的に工事が進む 際の各インフラ工事 施工者の整理 課題の例) 工事時期のズレと 行政手続きを勘案した インフラ施工方法 の検討
課題の例) 工事・手続き中の 道路管理者や管理 方法の検討
11
八重洲二丁目中地区の概要 都市計画 : 日建設計 敷地 : 東京都 八重洲二丁目 敷地面積 : 19,500 ㎡ 延床面積 : 418,000 ㎡ 計画容積率 : 1,670% 用途 : 事務所、店舗、居住・滞在施設、インター ナショナルスクール、バスターミナル、駐車場等 竣工 : 2023
都市再生特別地区として、東京駅前のバスターミナルや インターナショナルスクールを含めた複合開発。バスター ミナルは隣接する2つの駅前街区の開発と併せて約 15,000 ㎡、インターナショナルスクールの他にも、サー ビスアパートメントを整備予定。八重洲地下街とも連携 した地域冷暖房システムを導入。
計画イメージ
City Planning Consultants : Nikken Sekkei Ltd, Location : Yaesu 2, Tokyo, Japan Area : 19,500 ㎡ TFA : 418,000 ㎡ FAR : 1,670% Function : Offices, Retail, Residence, International School, Bus Terminal, Parking etc. Completion : 2023
This is complex development including bus terminal and international school in front of Tokyo station. The bus terminal is about 15,000 ㎡ along with the two neighboring developments, planning service-apartments in addition to the international school. This area plans to introduce district heating and cooling system cooperating with Yaesu underground shopping center. 計画イメージ 12
イメージパース
担当業務の概要 都市計画制度や開発概要を、事業者や地権者の方々のそれぞれにとって 分かりやすい説明を心掛け、情報共有を推進しました 複数の事業者においては、再開発事業や特区の制度や行政協議の実態等に関する理解度にばらつきがあり ました。事業を推進する事業者間のこの理解度のばらつきをまずは解消する必要があり、最初に再開発事業 や特区制度の概要に関する情報共有を担当し、事業推進の体勢を整えました。その後、事業計画や施設計画 を事業者間にて調整した後に、検討した内容を地権者の方々とも共有していきます。地権者の方々に対して も、事業や制度の概要から共有していくのですが、専門家ではない方々にも分かりやすいよう、ビジュアル を多くしたり、かみ砕いた表現を心掛け、私の担当していた期間は反対意見なく事業を推進しました。 整備イメージ
断面構成図
オフィス・住宅・インターナショ ナルスクール・バスターミナル等 の混在する施設計画の設計やボ リュームスタディを行いました。 100,000 ㎡を超えるオフィス、高いセキュリティ が求められるサービスアパートメントやインター ナショナルスクール、利便性が求められ多彩な人 の往来が予想されるバスターミナル、東京駅前商 業施設。これら複雑なプログラムと併せて、イン フラの切廻し計画と隣接街区との地下接続の条件 もありました。私の担当業務は、まずは類似施設 の規模や施設構成、動線計画の調査から始まり、 ボリュームスタディや動線計画、車路形状の検討 を行いました。事業性も勘案すると、全てがベス トな案は不可能であり、何を優先するとどうなる か選択肢として整理しながら事業を進めました。 13
14
03 MULTI-DOMAIN DESIGN 建築や都市空間デザインを含め、事業計画と建築・都市を組み合わせたビジネス モデルや、動画・イベントなど幅広くデザインしてきました。 広範なデザインスキルにより、多岐に渡る業務領域をカバーします。
CITY PLANNING × ARCHITECTURE
WALKED-CITY 敷地 : ヘルシンキ
location : Helsinki, Finland
設計期間 : 2009.01 - 05 ( 断面図・構造フレーム図は 2016 年に追記 )
period : 2009.01 - 05 ( structural drawing was added on 2016)
賞 : 設計スタジオ1位
award : 1st Prize Advanced Housing Studio, 2009
ヘルシンキ近郊の島の都市計画。都市化による人口増・就業者増への対応が
Urban planning of an island near Helsinki. In the site where urbanization is required
求められ、高層化による解決策でなく低層高密で人々が歩きたくなる街、す
to respond to population and employment increase, I planned "Walked City", where
なわち「歩かれる街」を計画しました。歩きたくなる街においては、多彩な
people want to walk with low-rise and high-density building, not high-rise. Based
路地や外部空間の設計と、住民の個性を反映させた魅力的な機能が自発的に
on the idea that a city where you want to walk would be designed various alleys
生まれてくることが重要であると考え、計画敷地内において、モデルケース
and outer spaces, and have attractive functions reflecting the identity of residents,
として機能の転用が起こりやすい集合住宅を提案しています。都市コンセプ
I proposed one model housing where functional deversion is likely to occur. I was
トを建築スケールまで一貫して落とし込むことを意識しました。
conscious of coherent consept from city planning into architecture scale.
