[
A
r c h i t e c t u a l
P
o r t f o l i o
]
 
[ 02 ]
[ M a s t e r ] 生物の芽を持つ住宅 JIA 関東甲信越支部 選出
> > >
A r c h i t e c t u a l
D e s i g n
< < < [ D i p l o m a ] 深層に有る、表層の断片 JIA 千葉 千葉県建築学生賞 [ 特 別 賞 受 賞 ]
[ C o m p e t i t i o n ] 表参道の cafe 第 4 回ヒューリックアイデア学生コンペ [ 優 秀 賞 受 賞 ]
浅草井楼櫓 第 3 回ヒューリックアイデア学生コンペ [ 佳 作 受 賞 ]
まちのけもの道 第3回ポラス学生アイデアコンペ
耕す土蔵町 第 4 回ポラス学生アイデアコンペ
[ A n d
m o r e / d r a w i n g ・ L a b
w o r k s ]
[ 03 ]
[ M a s t e r ]
生物の芽を持つ住宅 _Houses
with
public
sprouts_
構想 4 ヶ月 製作4ヶ月
JIA 関東甲信越支部 選出
Masters Design
[ 05 ]
>>Master >>
design
生物の芽を持つ住宅
_Houses
with
public
sprouts_
[ 06 ]
本研究は、異なる時系列をもつコンテクス トを1つの住宅として形をつくり、その住宅 の変容を描いたものである。住まいはやがて 生態系に還元され、この街をビルドアップす る第2の自然として位置づけられる。こうし た 住 宅 の 時 系 列 は 空 き 家 問 題 に 対 し、 リ ノ ベーション的処置ではなく、地球環境の一部 としての循環を示したものである。
[ 07 ]
[1 ℓ
for
10 ℓ ]
>>> 見えない消費が生むもの
「1 ℓ for10 ℓ 」 は 日 本 の あ な た が ボ ル ヴ ィ ッ ク 1 ℓ を 飲 む た び に、 ア フ リ カ ・ マ リ 共 和 国 に 清 潔 で 安 全 な 水 が 10 ℓ 生 ま れ る と い う シ ス テ ム で あ る。 こ れ は 消 費 の そ の 先 を 提 示 す る 事 で 消 費 す ることをポジティブに捉えたものであると考え ま す。 こ う し た 将 来 性 が 1 ℓ の 水 に 与 え る 影 響 は、 そ の 先 の ネ ッ ト ワ ー ク を 見 せ る 事 で 生 ま れ ま す。 一 時 的 な ニ ー ズ や、 状 況 処 理 と し て 豊 か さを生む方法は建築設計の場では求められます が、 建 築 家 は 問 題 解 決 の 糸 口 を 見 い だ す だ け で は な く、 そ の 先 の 社 会 的 ビ ジ ョ ン を 描 く 事 が で き る 職 能 で す。 空 き 家 の 現 状 を 生 ん で し ま っ た の は 戦 後 住 宅 に 大 き な ビ ジ ョ ン は な く、 状 況 処 理 的 方 法 で あ っ た か ら で す。 今 後 建 築 は ど の よ う な ビ ジ ョ ン を 持 つ 事 が で き る の か、 人 間 の た め の ビ ジ ョ ン な の か、 ま た は 地 球 環 境 を 踏 ま え た 生 態 系 と し て の 大 き な ビ ジ ョ ン な の か、 修 士 設 計 と し て 自 分 に こ の 問 い を 投 げ か け ま し た。
[ 08 ]
あ る ビ ジ ョ ン を 持 っ た 住 宅 を 設 計 し ま す。 住 ま い が 新 た な 大 地 に な る よ う な 住 宅 で す。 「1 ℓ for10 ℓ 」 の よ う に 消 費 す る こ と が ポ ジ テ ィ ブ に 捉 え ら れ る 住 宅 を 計 画 し ま す。
[ 09 ]
>>Master >>
design
生物の芽を持つ住宅 [Back
_Houses
with
public
sprouts_
ground]
>>> 人間以外の世界
私の日常は自宅のベランダでタバコを吸う事である。 私はいつものようにベランダでタバコに火をつけ、 街を眺めていた。 しばらくすると、 ベランダの少し変わった手摺に一羽の鳩が飛んできた。 そ の 鳩 は ど こ か、 街 で 見 か け る 鳩 と は 違 う よ う な 鳩 だ っ た。 な ぜ か 凄 く 精 神的に距離が近く感じたからだ。 私 は 自 宅 の ベ ラ ン ダ の 少 し 変 わ っ た 手 摺 を 通 じ で、 鳩 と 繋 が っ た よ う な 気がした。
地球の環境問題は複雑に絡み合っていま
建築を通して生物との関係を考えてみたい。 そう思ったのはこの事からだ。
す。 そ の 中 で も モ ノ づ く り を す る 人 に と っ ての環境問題としてスクラップ & ビルドや それを生み出す消費的なストックとして存
[Intro]
在 す る 空 き 家 に 着 目 し ま す。 こ の 問 題 は 建 築だけではなく地球環境(主に日本) に及
>>> 環境的視点
>>> 敷地
ぼす問題でもあります。
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旧中川 (きゅうなかがわ) は、 東京都江戸川区
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と 墨 田 区 、 江 東 区 の 境 界 を 流 れ る 全 長 6.68km
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の河川である。 墨田区は木造密集地として首都
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⏕ά⣔ࢦ࣑
ᴗ⣔ࢦ࣑ Reduce Reuse
ࢲ࢜࢟ࢩࣥ
Recycle
ࣜࣀ࣮࣋ࢩࣙࣥ
市区
1 ㎢あたり
墨田区
165.6
腐朽・破損あり 74.8
台東区
124.6
51.4
豊島区
115.3
50.7
荒川区
156.5
34.4
北区
129.1
41.7
板橋区
78.8
37.6
品川区
85.4
35.0
杉並区
92.5
31.7
目黒区
92.7
30.7
西東京市
75.6
33.0
文京区
79.7
31.9
足立区
67.2
33.6
中野区
93.6
21.8
葛飾区
68.1
27.9
練馬区
71.8
24.3
小平市
66.3
27.3
中央区
51.9
31.3
新宿区
57.6
28.0
東村山市
61.8
26.3
武蔵野市
62.8
24.6
世田谷区
76.5
17.2
圏でも最大の空き家数を抱える場所です。 近年 では、 都心への近接性、 交通の利便性等の立地 条件から、 住・商・工が混在した従来からの伝 統的市街地に加え、 新たに商業施設・オフィス ビル等が進出し、 業務機能の集積が顕著に進行 している。 その中でも、 高層の集合住宅は河川 沿いの工場跡地て建設され、 河川と街という一 体の関係が人口増加によって崩れてきている。
