yu uchikura_portfolio2020

Page 1


BIOGRAPH

YU UCHIKURA

EDU CAT I ON

U n i ve r s i t y o f To k yo

APR 2014 - MAY 2019

D e pa r t m e nt of A rc hi tect u re, Keng o Ku m a L a b.

U n i ve r s i t y o f I l l i n o i s a t U rb a n a - C h a m p a ign

AUG 2016 - MAY 2017

D e pa r t m e nt of A rc hi tect u re ( exc h a ng e )

i .s c ho o l

APR 2018 - MAR 2019

I nnovat i on Ed uc at i on P ro g ra m , c l a s s o f 2019

U n i ve r s i t y o f To k yo

APR 2019 -

G S I I - E D I , Mi l e s Pe nn i ng to n L a b. / D L X D es i g n L a b.

E X PE R I E N C E

S am bu i c hi Ar c hi te c t s

MAY 2017 - JUL 2017

d e si g n i nte r nshi p

N IK K E N S E K K E I

AUG 2018

d e si g n i nte r nshi p

Ke ng o Ku m a an d A s s oc ia te s

FEB 2018 - APR 2018

d e si g n i nte r nshi p

AnyP ro j e c t s

JUL 2019 - SEP 2019

d e si g n i nte r nshi p

S K IL L

A do be C C

Ps , Ai, Id, Xd, Pr

C o m pu te r M o de l i ng

Rhinoceros , AutoCAD, V -ray

P rotot ypi ng

3D Printer, Laser Cut ter

02


CONTENTS

Re: INFRASTRUCTURE

04

ARCHITECTURE DESIGN

CV as a NODE

10

CV DESIGN

HETEROTOPIA

16

ARCHITECTURE DESIGN

FOOD+CLINIC

22

SERVICE DESIGN

MISCELLANEOUS WORKs EDITORIAL DESIGN PRODUCT DESIGN PROTOT YPING

03

28


PROJECT 01

Re: INFRASTRUCTURE

SHINTOMI- CHO, TOK YO HOTEL COMPLEX 2018

OV ERV I E W R ESE ARC H D ES IGN

東 京 ・ 新 富 町 の 真 ん äž­ に 、1 960 幎 の 郜 åž‚ 蚈 画 決 定 に よ り 造 成 さ れ お 以 埌、 䞀床も䜿われなかったトンネルが存圚する。 1964 幎 の 東 京 五 茪 に 際 し お 造 成 さ れ た こ れ ら の 道 è·¯ 網 は 老 朜 化 が 進 行 し、 2020 幎 の 東 京 五 茪 を 前 に 倧 き な 転 換 期 を 迎 え お い る。 ト ン ネ ル は 䟝 然 ず し お 車 な ど の 乗 り 物 を 通 す『 管 』 に 過 ぎ な い の か。2 床 目 の オ リ ン ピ ッ ク 開催を機に、21 䞖玀的なむンフラストラクチャヌの圚り方を暡玢した。 『地䞭に埋たったトンネル』を、『党長玄 60 0 m のコンクリヌト・チュヌブ』 ず し お 再 解 釈 す る こ ず で、 侀 幎 を 通 し お 15~ 20 ℃ 前 埌 の 空 気 を 創 り 出 す 環 境 装 眮 ぞ ず 転 換 さ せ る。 チ ュ ヌ ブ 侊 郚 に は、 å­£ 節 颚 を 利 甹 し た 空 気 埪 環 型の建築を蚭蚈するこずで、熱亀換されたチュヌブ内郚の適枩空気が吞い 䞊げられ、建築内郚の自然換気が行われる。 å‘š 蟺 の 銀 座・ 築 地 ã‚š リ ア に 滞 圚 す る å…š お の 人 々 が 恩 恵 を 享 受 で き る よ う な 滞圚空間を䜜り、日本の近代化のシンボルである郜心環状線を、よりヒュヌ マンな 21 䞖玀的むンフラストラクチャヌずしお転生させる。

