[2020] FURUSAWA DAISUKE LABORATORY
[master of architecture]
NIHON UNIVERCITY OF ARCHITECTURE
academic portfolio
* masato iwasaki / MArch01
Iwasaki Masato
desingn theme
- オープンプロセス型の公共性を求めて 全ての人にとって建築は欠かせない存在であるからこそ、皆が建築・空間を考え るきっかけを作りたい。ワークショップや実施設計を通して建築の原点を探りな がら、建築が立ち上がる中で建築・空間と社会の接続口を探求している。
desingn skills AutoCAD
Rhinoceros
Vectorworks
v-ray
Adobe illustrator
Grasshopper
Adobe photoshop
Sketchup
Adobe indesign
Archicad
exhibition
2019/03/03-04 身近に芸術 vol.01
at 吉祥寺 majerca gallery
2019/04/12-14 身近に芸術 vol.02
at 浅草九劇『うずフェス』
2019/05/05
身近に芸術 vol.03
at 国立市某所
2020/09/01-11 杉並建築展 2020
Nihon University, Graduate School of Science and Technology, Department of Architecture, Furusawa Daisuke Laboratory
at 杉並区役所
award
- 個人受賞 : 7 作品 グループ受賞 : 2 作品 2007 第 37 回世界児童画展 2016 前田紀貞建築塾第 3 回寺小屋ワークショップ
総合資格賞 ( 企画賞 )
2020 日本大学理工学部卒業設計 桜建審査会 Birthplace Date of birth Mobile Email
Kunitachi in Tokyo,Japan May 03,1997 08044774686 iwa183953@gmail.com
奨励賞 ( 第 3 位 )
2020 せんだいデザインリーグ 2020 2020 赤れんが卒業設計展 2020
入選
2020 オンライン卒制展 2020
20 選
佳作 ( 6 選 )
本選進出 ( 20 選 )
2020 JIA 東京都卒業設計展 学校代表 / 駒田剛司氏選出作品 2016 - 2020 日本大学理工学部優秀作品集 2020 JIA open school 2020
6 作品掲載
最優秀賞 ( 阿部勤賞 )
Contents graduation work
academic works[~2019]
‘squatters’
‘Shadows of the past and present’
005
039 043
‘Demolition of pillars’ 047 ‘Birdcage’ 051 ‘Real / imaginary’
academic works[2020]
Other Projects
‘Multiple subjects’
‘POLUS design conpetion’
021
058
017
‘Continuous roof’ 025 ‘Volume / Void’ 031 ‘Post tourism industry’
057
‘Sugimoto Architectural Design’ 059 ‘ABLE Space Design Competion’ 061 ‘CD jacket design’
‘Illegal occupation of
004
graduation work
Villa Savoye’
graduation ‘We are squatters’
work ‘Stacking Villa Savoye’
graduation work
005
Instructor : Furusawa Daisuke Program : Pavilion
Project Location : Paris
[2020]
[graduation work]
squatters
what's squatter ?
‘Squatting Villa Savoye with the general public’
step01 rebuilding step02 adehesion
006
graduation work
step03 whiten step04 integration 多くの人が現代建築について議論する前提
クリエイターがユニオンを作り、法人を
転したプロセスが生まれている。だからこ
を共有するため「開かれた建築」を作れな
作って、住人や行政と調整しながら丁寧に
そ、今一度近代建築を乗り越えるキーワー
いだろうか。スコッターとは放棄された土
合法化・方法論化している。
ドとして「スクウォッティング」を掲げ、
地や建物(通常は住居)を占拠する行為の
専門性を持たない人々と「ものづくり」を
ことであり、厳密に言えば「不法占拠」行
現代のスクウォッティングにはモダニズ
通して建築への理解を促し、そうした創造
為である。歴史的流れとしてスクウォッ
ム・ポストモダニズムの言説から立ち現れ
性を具体的で実現可能な形へと導くことを
ティングはカウンターカルチャーとして、
る風景とは対極的で、アウト・オブ・コン
目指す。
ある種非合法的でその行為が社会に対する