17
CITY PLANNING CONCEPT 自動車に依存せず、誰もが歩きたくなるような、低層高密で魅力的な場所の散りばめられたまち。 住民自身が店を出したり、そこで働いたり、「自分の色」を出したくなる「仕掛けのデザイン」 。 かつては歩く街(Walking City)が目指されたが、これから目指すのは歩かれる街(Walked City) High & Open Solution
Low & Dence Solution Forest Office
Office
Station
House
WALKABLE
House
Not for us...
18
Day-care
Harbour Shop
Cafe
01 埋立土量
photo of the site
開発のためには土壌の埋め 立てが必要となる。浅瀬を 利用した最小限の埋め立て 土量が望ましい。 本計画では下記の条件を満 たした上で、徒歩 10 分圏内 で駅から島端まで歩くこと のできる半径 700m 以内と なるように設定した。
area of earth fillings
(70 - 75m/m) alk! .w in
ヘルシンキ近郊の Koivusaari island。 都心とつながる地下鉄新駅と併せた開発予定地。
10 m
70 0m
00 敷地
Master Plan of Koivusaari yacht harbour
view to archipelago
wood deck
grass square
coastal road
02 高速道路との接続
03 公共空間の多様性
04 交通計画 harbour
High
way
51
wood deck
wood deck
UP
+4m
高速道路の騒音を防ぐため、道路をトン ネル化し、その上も埋め立てる。
05 建物高さ / 日照
公共空間を面積 / 形状 / 素材 / 道などの 観点から可能な限り異ならせ、敷地を巡 る自転車道を整備する。
06 建物用途
tion
UP +4m
幹線道路は効率性と広場や港への視線の 抜けも考慮し、その間を縫うように曲が りくねった路地を計画する。
07 駐車場計画 (B1F)
計画に求められる各用途面積を満たすよ う調整する。
yacht harbour
o Sta
DOWN
main road (12m)
station square
yacht harbour
■ 商業 ■ 商業 & ホテル ■ 商業 & 事務所 ■ 商業 & 住居 ■ 住居 ■ ヨット用倉庫
■ -16m ■ -12m ■ -8m ■ -4m 各建物の日照条件を勘案しながら、建物 の最高高さを設定する。
+9m
Metr
open space cycling road
design this housing
square
0m
national forest
harbour
70
station square
blg.
