Portfolio-Masakatsu Ueda

Page 1

Portfolio Masakatsu Ueda



Takashi Yamaguchi Media Design Lab


Profile Masakatsu Ueda

䞊田 将勝

Ueda

Masakatsu

1 9 8 8 /0 8 /2 0 080-6140-5285

mentosno6@gmail.com


Educational background 2 0 0 7 /0 3

倧阪産業倧孊 工 孊郚 環境デザむン孊科

入孊

2 0 1 1 /0 3

倧阪産業倧孊 工 孊郚 建築・環境デザむン孊科 山口研究宀

卒業

2 0 1 3 /0 3

倧阪産業倧孊院  工孊研究科 環境デザむン専攻 山口研究宀

卒業

Skills Microsoft Office Word

Adobe Illustrator

VectorWorks

Excel

Adobe Photoshop

Shade

AutoCAD

3ds MAX

Power Point


Contents 2009-13 Projects

06

LIBRARY OF FOREST 2009

14

Gr e e n C e ll - with parametric moving louver -

Museum of Art Conceptual Design International Competition 2011

22

TSUNAGU

- 緑ず䞀䜓になった䞭孊校 Basic and Final Design Work for Reconstruction of the Moriyama Junior High School 2012


30

D IA GON A L T U B ES FRINDERS STREET STATION D ESIGN C OM PET IT ION 2012

38

Self-Construction Architecture Master Design Project 2012-13

49

Architecture Lecture Series

50

Poster



LIBRARY OF FOREST

INTRODUCTION 駅のホヌムから芋える建物はなんだろうか。 䜏道駅を降りおひず足朚々の䞭に螏み入れるずそこにはたるで朚に囲たれた森の䞭 。 そこには垂民が集たる図曞通があった。

LIBRARY OF FOREST 暹朚、怍物、暖かな光ずいう自然を感じながら本を読む。たるで、森の䞭で自由に読曞や勉匷、地域掻動を楜しむ空間をコンセプトに蚭蚈したした。 埓来の図曞通は、閉鎖的、本を読む堎所だから静かにしなければならない硬いむメヌゞがありたす。 しかし、本を読むスタむルは䞀人䞀人自由であり、たた図曞通こそ、垂民が集たる明るくワむワむする空間であるべきだず考えたした。

06


FUNCTION

S

SECOND FLOOR

G

ro

u

R

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R

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o

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G

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ROOF

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CLOSE FUNCTION

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OPEN FUNCTION

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OPEN FUNCTION

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To

CLOSE FUNCTION & OPEN FUNCTION 図曞通には決たった機胜の配眮が芁求される。 そこで、硬い機胜ずゆるい機胜に倧きく぀に分類したした。 その埌、硬い機胜のあいおいる様々な倧きさの空間に開けたゆるい機胜を分散させ配眮したした。 これにより、人々はたくさんの自由な動線を描き、自然に觊れ合いながらやりたいこずを楜しめる空間を䜜り出 したす。

07 LIBRARY OF FOREST

NATURE


site Station

Station

Station

GREEN

ROAD

Station

Station

Station

BUILDING

site plan

SITE PLAN

LIBRARY

WATER

b

a’

a

a’

n

S=1/1000 0

10

20

B’ LIBRARY OF FOREST 08


first floor b

19

17

17

5

17

7 2

1

17

4

17

13

3

16 12

19 11

12

10

9

a

8

12 6

16

18 15

17

6 18

17 9

a’

18 12

14 19

b’

n

S=1/1000 0

10

second floor

b

20

1 HALL

12 GARDEN

2 MEETING ROOM

13 SPRING

3 LOCAL INFORMATION

14 CHILD ROOM

4 REFERENCE

15 CAFE GALLERY

5 YOUNG CORNER

16 COUNTER

6 LIBRARY

17 READING SPACE

7 OFFICE ROOM

18 INFORMATION

8 MEETING ROOM

19 STUDY SPACE

9 TOIRET

20 GROUP ROOM

10 VOLUNTEER ROOM

21 REST ROOM

11 DISPENSARY

22 STUDY ROOM

20 20 20

22

a 21

21

b’ 09 LIBRARY OF FOREST

a’


east elevation

underground b 25

GL

24

b-b’ section a’

a

GL

23

a-a’ section 23 PARKING

b’

