PACIFIC PEDAL LIFE DESIGN

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TOKYO DESIGN FLOW Pedal Life for the Future Issue

珟圚、䞖界では金融䞍況、地球枩暖化、人口爆発、食料危機などが起き、 それに䌎い経枈の朮目も倉わったず蚀われおいたす。 これらは産業革呜以降、経枈を拡倧し消費するこずが発展の原動力ずされるなか、 ゚ネルギヌを無限に䜿っおきたこずに察する圓然の垰結です。消費゚ネルギヌを抑え、 文化の゚ネルギヌず創造の力で䞖界を倉え、人々の生掻を考える、本圓の人類の英知が必芁な時期が来たずいえたす。 TOKYO DESIGN FLOWはこのような問題意識のもず、 郜垂の状況や人々のラむフスタむルそのものをデザむンの察象ずしおずらえ、 それら党おのデザむンを芆う傘ずなり、倧きな流れを創り出す運動䜓ずなるこずを目指したす。 TOKYO DESIGN FLOWは䞀぀の事象を衚すものではありたせん。 東京を䞭心にデザむンを取り巻く状況を、 マンスリヌむベント 「LAST THURSDAY」をはじめずするリアルむベント、 りェブサむト、玙媒䜓などを通し情報を発信しおいきたす。

Design & philosophy

Chari and our life チャリず僕らの事情 䜕時のずきからか、バむクがかっこ良く思えなくなった。 倖囜補スポヌツカヌには成金か䞍動産屋か金融業の人の乗り物のように思えお党く興味がわかなくなった。 文明は進化し、GNPは増倧し、䌁業は投資家に察しおの責任を党うすべく増殖し巚倧化する。 進化論を唱えたチャヌルズ・ダヌりむンは䞖界䞭の生物を芳察しお生物は進化するこずに気が぀いた。 瀟䌚や文明やデザむンも進化するのだろうか 䞀方ダヌりむンは40 幎かけたラむフワヌクでミミズを研究しおいる。 有機蟲法の基瀎に成る土壌を䜜るのは過去も珟圚もミミズだ。 長い間かけおダヌりィンはミミズは地䞭深くは行かないこずを芋぀けた。 ミミズは進化しないのか文明の進化ず、文化 culture-cultivate) の深化。 有機蟲法ずミミズ。文明の進化ずしおのコンピュヌタヌず情報の進歩。 自転車乗りに優しい郜垂の統蚈ずクリ゚むティブシティずは䞍思議に重なる。 蚱容床や柔軟性、倚様な情報を取り入れおそれを創造性に倉えお行く力こそが倧切に成っおきた。 自転車に乗っおキャンパスを廻る倧孊生掻からコンピュヌタは生たれ発展した。 コンピュヌタは知的な自転車だ、ずスティヌブ・ゞョブズは始めおのマックの広告でも蚀った。 自転車は自分の足で車を転がすもの、自分の意志ず筋肉で動くもの。 そしおコンピュヌタヌは自分の創造性を最倧限に助けるもの。自己の自由を最も解攟するもの。 才胜ずむンスピレヌションを助けおたわすもの。それは自転車ず䞀緒に転がる。 自転車に乗っお走っおいるず喉が枇く。コンピュヌタヌの前に長くいるず食欲がわかない。 未来の自転車生掻は、健康な知識欲ず創造性が瀟䌚ずかみ合っお、文化の深化ず共にあるのではないか。 そう考えるず内燃機関でガ゜リンを燃焌させる゚ネルギヌのスポヌツカヌに興味がなくなったのも たんざら偶然ではないのではないかず思えおくる。 䜓内゚ネルギヌず知的゚ネルギヌが燃焌する自転車生掻は僕らの身の䞈にあった未来なのか

久しぶりMAT.です。どうどう 元気しおた  僕  僕は盞倉わらず元気に やっおいるよヌ。超元気。最近自転車なんお乗ったりしおさ。自転車の移動の 速床が普段ではないスピヌドだから、新鮮なんだ。それで、自転車に乗っおる ずきに考えおいたんだけども、今地球ちょっずやべえ、みたいな空気になっお るじゃない  環境問題も、人口問題も。特に若い人たちっお䜕ずなく盎感で それを感じおいるように思うのね。本胜っおや぀  たずえば、蟲業やったり、 DIY にはたったり、自転車買っお乗ったり。䜕かあったずきに、自分で䜕ずか 出来る範囲の䜕か、ずいうこずに目が向いおいるような気がするんだ。ほんず。 それは、シンプルで力匷く、矎しいぁ、ず思うのよ。そこに、理想ずする未来 生掻のヒントはあるんじゃないかな、なんお思ったり。  え 䜕が䞀番矎し いっお  それは、君に決たっおるじゃないのキラヌン

MAT. 䞻催東京ミッドタりン・デザむンハブ䌁画財団法人 日本産業デザむン振興䌚、ペダルラむフデザむン展実行委員䌚協賛有限䌚瀟アキコヌポレヌション、ブリヂストンサむクル株匏䌚瀟、ダむナ゜ア株匏䌚瀟 䌁画プロデュヌス黒茝男流石創造集団株匏䌚瀟 共同プロデュヌサヌ䞉茪ノブペシ立䜓アヌティスト・サンリン自転車生掻瀟 䌚堎空間ディレクション堀之内叞流石創造集団株匏䌚瀟 䌚堎空間デザむン䞭倮アヌキ アヌトディレクション・デザむン 山本和久Donny Grafiks りェブサむト倧島巌RIW Inc.線集杉山衛、堀江倧祐メディアサヌフコミュニケヌションズ『TOKYO DESIGN FLOW』線集メディアサヌフコミュニケヌションズ


TOKYO DESIGN FLOW Pedal Life for the Future Issue

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ŠMasashi Mitsui


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東京ミッドタりン・デザむンハブ 第 23 回䌁画展

2010.7.29 thu. - 8.27 fri. 11:00-19:00 TOKYO MIDTOWN DESIGNHUB [Midtown Tower 5F] Admission Free 東京ミッドタりン・デザむンハブ ミッドタりン・タワヌ 5 階無䌑・入堎無料 東京郜枯区赀坂 9-7-1 ミッドタりン・タワヌ 5F


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アゞアの郜垂生掻の未来は、 自転車ずずもに、 快適に楜しく生掻するこずにある。 クリヌンで゚コロゞカルな移動手段ずしお、ファッションやカルチャヌずしお、たたむンダストリヌずしお、 いた改めお泚目されるのが自転車です。 急速な経枈成長をずげ぀぀あるアゞア諞囜、ずりわけ䞭囜では、3.2 人に1 台、じ぀に4 億台以䞊の自転車が、 移動、運搬、販売など、生掻のさたざたなシヌンに重芁な圹割を果たしおいたす。 䞀方、クルマ瀟䌚が成熟した欧米では、メッセンゞャヌなどの仕事をはじめ、マりンテンバむクやBMX、 知的に、オシャレに自転車を楜しむ生掻など、新しいカルチャヌが次々ず発信されおいたす。 本展ではこうした自転車を、「働く」 「考える」 「食べる」 「走る」 「遊ぶ」の5぀の動詞から考え、 実車ず映像を亀えお玹介したす。 箄 8000 䞇台のクルマを保有する、自動車倧囜日本。 しかし同時に1.5 人に1 台、玄 8600 䞇台の自転車うち80 䞇台が電動アシスト自転車 をも぀日本は、 䞖界屈指の自転車倧囜でもありたす。今アゞアで掻躍するRIKISYAリキシャは、 日本が初めお぀くったモノを運ぶ自転車が䌝播し、名前を留めおいるものであり、 パヌツの生産では、日本のシマノが玄 80 パヌセント、䞖界䞀のシェアを誇っおいたす。 メッセンゞャヌが疟走する傍らで豆腐屋のラッパが鳎り響き、 欧米型の自転車ずアゞア型の自転車が混圚する、独自の自転車文化を圢成する囜際郜垂・東京。 東京だからこそ、ひろがり、぀ながる、未来の郜垂ず自転車ず生掻のデザむンの可胜性。 サステナブルな䞖界をめざしお、自転車ずずもにある理想の郜垂生掻を提瀺したす。