DOWN
national forest
legend; Traffic from Highway Traffic to Highway Entrance to parking
土地の有効活用のため、駐車場は共有と し、幹線道路沿いに入り口を設ける。
N 0
50
100
200m
19
ARCHITECTURE CONCEPT 歩きたくなる街の重要な要素は、小さくても魅力的な場所(店舗・事務所等)である。 それらが自発的に生まれるためには、家が他の機能に簡単に転用できるようになれば良いと考えた。 全ての住戸は外の道につながり、全ての住民がまちとつながる集合住宅。 Conventional Housing Street
×
office, cafe, etc
× Street
corridor Street
×
Street
Functional Cycle of House House
Proposed Housing Street
office, cafe, etc
Move to Larger Space
Street Street
ic P Pu bl
ath
Street
20
Convertible Apartment
誰もが歩きたくなる街「Walked City」においては、住宅地エリアにおいて小さな機能(オフィス、カフェ、ギャラリー、デイケア、保育等)が散りばめられることが重要となります。 住宅地エリアで小さな都市機能が生まれてくるためには、住宅が他の機能に転用されやすくあるべきだと考えました。 そこで、集合住宅内に外部の道を通し、全ての住戸が道路・外部に面することを条件としました。機能の転用が進み、この集合住宅自体が多彩な機能が散りばめられた「Waled City」となることを目指しています。 --Small businesses, such as cafe, gallery, shop, day-care, etc. will be essential in Walked City. And I think Houses have potential to start business. Houses should be more convertible in Walked City. If each Inhabitants are connected with the city by Public path, housing will become more convertible. I propose this type of housing as Convertible Apartment. I hope this apartment will be a small Walked City itself. 21
N
2-room apartment 60.5m²
a b
2-room apartment 90.5m²
1-room apartment 69.4m²
c
A
1-room apartment 67.0m²
1-room apartment 53.3m²
A
f
2-room apartment 89.5m²
d 1-room apartment 63.7m²
2-room apartment 75.8m²
3-room apartment 94.3m²
3-room apartment 95.7m²
3-room apartment 94.8m²
g 2-room apartment 81.6m²
3-room apartment 83.2m²
3-room apartment 71.0m²
e Left) ground level floor plan scale 1:350 Right) second level floor plan scale 1:350 a. entrance b. bicycle strage c. laundry d. grass yard e.public grass square f. public sauna g. semi-public square
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改修しやすさを向上させることを考慮し、RC フレーム 構造を採用し、コンクリートブロック(CB)の非構造 壁を設けました。それにより、CB 壁は機能の転用や使 われ方の変化に応じて柔軟に変更することができます。
Frame Structure of the housing
--To make the housing convertible, I adoped reinforced concrete-frame structure and put concrete block walls as external walls. Concrete block walls are not structural walls, so it is easy to respond to future renovation.
Image texture of concrete block wall
AA Section Scale = 1 : 120
23
Inhabitants Simulation
: Converted Function 幹線道路沿いで空室 だったので、ヘアサロン として借りました。
1FL
: Entrance(residence)
: Public Flow
かつては書斎のみを 事務所にしてましたが、 少し拡大しました。
interns
salon owner
a couple
2FL
et
tre ain s
m
: Entrance(non-residence)
staff room
SoHo
install lock door
hair salon
small boutique
public sauna
grass court cafe
install lock door hang a door terrace seat bar
gallery & cafe
view to grass square かつてはルームシェア してましたが、卒業後は 引っ越しました。
grass square
卒業後は、一部改修して、 広場に面したカフェと ギャラリーをオープン。
2 ex-students
24
購入した後に離婚して しまい、空室が。。
a single
小さいバーを開くために お借りします。芝生の広場を 眺めるテラスが気に入りました。
a friend
FINANCE × ARCHITECTURE
Architectural Micro Finance
敷地 : 高知県南国市
location : Nangoku-city, Kochi, Japan
設計期間 : 2010.04 - 06
period : 2010.04 - 07
賞 : 2011 年パッシブデザインコンペ優秀賞
award : 2nd Prize Passive Design Conpetition 2011
敷地は 2010 年に開発された郊外住宅地です。現在は仕事
The site is developed as suburban residential area in 2010.
不足が主因となり、人口減少が加速しており、空き家問題
However the population of the site was decreasing because
も顕在化しています。そこで、地域の小さなビジネスに融
of the job shortage and vacant properties were increasing. I
資するマイクロファイナンスの仕組みと事業成功確率を高
proposed a combination of microfinance system and spatial
める不動産選定や空間デザインの職能を組み合わせた地域
design. This system is to connect the owners of the vacant
金融の仕組みを提案しました。
houses with the entrepreneurs, and finance to both of them.