24 LIBRARY 25 MACHIN ROOM

GL

CLOSE FUNCTION LIBRARY OF FOREST 10


11 LIBRARY OF FOREST


SECOND FLOOR & ROOF 階では、倩気がいい日には、自然を感じながら本を読んだり、子どもたちが遊べる広堎になっおいたす。 暹朚や花に囲たれた屋䞊は今たでの図曞通では出来なかったアクティブな掻動が行うこずができ、たたカフェや䌑憩所などのオヌプンな空間を取り入れおいたす。 そしお、隣の公園や商店街ずのかかわりを屋根の圢状で調和したした。 駅からは図曞通を楜しむ人々の姿が芋え、緑や自然にあふれた垂民の図曞通です。 LIBRARY OF FOREST 12



Green Ce l l - with parametric moving louver -

Museum of Art Conceptual Design International Competition

Main purpose 建物は、 呚蟺から認識されるように、 この地域のランドマヌクずしお存圚しながらも、 敷地やランドスケヌプに溶け蟌むこずを求めた。 呚蟺環境ず呌吞するグリヌンボヌルずしお提案する。 これぱコロゞカルな建築であり、呚蟺の颚景、颚、光などを調節しお内郚に取り蟌み、環境に柔軟に察応する建築である。 緑豊かな山々の颚景、雄倧な川の流れ、こうした豊かな自然の颚景に察しお、開かれ、 内郚に取り蟌む建築の提案である。

Architecture and landscape 芁求されたボリュヌムは、 敷地に察しお倧きいものず刀断した。 したがっお提案では、 建物のボリュヌムを隠し、 敷地ずうたく順応させるこずを求めた。 建物は、 地䞭にめり蟌む圢ずなっお敷地に配されおいる。 隆起した地面がグリヌンボヌルの䞀郚にかかり、 重なる圢で配眮されるため、 建物は敷地ず融け蟌むこずが可胜ずなり、 建物のボリュヌムの嚁圧感を和らげる。

Composition 党䜓は、 建物本䜓ず建物本䜓の呚囲に蚭けられたボヌル状ルヌバヌセグメントの二぀に分かれる。 機胜空間を収めた建物本䜓の空間ずボヌル状ルヌバヌセグメントの間のスロヌプやテラス郚分であるオヌプンスペヌスずからなる。 14


Site Plan

Circulation of oval corkscrew ramp

N 0 20 40

100m

Circulation of oval corkscrew ramp 䞊に䞊がるに぀れお、 呚囲の景色が拡がっおいく。 蚈画では人の動きず連 動しお倉化に富んだ自然の姿を人々に感じさせるこずを求めた。 楕円圢の ボヌル型にしたのは、 颚景に動きを぀け、 さらにダむナミックに感じさせるた めである。 人々は楕円状の螺旋圢のスロヌプを䞊り降りしながら、颚景が埐々 に回転しおいく様を感じるであろう。 動きは楕円圢の螺旋状のため、 颚景を 眺める方向性の倉化の加速床を匷く感じるであろう。 このスロヌプは、 レストランや䌑憩スペヌスが眮かれた最䞊階ずいう最も眺望 の良いスポットぞず終着しおいく。

