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LOCAL REVITALIZATION PROJECT
/ 地域活性化プロジェクト
修善寺温泉 恋の橋めぐり 地域活性化プロジェクトの一環として、2013年に始動した 「修善寺温泉 恋の橋めぐり」。若年層に向け、訴求力をより 高めるため、企画を見直し、 グラフィックツールを一新。 「 S h u z e n j i K o i - n o - H a s h i - m e g u r i 」i s a l o c a l revitalization ptoject launched in 2013 in Shuzenji, Izu-city, Shizuoka. As a part of reviewing this project, I handled in resetting the target generation and produced graphic tools and new souvenirs.
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LOCAL REVITALIZATION PROJECT
/ 地域活性化プロジェクト
修善寺温泉 恋の橋めぐり
恋愛スポットとしてのしくみづくり 恋する乙女感を淡い色合いで表現
修善寺の中心部を流れる川に架かる 5 つの橋を観光資源として活用する 試み。修善寺は、新歌舞伎『修禅寺物語』の作中で、源の頼朝と桂との 愛が描かれている舞台となっていたことから、恋愛スポットとして若年層に 向けてのしくみづくりを試みた。
RESEARCH
ダーゲットの見えないデザイン展開 旅行会社各社とのイメージのズレ 2016 年 1 月時点で、橋の付近に看板が設置されていた他、観光協会の HP での概要紹介とマップが配布されていた。しかし、全体的に統一感が 感じられず、ターゲットの設定も曖昧なままで放置されていた。 また、旅行会社が展開しているサイトと当時の看板とマップでは、訪れる 人が受けるイメージに大きく差があり、違和感を生じさせていた。
DETAILE
ゆるふわな可愛さを感じさせるグラフィック展開 看板 / リーフレット (2種 )/WEB
●
修善寺の取り組み (2016 年 2 月時点 )
修善寺の伝統的な雰囲気を損なわない範囲での可愛らしさで、趣のある 土地を求めて訪れる年配者の方々にも受け入れられるように展開した。 挿絵や地図など、全て水彩画風のやわらかなタッチで表現した。 ※WEB ページは現在製作途中 変形リーフレット (8p): 見開き 297×210mm A4 片面リーフレット :297×210mm
0 1 _ P L A N N I N G / G P R A P H I C / W E B
DETAILE
NEXT
修善寺ならではのお土産開発
SNS と連携 写真コンテストの開催 (2017年 秋頃を予定 )
絵馬 / お守り / ポストカードセット
Instagram # 恋の橋めぐり
企画の実装に際し、願掛けをしにくる観光客に向けてお守りや絵馬などの
看板やリーフレットなど、現地のツールが一通り整ったため、現在は WEB
お土産を新規で開発した。お守りには伊豆産の藁を使用し、絵馬の図柄
サイトの整備中。秋頃をめどに、SNS と連携した写真コンテストを開催し、
には修善寺の観光名物を織り込むなど、地元らしさにこだわって展開した。
若年層へのさらなる周知を図る。
ポストカード :100×148mm/ 絵馬 :142×92×81×7mm お守り ( 本体 ):30×25mm
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RESEARCH PROJECT
/ 研究・制作
海藻色図鑑 海藻の持つ豊かな色彩に魅了されて、海藻の色に関する 研究や制作を行っている。生物学的な側面や藻食の歴史、 文学との結びつきなどを調査し、 まとめの冊子を制作。 「SEAWEED COLOUR RESEARCH」is a research project launched in 2017.This book is about colors of seaweed and also knowledge of biological and food-cultural, historical things.