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働く自転車 びっくりするほど荷物を積んだ自転車、物売りの屋台、人力タクシヌのリキシャ 。 アゞアでは、働く道具ずしお、自転車が生き生きず掻躍しおいたす。 䞀方、バむクや自動車が普及し、モヌタリれヌションが成熟した欧米の郜垂では、 ベロタクシヌやクリスチャニアバむク、メッセンゞャヌバむクなど、 䟿利さだけではなく、地球にやさしい道具ずしお、自転車が芋盎されはじめおいたす。 日本ではどうでしょうか 日本にも、か぀おは店の軒先には必ずご自慢の自転車があり、 日々の配達やご甚聞きにず、掻躍しおいたものでした。 それもい぀しかバむクや自動車に取っお代わられたようにも芋えたすが、 これたでずはちょっず違う働き方に、自転車は埩掻の兆しを芋せおいたす。 䜕かの代わりずしおではなく、自転車だからこそ生たれる新しい働き方がある。 人ずしおのほんずうに豊かな生掻を探りながら、「働く自転車」を玹介したす。


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考える自転車 自転車で公園を走るず、季節ごずの颚を、䜓党䜓で感じるこずができたす。 街を走れば、私たちが日々を暮らす、郜垂の姿が芋えおきたす。 裏通りには人びずの生掻があり、たくさんの私小説にあふれおいたす。 自転車を転がしながら考える。 自然のこず、郜垂のこず、時代のこず、生掻のこず。 考えるこずを生掻の䞭心に眮く人には、自転車の速床はうっお぀けです。 歩くよりも少し速く、バむクや自動車よりはかなりゆったりず、 自転車だからこそ芋えおくる颚景に、思玢の糞を垂れおみたしょう。 䜓力に自信のないずいう方には、電動アシスト自転車がオススメです。 バッグには、本や文具やスケッチブック、コンピュヌタを詰め蟌んで。 珟代の「ディオゲネスの暜」、知的な乗り物ずしおの自転車。 そんなシヌンを集め、街の思玢者の「考える自転車」生掻を提案したす。

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食べる自転車 人の集たるずころに、食もたた集たりたす。 自動車による物流システムもなく、スヌパヌもコンビニもなかった時代、 新鮮な魚介類や野菜、できたおの豆腐、冷たいアむスキャンディヌなどの行商が、 自転車に乗っお、町から町ぞ、ひずの集たりの䞭を行き亀っおいたした。 ずった人や぀くった人が、自分の足で、食べる人に盎接届ける。 そんな心にやさしい食ず自転車ずの関係が、ただアゞアには倚く残っおいたす。 人が食べるものだから、人ずの぀ながりの䞭で぀くっお売る。 買う人の顔が芋えるから、その反応を商品づくりに生かすこずができる。 そんなあたりたえのやり方が、今、日本の若い店䞻にも芋盎されはじめおいたす。 倧きなお店は無理でも、自転車なら、最初のお店ずしおも無理がありたせん。 自転車の動力はもちろん人のカラダ。そのカラダを぀くる毎日の食事。 走るず食べるを氞久機関のように繰り返す、「食べる自転車」を集めたす。


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走る自転車 より速く、より矎しく、より匷く――それは人があらゆる乗り物に求める倢です。 自転車がも぀機胜矎にも、絶え間ない向䞊心や探求心が映し出されおいたす。 ペダルが重く感じられるのは、タむダず地面の摩擊、そしお空気抵抗があるからです。 现いタむダ、流線型のダむナミックなデザむン、より匷靭なフレヌム玠材など、 物理的抵抗を軜枛するために、自転車はそのすべおのパヌツを進化させおきたした。 乗り手自身も身䜓を鍛緎し、トレヌニングを重ね、機胜を最倧限に匕き出したす。 その文字通り人銬䞀䜓ずなった、人ず自転車の最倧の挑戊がレヌスです。 ツヌル・ド・フランスで有名なロヌドレヌスをはじめ、 競茪などのトラックレヌス、クロスカントリヌ、シクロクロスなど、 䞖界ではさたざたな自転車レヌスが盛んに行なわれおいたす。 モヌタヌを䜿わない、人力による地䞊最速の乗り物ずしおの自転車。 単玔なようでいおかなり深い「走る自転車」の、進化し続ける姿をご芧ください。

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遊ぶ自転車 初めお補助茪をはずした瞬間、なんずもいえない喜びを感じたせんでしたか りィリヌやドリフト、障害越え、ちょっず危険なこずにも挑戊し、 ドキドキ、ワクワクを楜しんだ経隓はありたせんか 自転車に乗る、それだけでももちろん楜しいけれど、 よりダむナミックに、よりスピヌディヌに乗るこずができれば、もっず楜しい。 自転車は移動するための道具。そんな窮屈な考えを捚おおしたえば、 自転車を楜しむ方法は、もっずたくさん芋えおくるはず。 マりンテンバむク、バむクポロ、サむクルサッカヌ、トリックなど、 自転車を䜿った遊びや競技も、今では倚皮倚様に楜したれおいたす。 本気で遊ぶ、そのために進化した、自転車ずその乗り手たちを玹介したす。 芋おいるだけでも楜しくなる、挑戊しおみればより生掻が面癜くなる。 ずこずん自由でハッピヌな、「遊ぶ自転車」の䞖界です。


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未来のペダルラむフ ダむダモンドフレヌムにチェヌン駆動を組み合わせた、 珟圚ずほずんど倉わらない自転車の基本圢が確立したのが 19 䞖玀埌半のこず。 以埌 100 幎以䞊もの間、その圢を倧きく倉えるこずなく生掻のなかで生き続けおきたした。 機械の原型ずも、限りなく完成に近いデザむンずもいわれるゆえんです。 しかし自転車の進化は、決しお止たっおいるわけではありたせん。 人のカラダの圢ず動きに厳しく芏定され、軜量でなくおはならない自転車の開発は、 針の穎を通すような非垞にシビアな技術ずアむデアの積み重ねであり、 今も䞖界䞭の゚ンゞニアやデザむナヌ、発明家が挑戊し続けおいたす。 この日本でも新しい芖点ず技術を背景に、自転車の革新にチャレンゞしおいる人たちがいたす。 圌らが創りだすのは自転車の新しいあり方、䟡倀、そしお乗り手の未来です。 「未来のペダルラむフ」、その萌芜をご芧ください。


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デヌタで芋る 䞖界の PEDAL LIFE ペヌロッパでは郜垂の亀通むンフラずしお、たたクリ゚むティブな乗り物ずしお人々は自転車を遞んで乗り、 䞭囜では環境察策ず合理性の末に未知の電動自転車瀟䌚が生たれ぀぀ありたす。 日本の自転車生掻はこれからどのように倉わるのか 倉わるべきなのか䞖界のデヌタを芋ながら考えおみよう。 text & data: 枅田盎博Media Surf Communications / Night Pedal Cruising

䞖界のバむクフレンドリヌシティ

※ N/A: デヌタ無し

クリ゚むティブな郜垂は自転車にも優しい クリ゚むティビティの高い郜垂には、ITなどの先端技術の集積床「Technology技術 」、才胜ある人を集め生み出す環境「Talent才胜 」、異なる民族や同性愛者を受け入れる開攟性「Tolerance寛容性 」が重芁 だず蚀われおいる。アムステルダム、コペンハヌゲン、ベルリン、バルセロナなどはペヌロッパ有数のクリ゚むティブ郜垂であり、アメリカのポヌトランドやサンフランシスコもクリ゚むティブ産業が集積する開攟的な郜垂。 䞖界のバむクフレンドリヌシティにはクリ゚むティブ床の高い郜垂が倚く、クリ゚むティブな人は自転車を奜み、自転車に乗る人はクリ゚むティブな環境に集たるず蚀えそうだ。 出兞 「Virgin Vacations」http://www.virgin-vacations.com 参考リチャヌドフロリダ 『クリ゚むティブ資本論』

䞖界の電動自転車販売台数ランキング

䞖界の自転車保有台数ランキング

䞻芁郜垂の亀通分担率

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100,000

200,000

300,000

400,000

500,000

自転車にはむンフラが重芁

保有台数は䞭囜、保有率はペヌロッパが高い

亀通手段党䜓のなかの自転車ず埒歩の割合。ペヌロッパの自

生産台数ず人口の倚さから保有台数は䞭囜がトップだが、自

転車先進囜ではむンフラも敎備され自転車の割合が高い。日

転車の保有率括匧内はオランダやデンマヌクなどの自転車

本も15%ず高いが、自宅から駅たでの利甚が倚く、駅前の

先進囜が高い。日本は保有台数、保有率ずもに高い。

乱雑な駐茪状況を考えるずあたり喜べないのかも。

自転車産業振興䌚「自転車統蚈芁芧」のデヌタを元に䜜成

出兞囜土亀通省「郜垂亀通における自転車利甚のあり方に関する研究」

䞭囜が電動自転車の最倧の垂堎に 䞭囜では環境問題や亀通事故の問題解決のため、政策ずし お電動自転車の普及を進めおおり、その結果䞖界最倧の電 動自転車倧囜に。自動車の玄 4 倍の電動自転車が䞭囜では 販売され、庶民の新しい足ずなった。 自転車産業振興䌚の海倖レポヌトを元に䜜成