[ 10 ]
>>> 建築 / 住宅
Ar c
titu
Ar ch ite
Pa
tio
提案住宅
fo
re
提案住宅
Be
re
ns
ur e
Ar c
sal Desig n ver ni
sal Desig n ver ni U
l)
sal Desig n ver ni
sal Desig n ver ni Ar c
Mate ri a
s rt
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le
fo
Co
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Pa
Be
c
n
Ar ch ite
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Pa
l)
U
Ar c
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House
le
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Pu
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Life st y
Mate ri a
ture Time tec s hi Const
Bio
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Life st y
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Mate ri a
titu
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House
Pa
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U
Co
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Pu
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Architecture
これからの建築
House
住宅
Life st y
Life st y
le
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従来の住宅
Const 住宅 it u
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Bio
House
l
(Sym bo
ture Time tec s hi Const
on ti
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l
Const it u
Architecture
これからの建築
建築の条件(公共)
ture Time tec hi Sustaina s b
l)
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Architecture
(Sym bo
(Sym bo
建築の条件(公共)
ty li
ty li Architecture
ture Time tec hi Sustaina s b
ies er ty
Sustaina bi
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Sustaina bi
従来の住宅 これからの住宅
これからの住宅
材料 Matrial
材料 Matrial
部分 Parts
住宅 House
構成 Constitution
住宅設計はクライアントと建築の一定の住まい 方を担保しながら設計するが、 住まい手が一個 人である以上、 その住宅の時系列は住まい手の
住宅 House
部分 Parts
寿命または建築の物理的寿命によって終わりを 迎 え、 空 き 家 と な り ま す。 住 宅 の 要 素 (材 料・ 部分・構成・住まい方) の作り方をコンテクス
構成 Constitution
ト を 拡 大 解 釈 し、 社 会 性 の あ る 要 素 で 作 り ま す。 住まいが住まいではなくなると、 この住宅 は社会的媒介を通じて街へ開かれた大地となり ます。
[ 11 ]
無回答
材料 Matrial
人が住んでいない戸建て空き家の利用状
不明
✵ࡁᐙᩘ
その他利用していない空き家
㈤㈚⏝ ࡑࡢ 㛗ᮇᅾ
0 ᡞ
[ スクラップ & ビルド(空き家)] 無回答
取り壊し予定の空き家 無回答 不明
> > > 日 本 経 済 の✵ࡁᐙᩘ 消費的建築
週末や長期休暇に使うための空き家 人が住んでいない戸建て空き家の利用状
その他利用していない空き家
㈤㈚⏝ 長期不在の空き家 ࡑࡢ 㛗ᮇᅾ ㈤㈚⏝
✵ࡁᐙᩘ
100 ᡞ
100 ᡞ
人が住んでいない戸建て空き家の利用状
不明
たまに宿泊するための空き家
無回答
その他利用していない空き家 不明
ࡑࡢ 㛗ᮇᅾ ✵ࡁᐙᩘ物置にしている
取り壊し予定の空き家
人が住んでいない戸建て空き家の利用状
その他
所有者が利用いている
その他利用していない空き家
週末や長期休暇に使うための空き家
㈤㈚⏝ ࡑࡢ 取り壊し予定の空き家 㛗ᮇᅾ
100 ᡞ
週末や長期休暇に使うための空き家
長期不在の空き家 取り壊し予定の空き家
物置にしている長期不在の空き家
1958
所有者が利用いている
長期不在の空き家
ᖺ 0
1958
0
0
1958
ᖺ
Architecture Time series
て い な く、 良 い 意 味 で は ス ト ッ ク と い わ れ て い
週末や長期休暇に使うための空き家
たまに宿泊するための空き家
たまに宿泊するための空き家 賃貸用の空き家
その他
賃貸用の空き家 賃貸用の空き家 売却用の空き家
ᖺ
売却用の空き家
空 き 家 の 増 加 と 現 状 と し て の 使 わࡲࡕࡢ✵ࡁᐙࣜࣀ࣮࣋ࢩࣙࣥ れ方
Architecture Time series
ࡲࡕࡢ✵ࡁᐙࣜࣀ࣮࣋ࢩࣙࣥ Architecture Time series
ࡲࡕࡢ✵ࡁᐙࣜࣀ࣮࣋ࢩࣙࣥ
Architecture
寿 命 を 迎 え た 住 宅、 持 続 性 を 失 っ た 公 共 施 設 を
住む ࡲࡕࡢ✵ࡁᐙࣜࣀ࣮࣋ࢩࣙࣥ 移り
Architecture Time series Architecture
住む 移り
Architecture
再 生 さ せ る 試 み が 近 年 で は 多 く 見 ら れ る。 し か
住む 移り
し、 そ の ス ト ッ ク の 活 用 方 法 が 人 間 的 ニ ー ズ に
Architecture
偏 り す ぎ て い る よ う な 傾 向 が あ る と 考 え る。 人
む り住
移 ✵ࡁᐙࢫࢺࢵࢡቑ ✵ࡁᐙࢫࢺࢵࢡቑ ✵ࡁᐙࢫࢺࢵࢡቑ
㸽
Architecture
Architecture
ま す。
売却用の空き家
その他
賃貸用の空き家 売却用の空き家
ᖺ
1958
