会社案内 0715 02

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編集 工学研究所 E DITORIAL E NGINEERING L ABORATORY

ロゴマークデザイン アラン・チャン


The mighty and great will be laid low; The humble and weak will be exalted. ‒ LaoTsu


強 大 な る は 下 に あ り 、 柔 弱 な る は 上 に あ る 。     老 子

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編集の冒険へ T h e

D o o r s

t o E d i t i n g

情報の海に句読点を打ち込むところから、 編集 は 起動します。 ◉

複雑な現象は、いくつかの 対角線で折り返して合わせると、 思いがけない意味を生み出します。 動かないイメージは、編集技法を用いてマネージすることで、 躍動する発想の連鎖に変わります。 表情 のない事象群と情報群 は、物語と仮説をあてはめることで、 真新しい 価値を出現させます。 ◉ たったひとつの 鍵と鍵穴の出会 いで、世界 は一変します。

既知 から未知へ。 編集の冒険 へ。

こ と で す 。

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関 係 を 発 見 す る

編 集 の 第 一 歩 は 、


[写真 ] 井 寸房

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イメージをマネージする柔らかな武器 I m a g e

&

M a n a g e

「編集」の力 E diting F orce

◉編集工学における「編集」 とは、雑誌や映像の編集に留まりません。 記憶と想起、選択と行動、認識と表現など、 言葉と道具の発明このかた 人類が行ってきた 創造的な行為を、広く編集と捉えています。 会話やスポーツ・料理などの日常活動から、 マーケティング・ 地域開発・事業創造などの経済活動に至るまで、 情報を取り扱うあらゆる場面に編集は潜んでいます。 この誰もが行っている編集行為を意識的に取り出し、 技術として高めることによって、 より創造的な活動を生み出す力となります。

「編集工学」の誕生 B irth of E ditorial E ngineering

◉人々の営みにある編集の秘密を明らかにし、 情報に構造や関係や機能を与え、漠然としたイメージを 毅然とマネージする意志と方法が「編集工学」 です。 編集者・松岡正剛が、認知科学、 システム工学、 言語記号論、芸能・演出論など多領域の研究分野を エンジニアリングし、社会に応用可能な技術として体系化したものです。 複雑化する時代を切りひらく柔らかな武器として、 編集工学の社会への活用がますます求められています。

知のテクノロジー T echnology of W isdom

◉編集工学研究所は、編集技術の開発を進めるとともに、 社会や企業の課題に対して、編集工学を適用しています。 急速に変化する市場環境やイノベーションが求められる事業領域、 活性化を目指す地域コミュニティや世界へ発信を試みる伝統文化など、 その対象課題は多岐にわたります。 大胆な編集的発想と異なる領域を実践的につなぐ編集技術をもって、 古今東西の知識と知恵をエンジニアリングし、 現代社会を生き抜く知のテクノロジーを提供していきます。

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意味と方法の市場へ T o

編集工学研究所 所長

松岡正剛

t h e S e m a n t i c W a v e

方法の提供

日本の ISIS

仮説する研究所

M ethod A ge

J apanese E ditoriality

A bduction L abo

◉20世紀は「主題の世紀」 でした。

私は40代の半ばころから、

◉編集工学研究所は「仮説」 を

宇宙から民族まで、戦争から平和まで、

日本の前途には重大な問題が

たいへん重視しています。

環境から健康まで、 ありとあらゆる

名伏しがたく突き付けられていると

イノベーションとソリューションは

主題が出尽くしたかのようです。

感じるようになりました。

既存の知だけでは生まれません。

その後、 これらの大半は情報化され、

言葉と技術、社会生活と教育、

そのため編集工学は、 多領域からの

電子ネットワークを走りまわり、

また 経済と文化の関係に、

成果を汲み上げ、仮説の力が

検索トレースの対象になりました。

齟齬と矛盾が吹きさらしに

社会に何をもたらしてきたのか、

また、 商品や人事や流行に付随して

なっていると見えてきたのです。

充分な検証を加えてきました。

ビッグデータとして蓄積されました。

きっと飛躍と蓄積のあいだ、

◉とくに生命の動的な仕組みに学び、

◉ 21世紀はこれらの情報群を

計画と制度のあいだに矛盾がたまり、

古今東西の歴史の序破急を学習し、

無理と不均衡がおきてきたのです。

文化の潤いに心をひらくことを

そこに新たな「方法」 を組みこむための

そのため独自で多様な価値観が

長年にわたって重視してきました。

徹底編集に向かう時代です。

単純化されすぎたり、放置されて、

研究所の旗印は「生命に学び、

◉国も企業も地方も学校も、

グローバリズムの渦中に

歴史を展き、文化に遊ぶ」 なのです。

情報と知識を編集的に組みなおし、

埋没してしまっているのです。

◉これまで編集工学研究所は

新たな意味と価値をさぐるべく

私は日本には、 いくつもの

数々の編集技法を開発して、

「意味」のために問いなおし、

意味を工学する必要が出てきています。

「日本という方法」が独特に

これを社会や市場のために適用し、

21世紀は「方法の世紀」 なのです。

培われてきたとみなしています。

情報編集力を存分に活用できる

◉編集工学はこうした渇望に

社会と価値の多様性を生かし、

多彩な人材を次々に育成してきました。

応えるために生みだされてきました。

編集的プロセスを重視しながら

いま、 こうしてネットワークされた

編集は新聞や雑誌や映画などの

アワセ・カサネ・キソイを

各所のスーパーエディターたちが、

メディア用にあるとはかぎりません。

創発させていくという方法です。

新たな課題に取り組む時代です。

社会と市場に絡まっている

これは日本の ISIS です。

◉編集工学研究所は、来たるべき

膨大な情報群から、大小の意味を

相互の Inter Score をおこして

プロセス別に仕分け、 そこから

そこに Interactive System を

そして、 日本が取り残してきた課題を

必要な価値を見いだす方法なのです。

発動させていくという方法です。

果敢に拾っていきたいと思います。

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「意味の市場」の先端を見据えます。


デ100 ィの レ肩 ク書 タき ーを で持 すつ 。

Seigow MATSUOKA ◉1944 年京都生まれ。オブジェマガジン「遊」編集長、 東京大学客員教授、帝塚山学院大学教授などを経て、 現在、編集工学研究所所長、 イシス編集学校校長。 「編集工学」を創始し、 情報文化・日本文化・物語・自然科学・ 生命科学・認知科学・宇宙物理・デザイン・意匠図像・文字世界 など多分野をまたいで関係性をつなぐ研究に従事。 その成果をメディアやシステムの開発、プログラム演出や 企画構成、各種プロデュースの実践の場に活かしている。 ◉ 2000 年にネット上で連載をスタートした壮大なブック ナビゲーションサイト「千夜千冊」は、2013 年 3 月に1500 夜を突破。 同じく 2000 年に、インターネット上に開校した情報編集術の学校 「イシス編集学校」は、2013 年には受講者 3 万人を超え、

1000 人以上の指導者を輩出している。 ◉ 編集的世界観にもとづく書物空間「図書街」や、本を媒介に 知の相互編集を可能とする「目次録」構想などを推進。 丸善・丸の内本店内に、実験的書店「松丸本舗」をプロデュースし 話題となった。現在、帝京大学メディアライブラリーセンターで 「共読ライブラリー」プロジェクトを展開する。 ◉日本文化研究の第一人者としては、 「日本という方法」 を提唱。

2005 年から企業の次世代リーダー育成塾「ハイパーコーポレート ユニバーシティ[AIDA]」を開講するなど、さまざまなプログラムで 「方法の国・日本」を伝承する。 「クール・ジャパン官民有識者会議」 座長代理、平城遷都 1300 年祭「日本と東アジアの未来を考える 委員会」幹事長なども歴任。 ◉ 2012 年 12 月に世田谷区赤堤へ事務所を移転。万巻の書物に 囲まれた 1 階のブックサロンスペース「本楼」と、本の茶室空間である 「井寸房」を拠点として、編集工学や「日本という方法」を 伝える場づくりをさまざまに構想中。 『 空海の夢』春秋社、 ◉主な著作に、 『自然学曼陀羅』工作舎、 『 ルナティックス』作品社、 『 山水思想』五月書房、 『情報と文化』NTT 出版、 朝日新聞社、 、 『外は、良寛。』芸術新聞社、『フラジャイル』筑摩書房『日本流』

『花鳥風月の科学』淡交社、 『白川静』平凡社新書、 『日本数寄』春秋社、 『知の編集術』講談社現代新書、 『知の編集工学』朝日新聞社、 『松岡正剛 千夜千冊』求龍堂、 『日本という方法』NHK 出版、 『 17 歳のための世界と日本の見方』春秋社、 『連塾 方法日本』春秋社、 『多読術』ちくまプリマー新書、 『世界と日本のまちがい』春秋社、 『わたしが情報について語るなら』ポプラ社、 法然の編集力』NHK 出版、 『 3・11 を読む』平凡社 などがある。 『全宇宙誌』工作舎、 ◉共著・監修書籍に、 『 人間人形時代』工作舎、 『情報の歴史』NTT 出版、 『アートジャパネスク』講談社、 『日本力』パルコ出版、 『ヴィジュアル・コミュニケーション』講談社、 『日本の組織を読む』第一法規、 『クラブとサロン』NTT 出版、 『理解の秘密』NTT 出版、 『情報文化問題集』NTT 出版、 『インターネットストラテジー』ダイヤモンド社、 『イメージとマネージ』集英社、 『色っぽい人々』淡交社、 『 脳と日本人』文藝春秋社、 『二十世紀の忘れもの』雲母書房、 [

『松丸本舗主義』青玄社 などがある。

]

撮 影

十 文 字 美 信

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E

E

L

編集工学研究所の事業モジュール E E L

-

T h e

C o n t i n g e n t

S t r u c t u r e

editing

engineering

◉才能と人材を育てる

◉企画やアイデアを創造する

エデュケーション機能

クリエイティブ機能

カリキュラムを開発し         編集力を携えた人材を育成しています。     オンライン学習・ワークセッション・           コミュニティ支援など、 環境や対象に合わせて

編 集 工 学 を 駆 動 す る 小 さ な 多 様 体

編集工学に基づくアプローチで         課題に対する多様な方法を提案します。     企画プランニング・メディア編集制作・         空間・イベント企画・シナリオ設計など、              総合的な価値創造を支援します。

コースウェアのカスタマイズが可能です。

◉編集工学を深める

ラボラトリー機能

laboratory

3 つのコア機能

編集工学の基礎研究をはじめとして、         社会のあらゆる場面への編集工学の適用から           新規事業の開発まで、      実践的基盤づくりを行っています。

幅広い課題に柔軟に対応しています。

活動に鮮やかな才能と知見を添えています。

◉エデュケーション機能により輩出された

◉独自に築いたネットワークによる協業

人材は、高度な編集力を備えた「スーパー

体制は、コンサルティングから編集制作まで、

エディターズ」 としてさまざまなプロジェクトで

共同研究から企画プロデュースまで、 一環

ション・クリエイティブ・ラボラトリーの3つの

編集工学を実践しています。専門の技術

した提案と実践を可能にしています。

機能を相互に連携させながら、 さまざまな

や職能を持つ各界のプロフェッショナル

◉「EEL」 を取り囲む人と知と場のネット

活動を行っています。 これらのコア機能を

パートナーとは、案件に応じてチームを

ワークは、新陳代謝を繰り返す有機的な

組み合わせることで、企業の経済活動や文

編成し柔軟に連携しています。松岡正剛と

外部組織として、 さまざまな課題と編集工学

化事業から地域産業のヴィジョンづくりまで、

親交の深いトップクリエイターが、EELの

をダイナミックに接続しています。

O rganic F ormation

◉編集工学研究所(EEL)は、 エデュケー

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生 多種多彩な異能と専門知が織りなす自慢のネットワークが、 態 社会課題と編集工学を生き生きとつないでいます。 系 の よ ◉新たな経済を生み出す ◉各界で活躍する う プロフェッショナル・パートナー な 経済文化サロン 次世代リーダー育成塾「ハイパーコーポレートユニバー 技術者・専門家・企業など、 特異な能力や技術を有する 文化人 ソ シティ[AIDA]」の卒業生を中心に、独自のサロン文化を プロフェッショナルとの協業を行います。組み合わせ自在な 協業体制が、 ワンストップのサービス提供を可能とします。 ー 形成し、新しい経済の苗代の創出に取り組んでいます。 事業パートナー シ ャ 編集パートナー ハイパーコーポレートユニバーシティ ル ・ ハ ブックサロンスペース本楼 企業人 ブ 学者・研究者 起業家 経営者 指導陣

editing

研究開発パートナー

研究機関

engineering

M

編集制作パートナー

自治体

Seigow MATSUOKA

イシス編集学校

編集工学研究会

大学

企画運営パートナー

NPO NGO

フェローシップ laboratory

◉編集術を社会に適応する

◉高水準の編集活動を可能にする

スーパーエディターズ

研究パートナー

イシス編集学校に学び、 指南力を培った人材は、 高度な編集術を身につけ、編集コーチ・研究開発・ 企画運営パートナーとして多様な分野で EEL と連携し、 活躍しています。

編集工学の研究開発を目的として、 パートナーやフェローと ともに 「編集工学研究会」を組織。知のリソースとしてのデー タベースやプロトタイプの開発を行っています。