nursery
day-care
public bath
day-care shop share house for students
office
farm shop
25
01 Research
02 Solution : Architectural Micro Finance
■人口・気象データ等の文献調査、インタビュー、実地調査を実施
■マイクロファイナンス(小口融資)により小さな仕事の創出を図る
■地域の人口減少の主因は仕事不足
■空き店舗・空き家等と事業主をマッチングする仕組みと組み合わせる
■敷地周辺では空き店舗・空き家が増加している
■事業に合わせ、かつ自然環境を活かした改修による事業支援を行う
■長い日照時間や綺麗な水質などの恵まれた自然環境がある 敷地周辺マップ
事業全体の概要
敷地のスケッチ
Organization of Architectual Micro Finance (OAMF) 0_OAMF は地元の金融機関、工務店、事業者等により構成され、地域の事業に対し、 事業継続性や公益性等の観点から審査・助言・融資を行う組織。
高知駅 自動車・バスでのみ アクセス可 ( 約 30 分) 石土池
FINANCE
敷地
RENOVATE
REPAY
高知湾
南国市人口統計
南国市失業率
52,000 50,000
45,000
41,000
1980
1985
1990
生産年齢人口割合
1995
2000
2005
( 全国平均 ) /
2010
2015
80%
8
70%
7
60%
6
50%
5
40%
4
30%
3
20%
2
10%
1
0%
0
高齢者人口割合
1_ 空き物件オーナーと事業主を マッチングし融資します。
2_ 事業計画に合わせたエコ改 修計画を提案します。
仕組みの概要 2000
2005
( 全国平均 ) /
2010
地域住民など
2015
全国平均失業率 総務省統計局
高知県企業データ(2010 年)
グループ組成
事業収益
事業グループ
気象庁日照時間一覧表より作成
インタビュー風景
融資後、改修計画を含め た事業支援を受け、事業 収益により返済する。 融資
返済
事業支援 改修提案等
敷地写真 / 空き店舗
建設費・ コンサル料等
月 気温 (℃) 日照時間 降水量 (mm)
敷地写真
不動産オーナーと 事業主のマッチング Local OAMF
事業を継続性や公益 性で審査し、その後 は事業支援を行う。 組織編制・給与等
Organization of Architectual Micro Finance (OAMF) 融資
返済
高知銀行、高知まちづくりファンド等
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3_ 事業により返済され、地域 固有の仕事と空間が生まれます
提案の目的 01 特に若者向けの雇用創出 02 空き家・空き店舗の有効活用 03 財源不足の自治体における民間による 公共サービスの提供 04 地域の自然・歴史資源の有効活用 提案の内容 地域の事業への小口融資(Micro Finance)の機 能強化による事業創出の仕組みと、空き家・空 き店舗オーナーと事業主をマッチングする不動 産サービスを組み合わせた提案です。融資を受 けたグループに対して、事業の助言を与えるだ けでなく、事業戦略に合わせた改修計画や、管 理費削減に向けた環境技術の提案等の建築的専 門性からも支援を行います。資金は事業収益に よ り 返 済 さ れ、返 済 金 利 を 融 資 す る 組 織 (OAMF)の利益として計上します。
03 Simulation Case 02:空きコンビニ × 銭湯
Case 01:武家屋敷 × 保育園 地域の問題
地域の問題
武家屋敷オーナー 武家屋敷に 1 人で住んでいる 1 人で住むには、武家屋敷は広すぎる ● 広大な住宅の維持費用を捻出するのが難しい ● しかし、伝統的な建物景観は残したい ● 高齢者が一人で住むには寒すぎる ●
隣接する2棟の建物(平屋と二階建て)を所有 コンビニの後のテナントが見つからない ● 特に2階部分のテナントは埋まらない ● 当然、建物を購入する人も現れない ●
●
●
ワーキングマザー
石土池の写真
若者起業家 空きコンビニが隣接する美しい石土池に着目 池を眺められる銭湯があれば人が集まると着想 ● どのように収益化したり、改修をどう進めればよいか 分からない… ●
友人たちからも地元での保育園のニーズが高いことを認識 子どもも大きくなり、働くなら地元で保育園を開業したい ● 子どものために、広いお庭も併設したい ● しかし、条件に合う物件を見つけることができない… ●
●
●
Solution:コンビニ × 銭湯 銭湯のみの収益では事業が困難なため、 銭湯で人を集めてコンビニや飲食店で収 益を上げる事業スキームを提案しました。 地域の長い日照時間を利用し、20kW の事 業用ソーラーパネルにより効率的に給湯 することで大幅に光熱費を減額し、売電 収入も見込みます。
アルミ製ソー ラーウォール
Fan 夏は放熱
OAMF
冬季は蓄熱
2FL
: 保育スペース : 改修箇所
▲ 簡易ソーラーシステム概要
Original Floor Plan / scale = 1 : 1000
20kW ソーラーパネル
コンビニ銭湯 武家屋敷保育園
Living room
K
鍵付きの ドアを設置
支出 耐震補強工事 改修工事 風呂増設 家具 賃料 光熱費 人件費 収入 1 人当たり保育料 保育園創設補助金 木造住宅の改修補助金
店舗 ¥ 1,000,000 ¥ 50,000 ¥ 200,000 ¥ 30,000 ¥ 30,000/ 月 ¥ 9,000/ 月 ¥ 50,000/ 月 ¥ 10,000/ 月 ¥ 250,000 ¥ 500,000
→ 年間 10 人の利用が見込めれば、 約5年で返済可能 !
