Portfolio 2017-2020

Page 1

YUKI TAKADA Portfolio

2017-2020



3



WORKS

RESTROOM

九つの庭 / Design VI (B4) 7 Serection

LIBRARY

GEOLOGICAL FAULT / Design V (B3) 6 Serection

MUSEUM

ACCUMULATED PLOMENADE / Design II (B2) 2 Serection

ATELIER

SHIFTED RECTANGLES / Design I (B1) 15 Serection

ACUTIVITIES

LAB

Yuki Tamura - Studio / B3 ~ B4

VOLUNTEER L project / B1 ~ B3

1


Minami Shonai Kindergarten

Minami Shonai Elementary School

Shonai Junior High School

Hamamatsu Konan Hign School

みんなと鬼ごっこをするよりも、1 人で砂遊びすることを好んでいた。

図工が特に好きで、絵画コンクールでは何度も入賞した。

部活に打ち込み、美術の授業では毎年優秀作品に選ばれたいた。

進路選択でデザイン工学に興味を持つ。 ディスニーランドの配置図をかくことに夢中だった。 後に、建築を目指すこととなる。

Swimming

小学校高学年になり、スウィミングを始める。小学校の水泳部副部長となる。

Brass band (trombone) 小学校の部活動で、吹奏楽部に所属。トロンボーンのパートリーダーを務めた。

Tokyo

Soccer (SHONAI FC)

6 歳のとき、初めての習い事となるサッカーを始める。

修学旅行で、人生で初めて東京を訪れる。

12 歳のとき、公式戦で静岡県の中で3位に輝いた。

age 5

age 10 -12

age 6 -12

age 16

Born

1998.10.30 Born in Hamamatsu City, Shizuoka Prefecture

age 6

age 6

age 7 - 12

age 13

Piano

Track & Field

7 歳からピアノを始める。音楽の楽しさと出会う。

サッカーから離れ、陸上競技を始める。 100m, 200m のスプリント種目を専門とした。

EXPO 2004

KANSAI SUPER GARDEN(山本寛斎プロデュース)に心を奪われる。 閉園間際まで入り浸っていた。

EXPO 2005 AICHI

数々のパビリオンに衝撃を覚える。自分が建築というものに初めて興味を持った。 後に建築を目指す原点となる。 特に坂茂さんが設計した長久手日本館が好きだった。

Frustration 初めて挫折を味わう。

2


Department of Architecture, Faculty of Engineering, Tokyo Polytechnich University 建築を学び始める。

Design Review 2017summer 初めての設計課題で評価され、自分に自信を持つようになる。

NITORI (parttime-job)

初めてのアルバイトを始める。 (家具販売スタッフ・後方スタッフ)

European Trip

初めて訪れるヨーロッパで、自分の中の価値観が変わる。 ロンドン、パリ、バルセロナを周遊し、気候や風土、文化と触れる。名建築を自分の目で見る貴重な経験となった。

L Project / Volunteer

「アートの力で東北を元気に」というコンセプトを掲げ活動している Lproject というボランティア団体に所属。 岩手県大船渡市を中心に約 3 年間活動を行った。三陸駅コンコースの壁画、温泉宿海楽荘のリノベーションを はじめ、現地の方々と多くの交流をさせていただいた。

Yuki Takada | 高田 勇哉 建築設計計画 II(田村裕希)研究室に配属

age 18 / B1

age 21 / B3

age 21 / B4

age 19 / B2

Skills

Encountered SANAA’s works

Internship

鹿島建設インターンシップ 施工管理職を経験する

建築設計計画 II(田村裕希)研究室に所属

Internship

設計事務所にて 施工図の作図などを経験する

Encountered Thomas Heatherwick’s works

2D

AutoCAD, Hand drawing

3D

Revit, ARCHICAD

Rendering

Lumion, Twinmotion

Adobe CC

Illustrator, Photoshop, InDesign

Microsoft Office

Word, Exel, PowerPoint

Hobbies Watching movies Go to live concert

Live Concert

Visiting Museums and Exhibitions

Mrs. GREEN APLLE, RADWIMPS など、ライブに足を運ぶようになる。

To buy clothes

and so on ...

Respected Architect Kazuyo Sejima + Ryue Nishizawa / SANAA

Visiting Museum and Exhibition

大小様々な規模の展覧会に足を運ぶ。

Herzog & de Meuron

美術館で開催される建築家の展覧会や、小さなギャラリーで開催される画家の個展など。

Thomas Heatherwick Diller Scofidio + Renfro

3


Impetus 中高生時代、時間を忘れるほど夢中になって模写していた架空のディズニーランド。Google Map の航空写真を見ながら、紙面に模写をすることを繰り返しながら描き上げた。都市を真上から捉えて描く、ということに興味を持っており、これが後に建築の道へと進むきっかけとなる。

4


5


Fictitious Disney Sea by hand drawing 2013 - 2017 6


Fictitious Disney Land by hand drawing 2013 - 2017 7



自分の設計はこの作業から始まる。例えば、 「美術館とは散歩道のような空間である」、 「幼 稚園とは気付きの空間である」というように。 こうすることで、どのような空間にすべきかという方針やコンセプトが定まるだけでな く、これまでのビルディングタイプに縛られない新たな建築の提案ができると考える。

1つの空間 ≠ 1つの機能 例えば、屋根や庇になったり、その上に人が登れることで床のような機能にもなるといっ たような多様性のある空間だ。空間を設計するだけでなく、その空間で起こりうる行為 や現象を想像して設計することで、多様な空間ができると考えている。空間は可能性を 秘めており、最小限の操作で最大限の効果を発揮できる設計をポリシーとしている。

9

DESIGN POLICY

プログラムを言葉に置き換える



RESTROOM

11


九つの庭 Project

Design VI (B4) first semester assignment kumamoto artpolice competition

Award

7 serection −

Instructor Yuki Tamura / Daisaku Kato Duration

1 month and 2 weeks

Site

Tatsutayama, Kumamoto

Program

Tolilet / Parking / Public Space

コンペと課題を兼ねる くまもとアートポリスプロジェクト 立田山憩の森・お祭り広場公衆トイレ公開設計競技 2020 に参加することを課題として設定。 公共空間・公衆衛生に対する考え方が大きく変わるこの時期に、公園内に立つ公衆トイ レを設計する。時事問題のせまる中で建築をどのように提案し、あるいは問題とどう距 離をとるのか。切実さと建築の喜びを両立させる。実施を前提としたリアリティの中で 建築を構想する。また最終週には公表されたコンペの結果についてのディスカッション を行い、作品を相対化し、建築の批評性について考える。(課題文より) トイレ ≒ 自分との時間を過ごす場所 用を足す。意外とそれ以外の理由で利用する場所でもある。着替えをしたり、化粧を直 したり、弁当を食べたり、泣いたり、などなど。小さな個室では日々ドラマが起きている。 そうした人の行為をベースに設計を行った。


SIte

Site

Tsuboigawa River

Kumamoto University

Kumamoto Prefectural Museum of Art

Kumamoto Castel

13

Norikoshigaoka, kita-ku, Kumamoto-shi, Kumamoto, 860-0000, Japan

Shirakawa River


N

0

Site 1/800

10m

14


森:薄暗く光が入らない場所

林:明るく光が差し込む場所

葉で覆われているため断面が見えない ≒ 幹が見えない

断面が見える ≒ 幹が見える

手が加えられず、鬱蒼と生茂る木々で構成される空間。

人の手によって植えられた木々が立ち並ぶ。

このような森と街とのエッジに森の延長としてのトイレを提案 する。自然を保護している立田山に寄り添い、活動の拠点とな る空間をここに提案する。

15


LINE

Instagram

大きく深呼吸する

読書する

fecebook

game

You Tube

お昼寝

トイレメーカーの

便所めし

説明書を読む

考えごと

足裏や脇を

便意が来るのを待つ

汗拭きシートで拭く

トイレットペーパーで

鼻毛チェック

鼻をかむ

トイレという空間について考える。 トイレとは、一人になれる場所であり、都市の中に存在するプライベート空間である。 用を足す。意外とそれ以外の理由で利用する人も多い。本場前の緊張を落ち着かせるた めに立ち寄ったり、着替えをしたり、化粧を直したり、弁当を食べたり、泣いたり、など。 小さな個室では日々ドラマが起きている。こうした人々の行為をベースに設計を行った。 化粧直し

泣く

便器を拭く

着替える

吐く 16

そして、それぞれの行為が分散するような配置とした。


Study phase : オンラインでの授業に対応し、毎週、紙芝居形式にプレゼンテーションするというエスキスを行った。

排気 10

OM TERRACE / RFA

石の島の石 / 中山英之建築設計事務所

・トイレ単体としてはほぼ同規模

・ベンチレーションの仕組みの考え方

・スケール感は掴みやすい

200

屋根: コンクリート打放し (躯体防水) 浸透性吸水防止材塗布

日射

想像力のあるトイレ / 板坂留五 column

大きな曲面のある小屋 / タトアーキテクツ

甲佐町麻生原のみんなの家 / アトリエ・ワン

・扉や壁の無い場所でいかトイレを隠すか

・プランが好き

・居心地の良い空間

・見えなければいいというネガティブライン的な発想

・一筆書きの壁は、表裏のないデザインという印象を受けた

・落ち着く場所      ←個人的にトイレとはそういう空間

・S ケンみたい笑

・風が吹き抜ける     ←内外の境界が明瞭ではない

隙間を 10mm 作るというシンプルな操作で空間を最大限生かした

事例のリサーチ・コンセプトスケッチ

Version.0 1/50  50 ㎡

排気のシステムを構築している点がよかった!     ・清掃用具などをあえて見せていることも、限られた敷地での提案ら

150

北面開口部: フッ素樹脂膜(ETFE)