千夜千冊

松岡正剛ネットワーク

編集者

出版社

著者

松岡正剛事務所

◉著者と読者をつなぐ

◉トップランナーと縁をむすぶ

千夜千冊コモンズ

クリエイターズ・ネットワーク

千夜千冊を社会の公共財として発展させることで 著者・出版社・編集者・書店・地域がつながり、 広範な共読ネットワークを生んでいます。

松岡正剛の周辺には、実業家・デザイナー・音楽家・建築家・ アスリート・演出家・伝統芸能演者など、第一線で活躍する クリエイターが出入りします。

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化 す る 編 集 工

生 み 出 す 仕 組 み に よ っ て 経 済 と 文 化 は 劇 的 に 出 会 い 、 互 い に 影 響 し 合 う 豊 か な 社 会 が ひ ら か れ る 。

Interesting

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School

キ ャ ピ タ ル を は じ め と し た 新 た な 資 本 へ の 期 待 が 生 ま れ 始 め て い る 。 こ う し た 目 に 見 え な い 価 値 を

◉ 社 会 や 企 業 の 価 値 が 経 済 資 本 の 論 理 で 測 ら れ 評 価 さ れ る な か 、 共 感 に 支 え ら れ る ソ ー シ ャ ル ・

共 感 ・ 共 鳴 ・ 共 創 の 時 代 へ

Story

Indicative

E c o n o m y

Score

両 者 を つ な ぎ 合 わ せ る エ デ ィ タ ー シ ッ プ こ そ が 、 い ま 求 め ら れ て い る 。

M e e t s

C u l t u r e

Imaginary

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方 向 と 方 法 で す 。

挑 ん で き た 3 つ の

編 集 工 学 研 究 所 が E d i t

情 報 社 会 の 編 集

編 集 工 学

と な る 。 グ ロ ー バ ル ・

◉ 複 雑 化 す る 社 会 の な か で 、 従 来 の 分 析 手 法 や 要 素 還 元 主 義 的 思 考 だ け で は 扱 い き れ な い

グ ロ ー バ ル 時 代 の 日 本 を 深 め る

す る 編 集 工 学

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デ ー タ 化 さ れ る 高 度 情 報 社 会 。 ク ラ ウ ド で 社 会 は ﹁ 所 有 型 ﹂ か ら ﹁ 共 有 型 ﹂ へ 移 行 し 、

イ ン タ ー ネ ッ ト で 世 界 と つ な が り 、 経 済 情 勢 か ら 生 活 習 慣 に 至 る ま で 、 あ ら ゆ る 事 象 が

複 雑 化 す る 社 会 を 解 く

日 本 と い う 方 法

S o c i e t y

曖 昧 さ や 矛 盾 に 直 面 す る こ と が 多 く な っ た 。 そ れ に 対 し て 、 暗 示 力 や 加 工 力 に 優 れ た 日 本 の

利 便 性 が 増 す 一 方 、 物 事 の 因 果 関 係 は 絡 み 合 っ た 情 報 群 に よ っ て 伏 せ ら れ て い る 。

I n f o r m a t i o n

知 恵 や 方 法 は 、 多 様 性 や 多 義 性 を そ の ま ま に 新 し い ソ リ ュ ー シ ョ ン を 導 く

J a p a n s

ル ー ル が 世 界 を 覆 う い ま 、 国 や 地 域 や 企 業 の な か で 日 本 流 の 方 法 論 が 必 要 と さ れ 始 め て い る 。

o f

い ま 問 わ れ て い る の は ﹁ 、 情 報 化 ﹂ す る 力 で は な く ﹁ 情 報 化 さ れ た も の を 編 集 化 ﹂ す る 力 で あ る 。

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M a t r i x

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経 済 と 文 化 を つ な ぐ

Intelligent

Scramble 0

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社 E d i t

複雑性とカオス

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ブリコラージュ

I n f o r m a t i o n

身ぶりと言葉

個人知・共同知・世界知

S o c i e t y

ミームとRNA

インターテキスト

聖と語り部

領域をまたぐ知の体系化 M othership of K nowledge ◉古今東西の知識と知恵を編集することで、 既存の枠組みを超えて、 新たな見方を 提供するマザープログラム = 知の基盤を設計します。この知の基盤は、情報に 多様な意味を与え、創造的なアナロジーや仮説形成を加速します。

人と場の物語化 N arrative A pproach ◉世界中の物語から抽出した「物語の型」を活用することで、 データの蓄積から 意味の束を見つけだし、生き生きとした価値を創出します。人・物・場などに 有機的な文脈を立ち上げるのが物語編集の技術です。

情報編集の技術化

フィードバック

A rt of I nformation E diting ◉編集工学は、 生命・歴史・文化のなかに潜むさまざまな情報編集の技術を

ごっこ・しりとり・宝探し

体系化しています。 トレンドに左右されない基礎技術をもって、 どのような 時代や社会環境においても、新しい関係線や見方を生みだすことが可能です。

ビッグデータ Impressive

Semantics Surprise

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情 報


Individual

「情報化」 から 「編集化」 へ

Speculation Interesting

Stroke

F rom I nformation W ay T o E diting W ay

◉世界がフラット化し、 ジャンルやカテゴリーが固定化するなか、 わたしたちは、 編集の対象を歴史データ・世界知・分類知に広げ、 従来にない基準で情報を扱うことに挑んできました。

情 報 社 会 の 編 集

(NTT 出版) 『情報の歴史』 では、7000 万年の人類史から

革新的な情報クロニクルデータベースを構築。 「目次録プロジェクト」では、既存の学問知・世界知をまたぐ 動的な複合型連想検索システムを実現。 これら知のマザープログラムは、情報・知識へアクセスする 新しいインターフェイスとして期待されています。

Informative

◉情報社会には、物語化の力も必要です。

Important

Strategy

わたしたちは、コンテキストとストーリーを同時に立ち上げる 「ナラティブ・アプローチ」を心掛けてきました。 実験的書店空間「松丸本舗」は、 文脈に沿った書棚と物語のある場を設計したことで、

Substance

一般書店とは異なる濃密な空間となりました。 このような物語編集の方法は、大学図書館や赤十字の 献血ルームなど、人と物と場が一体となった 知的エンターテインメントの新たな設計技術として注目されています。

Intermediate

◉ NTTの民営化と共にスタートした編集工学研究所は、

Survival

25 年間にわたり情報編集技術を蓄積し、体系化してきました。 四半世紀が過ぎたいま、情報編集の技術は、 企業戦略や産業文化振興、次世代リーダー育成など、 時代の要請のなかで、あらゆる課題に対して活用され続けています。 ◉いまやクラウドとビッグデータ時代に至り、編集されないままの 情報が れています。編集工学という柔らかな武器を携えて、 複雑化する情報社会のなかで新たな道をひらいていきます。

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生 ま れ ま し た 。

領域をまたぐ知の体系化

知のマザープログラム R e a s s e m b l e

K n o w l e d g e

情報の歴史 ‒ 象形文字から人工知能まで

イ ン タ ー ネ ッ ト 時 代 の 感 覚 を 先 取 り し た 世 界 同 時 年 表

◉民営化とともに通信会社から 「情報企業」 へと変身を 図っていたNTTの依頼で、企画編集制作。 編集工学研究所創設期の記念碑的プロジェクト。 ◉人類の歴史を 「情報が主人公の歴史」 として捉え、 西洋とアジアと日本、経済と文化、 科学と芸術といった 通常は別々に語られる歴史事象を、見開きごとに シンクロさせた世界同時年表です。 ◉ 本書を母体として、歴史にひそむ関係性を発見する デジタル版「クロノスシステム」が研究開発され、 イシス編集学校では自分史を編集する 「クロニクル編集術」が生まれました。

[1990]

ヒ ス ト リ ー か ら ス ト ー リ ー を 抽 出 す る 物 語 マ ザ ー 研 究

Man

Search

Thought

Human Potential

Image

Knowleage

﹁ 川 マ ザ ー ﹂ か ら

ロ ミ オ と ジ ュ リ エ ッ ト も

七 夕 伝 説 も

Editing

Expression

Narratolo-Mother

Mother Type Information communication Narrative structure Mother system

Narrativity

Technology

New Technology

Intelligence processing technology

World narrative

Media related technology

Multi-Medialization

Market

New Market Narrative Market Narrative products

Narrative Machine

[物語マザー開発概念図] 100 の物語と連動する メタプログラム。 人・物語母型・テクノロジー・ マーケットの 4 層を マルチメディアがつなぐ。

The OPERA Project [1990 –1993] ◉世界中の物語の構造を解析し、 総合的な情報文化技術のためのアーキテクチャ設計 に挑んだプロジェクト。情報工学の専門家や技術者、 物語研究者らと共同で 3 年間にわたる調査研究を 行い、 「物語母型群」 という知のマザープログラムを 開発しました。 ◉物語母型群とは、 世界中の主要な物語群から 抽出された、物語を駆動させる構造(型)のことです。 民族・言語・文化・社会・時代を超えて、 あらゆる 物語が数十種類の物語母型から派生していることが、 調査研究によって判明しました。現在、編集工学 研究所はこの物語母型群をシナリオメイキングから

5 つのトラックに組み込まれた歴史事象の上に

物語ブランディングまで広範な分野で活用しています。

大小の見出しが縦横に走る独特の構成。

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情 報


フラットなデータを生きた情報に仕立てます。

古 今 東 西 の 知 を 結 集 し た バ ー チ ャ ル 図 書 館 計 画

「図書街」の広さはリアルサイズに換算すると 国立国会図書館 53 個分。

書物と呼応するように 「モーゼ・ プラトン大路」 や「ウエストファリア 街道」など路地も独特 にネーミング。

図書街

知 が 連 鎖 す る 連 想 検 索 エ ン ジ ン 構 想

目次録

[2010] 情 報 社 会 の 編 集

◉松岡正剛が 30 年にわたり 構想・編集・改編をかさねる 目次だけでできた「動的な知の システム」 です。 ◉相互に包含関係を持つ三層 (親コード・子コード・孫コード)の 「意味コード

集成」が、学術知識・社会知識・ 文化知識を連想的に探索します。 ◉ 2010 年にはイシス編集学校の 最上級コース「離」 の修了者 100 名 からなる 「纏組」 と松岡正剛の 共同編集が始まり、 大日本印刷と 連想検索システムを開発。 出版化も進行中。

[2001]

◉テーマに沿って書物が並ぶ本棚が、 インテリアや看板を持つバーチャルな建物となり、 さらに 別のテーマと通路でつながり、 やがて 「本の街」 になるという計画。 ◉この前代未聞の構想に注目した独立行政法人情報通信 研究機構(NICT)のもとで、北海道大学・慶應義塾大学・京都 大学・編集工学研究所が共同で立ち上げた「図書街」は、 2005 年に約800万冊と対応するプロトタイプとして実現しました。 ◉図書街構想の一部を再現するかたちで誕生したのが、 リアル空間としての 「松丸本舗」でした。

(工作舎)誌面上で自ら発表 1980 年にオブジェマガジン『遊』

した「国家論インデックス」が原案となっている。

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盛 況 で し た 。

人と場の物語化

文脈をつくる物語の設計 W o r k s

﹁ 知 の マ ザ ー プ ロ グ ラ ム ﹂ を 適 用 し た ゲ ー ム ア プ リ 開 発

b y C o n t e x t

謎解き物語ゲーム [2013–] ◉モバイル・コンテンツサービス会社の サイバードと共同開発した スマートフォンアプリ 「NAZO-Narrative Age of ZIGZAG Opera」において 謎と物語の企画・編集・制作を担当。 ◉ 物語の母型をITに搭載した 世界初のプロジェクトとして 2013 年秋に世界同時リリース。 ◉地域おこしから商品開発まで、 マーケティングから組織の経営戦略まで、 幅広い分野で物語母型群が 活用されています。

伝 説 と 呼 ば れ た 実 験 的 書 店 空 間 の プ ロ デ ュ ー ス

﹁ 3本正 時の月 間福恒 で袋例 完﹂ 売は 。

厚さ 4 センチの棚板に「違い棚」 「書見台」 「格子窓」を取りつけた書棚は、 2010 年のグッドデザイン賞・サインディスプレイ賞を受賞。

松丸本舗

[2009–2012]

◉丸善の140周年に合わせて 松岡正剛とEEL が総合プロ デュースした実験的書店空間。 丸の内オアゾビル4階の一角を 11のゾーンに区分けした店内は、 千夜千冊を展開する [本殿]や 読書家著名人の蔵書を公開する [本家] など、 独特の文脈棚を展開。 ◉「知の迷宮」 とも 「本好きの聖地」 とも言われ、 ひとり当たりの購入単価 が日本一高い書店と評価されました。

物語の世界観づくりに       クリエイティブ集団の      STUDIO4℃も参加。

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情 報

ほかゆかりのゲスト 杉本博司、 [ 本家 ] 杏、町田康、 山口智子、市川猿之助、隈研吾、福原義春、 松本清張、高山宏、鴻巣友季子、長谷川眞理子、 中谷巌、 谷村新司、 森村泰昌、 杉浦康平、 美輪明宏、 やくしまるえつこ、 ヨウジヤマモト、前田日明、 安田登、 今福龍太、 松田行正、 コシノジュンコほか。