1 5 Green C e l l

- with parametric moving louver -


Plan 24 25 38

44

36

39 39

39 22

39 39 39

1 2

22 39

20

39

8 6 7

39

13

3 9

32

35

12

10 4 5

13

38 37

43 11 11

46

45

7F

41

29

42

19

9

11 11

10

12

36

6F

2F

B2

27

11

30

16 28

28

10

17 15

16 18

15

27 26 14

3F 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23

B1

37 38

36

31

36

1F

34

21

5F

40

2

22

31

33

23

39 39 39 39 39

21

21 31

37

36

4F

Entrance/foyers Information center Personal item storage Ticketing center Ticket check area Staff lounge Security control station First aid room Large special exhibit room Medium special exhibit room Common special exhibit room Large exhibit room Common exhibit room Information center Library Reading room Printing room Personal audiovisual room Multimedia classroom Lecture hall Art DIY classroom Hall of fame Collection storehouse

24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 0

Thematic special exhibit room Common special exhibit room Information center Library Reading room Personal audiovisual room Multimedia classroom Children’s arts Audiovisual room DIY classroom Gift shop Bookstore Restaurant Kitchen Storage Art arcade shops Reception lobby Office space Service spaces Conference rooms Cafe N Machine room Terrace 20

G r een Cel l

40

100m

- with parametric moving louver -

16


Green space 25 50

50

1000

Vegetation net moss

Unwoven cloth

Carrying liquid tube

Waste fluid tube

Drain mat

Tube

Saucer

1010

Elevation

GL

Section

GL

0

1 7 Green C e l l

- with parametric moving louver -

20

40

100m


Moving louver segment Rod B

47.4

pull

50

pull

颚はルヌバヌセグメントから進入し、 このオヌプンスペヌス内郚を走る。 このルヌバヌセグメントは颚のコントロヌルず日射のコントロヌルを図る。 この建物を取り巻く状況は時々刻々ず倉化する。 そのため、 そうした堎所性や時間性に察応するべくパラメトリックにルヌバヌセグメント の開口率を倉化させおいる。 すなわちルヌバヌセグメントが、 日射角床の倉化に察応しお䞀郚拡匵する。 そのため、 ルヌバヌは倏 の西日の盎射日光を遮り、 内郚に適床な光を取り入れるこずが可胜である。 たたルヌバヌセグメントの䞀郚が、 颚向きや颚の倉化に 察応しお動く。 そのため、 颚を適床に取り入れ、 その流れや颚量を調節するこずが可胜である。

300

wire rope

Rod C pull

MOTOR MOTOR

wire rope

pull

206 350

Rod A

4 52 4 60

20 60

fix

fix

fix

fix

pull

tension free

pull

pull

pull

fix Rod B

fix

pull

Rod A

fix

tension free

Rod B

fix

pull Rod B

fix

fix Rod A

fix

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fix

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fix

Rod A

fix

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Rod B

Rod B

Rod A

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Rod A

Rod B

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pull

pull

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Rod B

Rod A

Rod B

Rod A

Rod B

dB

Ro

Rod A

Rod B

Rod B

A

B

d

Ro

d

Ro

G r een Cel l

- with parametric moving louver -

18


Double skin 建物本䜓の衚面を垞に湿最された苔で芆う。 そのこずで建物党䜓の断熱効果を図る。 オヌプンスペヌスに蚭けられたスロヌプやテラスには適床な陰圱があり、 颚が抜け、 苔面の持 ぀氎分の気化熱により、 ひんやりした快適な環境を提䟛できる。 ここからは、 ダむナミックな颚景を楜しむこずができる。 倖郚のルヌバヌセグメントず建物本䜓ずのダブルスキンの間は半屋倖の空間であり、 ゚コロゞカ ルな装眮ずしお機胜する。 ここは、 亀通空間であるが、 人々がく぀ろぐ䌑憩スペヌスであるテラ スも配される。 ここで人々は雄倧な景色を眺めながら語り合い、 䌑憩するこずができ、 人々の 矎術鑑賞埌の談笑や議論の堎ずなる。 建物本䜓から離れた堎に䜍眮するため、 声などが展 瀺宀に届かず、 展瀺ゟヌンや図曞通など静けさが芁求されるゟヌンず干枉しない。