しく面白い

照明: LEDライン照明 St-L65×65×t6 天井曲面スラブ: コンクリート打放し 小叩き (斫り)仕上げ 浸透性吸水防止剤塗布

Today s Contents

給気 北側内壁: コンクリート打放し 研ぎ出し仕上げ 浸透性吸水防止剤塗布

作業④ Research

Yuki Takada

男子トイレ

女子トイレ

150

床: コンクリート打放し 研ぎ出し仕上げ 浸透性吸水防止剤塗布

敷石: コンクリート打放し 研ぎ出し仕上げ 浸透性吸水防止剤塗布

条件整理やボリュームスタディからスタートし、個室を分散

芝生

砂利敷き: 小豆島産花崗岩 180

アスファルト舗装

N

軒 : 壁面緑化誘導材 常緑蔦植物

外壁: コンクリート打放し 浸透性吸水防止剤塗布

140

多目的トイレ 給気 車止め: 現場打ちコンクリート

平面図 S=1/100

120

は JR 大宮駅東口の風景が大きく広がる。主な機能は公共トイレと

60 60

250

大宮駅前の小さな公共施設である。屋上が開放されており、上から

作業④ Research 作業①∼③

80

Design VI 0518

透水管

排水枡

透水管

断面図 S=1/20

「コミュニティサイクル・ポート」と呼ばれるレンタサイクルのス      テーションからなる。設計に際しては公開型の意見交換会を 6 回      開催し、地元のまちづくり団体や商店街の関係者らが集まり意見交      換を行った。議論は駅前の公有地のあり方から始まり、まちのかお

フェリーに正対する石の島の石

としての施設のあり方、駅からの見え方や人の動きやすさなど、次

駐車場と芝生広場の境界

評価項目

第に詳細な検討が行われ、屋上に広場を持つ現在のかたちに落ち着

A.感性軸 (造形) Form

いた。屋上は駅前の公共空間にふさわしい積極的な利活用がなされ

メンテナンス性に優れた露出配管

0

視認性や、庇の必要性、自然換気や太陽光の利用などから機能的に導かれた、本を伏せたような特徴的な断面形状となっている。また、コンクリートの粗骨材に地元小豆島 産の花崗岩を用い、小叩き(ハツリ)や研ぎ出しと言った技術を用いることで、独特の肌合いのコンクリート面を持つ建物となっている。

敷地として設定された駐車場に、車の列に えて並んだようなシンプルな建物配置。 また、フェリーが入港する北面、芝生の広場がある南面のどちらもが正面になるような、裏をつくらないデザインとなっている。

建物の断面形状や、地元産花崗岩をコンクリートの粗骨材として利用すること、北側全面の ETFE 膜の曲面、屋外に並んだ配管、南側に設けた植物のカーテンなどが特徴となっ ている。

+1

+2 小計 ○ ○

2

2

フロスト処理されたETFE膜は、対象をぎりぎりまで近接させると、その映像を透過する性質がある。建物上部において、叩いたコンクリートを膜面 10mmまで近接させ ることで、入港したフェリーに、高く伸びた島の石の矩形が正対する風景が実現している。

2

公共トイレとしての機能性だけでなく、その機能性から導かれた特徴的な断面形状や、地元産の石の表情があらわれたコンクリート仕上げ面など、アート作品として地域の人々 が誇ることのできる建築を目指している。

2

必要な視認性、換気、採光を確保し、求められた各種設備などを過不足なく配置している。

2

男子、女子、多目的トイレに求められる衛生機器、設備をシンプルに配置した効率的なプランとなっている。また、アプローチを半屋外に配置し、配管を屋外に露出させる ことでライニングを排すなど、コンパクトな内部空間を実現している。

2

視認性に配慮した背の高い立面と、衛生機器をシンプルに並べたわかりやすいプラン。当初から地元住民に望まれていたこともあり、島内外の人々にとって、利用頻度の高 い施設となっている。

2

09 安全性

入口側に計画されたグリーンカーテンにより、プライバシーを守りながら、閉鎖的にならないアプローチを目指している。また、適切な規模の浄化槽を設けるなど、水質に も配慮している。

2

10 先導性

様々な機能と意匠性を同時に満たしながら、利用者と公共建築の新しい関係性が実現することを目指している。

2

02 調和性 03 独創性

小叩きされた曲面壁

研ぎ出しされた床と壁

評価項目

2

07 効率性

05 完成度

B.機能軸 (技術) Technology

08 利便性

04 象徴性

06 機能性

る予定である。

配管と人のための庇

自己評価欄 01 審美感

C.社会軸(環境) Environment

15 先進性

0

+1

多目的トイレには、ユニバーサルシートと多目的流し(オストメイト)を完備し、身障者用の駐車場を新たに設置、アプローチにはスロープを設けるなど、様々な利用者に 配慮されている。また、建物に合わせてオリジナルのピクトグラムをデザインし、わかりやすさとアート性の両立を目指している。 通常ブース内に隠される清掃道具棚とシンクを、外壁の見える位置に設置し、利用者の誰でも掃除ができ、また、同じ場所に計画されたグリーンカーテンへの水やりもでき るようになっている。 機能性とアート性を担保しながらも、シンプルな構成とし、施工業者と入念に打ち合わせをすることで、できる限り地元の技術、材料を用いることに努めた。

換気は自然換気とし、明かりは日中を太陽の拡散光、夜間をLED照明で賄なうことで、省エネルギーに努めている。

衛生機器の取り付く壁面と、内外の床面を研ぎ出し(撥水剤塗布)とすることで、汚れにくく掃除のしやすい仕上げとなっている。また、掃除用具を外部の見える位置に収 納することで、利用者の誰もが掃除ができるようになっている。

19 耐久性

躯体は、耐久性の高いRC造を選択している。また室内のライニングを排し、配管を外部に露出して並べることで、更新性に優れた構成となっている。 シンプルな構成とし、地元の技術、材料施工業者との入念の打ち合わせによりイニシャルコストを抑えることに努め、耐久性のあるRC造、自然エネルギーを利用した換気、 照明、メンテナンス性に優れた躯体、配管とすることで、ランニングコストの削減を目指した。

2 1

2

2

2

上昇気流による換気

+2 小計

夜間は、全面のETFE膜を介して、LED照明の光が外部を照らす。建物自体が港に置かれた照明のように機能し、地域の安全性向上に寄与している。

☆ ☆

17ランニングコスト 18 維持監理

20LCC

拡散光による自然採光 拡散光による自然採

明かりについては、日中は太陽の拡散光による自然採光、 夜間は LED 照明を使用する計画としている。また、換気は、建物形状を工夫し、 上昇気流による自然換気を期待している。 できる限り地元の技術、材料を利用するとともに、耐久性の高いRC造躯体としている。

12 資源消費 13 地域環境性 14ユニバーサル性

16イニシャルコスト

D.経済軸(LCC) Life Cycle Cost

港に置かれた照明器具

自己評価欄 11 環境負荷

1 ○

2

2

2 1

19

20

01

02

03

18

04 05

17 16

06

15

トイレの実際 / 冨永美保 column     ・トイレという空間は、人間ひとりと便器が収まるほどの小さな個室

・行き止まりのない通り抜けられるトイレ

にもかかわらず、先述したようなドラマティックな展開や、独特な

08 13

12

11

10

09

・防犯対策上も理にかなっている

心理状態から通ってしまう引力について思いを巡らせると、そこに

は何かしら不思議な魔力があるような気がしてならない。

オートデスク学生版により作成

Site 1/1000

作業② 提出物の把握

Design Policy

Tendency

と、手洗い場さえあれば成立するような簡素なセッティングである

させる分棟型案に着手。

07 14

所在/香川県小豆郡小豆島町草壁本町615-37 主要用途/公共トイレ 運営/小豆島町 企画プロデュース/瀬戸内国際芸術祭2016小豆島町未来プロジェクト    協賛/LIXIL 構造設計/満田衛資構造計画研究所 設備設計/環境エンジニアリング 照明設計/岡安泉照明設計事務所 施工/壷井工務店(建築) ・渋谷水道(浄化槽) 構造・規模/壁式RC造・地上1階 建築面積/25.95㎡  延床面積/22.76㎡

オートデスク学生版により作成

プライベートの先‒戻らないトイレ / 増田信吾+大坪克亘 column

Phase I

May 18, 2020 A4 ヨコ

□サイズ   □ A1 1 枚 ( 縦 )

Site 1/600

+          スチレンボード □記載内容  □ 設計趣旨(400 字程度)        □ 配置図         □ 平面図         □ 立面図         □ 断面図

・外部と繋がりを持つタイプを好む

作業①∼③

□応募期間

※受付時間は

□提出先     〒862-8570 熊本県熊本市中央区水前寺 6 丁目 18 番 1 号          くまもとアートポリス事務局(熊本県土木部建築住宅局建築課内)

この条件を満たしつつギリギリまで攻める設計

※設計競技応募作品と朱書きで明記

・トイレとは、ホッとする空間(個人的に)

8:00 ∼17:00

※土日祝日は受付しない

つまりトイレとして成立する

・家の中でも最も耐震性が高い空間である

2020 年 4 月 6 日(月)∼ 2020 年 6 月 22 日(月)

□提出期限    2020 年 6 月 22 日(月)17:00 必着

この条件が揃えば機能は満たされることになる

オートデスク学生版により作成

□提出データ   pdf 形式のデータを CD-R もしくは DVD-R

トイレとは、1. 視線を最低限遮られていること            2. 排泄行為が可能であること

・ボックスに閉じ込めるタイプはあまり好まない

オートデスク学生版により作成

□応募票     フォーマットに従う

イベート空間である。

オートデスク学生版により作成

□ その設計意図を表現する図、模型写真など

・ネガティブリスト的な設計

生活のなかで、ひとりでいることが保証されている唯一無二のプラ

オートデスク学生版により作成

□ 透視図 (S=1:100 以上 )