04


EXTERIOR

COMPUTER GRAPHIC


PROJECT 01

H I S TOR I C AN ALYSI S

公園。巊図赀郚分 か぀お川が流れおいた堎所が埋め 立 お ら れ、1960 幎 の 郜 åž‚ 蚈 画 に よ っ お、 珟 圚 の 驖 郜 高 速 道 è·¯ に 接 続するトンネルバむパスが造成さ れた。巊図癜点線 箄 60 幎経぀今でも、䞀床も䜿われ

E

るこずのないたた、党長玄 600 メヌ

SIT

敷地呚蟺及び、敷地地䞭に存圚するトンネルの

歎史に関するリサヌチ

敷 地 は 東 京・ 新 富 町 に あ る 築 地 川

トルものトンネルが地䞭に埋たっ おいたこずが分かった。

OV ERV IE W R E SE A R C H 1960 幎 高 床 経 枈 成 長 期 に 造 成 さ

D ES IGN

れ、 無 甹 の 長 物 ず な っ お し た っ た 「車のためのトンネル」を、珟代に 生きる我々はどのように解釈すれ ばよいのだろうか。 人ずむンフラストラクチャヌの 21 䞖玀的な関り方を暡玢した。

06


Re: INFRASTRUCTURE

T HER M AL AN ALYSIS

地䞭玄 10M の深さに埋ったトンネル内の

空気枩床に関するリサヌチ

コンクリヌトを介した地䞭ずの熱 亀 換 に よ っ お、 幎 äž­ を 通 じ お 箄 15 ℃ ~20 ℃ に 保 た れ る こ ず が 分 かった。 冬5℃倖気 ) → 20℃トンネル内 倏30℃ ( 倖気 ) → 15℃トンネル内

Feb

Mar

Apr

May

Jun

Jul

Aug

Sep

Oct

Nov

Dec

W I N D A N A LYS I S

敷地䞊空 10M を吹く颚に関するリサヌチ

出兞気象庁ホヌムペヌゞ 2018 幎芳枬デヌタより

Jan

気象庁の芳枬デヌタを基に颚配図 を䜜成したずころ、10~3 月にかけ お は 北 郚 か ら、4~9 月 に か け お は 南 郚 か ら、 侀 幎 を 通 し お 南 北 方 向 に颚が吹くこずが分かった。

07


PROJECT 01

SPAC E D E SI G N

トンネル内の「空気」ず、それを掻甚するための「颚」に

着目したホテル党䜓の空間蚭蚈

30℃

15℃ SUMMER

5℃

OV ERV IE W

15℃ WINTER

R ESE ARC H D E SI GN

南北方向に吹き抜ける季節颚を利 甹 し お、 屋 æ ¹ 圢 状 に よ っ お é ­ 頂 郚 に è²  圧 を 生 み 出 し、 建 築 内 郚 の 空 気を吞い䞊げる機構を蚭蚈した。 チュヌブ内郚ず建築内郚を換気ダ ク ト で 繋 ぐ こ ず で、 チ ュ ヌ ブ 内 の

water collection

空気が匕き䞊げられ自然換気が行 われる。 滞圚ナニットは人数に応じた 3 タ ã‚€ プ を èš­ 蚈 す る。 換 気 シ ス テ ム の コ ア ず な る 煙 突 空 間 は、 半 屋 倖 空 間ずしお建築内郚ず倖郚を緩やか に接続しおいる。 滞圚する人々が日垞生掻の䞭で無 意 識 の う ち に『 颚 』 ず 戯 れ る。 無 意 識 例 に 存 圚 し、 人 間 の ち ょ っ ず した行動を倉えおしたうような「ゆ る さ 」 こ そ が、   侖 简 的 な ã‚€ ン フラストラクチャヌの圚り方なの ではないか。

tunnel effect

08


Re: INFRASTRUCTURE

X1

X2

X3

X4

X1

Y1

Y1

Y2

Y2

X2

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X5

X6

X1

Y1

Y2

Y3

Y3

Y3

Y4

Y4

Y4

Y5

0

1

3

6

10m

Type A

Type B

Type C

Area : 27m2(inside) + 9m2(terrace)

Area : 47m2(inside) + 16m2(terrace)

Area : 84m2(inside) + 24m2(terrace)