トロールを楽しんでいるような風景を作り
批評性を示すっていうことにも繋がってい
上げている。作り手側と、計画する側と、
た。しかし、現代においてその姿は変わり
使う側がほぼ一体化し、その人員の構成の
つつある。ベルリンのプリンセスガーデン
あり方がフラットであり、近代が作り上げ
という「アーバンガーデン」ではアーティ
てきた職業の垣根のようななものがもはや
ストが自らスクウォッティングしている。
消失。さらには近代の設計プロセスから逆
step05 update step100 vertical city
step01 rebuilding まず手始めに自ら吉祥寺のレンタルギャラリーという校
マノヴィッチの唱えたインスタグラミズムの写真の美学
外での公的な場をスコッティングし、建築学の教科書と
をもとに、日常の些細な出来事や事物に特別な意義を見
も言える「サヴォア邸」を題材にスケールを落とし、一
出す現代だからこそ、 「身近なもの」をテーマに制作を行っ
般社会へと接続する。スコヤ、金尺、カッターといった
た。
建築学生にとって「身近なもの」で再構築していく。レフ・
2019/03/03-04
graduation work 007
step02 adehesion 再び場所を移し、一般社会の介入を誘発するため、「日用
ど、他者の創造性を類型化した。浅草のうずフェスとい
品」という誰にでも親みのある身近なものを前作に付着
う多種多様なエンターテイメントが集まるイベントで実
していく。この付着という行為こそ既存建築に対するス
施した。
コッティングであり、作品が変化していく様子を観察し、
008
graduation work
身近なものを組み合わせて独立したアート作品を作るな
2019/04/12-14
step03 whiten 主体性の発露したサヴォア邸が他者性を持って本来の姿
ティングを行った。また、それはある種メタボリズム的
へと回帰することを目的に、step02. で「身近なもの」が
操作に対し時間を止めるための「切断行為」であり、アー
付着した形態を維持しながら塗料を用いて漂白し、情報
ト作品から建築設計に移行していく。
量をコントロールするため、マテリアル属性のスクオッ
2019/05/05
graduation work 009
建築
学
科の
後輩
step04 integration
再び場所を移し、一般社会の介入を誘発するため、「日用
ど、他者の創造性を類型化した。浅草のうずフェスとい
品」という誰にでも親みのある身近なものを前作に付着
う多種多様なエンターテイメントが集まるイベントで実
していく。この付着という行為こそ既存建築に対するス
施した。
コッティングであり、作品が変化していく様子を観察し、
010
graduation work
身近なものを組み合わせて独立したアート作品を作るな
graduation work
011
建
築
家
step05 update
仮設的建築空間は STEP02~04 を再び繰り返 すことで増築されていく。STEP05 ではスク オッティングの主体を自身と仮定し増築を行 う。環境の変化や用途の変更に柔軟に対応す るため人は活動を活発化し、その活動が使い 方を決めていく。サービスは活動と使い方に 反応し、全てを決めるのは時間である。椅子 に座ってトランプを手に取れば、カードルー ムであり、プロジェクターを持って来させた ら映画館とも言える。ラベルをつけるとした
012
graduation work
らモニュメントだろうか。それとも建築か。
外皮
構造
STEP05
サヴォア邸のアウトライン(形態)
装飾的なサヴォア邸のファサード
単管パイプによる足場がサヴォア
施工現場のような、統合・外皮・
して担保される「身近なもの」を
に乗っ取りながらサヴォア邸の上
が積層された空間のアウトライン
邸のつらに合わせて組まれてい
構造の関係から余白が生まれ、再
付着しながら積層していく。
にもう1つのサヴォア邸を積層し
を構成していく。
く。
びスクオッティングのきっかけと
STEP04
付着
step04 の「仮設・構造的抽象化」
テレビやプリンターなど、空間と
されたモノを一度取り払い、増築 を行っていく。
統合
ていく。
なる。
3F COURTYARD
4F MINI THEATRE
5F RESTAURANT
6F BATH & GALLERY
013
2F GALLERY
graduation work
1F WORKSHOP
STEP05 - PLAN & SECTION
SECTION
1 : 700
step100 vertical city バーナード・ルドフスキーの「建築家なしの建築」のよ
築群を、それでも建築家が一般市民に寄り添いながら公
うな自然発生的な建築群をサヴォア邸を出発点に垂直、
的な建築群を創造していく。
014
graduation work
水平に広がっていく。 「建築家なしの建築」のような建
graduation work
015
017 ‘Multiple subjects’
021 ‘Continuous roof’
academic works [2020]
academic
works
025
016
‘Volume / Void’
[2020] 031 ‘Post tourism industry’
academic works [2020]
017
Instructor : Furusawa Daisuke Program : Housing complex