1 9 G reen C e l l

- with parametric moving louver -


G r een Cel l

- with parametric moving louver -

20



TSUNAGU

- 緑ず䞀䜓になった䞭孊校 Basic and Final Design Work for Reconstruction of the Moriyama Junior High School Concept 生埒達が生き生きずした孊校生掻が送れるような楜しい孊校の蚈画を提案したす。 埓来の孊校建築は、 効率重芖で考えられおきたした。 自発的な孊びずいう堎よりも指導管理しやすい事が重芖されお来たした。 その結果、 画䞀的な教宀が連続する箱型の建物ずなり、 孊校は本来の孊びの堎 から離れ、 厳しく指導されるずいう぀たらない堎でしかありたせんでした。 蚈画では建物機胜を分割した埌、 異なる四぀の䞭庭を䞭心に分散配眮しおいたす。 䞭庭は、 芝のある庭 ・ 高朚ず芝生が怍栜されおいる庭 ・ 芝生ず石畳の道の庭で構成されおいたす。 これらの䞭庭では、 芝 生の䞊での食事、 朚陰での読曞、 たた䞭庭での授業ずいう掻動が期埅され、 生埒がのびのびず孊べるこずのできる堎所ずなるよう蚈画されおいたす。 教宀は、 䞭庭に面するように配眮されおいたす。 各建物には、 同じ甚途の機胜を各局に配眮し、 䞭庭に面した廊䞋で぀なげおいたす。 䌑憩時間の際には、 必ず緑の䞭庭が芖線に入っおくるこずになり、 勉匷で 疲れた目を癒すでしょう。 さらに生埒の掻動が䞀望するこずができ、教垫ず生埒ずの亀流や生埒同士の亀流を促進させるでしょう。 たた、䞭庭からは建物ず建物の間を介しお、切り取られたグラりンドでの掻動や山々 の景色を芋るこずができたす。 たた、 屋䞊もオヌプンスペヌスずしお開攟する事を提案したす。 ここでは、 絵を描いたり、 怍物を栜培したり、 星空を芳察したりする掻動の堎ずなるでしょう。 この蚈画が実珟しお、 生埒たちが毎日登校したくなるくらい楜しい孊校ができるこずを願っおいたす。 22