Number of Unit : 8 units

Number of Unit : 10 units

Number of Unit : 4 units

Target : 1~2 people

Target : 2~5 people

Target : 5~7 people

09

X2

X3

X4

X5


PROJECT 02

CV as a NODE

F U K U M I C O R P. CV DESIGN 2020

OV ERV I E W R ESE ARC H D ES IGN

1948 幎 に 富 å±± で 創 業 し た 犏 芋 産 業 æ ª 匏 䌚 瀟。2 0 1 8 幎 に 創 業 7 0 幎 の 節 目 を迎え、新しいコヌポレヌトノィゞュアルのデザむンを行った。 先 代 に よ っ お 富 å±± で 創 業 さ れ た 䌚 瀟 の æ­Ž 史 を 匕 き 継 ぎ な が ら、2020 幎 以 降 の æµ· 倖 進 出 や 新 た に 掲 げ ら れ た 経 営 理 念・ 行 動 指 針 を 投 圱 す る。 æ­Ž 史 を 継 承 し な が ら 未 来 を 瀺 し、 長 い 幎 月 の äž­ で 䌚 瀟 の 象 城 ず な る よ う な ロ ã‚Ž デ ザむンが求められた。 ロゎ圢態にはゎシック・ボヌルド基調の珟代的なモチヌフを甚いるこずで、 デ ザ ã‚€ ン の 刷 新 を 行 っ た。 侀 方 で、 ã‚š レ メ ン ト の 構 成 原 理 に は 旧 ロ ã‚Ž の ア ナロゞヌを利甚するこずで、先代より受け継がれおきたレガシヌを継承す るこずを詊みた。 「 構 成 原 理 」 ず 「 圢 態 」 を ロ ã‚Ž の 持 ぀ 二 面 性 ず し お 解 釈 す る こ ず に よ っ お、 「 æ­Ž 史 の 継 承 」 ず 「 未 来 ぞ の 革 新 」 ず い う、 共 存 す る 二 ぀ の 想 い を 結 晶 化 した。

10


CV DESIGN MANUAL

I L L U S T R AT I O N


PROJECT 02

C OR P OR AT E H I S TORY

1948 幎に創業されお以来、70 幎以䞊もの歎史を持぀

犏芋産業株匏䌚瀟の䌚瀟沿革

梱包資材の販売䌚瀟ずしお創業

創業者は富山県にルヌツを持぀ 1948

1950

1960

倧阪支店を開蚭

1970

OV ERV IE W

1980

R E SE A R C H

1990

株匏䌚瀟フクミずしお分瀟独立 梱包事業をコア事業ずしお行う

株匏䌚瀟フクミを蚭立 本瀟を枯区六本朚に分瀟蚭立

D ES IGN

1994

医薬品販売業を取埗

医薬品事業開始

東京支店を埌玉県戞田垂に蚭立

2000

キョクトり株匏䌚瀟ず業務提携

2010

キョクトり株匏䌚瀟を関連䌚瀟化 北陞支店を富山県富山垂に開蚭

むンドネシアにPT. FUKUMI INDONESIAã‚’èš­ç«‹ 犏嚁國際有限公叞台湟ぞ出資 J.T.GRAVUREタむ ず業務提携

2020

12

海倖進出に向けお、瀟名倉曎及び 2020

株匏䌚瀟FUKUMIに瀟名倉曎

CI・CV 倉曎を行う


CV as a NODE

C OR P OR AT E V I SI ON

䌚瀟党䜓のビゞョン

「経営理念」ず「行動指針」ずしお、6 幎前に蚀語化された

経営理念

蚀 葉 ず し お 結 晶 化 さ れ た「 経 営 理 念 」 ず「 行 動 指 針 」 を ダ ã‚€ ア グ ラ ムを甚いお衚珟するこずで、ビゞョ

‟ お客様の喜びが私たちの喜びになる”

ンを非蚀語の圢に萜ずし蟌んだ。

消費者の喜び

このダむアグラムをきっかけにし お、ロゎデザむンを構成しおいく。

顧客の喜び

協力䌁業

顧客・消費者

私たちの喜び 私たち

䌚瀟の仲間

行動指針 ‟ 信頌づくり、みんなが䞻圹”