海藻おしば標本 : 野田三千代 / 写真 : 阿部秀樹
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RESEARCH PROJECT
/ 研究・制作
海藻色図鑑
海中にひっそりと存在する 色鮮やかな海藻の世界を覗く 海藻の豊かな色彩に魅了されて、海藻の色に関する研究や制作を行って いる。2016年には生物学的な側面や藻食の歴史、文学との結びつきなど を調査し、まとめの冊子を制作した。 2017年3 月からは、海藻を用いた染色の実験に取り組み、現在実用化に 向けて研究を重ねている。今後は、海藻の色や形を活かしたデザインを テキスタイルなどに展開していく予定。
海藻おしば標本 : 野田三千代 / 写真 : 阿部秀樹
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DETAILE
基礎知識からディープな知識まで サイズ :B6 /ページ数 :108p / 標本提供 : 海藻おしば作家 野田三千代氏 導入編として海藻の生物学的な基礎知識を紹介し、コラムで藻色の歴史や 文学とのつながりなど、さらなる知識の補完が行ってもらえるように構成。
+α MOTION GRAPHICS
NEXT
プロモーション動画 (Eng ver./60sec.)
海藻染めとテキスタイル展開 ( 卒業研究・制作 )
冊子の固さと対照的に、グラフィック重視の欧文タイポ中心のグラフィカル
卒業研究・制作の一環とて、現在海藻を用いた染めを実験的に行っている。
な表現で色鮮やかな海藻の魅力を伝えるような PV 風動画を制作した。
今後は、最適な染め方を模索しながらテキスタイル展開に取り組む予定。
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PRODUCT DESIGN STUDY
/ 課題:帆布を使用したプロダクト
HEDGEHOG CARIER 「帆布を使用したプロダクト」をテーマに、ハリネズミ専用 キャリーバッグを製作。企画立案からモデルの製作までを 一貫して行い、併せて販促ツールを制作。 As the name suggests「Hedgehog carrier」is a carrier for only hedgehog, considering for its characteristic property.
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PRODUCT DESIGN STUDY
/ 課題:帆布を使用したプロダクト
HEDGEHOG CARIER
“ハリネズミと一緒に、どこまでも。” 飼い主の理想を叶えるプロダクトの提案
「帆布を使用したプロダクト」をテーマとし、ハリネズミ専用のキャリー バッグの製作を行った。実施計画を作成し、調査・企画からデザイン提案、 モデルの製作までを一貫して行い、1,2 年次で学習してきた知識や手法、 スキルを実践的に応用した。 プロダクトのみで完結するのではなく、個別商品としてブランディングを 行い、ロゴマークの作成やカタログの作成を行った。
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DETAILE
ハリネズミの性質に合わせた、 こだわりの設計 製品に求められる条件を満たすことを念頭に置き、より多くの条件を満た すことの出来る形態でデザインを展開。縫製の方法や順序を検討しながら、 スタディモデルの製作し、修正を重ねながら全て手作業で仕上げた。 キャリーバッグ:Φ175×180mm/ ネームタグ:65×40mm ポーチ :170×110mm/ カタログ :A5( 折りたたみ時 ) ショップカード :90mm×62mm
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PACKAGE DESIGN
/ 課題:商品企画とパッケージデザイン
煌極 -OHGYOKU四国の特産品”和三盆”の製造会社をクライアントとして 想定し、新規商品の企画立案から商品ロゴやパッケージ、 販促ツールを制作。 Setting a comapny producing Wasanbon, japanese traditional sugar, in Shikoku as a client, I designed logo and packaging for new product.
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BRANDING DESIGN
/ 課題:地域活性化とブランディングデザイン
煌極 -OHGYOKU-
和三盆 × 四万十川の清流 地物を活かした新商品の開発
四国の特産品”和三盆”を製造する会社をクライアントとして想定し、 新規ブランドの企画立案からデザイン展開まで一貫して行った。 四国ならではの地物を組み合わせた商品を企画することで、地域活性化に 繋がるしくみづくりを試みた。 ●
ブランド概要
・四国 徳島県発のスキンケアブランド ・特産品である和三盆と四万十川の清流を原材料に使用し、 高品質で安心安全なスキンケア商品を展開 ・ターゲットは 30 代後半∼40 代 女性 富裕層
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DETAILE
上品さのあるフェミニンなデザイン展開 商品の原材料である竹糖と和三盆菓子、輝く宝石を主なモチーフにロゴを 作成し、” 上品な高級感と、控えめなフェミニンさ”をコンセプトに据え、 パッケージやカタログ、ショップカードへと展開した。 化粧水 (50ml):Φ25×125mm / ハンドクリーム (30ml):95×30mm シュガースクラブ (50ml,10ml):Φ82×18mm シアバター (50ml,10ml):Φ40×15mm / 商品カタログ : 見開き A4 ショップカード :70mm×70mm
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PACKAGE DESIGN STUDY
/ 課題:曲から連想されるデザイン
商品企画 : コンビニ飲料 「Someday my prince will come - Bill Evans Trio」 を課題曲に商品を企画し、曲の雰囲気やストーリーを 表現するようなデザインを展開。 Setting「Someday my prince will come - Bill Evans Trio」as a concept music, I planed a new ready-to-drink product soled at convenience stores and handled its package design.