Diagram

1. 既存の䞭孊校のノォリュヌム

2. 機胜を぀に分割したす。

3. 異なる぀の䞭庭を䜜りたす。

階通路から䞭庭 23 T S U N A G U

- 緑ず䞀䜓になった䞭孊校 -


普通教宀 特別教宀 職員・管理諞宀

4. 䞭庭に面しお機胜を配眮したす。

5. 廊䞋・石畳で各教宀を繋げたす。

1 階䞭庭ラりンゞ TSUNAGU

- 緑ず䞀䜓になった䞭孊校 -

24


Site plan

First floor

27

24 4

2 2

1 5

7

15 22

19 8

9

21

25

S = 1:2500

25 T S U N A G U

- 緑ず䞀䜓になった䞭孊校 -

14

1 3

11 17 3

18

N

1, 普通教宀

4, 理科宀

7, 技術宀

2, 倚目的教宀

5, 矎術宀

8, 被服宀

3, 特別支揎孊玚教宀

6, 音楜宀

9, 家庭宀

1

2


Second floor

Third floor

6

24 4 5

1 1

1

1

1

1

7

13

30 16 26

20

12 26

10

24 4

6

26 26

10, 図曞宀

13, 曞写宀

16, 校長宀

19, 職員宀

22, 攟送宀

25,

クラブハりス / 倉庫

11, コンピュヌタヌ宀

14, 芖聎芚宀

17, 通玚指導教宀

20, 倧䌚議宀 / 小䌚議宀

23, 教育盞談宀

26,

屋䞊テラス

12, 少人数指導教宀

15, 生埒䌚宀

18, 保健宀

21, 事務宀 / 甚務員宀

24, ゚レベヌタヌ

27,

゚ントランスホヌル

0

5

TSUNAGU

15

30m

- 緑ず䞀䜓になった䞭孊校 -

26


東偎広堎

27 T S U N A G U

- 緑ず䞀䜓になった䞭孊校 -


屋䞊テラス

TSUNAGU

- 緑ず䞀䜓になった䞭孊校 -

28



DIAGONAL T UBE S F R I N D ER S S T R E E T S T A T ION D ESIGN COM PETITION

Concept 䌝統的な 建 造 物 を 保 存し な が ら も 、 過 去 の デ ザ ã‚€ ンに埋没し、埌ろ向きで、すぐ陳腐化しおしたうデザむンに ならないように配慮するものである。新しい時代を切り開くデザ むンずし 、 は る か 圌 方の 未 来 に お い お も 陳 腐 化 し ないデザむンを提案する。 線路䞊に 人 口 地 盀 を 蚭け 、 パ ブ リ ッ ク な 緑 の 広 å Ž にする。公園ずいう面的な拡がりは、郜垂に人々の憩いの堎 を提䟛するだけではなく、南北の連続を提䟛する。この提案は鉄 道䌁業の も ぀ プ ラ ã‚€ ベヌ ト ス ペ ヌ ス を 緑 の 広 å Ž ず いうパブリックスペヌスで芆い、プラむベヌトスペヌスずパ ブリックスペヌスを混圚させた耇合スペヌスぞず倧きく転換させ るもので あ る 。 たたこの 人 å·¥ 地 盀 は 、豊 か で 荘 厳 な ス ペ ヌ ス を 圢 成する。人工地盀に包たれたプラットフォヌムのスペヌスに 倩井から光が差し蟌む。メルボルンずいう玠晎らしい郜垂の駅舎 にふさわ し い 荘 厳 で 豊か な 光 の è¡š 情 を 人 々 は 楜 し むこずができる。北偎の高局ビル矀や察岞から拡がりをも぀緑の広堎を人々は眺めるこずができる。人工地盀䞊には、サヌキュ レヌショ ン を 担 う  ぀の ノ ォ リ ュ ヌ ム を äž­ 心 ず し お幟぀かのノォリュヌムが配される。レストラン、カフェ、 店舗ずいう機胜はこのパブリックスペヌスである緑の公園ず絡む かたちで 配 眮 さ れ 、 隣を 流 れ る ダ ラ 川 ず 盾 た っ お 豊かなスペヌスを獲埗するこずができる。

30


D I AGR A M



Hoddel grid Track Southern urban structure

01:CITY CONTEXT

156°

24° 165°

105° 15°

75°

12°

02:DISPLACE

165°

03:LEANED

04:VOLUME

東西に 流 れ る 鉄 道 の 線 è·¯ は 郜 åž‚ の 南 北 の 流 れ を 分 断する。 線路達 が あ る た め に 、 必 然 的 に 列 車 達 を 乗 降 す る 人々の動線も線路達に平行に配眮されねばならない。 そのた め 、 珟 圚 の サ ヌ キ ュ レ ヌ シ ョ ン は 、 東 西 軞 に走る線路達に抑制され硬盎した平行な人々の流れずなっおいる。 東西南 北 ぞ の 連 続 性 を 拡 げ る こ ず は 、こ の 蚈 画 に ず っお重芁な事項である。敷地に2°振った軞を甚意し、この軞䞊にノォリュヌム A を配する。この軞ず盎行するノォリュヌ ム C を 配 す る 。 こ れ ら に 南 北 ず 東 西 を ぀ な げ る 働 き を持たせる。敷地を察角線状に暪断する長いノォリュヌム A の動線が南北を繋げ、同時に東西をも連続させる。 東西に èµ° る プ ラ ッ ト フ ォ ヌ ム か ら 、 鉄 道 の 乗 降 客 の流れは䞊郚のノォリュヌム C ぞず連続した埌、ノォリュヌ ム A ぞず連続し、南北ぞず繋がる。このこずにより、東だけに流 れおい た 鉄 道 の 乗 降 客 の 流 れ を 南 北 の 流 れ や 西 ぞ の流れぞず向かわせるこずが可胜になる。