CV a s a N O D E

コヌポレヌトアむデンティティ

䌚瀟の「歎史」ず「未来」を繋ぐ結節点

CV PA S T

F U T UR E

海倖進出

先代ぞの感謝ず敬意

瀟 長、 瀟 員 の 方 々 ず の デ ィ ス カ ッ ションを重ねるうちに、 「創業者である先代ぞの感謝」 「珟圚の事業の発展」

梱包・包装事業

「海倖ぞの進出」

行動指針

「行動指針ず経営理念」 ずいう぀の倧きな軞を蚀語化す る こ ず が で き た。 こ れ た で、 そ し おこれからの䌚瀟を象城する存圚

医薬品事業

13

経営理念

ず し お、 こ れ ら の 芁 玠 を 玡 い で い くようなナラティブが求められた。


PROJECT 02

正方圢ず円圢をベヌスずしたシン プルな幟䜕孊を元に党䜓を構成し た。差し色にはコヌポレヌトカラヌ の 緑 か ら、『100 幎・200 幎 続 く 䌁 業になるように』ずいう思いを蟌 め、 日 本 の 䌝 çµ± 色 で あ る 千 æ­³ 緑 を 甚いた。

OV ERV IE W

【千歳緑】 DIC / 379s 4 色 / C76 M41 Y100 K38 RGB / R51 G87 B25

E LE M E N T S

D E SI GN

耇合的に重なり合うこずでロゎマヌクを圢成する

8 ぀の構成芁玠

R ESE ARC H

01.

04

07.

02.

05.

08.

03.

06.

09.

01 :「ふ」 02 :「く」 03 :「み」 04 : 包装事業を衚すリボン 05 : 医薬品事業を衚す包み玙 06 : 富山県の立山連峰 07 : 行動指針のダむアグラム 08 : 経営理念のダむアグラム 09 : 最終デザむン

14


CV as a NODE

PR ODU C T S

CV 倉曎に䌎っお䜜成した、名刺・封筒・玙袋などの

ノィゞュアル呚蟺プロダクト

CV のデザむンコヌドに則り、シン プ ル さ の äž­ に、「 䌝 çµ± 」 や「 ä¿¡ é Œ 」 を象城するような緊匵感のあるデ ザむンを目指した。 これらのプロダクトが䜿甚される äž­ で、 新 ロ ã‚Ž が「 æ­Ž 史 ず 未 来 」 そ し お「 個 人 ず 䌚 瀟 」 を 繋 ぐ シ ン ボ ルずしお、氞く愛されるこずを願っ おいる。

15


PROJECT 03

HETEROTOPIA

K ABUKI- CHO, TOK YO COMMERCIAL COMPLEX 2019

OV ERV I E W R ESE ARC H D ES IGN

眠 ら ぬ 街 、 歌 舞 䌎 町 。 こ の 町 は 職 業、 幎 霢、 人 çš® を 問 わ ず 、 人 々 の あ ら ゆ る欲望を飲み蟌むこずで日本を代衚する歓楜街ずしお成長しおきた。 そ ん な 町 に 商 業 æ–œ èš­ が で き た 。 そ こ で は 毎 日 倚 く の 人 が 行 き 亀 い、 è ¢ い お い る。 で も 䜕 か が 足 り お い な い。 歌 舞 䌎 町 の 町 äž­ で 感 じ る 違 和 感。 颚 俗 店 ず 隣 り 合 う 公 共 æ–œ 蚭、 昌 間 も 薄 暗 い è·¯ 地、 賑 わ い を 溜 め 蟌 む ス ト リ ヌ ト 。 小綺麗なビルの䞭で小綺麗な行為が再生産されおいる。そんなビルに眮か れた怪獣は、消費䞻矩が生み出したフォリヌでしかない。 商業開発によるゞェントリフィケヌションに察抗するため、歌舞䌎町の持 ぀ 空 間 的 ア ナ ロ ã‚ž ヌ を 甹 い 、 建 築 の äž­ で 商 業 æ–œ èš­ を 再 構 成 す る。 消 è²» 欲 求 のたたに建築内郚を回遊するず、無意識のうちに歌舞䌎町のアナロゞヌ空 間 に ず ら わ れ お し た う。 気 が 付 く ず、 商 業 æ–œ èš­ た で も が 歌 舞 䌎 町 の 侀 郚 ず なっおいるのである。 商 業 開 発 ぞ の 迎 合 か、 歌 舞 䌎 町 ぞ の 迎 合 か。 å…š お を 飲 み 蟌 む 歌 舞 䌎 町 の 怪 獣こそが、この町のシンボルにふさわしい。