Project Location : Arles
[2020]
[academic works]
multiple subjects
‘diversion’ for abundance Affirming the intervention
academic works [2020]
of multiple creators
創作のプロセス ①歪みの設定 世界の正確な記述を目的とした遠近法的な固定された 価値観からの脱却を試みる。まず「アルルの円形闘技 場」の本体をつくるうえでパースペクティブの「歪み」 を設定。 手前と奥の二つの世界が同居する奥行きのある歪んだ 形態であり、これは複数の視点・主体を受け入れる「土 壌」となる。
[ 上の図 ] では平面、 立面的操作によりアーチを歪ませ、 連続したアーチの設計担当を振り分ける。
018
したたかさ、寛容さ、見事さ
[ 下の図 ] では、前後でアーチの高さを変え、透視図
これは、かつて「アルルの円形
さ」や、既存という限界要素を
て捉えるのではなく、時間の移
闘技場」が集合住宅へと転用さ
含んだ構築物に多様性を与える
り変わりとともに新たな価値が
れていた状態を示す銅版画であ
変容保証の「見事さ」が感じら
実装されるインクルーシブな建
る。この画の魅力は、闘技場か
れる。そこには、既存建物が都
築のあり方が示されている。
ら軍事施設、そして集合住宅へ
市の資源として、継続的にその
今回私たちは、この転用事例の
と用途が移り変わりながらも、
参照価値が見出されていく豊か
「模型化」を通じて、ポスト・コ
既存の形態に呼応していく「し
な時間の流れが横たわっている。
ロナ時代における「これからの
たたかさ」にある。また、既存
竣工時を最適な状態と見なし、
価値」を提示する。
という他者を受け入れる「寛容
その後の変容を不純なものとし
法を歪ませる。
②領域の確定 次に、複数の主体(作家)が介入する為の領域の確定 を行ないます。ここでは円形闘技場のアーチひとつひ とつを異なる作家が創作を担当します。円形闘技場の 中心とアーチを結んだ細長い扇状の領域が作家の創作 範囲になります。今回の展示では 3 名の作家によって 創作を行なっています。
academic works [2020]
③偶然の衝突 3 ⼈の作家が別々に創作した造形物を統合します。各々 が隣の領域を予想しながら制作しますが、その期待は 時に裏切られ、それぞれの領域が接し合う「境界⾯」 では、建物の輪郭がズレて断面が剥き出しになってい 図しなかった偶然の造形が⽴ち現れます。3 人が個性 を発揮しながら自由に創作しつつも、円形闘技場の力 強い形態によって全体性が担保されるため、想定外の 造形物でありながら各個性が肯定されるような、寛容 さの発露が⾒て取れます。
019
たり、ある建物の同じ部分が連続したりと、作家が意
020
academic works [2020]
academic works [2020]
021
Instructor : None Program : House of cancer care,Landscape
Project Location : Tokyo,Toyosu
[2020]
[academic works]
continuous roof
Boundary reconstruction The feeling of a nest that protects the weak マギーズ東京の求めるもの 世界各地に点在する「マギーズセンター」。それはガン 患者にとって『第二の家』と言われ、国々で特色を持っ た建築となっている。日本の東京、 豊洲に根を下ろす「マ ギーズ東京」に求められる日本らしさを ‘ 屋根 ’ と ‘ 基壇 ’ によって建築という原点から周辺の庭へと広がりを持っ
022
academic works [2020]
広がる 1 枚屋根 屋根と基壇による境界要素の検討により日本的境界を構想 し、その屋根がプライベートとパブリックを分けながら公 園へと伸びていくことで、一体感を生み出します。 既存のパスと接続することで寄り道空間を演出し、その庭 園にはあえて異国のランドスケープデザインを用いなが ら、アトリエやガーデニングストリートをサテライトとし て配置することで目的の複合を図ります。
た建築及びランドスケープの提案。
マギーズ建築部分 ダイニングを中心に、前面道路か らパブリックとプライベートがグ ラデーションになるよう諸室を配 置。
裏庭
-1200
次に、それぞれの諸室にレベル差 や可動間仕切りを付け、守られた 空間や見渡せる空間を作り、ダイ ニングから全体を見渡しつつ、周 囲から守られた部屋を生む。
トイレ
+1200
-1200
トイレ +200
±0
カウンセリングルーム -1200
ダイニング +200
±0
坪庭
-1200
リラクゼーションルーム +1200
academic works [2020]
オフィス
カウンセリングルーム リビング
-1200
023
ランドスケープ 庭を整備する造園家のアトリエ は、グリッドフレームで内外を繋
024
academic works [2020]
ぎ、作業場が道に溢れ出す様に設 える。植栽計画としては高さ、季 節の変化を考慮し配置を行った。
ガーデニング ストリート
トイレ アトリエ ±0
academic works [2020]
025
Instructor : Furusawa Daisuke Program : Houses