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幎代別䞻芁各囜自転車生産台数

アゞアが䞖界の自転車工堎に 1960 幎代から2000 幎代たで、䞖界の自転車生産囜の移り倉わりを芋おみる。1960 幎代はアメリカを先頭に欧米諞囜で半分以䞊の生産を担っおいたが、1970 幎代以降は日本ず䞭囜が台頭し、珟代では䞭囜が突出。 䞭囜の生産台数の 6 割以䞊が日本や欧米ぞ茞出されおいる。台湟も生産のほずんどが茞出甚で、むタリアンブランドのカヌボンフレヌムなど高玚車の生産も倚いのが特城。 自転車産業振興䌚「自転車統蚈芁芧」のデヌタを元に䜜成

日本の自転車茞出入 䞭囜が日本の自転車工堎に 2008 幎の囜内生産は玄 100 䞇台 だが、茞入台数はその玄 9 倍でほ ずんどが䞭囜から茞入されおいる。 ずいう事は、日本で走っおいるほず んどの自転車が䞭囜補だずいうこ ず。茞出は玄 200 䞇台で、生産台 数の倍の自転車を茞出しおいる。 ずいうこずは、茞出のほずんどが䞭 叀車だずいうこず。アフリカの囜々 ぞ茞出されおいる。 郚品の茞出額は完成車茞出額の玄 30 倍。日本補のパヌツが䞖界の自 転車を支えおいる。 自転車産業振興䌚「自転車統蚈芁芧」のデヌタ を元に䜜成


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Wheels for the future. 郜垂での自転車利甚は、環境や健康などさたざた芁因により、増加しおいる。 しかし、これたでの自動車瀟䌚ずの霟霬により、亀通事情や意識の問題が顕著になっおきおいる。 自転車がある生掻、瀟䌚のこれから、そしお自転車を通しおみる未来を聞くためにテクノロゞヌラむタヌにしお、 自転車にも造詣が深く、自転車雑誌にも倚く寄皿する倧谷和利さんにお話を聞いた。 interview & text: 線集郚

倧谷さんは自転車のどんなずころに魅かれおいるのでしょうか。 以前、アップル瀟の創立者の䞀人で、珟 CEOのスティヌブ・ゞョブズは、Macintoshを「知的自転車Wheels for the Mind」 ず呌んだんです。自転車は、自動車ず違っお自分で挕ぐものです。぀たりむンプットを䞎えないかぎり前には進みたせん。もちろん自 動車にもアクセルを螏むずいう行為は必芁ですが、それはスむッチのようなものですね。これに察しお自転車は、自分で挕ぐこずず いうむンプット、぀たり自分の身䜓胜力を䜕倍にも増幅しおくれるんです。埒歩であれば、䞀時間に20キロも先に行くこずはできた せんが、それは自転車に乗るこずで簡単に成し遂げられおしたう。さらには䞀日に100キロ、200キロの距離も自分の䜓力次第で 走行するこずができたす。そう考えるずコンピュヌタも、それ自身が䜕かを考えおくれるわけではなく、あくたでも自分で考えたこずや たずめようずしおいる情報をアシストしお、きちんず敎理するこずができたり、組み合わせを怜蚌しお新しい発芋をしたりするこずがで きたす。身䜓胜力の増幅噚が自転車だずすれば、知的胜力の増幅噚がコンピュヌタずいうわけですね。そういうずころで、テクノ ロゞヌラむタヌずしおの僕の専門分野ず、自転車のあり方ずいうのは、すごく䌌おいるずころがあっお、僕が䞡方奜きなのは、知力 ず䜓力、そのバランスなのかもしれたせん。

移動の際には、い぀も折りたたみ自転車を持っお動かれおいるずお聞きしたした。 そのなかで郜垂の亀通状況に぀いおは、どう感じおいたすか 自転車は、その日の気分や行動の目的に応じお䜿い分けるのですが、郜垂郚では、やはり、走りづらさ、駐めづらさを感じるこず はありたすね。それを解消するには、荷物を運ぶトラックや人を運ぶバスなど倧量茞送に関しおは、電気自動車化しお残すずしお も、䞀般の乗甚車は郜心郚に入れないようにしたり、もしくはロンドンのように枋滞皎を取っお、それが亀通状況を敎備するための 資金なるようなかたちにするず良いず思いたす。そうすれば、どうしおも必芁な人は、枋滞皎を払っおでも自動車を䜿うず思いたす が、そうじゃない䞍芁䞍急の人は枋滞皎を払うなら、ず別の手段を考えたすよね。 枋滞皎の䜿い道ずしおは、䟋えば、自転車スタンドを充実させたり、電動アシストの充電スタンド、堎合によっおは公共亀通機関 の運賃を䞋げるこずもできるかもしれたせん。街䞭を走っおいる自動車を芋おいおも、やはり1 人ずか 2 人で乗っおいる堎合が倚い んです。僕自身も、昔は自動車が奜きだったんですけど、そういう光景を芋おるず効率の悪い乗り物だな、ず思うようになりたした。 定員いっぱいならば、それなりの意味もあるずは思いたすが。 ペヌロッパの歎史ある郜垂の䞭心郚は、もう軒䞊み車を排陀しおいたす。歩行者ず路面電車ず自転車、堎合によっおセグりェむの ようなコミュヌタヌが蚱可されおいたす。車はどうするのかずいうず、呚蟺郚たで来お駐車し、そこからは自転車や電動コミュヌタヌ、 公共亀通機関に乗り換えお郜心郚に行く、そういった組み合わせです。日本で蚀うず、東京ではすぐには難しいかもしれたせんが、 京郜や倧阪、暪浜、あるいは日本の自転車産業の䞭心である堺垂などから取り組み始めお欲しいですね。 最初は、自動車を乗り回しおいた人たちは䞍䟿に感じるかもしれたせんが、長期的に芋れば、枋滞もなくなるし、自分も意識せず に健康になっおいきたす。それに経枈的なメリットもあっお、保険料や皎金もかかりたせんし、ちょっずした自動車を䞀台買う倀段で、 自転車を䜕台も所有できるわけです。スペヌス的にも、自動車䞀台の堎所に耇数の自転車を眮くこずができたすし、目的や気分に 応じお、車皮を倉えお乗ったら、すごく豊かな移動生掻ができるんじゃないかず思いたす。自分自身実感しおいるずころがあるので、 これからの瀟䌚で自転車はそういうふうになっおいくこずができるんじゃないかず。 自動車メヌカヌも自転車や電動コミュヌタヌに目を向けざるを埗ない状況になっおいたすし、自動車の売䞊が䞋がるなか、ビゞネス 的な芳点からも耇数の亀通手段をうたく組み合わせる方法を芋぀けおかないずいけないんだず思いたす。

これから、未来に向かい、自転車が重芁な圹割を果たしおいくなかで、 自転車は䜓力の増幅以䞊の䜕かをもたらしおくれるのではないかず思いたす。 たぶん自転車は受け身じゃないずいうか、最初の話ず少し重耇したすが、自動車も運転手は必芁ですが、かなり受け身な乗り物だ ず思うんです。たったく自分の力ではないのに、゚ンゞン吹かしお突っ走っおいるドラむバヌを良く芋かけたすよね。ただカヌブずか だったら、テクニックが必芁かもしれないけど、盎線で、ずもかく螏み蟌んでいる車を芋るず、ある意味ですごく間抜けに思えるわ けです。 自転車だず、どんなにいいモデルを買っおも、突っ走るためには自分かしっかりしないずだめじゃないですか。䞋手をするず坂道で 別の自転車、もしかするずママチャリに抜かれたりもしたす。自転車が良いだけではダメなんです。 自転車的な思考ずいうのも、自分から少し胜動的に動くこずなんですよ。れロのむンプットでは、増幅しおもれロ。䜕を掛けおも、い ぀たでたっおもれロです。だから1でも2でもいいからむンプットするこずで、初めおそれが䜕倍かになっおいく。行動や発想におい おも、それは同じです。䜕にも考えないで、ダラダラしおいるだけでは、自転車やコンピュヌタが目の前にあっおも、䜕かが生たれ るこずは絶察ににありたせん。自分から胜動的に乗っおみるこずで、発想が広がったり、考え方が柔軟になったり、あるいは健康に もなるわけです。 自分から動くずいう意思。それを、自転車が埌抌ししおくれるず思うし、倩気が良かったら、今日は遠出しおみようかなずか、前向 きに誘っおくれるものでもありたすね。発想にしおも思考にしおも、自分から動くこずの倧切さを自転車が觊媒ずなっお加速しおくれる ように感じたす。倚くの人がそうなれば、自転車を通しお未来瀟䌚が芋えおくるのではないかず思いたす。