16


SECTION PERSPECTIVE

COMPUTER GRAPHIC


PROJECT 03

SI T E AN ALYSI S

宝ビルのある区画。1957 幎に歌舞 䌎町発の劇堎ずしおオヌプンした コマ劇堎があった堎所でもある。 歌 舞 䌎 町 は 箄 100M 四 方 の ã‚š リ ア を指す。巊図癜郚分 本敷地はセントラルロヌドずシネ シ テ ィ 広 å Ž に 面 し た、 歌 舞 䌎 町 の 䞭心地に存圚する。巊図赀郚分

SIT

E

敷地呚蟺及び、歌舞䌎町゚リア党䜓の街ずしおの

歎史に関するリサヌチ

敷 地 は 東 京・ 歌 舞 䌎 町 に あ る 珟 東

OV ERV IE W R E SE A R C H

巊図セントラルロヌド 右図シネシティ広堎

D ES IGN

H IS TOR IC AN ALYSI S

歌舞䌎町゚リアの街ずしおの倉遷の歎史に関するリサヌチ

1957 - 2020

18


HETEROTOPIA

B U I LDI N G T YP OLO GY

歌舞䌎町を衚象する雑居ビルの、空間構成に関する

建築的リサヌチ

歌舞䌎町に存圚する雑居ビルにお い お、 è·¯ 面 か ら ダ ã‚€ レ ク ト に ア ク セスできる地䞊郚分には飲食店や 小売店が入り青色郚分、゚レベヌ タや階段を䜿っおアクセスする二 階以䞊の密閉空間には颚俗営業店 などが入っおいる。赀色郚分 『街に察しお地䞊レベルで開き、䞊 空レベルで閉じる』空間構成のア ナロゞヌを発芋した。

雑居ビルを䞊䞋に匕き䌞ばすこず によっお、その空間構成アナロゞヌ を ス ケ ヌ ル ア ッ プ さ せ る。 足 元 に ぱレベヌタヌコアや柱のみが残 り、 侊 å±€ 郚 に は 倧 き な 内 郚 空 間 が 生たれる。 足元のオヌプンな商業空間から䞊 局郚のクロヌズドな劇堎空間たで、 倚様なプログラムを同䞀建築内に グラデヌショナルに共存させるこ ずを詊みた。

劇 堎、 èµ€ 線、 ホ ス ト ク ラ ブ、 暎 力 団 事 務 所、 颚 俗 産 業、 ア ミ ュ ヌ ズ メントシティ ... 歌舞䌎町は戊埌か ら珟圚たで、わずか 50 幎䜙りの幎 月の間で倚くの衣替えを行っおき た。 お よ そ 100m 四 方 の ã‚š リ ア 内 で、 『雑居ビル』ずいうたったひず぀の ビ ル デ ィ ン グ タ ã‚€ プ が、 あ ら ゆ る 人 間 の、 あ ら ゆ る 欲 望 を 満 た す 受 け皿になっおいる。

19


PROJECT 03

C ON T I N U OU S PL AN S

地䞊 10M~120M たで、連続的に倉化する連続平面図

黒塗り郚分は構造壁

60M , 120M

50M , 110M

OV ERV IE W 40M , 100M

R ESE ARC H D E SI GN

30M , 90M

地䞊付近では柱ず゚レベヌタヌコ アのみが衚出する兞型的商業斜蚭 の平面図が珟れる。 20M , 80M レベルが䞊がるに埓っお柱が倪く な っ お い き、 あ る ず こ ろ で 柱 内 郚 に空間が生たれ図ず地の反転が起 こる。 頂䞊付近には倧きな内郚空間が衚 出 し、 オ ヌ プ ン な 商 業 æ–œ èš­ か ら ク ロヌズドな劇堎空間たでがグラ デヌショナルに共存しおいる様子 が分かる。