Project Location : Tokyo,Suginami
[2020]
[academic works]
volume//void
Inside / outside reversal Creation of a rich external space 住宅地に無数に点在する位置指定道路 (42 条 1 項 5 号道路) という「都市的な型」に注目した住宅群の提案。ポスト・ コロナ時代を見据え、外部と内部が等価になるようスタ
026
academic works [2020]
ディを繰り返した。
Reversal process
academic works [2020]
① Typical housing complex
② External volume
and boundaries ③ Shave the housing volume
④ Boundary between inside and outside
027
⑤ Integration of scraped volume
academic works [2020] 028
Reversal scene 道路などの外部空間の形態と、住宅の内部空間の形態の双方が、建築的 な豊かさを持ちうるように、内部/外部、ヴォリューム/ヴォイド、図 /地が拮抗し反転し合う関係を考察。
living room
dining room
entrance
entrance
bedroom
029
1 階平面図 縮尺 1 : 50
bathroom
kitchen
bathroom
kitchen
dining room
terrace
entrance
studio
tiolet
entrance
tiolet
academic works [2020]
studio
studio
studio
entrance
entrance
bathroom
bathroom
bedroom
bedroom
entrance
bedroom
entrance
bedroom
2 階平面図 縮尺 1 : 50
tiolet
bedroom
bedroom
terrace
dining room
kitchen
bathroom
030
terrace
bedroom
bedroom
bedroom
terrace
living room
bedroom
kitchen
academic works [2020]
terrace
dining room
living room
kitchen
terrace
living room
terrace
bedroom
living room
kitchen
bedroom
terrace
bedroom
bathroom
terrace
academic works [2020]
031
Instructor : Naka Toshiharu Program :Complex
Project Location : Yamanasi,Katunuma
[2020]
[academic works]
post tourism industry
0 1 3 5 10M
Renewal of the concept of ‘tourists’ 『観光』というのは、一般には退屈な 現象だと思われる。
Tourists coming and going between the two bases
とが起こったりする。そういった「誤
を行き来しながら偶発的な要素を取り
差」が必ず入ってくる。そのズレこそ
入れることを目指して観光客という概
なぜなら観光に行く人はガイドブック
「観光」の本質であり、観光する街を
や SNS 上で観光地の情報をあらかじめ
知るには、「無駄な時間」を確保する
知っているからである。つまり、知っ
必要がある。
ていることを確認するために観光地に
名所、名物といったコンテンツを単に
行くことが『観光』という行為である。
消費することやインバウンドをター
しかし実際にはそこで思いがけないこ
ゲットにするのではなく、消費と生産
念を更新していく。
とから、都市に住むことの意味が問い
都市圏内の地方を観光地として設定す
直される。
る。これには上記に示した通りコロナ
このことより、 『都市と地方の二拠点』
以降、『コンテンツ至上主義』や『イ
を軸とした新たなライフスタイルを提
ンバウンド』から宿泊施設周辺に住む
案する。それは同時に消費と生産を行
人たちに向けた『マイクロツーリズム』
き来する新たな観光客としての在り方
へと観光産業の構造が変化すること、
であり、これまでの「観光産業」と農
またリモートワークの一般化が進むこ
業を中心とした「一次産業」を複合し
た新たな産業のカタチである。
都市
▼
academic works [2020]
地方
都市に住む人々を観光客の対象とし、
個人(観光客) 農地
ぶどう畑
ぶどう園
ぶどう園
ぶどう狩り 果樹園 ぶどう畑 直売所
農地
宅配
大善寺 ( 葡萄寺 )
ギャラリー
レストラン
花屋
ぶどう園 ぶどう園
ぶどう園
目指す産業のカタチ 032
1次産業
▼
観光産業
地方:山梨県-峡東地域甲州市勝沼町
都市:東京都-国立市北商店街
峡東地域というワイナリーが日本一集積するエリア。関係人口を増加させ、生産/
東京郊外に位置する国立市にある小さな商店街。山梨県甲州市まで車で90分ほど
消費の流れをつくり出し、地域を活性化。ワインを核とした周遊・滞在型観光の
でアクセスが可能であり、モビリティが確保されている。地方で得た資源を都市