ま し た。 空 き 家 の 半 数 以 上 は 所 有 者 が 利 用 を し
その他
所有者が利用いている
物置にしている
えた住宅は空き家となって都市問題まで発展し
たまに宿泊するための空き家
所有者が利用いている
物置にしている
高 度 経 済 成 長 期 に 大 量 供 給 さ れ、 現 在 寿 命 を 迎
㸽
Architecture
㸽
㸽
㸽
㸽
移り住む
口減少にある日本でストックを人のために再生 す る の は 一 方 で、 他 方 の ス ト ッ ク を 増 や す 可 能
移り住む
移り住む
✵ࡁᐙࢫࢺࢵࢡቑ
性 が あ る よ う に も 見 え る。
⾤ࡢᣐⅬࡋ࡚ࣜࣀ࣮࣋ࢩࣙࣥࡉࢀࡓᘓ≀
⾤ࡢᣐⅬࡋ࡚ࣜࣀ࣮࣋ࢩࣙࣥࡉࢀࡓᘓ≀ Architecture
㸽
㸽
消費リズムとリノベーションの裏側
移り住む ⾤ࡢᣐⅬࡋ࡚ࣜࣀ࣮࣋ࢩࣙࣥࡉࢀࡓᘓ≀
⾤ࡢᣐⅬࡋ࡚ࣜࣀ࣮࣋ࢩࣙࣥࡉࢀࡓᘓ≀
[ 12 ]
<RC造>
<S造>
⪏⏝ᖺᩘ
この住宅は空き家となり一部スクラップされる こ と を 受 け 入 れ て 設 計 し ま す。
<S造>
㕲➽ࢥࣥࢡ࣮ࣜࢺ㐀
⣙ ᖺ
<RC造>
ス ク ラ ッ プ さ れ る 部 分 は 耐 用 年 数 を 参 考 に、 木 造 部 分 と し ま す。
<RC造>
<RC造>
<RC造>
㕲㦵㐀
⣙ ᖺ
ᮌ㐀
⣙ ᖺ
<S造>
<木造>
<RC造>
<木造>
<木造> <RC造> <木造>
<木造>
[ 13 ]
部分 Parts
[BIRD
SANCTUARY
=
生態系 ]
>>> 観光資源としての生態系
旧中川にはカワセミをはじめとする多くの野鳥 が 生 息、 ま た は 往 来 し て い ま す。 こ れ ら を 見 に 来る人々にとってこの場所はバードサンクチュ ア リ と な り え る 可 能 性 を も っ て い ま す。
[ 14 ]
[Bio
Architecture]
人 間 と 生 態 系 が 関 わ り を も て る、 ま た は 保 護 を 目 的 と し た 事 例 と し て 、作 ら れ た の が バ イ オ ア ー キ テ ク チ ュ ア で す。
[ 15 ]
部分 Parts
[BIRD
SANCTUARY
=
生態系 ]
>>> 観光資源としての生態系
高所
隙間
狭所
生 態 系 建 築 バードタワー
穴
人工巣塔
カワセミ営巣ブロック
壁: PB t=12.5mm ビニルクロス 間柱 t=120×45mm@455
住 宅 要 素 棚
大黒柱
廊下
崖上
バイオアーキテクチュアの建築的特徴を拾い上
崖下
げ、 住 宅 の 部 分 へ と 変 換 さ せ て い き ま す。 棚 は
混 成 体
ハトのグリッドと人間のグリッドをグラデー シ ョ ン で 関 係 さ せ、 冬 至 と 夏 至 の 日 射 制 限 を す
土手
環境グリッド
コウノトリ樋柱
カワセミ自由家具
る 環 境 グ リ ッ ド に な り ま す。 こ う し た 部 分 を 事 例 と 住 宅 の 部 分 か ら 作 り 上 げ ま す。
[ 16 ]
部分 Parts
[ 地面の窓 ] >>> 部分断面
S=1/30
GL と ほ ぼ 同 じ レ ベ ル に あ る 窓 。 こ の 窓 は 地 面 を 見 る た め の 窓 で、 小 さ な 生 物 を 発 見 で き る 生物園の窓として住宅に豊かさを与えてくれ ま す。 住 人 が 去 っ た 時、 こ の 窓 は、 生 物 達 の 玄 関 と な り ま す。
[ 17 ]
部分 Parts
[ カワセミ自由家具 ] >>> 部分断面
S=1/30
カワセミ専用の穴あきブロックは住宅の内部 で も フ ル 活 用 す る 事 が で き る。 穴 の 直 径 に 合 わ せ た 棒 を 巧 み に 組 み 合 わ せ る こ と で、 テ ー ブルや棚を簡易的かつフレキシブルに使用で き る。
[ 18 ]
部分 Parts
[ 獣中空スラブ ] >>> 部分断面
S=1/30
壁: PB t=12.5mm ビニルクロス 間柱 t=120×45mm@455
中 空 ス ラ ブ は 多 く の 建 築 で 目 に し ま す が、 そ
床: の 規 格 が あ り ま す。 こ の 中 空 け も の 道 は 生 物 フローリング t=12mm に と っ て ま だ 見 ぬ 先 へ の ワ ー プ ゾ ー ン と な る で し ょ う。 構 造 上 ス パ ン を 飛 ば せ る の で 住 宅 PB t=20mm をオーバーラップするエントランスブリッジ ポリエチレンフォーム t=65mm の断面はちょうど生物が入り込めそうな直径
と し て 使 用。
[ 19 ]
18mm
部分 Parts
[ コウノトリ樋柱 ] >>> 部分断面
S=1/30
コ ウ ノ ト リ の 人 工 巣 塔 を 樋 柱 と し て 用 い た。 屋根上のこの場所は住人にとって隠れて自分 だけの旧中川をゆっくり眺められる特別な場 所 に な る。
[ 20 ]
部分 Parts
[ 階段長屋 ] >>> 部分平面図
S=1/30
H 鋼に鉄板をのせただけの階段はほぼ生物の た め に 作 ら れ た 物 で、 生 物 は H 鋼 の 寸 法 を た よりに長手方向に長屋的に棲み着く事が可能 と な っ た。 人 間 は そ う と は 気 付 か ず、 階 段 を 上 る だ ろ う。
[ 21 ]
部分 Parts
[ 環境グリッド ] >>> 部分断面
屋根: コールテン鋼サンドブラスト仕上げ t=4.5mm デッキプレート V50 型 t=1.6mm 断熱用パーライトモルタル左官 t=30mm コールテン鋼サンドブラスト仕上げ t=4.5mm
S=1/30
鳩のグリッドの巣を用いたグリッドは南側に 面 す る こ の 住 宅 の 夏 の 太 陽 を 避 け、 冬 の 太 陽 を 室 内 に 取 り 込 む 事 が 可 能。 下 部 の グ リ ッ ドはリビングから川を眺められる大きさで上 部に行くにつれ鳩のスケールへと変化してい く。
[ 22 ]
部分 Parts
[ 隠れ家階段・収納型ミクロアニマル・コ型隠れ開口 ] >>> 部分断面
S=1/30
壁: 少し深い 溝 は 天 敵 か ら 身 を 守 るビニルクロス 逃 げ 代 に な る。 人 間 は こ の PB t=12.5mm 階段の隙 間 を 棚 と し て 使 い 収 納 と いう住宅の要求に答える 間柱 t=120×45mm@455
□ 木 製 の 階 段 の 溝 は 暖 か く 生 物 に と っ て は 絶 好 の 棲 家 で あ る。
も の で あ る。
□ 建 具 の 可 動 を 利 用 し た 棲 家 で あ る。 住 宅 と し て の 機 能
を 終 え、 畳 ま れ た 瞬 間 に 表 れ る。 住 宅 と し て の 空 間 に 一 連 の 換 気 を 促 し、 日 本 人 か ら は 欄 間 の よ う な、 装 飾 と し て も 好 ま れ る の で は。 □ 壁 面 に 寄 生 す る よ う に コ の 字 型 で 形 成 さ れ る 開 口 は、