Kazutoshi Otani テクノロゞヌラむタヌ、原宿 AssistOnアドバむザヌ、 自称路䞊写真家。 デザむン、 電子機噚、自転車、 写真分野などの執筆掻動のほか、商品䌁画のコンサ ルティングを行う。近著に 「iPodを぀くった男 スティヌ ブ・ゞョブズの珟堎介入型ビゞネス」、「iPhoneを぀ くった䌚瀟 ケヌタむ業界を揺るがすアップル瀟の䌁業 文化」、「 43 のキヌワヌドで読み解く ゞョブズ流仕事 術意倖ずマネできるビゞネス極意」 以䞊、アスキヌ 新曞 「Macintosh 名機図鑑」 えい出版瀟 「iPhone カメララむフ」 BNN 新瀟 「iPhoneカメラ200% 掻甚 術」 えい出版瀟


TOKYO DESIGN FLOW Pedal Life for the Future Issue 15

リキシャ バングラデシュの「働く自転車」で、 日本の「はたらきもの」に出䌚う旅 text & photo: 䞉井昌志

みなさんは「リキシャ」 ずいう乗り物をご存じだろうか アゞアを旅したこずがある方なら、あるいはこの名前に聞き芚えがあるかもしれな い。「リキシャ」ずはむンドやバングラデシュを走っおいる䞉茪自転車タクシヌのこず。 車倫がペダルを挕ぎ、ずおも安い料金で短い距離を移動する「庶民の足」だ。ちな みにリキシャずいう呌称は日本の「人力車」に由来するのだずか。 僕はいた、このリキシャに乗っお日本を瞊断する旅を行っおいる。沖瞄から北海道 たで。人力での超スロヌな旅だ。重量 100キロもあるリキシャを挕いでアップダりン の激しい日本の田舎道を旅するのは、ほずんど酔狂ず蚀っおもいい行為だ。ずおも 疲れる。じゃあどうしおそんなこずをしおいるのかずよく聞かれるのだが、その答えは 自分にもよくわからない。 「リキシャで日本を旅したら面癜そうだな」 あるずきふず頭をよぎった気たぐれな思い぀きを、そのたた実行しおしたったのであ る。 僕は2001幎からずっずアゞアを旅しながら写真を撮っおきた。子䟛たちの笑顔や、 働く人々や、灜害や内戊の傷跡の䞭でも力匷く生きる人々にカメラを向けおきた。そ のなかでもバングラデシュはもっずも印象深い囜のひず぀だった。アゞアでももっずも貧 しく、たびたび自然灜害に襲われる囜だが、そこに生きる人々はずおも人な぀っこく お陜気だった。 リキシャはこのバングラデシュを代衚する乗り物だ。自家甚車やトラックがただただ 高嶺の花であるバングラデシュでは、リキシャが人やモノを運搬する䞻圹ずしお䜿わ れおいる。リキシャの特城はずにかくド掟手なこず。カラフルなペむントや意味䞍明の 装食に圩られたリキシャは、小さな工房で手䜜りされおいる。新車は1 侇 5000タカ 2 䞇円 ほど。品質には倧いに問題があるが、修理しながら䜿えば15幎は乗れるずいう。 僕はたず銖郜ダッカでリキシャを賌入し、それに乗っおバングラデシュをひず回りし た。それからリキシャを日本に運び、 2010幎3月1日からいよいよ日本瞊断の旅をスタヌ トさせた。 4 ヶ月ものあいだ、僕はリキシャに乗っお日本䞭のさたざたな堎所を蚪れた。倧分 の峠道を越え、沖瞄のサトりキビ畑を抜け、瀬戞内の島々を巡った。そこで目にし たのは日本ずいう囜の倚様性だった。たずえば鹿児島県の海苔持垫さんず出䌚った ずきには、盞手の話す蚀葉の䞉割も理解できないこずに驚いた。持垫さんの口から 出る「ネむティブの薩摩匁」は、お囜蚛りのレベルを遙かに超えおほずんど別の蚀語 だったのだ。それでも圌が語っおくれた話もちろんかなりの郚分は自分の想像力で 補わなければいけなかったのだがには心惹かれるものがあった。氎質の悪化ず枩 暖化の進行で長く途絶えおいた「出氎浅草海苔」ずいう品皮を、苊劎の末に埩掻さ せたこず。できた海苔をはじめお口に入れたずきの甘さ。奥さんず二人流した涙。そ の蚀葉には確かな重みがあった。その手には䜕十幎も自然を盞手にしおきた人独 特の厚みがあった。 この旅で僕はたくさんの「はたらきもの」に出䌚った。沖瞄の染織家、奄矎倧島の 補糖職人、䜐賀の畜産家、静岡のお茶蟲家。数々の苊劎を乗り越え、自分の仕 事に誇りを持ちながら働く人々。その姿を芋おいるず、日本ずいう囜もただただ捚おた もんじゃないず思えおくるのだった。

Mitsui Masashi 旅写真家。1974幎生たれ。東京郜圚䜏。機械メヌカヌ で働いた埌、2000 幎 12月から10 ヶ月に枡っおナヌラシ ア倧陞䞀呚の旅に出る。垰囜埌ホヌムペヌゞ 「たびそら」 を立ち䞊げ、倧きな反響を埗る。 以降、アゞアを䞭心 に旅を続けながら、人々のありのたたの衚情を写真に撮 り続けおいる。出版した著䜜は6冊。旅した囜は37ヶ囜。 8月26日 朚 から9月1日 氎 たで アむデムフォトギャ ラリヌ「シリりス」 にお写真展が開催。詳现はHP。 「たびそら」http://www.tabisora.com/ 「リキシャで日本瞊断」http://blife.exblog.jp/ twitter http://twitter.com/tabisora7


16 TOKYO DESIGN FLOW Pedal Life for the Future Issue

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PACIFIC PEDAL LIFE DESIGN 出展自転車䞀郚 ※掲茉されたもの以倖にも䞖界各地から集めた自転車玄 50 台が 5 ぀のコンセプトによる空間構成で展瀺されおいたす。 01.

36er REW10 DARUMA

皮別DARUMA メヌカヌREW10WORKS日本 抂芁36x2.25 のモンスタヌホむヌルを装備した自転 車。叀き良きペニヌファヌゞング型自転車を珟代版に リバむバル。玳士なむメヌゞのペニヌファヌゞングを暪 ノリな仕様に䞀新。

02.

ITERA

皮別タりンサむクル メヌカヌITERAスりェヌデン 抂芁スりェヌデン補のむテラは1982 幎から玄 3 幎 間に枡っお生産されたプラスチック補自転車。 車メヌ カヌであるVolvo(ボルボ)が自動車ボディのプラスチッ ク化の可胜性を探るため、子䌚瀟に先行開発させた。 電装系を内蔵し、ヘッドラむトずテヌルランプにLED を採 甚しおいた。 デザむンは Itera Development Center ABが担圓。日本でもわずかだが発売された。 タむプはスタンダヌド、ツヌリング、スポヌツモデルの 3 皮類。ギア、チェヌン、ビス以倖のほずんど党おの パヌツがプラスチック補。

03.

STRIDA MK1

皮別小埄車 折畳み メヌカヌSTRIDAむギリス 抂芁1987 幎むギリスのマヌクサンダヌスによっお考 案された傑䜜折り畳み自転車 STRIDA。トラむアング ル ( 䞉角)フレヌムず簡単に折畳める機胜・耐久・デ ザむン性が、䞖界に高い評䟡を受けおいる。トラむア ングルフレヌムは、いずも簡単に瞊型に折り畳たれる。 さらに折り畳んだ状態での抌し運びが可胜なため、車 や電車に乗せお、旅行先でも楜しむこずができる。改 善を重ねながら、珟圚でも発売され぀づけおいる。

04.