推進を目指す。
へ発信していく。
中期滞在型住宅
屈曲したパスの内に離散的に建物を配置
木々に囲まれているため積層し リゾートと働き場の両立を図る
周辺敷地の建物にスケールを合わせる
▶
Local city site planning 農業体験施設
短期滞在住宅 02
農地と近接して配置しセミナーから 体験まで一体として活用する
葡萄棚を突き出すように配置 狭く急なパスで各住宅を繋げる
リモートオフィス
農地
オーベルジュ
ぶどう畑
眺望の確保された上層部に 線状に配置し、既存道路へと繋げる
中期滞在住宅
オーベルジュ
短期滞在住宅 01 ぶどう狩り
短期滞在住宅 02
発酵・かもし
▶
既存道路から山肌に向けてパスを接続させる
試飲 生産直売所
果樹園
圧搾
ワイン
ぶどう畑
三密を避けた開放的な『街歩き空間』
観光センター
貯蔵庫
ワイン製造所
短期滞在住宅 01
academic works [2020]
展望台
▶
葡萄棚に溶け込むように配置 狭く急なパスで各住宅を繋げる
観光センター
農地
計画敷地を中心に周辺の農園と連携を図る ▶
観光客の周遊から「誤差」が発生
甲州市勝沼町の窓口として機能 大通り付近の低層部に配置
ワイン製造所
ワイン製造から貯蔵、試飲まで 低層部にまとめて配置
ぶどう園
033
大善寺 ( 葡萄寺 )
短期滞在住宅 01
LAYER01
短期滞在住宅 02
中腹 山頂にかけて 木々が生い茂る 麓 中腹にかけて
リビング ヴォリュームが突き出し眺望の確保
葡萄畑が広がる LAYER02
中腹 山頂にかけて
academic works [2020]
木々の高さに合わせ積層していく
寝室 地中に埋設し自然を体感する
寝室 地中に埋設し柔らかな光が届く
LAYER03
ダイニング 木漏れ日の下で食事を楽しむ
麓 中腹にかけて スケールを落とし葡萄畑と調和 LAYER04
麓 山頂を結び 地形に呼応したアプローチ 屈曲したアプローチの消失点には 象徴的なアイストップを配置
0
1
3
5
10M
短期滞在住宅 01 1F PLAN
短期滞在住宅 01 2F/3F PLAN
0
1
3
5
10M
短期滞在住宅 02 1F PLAN
短期滞在住宅 02 2F PLAN
034
ALL LAYER
地形、葡萄畑と調和しながら 観光の拠点として機能
3 階から 2 階に向けて、そして風景へと連続していく
2 階バルコニーに葡萄棚の大屋根がかかり木漏れ日を感じる空間に
農業体験施設
中期滞在住宅
観光センター
ワイン貯蔵庫
試飲 ぶどう棚の風景を楽しみながら
農業体験施設 近隣農園に直接つながる レストラン 山梨の特産品を活用した料理
リモートオフィス 自然豊かな環境で働く
アイストップ 視界が開け、眺望を確保
ワイン貯蔵庫 温度変化を減らすため地下での管理を行う
住宅 コンパクトな部屋が連なる
アイストップ 視界が開け、眺望を確保
中期滞在住宅 2F PLAN
0
1
3
5
農業体験施設 PLAN
10M
0
1
3
5
10M
観光センター PLAN
0
1
3
5
10M
中期滞在住宅 1F PLAN
中期滞在住宅 3F PLAN
0
1
3
5
10M
ワイン貯蔵庫 1F PLAN
academic works [2020]
創作活動 自然からインスピレーションを受ける
観光センター 観光の窓口となる
ワイン貯蔵庫 2F / 試飲レストラン 2F PLAN
035
野菜干し場 アイストップから吹き抜け下の農業体験施設を眺める
観光センターアプローチ部分
都市とは異なり自然風景を楽しみながら仕事に取り組む
温度変化の少ないアーチの地下空間にワイン
が並ぶ
academic works [2020]
オーベルジュ
短期宿泊施設 01
短期宿泊施設 02
オーベルジュ
周囲を木々が覆うため 小さな部屋を積層していく
036
観光センター
傾斜の緩やかな場所に アイストップを配置
山麓
短期滞在住宅 02
葡萄棚が住宅の屋根へと転用し 木漏れ日が内部空間に降り注ぐ
傾斜の急な場所では 土と一体となり宿泊施設を配置
山頂
中期滞在住宅
短期滞在住宅 01
academic works [2020]
試飲 ワイン
短期滞在住宅 01
貯蔵庫
葡萄棚に対し、ヴォリュームを出す 急斜面を活用し、土に埋設した寝室
ワイン製造所 農業体験施設
空気が清浄で眺望の確保できる山頂に
農業体験施設
オーベルジュ・中期滞在住宅を配置
葡萄棚に合わせ屋根形状を決定 緩やかな傾斜はアイストップとなる
ワイン工場を山麓に配置
山麓
037
水の排水を円滑に行うため
ワイン 貯蔵庫
温度変化の振り幅を抑えるため 地下に配置(パッシブワインセラー)
山頂
051 ‘Real / imaginary’
039 ‘Shadows of the past and present’
038
academic works [~2019]
academic
works
043 ‘Demolition of pillars’
[~2019] 047 ‘Birdcage’
academic works [~2019]
039
Instructor : Kijima Tika Program : Housing complex
Project Location : Tokyo,Aoyama
[2018]
[academic works]
shadows of the past and present
academic works [~2019] 040