Book Meets Book をモットーに、 本の福袋・講座・トーク等を展開。


ナラティブ・アプローチで思いがけない出会いを演出します。

大 学 図 書 館 に 仕 掛 け た リ ベ ラ ル ・ ア ー ツ の 最 前 線

図書館総合展での展示模様。書き込みができる黒板本棚を介して 人と本のあいだのインタラクティブな読書体験= 「共読」を演出した。

共読ライブラリー

[2012–]

◉ 学生の読書離れや図書館

書 物 を 介 し た セ レ ン デ ィ ピ テ ィ の 設 計

ソラの書斎

献血ルーム

大学図書館の課題を受けて、

情 報 社 会 の 編 集

◉ 書棚を通じて メッセージを発信する 文脈棚を、日本赤十字 社の依頼で編集設計。 ◉ 東京スカイツリー・ ソラマチ10Fの献血 ルーム内に、 古今東西の ライフストーリーを 展開する 「ソラの書斎」 が生まれました。 独特の見出しで「冒険する」 「共生 する」など 28 テーマを構成演出。

物語講座 …イシス編集学校

利用率の低下といった

[2008–]

◉ 編集工学研究所が

「共読」 というコンセプトを提案。

独自に研究開発する

◉ 読書プログラム開発から 空間リノベーション、書棚編集

「物語の五大要素」 と

からイベント企画まで、 幅広い

「物語母型」 をベースに、

図書館プロジェクトを展開。

写真や新聞記事を

帝京大学 MELIC(図書館)では

素材とした 「スクリプト

書き込みができる双方向書棚

編集術」 を取り入れた

「黒板本棚」 や授業と連携する

カリキュラム。

「読書術コースウェア」 など、

◉謎・笑い・幼心などを テーマに長短5本の

独特の図書館ブランドが 生まれています。

[2013]

図書館職員によるイラスト入り新 着本紹介が学生のあいだで評判に。

物語を仕上げます。

ワークセッションでは、映画を 使用した物語編集稽古が人気。

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情報編集の技術化

25年間の情報編集録

I n f o r m a t i o n

ウ ォ ー ク マ ン 発 売

情 報 社 会 の

背 景

編 集 工 学 研 究 所

つ く ば 科 学 万 博

E d i t i n g

C h r o n i c l e

1990

N G5 T T 民 営 化

、 プ ラ ザ 合 意

男 女 雇 用 機 会 均 等 法

米 国 が 債 務 国 に 転 落

チ ェ ル ノ ブ イ リ 原 発 事 故

﹁ ド ラ ゴ ン ク エ ス ト ﹂ ヒ ッ ト

編 集 工 学 研 究 所

天 安 門 事 件

ベ ル リ ン の 壁 崩 壊

﹁ テ ト リ ス ﹂ ブ ー ム

消 費 税

3 % 実 施

設 立

ク 、 ク ウ ェ ー ト 侵 攻

ル 経 済 崩 壊

不 況 が は じ ま る

イ ク ル 法 制 定

y e a r s

1995

大 イ 地 高 ア ソ www アルベ リーJ ジュリ リレハ オ 下 齢 ト 阪 リ江ン タ 健 鉄 化 ラ お ビ 開 ー グ ア ン ベ 三 ー サ 社 ン 発 ル ナ メ プ 郎 ネ 神 リ 会 タ も 開 ひ エ ビ 幕 現 ル ロ ノ ッ ・ ン か 五 象 冬 ジ ー ト で ル 事 ら 輪 ぽ ト 季 ェ ベ 本 淡 件 高 冬 ろ 五 ク ル 格 季 齢 ぽ 連 輪 ト 文 普 五 社 ︵ 学 及 路 ろ 輪 会 岐 賞 ﹄ 邦 へ 阜 受 大 県 賞 解 ︶ 震 体 災

B イバ平リ映 S ラブ成サ画 ﹃

・ ハ イ ビ ジ ョ ン 開 始

o f 2 5

﹁ ら 抜 き 言 葉 ﹂ 問 題

ク ロ ー ン 羊 ド リ ー 誕 生

ポ ケ モ ン ブ ー ム

ス ー パ ー カ ミ オ カ ン デ 稼 働

ユ ビ キ タ ス ブ ー ム

少 子 社 会 突 入

2000

サ A 欧 i 東 掲 コ 千 イ ウ I 州モ証示ン夜シ ィ ッ ス ン カー・フ 発OB 統一通 ード3 全面コ 板﹁2 ピュー 千 ド ラ 売 貨ユ 0 ンピ ちゃ ター 冊 編 集 ウ Wンス ーロ 万0 ュー んね 20 学 校 ズ 杯 誕生 契約 ター る﹂ 00 突 化 開 年 98 設 破 問

ボランタリー意識の高まりと 地域経済文化再生のシナリオ

開 校

開 始

高度情報化社会の訪れは マルチな表現力を要求

ス タ ー ト

1人1台PC時代の到来が 新たな知のあり方を探求

◉ NTT×CF 「情報は生きている」[1987]

◉ボランタリー・ エコノミー研究会 [1994]

◉ 松岡正剛の千夜千冊 [2000]

1985年に民営化されたNTTグループのCFを5 本制作。 カンヌ映画祭にてクリオ賞・ブロンズ賞を受賞。

自発的意志による経済システムを考察。各地を視察し日 本型経済モデルを分析した。のちに調査結果を書籍化。

一日一冊の本を取り上げ、現在 20 万冊を超える膨大 な知のリゾームを形成するブックナビゲーションサイト。

◉リクルート× 『レジュメクス』[1990]

◉ 岐阜県×The ORIBE Project [1994]

◉イシス編集学校 [2000]

本文をレジュメ式に簡潔・高密度の情報で構成。組織・ 仕事・日本など 7 テーマで制作した企業向け媒体。

茶人織部の精神に学ぶ地域産業振興。国際賞制定や商 品開発など、2007 年まで続いた長期プロジェクト。

ネット上に開校した情報編集術の学校。E ラーニング型 教室の草分け的事業で 10 年間の受講生は 3 万人超。

◉ 資生堂×ミネルヴァ塾 [1992]

◉京都市× 「The MIYAKO」 システム [1998]

◉ NICT×図書街プロジェクト[2005]

資生堂の文化戦略と編集工学のノウハウを重ねた企業 研修。多彩な著名人ゲストを交えて 8 年間実施。

京都の伝統文化情報をアーカイブ化。花鳥風月型連想検 索によるハイパーリンク・システムが話題に。

新しい「知のパラダイム」が求められた時代に、古今 東西の書物によって 「街の構造と気配」 をデザイン。

情 報 編 集 プ ロ ジ ェ ク ト

0

1

8

情 報

N T T の 民 営 化 と と も に ス タ ー ト し た 編 集 工 学 研 究 所 の 歩 み


時代ごとの課題に情報編集の技術で応えてきました。

50 %

教 員 の 指 導 力 不 足 問 題

A 愛ペ書デ合クラネニリ書 目ゆ北 松書尖 ヒ ハルウ 冬ソナ クール ハ イ ジ 計 ラ イ ッ コ ー 籍 フ る 京 閣 イ K ・ 丸籍 地 オ 籍 ﹃ タ 特 ウ ブ ト ニ マ ﹃ ェ 次 き 五 ﹃ 諸 B 球 フ 録ゃ輪 ト ララ 現 ・ビ パ 本フ島日 ド カ コ ン ゼ 48 博 フ ラ ル 殊 ド イ ロ ー 動 本 フ シ 解 プら 家 出 ・ 舗リ 結 コ ア ェ 画 ョ 年 ー 問 上 ゲ 1 象 ズ導 コ 禁 ッ 題 陸 ト 電 生 ン 事 難 急 ッ 代 ス ロ ブ ー 成 ﹄ ー 0 ブ 件 日 率 ピ ジム 化 ノ 0 入ポ 民 成 ク の 本 ェ す ー 1. ュ 長 発 想 ブ レ 上 る ム 2 ー 生 像 ッ ク Wム連 ー 敗 テ 陸 世 力 ク ト 杯 6 ィ ト 解 界 ﹄ を ン ユ ﹄ 記 グ 日 ニ 読 録 バ 本 ー 完 シ テ 上 了 ィ 陸 サ ッ カ ー ・ 日 韓 共 同

オ ー プ ン

ス タ ー ト

村 上 隆 ベ ル サ イ ユ 宮 殿 展

ウ ィ キ リ ー ク ス 事 件

地 東 i 上 京 P 東 福島原 九州新 ジャス ア ウォー デ ス S 発 幹 ミ ラ ル 日 日 事 線 ン革 ブ 街占 本 ジタ カイ 細胞 本 故 開通 命 の 拠騒 上陸 ル放送 ツリー でノー 開 オ ベ 春動 大 始 ー ル プ 賞 ン 受 震 賞 1 災 5 ﹄ 0 制 作

始 動

人と場を活性化する 「物語」の活用が本格化

2015 ﹃ 面 影 日 本

﹁ ク ッ ク パ ッ ド ﹂ 月 間 ユ ー ザ ー

Kindle

国 内 イ ン タ ー ネ ッ ト 普 及 率

﹁ は や ぶ さ ﹂ 帰 還

情 報 社 会 の 編 集

̶ Roots of Japan(s)

小 泉 内 閣 に よ る 構 造 改 革

iPad

ア メ リ カ 同 時 多 発 テ ロ

2010

iPhone 3G

知 の 構 造 化 か ら U I の 設 計 ま で 、 情 報 の 編 集 デ ザ イ ン

2005

0

万 人

ソーシャルネットワーク時代の 柔らかい情報カテゴリーへ

フラット化する社会から 未来につなぐ文脈力

◉ 三菱商事他×リーダー育成塾 [2005]

◉ 大日本印刷× 「目次録」 プロジェクト[2008]

◉ 経産省× 『Roots

三菱商事やリクルート他数社の精鋭を対象に立ち上げ。 ゲスト講師とプログラムを充実し拡大・継続中。

ランキング消費される書物に柔らかい文脈を与え、新た な知のカテゴリーを生む壮大な取り組み。

◉ホンダ×ロボッ ト開発研究会 [2008]

◉ 企画型実験書店 「松丸本舗」[2009]

◉ 帝京大学×図書館プロジェクト[2012]

ヒューマノイドロボット開発と編集工学の融合。未来価 値創造のためにイシス編集学校のプログラムを活用。

・本家(著名人の蔵書公開) 本殿(千夜千冊に登場する本) など独自ゾーンを設けた実験的書店空間。

帝京大学八王子キャンパスの「共読ライブラリー」を端 緒に、 大学図書館のプロデュース事業を展開。

◉ [遊]物語講座 イシス編集学校 開講 [2008]

◉ みずほ×新人育成プログラム 「業」[2009]

◉ 日本文化・消費者理解プロジェクト[2013]

イシス編集学校新講座。作家も知らない「スクリプト編 集術」 を使い、 4 カ月で長短 5 編の物語を創作。

みずほ銀行の人材開発講座をはじめ、 日本の企業力再 編集のために各種法人等と連携。

編集工学のノウハウと日本文化研究の知見をマーケ ティングに応用。消費を動かす文化的文脈を物語化。

of Japan(s)』[2011]

経済産業省によるクール・ジャパン戦略の一環 として 「クリエイティブ・ジャパン」のコンセプトブックを制作。

0

1

9


日 本 す

M a t r i x

デュアルスタンダード

見立ての技法

o f

ハレとケ

型と間

オブジェクト指向

多義・多重・多畳

マンガと浮世絵

中空構造

縁側と界隈

グ ロ ー バ ル 時 代 の 日 本 を 深 め る

D epth, M iddle, S urface 表層に躍る日本の多様な特色群を取りだし組み ◉深層にひそみ、中層で動き、

合わせることで、 グローバル社会に羽ばたくローカルのイマジネーションを創発 することができます。日本流のクリエイティビティを世界に向けて発信します。

J a p a n s

深層・中層・表層をむすぶ

デュアルな

をつく る

D ual S tandard ◉外来のコードと内生のモードを織り合わせ、デュアルスタンダードを使いこな してきた日本の編集力を、 現代を生きる人や組織や社会のインテリジェンスと

して活用していきます。矛盾・曖昧さ・不確実性に強いのが、日本流の方法です。

一途で多様な日本に S ingular J apan & P lural J apans 「たったひとつの日本(Japan)」ではなく、 「たくさんの ◉わたしたちの日本は、 日本(Japans)」です。ひとつひとつを極めつつも多重・多畳・多様である日本の あり方こそが、フラット化・画一化に傾く時代をひらきます。

もてなし・しつらい・ふるまい

Imitative

Soul

Identical

0

2

0

日 本

Sensation


Stream Intuitive

「日本」  をエンジニアリングします。

Inner

C reative T echnolog y to E ngineer J apans

Simulation

◉松岡正剛が長年にわたり研究してきた「日本という方法」を、 現代社会で活用できるアーキテクチャとして組み立て、 国や地域・企業のためのブランディングやマーケティングといった さまざまな事業にエンジニアリングして応用しています。

Symphony

◉経済産業省のクール・ジャパン戦略推進事業の一環として、 日本のキーコンセプト群「ジャパン・マザープログラム」を構築。 その一部を意欲的に使用した海外向けパンフレット 『面影日本 Roots of Japan(s) 』 は、日本の本質を表現する斬新な クリエイティビティとして、国内外から大きな反響を得ました。