ひとたび家の外に出てからのトイレという存在は、都市空間や集団

Tel: 096-333-2537             Fax: 096-333-9820          Mail: kap@pref.kumamoto.lg.jp

曖昧な境界にすること

□発送期限    郵送 2020 年 6 月 17 日(水) ¥

宅配 2020 年 6 月 17 日(水) ¥2,510 □提出方法    郵送(書留郵便)または宅配便

N

□留意事項    作品が折れ曲がらないように注意

N

オートデスク学生版により作成

オートデスク学生版により作成

Version.0 1/50  50 ㎡

Version.0

オートデスク学生版により作成

オートデスク学生版により作成

S

S

S, 音

S, 時間

S

S

スタディを繰り返す。

S, 時間

Today s Contents Design VI 0525

音、匂い、滞在時間、行動範囲の要素をそれぞれの行為に当てはめてみる

Yuki Takada

M, 音

M, 匂い

M

M, 音

M

カタチ

コウイ

行動範囲については、S, M, L で行動範囲の広さを仮に定める

設計の軸となる行為についての分析を行い、

作業 ⑤ ⇄ ⑥ コウイ カタチ ルール ソザイ

カテゴリーに分類する S, 時間

S, 時間

M, 匂い

L

L, 音

L

L, 音

トイレにおける人々の行為の分析を経て、機能としての個室

L, 音 , 匂い

オートデスク学生版により作成

1750 950

750

Type A

1100

850

850

850

Type B

850

Type C

850

Type D

750

1250

オートデスク学生版により作成

3500

空間の面積

ではなく、行為に対応する個室の提案に至る。

オートデスク学生版により作成

便器と壁の距離

1350

Phase II

コンセプトスケッチにスケールを与え、敷地に配置しながら

May 25, 2020

囲む か

間に配置

ソザイ

個室用途の壁 と それを外から覆うトイレ空間としての壁

ルール

→二重構造

地場産材の使用が明記されていたことから、木材をメインで使用する。

高さの基準は木々の身長から決める

熊本の地場産材は、主に杉と檜である。杉は、加工性に優れ、構造材や 下地材に加え、建具や家具などにも対応する。檜は、耐湿・耐水・対蟻 性に優れ、九州地方では主に土台に使用される。

750

Type E Site 1/100

Plan・Elevation 1/100

オートデスク学生版により作成

Site 1/100

分散型配置のプランニングを詰めていき、一度設計を完成さ

June 1, 2020

せる。

Today s Contents

Design VI 0601

トイレ空間での行為

Diagram

Yuki Takada

Diagram

Phase I

Model

都市や街での唯一のプライベート空間

Model Drawing

また、均質であった個室形状にバリエーションを持たせ、最

2 1 1

終案である全て異なる個室の提案に至る。

a

Drawing

Phase III

2

Phase II

A

1

5

b

1

A

1 3

2 4

Site + Roof Plan 1/400

a 男性エリア b 女性エリア

1 大便器個室 2 小便器

Plan 1/100

3 多目的トイレ 4 清掃用具置き場 5 ベンチ

今後は屋根の検討(範囲、角度)

2 1 1

a 2 A

1

5

b

1

A

延床面積   45.43 ㎡

配置の検討

1 3

2

壁の検討

4

A-A Section 1/100

East Elevation 1/100 a 男性エリア

1 大便器個室

b 女性エリア

2 小便器

Plan 1/100 Image Perth

3 多目的トイレ 4 清掃用具置き場 5 ベンチ   延床面積   45.43 ㎡

June 8, 2020

中間発表

提出要項にあわせ、A3 ヨコ 4 枚にレイアウトする。

□□□□□□□□□■□□□□□□□□□■□□□□□□□□□■

TITLE □□□□□□□□□■

□□□□□□□□□■□□□□□□□□□■□□□□□□□□□■ □□□□□□□□□■□□□□□□□□□■□□□□□□□□□■ □□□□□□□□□■□□□□□□□□□■□□□□□□□□□■ □□□□□□□□□■□□□□□□□□□■□□□□□□□□□■ □□□□□□□□□■□□□□□□□□□■□□□□□□□□□■ □□□□□□□□□■□□□□□□□□□■□□□□□□□□□■ □□□□□□□□□■□□□□□□□□□■□□□□□□□□□■ □□□□□□□□□■□□□□□□□□□■□□□□□□□□□■

四角というカタチから離れ、さらにプランに手を加えていく。

□□□□□□□□□■□□□□□□□□□■□□□□□□□□□■ □□□□□□□□□■□□□□□□□□□■□□□□□□□□□■ □□□□□□□□□■□□□□□□□□□■□□□□□□□□□■

パース 105

305 5

345

ネダノット :

150

l=70mm @315mm

パース ダイアグラム (プランニング)

コンペ発送を経て、最終案を作成、プレゼンテーションに臨む。

June 27, 2020 やといさね : 12 20mm 壁パネル位置 : 12 20mm

森とパーキングのエッジであるこの場所に、プランの全て 異なる公衆トイレを提案する。視線の奥に庭を望む個室や、

みぞ加工 : 6 6mm スギ製剤 105mm 角 防腐処理 準不燃処理 ( サワダケミカル : ノットバーン ) 木材保護塗料 ( キシラデコール : やすらぎ )

垂直方向に壁がそびえ立つ個室、通り抜けられる個室など、 全てにおいて異なる体験ができるようなプランニングとし

九つの庭

た。壁で囲われた内部がトイレ空間となっており、その隙 2

2

1 1

替えをする、気分を落ち着かせるなど、トイレという空間

5

独立した分棟型にしたことにより、あらゆる方向からトイ レにアクセスできる。 トイレとは、街に存在するプライベート空間であり、家か

1

P

26-BJ-45

壁パネル目地位置 @630mm 柱間クリア 0.5mm

05 01

ら一歩外へ出たあと、ホッとひと息つくことのできる空間 奥性のある個室と庭

手前と奥に広がる庭を望む

手前に広がる庭をと奥に見える個室の棟

5

1

ホゾパイプ : I=328mm @315mm φ=12mm

色を独り占めすることができる。また、それぞれの個室を

Room b

3 5

面取り 2 2mm

での目的を果たすと同時に、それぞれの部屋からの庭や景

1

a

2 4

壁柱同士接合 : SUS コーススレッド φ=9mm I=150mm @600mm

間には草木の生茂る庭が広がる。利用者は、用を足す、着

であるべきだという考えを元に、設計を行った。そして、

East Elevation 1/100

用を足すという本来の目的以外にも、着替えや化粧直しな

屋根 : ガルバリウム鋼板小波 t=0.4mm アスファルトルーフィング 構造用合板 t=15mm 垂木 60 60@2200mm

どの身なりを整える行為や、考え事をするなど、1 人にな りたい時に利用する場所であるとも言える。 森が延長されたような空間には、トイレの他に、ベンチや 手洗い場などを配置した。散歩をする人、お祭り広場でく

6

つろぐ人など、立田山に訪れた人々にとって活動の拠点と

Room + Wall

なり、居心地の良いエリアとなるだろう。木々が乱立して

6

いる森のような建築の様相は、人々を惹きつけ、新たな出 会いなどのアクティビティを誘発する。それは、景色との

スギ製剤 105mm 角 防腐処理 準不燃処理 ( サワダケミカル : ノットバーン ) 木材保護塗料 ( キシラデコール : やすらぎ )

出会い、人との出会い、自然との出会いなど、思いも寄ら ぬ体験だと言える。9 個の庭が生み出すアクティビティは 立田山の活性化も促すだろう。 ◁ 9 個のトイレからの景色と、それぞれの庭の特徴につ 外部のつながりと庭 c

d

個室をサンドイッチする庭

角を曲がった先にあるトイレと庭

いてまとめたイメージパース

Connect ホゾパイプ: I=328mm @315mm φ=12mm

Site + Plan 1/100

SUS プレート: t=0.8mm ヘアライン

a Man

1 Frush Toilet

b Woman

2 Urinal

c Parking

3 Utility Toilet

アングル: 30 30 3mm @600mm

4

d Grass Park  4 Cleaning Equipment

5

1

3

1

5

5 Bench  6 Bench Room  Total Area

37.754 ㎡

Section 1/100 天井の庭

空を切り取る庭

スリットの奥に見える森を望む庭

トイレにアクセスする通路

17

Sectional Detail 1/10

Phase III Plannnig

June 15, 2020 A3 ヨコ


C

D

G H

E 4 1

B

I

2 A

F

3

5

7

6

18

0

1

5

10m

N


◀ View

8

View from lawn area

森とパーキングのエッジに、プランの全て異なる公衆トイレを提案する。奥行きのある 個室や、垂直方向にそびえ立つ個室、通り抜けられる個室など、それぞれの個室におい て異なる体験ができる。壁で囲われた内部がトイレ空間となっており、 その隙間には木々 の生い茂る庭が広がる。それぞれの個室を独立した分棟型としたことにより、あらゆる 方向からのアクセスを可能とした。