木製ルーバー
Floor Plan / scale = 1 : 500
2FL
1FL 倉庫
オーナー用 バスの増設
Bed room
kids garden
店舗
倉庫 空きコンビニ
環境技術ダイアグラム
模型写真
office
nursery
1FL
空き店舗
土間で蓄熱
Floor Plan / scale = 1 : 300
幼児用バス の増設
2FL WC
武家屋敷オーナーと保育園ビジネスを マッチングしました。初期投資を抑えな がら、オーナーのプライバシーや熱環境 向上に取組み、特に簡易ソーラーにより、 保育園のランニングコスト削減にもつな がってます。賃料収入により屋敷を景観 として維持することも可能となります。
WC
Solution:武家屋敷 × 保育園
OAMF
空きコンビニの外観
空きコンビニオーナー
武家屋敷外観
事務所 WC コンビニ・カフェ
WC
WC
更衣室 風呂
風呂
view to lake
支出 工事費 ソーラーパネル設置費 トイレ増設費 家具購入費 賃料 光熱費 物品購入費 人件費 収入 ソーラーパネル補助金 1 人当たり入湯料 店舗売上 売電収入
¥ 3,000,000 ¥ 4,000,000 ¥ 150,000 ¥ 30,000 ¥ 50,000/ 月 ¥ 20,000/ 月 ¥ 800,000/ 月 ¥ 1,200,000/ 月 ¥ 600,000 ¥ 500 ¥ 2,000,000/ 月 ¥ 40,000/ 月
→ 上記店舗売上と 10 人 / 日の入湯 があれば、約 10 年で返済可能!
27
28
ARCHITECTURE
between architecture and forest 敷地 : ヘルシンキ
location : Helsinki, Finland
設計期間 : 2008.09 - 12 ( 断面図・パースは 2016 年に追記 )
period : 2008.12 - 12 ( section and sketches were added on 2016)
賞 : 設計スタジオ3位
award : 3rd Prize Architecture 1 Studio, 2008
ヘルシンキの都心に近接した高齢者向けの集合住宅
Houseing for elderly, which is close to the city center of Helsinki.
敷地は病院と森に囲まれ、景観として森と建築のあいだのようなデザインを
The site was surrounded by hospitals and forests, so I design the building as a
意識しました。またフィンランドの人々にとって心を休める森と人の集まる
landscape as between the forest and the architecture. I was also conscious of
建物とのあいだを埋めるような居場所となることも意識し、状況や気分に合
designing places to fill the forests that rest for the Finnish people and buildings
わせて空間を選択できるよう多彩なコモンスペース整備を目的としました
where people gather, and prepared various public spaces so that they can choose space according to their situation and mood.
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コンセプト
Concept
敷地の岩石地盤に着想し、岩が積みあがるよ うに集合住宅を形成します。平面的にも立体 的にも建物の囲われ空間を設けることで、大 きさ / 高さ / 光などがまちまちの多彩な特徴 を持つコモンスペースを整備します。 各ブロックの中心にヴォイドを設け、そこに 樹を植える計画とすることで、その樹や木漏 れ日がコモンスペースを特徴づけると共に、 森を感じられる空間とすることを意図しまし た。
At first, my inspiration came from the rock in the site. As if rocks were piling up, the residential blocks stacking up alternately, making different quality of spaces, regarding size, Outside or Inside, light, etc. Secondly, I had the idea that each blocks have center circle void with a tree to enable people to feel forest. These trees in the center circle void will give more variedness in each common places.