Swiss Army Bike

皮別軍甚 実甚車 メヌカヌ䞍明 80 の工房が補造を担圓、スむス 抂芁単䜓重量 23kg。鉄の塊のような、か぀おのス むス軍公匏自転車は、実甚車ずしおもレベルが高い。 前傟した荷台、フレヌムから吊り䞋げられた革補のド キュメントバッグず工具入れ、タむダの接地面にゎムブ ロックを盎接抌し぀ける前茪ブレヌキなど、ディテヌル にも芋どころが倚く、たるで蒞気機関車のように力匷 く走る。にも関わらず、その走行感芚はあくたでもス ムヌズか぀静かであり、隠密行動が求められた軍甚品 であるこずを匷く意識させられる

05.

SLiC

皮別トラむアル メヌカヌ名SLiC日本 抂芁シヌトレスのストむックなデザむン。ダブルのシヌ トチュヌブで抜矀の剛性感。

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skoot

皮別小埄車 折畳み メヌカヌskootむギリス 抂芁Skootはむギリスに䜏む技術系の Fallon 芪子 の発明品で、2000 幎に発売された。むギリスでも郜 垂郚での通勀・通孊時の足の確保は切実な問題であ り、枋滞や駐車堎難に悩む自家甚車ではなく、電車 や地䞋鉄、バスを乗り継いで䌚瀟や孊校に向かう人々 が結構いる。トランクになる自転車ずいうのは、確かに アむデアだけなら子䟛でも思い぀くかもしれない。ずこ ろが、実際に実甚に耐えるものを䜜るずなるず、匷床 や耐久性、展開時のバランスなど、乗り越えなくおは ならない課題が山積み。そこをクロヌムモリブデン鋌 や航空機玠材ずいった、高䟡な玠材を䜿いながら、た ずめあげた、珍品自転車。

07.

バングラデシュのリキシャ

皮別リキシャ メヌカヌ䞍明 バングラデシュ 抂芁バングラデシュ、むンドやむンドネシアなど東南 アゞアの倚くの倧郜垂の庶民の移動手段のリキシャ。 バングラデシュ党土には80 䞇から100 䞇台のリキシャ があるずされ、同囜最倧の雇甚源のひず぀である。珟 圚、100 䞇人以䞊の人々がそこに職を芋いだしおいる。 明治初期に日本で䜜られた人力車が起源ずなり、アゞ ア各囜ぞ日本から人力車が茞出され、地元に根付い たずされる。その倚くは車倫みずから装食が斜されお 掟手なものである。バングラデシュの銖郜ダッカでは、 華やかに食ったリキシャが街にあふれおいる。

08.

DURCUS ONE STYLIN FRAME

皮別FIXED TRICK BIKE メヌカヌW-BASE日本 「DURCUS ONE STYLIN FRAME」 抂芁BMXノりハりをFIXED ぞコンバヌト。 䟡栌、 性胜ずもに申し分ないフレヌム。

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CSサむクル

皮別運搬車 26むンチ メヌカヌセキネ 日本 抂芁珟圹ロッドブレヌキの実甚車。 酒屋の配達で 神田界隈を疟駆䞭。

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Horizon

皮別リカンベント匏ツヌリング車 メヌカヌ名サむトりデザむン、岡安補䜜所 抂芁䞭長距離を快適にツヌリングするための新しい モビリティ。快適さずペダリング効率を䞡立させるため の乗車姿勢が第䞀の特城だが、同時にフレヌム䞋郚 にカヌゎスペヌスを蚭けお、䜎重心か぀スタむリッシュ な荷物収玍を可胜にしおいる。このレむアりトを実珟 すべく独自開発したシャフトドラむブはアヌチ型のアルミ モノコックフレヌムに沿うようにレむアりト。たた公共亀 通の利甚も考えた折りたたみ機構も秀逞。

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Peugeot型匏名䞍明

皮別小埄 折りたたみ メヌカヌプゞョヌフランス、開発・補造台湟 抂芁レバヌ操䜜無しに、スタンドを立おた状態でシヌ トポストずハンドルを埌方に倒すだけで折りたためる、 巧劙な蚭蚈のフォヌルディングバむク。ポむントは、ス タンドず連動したロッキング機構にある。特異な圢状の ハンドルは、基郚のロックを倖すず巊右に分かれお折 りたたたる。䞀応プゞョヌブランドだが、元々は台湟の Gomier GM518ずいう補品で、YACHTずいう名前で 他瀟にもOEMされたナニヌクな自転車だ。1989 幎 の第 17 回ゞュネヌブ囜際発明品展で銀賞に茝いた。


TOKYO DESIGN FLOW Pedal Life for the Future Issue 17

e n quê te

回答者デヌタ 回答数88 男性 75% 女性 25%

自転車生掻いかがですか

20 代 30.77% 30 代 41.03% 40 代 20.51% 50 代 5.13% 60 代 2.56%

自転車に乗っおいる人は増えおいるが、実際に自転車に乗っおいる人はどんなこずを考えおいるのだろうか。 そこで、自転車に関する意識アンケヌトを実斜。その回答の䞀郚を掲茉したす。

いた乗っおいるのはどんな自転車ですか ロヌド、マりンテン、クロス、29er、折り畳み小埄車、合蚈 7 台ロヌド、ミニベロ、リカンベントロヌドバむク、トラッ クレヌサヌ競茪フレヌムのシングルスピヌド。ハンドルはラむザヌバヌ。ドロップは腰痛いっす -fixed .single ス ポヌツタむプ TOPVALUE ビアンキのアッティヌボ䞀番乗っおるのは、通勀にマりンテンお散歩や垰 りが雚降りに成りそうな時は、小埄 1 か小埄 1 ロングラむドにクロモリのロヌド山くだりはマりンテンタりンサむク ル倧孊 2 幎生のずきに型萜ちで買ったCANNONDALE の F900SL。タむダを700Cにしお高速化しおいたす。䜕 床も撀去されたしたが、盞棒ですルむガノ BMC SL-01 2008  bianchi via nirone 7 alu hydro ビアンキ のピスタシングルギアですチネリ ブヌトレグのストレむラッツリカンベントハむレヌサヌ、トラむク友達からも らったおしゃれ自転車ロヌドレヌサヌ 2 台、MTB前埌リゞッド1 台アンカヌ RFX8Wロヌドバむク2 台 /ブロ ンプトン小埄折り畳み/ビアンキ・アドバンテヌゞ叀めのクロス/ ママチャリ折りたたみ匏 BD1 匟からもらっ た折りたたみ自転車アロヌ号 TREKのクロスバむク盗難䞭ランドナヌハンズで5 䞇円の芋た目は本栌的 なロヌドバむクピストもどき無印良品のグレヌのちっちゃいや぀です カゎ付きのルむガノの自転車 MTBです。 重い自重に耐えられるように䜜られたそうです自転車屋さん曰くマりンテンバむクリカンベントずトヌルバむク 自転車は30 台䜍所有しおいたす。毎回気分ず目的に応じお乗り分けおいたす。普段は仕事で乗っおいたトラックレヌ サヌKalavinkaを改造した街乗り甚シングルスピヌドを奜んで乗っおいたす。私の匕退蚘念にビルダヌからプレ れントされたした買い物時は70 幎前のレストアしたRALEIGHロヌドスタヌを䜿いたす。 EXTRAIL の赀い自転 車ですシティヌバむクです Giant ESCAPE MINI 真っ黒のロヌドバむク。カトマンズに移䜏しおしたった友達 から譲り受けた。圌が組んだので、詳现わかりたせん。完成車ではない業務甚の実甚自転車ずMTB クロスバ むク。ルむガノRSR-4ほずんどが、メカニズムに特色のある折りたたみ自転車です。折りたたみでないものは、昔のス むスアヌミヌの軍甚自転車や、十数幎前の無印良品のシャフトドラむブ自転車をレストアしたラむトスポヌツなど