Site +Plan 1/100 個室の壁を立ち上げる

A 奥の庭

1 Toilet Area

B 両脇の庭

2 Cleaning Equipment

C 片庭

3 Bench Room

D 背後の庭

4 Bench

E 天井の庭

5 Bycycle Parking

F 中心の庭

6 Parking

G 二つの庭

7 Cherry Blossom

H 高窓の庭

8 Lawn Area

I 通り抜ける庭

視線を遮る壁を立ち上げる

トイレとは、街に存在するプライベート空間であり、家から一歩外へ出た後、ほっと一 息つくことのできる唯一の空間であると考えた。それは、用を足すという本来の目的意 外にも、着替えや化粧直しといった身なりを整える行為や、考え事をするなど、一人に なりたい時に利用する場所であるとも言えるためである。森が延長されたような空間に は、トイレの他に、ベンチや手洗い場などを配置し、散歩をする人、お祭り広場でくつ ろぐ人など、立田山に訪れた人々にとって活動の拠点となり、居心地の良いエリアとな るよう設計した。木々が乱立した森のような建築の様相は、人々を惹きつけ、新たな出 会いなどのアクティビティを誘発する。それは、景色との出会い、人との出会い、自然 との出会いなど、思いも寄らぬ体験になる。9 つの庭が生み出すアクティビティは立田

舗装により、地面を切り欠く

ベンチや個室を点在させる

19

山の活性化を促す。


両サイドを庭で挟まれた庭。大小様々な植栽は、

込む庭が広がる。

庭としてだけでなく、視線のコントロールとして

D 背後の庭 the behind gareden

奥行きのある個室に隣接し、視線の先に光が差し

C 片側の庭 the one side gareden

このトイレにおける庭とは、人1人分の

B 両脇の庭 the both sides gareden

A 奥の庭 the recesses gareden

九つのトイレと庭の関係性

背後に庭のある個室。背の高い窓が切り取る庭の

庭とその奥に通路を望む庭。

景色は、さながら水族館の水槽展示のよう。

も機能する。

ヒューマンスケールに対応するサイズで ある。そのスケールの庭がトイレ一個に 対し、寄り添うように配置されている。

バリエーションを持たせた個室から見え る景色は、当然のことながら全て異なり、 さながら森のような空間となる。

0

1

5m

Plan 1/100

Plan 1/100

Plan 1/100

Plan 1/100

Section 1/100

Section 1/100

Section 1/100

Section 1/100

20


二つの庭を望む個室。エントランス部分と便器の

ハイサイドライトによる採光が得られる個室。エ

出入口が 2 つあり、 通り抜けることのできる個室。

ある位置とで見え方が異なる。

リア南側に位置するため、室内の明るさを確保し

使用中は単なるボリュームであるが、空室時は視

ている。

線が抜け、外との繋がりを持つ庭となる。

想定。

Plan 1/100

Plan 1/100

Section 1/100

Section 1/100

I 通り抜ける庭 the go throuh garden

を設置し、主に車椅子利用者やお年寄りの利用を

H 高窓の庭 the high-side right gareden

エリア中心に位置する個室。バリアフリートイレ

G 二つの窓の庭 the double windows garden

F 中心の庭 the central gareden

E 天井の庭 the behind gareden

天井のみに開口のある空を切り取る庭。

Plan 1/100

Section 1/100 21

Plan 1/100

Plan 1/100

Section 1/100

Section 1/100


2

A

F

I

4

Lawn Area ▶

◀ Hiking Trail

Section 1/100 0

1

5

10m

A 奥の庭 F 中心の庭 I 通り抜ける庭 2 Cleaning Equipment 4 Bench

22


やといさね: 12×12mm 壁パネル位置: 12×20mm みぞ加工: 6×6mm スギ製材 105mm 角 防腐処理 準不燃処理(サワダケミカル:ノットバーン) 木材保護塗料(キシラデコール:やすらぎ) 壁柱同士接合: SUS コースレッド φ =9mm I=150mm @600mm

面取り 2×2mm シラカシ

イチョウ

メタセコイヤ

ケヤキ

スギ

サクラ

ホゾパイプ: I=328mm @315mm φ =12mm

地場産材を活用する 県土の6割を森林が占める熊本県ではスギの挿木造林が盛んに行われてきたため、品種を揃えることにより、成長速度、樹幹の形状、材質ともに均質性が高くなり、効率的な加工が

壁パネル目地位置 @630mm 中間クリア 0.5mm

可能という特徴がある。木は自然素材であり、熱容量 ( 蓄熱性・保温性 ) や調湿性能等を有してる。夏は涼しく、冬の暖かさが冷めにくく、かつ過乾燥にもなりにという特徴を持つ。

c-c' Sectional Detail 1/10

林業 森林整備をすることが Co2 吸収に大きく貢献する。

放置

森林整備

角材連結(FSU)工法

Co2 吸収大

パネル工場

建築

解体

Co2

Co2

リユース

Co2

Co2 吸収小

屋根: ガルバリウム鋼板小波 t=0.4mm アスファルトルーフィング 構造用合板 t=15mm 垂木 60×60@2200mm

Co2 ▶

スギ製材 105mm 角 防腐処理 準不燃処理(サワダケミカル:ノットバーン) 木材保護塗料(キシラデコール:やすらぎ)

角材のパネル化

既存工法 Co2 放出

建築

燃焼 ➡

廃棄

Co2 放出 ➡

Co2 は再び大気へ戻ってしまう。

Co2 固定延長

解体

木材にできるまでの育成期間の半分である 30 年スパンで解体

リユースを繰り返すことが、Co2 固定の育成期間

廃棄され、焼却や腐食で大気へと戻る。

腐食

ホゾパイプ: I=328mm @315mm φ =12mm

地場産材を生かす角材連結工法

c'

構造材としてだけではなく、断熱や仕上げを兼ねる無垢の木材を縦に連結した工法を採用した。経年変化による建築の表情の変化を味わう事ができる。風雨にさらされ、表面が朽ち ても内部は影響を受けない作りが望ましいと考えた。壁は、105mm 角のスギ材をビスで数珠繋ぎに連結した単純な構造で、雨や湿気から守るため、足元はほぞパイプで地面から

c SUS プレート: t=0.8mm ヘアライン

浮かしている。スギ柱の接合面には水の侵入を防ぐ溝加工や乾燥収縮に備えたやといさねなど、細かな納まりを設けた。 柱材の厚み分の木材をそのまま断熱材や仕上げ材としても活用し、建築生産時の人件費や新建材の使用を抑制することで、通常以下のエネルギーと建築費での生産が可能な、林業の

アングル: 30×30×3mm @600mm

活性化に貢献するために考えられた工法である。地域産材を大量に活用することで、中央からの流通資材の使用を少なくし、通常工法の 3~4 倍の地域産材を活用する建設方法となり、 林業をはじめとする地域産業の復興と経済の再生により大きく寄与する。都市空間に森林 ( 二酸化炭素 ) を溜め込むことからも森が延長された空間となる。 23

Sectional Detail 1/10



GEOLOGICAL FAULT

LIBRARY

25


GEOLOGICAL FAULT 図書館 ≒ 宝探しの場所

Project

Design V (B3) second semester assignment

Award

6 serection

Instructor

Hiroshi Yatsuo

思いがけない本に出会った時、何か特別な気持ちになる。運命という言葉に近いかもし

Duration

2 month

れない。図書館をはじめとする空間では、人と本との間に、そうした小さなドラマが起

Site

Atsugi, Kanagawa

きている。

Program

Library / Community / Information / Park この小さなドラマをより多く誘発するために、ブックプールというものを設計した。一 言で言えば、閲覧エリアのベンチと本棚を一つにまとめたものだ。書架から思い思いの 本をこのエリアに持ち寄り、読み終えたらエリア内の棚に戻す。次にこのエリアを訪れ た人が思いもよらぬ本当の出会いを果たす。


GEOLOGICAL FAULT SIte

Sagamigawa River

Ebina City

Atsugi Municipal Office

Site

27

2-4 Nakachou1, Atsugi-shi, Kanagawa, 243-0018, Japan

Honastugi Station


GEOLOGICAL FAULT

28


GEOLOGICAL FAULT

本厚木駅方面から図書館をみる。

29


GEOLOGICAL FAULT

business

picture book

novel

SPACE

comics

cooking

本が混ざることで思わぬ本との出会いを誘発

IC チップによって全ての本を管理

知のあり方を再構築する

貸借のみならず外に持ち出して読書することも可能となる

人々は、元々一括りであった情報というものを分野という名の下に分割した。 情報とは、様々なもの同士が寄せ集まることで新たな発見に結びつく。 よって、それぞれの分野を緩やかに繋ぐという知の再構築を行う。

境界を持たないプラン

好きなところで読書できる

敷地に対し全ての面からアクセス可能なプランニングとした。

壁で仕切らないプランニングをしたことにより、

IC チップ管理により、近くのカフェや庭へ持ち出して本を読んだり、

街に開くということと、外で読書する心地よさを実現した。

どことなく繋がりのある空間を実現。

屋上で本を読むことができる

表と裏をなくす

30


GEOLOGICAL FAULT

e

d

f

g

c

b a

h

Site + Roof Plan 1/800

a bus terminal

g bicycle parking area

b library

h odakyu-line

c park d commercial facility e parking area f welfare facility

31


GEOLOGICAL FAULT

5 17

14

6

13

2

1

12

1

4

18

1

17

15

16 2

0 1

5

50m 1F Plan

10

N

32

1/400

1 Books Pool

14 Administrative Office

2 Reading Area

15 Lecture Space

4 Kids Reading Area

16 Cafeteria

5 Storytelling Room

17 Locker Area

6 Book Mobile

18 Restroom

12 Information Counter


GEOLOGICAL FAULT

3

18 2

2

1

8

1

7

1

0 1

5

50m 2F Plan

10

1/400

1 Books Pool 2 Reading Area -open3 Reading Area -closed7 AV Area 8 Reference Area

N

33

18 Restroom


GEOLOGICAL FAULT

9

18

2

13

9

1

11 10 1 9

0 1

5

50m 3F Plan

10

1/400

1 Books Pool 2 Reading Area 9 Hall 10 Meeting Room 11 Self Study Room

N

34

13 Reception

18 Restroom


GEOLOGICAL FAULT

19

2

13

0 1

5

50m 4F Plan

10

1/400

2 Reading Area 13 Reception 19 Sky Garden

N

35


GEOLOGICAL FAULT

0 1

5

10

A-A’ Section 1/400

50m

A

A'