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PACKAGE DESIGN STUDY
/ 課題:曲から連想されるデザイン
商品企画 : コンビニ飲料
市場調査と新たなニーズの創出 デザイン力と企画力を培う
人が漠然と感じている“イメージ”を的確にデザインに落とし込むことを 目標に、課題曲「Someday my prince will come - Bill Evans Trio」 のイメージに沿ったデザイン展開を行った。 また、デザイン力を磨くと同時に、既存商品の価格やパッケージデザイン、 ターゲット層やブランドイメージの調査を入念に行い、説得力ある企画を 立案するための手法を習得した。
PROCESS
課 題 曲 :「Someday my prince will com」by Bill Evans Trio ディズニー映画「白雪姫」の挿入歌として 1937年に製作 され、現在では、ジャズスタンダード曲としても広く知られ ている。テーマの演奏はイントロとアウトロのみで、その 他のパートはピアノ・ベース・ドラムのインタープレイで 構成されている。
1. 言語化・視覚化 曲のパート別イメージコラージュ作成
… イントロ … A パート … B パート … アウトロ
0. 曲を聞く
2. 市場調査 商品分布の把握・パッケージ分類
1. 言語化・視覚化
2. 市場調査
3. 企画・デザイン
3. 企画・デザイン ターゲットの設定・商品コンセプト立案
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DETAILE
課題曲から、対照的な 2 つのデザイン展開 課題曲のイメージと市場調査の結果をふまえ、それぞれ選択したパートを コンセプトビジュアルとして対照的な世界観で 2 つの商品企画を立案した。
DETAILE
おとぎばなしの世界のような、乙女なグラフィック
DETAILE
ほろ苦い大人の恋を連想させる、 シックなグラフィック
商品名 : White Romantica ( ホワイトチョコレート × シナモン )
商品名 :Midnight Dreama ( ビターチョコレート × ラム酒 )
容量 : 240ml 販売価格 :250 円 ターゲット : 10 -20 代女性
容量 : 240ml 販売価格 :200 円 ターゲット : 20 -30 代女性
空想の世界を表現するために全体的に淡い配色で構成した。雪の結晶や
現実から空想の世界に向かうイメージを表現するため、写真とグラデーショ
ぼかしなどで可愛らしさを加え、サンタクロースと街並みを描くことでスト
ンを効果的に使ったデザインとした。黒ベースに金色をロゴや商品名など
ーリー性を考慮した。
に使用して大人の贅沢感を演出した。
SHORT TERM INTERNSHIP ASSIGNMENT - 短期インターンシップ課題 -
【 日本の食を豊かにするデザイン 】 親子で食を考える“きっかけ”の場を提供するプロジェクト。 食にまつわる体験を通して、食への価値観や行動変える。 「THINK FOOD PROJECT」provide experiences related with food and make people’s thinking about daily food and life.