自転車に䞀番求めるこずは 快適性楜しさ速さ、軜さ、頑䞈さモノずしお愛せるか。翌くんがボヌルず䞀緒に寝る、あの感芚です。い぀ も䞀緒に連れおいきたいず思えたら、だいたいどこでもチャリで行けたす特に  自転車ではなく、自転車道路 を求めたす。パフォヌマンス他ず倉わった䞀目でわかるデザむンず機胜玠盎さず、スピヌドに乗ったずきの安定 感駐茪所愛着がわくこず「自転車」そのものより、䞀郚ずいうよりほずんどの自転車乗りのマナヌ向䞊を願い たす「文化」ずしお、自転車が日本に根付くよう期埅しおいたすし、そのために自分も䜕かしなければ、ず思っおた す信号をきちんず守り、亀通ルヌルを遵守するこずが、「スポヌツ自転車乗り」のなかでも、嘲笑の察象ずいうのが 分からない「自転車が奜き」ずいう共通項で、互いを認め合うこずも倧事どこでも走れるようになっおほしいス ピヌドず安党仲良くできるかなペダルを螏むずきの重さ。重い方が奜きサドルの気持ちよさわくわく耐久性ず トヌタルデザむンタむダの倧きさ自転車のスタむルにより党く違っおくるものなので䞀抂には蚀えたせんね。自分が 所有しおいる䞀台に関しおは乗りやすさ長く付き合えるシンプルな機胜矎を持っおいるこず色々な意味での自由さ

どうすればもっず街は走りやすくなるず思いたすか 東京の幹線道路は車線幅が狭すぎなのです。名叀屋ならば片偎 2 車線であろう道路幅を無理矢理 3 車線にしおあ る感じ。環䞃、環八ですず車線幅が 3mを切っおいるのではないでしょうかこんな幅ではトラックがギリギリです。さ らに路偎垯も圧迫しおいたすので車も自転車もものすごく走りにくい。枋滞を芚悟で思い切っお二車線化するのもあり かず思う。あず山手通りで進められおいる歩道工事、歩道の䞭に自転車レヌンがある。こんな蚈画ではたた歩行者ず の接觊事故が起きたす。たったく時代に逆行した蚭蚈です。車線幅が取れるので車道脇に自転車レヌンを䜜るべき

です。たた、自転車レヌンがある堎合 䟋えば氎道道路 栌奜の駐車垯ずなっおしたっおたすが自転車にずっお倧倉危 険。荷卞し堎所以倖は簡易ポヌル等を建おるなどをしお察策を取るべき。あずは各自の運転マナヌ向䞊あるのみで す車道に専甚レヌンず小孊生からのマナヌ向䞊講座舗装されたバむクレヌン、ラむダヌがきちんず亀通法芏を守 るこず、ヘルメットを法埋で矩務づけるこず駐茪堎の敎備すべおの人の少しの思いやりをプラス路䞊駐車の廃 絶倧きい道路は芁らない囜政レベルで、自転車ずいう亀通手段の倧切さを認識し、車道の仲間であるこずをす べおの道路ナヌザヌに啓蒙する。たた垂街地での制限速床を䞋げる十分に䞋げれば自転車レヌンは䞍芁になる 車ぞの䟝存の床合いが少なくなれば。そんなに急がなくおもいいでしょママチャリ軍団の亀通ルヌル遵守。䞊 海のように自転車専甚道があれば䟿利で安党タクシヌがいなくなればすっきり道路敎備ず自転車走行マナヌの 向䞊。自転車を分解しないで他の亀通機関電車、路線バス、タクシヌでの移動システムの敎備路䞊のゎミをな くす事、人、察、自転車、察、車のマナヌ、道路亀通ルヌルの意識付けを講習願いたい。分岐方法がわからな い自転車の免蚱制を導入自転車人口を100 倍にする歩行者・自転車・クルマ・バむクがそれぞれストレスを感 じにくい道づくり。でもたぶんムリ。ずくに垂街地では。たずは歩行者・自転車・クルマ・バむクがそれぞれを思いやり、 それぞれの動きを読む心構え。謙虚な気持ち。それから、それぞれが自分の身を事故や灜難から守ろうずいう意識。 実はこれが䞀番足りおいないず思う郜垂の䞭心郚の自動車 貚物などは陀く を芏制たたは排陀する

あなたにずっおの自転車ずは ラむフスタむル速さを競い合うもの遊び道具䞀番楜しい乗り物です昔から䞀番近しい道具レクリ゚ヌショ ン生をより豊かでシンプルにしおくれるパワヌドスヌツ身近な足競争力の源泉䜓の延長になれる気持ちいい 移動手段安心感をくれるものい぀でもどこでもどこかにいけるっおいう気持ちをくれるもの沖瞄で乗るもの 擬人化はしない。機材は機材。ヒトず違っお、手をかければ、即座に応えおくれるモノ。その逆もアリ 私を自由に しおくれる矜倢最近乗っおなくおすいたせんリフレッシュのチャンス晎れの日をより楜したせおくれるアむテム 移動手段ず運動長い付き合いになりそうだ自転車結局は䟿利ツヌル。でも身近で䟿利なものほど将来的に はこだわっおカスタマむズした自転車に乗っおみたい。ミニ四駆みたいな。趣味ずしお没頭しおみたいずいう気持ちは すごくありたすむずかしい質問自分の「党お」。奥さん同様人生のパヌトナヌ人生最埌の趣味かな盞棒 メッセンゞャヌずしおの自分を最倧限に衚珟しおくれるものなくおも良いものだが、あるず生掻の幅を広げおくれるも の靎みたいなもん遠くぞ連れおいっおくれるものステヌタス。ヘルスメヌタヌ仕事道具愛人 Art Form 今の仲間ず出䌚わせおくれた、倧切な人人生を楜しむための道具身䜓の䞀郚ずいうず倧袈裟だけど無いず䜕 もできなくなるトクベツではないもの䞀生ものもの心぀いたずきからの友達車やバむクのかわり䟝存になっ ちゃっお、ずっず螏みたいあるず幞せ自分を冷静に振り返るツヌル乗るこずのできる哲孊

自転車で幞せを感じたこず、それはい぀ 自分の䜓力が向䞊しおいる事がわかった時明け方、郜内の倧きな道路をぶっ飛ばすのが最高です友人が増え たあせらず、のんびりず地域にずけ蟌みながら移動するずきです。車のスピヌドでは、呚囲がすべお自分ずは関係 のない「パノラマ」になっおしたうからです日々の倉化を感じるこず電動チャリを登り坂で抜いたずき仕事で疲れ たあず、自分のすきな坂をゆるヌりず䞋るずき。すべおから開攟される気持ちになる亀差点で他の自転車乗りに話 しかけられた時。亀差点信号埅ちがコミュニティヌっお、自転車ならではだず思いたすチュヌンアップしお前より も軜く、早く、楜になったずき長い䞊り坂のあず、䞋り坂を降りお、海が芋えたずき。先週倧切なヒトずのポタリン グテントくくり぀けお旅したこず晎れた日に気分の向くたたに走っおいるず幞せです行ったこずのない堎所に着い た時の達成感ですかねちっちゃい頃、自転車でばあちゃん家に行ったずき。達成感がすごかった高校時代、奜 きな人ずの二人乗りキッツむ坂道を、立ち挕ぎせずに登りきった時。乳酞が足に溜たっお幞せ

BUILDER ビルダヌ 自転車ぞの泚目が高たるに぀れ、泚目床を増しおいるのが「ビルダヌ」 ずいう存圚。 日本のビルダヌは、そのクオリティから䞖界からも高い評䟡を受けおいる。今回は4 者のビルダヌにその仕事に察する考えを聞いた。 ①ビルダヌになるキッカケは②䞀番こだわっおいるこずは③補䜜での発芋は、どんな時④䜜るこずの魅力は⑀制䜜でのプレッシャヌは⑥フレヌム補䜜で䌝えたいこずは⑊理想のフレヌム 自転車 ずは

Cicli Seta 絹川公将さん

REW10WORKS 池田隆治さん

①気が぀いたらなっおいたした。ただ孊生の時にモノづくりをしたいず䜕ずなくは考えおいたず思いたす②その人の ニヌズに合っおいるか、オヌナヌの分身のように䌌おいるか、にこだわっおいたす③倱敗をしお、やり盎しがきかなく なった時に発芋がありたす④生掻の糧、だけじゃない、制䜜を通じお発芋がありたす。それず人ずの出䌚いがあるの が魅力です⑀制䜜意図ずニヌズが䞀臎するか、䜜業行皋で忘れはないか、欠陥はないかずいうずころにプレッシャヌ がありたす⑥どの自転車も皆同じではありたせん。人も皆同じではないように⑊買い物、スポヌツ、旅行の甚途オヌ ルむンワン。盗難・撀去䞍可ですね。

①䜕凊を芋回しおもほしいず思える自転車が無かったので、自分で䜜ろうず思いたした②こだわりは、個性を出すこず、 サルマネをしない③倱敗したずき。極めおブルヌになりたすが、䞀番技術向䞊がありたす④モノを深く远求できるこず ⑀最初から最埌たでプレッシャヌだらけ。そしお玍車しおからもさらなる重圧が襲いたす。プレッシャヌを払拭するた めに良いモノを䜜ろうず日々粟進しおたす⑥自由、であるこずを䌝えたいです⑊その人の個性ずラむフスタむルが垣間

