登って見えるもの 山を登ると遠くが見える。登ることは大変だが、大変だからこそ景色 がよりきれいに見える。そんな経験を小さい頃にしてほしいと思う。 自然の力を知り、己の力を知る。その中で自らの成長を実感し、地球 の大きさが体感できるような建築をつくりたいと考えた。
ダイアグラム
まちに子どもがいる風景があたりまえとなる
遊具でなく自分たちで考えて遊ぶ
成長するとより高く登れるようになる
ID : 0145
カフェ …地域の人が自由に入れ
0 歳児保育室
る。お母さん同士の交流
…畳のほふくスペースを設
や、子育て相談などがで
けることで、安心して動き
きる。屋上にテラスがあ
回れる。また、1,2歳児の
り子どもが遊ぶ様子が良
部屋と畳スペースは直接行
く見える。
き来できる
調理室
ホール
…調理の様子が見える
…ランチルーム形式で
ように開口が空いてい
昼食をとったり、遊戯
る。
室として使ったり、演 劇の発表会などをする。
5歳児保育室 …地面より床が低くなっ
1,2 歳児保育室
ており、地平線が見える ようになっている。 屋上への階段
中庭
…この階段から直接屋上 へ出られる。
…外で遊ぶには不安な子 供を目の届くとこで遊ば
4歳児保育室 3歳児保育室
1 階平面図 S=1/200
せる
ID : 0145
0 歳児保育室 0 歳児は一人ではあまり動けないため、動か なくても外が見えるように床の高さから開口を 立ち上げている。また、開口の一番低いところ の高さが園庭の地面の高さと同じになってお り、外で遊んでいる子供と一緒に遊んでいるよ うな気分になれる。 また、0 歳児保育室も廊下とつながっており、 年上のお兄さんお姉さんの活動が常に感じられ るようになっている。
ホールとろうか まず、ホールは各年齢の保育室と繋がりお互 いの活動が感じられるようになっている。しか し、どうしても仕切りたいときは稼働間仕切り で仕切れるようになっている。 次に、ろうかはホールの周りを一周続いてい て鬼ごっこや、かけっこができる。この廊下に は、天井に円形の開口がいていて、丸い光が移 動しながら廊下を照らす。 ホールに沿って曲線を描いている階段は屋上 につながっていて、直接外に出られるように なっている。
内観パース:4 歳児保育室からホールを見る 保育室とホールは空間的につながっていて、雨の日などは走り回って遊ぶことができる。 また、保育室は一段下がっている部分があり、ここからは外の様子がよく見える。 天窓から落ちる光は時間とともに移動し、子供もそれを見て居場所を変える。。
ホール
0歳児保育室
ろうか
ろうか 4歳児保育室
短手断面図 S=1/200
ID : 0145
西側立面図 S=1/200
配置図 S=1/400
南側立面図 S=1/200
ID : 0145