DETAILE
食卓をイメージしたロゴマーク 箸の形に見立てた二重線を上下に配置し、向かい合って食事をする食卓の 風景を表現した。書体は、プロダクト化された食をイメージし、工業規格 として生まれた「DIN」を使用した。また、きっちりとした中にぬくもりを 感じられるように、全ての角に丸みを持たせた。
DETAILE
食品分類の色をテーマカラーにポスターを展開 プロジェクト全体のテーマカラーは、食品を分類する際に主に用いられる 緑・赤・黄の 3 色で展開。
R:108/G:188/B:100
緑の仲間 : 野菜 / 芋 / 果物 / 海藻 / きのこ ビタミン、ミネラル、食物繊維を多く含み、体の調子を整える
R:243/G:159/B:128
赤の仲間 : 乳製品 / 卵 / 魚・肉類 / 大豆製品 タンパク質を多く含み、体の中で血や肉になる
R:253/G:202/B:105
黄の仲間 : 穀物 / 油脂 / 砂糖 糖質を多く含む食品で、力や体温になる
素材が本来もつ、 “おいしそう感” を表現 食材の色味や表情を全面に押し出すことで、加工食品では感じられない、 食材が本来もつ“おいしそう感”を表現した。テーマカラーを軸として、 ENTER
シズル感のある写真を用いて訴求力を高めた。
【 雑司が谷 鬼子母神堂 / 地域とデザイン 】 お寺とその周辺に人を呼び込むしくみづくり。 日本最古の駄菓子屋「上川口屋」で販売している駄菓子の お土産用パッケージデザイン。 Special package for「Kamikawaguchi-ya」the oldest mom-and-pop candy store in Japan placeda at the Kishimojin shrine.
DETAILE
ミニマムなアイテムで高める発信力 「みみずく」は、江戸時代の参拝土産で「ススキみみずく」を由来として、 雑司が谷のシンボルとして親しまれている。キャッチーな見た目と気軽に 買える手頃感、プレゼントをしたくなるようなデザインで、SNS や口コミで 発信・拡散されることを狙った。
【 目白 / 旧邸宅をホテルとして再活用 】 リノベーションホテルをオープンすることを想定したブラン ディングデザイン。高級住宅街として知られる目白を体現 するようなデザインを展開。 Branding design for「Mejiro Hotel」the newly renovated old manor house in Meiji-era, placed in high class residential area
DETAILE
熟年層に向けた上品さを感じるグラフィック 保守的なターゲット層に向け、 “ 昔からそこにあった感”を表現するため、 大正ロマンを感じさせるようなシンボルマークを作成。オリジナル書体の ロゴタイプは、やや長体のかかった細身のデザインでエレガントさを演出。
DESIGN WORKSHOP PROJECT / デザイン・色の面白さを伝える
学部 2 年生の時に、クラスメイトと期間限定ユニット“彩”を結成。 大学で学んだデザインや色の面白さを伝えるため、色彩に関する知識・演習を中心とした ワークショップを新入生の入学の時期に合わせて開催した。ワークショップが好評を博し、 地元の中学校の地域交流企画の一環で、講師として授業を受け持った。
WORKSHOP Bitterfly
Effect
一羽の蝶の羽ばたきが嵐を巻き起こすように、 ワークショップをきっかけに、参加後に学生の 制作や意識に好影響を与えることが出来たら、 という想いで企画した。 開催に伴い、イメンモチーフを折り紙の蝶とし、 広告を展開した。入学式から開催日当日まで、 参加募集のための広告掲示を行った。全ての 蝶はフライヤーになっており、参加申込用の フォームにたどり着く。蝶が少なくなるにつれ、 文字が浮かび上がってくる仕様。
LECTURE もっと伝わる色のはなし 地元の中学校から講師の依頼を受け、学生と 地域の人々との交流を図ることを目的とした、 “ふれあい講座”にてレクチャーを行った。 色にまつわる知識や表現手法を学び、自分の 思いや考えを相手に的確に伝える手段を身に つけてもらうことを目的に開催した。この講座 をきっかけに、日常的に色に意識が向かい、 気づきが増えることで日常に少しの彩りを与え られるような内容で構成した。
MIYO K O K A T S UN O / 勝野 美葉子
K . m i y o ko @ t su b a m e - sha.n et 090-8078-3453