Instructive

同プログラムを活用した岩手県産品の海外 PR 事業では、 各地域や技能にひそむ「物語」に着目し、 岩手の魅力を「読本」冊子にまとめました。 奈良県の平城遷都1300 年記念事業では、奈良と東アジアを

日 本 と い う 方 法

結ぶコンセプト 「NARASIA」を立ち上げ、出版物やフォーラムの 企画を通して、東アジアにおける奈良の役割を伝えています。 ◉マーケティングやブランディングなどビジネスの最前線や 地域活動においても、日本が持つ独自の方法論の活用が進んでいます。

Implicate Instant

Synthesis

Stage

企業・地域・自治体には「編集工学コンサルティング」のかたちで、 日本文化理解と事業戦略における方法論を提案してきました。 「ハイパーコーポレートユニバーシティ [ AIDA ] 」では、 すでに 200 名を超える企業人が卒業し、世界に通用する「日本力」を 携えた次世代リーダーとして各方面で活躍しています。 社会が複雑化するなか、日本流の見方や 日本ならではの柔らかい手法が、次々と求められています。 ◉編集工学研究所は、その実績を継承し、 さらなる研究を進めながら、 「日本という方法」を多様に展開していきます。

0

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1


深層・中層・表層をむすぶ

日本を動かしたい U n e a r t h i n g

J a p a n s

地域情報デザイン

地 域 個 性 の な か に ひ そ む た く さ ん の 日 本

全 ペ ー ジ 見 開 き で

1 3 0 0 年 を

◉地方自治体と編集工学の コラボレーションは、各地で 過去と未来をつなぐさまざまな 意匠や構想となってきました。 ◉岐阜県の「The ORIBE Project」 では、国際的な 「織部賞」 の制定発表など合計8部門を 11 年間にわたり総合プロデュース しました。 ◉奈良県とは日本と東アジアの 歴史と未来を再編集する 「弥勒プロジェク ト」の諸事業を 展開し、 2012 年からは 地域情報誌『NARASIA Q』 を

岐阜

織部賞 [1994–2007]

歴代大賞受賞者は、 ソットサス・中川幸夫・ 大野一雄・鈴木清順・水木しげる・ワダエミ。

2

NARASIA [2009]

V ernaculize J apan

企画編集制作しています。

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奈良

高 速 編 集 し ま し た 。

2

日 本

平城遷都 1300 年記念にあたる 2009 年に 出版された 2 冊のコンセプトブック(これナラ 本・いまナラ本)にはじまり、 現在は 地域情報誌『NARASIA Q』を刊行。

京都

MIYAKO [1998]

利用者が自分の好みや興味をもとに関係をたどり、 自由に情報空間を探索できる地域データベース。

岩手

Mono-Katari 読本 [2013]

復興へ向けて、岩手に潜む伝統や手仕事や暮らし の知恵を「物語」の視点で編集した読本。


日本の深層・中層・表層をまたいで「   の知恵」 を提供します。

世 界 に 発 信 す る 日 本 の ク リ エ イ テ ィ ビ テ ィ

面影日本 Roots of Japan(s) … 経産省

[2011]

◉経済産業省が進める 「クール・ジャパン」の 基本コンセプトとして、海外に向けて日本の クリエイティビティを発信する クリエイティブ・ジャパン構想を提唱。 その第1弾として、 日本の「キーコンセプト群」 を 日英2カ国語で企画編集した パンフレットを、各国に提供。 ◉浮世絵や少女マンガ、漆工芸や日本料理、 柔道や軽自動車を通して浮かび上がる 「たくさんの日本 ( Japans) 」 を再発見してみせた 斬新なつくりです。

格 別 な 日 本 を ふ る ま う 一 座 建 立 の サ ロ ン

椿座・蘭座

[2006–]

◉資生堂名誉会長の 福原義春氏と松岡正剛 が主座・亭主となって、 東西の文化を日本の視 点で読み解く 極上の日本文化サロン。 ◉編集工学研究所 ならではの「もてなし・ しつらい・ふるまい」 で一座をお迎えし、 文化に遊びます。

季節や旬を取り入れたしつらいで 来場者をおもてなし。

風韻講座 …イシス編集学校 [2007–] ◉日本語の五音と 七音のことばを組み 合わせて、俳句・ 川柳・短歌・連句・ 長歌・都々逸・今様など、 「日本語の型」 をとことん 編集稽古します。 ◉たった一言が 世界を動かし、 ほんの一音が心を覆う

各時代に花開いたジャパン・カルチャーの魅力を、 日本文化のキーワードと対比させてビジュアル 展開する海外向け日本 PR 誌。

ことがあるのです。

名物編集コーチである歌人の小池 純代師範が日本語の醍醐味を伝授。

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3

日 本 と い う 方 法


デュアルな  をつくる

日本流で変わる C h a n g e

日 本 文 化 研 究 の 第 一 人 者 が 直 伝 す る 次 世 代 リ ー ダ ー 育 成 塾

i n J a p a n e s e

◉松岡正剛を塾長とする ハイパーコーポレートユニバーシティ [AIDA]は、三菱商事とリクルートの 有志による声掛けで、2005年に 開講して以来、 「日本力」 を携えて 世界で活躍する次世代リーダーを 育成し続けています。 ◉本塾では、複雑さを増す社会を とらえなおす方法として、 近代と現代、 社会と情報、公と共と私、 イメージと

企業の現場で起こっている諸問題 を多彩なゲストを交えて読み解く。

マネージなどさまざまな「間=AIDA」

毎年恒例の冬合宿では、 日本文化の 源流にさかのぼり深層に出会う。 (写真は高野山合宿の様子)

に着目してきました。半年にわたる 全6講のプログラムでは、 多彩な

日本流企業塾

ゲストとともに、 この 「AIDA」 を めぐって活発に意見を交わし合い、 ながら、塾生たちは日本流リーダー シップを磨いていきます。

J apanware A cademy 書

]

企業の枠を超えて相互に刺激を受け

[

2

m o d e

ハイパーコーポレート ユニバーシティ[AIDA] [2005–]

松 岡 正 剛

◉編集工学研究所は 四半世紀におよぶ独自の 日本文化研究をいかして、 大小さまざまな企業塾を

[ ゲ スト講 師 ]  姜尚中、アレックス・カー、 平尾誠二、隈研吾、手嶋龍一、中村明一、 北西憲二、佐藤優、鈴木寛、大澤真幸、安田登、 原丈人、中谷巌、前田日明、川勝平太ほか。 [ 参加企業  ]三菱商事、リクルート、 オリエンタルランド、NEC、カフェ・カンパニー、 第一法規、ネットワンシステムズ、 サイバード、 みずほコーポレート銀行、日本放送協会、 三井不動産、東京海上日動火災保険、 カウネットほか。

0

ほ し い 。 ︵ 塾 長 ︶

見バ なッ がク らミ 前ラ 進ー しを て

4

日 本

開講してきました。

資生堂幹部研修「ミネルヴァ塾」

[ 企 業 塾] 「ミネルヴァ塾」 ×資生堂 「六翔塾」 ×積水化学住宅カンパニー 「和座」 ×シスコシステムズ 「縁座」 ×ネットワンシステムズ ほか 「縁座」柳家花緑氏との講義風景


イノベーションは、 デュアルな  のあいだに起ります。

グ ロ ー バ ル 企 業 に 提 供 す る 日 本 文 化 シ ナ リ オ

[CI設計]

編集工学 コンサルティング

S trategic C ultural Consulting

◉創業 25 周年を迎えるネットワンシステムズの コーポレートロゴやブランドストーリーを 「匠」 という漢字一文字に注目して一新しました。 ICT 業界の「匠」を目指し、情報ネットワーク社会

の未来を変えるという決意を、意匠デザイン化。

◉米国大手一般消費財メーカーの依頼により 消費トレンドの背景で動く日本文化の文脈を 調査分析した成果は、 商品開発や販売戦略の

[日本文化理解の支援 ]

イノベーション基盤として活用されています。 ◉企業の日本文化理解のための戦略的 組み立てにかかわるプロジェクトにおいては、 歴史・文化を広く捉えた長期的視点での ヴィジョン策定が求められることも少なくありません。

お 任 せ 下 さ い 。

日 本 の こ と な ら

ア イ ド ル ま で

神 社 仏 閣 か ら

日 本 と い う 方 法

◉日本最大手のテーマパーク運営会社の 依頼で策定した100 年間におよぶレジャーとテーマの 娯楽産業史の調査編集制作も、 その一例です。 深層の日本文化と表層の消費者トレンドのあいだを 調査・分析したキーコンセプト群。

「花鳥風月」や「有職故実」などの日本文化モデルを グローバル企業のクロニクル編集に適用。

松岡正剛が読み、語り、連ねた日本をめぐる 20 冊。

0

2

5


一途で多様な日本に

遊ぶ日本・装う日本・語る日本

C r a f t i n g ,

連塾

各 界 の ト ッ プ ラ ン ナ ー が 聴 講 し た ﹁ 方 法 日 本 ﹂ 講 義

D r e s s i n g ,

R e c i t i n g

[ 多彩なゲ スト]

[2003–2012]

五木寛之 横尾忠則 萩尾望都

◉松岡正剛の「日本という方法」 を

川上未映子

学ぶ塾です。

田中優子 井上ひさし

シスコシステムズの黒澤保樹氏、

高野明彦 佐藤優

オラクルの新宅正明氏、

津田大介 山口小夜子

金子郁容慶大教授の3人が

勅使河原三郎

立ち上げ、福原義春氏が

安田登 黛まどか

代表理事となって中間法人

矢萩春恵 川瀬敏郎

「連志連衆會」 を組織し、 9 年にわたる 「連塾」が

観世鐡之丞

10 年間のあいだ、次第と演出を変え、多彩なゲストととも日本を問い続けた。 全 20 回 100 時間におよぶ連続講義。

連打されました。

内藤廣

数々の芸能、民衆の知恵、

エバレット・ブラウン 清水博

外交と戦争など、

真行寺君枝 杉浦康平

多くのヒントを提示。

藤原新也 押井守

◉聴衆には、学識者・企業家・

岡野弘彦

芸能人・クリエイター・

松本健一 森村泰昌

アスリート・各国大使館員らが

長谷川眞理子 高山宏

多数詰め掛けました。

いとうせいこう

そのドキュメントは『連塾・方法

6

田中泯 小堀宗実

日本の哲学、神仏習合の歴史、

川崎和男 鴻巣友季子 今福龍太

なっています。

安彦良和

全回の演出は藤本晴美、

金子郁容

意匠は美柑和俊。

2

柳家花緑 植田いつ子

日本』全 3 冊(春秋社)に

0

J a p a n s

日 本

中谷巌

﹁ 編日 集本 のは 国 ﹂ で す 。

福原義春 清水真理 井上鑑 坂井直樹 浅葉克己 土佐尚子 前田日明 西松布咏 今野裕一ほか


辿り着いたのは「一途で多様な日本」でした。

真 の 日 本 理 解 の た め の 日 本 文 化 美 術 全 集

アートジャパネスク [1980 –1983] ◉「日本という方法」 に編集工学が 意欲的に 適用された最初の成功例は、講談社の美術文化全集 『アートジャパネスク』全18巻でした。 これは松岡正剛と市川英夫と衛藤駿が全面的に ディレクションをして、工作舎・松岡正剛事務所・ 編集工学研究所がリレー編集制作しました。 ◉この全集は、 その斬新な切り口とともに、 美術写真とは無縁だった写真家(篠山紀信・立木義浩・ 十文字美信・細江英公・藤原新也各氏)の起用が

おおいに話題となり、 その後のアート系媒体の編集構成に 影響を与えた技能的な嚆矢として高く評価されました。

番 組 企 画 か ら ミ ュ ー ジ ア ム の 構 想 お よ び 設 計 ま で

ときの探訪 …JR 東海 [1997–2009] ◉ JR東海提供のテレビ番組 「ときの探訪」 を11年に わたって監修・企画。 すべて編集工学研究所の スタッフの調査・取材で構成。 平均視聴率が 15%台という 驚異的な文化番組となりました。 ◉これに先立つテレビ東京の 日本美術紹介番組 「極める」 も13 年に及び、 民放賞を受賞。

東海沿線の芸能・工芸・ 祭りを 2 分 30 秒に ダイジェスト編集。

西の天使・東の天女 [1996] ◉編集工学研究所は、 展覧会・催事・ミュージ アム開設・美術展・ 店舗構成・地域開発 イベント、 それらの 冊子編集や会場構成 なども得意とします。

世界初「マインド」をテーマとした 岡崎市のミュージアムを総合監修。

◉岡崎市の美術文化 博物館の開館プロジェクト と、 「天使と天女」展 石山寺縁起絵巻を撮影した立木義浩による見開き写真。 (第 7 巻「中世ドラマの舞台」 より)

の構想・展示設計は その一例です。

『古事記』完成後 1300 年の記念に 1000人 規模の イベントも開催。

0

2

7

日 本 と い う 方 法


経 済

クリエイティブ・コモンズ

M e e t s

ソーシャル・キャピタル

共 感 ・ 共 鳴 ・ 共 創 の 時 代 へ

一座建立

共感のコモンズ

ボランタリーエコノミー

地域通貨経済

フリー・パブリック・シェア

E c o n o m y

C u l t u r e

目に見えない資本

集合知から編集知へ C urating K nowledge 決定的に編集が不足 ◉インターネットの進化によって拡張された集合知には、 しています。意図や物語を伴う編集知は、集合知を超える価値を創発します。