低 空 飛 行 す る 鳥 達 の 絶 好 の 隠 れ 場 で あ る。 住 空 間 か ら はある角度でしか外が見る事ができないがゆえにそこ からみえる景色は住人だけのものだという感覚に陥る だ ろ う。
[ 23 ]
構成 Constitution
[ 固有の地形 ] >>> 川と街と日常
選 定 し た 敷 地 の 詳 細 は 旧 中 川 の 一 角。 元 々 は 埋 め 立 て 地 で あ っ た が、 こ の 場 所 は 地 域 住 民 にとってペットの散歩やランニングなど日常 の 中 の 一 コ マ と な る 場 所 に な り ま し た。
敷地周辺の住宅サンプル
>>> 街の構成を刻む住宅
動線 1640
1960
空間
日 常 的 に 利 用 す る、 ま た は 無 意 識 に 感 じ て い る 旧 中 川 の 微 地 形 を、 住 ま う 住 宅 プ ラ ン に 反 映 し ま す。 旧 中 川 の ブ リ ッ ジ と 川 の 関 係 を 動 線 と 空 間、 さ ら に 堤 防 の 上 下 運 動 を 動 線 に 加 え 立 体 的 な ア プ ロ ー チ か ら エ ン ト ラ ン ス、 そ し て 住 空 間 を 構 成 し ま す。 こ れ は 個 人 が 街
外壁: 通気胴縁 t=18mm 構造用合板 t=12mm グラスウール t=100mm
との関係を視野的に繋ぐのではなく身体的に 繋ぐことで住宅と街との関係性を豊かにしま す。 基礎: ベタ基礎 t=150mm ポリエチレンフィルム t=0.15mm 捨てコンクリート t=60mm 砕石 t=100mm
主要動線図 $ ̓ $ ̓ࠉ 6 ( & 7 , 2 1 ࠉ 6㸻
[ 24 ]
[ 25 ]
A’-A’
A-A
平面図 Plan S=1/100
隠れ家階段
カワセミ自由家具
外部とサンルームに落ちている柱によってガラスボックスのサン ルームの境界線をぼかし、自然と一体的な関係をもつサンルームは 住宅内外の関係を豊かにする。
住まいのレベルは GL-550 この空間から見える街は人目線ではなく 街の GL にほど近い視野である。大地をながめることで新たな発見 や豊かさを与えてくれる。
B-B
玄関までのアプローチは約10m。街と住宅の緩衝剤となるこのア プローチは街を眺めるベンチ的要素を持っている。
地面の窓
階段長屋
[ 26 ]
環境グリッド
小さな開口を2つもつ ROOM1 は開口に居場所をつくることで外的 な豊かさを私的な視点で感じる事ができる。
コウノトリ樋柱
コ型隠れ開口
ブリッジ状のエントランスは旧中川の構成要素である。住まうこと と街の構成を上下関係で計画することで外的な豊かさをつくる。 収納型ミクロアニマル
獣中空スラブ
[ 27 ]
平面図 After Plan S=1/100
[ 28 ]
[ 29 ]
断面図 Section S=1/120
[ 30 ]
生 活 の 一 部 で あ っ た、 い く つ か の パ ー ツ は 自 律 的 な Bio Architecture と し て 墨 田 区 旧 中 川 に 残 り 、 バ ー ド サ ン ク チ ュ ア リ の 象 徴 と な り ま す。 墨 田 区のメタファーとしての空間を公共化した住宅 は、 も は や 住 宅 で は な く 第 2 の 自 然 と な り、 環 境全体のビルドアップするための一歩となりま す。
[ 31 ]
[House]
旧 中 川 に む か っ て GL800 の 高 さ で 動 線 を 形 成 し 、 営 巣 ブ ロ ッ ク を 配 置 し ま す。 川 沿 い に 向 い た 営 巣 ブ ロ ッ ク の 穴 の 大 き さ は 約 5 セ ン チ、 い く つ もあるこの穴は同じ口径の棒を差し込むことで 簡 易 的 な 家 具 を 作 成 で き ま す。
[ 32 ]
[Architecture]
住 宅 の 終 焉 は 墨 田 区 旧 中 川 の 生 物 を 可 視 化 し、 知 る 事 が で き る 媒 体 と な り ま す。
[ 33 ]
[House]
一個人としての部屋は公に付随する隠れ家の よ う な 魅 力 を 持 ち ま す。
[ 34 ]
[Architecture]
住宅としての空間を確保していた木造部分が解 体 さ れ、 多 様 な 生 態 系 を か く ま う 受 け 皿 に な り ま す。
[ 35 ]
[House]
旧中川の身体的な構成を用いたプランは町と 連 続 的 な 感 覚 を 持 ち な が ら、 私 的 な 生 活 を 成 立 さ せ る こ と で 町 の 家 と し て、 都 市 的 な バ ナ キ ュ ラ ー 住 宅 に な り ま す。
[ 36 ]
[Architecture]
役目を終えた都市的バナキュラー住宅は新たな 大 地 と し て の 可 能 性 を 花 開 き ま す。
[ 37 ]
[House]
自 律 的 部 分 は 町 並 み に 記 憶 を 刻 む と と も に、 住宅のビジョンを可視化する記号でもありま す。
[ 38 ]
[Architecture]
建 築 の ビ ジ ョ ン が 生 態 系 に よ っ て 可 視 化 さ れ、 墨 田 区 に と っ て の 公 と し て、 新 た な 大 地 と な り ま す。
[ 39 ]
[House]
部 分 に 帰 属 し な が ら 住 ま う こ と で、 愛 着 心 を 住 宅 に 与 え る 事 が で き ま す。
[ 40 ]
[Architecture]
墨田区旧中川の生態系を可視化する大地は環境 を 映 し 出 す 公 に な り ま す。
[ 41 ]
[ 42 ]
[ M a s t e r ]
[Model
Photo]
[ 43 ]
[ 44 ]
[ 45 ]
[ D i p l o m a ]
深層に有る、表層の断片
構想 4 ヶ月 製作3ヶ月
JIA 千葉 千葉県建築学生賞 [ 特 別 賞 受 賞 ]
Diploma [ 47 ]
>>Diploma >>
深層に有る、表層の断片
墓参りにくる人々、公園にピクニックに来る人、多様な人々を許容 できる、都市の新たなパブリックスペースとして存在するための構 想である。
[ 48 ]
[ 49 ]
>>Diploma >>
深層に有る、表層の断片 [Intro]
私 は 、 郊 外 に 20 年 以 上 住 み 、 そ の 2 0 年 も の 間、 都 市 と 郊 外 を 行 き つ 戻 り つ 暮 ら し て き た。 2 0 年 も 人 生 を 送 る と、 人 の 死 に 直 面 す る の は 少 な か ら ず あ る。 私 は そ う いった体験を期に郊外のお墓をよく目に し て き た。 私 は、 今 ま で 見 て き た 都 市 と 郊 外 の 中 に あ る 墓 に フ ォ ー カ ス し た。 そ こ に はあまり注目されていない社会的な問題 (NIMBY) 、 都 市 開 発 の 深 層 に あ る 墓 が 表 層 と し て 私 に 訴 え か け て い る よ う に 感 じ た。 郊 外と都市はそのつくられ方が異なるが墓は 同 じ だ。 そ こ に 違 和 感 を 覚 え た 私 が 今 考 え る墓の在り方を考察する。 都 市 部 の 人 口 集 中 に よ り、 都 市 に 墓 を 求 め る 人 が 増 加 し て い る 中、 都 市 開 発 の ス ピードは都市の土地を隙間なくするほどに 進 行 し て い る。 都 市 の オ ア シ ス で あ る、 パ ブリックスペースに死の空間が調和し存在 す る 事 が 可 能 な ら ば、 そ れ は 都 市 の 墓 と し て、 パ ブ リ ッ ク を 内 包 し た 新 し い タ イ プ の 墓地ができるのではないかと考える。 人は生と死を許容し都市と死の空間の新 たな関係性を造り出す。