As an element of In Praise of Shadows, shoji are pasted from various angles.
①Stack alternately エスカレーター効果を期待
GALLERY
SHOP HOUSE HOUSE HOUSE SHOP
屋上をメインに
Complex polyhedron Multi-purpose space / Chill out space ③Multi-purpose space Chill out space
SHOP
①高揚感
①高揚感
②安心感
②安心感
広場
HOUSE
採光通風
近隣からのプライバシー
HOUSE
③開放感 ④陶酔感
チル
③開放感 ④陶酔感
周辺敷地の特性を「メガホン」を用いて表す。特性が強いほど 人が多く集まり、逆に特性が弱いと人は集まらない。
HOUSE
店舗からのプライバシー
academic works [~2019]
GALLERY SHOP SHOP
SHOP HOUSE HOUSE GALLERY HOUSE SHOP
②Share of consciousness
④Be multifaceted 店舗からのプライバシー
HOUSE SHOP メゾネット(店舗オーナー)
近隣からのプライバシー
HOUSE
HOUSE 近隣からのプライバシー
フラット(マネジメント) 店舗からのプライバシー
041
採光通風
Multi-purpose space
Multi-purpose space 広場とは対照的なチルスペース。安心感や陶酔感を 感じる。
academic works [~2019]
広場とは対照的なチルスペース。安心感や陶酔感を 感じる。
Rooftop
Rooftop
外部をフレーム化することで、いつ 外部をフレーム化することで、いつ も見る空とは別の印象を与える。
042
も見る空とは別の印象を与える。
Chill out space
Chill out space パーソナルスペースを確保しつつも 他者を陰翳として知覚する。
パーソナルスペースを確保しつつも 他者を陰翳として知覚する。
academic works [~2019]
043
Instructor : Fukuyama Hiroyuki Program : Library
Project Location : Tokyo,Chiyodaku
[2018]
[academic works]
demolition of pillars
研修室 ( 小)
academic works [~2019]
光
収蔵庫
研修室
れる個別閲覧室
備品庫
集会室
レファレンスコーナー
屋外個別閲覧室
&カウンター
搬入 EV
個別閲覧室
個別閲覧室
EV
個別閲覧室
知の森
知の森
044
0
Like getting lost in the forest of books... Encounter with an accidental book that does not appear in the recommendations
1
3
5
10M
Diverse reading space created by small pillars
▶
均質な空間
柱を細分化し、空間を多様に
academic works [~2019]
The structure and bookshelf are integrated. 100 x 300 pillars on the bookshelf
▶
柱が細いと座屈が生じやすい
本棚が横架材の役割を果たし座屈を防ぐ
045
Structure of bookshelf to prevent buckling
Book pile
academic works [~2019]
本棚に腰を掛けたり、また本棚を登 って本を探す。
Entrance stairs
046
柱にもたれたり、緩やかなパーソナ ルスペースをつくる
Outdoor individual reading room 気分転換に屋外で読書を楽しむ。大屋根がかかるため、木漏れ日 のように感じる。
academic works [~2019]
047
Instructor : Furusawa Daisuke Program : Housing complex
Project Location : Arles
[2018]
[academic works]
birdcage
048
academic works [~2019]
02. Arrange volumes from multiple angles
01. Gate-shaped steel rigid frame
Proposal of structure for speciďŹ c site
03. The beam of the horizontal member corresponding to the seismic force is the design of the façade.
academic works [~2019]
04. Connect beams and slabs to create a ďŹ ne rigid frame structure
049
050
academic works [~2019]
The viewer is immersed in the world of the work, and it is identiďŹ ed and experienced.