「松岡正剛の千夜千冊」は編集知の源として、知のキュレーションを提供します。

共感のコモンズ R esonant C ommons 「共感の経済」が動いています。 「イシス編集学校」では、共感を土台とした 価値の交換がなされ、独特の文化・コモンズが育まれています。

Inherited

研究所の挑戦 A bduction L abo ◉編集工学研究所は 25 年以上にわたり、多領域をまたぐ編集技術と編集知の

結・講・座

「生命に学ぶ・歴史を展く・文化に遊ぶ」 という 研究・開発を行ってきました。

フィロソフィーのもと、新しい時代への仮説を生みだし、編集の冒険を続けます。

贈与と互酬

Institutinal

Stuff

Senario Inspired

Innocent Synapse 0

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経 済

Ide

◉人と人が関係をつくり、知識や信頼、関係性や思いが共有されるところには、

Illum


Internal Intimate

Store

見えない価値を、つなぎます。 EEL Strings I nvisible V alues

Street Interactive

System

◉松岡正剛が 2000 年 2 月より開始した ブックナビゲーションサイト 「千夜千冊」は、 いまや 1500 冊を超える本を取り上げ、経済・歴史・文化・生命・ 数学・哲学・芸術など、古今東西のジャンルをまたぎながら、 現在もウェブ上で拡張を続けています。 文字総数 10,000,000 字に及ぶこの世界知の蓄積は、 検索エンジンのインデックスにおいても大きな影響を持ち始め、 ネット上の公共知とも呼べる役割を担うまでになりました。 ◉この編集された知は、自由なジャンル性や縦横無尽の情報リンク 構造を持っており、従来のカテゴリー分類では発見できない関係に 出会えるよう組み立てられています。

eal

既存の枠組みにとらわれない、 未知の領域や市場を生みだすうえで、 この編集知は重要なエンジンとなります。

Scope

◉同じく2000 年に「イシス編集学校」がインターネット上に開校。 学んだ人が 1 年半後には教える側にロールチェンジできるという 「花伝所システム」を中心に据え、学びが連鎖していく仕組みを 創出したことによって、人と人のつながりやそこから生まれる

minate

ソーシャル・キャピタルが、コミュニティのなかで育まれました。 Sympathy

贈与・互酬の交流が息づき、思いや技術が生き生きと継承される イシス編集学校は、ネット上の学校でありながら、学び教える人々の あいだに憧れや連帯、尊敬や感謝といった結びつきを育む 「共感のコモンズ」 として、多くの人々を魅了しています。

Swing

経 済 と 文 化 を つ な ぐ

◉ わたしたちは、 この編集知を支えるエディターシップと、 コミュニティに宿る共感の力を礎として、経済と文化が ともに発展していくような新しい時代のモデルを創出していきます。

0

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集合知から編集知へ

千夜千冊が響く社会

T h o u s a n d

E c h o e s ,

T h o u s a n d

ウェブ最大の ブックナビゲーション

未 来 を デ ザ イ ン す る 松 岡 正 剛 の 世 界 読 書 プ ロ ジ ェ ク ト

1000 ya.isis.ne.jp

◉ 2000 年 2 月23日、 中谷宇吉郎『雪』 を第 1 夜として 千夜千冊は突如、 ネット上に出現した。 松岡正剛が毎晩一冊の本を目利きし、 ときに2 万字におよぶ文章を書く。 それを1000日続ける。 ◉「一著者につき一冊」や 「著者を批判しない」 といったルールを

刊行された。 ウェブの本文記述を大幅に加筆し、

コーチングの教科書

文字量は 50% 増。取り上げる書籍を 1144 冊に

◉編集術を学ぶイシス編集学校では、

増補し、すべてにヘッドラインを付記。

コーチング研修「伝習座」で

構成は、斬新な分類体系により、

千夜千冊を共読している。

7 巻立て 74 章の 9600 ページに再構築した。

インストラクション論からシステム論、

解説・索引・年表を記載した特別巻を加えた

日本文学から西洋哲学まで、

約10 万円と高額でありながら、 全 8 巻の本書は、

既存の分類をまたぐ千夜千冊独自の

2000 セット以上の驚異的な販売数を記録し、

編集的観点や見方を伝承し、

出版界の事件となった。

編集コーチとして実践を積んでいる。

◉アートディレクションをつとめた資生堂 名誉会長福原義春氏は、 「集中的にあらゆる ジャンルの本を読み、 書物の案内をする。 人類史上初めてのことでしょう。 と こんな事件はこれからもないのではないか」 言葉を寄せた。 ◉各夜に歌人・小池純代(イシス編集学校師範)は

伝習座ごとに異なるコーチ陣の顔ぶれに合わせ、 声に出して読みたい 3 夜 3 冊が選ばれる。

1144 首の短歌を添えた。

一日一冊千日回峰

体験や見方を折りまぜながら、 「要約編集」 「文体編集」等の 編集工学的手法もふんだんに用いた。 ◉究極の知の組み換え編集 とも言える千夜千冊は、 次第に 「意味のハイパーリンク」 を積層し、 広大な知のオープンソースを展開。 2004 年に1000 冊を達成し、

「千夜千冊」は、 未来の情報 文化リゾームを脈々と 構築しながら、今宵も また新たな一夜を 生み出す。

0

経 済

編集で跳ねあがる付加価値 ◉ソーシャルネットワーク時代が求める経済 文化力を綴った1502 夜『クラブとサロン』

2 年後には加筆再編集を経て、 ◉2013 年に1500 夜を迎えた

3

二 億 円 事 件

◉ 2006 年10 月、 求龍堂より全集『千夜千冊』が

自身に課し、自らの生い立ちや

(NTT 出版 1991) 。公開日のアマゾンでは中古販売

7 巻仕立ての全集が出版された。

0

出 版 界

N i g h t s

参 文  全 照字集 文総売 献数上 二一二 十千億 万万円 冊字超 。。。 ぐ

価格が 2,100 円から 20,000 円にまで高騰した。 [ 下図:アマゾン書籍中古価格の変動グラフ ]

◉ 2004 年 7 月 7 日、 『良寛全集』で

1000 夜に達した千夜千冊。 朝日新聞(写真上)など複数メディアで 「前人未到」 「偉業」と賞賛された。 記念イベント(写真下)も開催し、 取り上げた著者や出版社をはじめ 多彩な著名人が駆けつけた。

1502 夜

2 万円

『クラブとサロン』 公開 2013 年 3月31日

1.5 万円 1万円

(司会) 、 [ 参加ゲスト] いとうせいこう

5 千円

杉浦康平、藤原新也、内田繁、浅葉克己、

0 5月30日

4 月1日

美輪明宏、森村泰昌、井上ひさし、山口昌男、 、 コシノジュンコ、田中泯、 、野田一夫ほか多数。


2000年の登場以来、休みなく拡張する知のオープンソースです。

千夜千冊「世界読書番付」 W E ST ⑤ ④ ③ ② ① 位 ⋮ ﹃ 神 曲 ﹄ ダ ン テ

位 ⋮ ﹃ ち ょ っ と ピ ン ぼ け ﹄ キ ャ パ

位 ⋮ ﹃ 百 年 の 孤 独 ﹄ ガ ル シ ア ・ マ ル ケ ス

位 ⋮ ﹃ カ ラ マ ー ゾ フ の 兄 弟 ﹄ ド ス ト エ フ ス キ ー

EA S T ⑤ ④ ③ ② ① 位 ⋮ ﹃ 神 な る オ オ カ ミ ﹄ 姜 戎

位 ⋮ ﹃ ド グ ラ ・ マ グ ラ ﹄ 夢 野 久 作

位 ⋮ ﹃ 茶 の 本 ﹄ 岡 倉 天 心

位 ⋮ ﹃

位 ⋮ ﹃ 雪 ﹄ 中 谷 宇 吉 郎

AKIRA

位 ⋮ ﹃ 存 在 の 耐 え ら れ な い 軽 さ ﹄ ク ン デ ラ

も っ と も 多 く 読 ま れ て き た 十 夜 で す

﹄ 大 友 克 洋

前 人 未 到 の 一 五 〇 〇 冊

反響ゾクゾク

わっ、 ほんとだ。松岡正剛さんが (ちくま文庫) 『百年の誤読』 を紹介

してくださってる。 ものすごい 動揺でちゃんと読めない。

◉ 2013 年 3 月15 日、 1500 夜(『柿本人麻呂』)達成を 祝うイベントが編集工学研究所のブックサロン スペース 「本楼」で開かれた。事前に出題された 校了したばかりのゲラを朗読するパフォーマンスで クライマックスに。過去に千夜千冊で取り上げた 本の著者やアーティストも駆けつけ、 人麻呂にちなんで 尺八演奏などが披露された。 古今東西の書物から

人気ドキュメン タリー番組で特集

内 の

知 の

3・11と千夜千冊

少し時間が経ってから、 千夜千冊 読んだら、おもしろかったー!

千夜千冊に拙訳『リオリエント』 登場。私についてもコメントして くださっている。温かい励ましを 頂戴して襟を正した。

設計した。読書家著名人の自宅蔵書を公開するなど 全集版 常識破りの書棚を構成。 「本殿」 ゾーンでは、

高橋崇の三冊を即注文してし すべての本を電子化してほしい。

TBS「情熱大陸」やフジテレビ

からも大きな反響をよんだ。

書物がつながりあう知の迷宮を形成した。

水道橋博士 @ s_hakase

千夜千冊の第 16 夜『夜間飛行』の

執筆風景から単行本企画まで、 放送され、 千夜千冊読者以外

およそ 2 万冊の 『千夜千冊』 の1144 冊を中心に、

「オデッサの階段」 では、 「千夜千冊」を取り巻く環境が

Nakamata Akio @ solar1964

千夜千冊を読んで、 中公新書の

でも取り上げられてきた。

著者や分野で本を仕分けせずゾーンごとにストーリーを

山下範久 @ ny1971

まった。千夜千冊でとりあげられた

千夜千冊はさまざまな TV 番組

◉ 2009 年、 丸の内に実験的書店空間「松丸本舗」が登場。

華恵 @ hanae0428

アーノンクールの本を読み終えて、

千夜千冊クイズに正解した100 人の聴衆の前で、

脈々とひろがる知のネットワークが、人と人をむすぶ。

豊崎由美 @ toyozakishatyou

解説。泣ける。松岡正剛について誰 ◉東日本大震災から 5 日後の

かと語ったことが一度もないけど確

「千夜千冊 番外録」 が新 3 月16 日、

実に思春期に影響を受けた一人だ。

たにスタートした。歴史を過去に 埋もらせず、 「編集的現在」 の 視点で津波・原発に関する テーマを取り上げた。刻まれた 「傷」 を新たな「創」 とするため、 胸がつまる想いでの執筆が一年