RADICALMONKS BIKEWORKS 宀陜銬さん

http://www.radicalmonks.com/

①口ヒゲのオッサントム・リッチヌがロり付けしおいるポスタヌを芋たずき「これだ」ず思いたした②こだわりは、楜し むこずです③倱敗した時が䞀番発芋が倚いず思いたす④買わなくおいいこずが魅力です⑀プレッシャヌからは逃げる ようにしおいたす⑥ DIY。僕はフレヌムを䜜ったりしおいたすが、自䜜できる自転車グッズっおいっぱいあるず思うので、 みんなどんどん自䜜しおほしい。そういうこずを䌝えたいです⑊い぀も理想の自転車を䜜っおる぀もりですが、乗っお みるずたた新しい理想が誕生するずいう、そういう感じです

http://www.rew10.com/

芋える、䜓の䞀郚のような自転車が理想の自転車です

SILK CYCLE 荒井正さん

SILK CYCLE http://www.silkcycle.com/

① 1970 幎のサむクルスポヌツ5月号のカスタムサむクル特集を芋お、自転車は䜜れるず知っおビルダヌになりたした② 珟圚含め過去の技法は党お理解しお再珟できるこずがこだわりです③過去の技法を䜿い、䜜業を繰り返し続けるず、 倱敗や䞍具合などが起きるたす。これに察応しおいるず、より深い技胜や考慮が身に付き、新しい発芋がありたす。 ④魅力はアむデアが具珟化するこず⑀プレッシャヌは䞀぀ひず぀の䜜業に党お受けたす。乗り越えるられる粟神状態 にするのが重芁です⑥自転車は䜜れるこずを䌝えたいです⑊理想はその時の目的や状況に合っおいるものですね

自動車ではなかなか難しいが、自転車は䜜るこずができ、だからこそ自分に合ったものを远求できる。さたざたなオヌダヌのなかで、倱敗に孊びながら、理想の自転車を䜜り䞊げおいくビルダヌずいう仕事。せっかく自転車に興味を持ったなら、 ビルダヌず自分に合った自転車を䜜るずいうのも、さらに自転車の楜しみを広げるための、ずおも有意矩な遞択肢だろう。。


18 TOKYO DESIGN FLOW Pedal Life for the Future Issue

MESSENGER メッセンゞャヌ 最近では、すっかり郜垂の芋慣れた光景ずなったメッセンゞャヌ。自転車ず自分の身䜓を䜿 い、荷物を確実に、か぀迅速に届けるその仕事には、どんな魅力があるのだろうか。䌚堎 に展瀺されたポヌトレヌト撮圱のために集たった 31 人のメッセンゞャヌにアンケヌトを実斜。そ れぞれ回答のなかから、いく぀かの蚀葉を抜粋した。 メッセンゞャヌになったキッカケは ノリ、いや神からの掚奚雑誌で芋お街で芋かけお友人・知人の誘い自転車が奜きで身䜓を䜿う仕事がしたくお、フロムAにたたた た茉っおいたから䜓がうずくのでお金がいいず聞いお䞭孊生のずきに海倖のメッセンゞャヌの写真集を芋おカッコよさに憧れた。手元に MTB があっおバむク䟿は嫌だったのでメッセンゞャヌになろうず思い始めた倪陜の䞋で仕事をしたかった奜奇心ロンドンでメッセンゞャヌ たちず觊れ合っお圓時 MTBクロスカントリヌの遞手だったので、走りながら皌げればずいうシンプルな理由

メッセンゞャヌになる前にしおいた仕事は 孊生デザむナヌ露倩商ゲヌセンの店員建築珟堎䜜業員、プヌル監芖員、ダスキン矎術制䜜、コロッケ屋自転車に乗らないメッセ ンゞャヌ CM 制䜜内装屋スタヌバックスコヌヒヌバンドマンペドバシカメラの販売員ケンタッキヌフラむドチキンバむク䟿酒屋ず 俳優オペレヌタヌお店でよくバむトしおた舞台倧道具焌き肉屋のポヌタヌ

仕事甚の自転車ぞのこだわりは 軜さず可胜な限り自分でメンテしなくおすむこず。メンテは他人にしおもらう壊れおもすぐに盎せるように汎甚郚品を䜿うこず頑䞈手䜜り 安くおボロボロなこず毎日のこずなので、軜くお身䜓に負担のないようにする雚でもずたるや぀自分のポゞションを出すこずが倧事カッコよ くお速いもの。䞀目で自分のものず分かる個性チェヌン、ギア以倖は掃陀しない。鍵をしないので汚いず盗たれにくいめずらしいフレヌム 芏 栌が倉 をわざわざ䜿う叀くささず新しさが同居したダサむ自転車ほずんどがもらい物ペダルが回ればいけるじゃない道具ずしお最高なも のを䜜りたした

仕事をする䞊でのこだわりは 流暢なしゃべり。自分流の䜓臭確実さず速さ誰よりも速く届ける。お客様の気持ちず幞せを共に安党第䞀。流れが倧事動きにムダ をなくす垞に心にゆずりを持぀事。冷静でいられるように心がける䞖界の空気を読むように心がける。手をキレむにする呚囲に迷惑をか けないフリヌスタむルゞェントルマン。最高のサヌビスを提䟛する䞀般の車ずの共存。さわやかな接客党力で楜しみ、党力でペダルを 螏む笑顔至りたせんが お客さんのこずを䞀番に考えおあげるこず食事䞭は急いで食べる遅刻しない

メッセンゞャヌになっお意識が倉わった事は自分、経枈、瀟䌚、囜、時代などに察しお どの業界が元気かが䜕ずなくわかる。景気察策をお願いしたす教科曞に乗っおいるこずは䞀぀の情報ずしお捉え、䜕事も実際に自分で芋た 事を倧切にするようになったプロずいうこずに察しおの考え生きるっお党郚自己責任接客に察する楜しみ方危険ずはい぀も隣合わせだず いうこず時間を守る瀟䌚ずの関わり方。みんな぀ながっおるなぁず思った自分の䜓調に぀いお自分が䜕をやりたいのか考えるようになっ た未来に察する䞍安より珟圚の幞せをかみしめる倧事さに気付きたしたお金の倧切さずお金が無くおもどうにかなっおしたうこずに気付いた 幎々髪がうすくなっおきたので最近 1 䞇円するシャンプヌを買いたした

メッセンゞャヌをやる䞊で䞖界ず日本ずの違いは 郜垂によっお文化が違うずいう郚分は難しいず思うけど、メッセンゞャヌ業務に違いはないず思う自転車に察する瀟䌚の理解メッセンゞャヌず いうより、䞖の䞭の自転車に察する認識の差を感じる。欧米は自転車に察しお寛容である。アゞアは逆郜内は走りづらい道が倚すぎる東 京がめちゃくちゃでかい。街の顔が堎所によっお党然違う倖人ずしお日本でやるのは、自分の囜でやるのず違うこずがあれば、日本の譊察は やさしいかな蚀葉くらいではないでしょうか違いはないず思う。仕事に察する個々のモチベヌションは日本も䞖界も䞀緒だず思う

メッセンゞャヌをやり続けおいる理由は 垞にフレッシュな時間を送れおるから奜きだからいろいろな人ず出䌚えるからレヌスず䌌おるずころ速いこずが喜ばれるなどなど察自分 の䌚瀟、察お客様ビヌルが矎味しいから女性でもできるずいうこずの蚌明メッセンゞャヌ特有のコミュニティはおもしろい立おた旗を 支えるため、あずは䜙蚈な人間ず関わりたくないから。逆に出䌚うべき人に出䌚えるから自転車に乗りながら、いたの東京を肌で感じられる 自分の心身のバランスを保぀ため。もちろん家族のため仕事・仲間が最高だから倩職だから誰かその理由を私に教えおくれたせんか

メッセンゞャヌになったきっかけはさたざたでも、身䜓を䜿うこず、郜垂の空気や季節を感じるこず、メッセンゞャヌ仲間の囜境を越えた぀ながり、 届けるこずでの出䌚い、などがモチベヌションずしおあるようだ。それにより、自分に、瀟䌚により向き合い、考えを深めおいる人も少なくない。 けれど、䜕よりも 「奜き」や「楜しい」が溢れるメッセンゞャヌずいう仕事はやはり魅力的だ。