[ 50 ]
お墓というものは一族のシンボルであ
[Tomb]
り、一 族 で 守 る と い う 意 識 が 根 強 く あ っ た。 ところが、 戦後、 新民法によって家族制度 は大きく変化し、 一族の墓というよりも、 一家の墓という形に、 さらに一代の墓、 個 人の墓へと変貌してきた。 都市は高度成長期以降、 インフラの復旧 や高層ビルなど都市の風景を更新し続けた 。墓の存在は戦後以降形を変えずその秩序 を守ってきたが高齢化社会下にある現代に お い て、死 の 空 間 は 需 要 が 増 え 続 け て い る。 この起因は人が死んだら墓を作るという習 慣的であり尚かつ、 死者と生者の共有物と して死者と繋がろうとするからである。 今 後の多死社会に起きる墓の問題は切っても 切れない関係にあると言える。 一方で、 郊 (千人)
外の墓は周辺の住環境や自然環境に溶け込
生産年齢人口 (15〜64歳)
90,000 80,000
無宗教
57.0%
み、 生者と死に溶け込み、 生者と死者の共
仏教
36.2%
有のシンボルとして存在し、 人々と共存し
1.6%
ている。 しかし、 都市部への人口集中によ
0.2% 0.4%
り郊外の墓の管理が追いつかず無縁仏にな
70,000 60,000 50,000
年少人口 (0〜14歳)
30,000
キリスト教
老年人口 (65歳以上)
40,000
イスラム教 ・ 民族宗教
後期老年人口 (75歳以上)
20,000 10,000 0 1950
(年次)
1960
1970
1980
1990
2000
2010
2020
2030
2040
2050
年齢構成別人口推計の推多
4.7%
るという問題が起きている。 死に対する価値観は多種多様で宗教観に ついても同じ事が言える。 これは日本人の
1,800 1,600
特性なのかもしれない。 また、 新しい物を
1,400 1,200
常に追求する (変化を求める) 人間の本能
1,000 800
に似ていて、 常に死に対する価値観や宗教
600 400 200 0
その他
観は変動していく。 ここで変動 (進化) し 2005年
2010年 2015年 2020年 2025年 2030年 2035年 2040年 2045年 2050 年
女死亡者 508
567
626
679
721
752
770
772
775
736
男死亡者
609
678
750
814
864
900
922
925
904
881
死亡人口 1,117
1,245
1,376
1,493
1,585
1,652
1,692
1,659
1,617
1,697
ない現代の死の空間と変化し続ける価値観 (単位 千人)
死亡者数の予測
の矛盾が発生する。 埋葬方法の多様化で故 人の個性や死者に対する価値観の変化で、 埋葬に豊かさを求める。 この変化は都市が 新しく更新されることと類似していると考 える。
[ 51 ]
speed] Development & tomb the of history [The
現代
明治以降
徳川時代初期
高齢化社会の末、多死社会の訪れによる 墓の需要供給問題
都市開発が進み墓を新しく開発する場の減少 墓の形態に変化が生まれる 都市の人口密集により 都市部に墓を持つ人の増加
高度経済長
効 率 よ く 焼 く た め の 技 術 が 進 歩 し た こ と も あ り、 現 代 の 日 本 で は 火 葬 が飛躍的に普及した
野 葬 は 遺 体 を 野 に 捨 て 置 く も の で、 曝 葬 と も 風 葬 と も よ ば れ、 ま た 鳥 葬ともよばれた。
火葬が増加
林 葬 と は 遺 体 を 木 の 上 に 置 く も の で あ る。 遺 体 を 直 接 置 く 場 合 と、 棺 桶に納めて置く場合とがあった。
奈良時代
墓の可能性のある遺構の発見
北海道美利河一遺跡 湯の里遺跡の土抗など
手足を伸ばした伸展葬 双方とも土に埋める土葬の一種
埋葬行為の確認 遺体の手足を折り曲げ屈葬
集落の近隣に共同墓地を営むことが一般的となる。 石棺・木棺などの埋葬用の棺の使用
権力者の古墳が誕生 前方後円墳
古墳時代
弥生時代
縄文時代
旧石器時代
都市の表層の開発は墓地需要(深層) によっ
て 止 ま り、 深 層 部 分 が 都 市 の 表 層 に 表 れ て く る。 ま さ に こ の 関 係 は 『う さ ぎ と か め』 の よ う だ。
現 在 の 都 市 で は、 表 層 と 深 層 の 境 界 線 が 張 ら
れ て い る。 分 断 さ れ た 関 係 を 広 場 や 公 的 な 要 素、 建 築 操 作 で 緩 や か に 繋 ぎ、 都 市 と 共 存 し た 関 係 性 を 築 く こ と は 可 能 か 、
[ 52 ]
[Site]
新 宿、 渋 谷 と 並 ぶ 山 の 手 3 大 副 都 市 の 1 つ
>>> 南池袋公園
豊 島 区 池 袋。 池 袋 は 池 袋 駅 西 口、 東 口 に 繁 華 街 が 広 が り 1 日 に 約 100 万 人 の 集 客 力 を 持
東京都 豊島区 南池袋 2丁目 - 22- 1
ち、8 路 線 か ら な る 巨 大 タ ー ミ ナ ル、 グ リ ー ン大通りや春日通りなど6つの道路が集まる イ ン フ ラ か ら も 都 市 性 が あ る と 言 え る。 池袋東口からグリーン大通りの軸線の隣に 位 置 す る ヴ ォ イ ド、 南 池 袋 公 園 を 計 画 敷 地 と す る。 南 池 袋 公 園 は 根 津 山 と 呼 ば れ る 山 の 一部が戦後焼け野原になり公園と化した場所 で あ る。 根 津 山 は 空 襲 で の 犠 牲 者 の 仮 埋 葬 場 だ っ た た め、 今 で も そ の 名 残 で 墓 地 が 残 っ て い る。 公 園 と 墓 地、 こ こ に 境 界 を 隔 て る 壁 が 存 在 し、 生 の 公 園、 死 の 墓 場 と し て 空 間 を 分 断 し て 孤 立 さ せ て い る。 現 在 の 南 池 袋 公 園 は、 約 65 % が 墓 、約 35 % が 公 園 を 占 め て い る 。現 在 、
>>> 植生ネットワーク
公 園 部 で は 改 修 事 業 が 薦 め ら れ て い る。 ま た 墓 の 移 動 が 困 難 な た め 、 本 計 画 は 約 35 % を 占める公園部の一部に建築を配置する事とす る。 35% 公園 65% 墓