10M , 70M

20


HETEROTOPIA

AR C H DI AG R AM

連続倉化する曲線によっお構成されたアヌチ状の圢態

に関するダむアグラム

敷地呚蟺に存圚する「セントラルロヌド」「シネシティ広堎」に

構造壁が xy 方向にカテナリヌ曲線を描くこずで䞊局郚の荷重を

察しおメむンの倧型アヌチを蚭け、人々の賑わいを匕き蟌む。

効率的に受け流し、柱の少ない空間構成を可胜にした。

『街に察しお地䞊レベルで開き、䞊 空レベルで閉じる』- 雑居ビルの空 間構成アナロゞヌを倧芏暡建築に 応 甹 す る こ ず で、 å…š お の 機 胜 を 飲 み 蟌 む「 歌 舞 䌎 町 ら し い 」 商 業 æ–œ 蚭が立ち珟れた。 地䞊レベルからの商業化の波に迎 合 さ れ る の か、 侊 空 レ ベ ル か ら の 歌舞䌎町らしさに迎合されるのか。 こ の 建 築 そ の も の が、 歌 舞 䌎 町 に 朜む自己矛盟を衚象しおいる。

21


PROJECT 04

FOOD+CLINIC

ELECTRICS MANUFACTURER SERVICE DESIGN (CONCEPT) 2019

OV ERV I E W R ESE ARC H D ES IGN

2030 幎 に は、 箄 800 侇 人 の 高 霢 者 が å­€ 食 状 態 に な る ず 予 想 さ れ お い る 。 孀食は栄逊バランスの偏りを匕き起こすだけでなく、コミュニケヌション 䞍足から掻力党䜓を䜎䞋させる原因にもなっおいる。 5- 10 幎 埌 の 瀟 䌚 で は 、 セ ン シ ン グ デ バ ã‚€ ス が 普 及 し、 人 々 の 健 康 デ ヌ タ は簡単に蚈枬され管理されるようになっおいる。たたモビリティ技術の発 達によっお高霢者の移動の負担も倧幅に軜枛されるこずが予想される。 「 f o o d + cl i n i c」 は そ の よ う な 未 来 瀟 䌚 に お い お、 ス ヌ パ ヌ マ ヌ ケ ッ ト に 䜵 èš­ さ れ た 店 舗 を 甹 い、 高 霢 者 侀 人 侀 人 の 健 康 状 態 に 合 わ せ た 最 適 な 食 事 を 提 䟛 す る こ ず を 通 し お、 地 域 の コ ミ ュ ニ テ ィ を 圢 成 す る「 町 の 健 康 食 堂 」 ずなる。 町党䜓が連携しながら高霢者の食生掻をサポヌトするこずで、慣れ芪しん だ町に䜏む䞀人暮らし高霢者にずっおなくおはならない存圚ずなる。

22


SERVICE OVERVIEW

I L L U S T R AT I O N


PROJECT 04

I D E AT I ON PR O C E S S

本プロゞェクトにおけるアむデア創出のためのプロセス

「Weak Singals」ず呌ばれる技術的、 も し く は 瀟 䌚・ 文 化 的 な 未 来 の 兆

Possible

し ず な る 出 来 事 を 収 集 し、 ブ ラ ン ドが提䟛したい䟡倀ず照らし合わ

Plausible

せ る こ ず で、 未 来 の 機 䌚 領 域 を 圢

O PP OR T U NI T Y AR E A

W E AK SI GN ALs

成しおいく。

未来の機䌚領域

 想 定 倖 瀟 䌚倉化

Preferable

PPPP 図 に 重 ね た ベ ク ト ル 図 を 想 Present

t = 時間

Probable

BENE FICI AL T ER R I TORY ブランド・ビゞョン

定 す る ず、Weak Signals を 甹 い る こ ず で ア ã‚€ デ ア の 斜 床 を 高 め、 「Preferable」 な 未 来 を 描 き 出 す こ ずが分かる。 参考A diagram of potential futures(PPPP)

O PP O R T U N I T Y A R E A

R E SE A R C H D ES IGN

本プロゞェクトにおいお、リサヌチによっお圢成された

未来の機䌚領域

OV ERV IE W

・Effortless Transport ・Sensing Everywhere ・Sustainable Living の䞉぀の領域の䞭で、 特 に「 侀 人 暮 ら し 高 霢 者 の 食 文 化 をサポヌトする」ずいう未来の機 EFFORTLESS TRANSPORT

SENSING EVERY WHERE

S U S TA I N A B L E L I V I N G

セン シ ング デ バ むス

自動運転の普及

コミュニ ティ 高霢者 地域密着

?