Shun Fukuzawa @ yukichi

第 1251 夜「現代の日本アニメ」 。 こういう文章は英語で読ませたい。 千夜千冊は英語化するべき。

にわたり続けられた。 うち 60 夜 各ゾーンの棚板には、サインペンでメッセージが書き残された。森に

「オデッサの階段」最終回に出演。松岡の

迷うような店内で、棚の見所を店主の松岡正剛が直筆で解説する趣向と

書斎風景。愛用するワープロ「書院」に

して、POP を設置しない松丸本舗流のコミュニケーション方法だった。

向かい、第 1500 夜を執筆中。

が再構成され、 2012 年 7 月、 平凡社より刊行に至る。

http://1000ya.isis.ne.jp ◉ 日刊セイゴオ「ひび」on Twitter =@seigowhibi

◉ 千夜千冊ウェブサイト=

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3

1

経 済 と 文 化 を つ な ぐ


集合知から編集知へ

L e a d i n g

千夜千冊 から広がる編集知 t o C r e a t i v e C a p i t a l

予感の組み立て

新 た な コ ン セ プ ト を 導 く

編集工学のナラティブ・アプローチ ① 0704 夜

D esign of I ntuition

『千の顔をもつ英雄』 ジョセフ・キャンベル

◉縦横無尽な 千夜千冊のリンク構造は

② 1244 夜

あらたなイメージをもたらす

『桃太郎の母』 石田英一郎

クリエイティブ・キャピタル として、 ブランディングや

③ 0306 夜 『デジタル・ストーリー

コンセプトメイクの現場で

テリング』

活用されています。

3 夜 3 冊

小林章夫

② 0520 夜 『武家文化と同朋衆』 村井康彦

③ 1395 夜 『イスラム経済論』 加藤博

の信条のもと、 松丸本舗の文脈棚や 書店連動企画「三冊屋」 で 編集術を再現して、 千夜千冊の奥深い 編集世界をご案内します。

①は世界の英雄伝説に共通する基本構造を発見した

① はクラブ文化やクラブ財、ジャーナルや広告誕生

名著。② は桃太郎や一寸法師など日本の昔話の奥に

の原点を解説した基本の書。② はインターネット時

ユーラシア全域に通じる物語の原郷を探求した労

代に再注目されるようになった同朋衆を扱った数少

作。③はマルチメディアがつくる物語世界に、人間の

ない研究書。③ は資本主義では想定がつかないイス

中にある物語のテンプレートを適用した実践編。編

ラム経済の際立った特徴を記した驚きの一冊。複雑

集工学をベースにそれらを統合した「物語マザー」

性を増す現代社会において物事の本質をとらえ、必

プログラムは現在ではナラティブ・アプローチとし

要と され るも の を 再 構 築 する 編集知 が、旧来 の価

て、経営戦略や商品開発の現場に導入されている。

値基準によらない経済×文化の創出に働きかける。

http://1000ya.isis.ne.jp  ◉ 日刊セイゴオ 「ひび」on Twitter =@seigowhibi ◉ 千夜千冊ウェブサイト=

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① 0491 夜 『コーヒー・ハウス』

ジャネット・マレー

◉「本は三冊でつながっている」

実践してきた本の組み合わせ

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新たな経済モデルの創出へ

2

経 済


古今東西の知が共鳴し、一歩先の未来を映します。

マレビトが見た日本 ① 0501 夜 『百代の過客』 ドナルド・キーン

② 0077 夜 『風土の日本』 オギュスタン・ベルク

想像的コミュニケーション術 ① 0446 夜 『精神の生態学』 グレゴリー・ベイトソン

② 1235 夜 『ヴィジュアル・ アナロジー』

生命の動的なしくみに学ぶ ① 0001 夜 『雪』 中谷宇吉郎

② 0859 夜 『ロウソクの科学』 マイケル・ファラデー

バーバラ・スタフォード

③ 0579 夜 『怪しい日本語研究室』 イアン・アーシー

③ 0660 夜 ③ 1508 夜 『世阿弥の稽古哲学』

『俳句と地球物理』 寺田寅彦

西平直

①は日本人が他に類をみないほど日記に内実を記す

「精神」 とは 「関係」 であり、 関係のプロセスとパター ①は

① は地上の雪には触れず、天から降る雪だけを凝視

事実に気づいたアメリカ人による文学研究の名著。

ン=精神であると指摘した巨人の著。 ②はグラフィッ

しつづけて綴ったと気づかされる名著。② は深い知

②は風土を melieu= あいだにあるもの ととらえ、

ク・エディティングともいうべき編集工学の方向を予

性と科学への愛情に満ち満ちた、芸術的残響を伴う

日本人でも説明に窮する概念を適確に分析したフ

知した博識の一冊。③ は型と稽古を重んじた世阿弥

科学書。③はエディトリアル・ゲームの 1 つ「ミメロ

ランス人による文化論。③ はカナダ人が鋭いユーモ

哲学を解いた編集工学の原点に通じる書。編集の本

ギア」の原型であり、科学者にして俳諧の名手だっ

アで自ら日本語で記した日本語探検本。世界が日本

質は関係の発見にあり、関係性や文脈を見いだして

た天才物理学者のエッセイ集。生命の仕組み、ふるま

独自の編集手法に注目するなか、 「日本という方法」

つないでいく種々の編集技法が、社会の多様な課題

いには編集が潜み、編集工学研究所のスタンスは「生

の活用が省庁やビジネスの最前線で始まっている。

を取り扱い、あいだを取りもっていく。

命に学び、歴史を展き、文化に遊ぶ」にある。

や未3 っ来冊 てがか く ら る 。

経 済 と 文 化 を つ な ぐ

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3


共感のコモンズ

イシス編集学校が育てる編集人材 I S I S

﹁ 学 ぶ こ と ﹂ と ﹁ 教 え る こ と ﹂ の 循 環 が 引 き 出 す 場 の 力

E d i t

S c h o o l

G e n e r a t e s

T h e

R e s o n a n t

人材と才能の還流 N urturing T alents

イシス編集学校は、 松岡正剛の 「編集術」 を 学ぶインターネット上の学校です。 「守・破・離」 と進むコースウェアでは、 複雑な 社会の課題に柔軟に対応できる情報編集技術を、 格別の 「お題」 と 「指南」 を通して身につけます。 この 「イシス式」相互学習システムで学ぶ編集術は、 仕事力を劇的にアップする基盤スキルとして、 企業の人材育成にも多く採用されてきました。

ISIS(Interactive System of Inter-Scores)はイシス編集学校を支えるコンセプ トです。関心のある情報のうごきを、他の誰かと交わし合うことで、自分一人では見つ

編集コーチとして編集術の指導にあたる 「師範代」 は、

けられなかった関係性に気づくことができます。それを「教室」の全員が師範代のナビ ゲーションのもとで互いに働きかけあうことで、知らず知らずのうちに共感のコモンズ

編集コーチ養成コース 「花伝所」 で育成されます。

が誕生するという仕組みです。

編集工学に基づくコーチング・メソッドによって、高度な コミュニケーション力とリーダーシップを身につけた師範代は、 イシス編集学校のみならず企業における編集コーチと しても活躍しています。学ぶ側から教える側への

[イシス編集学校へのメッセージ ]

高速なロールチェンジの仕組みが、贈与と互酬の文化を 育み、豊かな人材と才能の還流を起こしています。

法政大学教授/江戸文化研究者

慶應義塾大学大学院教授

田中優子 氏

金子郁容 氏

イシス編集学校は、学び合いから生まれる共感を媒介に、 社会で活躍する編集人材ネットワークを広げています。

しない学生を変えるためでした。蔦屋重

いっていない。イシス編集学校の大きな 成果は、インターネットを編集ツールと

て、吉原を編集したものです。

して見事に使い切っていることです。

下掛宝生流ワキ方能楽師

資生堂名誉会長

Noboru YASUDA

福原義春 氏

Yoshiharu FUKUHARA

松岡さんのこの言葉にたいへん感銘を受

い社会現象です。一本線で考えたら退屈

けました。数千年の歴史を背負う言葉と

な人生になってしまうので、仕事以外の

いうものを大切にしたいものです。

世界をもつ複線人生を勧めます。

教育はいま大学でも小学校でもうまく

イシス編集学校と『千夜千冊』は、新し

http://es.isis.ne.jp/

経 済

Ikuyou KANEKO

「切実を引き受けずして、何が編集か。 」

◉ イシス編集学校ウェブサイト =

4

三郎は、本とゲームと浮世絵を一緒にし

安田登 氏

3

Yuko TANAKA

私がイシス編集学校に入ったのは、読書

2000 年の開校以来、 すでに3万人の修了者を輩出する

0

C o m m o n s


満 足 解 を 求 め て 。

才能をひらき、組織に力を与え、社会をつなぎます。

編集人材ネットワーク ISIS E ditorship N etwork

学 匠

ル ー ル ・ ロ ー ル ・ ツ ー ル

番 期 選 考 委 員 会

型 を 学 ぶ

基本コース

5 つ の 編 集 思 考 素

物 語 に 強 く 応用コースな る

編集工学のエリート

物 語 編 集 術

最上級コースの卒業生は、編集工 学を実践するスーパーエディター として、EEL のさまざまなプロ ジェクトで活躍しています。

半 東

世界読書奥義伝

番 匠

師 範

文 体 編 集 術

校 長 ・ 松 岡 正 剛

右 筆

纏 組 ︵ ま と い ぐ み ︶

編集コーチ 養成コース

多彩な受講生プロフィール

師 範 代 に な る

錬 成 師 範 首 座

情報社会を牽引する編集コーチ 理解を引き出す「指南術」と、教 室にインタラクティブな学びを起 こす「場の編集術」を習得した「師 範代」は、企業研修や大学教育の 現場を担う指南役として活躍して います。

別 当

花 伝 師 範

花 伝 式 目 伝 習 座

文 巻 ︵ ぶ ん か ん ︶

総 匠

64 技 法

ビジネスマンやクリエーターや、 技術者や主婦や、学生や教師と いった社会的立場もさまざまの 3 万人を超える受講生がこのプログ ラムに夢中になってきました。

た く さ ん の

別 番

師 範 代

略 図 と 原 型

プ ラ ン ニ ン グ 編 集 術

ク ロ ニ ク ル 編 集 術

最 適 解 ・ 可 能 解 ・

文 叢 師 範 代

ス ク リ プ ト 編 集 術

技 を 磨 く

定 型 詩

知 を 動 か す

方 師

プロの編集技法 プロの技と編集技法を融合させ る専門コースでは、歌人に学ぶ 風韻講座や物語工学を徹底して 学ぶ物語講座など、専門技能を 極めます。

専門コース

綴 師

経 済 と 文 化 を つ な ぐ

連 雀 ア ワ セ ・ カ サ ネ ・ キ ソ イ

物 語 五 要 素

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共感のコモンズ

組織と才能を変えるイシス式 R ei n f o rc e me nt

of O rganizations & H uman R esources

ビ イシス式プログラム ジ I SIS P rogram ネ ス  イシス編集学校が培ってきた の 1000人を超える「編集コーチ陣」や 現 10年間の経験を蓄積する 場 「コミュニティづくりのノウハウ」は、 に 合 「独自のお題設計力」とともにさまざまな わ ビジネスシーンに適用されています。 せ  社員研修から編集コーチ派遣まで、 て 企画型コンテストの実施から地域・企業 切 コミュニティの活性化まで、ニーズに応じて、 り イシス式ソリューションで提案しています。 出 し た [ 提携開発講座 実施企業 /自治体] 独 みずほ銀行「新人研修」 「情報編集力研修」 「書く技術研修」 自 電通 松下電器産業「クリエイティブシンキング研修」 「創造的リーダーシップ研修」 プ ソニー 博報堂 「博報堂大学」 ロ セキスイエクステリア「デザイン研鑽会」 「コミュニケーション編集」 グ コンフォートガーデン ネットワンシステムズ「縁座」 「千趣千編」 ラ 千趣会 積水化学工業 「すみか編集塾」 ム 本田技術研究所「ASIMO 編集会議」 パイオニア 「パイオニア賞」 岐阜県「オリベ編集学校」 ほか

[ 受講者の所属企業] 電通、博報堂、NTT コミュニケーションズ グーグル、マイクロソフト、ソニー、みずほ銀行、 インプレスホールディングス、三菱商事、 本田技術研究所、ヤマハ、積水化学工業、 乃村工藝社、丹青社、丸善、ソニー、パイオニア、 パナソニック、コニカミノルタテクノロジーセンター、 明治飼糧、リクルート、ベネッセコーポレーション 岐阜県、ほか

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6

経 済

I才能 ひらく編集稽古 を

編集トレーニングプログラム

常 務 さ ん で し た 。

本 田 技 研 の

学 生 第 一 号 は

イ シ ス 編 集 学 校 の

回答

お題

指南 教室

受講生

編集コーチ

インタラクティブ型の学習が、隠れた情報編集力を引き出 します。多様なキャリアを持つ受講者(12 人程度)と編 集コーチ陣による教室構成が学習効果を高めます。編集の 「型」を習得して、 情報全般を自在に取り扱う「編集術」は、 すべてのビジネススキルの基盤となる能力です。

編集術基本コース[守](個別参加型) 編集術基本コース[守]は、情 報のインプットからアウトプットま で、情報編集の量と質が劇的に 向上するラーニングコース。 社 員一人ひとりのコミュニケーショ ンスキル向上に最適です。

企業向け編集力養成講座(集合研修型) 目的や受講者タイプに合わせ、 ワークセッションとネット・ ラーニングプログラムをカスタ マイズできます。 みずほ銀行の 新人研修プログラムとしても採用 されました。


熱を冷まさない場づくりが「人」 と 「発想」 と 「コミュニティ」 を醇化します。

II 新たな発想

のエンジン

アイデア支援プログラム

III 活性化するコミ ニテ ュ

[編集コーチの声]

グループプログラム

コーチはこうして生まれる 目的や課題に合せて 「お題」をカスタマイズ

八田英子 師範 /大日本印刷

テーマや目的に合せて 回答するチームを編成

教える側にも「型」が必要で、 それさえ

回答

お題

あれば、経験がなくてもできる自信が つきました。 「待つ」力もつきました。

回答

お題

指南

この ISIS 花伝所のメソッドは職場に 必要です。

次世代 IT のその先へ

浅羽登志也 師範/ IT 会社 代表

参加者

編集コーチ派遣

編集人材の編成チーム

すべてを情報と捉える編集工学の

多様な「お題」と多彩な「回答」

知見を学ぶことで、 「共同知」 を 動かすようなクラウド

情報編集スキルを習得した編集コーチを課題や目的に合わ

「お題設計力」と「たくさんの答え」と「場を動かす編集術」

せて組織することが可能です。大学教授から広告ディレク

によって、コミュニティは活性化します。イシス式は固定

ターまで多彩な掛け合わせによって思いがけないアイデア

した正解を求めないのが特徴です。他者の思考方法に触れ

から納得の回答群まで柔軟にお応えします。編集コーチの

ることで相互に理解を深め、互酬のコモンズが醸成される

派遣ワークセッションも可能です。

こともコミュニティの効果です。

コンピューティングの次の 技術開発を目指しています。

困難に立ち向かう方法

大場健太郎 師範代/システムエンジニア

「編集」は世界の見方であり、 関わり方 でした。組織もプロジェクトも映画の シナリオも、複雑なものが編集可能に なりました。理解力や企画力に

[ 背 景

]

イ シ ス 編 集 学 校 卒 業 式 ﹁ 感 門 之 盟 ﹂ よ り

コンセプト開発支援 編集人材ネットワークは上質のア イディアをいくつも浮上させるエ ンジンとしても活用できます。 商品開発からモバイルコンテンツ 企画まで、幅広い発想支援プロ グラムをご提供します。