▲ コンセプト模型
▲ 敷地写真
common space
house house
house
house ▲ 公私の領域の概念図:その人との関係性に応じて 親密度や距離感は異なり、その多様性に対応する 空間づくりを目指す
▲ 木漏れ日のある室内コモンスペース 30
▲ 住居に囲まれたコモンスペースのダイアグラム
▲ 住戸に囲まれた屋外空間
▲ テラスに面した緑地空間
▲ 立体的にも囲まれ空間を設けて屋内外に様々な タイプのコモンスペースを形成する
▲ 岩盤上の広場と森に面した屋上空間
Ground Floor floor plan scale = 1:1200
+1.0
+0.5
Underground Floor 9
1. common terrace 2. care center 3. grass courtyard 4. public square 5. wood terrace 6. cafe & dining 7. library 8. rock 9. national forest 10. common roof top 11. public sauna
±0 EV
EV ±0
3
2nd Floor
1
1 Underground Parking 5,000m² EV
EV
1 ±0
4
1 10
10
1 EV
EV
5
+0.5
3
model plan / scale = 1:1000 /
±0
common place 8
10
+0.5
1 room apartment
1
+1.0
+2.0
3rd Floor
+1.5
+1.0
6 7
11
1
4
2 room apartment
10
3 2
10
1
10
3 room apartment
+0.5
+1.0
1
10
1
+2.0 +1.5 +2.0
9
0
5
15
30
31
1 Section / scale = 1:20 1 moisture-diffusing separating layer 200mm XPS rigid-foam insulation sealing layer 350mm reinforced concrete roof 2 20 mm ash parquet 70 mm screed with underfloor heating separating layer, 95 mm impact sound insulation 350 mm reinforced concrete 3 double glazing in white fir frame: 2×6mm toughened glass 4 250 mm waterproof board-formed reinforced concrete 5 handrail : 80/20 mm squared fir baluster : 80/20 mm squared fir 6 Φ200mm steel tube 10mm fire-proof coating
3
5
board-formed concrete
2
4
6 east elevation / scale = 1:800
section
national forest
wood terrace
grass courtyard
west elevation / scale = 1:800
hospital
national forest
32
rock
03
01 02
04 1st floor public square next to cafe & dining
01 3rd floor common place with full of filtered sun light
03 1st floor common terrace in center circle at sunset 33
04
06 05
05 1st ďŹ&#x201A;oor inhabitants intersection
04 2nd ďŹ&#x201A;oor common place / you can feel sun light trees 3-dimensionally. 34
06 roof-top common space in witer
BUSINESS × PUBLIC ACTIVITY
元オーナーの岡ちとせさん
かつてはここで英語教室を開いていた
岡さんのいえの概略 岡ちとせさんより現オーナーへ遺贈 「人の集まる家として残してほしい」 2007 年 7 月より、 「まちのお茶の間」として活動開始
岡さんのいえ 東京都世田谷区にある築約 50 年の空き古民家を活用した多世代 交流の居場所づくり事業。子育て中のママさんたちが集まった り、地域の高齢者が活動したり、学生たちが研究する場所として、 2007 年より10年間活動が続いています。