人生100幎時代

䌚 領 域 を èš­ 定 し、 ア ã‚€ デ ア の 軞 ず した。

栄逊䞍足 孀食 センシング

“ 誰 かず䞀 緒 に 食 べるご 飯 が 侀 番 矎 味し い ” 性栌 ・穏 や か で 、ど ん なタむプ の 人 でも合 わ せら れ る ・安くおも利 䟿 性 の い いもの を 遞 び た い ・䞀 人 の 時 は あ たり莅 æ²¢ はしな い 趣 味・興 味 ・本 を 読 む こず、散 æ­© ・ガ ヌ デ ニング

時 山 ミチ

幎 霢7 8 æ­³ 性 別女 性 職 業専 業 äž» å©Š 幎 収2 0 0 侇 円 䜏 所東 京 郜 æž… 瀬 åž‚ 家 族 構 成䞀 人 暮 らし

普段の生掻 ・近 所 の 地 域 センタヌ で 行 わ れ お いる 䜓 操 に 週 2 回 行っお いる ・月 に 2 回 ほ ど 、友 人 ず倖 食 に 行く

ゎヌル ・孫 が 幎 に回 遊 び に 来るの が 楜し み ・健 康 な 状 態 で 長 生 きした い

行動モデルのペル゜ナを蚭定する こ ず で、 サ ヌ ビ ス に 関 連 し た ナ ヌ ザヌ心理に察する考察を行った。

珟 状 に察 する䞍 満 ・料 理 は 奜 きだ けど 、䜓 が 痛 いし 侀 人 だず䜜る 気 に は ならな い ・友 人 ず䌚う予 定 は 定 期 的 に あるけど 、基 本 的 に 侀 人 で 過 ご す 時 間 が 倚く、少し 寂しい

こ の モ デ ル を 基 に、 サ ヌ ビ ス を èš­ 蚈 し、 属 性 の 近 い ä»® 想 ナ ヌ ザ ヌ に むンタビュヌを行った。

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い る こ ず で、 各 ポ ã‚€ ン ト ご ず の 䜓

鹓 の 解 像 床 を あ げ、 こ の サ ヌ ビ ス

䜓 鹓 の キ ヌ ポ ã‚€ ン ト や 問 題 点 等、

怜蚎すべき事項を掗い出した。

ナ ヌ ザ ヌ ã‚€ ン タ ビ ュ ヌ で は、 こ の

マップを甚いおサヌビスの説明を

行 い、 ど の シ ヌ ン に ナ ヌ ザ ヌ の 障

壁があるかを明らかにした。

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WEB

WEB

アクセス チェック

受付

ポむント還元等の特兞

• 玹介制床の蚭眮

• webサむト(HP)

しいこずをするのは気が進た

• MaaSの の掻甚

亀通機関ずの連携

• コミュニティバス等の公共

み

コミュニケヌション

生䜓デヌタ収集

入

App

泚文・䌚蚈

・泚文

• 専甚app

の䞭から食べたいものを遞択

を䜿った料理が提瀺され、そ

• 自分の健康状態にあった食材

泚文

• 簡易センシングキットの導

• センシングデバむス

は少し面倒

• いちいちセンシングするの

セリングの有無

• 健康状態に䟝っおカりン

• 時間制人が集たる仕組

を蚭蚈する

凊方箋発行

カりンセリング

センシング

蚺断

• センシングデバむスで

• 日々の動線䞊にサヌビス

• 実店舗

• 移動が面倒くさい・倧倉

ない

• 家から出るのが億劫だし、新

• 実店舗に来店

人的察応

リピヌト客

受付

他人事感が吊めない

の店舗を確認

• webサむトでサヌビス内容・近く

怜玢

WEB

来店

• 家族にすすめられおも、

Food Clinicを知る

• 家族のすすめで

新芏顧客

発芋

自分で遞びたい

• 味の濃さ、テむストなどは

買い物

やりがいの蚭蚈

• 買い物は自分でやる→

買い物

受け 取 り

導入

食事

を楜しむ

• 他の利甚者ずずもに食事

コミュニケヌション

食事

• 空間的に工倫する

な人が参加する

• テヌブルマネヌゞャのよう

を取るのは...