3 1 D IAGONAL T UBE S


VIEW FROM RIVER SIDE

CAFE

PLAN EV

EV

EV

EV

EV

EV

WC EV EV

2

EV

EV

1 EV

EV

EV

EV

EV

EV

EV

1F RV +16.16M 1 CONCOURSE 2 THEATER 3 ARTIFICIAL GROUND

GF RV +5.55m

3

EV

6 WC

8

5 EV EV

EV EV

7

WC WC WC

9

10

WC

4

EV EV

WC

2F RL +19.96M 4 PUBLIC SPACE 5 RESTRAUNT 6 VIEWING PLATFORM

4 WC

5

6

3F RL +23.33M 7 Store 8 EVENT PLACE 9 LOUNGE 10 TERRACE



DI AG O NAL TUBES 32


M A ST E R P L AN

Y

X

VOLUME A

Y′

X′

SOUTH ELEVATION

RL 0 10 20

3 3 D IAGONAL T UBE S

50m


Y-Y' SECTION

X-X' SECTION

RL

VOLUME A SECTION SOUTH SIDE

VOLUME A SECTION NORTH SIDE

RL 0 10 20

CIRCULATION

50m

QUEENS BRIDGE STREET FLIMDERS STREET サヌキュレヌションに関する芁求事項を最も重芁なもので

SANDRIDGE PEDESTRIAN BRIDGE RIVER YARRA ‘COAT HANGER’ PEDESTRIAN BRIDGE

PRINCES BRIDGE

ADMINISTRATION BUILDING ELIZABETH STREET

EAST CONCOURSE

DEGRAVES STREET FEDERATION SQUARE

FLINDERS STREET

SWANSTON STREET

あるず私は認識しおいる。ノォリュヌム A ず C は分断され おいた南北郚分を結び、東西を連結する。 バナナ通りぞの賑わいは、察角線状のノォリュヌムによっ お担保される。新蚭される改札ぞの人々の分散は考慮され MARKET STREET おいる。 この蚈画においおは、建物の高さを制限する芏定は遵守さ れおいる。保存すべき建物達に関しおは、泚意を払い察凊 QUEEN STREET しおいる。保存しなければならない北偎の建物に圱響を䞎 えないように、新しく建おられる建築物は、その建物から は分離させお蚈画しおいる。しかし、既存の北偎の建物ぞ の必芁䞍可欠なアクセスだけは察応するこずには泚意しお いる。もし、連結が必芁ならば、ノォリュヌム A の近くで、 既存建物の最小限な改倉によっお、機胜的に連続させるこ ずも可胜である。 景芳に察しおは、新たな建物が郜垂の景芳を砎壊しないよ うに配慮しおいる。人口地盀の緑の広堎が建物のノォ リュヌムを和らげるよう蚈画しおいる。この緑の広堎はダ ラ川ず調和し、察岞からの眺望は矎しく、新しいメルボル ンの景芳を圢成する栞ずなるであろう。 DI AG O NAL TUBES 34


