Jodi McNamara
家族が話す言葉とは違う言葉を話し、あなたより少なくとも1フィー ト背が高く、一日中あなたを急かす人々だらけの環境の中にいる自 分を少しの間想像してみてください。
どのような感情を抱きましたか?
それでは次に、あなたは今、小学校入学前の年齢だとします。入学 を予定している学校には独自の習慣と言葉(「私をじっと見つめる」、 「ダックテイルにする」とはどういう意味ですか?)があり、遊び時間 から手洗い、食事などに至るまで急かしているような学校です。どの ような感情を抱くと思いますか?ビクビクしますか?イライラします か?それとも心配になりますか?
幼児教育に携わっている教育者は、子どもたちが言語や学校環境を 同じように理解してより適切な対処スキルを身に付け、大人と同じよ
うに時間を伝えることができるようになることを目指して、毎日一生 懸命取り組んでいます。大人の場合は長年経験を積んできています が、小さな子どもたちにはこの世界での経験がほとんどなく、時計を 読んで時間を伝えることができるようになるまでにはある程度の年 数がかかります。また、移行期に見られる癇癪(かんしゃく)や不適切
な行動によって、クラスメイトに影響を与えることがあってもおかし くはありません。
視覚教材を使った練習を繰り返し行うことで円滑なクラス運営がで きるようになり、子どもたちは心が安定して自信をつけながら自立 できるようになります。ここで重要になるポイントは、すべての感覚 の使い方を理解し、視覚教材と視覚的なタイマーを終日使用するこ とです。
時間感覚の養成を支援
子どもたちの生い立ちや経験はさまざまであることから、目標と日課 を設定して落ち着いたクラス環境を構築するのは教師の責任になり ます。 たとえば、子どもの母親が「あと5分で寝る時間よ」と決まって言う場 合、実際には、キッチンの片付け、メールチェック、犬の餌やりが終わっ た3、40分後に子どもの寝かしつけを始めています。また、母親が「あ と5分で出発よ」と言う場合、実際には「すでに5分遅れているから、『 今すぐ』車に乗らないといけないのよ」という意味かもしれません。 しかし、教室にいる子どもは、教師が毎日「あと5分」というたびにそ の5分はいつも同じであることを練習して理解する必要があります。 その時間の長さはきっかり5分(300秒)です。タイマーを使用すれ ば、時間を正確に把握できます。
アクティビティ
視覚的なタイマー時計「Time Timer」を見せます。30分に設 定します。
色の部分が「5分」になるま で動かし、子どもたちに尋ね ます。
色の部分はどうなりま したか。
色が見えていれば、センター(またはテーブルや図書館など)で遊 ぶことができますが、色の部分が小さくなると遊び時間が終わりに 近づいてきており、時間を知らせる音が聞こえたら、お片付けの時 間であることを説明します。 1 2 3
5分になったら、次のアクティビティを行います。
5分を計るタイムキーパー(理想的には毎日子どもを変える)を担当す る子どもを選びます。担当になった子どもは、教師が指定した楽器(ト ライアングル、ドラム、ベルなど)を鳴らして、あと5分であることをクラス メイトに知らせます。
視覚的なタイマー時計、「Time Timer」の色の部分をゼロに近づけて クラスメイトに見せます。
5本の指を見せて、あと5分であることを知らせます。
歌を歌う:あと5分 (『のうかのおしごと(Farmer in the Dell)』の
曲に合わせて)
色の部分は大きい ですか、それとも小 さいですか。
これはどういう意味 ですか。
あと5分! あと5分!
自由時間(または「休憩」、「昼食」、「軽食」など) もうすぐ終わるよ
あと5分!
あと5分で遊べるよ! だから、お片付けをしよう!
自由時間はもうすぐ終わるよ あと5分で遊べるよ!
歌いましょう!
センターで視覚的なタイマーを使用した場合の効果
1.担当の共有/交代
幼い子どもたちは、他の子どもたちと教室で一緒に過ごすことや、
担当を共有して交代することを学習しています。複数の子どもが同 じおもちゃで遊びたいと思えば、必然的にけんかが始まります。子ど
もが成長し、クラスメイトと一緒に遊ぶことに慣れてきた段階で視
覚的なタイマー「Time Timer」を使用すると、子どもたちは他のお
友達と遊ぶ際には話し合いをして、仲良く順番に交代することを学 ぶことができるようになります。
2.移行
タイマーを使用すると、子どもたちと視覚的なコミュニケーションを 取ることができます。タイマーを設定すると、授業をスケジュールど
おりに進めることができ、円滑で落ち着いた移行が可能になります。
タイマーにはイライラした口調やボディーランゲージがないので、
タイマーで知らせている間に望ましくない行動を取り始める子ども がいる可能性があります。残り時間を正確にカウントダウンしなが
ら時間を正確に守ることで、子どもたちは、時間は常に一定である という時間感覚を養い、一日を通して課題に集中し続けることがで きるようになります。
3.自己調整
同じ練習を繰り返し行うことで、子どもたちはアクティビティの残り 時間を見極めることを学ぶことができます。このタイマーでは、「時 間終了」になったら音で知らせる信号を送ります。
色の学習を強化 子どもたちの感覚 を養う
視覚的なタイマー
「Time Timer」を 初めて教室に導 入する場合は、ソ ーシャルストーリ ーをダウンロード してください。
子どもたちに居場所と従う タイマーをすばやく理解 させる センターを色分けする理由 スキャンする スキャンする
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©2021 Time Timer LLCおよびJodi McNamara。本文書に記載の内容は、教育目的の場合にのみ、適切なクレジットを表示した上であれば、許可なく複製することができます。