ファシリテーション&スキルアップ講座 「場をつくる編集術」 を習得した 専門コーチ陣による、3000 回超 の実地研修の実績をもとに、 調査分析から社内コミュニケー ションづくりまで、ニーズに応じ た集合研修を企画運営します。

勇気が出ます。

「お題」企画開発

ビジネスパーソンの自己投資

多層化・複雑化する社会に必要 な、課題設定力と場づくりに、イ シス編集学校が独自に育んでき た「お題」企画開発は最適です。 どんな状況でもコミュニティを活 性化することが可能です。

松原朋子 師範代 /日本マイクロソフト

社会人として力をつけるなら、 MBAより イシス編集学校を勧めたい。変化の時代、 社会を読み解く型は多様な局面に 重要な見方を生み出します。

アワード&イベント企画開発

経 済 と 文 化 を つ な ぐ

見えないものを見る力

大久保佳代 師範代 /ブランドコンサル

R&D や CSR につながるイベン

ト企画を編集コーチを中心に実 施します。企画コンテストやユー ザー交流にも活用でき、ホンダ 技研とはロボット開発におけるア ワードを実施しました。

望遠鏡や赤外線カメラのように、見えな かったものが見えるようになります。 既存の知の体系を新たな「型」に置き 換えることで新しい何かが生まれます。

◉ イシス編集学校ウェブサイト =

http://es.isis.ne.jp/

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研究所の挑戦

T h e

時代をひらく編集の冒険

G r e a t

A d v e n t u r e

わ た し た ち の 創 発 的 活 動 を 支 え る 創 設 以 来 の フ ィ ロ ソ フ ィ ー で す 。

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o f E d i t i n g

文 化

歴 史

生 命

遊 ぶ

展 く

学 ぶ

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経 済


「仮設する力」 が新しい経済文化を用意します。

次のモデルの共創へ T o

T h e

N e x t

C o -C r e a t i o n

◉編集工学研究所は編集技術と 「日本という方法」を軸に、 多領域にわたって研究開発を進めてきました。 その礎となっているのは、 創設以来のフィロソフィーである 「生命に学ぶ・歴史を展く ・文化に遊ぶ」です。 生命の動的なモデルや有機的なふるまいから 未来へとつながる方法を学び、 歴史の中の社会モデルに潜む叡智や 世界観の変遷に課題とともに立ち戻り、 文化が培われる過程で生まれた豊かな意味の連続や 表現の多様性を胸に、未知へ挑む。 生命・歴史・文化に思いを馳せることを 活動の足場にしているからこそ、 わたしたちは、 思い切った「仮説」を手に [ 背 景

]

編 集 工 学 研 究 所 ブ ッ ク サ ロ ン ス ペ ー ス ﹁ 本 楼 ﹂

か ら 生 ま れ ま す 。

﹁ 生 命 ・ 歴 史 ・ 文 化 ﹂

編 集 は

編集の冒険へ向かうことができます。 ◉ビジネスの現場や地域社会の取り組みにおいて 調査分析から企画・制作に至るまで、 この「仮説力」こそが前進のための突破口をひらきます。 市場が多重多層に細分化され、競争軸が不明確になり、 イノベーションが起きづらい時代だからこそ、 経 済 と 文 化 を つ な ぐ

課題に対して力強いドライブを起こす 深い洞察と斬新な仮説が求められています。 ◉経済と文化が互いの進化を支える次の時代へ向けて、 編集工学研究所は、 さらなる研究と挑戦を進め、 みなさまと一緒に新たなモデルを創りだしていきます。

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3

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仕編こ 事集れ の工が ヒ学、 ミ研 ツ究 で所 すの 。

複雑な課題を多様な価値に転じます T h e

M o r e

C o m p l i c a t e d ,

編集工学研究所の3つの力 T hree D riving F orces

1

M o r e

I n n o v a t i v e

Incredible Initial Impossible

Stride

Show

Inborn

Siren

3

2

◉松岡正剛と編集工学研究所の

◉「知のリソース」 を環境に

◉課題の本質を捉える

長年にわたる研究開発の

応じて組み替え、

EELの仕事には、

成果のなかで、

業界の事情や企業文化を

独自の3つのアプローチが

着想・質・量いずれも

柔軟に取り込み編集しながら、

動いています。

比類のない編集資料群が

その場に最適な

物語の型から文脈的構想力を

蓄積されてきました。

エディティング・ソリューションを

引き出す

日本文化を読み解く

お届けします。

キーコンセプト群から世界の

レディメイ ドの編集知と

ルーツや原型から

知を俯瞰する分類の辞書まで。

カスタムメイ ドの方法論、

回帰的連想力を呼び起こす

現代社会の課題を

時にオーダーメイ ドの

アーキタイプから捉え直す

編集モジュールを

仮説と共に暗示的推察力を

これら 「知のリソース」 を

組み合わせることで、

立ち上げる

徹底的に活用することで、

深い分析・高速な

本質的な課題解決に

レスポンス・高精度の

スピードをもって向かえます。

アウトプットを実現しています。

Structure

組み替え自在な 編集モジュール

Innovative individual

Suit

Scape Symbol

「レトロスペクティブ・アプローチ」 、

「アブダクティブ・アプローチ」 。 創発をマネージする Inventive

知と編集のメソドロジーです。

Influential Step Stock

4

0

Incubative

Silhouette

Impulse Switch Instinct Shout

「ナラティブ・アプローチ」 、

Sketch 0

Sight

の 「創発的アプローチ」 推進力

Session

Shift

Iconographical

多軸の見方が交差する

どんな課題にもフィットする

Integral

Immortal

Inclusive

25年のR&Dを蓄積した

知のリソースで 加速する

Indirect

T h e


方法論やリソースを編集のモジュールとして組み合わせながら、 課題を最適解に導く編集システムが稼働します。

編集モジュールの構造 EEL I nnovation M echanism

Application Software

Application Software 個別目的に応じて作動する応用ソフト。 具体的な目的に対する 方法論を実装した編集モジュール。

市場

OUT

Middleware 主題に関する汎用的な思考基盤。 クライアントや環境に応じて、 組み換え可能な中間レイヤー。

課題

IN

Middleware

複合的な 施策や方策を ご提案します 大学 サービス・コンテンツ企業 IT 系企業 商社 メーカー 旅行代理店 省庁 地方自治体 NPO・NGO

知のリソース

さまざまな課題群

知のリソース

定量・定性データの限界 定まらない課題設定 伸び悩む人材 不活性な組織 見えない情報の取り扱い など

情 報 社 会 の 編 集

日 本 と い う 方 法

情報クロニクルデータベース

Information Chronicle Database

物語母型群

Editing OS

Narrative Matrix

ハイパーリンキング・ブックインデックス

Hyper Linking Book Index

世界知リンキングデータベース

Global Knowledge Linking Database

Editing OS

ブック・ナレッジ・インデックス

あらゆる主題を包摂する方法的基盤。 Application Software を 動かすための基本ソフト。

ナラティブ・アプローチ 物語回路を刺激する文脈的構想力

Book Knowledge Index

創発的アプローチ

N∙AP Narrative Approach

複雑な課題群に多様な視点を誘発する 動的な編集アプローチ。

R∙AP

ジャパンコンセプト群

Narrative Matrix of Japan

A∙AP Abductive Approach

Retrospective Approach レトロスペクティブ・アプローチ ルーツや原型に未来をたずねる回帰的連想力

アブダクティブ・アプローチ 課題と仮説を創発する暗示的推察力

0

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1

経 済 と 文 化 を つ な ぐ


ビジネスの可能性をひらく編集工学 E E L

W a y s

T o

L e v e r a g e

B u s i n e s s

O p p o r t u n i t i e s

エディティング・メニュー EEL M enu of E diting

◉ビジネスの課題を鋭敏に察知しながら、 その背景にある因果を丹念に読み解く、 深さと速さが編集工学の自慢です。 そのプロセスの中から、 ブレークスルーを もたらす発想やクリエイティビティがつぎつぎに 生まれていきます。 ◉ヒアリングからアウトプットまで、 途中のプロセスごと柔軟に編集することで、 編集工学の成果は最大化します。 さらに、25 年の実績の中で培った人と知の ネットワークが、高密度・高品質と定評のある 仕事を支えています。 ◉コンサルテーション、 プランニング、 クリエイション、 エデュケーションの4つの カテゴリに分類された編集工学の サービスメニューは、用途に応じて 取り合わせが可能です。 ジャパンウェア、 ブックウェア、ナレッジウェアと いった、特定のテーマをビジネスの力として インストールする編集工学ソフトウェアも、 組み合わせることができます。 ◉生命・歴史・文化の様相に学ぶ姿勢と、 そこに浮き上がる本質を可視化する 技術をもって、 どんな課題も未来につながる 価値にしていきます。 まずはお気軽にお問い合わせください。

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B A S I C M E NU

T HE M E M E N U

Consulting

JapanWare

編集工学コンサルティング イノベーション R&D

Planning コンセプト・メイキング CI設計 新規事業開発 ブランド戦略

マスタープラン策定 事業計画策定 プロセス設計 プロトタイプ制作

シナリオ設計 コミュニケーション戦略 マーケティング戦略

Creation 企画プロデュース 商品企画 プロモーション支援 アワード企画

編集制作

日本流情報編集 日本文化理解の支援 日本キーコンセプトの適用

BookWare 書棚ディレクション ブックセレクト編集 キーブック・データベースの活用

KnowledgeWare カテゴリー編集 知のキュレーション ナレッジ・データベースの活用

メディア編集 グッズ制作 サイン・シンボルデザイン

空間・イベントプロデュース イベント企画・演出 展示スペース設計  店舗企画デザイン

Education 人材開発プログラム 企業内集合研修 スキルアップ講座  リーダー育成プログラム

NarrativeWare 物語編集 情報の物語化 物語母型群の活用


編集成果を互いに響かせ合うプロセス・エンジニアリングが 次々と価値の連鎖を生み、跳躍的なアウトプットをもたらします。

編集工学シナジェティック・プロセス S ynergetic P rocess of I nnovation E mergence         3つの創発的アプローチによって                 多軸な見方を導入し、

コンセプトメイキング

知のリソースでプロセスを加速します。

情 報 社 会 の リーダー育成プログラム 編 集

企業内集合研修 スキルアップ講座

ブランド戦略 新規事業開発

人材開発プログラム

編集工学コンサルティング

商品企画

アワード企画    イノベーション

プロモーション支援

日本文化理解

CI 設計

仮説設計

企画プロデュース

Na

制作・実施・メディア化

知のリソース

Ra

ヒアリング&リサーチ

日 本 と い う 方 法

Aa 空間・イベントプロデュース イベント企画・演出   展示スペース設計

プロトタイプ開発 マスタープラン策定

編集制作

各種プロトタイプ開発 事業計画策定 プロセス設計

店舗企画デザイン

フィードバックをかけ、

シナリオ設計

物語編集

コミュニケーション戦略 マーケティング戦略

仮説検証を繰り返すことで、    アウトプットの質を高めます。     各プロセスで、

経 済 と 文 化 を つ な ぐ

グッズ制作   サイン・シンボル

アプリ制作 ウェブ制作

オプションを多重・多様に展開し、       複合的なプランを設計します。

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の 二 十 五 年 史 。

編集工学研究所をどうぞ H e r e

i s E E L

ざわめく情報、 動きだす知

1984

1987

設立 1987 1990 1991

—1996 [ 座長・事務局]

NTT分割民営化に際し、 情報文化と情報技術の統合を多角的に討議。 松岡正剛が座長を担当。編集工学研究所設立のきっかけとなる。

1990

NTTキャンペーンCF「情報は生きている」—1993 [ 総合演出 ]

1992

The OPERA Project —1993 [ 発足 ] 情報の 「物語性」 と物語の「マルチメディア性」 に注目。総合的な情報文化 技術を開発する目的で発足。 書籍 『情報の歴史』 〈NTT 出版〉[ 出版 ]

〔移転〕

象形文字から人工知能にいたるまで、人類のコミュニケーション技術の 壮大な歴史を編集した世界同時年表。

元麻布 ➡ 青葉台

情報文化研究フォーラム

1995

Windows 95 発売。世界的ヒット

1996

[ 出版 ] 書籍『知の編集工学』 〈朝日新聞社〉

NHK「未来潮流―インターネット・ルネッサンス」[ 監修・企画 ] 1997 1998 1999 〔移転 〕

[ 研究 ] 「デジタルコンテンツ流通の促進と編集市場」

花鳥風月型連想検索システム 『 The MIYAKO〈 』京都市〉[ 開発 ]

個 有

1993 1994

共 有 、 公 有 の 時 代 へ

1997

織部賞 —2007 [ 総合プロデュース・企画制作 ]

世界で初めての 「心」 をテーマとするミュージアム。

テレビ番組「ときの探訪」 〈JR 東海〉—2009 [ 監修・企画 ] 1998

2005

NICT 図書街プロジェクト — 現在〈情報通信研究機構〉[ 共同研究 ]

2008

目次録プロジェクト始動 —現在 [ 共同研究 ]

2004

金沢市文化芸術振興プラン [ 企画 ] 2006

日本文化サロン「椿座」 スタート [ 企画運営 ]