academic works [~2019]
051
Instructor : Furusawa Daisuke Program : One-room of an apartment
Project Location : Tokyo,Tachikawa
[2019]
[academic works]
real / imaginary
2390
3
1430
609
700
食器棚
2730
姿見
1310
キッチン
720
WC
2FL ±0 2FL-120
5460
1200
670
洗面所
ダイニング
2FL+400
500
640
540
5460
タイルベンチ
タイルの間仕切り
1820
750
730
400
室外機置き場
1700
2120
490
490
1
スクリーン
遮光カーテン 890
2FL+400
洗濯機
ベッドコーナー2
1 910
ベランダ
900
1
2730
ベランダ
リビング
遮光カーテン
1700
2730
2FL+200
スクリーン
ベッドコーナー1
1070
200 2FL-150
2FL-120
1" 490
1700
2890
052
1050
700
60
750
2600
980
1000
3640
7280
B"
B
〃 300
〃
2
2730
700
浴室
1700
academic works [~2019]
冷蔵庫
2570
PS
300
2
300
2
N A
2F PLAN S=1/50
1000
1250
3640
Reorganization of space by superimposing existing frames and new frames.
収納
GL+900
941
エントランス
950 1290
1150
N 3640 1030
B
academic works [~2019]
3640
1200
PS
GL+500
1F PLAN S=1/50
drawings of section, existing plan, and development drawings.
053
Responsible for implementation
② Meeting クライアントへ設計の主旨を説明し、見積も り、精査を行った。
054
academic works [~2019]
A project that touches the “reality” of architecture.
③ Management 図面から立体物へと立ち現れる姿を見届け、 必要に応じて図面の修正を行った。
① Study 実測、既存図面のトレースから実際に模型を 制作しながらスタディを行った。
academic works [~2019]
一年ほど携わったプロジェクトがついに着 工。来春、『住宅特集』掲載予定。
055
④ Completion
061 ‘CD jacket design’ 058
other projects
057
20XX 年正体不明のウイルスが世界に蔓延し、人びとは外を出歩くことが不可能となった。リモートワークが主流となったが、そんな状況でも人は絶えず『移動する』ことを やめなかった。20XX 年でも昔と変わらず、都市には多様な個人が集まって暮らし、流入や流出を繰り返す場所である。こうした多様な個人が異質性を保ったまま共存するた め、 「private」でいる状態と「public」でいる状態をスイッチングできる空間を創造した。また、その切り替えは都市にかぎらず、都市と地方との関係にも当てはめること
ができる。今、我々が服を着て外に出かけていくように、個人単位の建築を纏いながら都市を移動していく。移動を通してほかの世界 ( 他者 ) を知る機会を失くしてはならない。
02. 移動の世界 ディズニー映画の「モン スターズ・インク」から
L
着想を得て、レールを用
SHOPPING COMPLEX
いた「MOBILITY HOUSE」
03. 接続 XS サイズの移動可能な装 置 は、 「MOBILITY HOUSE」
EC
T t o XS
CON
XS MOBILITY HOUSE
N
を構想した。
ct
Conne
異なる 「MOBILITY HOUSE」
XL
また、固定的な S/M/L/ XL サイズの「COMMON
SPACE」 へと接続し、他 者と場を共有していく。
M
EC
CON
PUBLIC / PARK
N
と接続可能である。
T to S M L
L X
ct
Conne
ct
LIVING / DINING / KITCHEN
Conne
04.XS/S/M/L/XL
S TOILET / BATH
XS サイズの「MOBILITY HOUSE」は最小限の個人スペースとして寝室・書斎が設けられ、レールを通してあらゆ る場所へと移動可能である。固定的な「COMMON SPACE」は S / M / L / XL とサイズに伴い、 「private」から 「public」へとグラデーションをなす部分への解像度を上げる。
XS
S