1 Books Pool 2 Reading Area 9 Hall 10 Meeting Room 11 Self Study Room 13 Reception

36

18 Restroom


GEOLOGICAL FAULT

B 0 1

5

10

A-A’ Section 1/400

50m

1 Books Pool 2 Reading Area 9 Hall 10 Meeting Room 11 Self Study Room

B'

37

13 Reception

18 Restroom



ACCUMULATED PROMENADE

MUSEUM

39


ACCUMULATED PROMENADE

ACCUMULATED PLOMENADE Project

Design III (B2) second semester assignment

美術館 ≒ 散歩道

Award

2 serection

Instructor

Toshiaki Mizuma

Duration

1 month and a half

Site

Aoyama, Tokyo

Program

Gallery / Cafe / Shop

「美術館における人々の行為は、散歩と同様である」つまり、「美術館とは散歩道のよう な場所」であると、解釈した上で、都市を散歩しているかのような美術館を設計した。 鳥のさえずりや会話などの音、カフェから溢れる香り、それらを運ぶ風など、都市に広がっ ている要素に加え、フラットな道や高低差のある空間など人々が無意識に遭遇している 体験や空間を積み上げた。 歩くという行為の心地よさに加え、周辺環境がもたらす効果の再現性により、周辺環境 との繋がりを持たせた。

40


ACCUMULATED PROMENADE

SIte

GYRE

Omotesando Hills

One Omotesando

Site

United Nations University

Aoyama Gakuin University

2-6, Minami-Aoyama, Minato-ku, Tokyo, 107-0062, Japan

41


42


AOYAMA Elevation 青山は、閉じられたファサードの建築が面を揃えてる。敷地見学でこうした印象を受けた青山の地に開かれた建築を提案する。


3

2

1

44

0

1

5

10m

N


B1F Plan + Site 1/200 1 Exhibision Room 2 Machine Room 3 Storage


2

3

1

46

0

1

5

10m

N


管理部門と荷解き室のある地上のフロア

1F Plan + Site 1/200 4 Entrance 5 Administrative Office 6 Unpacking Room

スタッフの拠点となる管理部門と、作品の搬入・荷解きを行う荷解き室をひと繋がりの空間とした。管理の円滑化や効率の改善を目的 としたプランニングで、限られた敷地内でプログラムを満たすことを実現する。


3

2

4

5

1

48

0

1

5

10m

N


街と接続するフロア この建築に引き寄せられるた都市に散らばる人々は、チケットを手に入れ、いよいよ散歩道に足を踏み入れる。

2F Plan + Site 1/200 7 Main Entrance 8 Information 9 Restroom 10 Cafe 11 Shop


3

2

4

1

50

0

1

5

10m

N


ホワイトキューブの密集したフロア 展示施設に欠かせないホワイトキューブをサイズや高さに変化をつけ、配置したプラン。 構造壁以外の部分は壁の組み替えが可能となっており、様々な展示に対応する。

3F Plan + Site 1/200 12 White Cube 1 13 White Cube 2 14 White Cube 3 15 White Cube 4


1

2

52

0

1

5

10m

N


散歩道の中間地点に位置するこのフロア 外気と接する外部空間であり、都市公園のような空間を意識した。 4F Plan + Site 1/200 16 Forest 13 White Cube 2 (Void)


1

3 2

54

0

1

5

10m

N


大空間の展示空間で構成されるフロア

5F Plan + Site 1/200 18 Sculputure Field 19 Great Wall 20 Great Steps

4F と 5F を繋ぐ大階段では「上る」という動線的な機能に加え、人々が腰掛けるたり、 その状態で景色を眺めるなど、都市に溢れている行動が発生する。踊り場に到達すると 現れる巨大な壁は、構造壁であり、その奥には、彫刻が乱立する展示エリアが出現する。 踊り場から伸びる大階段は、青山の土地を一望できると同時に、グレートウォールに映 し出される映像を眺められるシアター空間にもなる。


3

1

2

56

0

1

5

10m

N


都市を俯瞰するフロア 視界を遮る壁はほとんど設けず、ガラス越しに見える青山の景色を背景にした展示空間となっている。 6F Plan + Site 1/200 21 Foyer 22 Sky Runway 23 Recture Room


ACCUMULATED PROMENADE

21

22

20

16

13

7

4

5

1

2

0

58

1

5

10m


ACCUMULATED PROMENADE

Section 1/200

1 Exhibision Room 2 Machine Room 4 Entrance 5 Administrative Office 7 Main Entrance 13 White Cube 2 16 Forest 20 Great Steps 21 Foyer 22 Sky Runway

59



SHIFTED RECTANGLES

ATELIER

61


SHIFTED RECTANGLES

SHIFTED RECTANGLES アトリエ ≒ 人生の一部

Project

Design I (B1) second semester assignment

Award

15 serection

Instructor

Yoshikazu Sato

横浜の一角、山下公園と住宅地のエッジに位置する敷地。この場所に自らの拠点となる

Duration

1 month and a half

アトリエを設計する。

Site

Yamate, Yokohama

2つのキューブをずらして重ねるというシンプルな操作によって生まれる新たな空間で、

Program

Office / an Architecture open to the city

機能の分化と多様性をコンセプトに設計した。

62


SHIFTED RECTANGLES

SIte

Osanbashi Yokohama

Yamashita Wharf

Yamashita Park

Yokohama Studium

Yokohama China Town

Site Harbor view hill park

Yamate, naka-ku, Yokohama-shi, Kanagawa, 243-0862, Japan

63


SHIFTED RECTANGLES

働く 設計 模型制作 ミーティング など。

集まる

休む

人は、困ったときいつも助け合ってきた。

休んでいる時ほど、アイディアが浮かぶことがある。

設計で行き詰まった時も、山積みのタスクで潰れそうな時も、 いつでも支え合う仲間がいる環境をつくる。

64


SHIFTED RECTANGLES

Roof Plan + Site 1/400

65


SHIFTED RECTANGLES

A

3

1

0

1

5

10m

8 12

2

7 4

6

N

66

A'


SHIFTED RECTANGLES

10 9

5

11 6

2F Plan + Site 1/200 1 entrance 0

1

5

10m

2 hall

N

3 living

67

7 shower room 8 archive room 9 kitchen

4 studio -model-

10 dining -meeting-

5 studio -design-

11 room

6 toilet

12 storage


SHIFTED RECTANGLES

5

2

0

1

5

12

10

4

9

8

11

6

A-A' Section 1/100

10m

2 hall

10 dining -meeting-

4 studio -model-

11 room

5 studio -design-

12 storage

6 toilet 8 archive room 9 kitchen

68


SHIFTED RECTANGLES

69



ARCHITECURAL DESIGN AND PLANNING LAB II

LAB

71


ARCHITECTURAL DESIGN AND PLANNING LAB II Yuki Tamura - Studio Project

Lab / Studio

Award

論、配置の研究、空間のアーカイブ、景観とデザイン、体験のデザイン、都市とアート

Instructor

Yuki Tamura

の6つのコアテーマと各々のプロジェクトを関連付けながら制作活動を行う。

Duration

1years and 6 month

Site

ほとんど研究室が4年前期から活動を本格化するのに対し、本研究室では3年後期から

Project

Book Project, Research and Mapping Project,

活動を行い、 「作業をする研究室」「議論をするオンライン」「体験を共有するツアー」と

Aikohara Project, Reading Around, Lectures,

3つの場を使い分け、活動している。

Tours, Site and Plot Member

「景色につくる」をテーマに、スケールと形式を横断した制作活動を行う研究室で、設計

and so on...

Miyuki Ishibashi Ayaka Ueda Kazuki Utsugi Ami Kato Satomi Kawaguchi Kazuhisa Koizumi Takumi Konaga Yuki Takada Taichi Nojima Ami Higa Shunsuke Minoru

72


(上) 「コート・ハウス」 ( 2018)の現場 の様⼦。 ( 下) 「コート・ハウス」の庭の コラージュ。

(上) フォンランド、 トゥルク

に⽴つチャペルのスケッ

チ。 ( 左)ストックホルムの

アスプ ルンドによる名作

「ストックホルム市⽴図書

( 左・上 ) 「 バ ル ー ン・コ ート 」 ( 2 0 0 6 )。カナダ バンクーバーで ⾏ったインスタレーション。幅6mの 裏路地に直径8mのバルーンを空 気圧のみで挟み込み、3⽇間のイベ ント空間をつくった。 (上) 「トランスペアレント・ケーブ(透明な洞窟)」

館」の増築案。南側の公園

斜⾯側に増築をすること

で展望のできるワンルー

ム空間を提案した。 (上)ギリシア、ロードス 島の旧市街のスケッチ。 バットレス状に配置され た古い⽔路が景観をつ くる。 (右) 「残されるべき 「残されるべき もの」 ( 2011)3.11後の 建築家による提案をまと めたJA82号に掲載。河 川とまちの形状のデ ザ インを提案。 (下) 「 バウ・ バンド・シティ」 (2007)。 サウジアラビアの⾸都リ ヤド北 東エリアの都 市 計画コンペ案。既存の微 地形を強調するように各 機能を帯状に配置した。

(2007)模型。 (右) 「裏庭の家」 (2014)