[ 企画プロデュース] ブックフェア企画「三冊屋」—2011 〈全国書店〉

2008

〈奈良県〉 平城遷都 記念事業 ェ [ 総合プロデュース・企画制作 ] 平城遷都1300 年を迎える(2010)奈良県の依頼で、 日本と東アジアの 歴史と未来を再編集するプロジェクトのマスタープラン作成、諸事業推進。

新紙幣発行(5 千円:新渡戸稲造→

松丸本舗オープン

〈丸善・丸の内本店〉 —2012 [ 企画運営 ]

2010

TBS「情熱大陸」[ 出演 ]

2012

電子書籍端末 Kindle 日本上陸

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2013

東京スカイツリータウン・ソラマチ献血ルーム内「ソラの書斎」 オープン フジテレビ「オデッサの階段」[ 出演 ]

豪徳寺

千夜千冊:1500 夜達成

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Roots of Japan(s)

〈経済産業省〉[ 監修・企画編集 ]

「クール・ジャパン」戦略事業の一環として、 日本のクリエイティビティの 特色群をまとめた海外向けコンセプトブック。

2012

〈日本赤十字社〉[ 企画プロデュース]

口一葉、 千円:夏目漱石→野口英世)

弥勒プロジ クト

『面影日本

2011

松丸本舗:グッドデザイン賞受賞

赤坂

マルチアーカイブビデオ「蘇える空海」[ 企画制作 ]

世界の知のあり方と、 その成長と分化と逸脱の一切にかかわる、 動的な知のシステム。 学術・社会・文化の領域にまたがる21世紀の知の曼荼羅。

ブックポータルサイト 「 ISIS 本座」 オープン —2012 [企画運営]

〔移転〕

上方伝法塾「いろは日本」—2002 [ 講義 ]

海外体験者が日本を知るための 「KIWA 塾」[ 講義 ]

[出版 ] 書籍『多読術』 〈ちくまプリマー新書〉

2012

パリ日本文化会館「無常と物語」[ 講演 ]

上方の新しい経済文化を考える全10 回連続塾。

[ 出版 ] 書籍『物語編集力』 〈ダイヤモンド社〉

2009

密教 21フォーラム — 現在 [ 監修 ]

真言宗の僧侶ネットワーク組織。 「母なる空海」 「六塵ことごとく文字」 「五大にみな響きあり」 など、 オープンフォーラム開催。

2001

[ 出版 ] 全集 『千夜千冊』 〈求龍堂〉

桑沢デザイン塾「日本文化とデザイン」—2000 [ 講義 ] 「歴史的遺産・伝統文化の活用による地域おこし」 〈総務省〉[ 委員 ]

1999

2000

初代 iPhone 発売(米国)。翌年、 日本上陸

The ORIBE Project〈岐阜県〉

マインドスケープ・ミュージアム〈岡崎市〉[ 総合プロデュース・企画制作 ]

千夜千冊:1000 夜を達成

2007

平安建都1200 年 「伝統と創生」 フォーラム—1994 [ 企画演出 ] [ 研究開発 ] 「京都ハイパー絵巻」 〈オムロン〉

アニメ 「新世紀エヴァンゲリオン」放送開始

2004 2006

おどるポンポコリン(B.B.クイーンズ) 、浪漫飛行(米米 CLUB) ヒット

1996

[ 出版 ] 〈東洋経済〉 書籍『ISIS 式 直伝!プランニング編集術』

[ 出版 ] 書籍『知の編集術』 〈講談社現代新書〉

—1995 [ 監修・企画 ]

1995

2003

長寿番組「極める」

茶人・古田織部の革新精神に学ぶ地域産業文化振興プロジェクト。 国際賞 「織部賞」 制定、 オリベブランドおこし、 地域情報化システム構築他。

千夜千冊スタート

[ 執筆・企画運営 ]

キッチュな日本、 ポップな伝統

一 言 一 句 ・ 十 人 十 色 ・

—2007 [ 総合プロデュース]

か ら

2000

青葉台 赤坂

1987

千 変 万 化 。 編 工 研

『NARASIA Q 』創刊準備号発行〈奈良県・丸善出版〉[ 監修・企画編集 ] 『NARASIA Q 』 1∼3 号発行 —現在〈奈良県・丸善出版〉[ 監修・企画編集 ]

2013

日本文化サロン 「蘭座」 スタート [ 企画運営 ] 編集工学コンサルティングを数社と同時スタート

超 と

極 を ま ぜ る 。 編 集 の 妙


人材開発から空間プロデュースまで。企業塾から地域おこしまで。

ソーシャル化する企業社会 1986

イシス式学びと編集

『日本の組織』 〈全16 巻/第一法規〉—1989 [ 制作 ]

省庁・金融・宗教・多国籍企業など、 日本のあらゆる組織の機構と戦略を紹介する エンサイクロペディア。

1991

「物語研究会」—1993 [ 企画運営 ]

1992

「国際物語学会」—1995 [ 企画運営 ]

1993

JMAM 教材編集プロジェクト 〈日本能率協会マネジメントセンター〉[ 企画制作 ]

1990

『レジュメクス』 〈リクルート・ワークデザイン研究所〉—1993 [ 監修・制作]

公立校で週休 2 日制導入開始。個性をのばす教育へ

バブル経済崩壊 1992

資生堂ミネルヴァ塾 開始

—2000 [ 監修 ]

福原義春社長(当時)の企業文化戦略と松岡正剛の知識編集ノウハウを 完全融合した企業文化研修会。 (ゲスト:下河辺淳・岩田慶治・中村雄二郎・ 安藤忠雄・石岡瑛子・三宅一生ほか 専任講師:いとうせいこう) 1994

ボランタリー・エコノミー研究会 —1998 [ 企画運営 ]

1995

技術広報誌「Metamorphosis 日本語版」 〈村田製作所〉[ 編集制作 ]

1996

澁谷恭子 代表取締役就任(2003 年より代表取締役社長)

1997

(アサヒビール) プリウス(トヨタ) 、スーパードライ ヒット

1998

ISIS 編集の国 —2000 [ プロデュース ]

2001

六翔塾〈積水化学工業〉—2005 [ 講義 ]

か ら

アメリカ同時多発テロ事件発生

スタート 「連塾」

—2012 [ 運営・実施 ]

松岡正剛の培ってきた編集的世界観と、 「日本という方法」 を各界リーダーや 次世代に伝承するために開催。9 年続いた特別塾。 2005

[AIDA]始動

ハイパーコーポレート ユニバーシティ

[ 主催 ]

三菱商事、 リクルートの要請によりスタート。原丈人・平尾誠二・前田日明・姜尚中ら をゲストに迎え、次世代リーダー育成のための趣向を凝らしたプログラムを展開。 [ 企画運営 ] 「クリエイティブシンキング」講座〈松下電器産業〉  資本参加 株式会社インプレス(現インプレスホールディングス)

ボ ラ ン タ リ ー 経 済 へ

北海道大学 MEME 研共同研究プロジェクト [ 共同研究 ]

1998

教育ソフト 「カプタリウム」—2000 [ 開発・実験 ]

子供たちの情報編集能力を高めるための教育ソフト 「2+1」 を開発、 東大附属小学校・慶応幼稚舎などで実験授業実施。 [ 共同開発 ] 歴象航行型教育学習システム 「CRONOS」

日 本 を 動 か す

公立中学にて 「職場体験」開始 2000 2002 2003

イシス編集学校 開校 箕面市・岡山市の小学校で編集教室 [ 運営 ]

「オリベ編集学校」—2005 [ 企画運営 ] 歴史教育ビデオ「高速歴史教室・XYZ 日本史」ほか —2006 [ 制作 ]

2005

ISIS 花伝所 開講

Editing OS

積水化学住宅カンパニーのトップ営業マンを対象とした日本文化塾。 2003

バ ー タ ー 経 済

1997

イシス編集学校の師範代養成講座。 学ぶ側から教える側へ。

世界読書奥義伝[離]開講〈イシス編集学校〉 小学校英語必修化の方針固まる

2006

Web 編集力チェックスタート〈イシス編集学校〉 書籍『17 歳のための世界と日本の見方 ―セイゴオ先生の人間文化講義』 〈春秋社〉[ 出版 ]

2008

[ 遊 ] 風韻講座 開講〈イシス編集学校〉 [ 遊 ] 物語講座 開講〈イシス編集学校〉

2009

松岡正剛の読書術レッスン [ 序 ] 開講〈イシス編集学校〉

2010

イシス編集学校開校 10 周年記念イベント

2007

塚本慶一郎 代表取締役会長就任 2006

幼児用教材「こくごおけいこ教室」 〈栄光エデュケーショナルネットワーク〉[ 企画編集 ] マイクロクレジット創始者、 ムハマド・ユヌス氏がノーベル平和賞受賞

2007

コンセプト開発支援「CGE プロジェクト」[ 発足 ]

2008 2009

世界初本格的 2 足歩行ヒューマノイドロボット開発研究会〈本田技研〉[ 監修 ]

開催 「感門之盟 ‒乱世の編集」 資生堂会長の福原氏らがゲスト登壇。

関本彰大 代表取締役社長就任 2012

丸の内朝大学 「編集力めざましクラス」開講

オリエンタルランド新規事業戦略支援 —2009 [ 実施]

大学図書館プロジェクト始動 [ 企画運営 ]

新人育成プログラム 『業―MCB 感伝境』 開講〈みずほ銀行〉[ 実施 ]

帝京大学で4 年計画の 「共読ライブラリー」 を展開。 ゆとり第一世代、 新社会人に

丸善株式会社 資本参加 小城武彦 代表取締役社長就任 2011

東日本大震災発生

2012

野村育弘 代表取締役社長就任

2013

受講者 3万人突破

イシス編集学校の受講者は2000年の開校以来 3万人を超えて拡大中。 編集コーチ(師範代・師範など) も1000 人以上輩出。

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「意味の市場」 が 躍如する社会をめざして I n Aiming for T he V ivid S emantic W orld

◉ 2012年12月、編集工学研究所は、赤坂から豪徳寺へ

10 万冊の本とともに引っ越しをしました。 玄関口の「井寸房」 も、 ブックサロンスペース「本楼」 も、 松岡正剛と編集工学研究所に、 なにかしらの期待や 思いを寄せる方々の知恵や技術や労力の 結集によって、 どこにもない空間に仕立てられ、 多くの人々が胸躍らせて集う場所になりました。 ◉編集工学研究所というこの小さな組織が、 創設以来、時代の難題に果敢に挑んでこられた背景には、 思いを共にする格別な「スーパーエディターズ」 との アワセ・カサネ・キソイがありました。 そこに躍動する 「文化」の 間から、 明日のための「経済」がいつでも顔を出していたのです。 ◉わたしたちは、 その生き生きとした表情にこそ社会の 営みの本質があると見てきました。 目に見える経済指標だけでは解けない 難問を社会は抱えているのに、 共有できるモノサシの数が少なすぎるのです。 行間を読むのが得意な日本人はロジックよりも 速い交換機能を持つのに、グローバル・スタンダードに 編集工学研究所 専務取締役

安藤昭子

Akiko ANDO

胸を塞がれているのです。 ◉この現状を突破するためには、新たな「文化の力」が 必要です。文化こそが次の経済をひらきます。 それを体現する苗代を手元で育み、社会の力に転換して いくことが、わたしたちの使命であると考えています。 ◉編集工学研究所は、松岡正剛の提唱する 「編集工学」 と 「日本という方法」を社会の共同知として磨き上げ、 世界で闘う日本の力にしていきます。経済と文化が豊かに 交差し「意味の市場」が躍如する社会をめざして、 みなさまに編集の冒険をお届けしたいと思っております。

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編集工学研究所 代表取締役社長 NOMURA 野村育弘 Yasuhiro


Contact

E D I TO R I A L E N G I N E E R I N G L A B O R ATO RY

当社へのお問い合わせは、 下記の連絡先までお願い致します。 編集工学研究所 代表 ◉ TEL=

03-5301-2211 ◉ FAX=03-5301-2215(全社共通) ◉ E-MAIL=info@eel.co.jp 新規事業、 研究開発、パートナーシップに関するお問い合わせ ◉ TEL=

最新の動向は eel.co.jpを ご覧下さい。

03-5301-2214 service @ eel.co.jp

◉ E-MAIL=

イシス編集学校、および企業向けプログラムに関するお問い合わせ ◉ TEL=

03-5301-2213 front_es@eel.co.jp

◉ E-MAIL=

千夜千冊およびスポンサードに関するお問い合わせ ◉ E-MAIL=

1000ya@eel.co.jp

取材・広報に関するお問い合わせ ◉ E-MAIL=

pr@eel.co.jp

住所

〒156-0044 東京都世田谷区赤堤 2-15-3 ◉ 編集工学研究所=

http://www.eel.co.jp http://es.isis.ne.jp ◉ 松岡正剛の千夜千冊 =http://1000ya.isis.ne.jp ◉ イシス編集学校=

守 破 離

[編集・制作]

編集工学研究所

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少 数 な れ ど 熟 し た り 。     カ ー ル ・ フ リ ー ド リ ヒ ・ ガ ウ ス

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Pauca sed Matura. ‒ Carolus Fridericus Gauss


生命に学ぶ 歴史を展く 文化に遊ぶ

ロゴマークデザイン 仲條正義


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