地域の高齢者やママさんたちと運営 10年間で約2万人の人が訪れる 補助金頼りでは運営が困難となり、 活動の事業性・持続性向上が必要
▼ 岡さんのいえでのイベント写真
35
PROPOSAL for BUSINESS IMPROVEMENT 2017 年 2 月、現オーナーへ事業性向上のためのアクションプランを提案し現在実行中です。 ①事業性向上策、②運営コストの削減策、③人集めマーケティングの3方向で提案。 今後の公共機能の民営化を見据えたモデル事業として取り組んでいます。 ① 事業性向上策 従来の活動の公共性(多世代 交流)とのバランスを取りな が ら、収 益 事 業 を 提 案・実 施 します。
② 運営コスト削減策 運 営 の た め の 活 動 を 点 検、IT 活 用 に よ る 効 率 化 を 実 施 し、 ボランティアベースで活動が 持続する体勢を作ります。
活動に参加するモチベーショ ン整理等により、継続的に人 を集めていける仕組み作りを 模索・実行します。
WEB 上にて、
クラウド上に過去データを蓄積し、
ターゲットに合わせたイベントの
昭和の雰囲気を活かした場所貸し
WEB 上で作業できる環境整備
企画と実行
資料作成により、
報告書やノウハウ蓄積のための
活動参加までの動線を勘案した
視察・講演の有料化や料金向上
資料フォーマットの作成
HP の編集
イベントの収益ノウハウの蓄積に
クラウド上の連絡先やスケジュール
運営ボランティアの募集拡大に
より、黒字イベントの増加
等の利用方法を指導
向けた大学等との連携強化 食にこだわりのある高齢者やママさんをターゲットとしたワイン 会のイベント。周辺のこだわりある飲食店にてポスターを掲示。
▼ 岡さんのいえの外観 / 内観
上記取組と併せた作業内容の点検と WEB 作業への移行支援
36
③ 人集めマーケティング
FURNITURE × COMMON PLACE 敷地 : 東京都千歳烏山 設計期間 : 2011.08 - 09 賞 : 第3回ハーフェレ学生デザインコンペティション入選
37
EVENT × MOVIE 友人結婚式の余興動画のための企画「詩織へのありがとう」 https://www.youtube.com/watch?v=h16DpOz0WDY
01
02
新婦側の友人を集めてサプラ イズの企画の最終調整中
貸切をしているカフェに新婦 を誘導し(店内には新婦の知 らない新郎友人を客として配
04
05
目隠しを外すと、飾り付けら れた店内に、新婦の同級生た ちが一堂に集まっている
新婦友人たちからのサプライ ズは、「ありがとう」の気持ち を伝える手紙を読み上げる
置) 、新婦の目隠しをする
03
新 婦 が 目 隠 し し て い る 間 に、 裏で隠れていた新婦友人が店 内に入り、テーブルの配置換 えと店の飾りつけ
06
最後は父親・母親からの手紙 を母が読み、友人からの手紙 を新婦に渡す 新郎からのサプライズプレゼ ントは、新婦の周りの大切な 人からの「ありがとう」
38
04 MISCELLANEOUSE 海外のビジネスや他業界の最先端事例、活用できるアプリなどの情報共有を行う ことにより、新たな視点の提供と生産性向上をサポートします。
INFO-GRAPHICS 海外のビジネス事例や他業界の最先端事例、生産性向上アプリの紹介などを、分かりやすいインフォ・ グラフィックス(画像中心の情報)や Slidument(スライドとドキュメントの中間)により共有します。
41
DESIGN COMPETITION 敷地 : 設計期間 : 2011.08 - 09 賞 : エイブル空間プレミオ・ノミネート (Tokyo Designer's Week 2011 エイブルブースにて出展)
42
敷地 : 設計期間 : 2016.09 - 10 賞: -
43
02 Housing examples in Tokyo, 2009 BACHELOR THESIS at Tokyo-tech
調査方法の概要(2009 年 10 月)
住宅の一部を公共的な活動に転用する事例に対して補助金などの支援を行う 世田谷区の事業を対象に、住空間とマネジメントの関係を調査しました。 地域 NPO 向けのテナント
共有書庫
・住宅オーナー / 活動の運営者へのインタビュー(7 名) ・運営の支援者や活動への参加者へのインタビュー(70 名) ・各住宅の実測調査
2FL
B1F
2FL 店舗
事務所
事務所
会議室
共有ガーデン
高齢者サロン
自宅用兼地域共有の書斎
倉庫
事務所
3FL: オーナー住居 店舗
賃貸
駐車場
賃貸
賃貸
倉庫
ドアの新設