⺟屋の裏庭に建坪わずか8坪の⼩さな家を増築

した。平⾯の1/4(2坪) を占める巨⼤な階段が3 層の室内をひとつにつなぎ合わせる。

(上) 「 折板のパビリオン」 「折板のパビリオン」 (2007)。 ( 左) 「 バルーン・ コート」設営⾵景。地元で ⻑年パラシュートを製作し てきた業者の協⼒を得て、 ナイロンファブリックでバ ル ーンを製 作した 。 (右) 「アーレックス」 ( 2006)曲 ⾯ガラスに視覚制御フィル ムを貼ることで⾒通せない ワンルームをつくった。

(上) 「コート・ハウス」 「コート のスタディ模型の指 ⽰書 (左) 「裏庭の家」⻄側外観。壁がはらむ側 に⼤階段がおさまる。 ( 下)韓国京畿道の 歴史博物館コンペ案。

(上・右)韓国の古いサイロの再利⽤案。 (右) (右) マリ⻄部、国境に 近い都市ケーズの菜園の様⼦。 (ヤン・アルテュス・ベルトラン の作品集より)

(左) 「 裏庭の家」スタディ模型のコラー ジュ写真。 200カットのスタディ模型を定 点撮影し重ね合わせている。検討を⾏った 時間の総体をとらえる。

(上・左) 「Sight&Architecture」 (2009、 グラフィック社) 視覚技術の発達の歴史と空間の進化を重ね合わせながら論じる。 建 築以外の分野からも広く作品を集め、空間を認知する5つの視覚のあり⽅を設定した。 (上・右) アンドレアス・ゲフェラーによ る 「SUPERVIOSIONS」 シリーズʻアートスクールʼを紹介するページ。

(上) フローレンティン・ ( 右 )カロリン・ヴィオ ホフマンによる、スー ネットによる作品。観光 パーサイズにされたぬ 名 所 が いか に同じ位 いぐるみシリーズ。空間 置から撮影されている のスケールとの対⽐が かがよくわかる。 効 果 的 に使 わ れてい る。書籍「視覚と建築」 制作のためのリサーチ より。 (左) スペインアン ダルシア地⽅セテニル の崖下の住居の実測 図。 ( 東京藝術⼤学益 (東京藝術⼤学益

⼦研究室報告書「ほん とうにそうなのか・どれ くらいそうなのか」 より)

( 左 )ダ ゲ ー ル による 「パリ・タンプル⼤通り」 の写真。世界で最初の 被写体は建築と樹⽊と 靴磨きをされている⼈ だった。 (上) 「サイト」 (2013.学芸出版社) で 発表した、配置図を⽤ いた建築環境の記録⽅ 法 を ⽴ 体 的 に 展 開し た。 GA 「天井の庭」 より

(左・上) 「 サイト― 建 築の 配 置 図 集 」 (2013.学芸出版 社) (左・下) 「サイト ―建築の配置図 集 」の 書き込 み の 様 ⼦ 。配 置 図には 直接⾊や 線と書き ⼊れながら学習で きるようになってい る。 (右・上) 「半壊未満 の被災住宅のため の増築による補修 案」 ( 2012) ドロー イング。 (右・下) 「半 壊未満の被災住宅 のための増築によ る補修案」 の模型。


住宅地に網状農地をつくる / Aikohara Project

共同作品: 2020/8/27 2020 年度日本建築学会技術部門設計競技佳作入選

キャンパスのある厚木市の近くにある愛甲原住宅地をリノベーションするプロジェクト。 他研究室と合同で行い、住宅地のロータリーに隣接するショッピングセンターを中心に 建築・家具スケールから住宅全体に及ぶ数々の提案をする。日本建築学会コンペにも応 募し、佳作に選出された。 Member

Miyuki Ishibashi Ami Kato Satomi Kawaguchi Kazuhisa Koizumi Takumi Konaga Yuki Takada Taichi Nojima Ami Higa Shunsuke Minoru

ARCHITECTURAL DESIGN AND PLANNIG LAB Yuki Tamaura-Studio

+ Shoko Ino Yukino Imafuku Emika Onuki Reo Kamiya

BUILDING METHOD LAB Yoshiro Morita-Studio

74


住宅地に網状農地をつくる ー隔てる境界からつなぐ境界へー

かつて1960年から70年にかけて、⽇本中で住宅地がつくられた。いまそれらの住宅地は世代的にも建物寿命としても⼤きな転換点にある。このプ かつて1960年から70年にかけて、⽇本中で住宅地がつくられた。いまそれらの住宅地は世代的にも建物寿命としても⼤きな転換点にあ る。このプ ロジェクトを⾏う愛甲原住宅は、国家公務員共済組合連合会が主導して1966年に約800個900⼈でスタート。住宅地の空間的資産の次世代への ロジェクトを⾏う愛甲原住宅は、国家公務員共済組合連合会が主導して1966年に約800個900⼈でスタート。住宅地の空間的資産の 次世代への

継承に積極的に取り組む住宅地である。ロータリーを中⼼とした、2市にまたがるが独特な街区構成をいかし、住⺠⾃⾝で管理運営する⼩規模で連続し 継承に積極的に取り組む住宅地である。ロータリーを中⼼とした、2市にまたがるが独特な街区構成をいかし、住⺠⾃⾝で管理運営する⼩規 模で連続し た「網状農地」を提案する。2030年を⽬処に、塀の改修をスタートして徐々に規模を広げ、境界の農地化した、⽣産する住宅地への転換を⽬指す。 た「網状農地」を提案する。2030年を⽬処に、塀の改修をスタートして徐々に規模を広げ、境界の農地化した、⽣産する住宅地への転換 を⽬指す。

宅地の境界を農地にして「網状農地」を提案 ■道路を⽇射量で分類

■⽇射量と栽培する植物をマッチング

「消費する住宅地」から「⽣産する住宅地」 へ ■2市にまたがる住宅地

厚⽊市

崖線

■ロータリーのある住宅地

「愛甲原住宅」の分譲は1966年に開始された。国家公 務員共済組合連合会は、伊勢原市の⾼森台に600⼾、厚 ⽊市愛甲に300⼾を分譲開発した住宅地で、全国から幅 広い年齢層の888⼈が集まりスタートした。

■必要な⼟量からプランターバッグをデザイン

⼿伸ばし プランター

通りの⽅位に対する配置⾓から⽇射量で4種類に分類した。⽇射量の多い順 に、南北軸東向きは⾚、南北軸⻄向きは緑、東⻄軸南向きは⻩、東⻄軸北向 きは⻘。ひとつの通りごとに対⾯する2⾊が向きあうここになる。

プランター越しに⽬線が合う 同じ⽬線での会話の誘導

前世代

現在

次世代

昭和 41 年分譲当時の写真。住⺠の⽅が⼤切に保管していた写真。

1世代

2世代

3世代

ロータリーは、住宅地の中⼼部に位置する。隣接する愛甲 原ショッピングセンター内には、スーパーマーケット(よ ろずや)、地域住⺠によるミニサロンやNPO法⼈による デイサービスセンターが併設され、地域の交流拠点になっ ている。

⾒守り

⾒守り

⾒守り

2世代

3世代

伊勢原市

⽅位⾓と⽇射量 分類ダイアグラム

背負い プランター

仲良し プランター

おみこしプランター

愛甲原住宅地は、厚⽊市と伊勢原市という2市にまたが る。市境は、住宅地中央のロータリーを経由して、北⻄ から南東に向けて横切る。 男

⽇中の南⾯する強い⽇射量を必要とする果実類や、⽇陰でも栽培できるハーブ類など、⽇射量と栽培す る植物をマッチングさせることで、通りごとの特産物をあらかじめ設定する。植物に必要な⼟量を確保 するプランターバッグをデザインする。⼟量がバッグのサイズや「持ち⽅のデザイン」に反映される。

境界に触れる ⼿⼊れしながらのご近所交流

境界に⼿を伸ばす ⼦供も植物の管理に貢献

屋台を⽤いて公園をイベント空間にかえる

ショッピングセンター「よろずや」内部に引き込まれた「網状農地」ストリート。 収穫された野菜が陳列される。ストリートは共有テラスに連続する。

よろずや 通りごとの名産品レシピで 調理⼤会

緑:葉物の通りの⽴⾯図 S:1/300

引き込まれた 「網状農地」

緑:よりどり緑の通りの⽴⾯図 S:1/300

よろずや 引き込まれた 「網状農地」

駐⾞場脇は 即販売会や フリーマーケット向き

地域 デイケア

窓辺の 地域 ベンチデイケア 交流 サロン

交流 サロン

共有テラスは、かつての裏⼿にあたる。⽇当たりはいいが閉じていた南⾯を開放し 対⾯する住宅地から伸びる「網状農地」をショッピングセンターに引き込む。 児童館

通り⼟間断⾯図 S:1/100

共有テラス

共有 テラス

網状農地 (⻘:ハーブの通り)

かつての 中廊下 ショッピングセンターリノベーション平⾯図 S:1/800 窓辺のベンチ断⾯図 S:1/100 ⻘:ハーブの通り⽴⾯図 S:1/300

網状農地 (⾚:果実の通り)

ショッピングセンター「よろすや」のリノベーション。空き店舗の壁⾯をあけて、 南⾯の住宅地とつなぐことで、薄暗かった中廊下に「網状農地」を引き込む。

住宅のスタイルと 農地の組み合わせが 通りごとの景観を決める ⼩さなプランターは 塀に吊るして誰でも ⼿が届くところに設置

地域デイケア 交流サロン

児童館

ロータリー

プランターバッグと鉢植え を併⽤する通り

5世代

共有テラス

よろずや

季節ごとに主役の通りが ⼊れ替わる

4世代

7つの公園をイベントでリンクさせる。それぞれの公園を図⾯ 化し、空間の特性とイベントをマッチングさせた。イベントを サポートする屋台や什器のデザインに際しては、住⺠⾃⾝で管 理やメンテナンスできるような簡易なつくりとすることに配 慮。具体的なイベント内容と対象とする⼈をまとめた年間カレ ンダーは、下記の 2030 年ロードマップに⽰す。