池袋東口からグリーンネットワークと同時 に、 公 園 の ネ ッ ト ワ ー ク と し て 本 計 画 は ハ ブ と し て の 池 袋 の 機 能 の 担 う も の と し、 設 計 す る。
[ 53 ]
[Atchitecture
diagram]
> > > 建築はタナトスを。自然はエロスを司る
生と死を建築と自然に転換し裏と表の法則 を 細 分 化 し 建 築 お い て 表 す と、 内 部 と 外 部 の 関 係 に た ど り 着 く。 反 転 し た 関 係 は 一 体 化 さ れ 境 界 線 を 曖 昧 に し、 無 意 識 の 意 識 に 生 と 死 の 境 界 線 を ほ ど か せ る。 > 建 築 形 態 は 、純 粋 な ボ ッ ク ス を 基 準 と す る 。 > 敷地条件から動線のヴォイドを3つ貫入さ せ、 採 光 計 画 と し て 3 つ の 動 線 を ま と め る ヴ ォ イ ド を 垂 直 方 向 に 貫 入 さ せ る。 > エレベーターコアをサイン計画として挿入 し鉛直方向の動線を確保する > 公園のランドスケープ (自然) が建築を巡 り建築と公園で賑わいの場が反復し連続した 内部と外部に共生する
[ 54 ]
[ 1F 納骨堂 ]
[ 55 ]
[Plan]
パブリックな活動が行われるグランドレベルは公 園の一部として、3つのヴォイドが通り抜け通路 になり、建築は公園内の自然の一部となる。そう する事で建築の一部、公園の一部、互いに関係性 を補完しつつ協調性を成立させる。1F の外部地 下と繋がる納骨堂は無縁仏になった墓を収蔵しま た、新規の墓としても利用可能とし、今後の墓地 問題をプログラムに反映する。外部地下にある樹 GL+3500mm
木葬はサイクルすることが可能で需要に対して対 応する事ができるプログラムである。
[ 56 ]
[GL+3500]
[GL+7000]
GL+5500mm
GL+10000m
[ 57 ]
公園
[Section]
公園のランドスケープを反転する ような建築構成によって、 公園と お墓の関係性を断面的に作ること で、 塀などで仕切られていた墓と 公園の断絶的関係性を建築の存在 によって曖昧に構成することが可 能になる。
[ 58 ]
ライフケア(オフィス)
納骨堂
樹木葬
[ 59 ]
[Time
series
Program]
> > > 墓の周期(無縁仏や今ある先祖の墓から新しい墓へと移る期間)を基準に構築する。
manager
この建築は周辺の機能を時系列をもって 吸 収 し、 都 市 の 墓 と し て の シ ス テ ム を 構 築 す る。 こ の 建 築 に は 墓 と 公 園 を 管 理 す る プ ロ グ ラ ム を 設 定 し、 3 0 年 を 仮 想 周 期とし墓の管理補助という役割から徐々 に 機 能 が 変 わ り、 公 園 の ラ ン ド ス ケ ー プ 管 理、 新 墓 地 の 管 理 運 営 へ と 建 築 の プ ロ グラムも変化していく。
[ 60 ]
、
広場のランドスケープ事業
広場のランドスケープ事業
生物多様性ランドスケープ事業
既存の墓管理補助
新 納 骨 堂、 樹 木 葬 管 理
墓の管理製造事業
[ 61 ]
[Landscape] > > > Study 南池袋公園全体のランドスケープを平面ス タ デ ィ を 行 っ た。 計 画 す る 建 築 と 全 体 的 な 公 園 と し て の ゾ ー ニ ン グ を 検 討 し、 マ ッ ス な ボ リュームである建築がランドスケープに飲み 込まれながら反転するような関係性を作るこ とで公園にある墓地というネガな部分の境界 線 を 曖 昧 し、 都 市 の 中 に あ る 墓 地 と し て の 在 り方を更新する。
[ 62 ]
>>>> 新たな歩行空間の形成
>>>> 境界線の構成 生の動線 死の動線(墓参り)
南池袋公園は周辺に池袋駅、学校、シアターに囲まれ、人々はこのヴォイドを迂回する様に歩行し目的の地に移動する。墓
都市の墓の物理的境界線はフェンス、塀、などで完全に孤立空
地とは、求心力のない歩行空間として認識され、それは都市における墓地受容は墓参りという目的の中でしか存在していな
間として構成される。
いのに起因される。このヴォイドの求心力を持たせることで広場の要素を取り入れる。広場を造る事は都市に居間をつくる
本計画では、動線計画で境界線を構成する。人の振る舞いや雰
事である。人のアクティビティーを受容し、あるいは生成する舞台となりながら人が生きる意味と意義を見いだせる空間が
囲気で見えない境界線が生まれる。
広場であり、都市のオープンスペースとして癒しを与える
広 場 を 訪 れ た 人 々 は 都 市 の 癒 し の 場 と し て、 墓 参 り に 訪 れ た 人々は都市の中の安らぎの場として。 互いに共鳴し合い、生と死の境界線は一体となり、都市に染み 込む。
[ 63 ]
[Layout
drawing
1
]
[ 64 ]
[Layout
drawing
2
]
都市の墓の物理的境界線はフェンス、塀、などで完全に孤立空間として 構成される。
広場を訪れた人々は都市の癒しの場として、墓参りに訪れた人々は都 市の中の安らぎの場として。 互いに共鳴し合い、生と死の境界線は一体となり、都市に染み込む。
[ 65 ]
[ 地下樹木葬へのアプローチ ]
[ 66 ]
[ 67 ]
[ 68 ]
[ 地下樹木葬 ]
この提案は、新たな死の空間の在り方を示した。 それはこれからの建築や、日本において目を背けてはいけない 社会的問題の解答の一提案である。
[ 69 ]
[ C o m p e t i t i o n ]
表参道の cafe 第 4 回ヒューリックアイデア学生コンペ [ 優 秀 賞 受 賞 ]
浅草井楼櫓 第 3 回ヒューリックアイデア学生コンペ [ 佳 作 受 賞 ]
ユニオン造形コンペティション 第 3 回ユニオン造形コンペティション
まちのけもの道 第3回ポラス学生アイデアコンペ
耕す土蔵町 第 4 回ポラス学生アイデアコンペ
[ 71 ]
>>Competition >>
表参道の Cafe
第 4 回ヒューリック学生アイデアコンペ /[ 優秀賞受賞 ] 共同製作 / 4 名
[ 72 ]
[Concept
movie]
[ 73 ]
[THE
表参道 ]
表参道の界隈は強い歴史的文脈の中で多種多様な人々を集めながら今日に至っています。 人々が集まる事により表参道は大きな人の流れと小さな居場所をつくりながら、時代ことにその個性を変化させて きました。表参道は、人による大きな流れの中に小さな居場所が数多くある街だと私たちは考えます。
カフェは衆目の中で合法的に腰をおろすことができる都市のベンチである。表 参道のケヤキ並木の下には表参道を横断するような都市のベンチが存在する事 に着目した。私たちは都市の中で移り行く街を眺められるようなベンチのよう な建築を表参道の一角に提案する。カフェとしての建築は、変動を続ける表参 道とまちを繋ぐソーシャルグルー(社会的接着材)としての意味を持つ。 建築家クリストファーアレグザンダーは著書、パタンランゲージの中で、カフェは衆目の中で合法的に都市に腰をおろし町を眺められる場所で あると説いています。