NPO 向けのテナントビル兼自宅の新築事例 活動の運営者 : 各テナント(賃借契約) イベント : 二週間に一度程度 → 各テナントの収支に合わせて借りる床面積を決めている
多世代交流の拠点 オーナーは別の住 宅に住んでおり、 2F は親族へ賃貸 として貸し出して いる。
空き室を地域の共有書庫として活用した事例 活動の運営者 : 住宅オーナー イベント : 数名規模のイベントを二か月に一度程度 → 元々空き家であったため運営コストが負担になっていない
地域のコミュニティスペース 2FL 賃貸
倉庫
マンションの倉庫を高齢者サロンに転用した事例 活動の運営者 : 住宅オーナーと 12 名の運営ボランティア イベント : 10 名程度の規模で週に一度 → 元々は自宅で行っていた活動の負担が大きくなり移転した
保育園 乳幼児室
駐車場
駐車場
Entrance
風呂 音楽室
鍵を新設 風呂 賃貸
風呂
賃貸
倉庫
k
ドアの新設
庭 ドアの新設
築 50 年以上の空き家を活用した事例 活動の運営者 : 住宅オーナーと 15 名のボランティア イベント : 数十名規模のイベントを週二回程度 → 大規模なイベントを開催するが、運営コストが大きい
Legend 44
敷地境界
非住居空間
マンションの空き部屋を改修し地域に開放した事例 活動の運営者 : 住宅オーナー イベント : 10 名程度のイベントを月一回程度 → 運営コストが大きく継続を断念
住居空間
住居・非住居の共有空間
自宅の空き部屋と庭を保育園に転用した事例 活動の運営者 : 保育園テナント(賃借契約) イベント : 週四回開催 → オーナーは運営に関与していない
居住者アクセス
非住居の活動へのアクセス
5000mm
03 Housing examples in Okinawa, 2012 MASTER THESIS at University of Tokyo 非住居機能への転用が多く実現されている沖縄の米式住宅を対象に調査を行いました。 リビングアクセスの平面形態等が転用を促進している要因であり、独自の複雑な権利形態が住戸の保存に影響していました。 沖縄県の米式住宅の概要
転用のケーススタディ
転用を促進する要因分析
沖縄の米式住宅は、米軍の指導の下、 日本の民間デベロッパーにより開発 されました。
米式住宅の住宅エリア例
地価と転用される割合の相関
期間 : 1958 - 1972 住戸数 : 3181 住宅エリアの数 : 54 構造 : CB 造 階数 : 1FL
60
港川地区 住戸数 : 61 転用された戸数 : 35 建替えされた戸数 : 0 空き家戸数 : 3 用途地域 : 近隣商業地域
50 40 30
R² = 0.2432
20
典型的な米式住宅平面 2004, 田上
10 0
Restaurant
Cafe
0
20,000
40,000
60,000
80,000 100,000 120,000
用途地域と転用される住戸数との相関 住戸数 0(m)
米式住宅の外観写真
沖縄の米式住宅の権利構成の概要
9%
第二種低層住居専用地域
30 715 41 310 8
60% 13% 19.5% 12.9% 12.5%
17 35 256 3181
29.4% 54.3% 11.7% 11.7%
第一種中高層住居専用地域 第一種住居地域 第二種住居地域
パン屋エントランス
駐車場
準住居地域
窯
近隣商業地域
作業室 倉庫
調整区域 計
庭
k
店舗拡大に 伴いカフェへ 転用予定
テラス
駐車場
調査方法の概要 ・調査期間 : 08.2012 - 10.2012 ・現存する米式住宅の観察調査 (3181) ・デベロッパー / オーナー / 運営者へのインタビュー(22 名) ・転用された事例の実測調査(10 件) ・アンケート調査(4住宅地 )
1769
第二種中高層住居専用地域
転用された住戸例(パン屋兼自宅へ転用)
借地権所有者 : デベロッパーが多い 開発時に米軍が設定した 土地所有者 : 多くは5名程度が所有
50
□ : 住居 ■ : 空き ■ : 事務所 ■ : 飲食 ■ : 物販 ■ : 保育 ■ : 美容サロン
建物借主・テナント 建物所有者 : デベロッパー / 居住者が多い
30
冷蔵室
元々は自宅の一室 で始めた。事業拡 大に伴い転用空間 を拡大した。 0(m)
3.0
5.0
転用の要因の相関図
非住居空間
住居空間
居住者アクセス
住居・非住居の共用空間
非住居活動アクセス
借地契約
複数の権利者調整 独特の住宅雰囲気 CB 造 広い庭
保存圧力
建替えの抑制 廉価な賃料
保存圧力
間取り変更が困難
リビングアクセス
凡例
転用率
第一種低層住居専用地域
段階的な転用
保存圧力
住居・非住居のアクセス分離 転用の促進 45
THANKS