ショッピングセンターの空き店舗を改修してつくる共有テラス。 コモンキッチンを設置。通りごとの収穫野菜を調理できる。

緑:葉物の通りの⽴⾯図 S:1/300 葉物は プランターバッグで育つ フェンスや柵の覆い 通りと相性がいい

4世代 つなぐ境界

隔てる境界

3世代

■7つの公園とロータリーをリンクする

ʻふたコブらくだʼ を通り過ぎつつある⼈⼝動態

⾼さがある壁でも会話の発⽣ ⽬線の変化からの植栽の⼿⼊れ

■つなぐ境界による、次世代への継承

1966年に⽣まれた住宅地は現在、第2世代を経て、第3、 4世代に移り変わってきている。これまでの住宅地のまちづく りは、元気な前期⾼齢者が後期⾼齢者を⽀えるものが中⼼で、 まちづくりに関⼼はあるものの、近所付き合いには必ずしも積 極的ではない現役世代にとっては参加のハードルが⾼かった。 そこで今まで隔たれていた境界を⽤いながら、近所付き合いが ⾃然と発⽣してしまうような、つなぐ境界へと変換されていく 網状農地を提案する。

果実のプランターは ⼟量が多い コミュニケーションを 誘発するロングバッグ

⼦供ひとりで背負える プランターバッグ 地域の学校と連携した農業 プログラムを住宅地で⾏う

⼤きなプランターは 地⾯に置かれ ⼟が⼤量に必要な植物が 植えられる

庭⽊と農地が 交じり合う

⾚:果実の通り⽴⾯図 S:1/200

塀(境界)があることで、⽣まれる⼩さな交流

塀が連続する住宅地で、⼩さな交流が隣と連続

鳴瀬公園を活⽤したナイトシアター

年間イベントスケジュール

境界を農地化するための試作。空き家のブロック塀を⼀部撤 ロータリーにあるショッピングセンター「よろずや」前で 去して、塀の外側から⼿を伸ばしてジャガイモを地植えした。 ⾏われたプランターの設置講習。栽培する植物にあわせた コンクリートブロックの配筋⽤の空洞に⼦供たちのつくった 適切な⼟量とプランターサイズを選定。肥料の混ぜ⽅や⽀ 持棒の設置の仕⽅などを⻘空レクチャーしたときの様⼦。 ⾵⾞を設置し⿃害対策として活⽤した。

ロータリー脇をポケット農地化。実際にミニトマトなど数 種類の野菜を植えた。「よろずや」の北側ではあったが⼗分 な⽇射量が確保でき、特に光量が必要なトマトなどの果実 系の植物が栽培できることが確認できた。

フェンスにはプランターバッグを設置できる。 垣根と「網状農地」が、緩やかに癒着していく。

薄い「網状農地」越しに、⾒え隠れする住宅地の⾵景。 庭⽊と農地が、交じり合う。

⼈とモノのシャッフリング


A color and pattern in the city / Research and Mapping Project

あらゆるキーワードを基に、5冊の図書をセレクト。 セレクトした本を自分なりに分類し、 それを図書の地図としてマッピング、さらにブックレット形式にまとめ、自身の設計論 と絡めプレゼンテーションを行った。プレゼンのフィードバックを反映したものを LINE のチャット形式でまとめ、ブックレットに製本してアウトプットまで行った。 マッピングまでをフェーズ 1、ブックレット作成までをフェーズ 2 とし、プロジェクト に一度区切りをつける。自分の気になることを自分の言葉で表現することで、今後のプ レゼンテーションに繋がる課題となった。

自分は、セレクトしたキーワードや書籍の中で、 色やパターンについてリサーチを行った。 同じ土や水でも、国や地域が異なるとその概念も異なる。その認識の差に着目し、都市 の特徴を色やパターンで表現する手法を試みた。

76

Girl with a Pearl Earring Johannes Vermeer 1665


1 新しいかたち 皺 ひだ ファサード ゴルフタワー 化け物 妖怪 怪物 得体のしれないもの 異形の相貌 巨樹、倉本聰、巨樹の絵を描く旅 青森津軽 麻布善福寺のイチョウ巨樹 畏敬の念 高田松原 長崎山王神社の大楠 600 年二本の楠 御神木 被曝楠木 メッカブラックボックス ラフな素材 リートフェルト、フェイレンスチュアー ト邸 1940 年 5 月、ドイツ軍の侵攻、オランダ は占領下 戦時下のナショナリズム 因習的なデザインを支持する市当局によ る意匠の規制 ・陸屋根の規制 支給される建築材料の限定、限界 ラフカットされた下見板も、面には緑、小 口には白をペイント かたち(設計計画) 形態とアクティビティ 空間を機能によって文節してきたのが建 築計画 新しい幾何学 建築の幾何学の建築 新しい幾何学 動的平衡 動的シンメトリー 動的 xx 超建築・超人間 非人間・ケモノ 最後の自由な存在 政治的境界も難なく越える 犬、猫、動物園、虫、害獣 人間が触れられない存在 サウジ 2 キロの廊下 人工雨、スカイスクレーパー 空調の排気熱 足元に雨 昔の森を蘇らせる ・・・・・・・・・・・・・・・ 2 体験の時代 比較建築図集 圧縮陳列 比較 リテールテインメント リテール+エンターテインメント ・・・・・・・・・・・・・・・ 3 関係性のパターン パターン・境界 パクスロマーナ タトゥー、図柄を図柄が取り込む バルセロナ、セルダの拡張計画 界面 様式のつなぎ目

様式の際 特異点 ・・・・・・・・・・・・・・・ 4 色 異なる地表の同じ色 水、プール、コレクション 木、コレクション 土、コレクション 色・移動・アート 絵の具は移動しているに過ぎない 都市の色 集落の色 立面のコラージュ 光(=風景) 人によって見え方が違う色 光の色 サングラス はじめて色を見る人 落ち葉 紅葉 プラント ・・・・・・・・・・・・・・・ 5 時間・風景の基点・リノベーション 強い空間・風景の基点・時間・リノベーシ ョン ・「都市の建築」アルド・ロッシ ・メスキータ(アラブ人モスク 8∼1 世紀 →カソリックの大聖堂 1599) ・ニームの円形競技場→西ゴート族の砦、 2000 人の小都市 ・p.128「ある種の創成期の特質にはその 大きさなどよりも遥かに強力なものがあ るということを示している」 ・p.128「外的状況変化」は「人類の歴史 上最もドラマチックな瞬間」 ・ヴィラ・ヴィショーサ(ポルトガル) ・ 「閉じた、安定した形のみが、継続性を 許容し、またそれが次なる作業と形態を 創り出すことを許すもの」 ・ 「都市的創成物の建築は、都市変動のな かから姿を顕わすもの」 ・ローマのコロッセウム(羊毛工場と工 場労働者のための付設住宅への転用計画 1590 シクストゥス 5 世) (聖堂の広場へ の転用計画 1707 カルロ・フォンタナ) ・ルッカ、古代ローマ期の円形競技場 ・アルル アップ// セカンドサイクル 使いながら保存 家具の引き続きに関する研究 アルテック 2nd サイクル 九州大学博物館 #マテリアリティ お手玉管理、社会の中で循環管理 個人的愛着や関心にまかせて管理 Artek は「2nd Cycle(セカンドサイクル)」 というプロジェクト 建築の時間性 長時間と短時間 経年変化と美しさ 劣化と美しさ 建築の風格について ・・・・・・・・・・・・・・・ 6 交通 地方空港 FDA、静岡鈴与、地元の強みを、港を使っ て発信 脱東京一極

地方・地方 リージョナル機、日本製機、世界で 3400. 今後 5000 機に増える 滑走路短くてすむ お茶つながりで、鹿児島 自動車つながり、 信号管制アルゴリズム 渋滞をなくす バス、トラムを優先させる イスラエルアクシリオン社 東京 G-LINE NY ハイライン=東京都心環状線跡地利用 2.3 キロ(億円x13.8 キロ=3200 230 億/キロ https://i / nspiring//i dots.hatenablog.com/entry/2018/07/31 /144212 首都高沿線の不動産価値が上がる 1964 年の首都高、2020 のレガシーは? アフリカになぜ文明ができなかったか 馬がなかった シマウマが乗りこなせなかった=移動革 命が起きなかった アフリカ大陸には馬がいなかった nomoc(無料タクシー、広告収入) mobility as a service ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7 健康・交通 「ニューヨークを世界一健康な都市にす る」 「楽しい移動」効率とかじゃない 船 終電がなぜ満員か 24 時間バス 既存交通をつなげる 深夜バス、地方につながる 車が資産になる=自動運転、稼ぐ車 始発と終電時間は昭和初期から変わって ない 時間消費を発掘する 公共交通指向型(都市)開発(TOD:Transit Oriented Development)は公共交通機関 に基盤を置き、自動車に依存しない社会 を目指した都市開発。 都市計画家ピーター・カルソープによっ て提唱 8 健康・食 エディブルモデル ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9 あたらしい構築術 新しい建築の構築術 非フレーム構造のリサーチ ・ズントーチャペル ・豊島美術館 ・レストラン ・ログハウス ・ハンギング ・・・・・・・・・・・・・・・ 10