©Miyuki Pai Hirai

+81(0)3-6804-3799 www.alexanderleechang.com


TOKYO DESIGN FLOW Pedal Life for the Future Issue 19

EVENT INFORMATION

PEDAL MARKET @UNU

2010.8.8 sun. 10:00-16:00

8.8 䞀日限りの自転車フリマ「PEDAL MARKET」が東京郜心の青山・囜連倧孊前に出珟 毎週末土日に青山・囜連倧孊前で、東京近郊のこだわり蟲家さんや八癟屋さんを集め、心も頭も固くなった郜垂䜏民に土の銙りず旬の恵みを届ける「Farmer's Market @ UNUファヌマヌズマヌケット囜連倧孊前 」で、䞀日限定の自転車フリマを開催ガレヌゞに眠ったお宝や、新しい䞻人を埅぀䞭叀パヌツなど、自転車グッズを倧攟出。 おいしい野菜ず自転車グッズ、䞀粒で二床おいしい、䞀床ず蚀わずに二床䞉床 増えすぎたパヌツを敎理したい䞊玚者や、自転車に乗り始めたばかりのカスタム初心者も、 8/8は青山囜連倧孊前に倧集合だっ 日時8月8日 日 10:00 - 16:00 䌚堎青山・囜際連合倧孊 䜏所東京郜枋谷区神宮前 5-53-70 囜際連合倧孊前

http://www.farmersmarkets.jp/

PEDAL DAY @YOYOGI PARK

2010.8.18 wed. 13:00-23:00

暑い日には自転車に乗ろう 自転車乗りによる自転車乗りのための野倖フェス 「PEDAL DAY」8.18 代々朚公園むベント広堎で開催  暑い倏には汗をかく、自転車に乗っおも汗をかく、ならば培底的に自転車で汗を楜しもうよ 野倖フェスは音楜のためだけにあるんじゃない 自転車にも祭りを 昌間の炎倩 䞋にはプロのトラむアル劙技ず珍自転車にうなり、アスファルトの熱気も冷ぬ倕暮れ時にはバむシクルミュヌゞックムヌビヌに浞り、寝苊しい東京の熱垯倜を自転車で突っ走っ お倕涌み。ねっ、自転車っお最高じゃないですか 倏フェスは山の䞭で起きおいるんじゃない 東京のど真ん䞭でも起きおるんだ  日時8月18日 氎 13:00 - 23:00 䌚堎代々朚公園ステヌゞ、 ステヌゞ前、広堎 䜏所東京郜枋谷区神南 代々朚公園B地区

RIDE TO TOKYO 地方から自転車で䞊京した匷者が代々朚公園に集たる集たれ  トラむアル゚キシビション プロラむダヌ宮岡啓倪氏による超絶技巧パフォヌマンス。トラむアルの䜓隓䌚も開催

BIKE MUSIC 野倖ステヌゞで BIKE MUSICの生バンドラむブ自転車を愛するDJ達によるゎキゲンなサむクルチュヌンをドロップ BIKE FILMS 䞖界䞭の自転車カルチャヌを䌝えるレアなムヌビヌを星空の䞋で倧䞊映自転車に乗りながら芋れる NIGHT BIKE SHOPS 東京の最先端の自転車カルチャヌを発信する厳遞自転車ショップがお店を飛び出し代々朚に出匵 珍車䜓隓 なにこれ自転車 今たで芋た事も無いレア自転車に乗れる バニヌホップコンテスト 誰が䞀番高く跳べるのか 自転車でトリック野郎あ぀たれバニヌホップのコンテストを開催

PEDAL DAY NIGHT CRUISING 倜は空いおる東京の道、みんなで走れば楜しいよ。倜景を楜しみながらグルヌプラむド PEDAL FOOD Farmer's Market @ UNUで倧奜評のキッチンカヌが登堎。゚ナゞヌフヌドでお腹を満たせ ※コンテンツ等は予告無く倉曎の可胜性がありたす。最新情報はりェブサむト http://www.pedallife.com/ におご確認ください。

LECTURE INFORMATION 自由倧孊特別講座

「自転車孊 ― Pedal Life の未来像」 自転車はこれからの瀟䌚ではずおも倧切な働きが期埅されおいたす。郜垂の文明が発達しおいるずころこそ若者は自転車に乗っお行く傟向が芋られたす。未来の瀟䌚での自転車の圹割は、 いたたでずは違うものになっおいくでしょう。自転車産業の未来像、移動手段の移行に぀いお自転車の可胜性を探っおいきたす。 受講料党5回 28,000円 ※第0回も含たれたす。 単発聎講各回 5,000円、第0回 3,000円 䌚堎東京ミッドタりン・デザむンハブ ミッドタりンタワヌ5階 自由倧孊ずは 珟代の倧孊で求められるのは、新しい䟡倀芳を持っお講矩を䌁画し、“自ら求めお孊ぶ”人が自由に孊べるこず。教えたい、䌝えたいずいう情熱を持぀人が自由にテヌマを出し、講矩をするこず。自由倧孊では珟代の“clever” だけど “wise” でない若者から、 時代の倉化に流されない知性を身に぀けたい倧人たで、実際に圹に立぀叡智を远求しおいきたす。教える人、孊ぶ人、講矩をキュレヌションする人、䌁画運営する人が䞀䜓ずなっお創造しおいく、それが自由倧孊です。

講矩蚈画 第0回 8月6日 金18:00 - 20:30 「PACIFIC PEDAL LIFE DESIGN 展」 ボヌドメンバヌによるオヌプニングレクチャヌ キュレヌタヌ黒茝男流石創造集団株匏䌚瀟 第1回 8月7日 土16:30 - 18:30 『バむシクルカルチャヌず郜垂デザむン』 講垫杉浊邊俊NPO 法人バむシクル゚コロゞヌゞャパン 第2回 8月15日 日14:00 - 16:00 『未来の自転車瀟䌚』 講垫䞉茪ノブペシ立䜓アヌティストサンリン自転車生掻瀟、倧谷和利テクノロゞヌラむタヌ 第3回 8月21日 土14:00 - 16:00 『䞖界の働く自転車事情』 講垫䜐藀掋䞀早皲田倧孊瀟䌚科孊総合孊術院教授、蔭山 眞柄働く自転車研究䌚、GOGOメッセンゞャヌ 第4回 8月21日 土16:30 - 18:30 『日本の自転車史ずデザむン』 講垫荒井正SILK CYCLE 第5回 8月22日 日14:00 - 16:00 『地球環境ず自転車』 講垫マむケル・ラむス自転車遞手俳優 受講の申し蟌み、講垫プロフィヌルや最新情報は以䞋の、自由倧孊の公匏サむトでご芧いただけたす。

http://www.freedom-univ.com/


東京ミッドタりン・デザむンハブ 第 23 回䌁画展

アゞアの郜垂生掻の未来は、 自転車ずずもに、 快適に楜しく生掻するこずにある。 クリヌンで゚コロゞカルな移動手段ずしお、ファッションやカルチャヌずしお、 たたむンダストリヌずしお、いた改めお泚目されるのが自転車です。 急速な経枈成長をずげ぀぀あるアゞア諞囜、 ずりわけ䞭囜では、3.2人に1台、じ぀に4億台以䞊の自転車が、 移動、運搬、販売など、生掻のさたざたなシヌンで重芁な圹割を果たしおいたす。 䞀方、クルマ瀟䌚が成熟した欧米では、メッセンゞャヌなどの仕事をはじめ、 マりンテンバむクやBMX、知的に自転車を楜しむ生掻など、 新しいカルチャヌが次々ず発信されおいたす。 本展ではこうした自転車を、 「働く」 「考える」 「食べる」 「走る」 「遊ぶ」の 5぀の動詞から考え、実車ず映像を亀えお玹介したす。 www.pedallife.com

2010.7.29 thu. - 8.27 fri. 11:00-19:00 TOKYO MIDTOWN DESIGNHUB Midtown Tower 5F Admission Free 東京ミッドタりン・デザむンハブミッドタりン・タワヌ 5 階 無䌑・入堎無料 䞻催: 東京ミッドタりン・デザむンハブ 䌁画: 財団法人日本産業デザむン振興䌚、ペダルラむフデザむン展実行委員䌚 〒107-6205 東京郜枯区赀坂9-7-1 ミッドタりン・タワヌ5F  Tel: 03-6743-3776 Fax: 03-6743-3775  URL http://www.designhub.jp E-mail: info@designhub.jp


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