[ 74 ]
>>> 表参道を立ち上げたような建築
>>> 都市のダイナミズム・交差点
表参道を立ち上げたような建築を提案する。小さなソーシャルグルーは表参道の人や歴史を象徴している。これら
表参道は絶えず人が流動している。その大きな人の流動の両端には交差点があり、この交差点は表参道の始点
を紡ぎ、移り行く状態を眺望する一つの大きな都市のベンチを立ち上げる。
または終点となるような場所でもある。今回の敷地の交差点は約 45 秒の周期のなかで人の滞留と流動が繰り 返されています。この都市移動のダイナミズムを引き込むようにランドスケープを計画します。
一般に眺望の価値などで高層部にカフェが残れるケースはわずかです、それは、カフェへの入りやすさや回転率の
交差点の白線を延長するようにすり鉢状の階段で建築の足元を構成し、交差点の流動性を建築まで連続させま
面で路面が最適であると考えられている。この建築は、回転率と眺望的価値をビルディングカフェとして一体に構
す。この広場は地下鉄と直結することで、表参道に訪れた人々のファーストプレイスとなる。
成することで 17 層の床価値をフラットに捉えることが可能になる。
[ 75 ]
>>> 全体構成
路上と連続した 1F 部分は交差点を引き込むように計画する。 カフェを青山通りと表参道をつなぐ スラブ上に計画し、せわしなく行き交う街の動線のなかにある路上カフェのような場所にした。歩行 者と同じレベルにカフェを計画する事で常に動き続ける街の状態のなかに身を置くような感覚を得る 場所になる。また、ラジオ・フォトスタジオを併設する事により、表参道で起こるスカウト行為やメ ディア収録に利用できるようにした。
子育てカフェは小さな子どもが遊ぶ場所や授乳室など育児に必要な機能をカフェと併設させた。また、 試供品のサテライトコーナーも設ける事でショッピングの合間に年齢層を問わずに新しい感覚の中で 一休み出来るような場所にした。
[ 76 ]
ここではカフェと多くの人に開かれたフリーアドレスのオフィスを併設する。個人用のワークデスク
美味しいコーヒーと眺めの良い景色を楽しみながら自分の学習に打ち込める場所を計画した。1、2F
や大人数で利用する事も可能なテーブルを配置する事で美味しいコーヒーを飲みながらノマドワーク
の書店と連携する図書館のような落ち着けるカフェ空間は、訪れる者を限らず様々な人の学習に開か
や外部企業との打ち合わせをする事ができる。
れるカフェになる。
ガーデンテラスが併設されたカフェを中層階に外部として計画した。テラスは都市の空中庭園となっ
15F 以上になると周囲に高い建物が少なくなる。都市の眺望をのんびり楽しむためのカフェレストラ
て、足下に覗くケヤキ並木からの緑を建築へと取り入れる。また、ハーブプラントを計画する事によっ
ンや展望デッキを計画する、最上階からは表参道はもちろんの事、その向かい側の代々木体育館や新
て、カフェでハーブティーなどを提供するフラワーカフェを 11F に設けた。
宿の超高層群や東京タワー等、東京中を表参道のカフェから一望できる。
[ 77 ]
>>> 上昇する眺望
>>>「薄さ」と「高さ」をつくる 幅 4m、高さ 80m で構成されるこの建築は、交差点側と
ファサード同士をパネルとして捉え、挟み込むことによる
内部のカフェからの両方において上昇する眺望が得ら
ハニカム構造とする。しかしそれだけでは風力に対抗でき
れる。交差点からは建築の幅 4m という薄さによって
ないため風穴をあけ、風の通り道を作ることにより力を逃
内部の活動を視認でき、人の行動が建築の状態をつく
がす。
り上げるように見る事が出来る。内部では上階に上が るにつれ、「道 - まち - 都市」と表参道から東京を一 望することができる。また 4m という薄いカフェに腰 を下ろす事によって都市の眺望に身体をおく感覚を持 つ事が出来る。
>>> 発信する電光掲示板 建築のスラブ側面が電光掲示板としての機能を果た す。上部にかけてスラブを厚くしていくことで、視野 と広告面との距離が大きい建築上部は離れた位置にい る人が認知しやすくなり、下部にいくほど建築の足元 から認知しやすくなる。また、LED 配列の解像度を変 化させる事によって , 掲示物のスケールを高さによっ て変更させる事が可能になる。
[Deteil
section]
[ 78 ]
都市は絶えず動き続け、この建築は居場所となる。 動く事の傍らに小さな集合があることこそが、私たちの考える表参道らしさであり『THE 表参道』です。 表参道をつくってきたこの関係性が顔となり、ここに集う人々からまた新しい表参道がつくられていくのです
[ 79 ]
[ C o m p e t i t o n ]
表参道の cafe 第 4 回ヒューリックアイデア学生コンペ [ 優 秀 賞 受 賞 ]
浅草井楼櫓 第 3 回ヒューリックアイデア学生コンペ [ 佳 作 受 賞 ]
ユニオン造形コンペティション 第 3 回ユニオン造形コンペティション
まちのけもの道 第3回ポラス学生アイデアコンペ
耕す土蔵町 第 4 回ポラス学生アイデアコンペ
[ 81 ]
>>Competition >>
浅草井楼櫓
第 3 回ヒューリック学生アイデアコンペ /[ 佳作受賞 ] 共同製作 / 4 名 歴史と賑わいが作り出す街浅草。浅草には特有の空気感がある。 [ 浅草井楼 ( せいろう ) 櫓 ] はその空気感を浅草六区へとつなぎ、空 気感の輪を構築する核となる。 浅草の歴史と文化を継承するとともに、伝統や文化の井楼のように 浅草の行く末を見つめるきっかけを作り出す。
[ 82 ]
[ 83 ]
[ 浅草ヌーヴォー ] 江戸の伝統や文化をその界隈に残す街浅草は、日本らしさを現代に伝える国際的な観光地として多くの人々を魅了 してきました。また、浅草は商人や芸人、職人の文化や工芸の伝統が息づく街でもあります。 私たちは、まちを取り巻く人々が作り出していく伝統や文化を享受しながら新しく発信し、 人とまちを繋いでいく建築の提案をします。
>>> 浅草らしさから発信される日本らしさ
>>> 作る場でつながる [ 人と人 ][ 人とまち ] 浅草には多くの外国人観光客が日本らしさを求め訪
ローカルな職人やアーティスト等が創造の場やコミュ
れます。そこでこの建築は日本の各所から職人や、地
ニティの場を求めこの建築を訪れます。アーティスト
方の文化を支える人々が集まり地方のもつそれぞれの
や 観 光 客 は [ ア ー テ ィ ス ト・ イ ン・ レ ジ デ ン ン ス ]
日本らしさを発信していきます。それによって人と人、
やワークショップのプログラムを通し伝統工芸や制作
地方と人をつなぐきっかけをこの建築を通し作り出し
活 動 を 行 い な が ら [ 人 と 人 ] [ 人 と 街 ] を 作 る 場
ていき、浅草らしい空気感をまとうこの建築から日本
でつないでいきます。
を発信していきます。
[ 84 ]
>>>「伝統」をまとった建築構成
>>> 伝統が生み出す [ プロムナード ]