• 知らない人ずいきなり食事

• ARグ グラス等、調理補助技術の

集たる

• 様々な幎霢/職皮の人が

• 地域ボランティア制床

• 地域ボランティア

• 料理を受け取る

• 食材を枡す

食材枡す

地域ボランティア

調理

かない

蚭蚈

健康デヌタ管 理

App

スで定期的に健康チェック

• 専甚のセンシングデバむ

亀流

åž°å®…

で継続利甚を促す

• Meal planを蚭定するこず

• 継続利甚割匕を蚭定

• 家に垰っおきたら結局続

• 地域を巻き蟌んだむベント

ベントに参加

• 食埌のネットワヌキングむ

チャット

むベント

亀流

SNS

チャット

に連絡可胜なSNS

• アプリで䜓調管理、手軜

• 専甚app

• りェアラブルデバむス

Clinicぞ送信する

• 日垞の健康デヌタをFood

継続

C U S TOMER J OU R N E Y M AP

ナヌザヌがサヌビスを利甚する䞭で生じる

䜓隓に関連したチェックポむントのマッピング

カスタマヌゞャヌニヌマップを甚

Customer Journey Map ver.05

FOOD+CLINIC


PROJECT 04

SERV I C E OV ERV I E W

沿道沿いのスヌパヌに䜵蚭された際の Food+Clinic の

サヌビス党䜓像ずその流れ

④食材を賌入

⑀食材を枡す料理を受け取る

③料理食材を遞択

⑥䞀緒にご飯を楜しむ

②生䜓デヌタを同期取埗

OV ERV IE W

① MaaS による移動

S TA K E H O LD E R M AP

Food+Clinic を介した、地域ずクラむアント䌚瀟ずの

D E SI GN

゚コシステムを衚したステヌクホルダヌマップ

R ESE ARC H

地域ボランティア

地 域コミュニティ

生䜓デヌタの二次利甚

スヌパヌ割匕利甚蚌等 瀟䌚貢献機䌚

独り暮らし高霢 者

お手䌝い

利甚料生䜓デヌタ

消費者デヌタ

サヌビス

サヌビス向 侊

本瀟

Food +Clinic

堎所

集客力定着床

消費デヌタの二次利甚

提携スヌパヌ

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FOOD+CLINIC

U SECASE SCEN AR IO

東京郊倖で独り暮らしをしおいるミチさんを䞻人公にした、

food+clini のサヌビスを利甚するシナリオ

䞻人公のミチさんは東京郊倖で独 り暮らしをする 83 歳。 Food+Clinic の サ ヌ ビ ス を 利 甹 す る う ち に、 地 元 の 知 り 合 い が み る みる増えおいった。 今 で は Food+Clinic に 通 う こ ず が 毎 週 の 日 課 ず な り、 ご 飯 を 食 べ な がらみんなずおしゃべりするこず が最近の楜しみだ。

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MISCELLANEOUS WORKs

MISCELLANEOUS WORKs

EDITORIAL DESIGN PRODUCT DESIGN PROTOTYPING

2019 - 2020

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MISCELLANEOUS WORKs

EDI TOR I AL D E S G I N これから倧孊に入孊する人たちぞ向けお、OB・OG の方々の これたでの遞択、苊悩をむンタビュヌ圢匏でたずめた本。 コンセプトデザむン、゚ディトリアルデザむンを行った。

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MISCELLANEOUS WORKs

PR ODU C T D E S G I N 10 幎埌の未来、生䜓デヌタの挏掩がきっかけずなり、クラりド ぞの信頌が倧きく揺らいだ。人々は自身のプラむベヌトなデヌ タを指茪のように肌身に着けお持ち運ぶようになる。

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MISCELLANEOUS WORKs

PR OTOT YPIN G 海掋マむクロプラスチックサンプラヌのプロトタむプ。 安䟡な垂販郚品を組み合わせ、研究者が誰でもアクセス可胜 な未来を描いた。

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