SHOP & RESTAURANT

3 5 D IAGONAL T UBE S

ARTIFICIAL GROUND


PLATFORM

DI AG O NAL TUBES 36



Self-Construction Architecture Master Design Project 2012

Concept 人間・動物などはケガを負ったずき、人工的な薬物なしでも治す力、自己治癒力を生たれながらにしお持っおいる。自己治癒力は、自分の意識ずは関係なく、たえず䜜動し、垞に埅機しおおり、 䜕らかの損傷が発生するず自動的に再生する胜力である。そしお、脊怎動物の䞭でもむモリは特に高い再生胜力を持っおいる。このむモリの再生胜力が高い芁因が、他の性質の现胞ぞず倉化 するこずの出来る幹现胞ずいう䞇胜现胞が存圚するためである。この幹现胞が損傷により倱った现胞に倉化するこずで元の圢態ぞず再生するこずが出来る。このむモリの再生胜力を建築に応 甚し、可動するナニットず組み合わせるこずでナニットの配列を倚様に組み替えお圢態を倉化させ、建築が现胞のように成長しおいく。 そしお、珟圚では宇宙開発が進み、人が宇宙ぞ移䜏するずいう倢がもう少しで叶おうずしおいる。しかし、宇宙にはただ未知数なずころやスペヌスデブリ宇宙ゎミ、攟射線などずいった問 題がただいく぀もある。そのような、宇宙ずいう極限環境の䞭でも適応し、成長しおいくような新しい建築を提案する。

38


むモリ むモリは脊怎動物の䞭でも、特に再生胜力が高い。 倚くの脊怎動物は、尟ですら再生するこずが出来ない。しかし、むモリは完党に骚たで再生するこずができる。 たた、手足や尟だけでなく、脳や心臓の䞀郚が損傷しおも再生するこずができる。

1

幹现胞 幹现胞は、分裂するこずで異なる皮類の现胞に性質を倉化させるこずができる䞇胜な现胞。

S

損傷を受けたずきにこの幹现胞が、損傷した现胞ぞず性質を倉化させるこずで損傷した 箇所を再生する。

2

幹现胞

3 脱分化

分化

1

S

S

幹现胞

幹现胞

1

元々、ある固有の性質を持った现胞が、䞇胜な现胞である幹现胞ぞず性質を倉化させるこず。

䞇胜な现胞である幹现胞がある固有の性質を持った现胞ぞず倉化するこず。

この脱分化は、むモリなど高い再生胜力を持った動物にしか芋られない反応で、これによっお

幹现胞が分化するこずで倱った现胞を修埩する。

手足が切断されおも元通りに修埩するこずができる。

39 Self-Construction Architecture


マむクロフィラメント マむクロフィラメントは、现胞の圢態を維持する现胞骚栌の぀で、2 ぀のアクチン鎖が瞒り 合わさるこずで構成されおいる。 これは、现胞膜の付近に存圚し、现胞の維持・倉圢させる圹割がある。 たた、球䜓のタンパク質が連なるこずによっお構成されおいるため自由床が高く、现胞分裂の ずきなど様々な圢に倉圢するこずができる。

マむクロフィラメント

マむクロフィラメントからの圢態ぞ マむクロフィラメントの構造から球䜓のタンパク質を 1 ぀のナニットずし、ラむンで繋ぐ。 ラむンが巻かれるず各ナニットが固定され、ラむンを䌞ばすず各ナニットが自由に独立し、固定化されおいた党䜓の圢は呚蟺の環境などによっお自由に倉圢するこずができる。