ひとつながりのミュージアム動線を建築全体を取り巻くように配置します。ミュージア ムを無料の展示空間とすることで、それぞれのプログラムと相互関係をもちながらひと つのプロムナードをつくります。「見る」「知る」「感じる」のプロムナードを街から建築 内部へと構成していきます。
>>> 様々な要素が日々の賑わいを作り出す。
アーキファニチャー化した伝統工芸が建築の空間を彩り、ファサードへと表出します建築でもあり、家
まちの賑わいを内包するプログラムが建築のなかで混ざり合います。
具でもあるアーキファニチャーは空間の秩序を指し示すとともに、人間の動作や身体のスケールに呼応 します。アーキファニチャーはプログラムとともに可変することで、空間のフレキシビリティを高めま す。
[ 85 ]
>>> 浅草らしさを感じながら巡るやぐらのプログラム 建築に [ 浅草らしさ ] を感じられるようないくつかの要素を配置します。 それらを緩やかに変化する機能と連続するミュージアムの動線でつなぎながら全体の機能を構成していきま す。その事により街を巡るように建築の内部を巡る事が出来ます。
< 大きな門を感じる >
< 広場の賑わいを感じる >
< 大きな織物を感じる >
[ 86 ]
< 傍らに緑を感じる >
< 伝統的なすだれを感じる >
< 街の様子を感じる >
[ 87 ]
[ 88 ]
[Walkthrough
movie]
[ 89 ]
[ 90 ]
この建築は強く主張する訳ではなく、 提灯のように主役ではないけれども確かにそこにあるよう な存在感で浅草6区を照らすシンボルとしてあり続け、 浅草6区から浅草全体の、未来への発展を彩ります。
[ 91 ]
[ C o m p e t i t o n ]
表参道の cafe 第 4 回ヒューリックアイデア学生コンペ [ 優 秀 賞 受 賞 ]
浅草井楼櫓 第 3 回ヒューリックアイデア学生コンペ [ 佳 作 受 賞 ]
まちのけもの道 第3回ポラス学生アイデアコンペ
耕す土蔵町 第 4 回ポラス学生アイデアコンペ
[ 93 ]
>>Competition >>
まちのけもの道
第 3 回ポラス学生アイデアコンペ >> 同じ家が集まってできる豊かな町
[ 94 ]
コートヤードのようでもある獣道は来訪者にとっておもてなしの場でもあります。
新しい住宅街のアーケードに、にじむ生活の垢はレイヤー状にかさなり、 獣道となり、住む人々に多様な価値観と豊かさを教えてくれます。
生活のけもの道は子ども達にとって格好の遊び場になります。けもの道は町のコモン
同じ内壁をもつ住宅街は町に対して放射的な角度で広がり、ストリートと
ズとして、またコミュニティのインフラとして町に全体性をあたえます。
アベニューの構成を持つ事で、町と呼応し、豊かさを連続させます。
[ 95 ]
[ C o m p e t i t o n ]
表参道の cafe 第 4 回ヒューリックアイデア学生コンペ [ 優 秀 賞 受 賞 ]
浅草井楼櫓 第 3 回ヒューリックアイデア学生コンペ [ 佳 作 受 賞 ]
まちのけもの道 第 3 回ポラス学生アイデアコンペ
耕す土蔵町 第4回ポラス学生アイデアコンペ
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>>Competition >>
耕す土蔵町
第 4 回ポラス学生アイデアコンペ >> 土蔵をつつむ今、今をつつむ未来
土蔵の町の風景は見世蔵などを期に変わりつつある。 しかし、それは閉ざされた部屋を開けただけで、 土蔵のポテンシャルは変化していない。 この町は、いらなくなった宝物で作り替えられていく町。 かつては土蔵に保存していた有形物は土蔵によって町を 耕す道具となる。
マテリアルを思い出として鑑賞する美術館のような踊り場ルーム
生活の一部となった屋根上、土蔵町では屋根上が自分の居場所に なることもある。土蔵をつつみ、未来をつつむように土蔵からつ くられる。
[ 98 ]
>>> 保管と廃棄
外部環境から守るために防火、防湿のため 30cm 以上もの壁をつくってきた土蔵。それは同時に、内 部環境を強くしてきたとも考えられる。本来は保管、貯蔵するための土蔵をモノつくりのファクトリー
>>> 重なり合う生活のマテリアル
この町では、ファクトリーで互換されたマテリアルが建築のファサードとして表出されます。町のファ サードは個人の意志のもとで更新され、多様な表情をもつ豊かな集合体となります。
として機能させる。強固な内部を持つ土蔵は小さな町にとってモノの保管方法を多様にする。
>>> ファサードに寄り添う住まい方 スロープの踊り場ルーム
家の外周を回れるスロープ
保存できる器が飽和状態を迎えたら破棄される。ものを原形のままとして残すことは不可能に近い。 町にとって保管方法を変換させる装置を土蔵に持たせる。
このスロープは家の主動線である と同時に外周スロープでもありま す。 部屋を内側、動線を外側にする事 で周辺環境に生活が呼応するよう に町へ開かれます。
全面動線に包まれた踊り場ルームは 家族間でのコミュニティを深めます。
屋根まで上れる動線 屋根上が自分の部屋かのように、住 まう事ができます。屋根上では宝物 を耕すように人々がふるまいます。
生活の上で、いらなくなったものを町のマテリアルとして還元することで、町自体が過去、現在、未
ものを大切にするためには手入れが大切です。建築の老朽はファサードにまず表れます。ここでは、
来を映し出す風景となり、身近なマテリアルでつくられた道は町の人にとって特別な存在となります。
建築の周囲を取り巻く A し新たに更新できる場になります。
[ 99 ]
[ A n d
m o r e / d r a w i n g ã&#x192;» L a b
w o r k s ]
[ 101 ]
[And
more/drawing・Lab
[Botanical
Architecture]
works]
[egg
house
drawing]
[ 我孫子国際野外美術展 ]
[ 102 ]
[Lab
work]
[ 103 ]
[ 104 ]
[ 105 ]
[ 106 ]
[ 107 ]
[
P r o f i l e
]
嶋田 緒音 Sean Shimada 1993/04/28 千葉県八街市生まれ 2018/3 千葉工業大学大学院建築都市環境学 修了 TEL:080 2010 9881 MAIL:sean.cit.0428@gmail.com 使用ソフト [Illustrator/InDesign/Photoshop/Vectorworks/Rhinoceros] 建築設計事務所アルバイト歴
作業内容
有限会社 東環境建築研究所
実施模型 & 図面
株式会社 EDH 遠藤設計室
プロポ×3
一級建築士事務所 岡松利彦建築設計事務所
プロポ
株式会社 オンデザインパートナーズ
実施模型
一級建築士事務所 小山将史建築設計事務所
実施住宅コンペ
株式会社 SUEP
プロポ
株式会社 團紀彦建築設計事務所
実施模型 & パース
株式会社 千葉学建築計画事務所
プロポ
[ 109 ]
Architectual Portfolio .....SEAN SHIMADA