妖怪 得体の知れないもの ▶

パターン・境界 異なる地表の同じ色 都市の色

アートのオペレーション

バスキアのペースト リアルコマンド 幸田大地のバックグラウンド 白のスクリーンバック 背景を消す トッド・ハイド ハウスハンティング ポートレイト

キーワード郡の中から5つのトピックを選ぶ

キーワードを基に5冊の図書をセレクト


5 m / one pixel Tokyo, Japan

London, UK

Kairo, Egypt

Brasilia, Brasil

Honolulu, America

5,000 m / one pixel Honolulu, America

Tokyo, Japan

London, UK

Kairo, Egypt

DesneyLand

Brasilia, Brasil

New World Map Google Earth を用いたコラージュにより、都市の特徴を表現することを試みる。

ピクセライズした都市を色相環にプロットし、新しい世界地図をつくる。作成した世界

各都市のシンボルを中心に、ズームアウトしながら撮影。ピクセライズし、パターン化する。

地図を見た時、補色の位置にプロットされた二国間の関係について着目した。対岸に位

78

置する国同士の関係が悪いことと一致したとしたら、問題解決のツールとしてこの新し い世界地図は活用が期待できるのではないかという仮説にたどり着いた。


LINE のチャット形式でまとめる。

以上の内容を一冊のブックレットに製本する。


見えがくれする都市 / 輪読

槇文彦著の「見えがくれする都市」を 11 人のメンバーを 5 つのグループに分け、5 つ の章を輪読・要約し、私たちが本来持つ領域感覚を再考する。ʻ 奥 ’ の概念で地形と都市 の形成過程を読み解く。

80

見えがくれする都市―江戸から東京へ 槙 文彦、若月幸敏、大野秀敏、高谷時彦 ( 著 ) 鹿島出版会 (1980/6/20)


都市=街路の網目に覆われた拡がり

計画原理、経済原理の両者に共通して 読み取れるような形態原則を見つけ出す

拡がる  元あるものの規模をより大きくする      感染が拡がるみたいな

﹃ ﹄

詳しく観察すること 都心部から郊外へ無秩序、無計画に開発が進んでいく現象

太田道灌  江戸城を築城したことで有名

下町

江戸

山の手

江戸の歴史・構成◀

広がる  空間的に大きいこと      場所が広がるみたいな

おおたどうかん

山の手

東 平坦地 グリッドパターン

西 低密度で不規則な街路 岡や谷による起伏地

城下街の街路構成  T字路、 違い、袋路    ←  防災的見地から

南北に貫く護国寺の参道

大名屋敷や寺院

御家人屋敷の集合

小さな住宅群

宅地化

街路はほとんど変わらない

このような過程で街路網が作られるのは東京郊外で一般的

あぜみち

道となっている畔

②②

﹄﹄

武家地

等高線に沿った曲線路

物事・道理などをわかりやすく説明するために、 似ていることや具体的なことに置き換えて話す。

1.  ものの姿・形 2.  ちょうどいい程度、様子、頃合い

江戸時代  小規模な御家人屋敷からなる住宅地を作り出す道 明治以降  代用屋敷を分割する道

通り

寺社地

通りは﹁区画する道﹂

町人地

武家地

以下のルールで文章をグラフィカルに分解し、要約を試みた。

街路パターンとしてみるとき、様々な原則が読み取れる               ←

江戸の発展過程  第一期  ∼ 1632   商業地、武家地が作られる﹁江戸の建設期﹂

様々な点にわ るt内容を、主な所に目をつけて、まとめること

江戸城

第二期 ∼ 1670   防災的な見地から大規模な都市開発が行われた﹁大江戸の完成期﹂

二つ要素を 線形 と 交わり方 に分解して捉える

第三期 ∼ 1865   ﹁スプロール﹂

全国の諸大名の屋敷 70% 15% 15%

土地利用のゾーニング

区分の明瞭度

がいかつ

尾根道

程度が大きいこと、激しいこと、非常に、ひどく

『』 欄外+意味 疑問

武家地   寺社地   町人地

下町

たま

雑司が谷    明(治以降 )

日本橋北地区  下(町 )    麻布      山(の手  )  ↑この三地区を抽出し深堀りする

1.  目上の人からもらう、 いただく 2.  目上の人が目下の者に与える、下賜する

寄り付く︵?︶  頼る、頼って身を寄せる  ← この道を頼れば行きたい場所へ行ける的な?

はなは

↑麻布と同じような図式

欄外

発見

索引 ー

重要

高 第一期

下町 = 小さなグリッドの集合 下町 = 一つのグリッド

江戸城

部分を統制するシステムが読み取れない       ← 都市の無計画性を印象付ける

武家地

(p 66)

尾根道は﹁つなぐ道﹂

ニワ 残存空間 ﹁ネガティブな道﹂

畦道 耕作単位に ﹁区画する道﹂

街道 集落と集落を﹁つなぐ道﹂

ネガティブな道   路地    図と地の関係逆転している場合

ポジティブな道 尾根道や通り  ある地区をイメージした場合、                  そこに置かれた道が図として                 浮かび上がってくる場合

「 II 道の構図 」を担当。

◀麻布地区 雑司が谷◀ ◀雑司が谷 特性◀ ◀街路の 密 な部分 街路の 疎 な部分◀

↔   低 第二・第三期

町人地

通り ↓ 横道、路地

(p 66)

横町 ↓ 商業活動の場 ↓ 一杯飲屋や焼鳥屋の立ち並ぶ小路

通り ↓ 横道、路地

横町 ↓ 商業活動の場 ↓ 一杯飲屋や焼鳥屋の立ち並ぶ小路

???

or

「下町」◀ 「山の手」◀ ◀「下町」 ◀「山の手」 麻布地区◀

街路パターン◀ ◀江戸の歴史・構成 日本橋北地区◀ ◀日本橋北地区 ◀日本橋北地区

武家地 寺社地

or



L PROJECT

VOLUNTEER

83


L PROJECT

L Project : アートの力で東北を元気に Project

L Project

Award

東日本大震災を受け、学生により発足したボランティア団体に所属。

Instructor ー Duration

2 years and 3 month

Site

Ofunato and Sanriku, Iwate Prefecture

「アートの力で東北を元気に」をコンセプトを掲げ、岩手県大船渡市を拠点に活動を行い、 現地では、 三陸鉄道三陸駅での壁画、温泉旅館海楽荘のリノベーション、越喜来地区の方々

Program

WALL PAINTING, RENOVATION, WORKSHOP

とのワークショップなどの活動を行った。

Member

Kana Ozawa Shiori Kato Satomi Kawaguchi Kazuhisa Koizumi Kota Ozaki Kazuha Sakai Kanta Shina Yuki Takada Yuna Tsukada Kanoko Hoshi

84


L PROJECT

Ofunato-shi, Iwate リアス式海岸に位置し、海と山に囲まれた地域である。良質な漁場があることから水産 業が盛んである。碁石海岸などの自然がつくり出した絶景が至る所に点在する。

85


L PROJECT

WALL PAINTING : 三陸駅に海をつくる Duration

1 years and 6 month

Location

Sanriku Station, Hinode, Okirai, Sanriku-cho, Ofunato-shi, Iwate, 022-0101, Japan

三陸鉄道三陸駅での壁画。三陸駅のホームへとアクセスする階段の両サイドに三陸の水 生生物をイメージした壁面アートを提案した。3度の訪問・現地活動を経て、壁面三面 に及ぶダイナミックなグラフィックが生まれた。

86


L PROJECT

RENOVATION : 旅館をキャンピングフィールドに Duration

4 days

Location

Kairakusou, 39, Ohama, Suezaki-cho, Ofunato-shi, Iwate, 022-0001, Japan

温泉旅館 ’ 海楽荘 ’ 別館の最上階を屋内キャンプが可能な空間へとリノベーションさせる プロジェクト。現地で活動されている NPO 団体の方のご提案により、実施段階へと発 展した。 設計・施工を学生たちで一貫して行ったことで、実際に手を動かすことの面白さ、大変さ、 難しさなどを肌で感じることができ、とても貴重な経験となった。

87


L PROJECT

WORKSHOP 1 : 中学校での思い出をアーカイブする Duration

1day (Preparation: 2 month )

Location

Okirai Community Center, 36-1, Maeda, Okirai, Sanriku-cho, Ofunato-shi, Iwate, 022-0101, Japan

現地でお世話になっている方々から、活動の中心地である三陸町越喜来の中学校が 2020 年 3 月に閉校することが決定したと、連絡を頂いた。これを受け、 中学校がなくなっ てしまっても何か残せるものを提案したいという考えに至り、 提案させていただいたワー クショップである。具体的には、2 つのワークショップを行った。 1つ目は、校章のモチーフにしたステンドグラスをつくるというものである。現地の人々 が学生時代何度も目にしてきた校章を新たな形でアーカイブする。

88


L PROJECT

WORKSHOP 2 : 越喜来の街を再発見する Duration

1day (Preparation: 2 month )

Location

Okirai Community Center, 36-1, Maeda, Okirai, Sanriku-cho, Ofunato-shi, Iwate, 022-0101, Japan

同じく、中学校廃校に際するワークショップの提案である。 2 つ目であるこのワークショップは、東日本大震災で津波の被害を受けた越喜来地区の 良さを、敷地模型にピンナップしていくことにより、再発見するというものである。 震災の前後で街の風景は一変してしまったが、昔から変わらずある大樹や人々の繋がり はなど、変わらずこの地域に根付いているものも多い。そんな良さに改めて気づくこと に繋がれば良いと考え、提案した。

89



L PROJECT

91


L PROJECT

Yuki Takada | 高田 勇哉 Japan, 1998.10.30 Architectural Design and Plannig Lab II (Yuki Tamura - Studio), Department of Architecture, Faculty of Engineering, Tokyo Polytechnich University Mail: tkdyuk98@gmail.com Instagram: y_hrf 92


Turn static files into dynamic content formats.

Create a flipbook
Issuu converts static files into: digital portfolios, online yearbooks, online catalogs, digital photo albums and more. Sign up and create your flipbook.