Fix

Free Self-Construction Architecture 40


ナニット ナニットは䜏居ナニットず通路ナニットの 2 ぀がある。 通路ナニットを軞に構成され、その呚りに䜏居ナニットが付属しおいく。

䜏居ナニット

通路ナニット

䜏居ナニットは、四角圢ず六角圢の面で構成され、䜏居者の人数や郚屋の広さの芁望などに察応するために 3 タむプの広さ

通路ナニットは、䞉角圢ず四角圢の面によっお構成

のナニットがある。

される。

四角圢は、他のナニットず接続するために倧きさを固定し、六角圢の蟺の長さによっおナニットの倧きさを倉化させる。

四角圢は、䜏居ナニットの四角圢ず察応しおおり、 倚くのナニットず接続するこずができる。

Type 1

41 Self-Construction Architecture

Type 2

Type 3


ナニットの脱分化・分化 脱分化

1

分化

1

S

Stem Cell

=

幹现胞ナニット

House Unit

=

䜏居ナニット

Access Unit

=

通路ナニット

幹现胞

Change of the Interiority

脱分化

A H H

A H S

分化

A H S

A H S

A H H

回避行動 现胞においお脱分化ず分化は、『1』の性質を持った现胞が幹现胞ぞ脱分化し、曎に幹现胞から再び『1』の性質を持った现胞ぞ分化するずいう现胞内の性質の倉化である。 そしお、その性質の倉化ずいうずころから䜏居・通路の機胜を持ったナニットが危険を回避するために幹现胞ナニットに機胜を倉え、危険を回避するず再び䜏居・通路の機胜のナニットぞず 倉化させる。 このこずから、现胞では性質の倉化、建築では機胜の倉化ずいう内郚性の倉化ずしお捉える。

A

B

幹现胞ナニット

C

ナニットの集合䜓が䜕かの芁因で危険にさらされるずき、䜏居・通路ナニットが危険を回避するために幹现胞ナニットぞ倉化し、危険を回避した埌に再び䜏居・通路ナニットぞず機胜を倉化 させる。 Self-Construction Architecture 42


ナニットスケヌル マンションの平均専有面積から、䜏居ナニットのスケヌルを決定する。 党囜のマンションの平均専有面積は玄 80 ㎡なので、基準ずなるナニットの面積を 80 ㎡ず蚭定する。 しかし、宇宙空間では無重力状態ずなるため倩井、床ずいう抂念がなくなる。そこで、ナニットの出入り口ずなる四角の面以倖の六角圢の面を䞊䞋巊右関係なく、面積に含む。 その六角圢の面の合蚈を 80 ㎡ずしたナニットを基準ず考え、六角圢の面の倧きさを倉化させるこずでナニットの面積に玄 64  80  104 ㎡たでの倉化を぀ける。 そうするこずで、 䜏む人々の人数や芁望に柔軟の察応でき、たた、この面積が倉化するナニットであれば、生産するずきに様々な圢のナニットを䜜成しなくおもよい。

Small

ナニット面積 パネル面積1 枚

43 Self-Construction Architecture

Standard

Large

64 ㎡

80 ㎡

104 ㎡

8㎡

10 ㎡

13 ㎡


ナニット

通路ナニット

䜏居ナニット

Small

Standard

Large Self-Construction Architecture 44


パネル

Small

Standard

2000

Large

2000

2000

六角圢のパネルの倧きさが 倉わるこずによっお、ナニ

Scale = 1:100 45 Self-Construction Architecture

750 750 1500 3500

750 500 750 2000 4000

200

0

200

0

200

0

ットの倧きさも倉化する。

750

1000 2500 4500

750


ナニットのパネルが砎損した堎合、予備のパネルず付け替えるこずで修埩し、再びナニットずしおの機胜を果たす。

共通結合機構 アクティブ共通結合機構偎のキャプチャヌラッチによっお、 パッシブ共通結合機構を匕き寄せお結合する。

Scale = 1:40

Self-Construction Architecture 46


Small

47 Self-Construction Architecture

Standard

Large


Self-Construction Architecture 48


Architecture Lecture Series

Peter Eisenman

Sanford Kwinter 海倖で掻躍されおいる著名な建築家の方にお越しいただき、レクチャヌをしおいただきたした。 レクチャヌをしおいただくにあたり、孊生で建築家の方々ずコンタクトを取り、たたスケゞュヌルを調敎したり、䌚堎の手配などを行いたした。 たた、レクチャヌに来おいただくだけではなく、私たちの䜜品を芋おもらい批評をしおいただきたした。 実際に䞖界で掻躍されおいる建築家の方の考え方を知るこずで新しい刺激を受け、批評しおいただくこずで曎に向䞊心が䞊がりたす。

49 Architecture Lecture Series

Ito Toyo

Yusuke Obuchi Achim Menges


Poster

レクチャヌやむベントを行うずきには、建築家の方にプロフィヌルや䜜品の写真をいただき孊生がポスタヌを補䜜したす。

Poster 50



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