S PA C E
M
ON
M
ON
S PA C E
C OM
S PA C E
M
ON
C OM
M
S PA C E
C OM
ON
C OM
H OU S E
M
TY
BI
LI
MO
Other
‘Sugimoto Architectural Design’
01.「衣食住」から「移食住」へ
L
XL
public
private
0179
Projects 1
と 枚 机
生
を見直す
活
単 位『 1
㎡⁄ h』
056
‘POLUS design conpetion’
059
日本大学大学院 岩
正人
‘ABLE Space Design Competion’
other projects
057
01.「衣食住」から「移食住」へ
20XX 年正体不明のウイルスが世界に蔓延し、人びとは外を出歩くことが不可能となった。リモートワークが主流となったが、そんな状況でも人は絶えず『移動する』ことを やめなかった。20XX 年でも昔と変わらず、都市には多様な個人が集まって暮らし、流入や流出を繰り返す場所である。こうした多様な個人が異質性を保ったまま共存するた め、 「private」でいる状態と「public」でいる状態をスイッチングできる空間を創造した。また、その切り替えは都市にかぎらず、都市と地方との関係にも当てはめること ができる。今、我々が服を着て外に出かけていくように、個人単位の建築を纏いながら都市を移動していく。移動を通してほかの世界 ( 他者 ) を知る機会を失くしてはならない。
02. 移動の世界 ディズニー映画の「モン スターズ・インク」から
L
着想を得て、レールを用
SHOPPING COMPLEX
いた「MOBILITY HOUSE」
03. 接続
MOBILITY HOUSE
XS サイズの移動可能な装 置 は、 「MOBILITY HOUSE」
t o XS t
nec
Con
異なる 「MOBILITY HOUSE」
XL
者と場を共有していく。
M
CON
SPACE」 へと接続し、他
to S M L
L
XL サイズの「COMMON
T EC
X
また、固定的な S/M/L/
N
と接続可能である。
PUBLIC / PARK
other projects
T EC
CON
XS
N
を構想した。
ect
Conn
ect
LIVING / DINING / KITCHEN
S TOILET / BATH
Conn
04.XS/S/M/L/XL XS サイズの「MOBILITY HOUSE」は最小限の個人スペースとして寝室・書斎が設けられ、レールを通してあらゆ る場所へと移動可能である。固定的な「COMMON SPACE」は S / M / L / XL とサイズに伴い、 「private」から 「public」へとグラデーションをなす部分への解像度を上げる。
XS private
S
S PA C E
M
ON
M
ON
S PA C E
C OM
S PA C E
M
ON
C OM
M
S PA C E
C OM
ON
C OM
BI
M
Y H OU S E
MO
058
T LI
L
XL
public
0179
1
と 枚 机
生
を見直す 活
05. ダイアグラム (02) 単 位『 1
㎡⁄ h』
sleep 7.2㎡
toilet 1.6㎡ bath 3.4㎡
eat & cook 6.9㎡ relax 4.9㎡
日本大学大学院 岩
正人
07. 一枚の机が生むこと
bedroom
トイレエントリーとして
バルコニーエントリーとして
kitchen
本棚として
お風呂の仕切りとして
本棚として
ダイニングテーブルとして
ソファのサイドテーブルとして
小上がりの段差として
ベッドのサイドテーブルとして
バルコニーベンチとして
ソファとして
ベッドから足を伸ばして作業机として
059
balcony
クローゼットとして
食器棚として
other projects
06. 平面図
dining
『一枚の机』が平断面的に各領域を横断していく
各ルーティンに work 分の面積を含めプランを決定。
living bath
toilet
toilet
bath
relax
eat & cook
sleep
CUS TABLE
コロナ後の飲食店の現状 ➡ 水平垂直と方向の単調さ、 グループ内外の関係性 ❶
『Social Distance = 2000mm 』 を 自ら選択すること(Customize)を 可能にするテーブルの提案。
❷
❹
❸
仕切り
方向
グループ外距離
グループ内距離
CUS TABLE
有機的形態による 多方向性の獲得
other projects
TYPE A
TYPE B
2200
TYPE C
システム
2000 2000
0000
2000mmの正三角形グリッドの交点に座席を配置
0000 0 0 22
060
人数・集まり方によって 『TYPE A』 / 『TYPE B』 / 『TYPE C』 の 3つのテーブルを自由に選択・配置・ドッキングすることが可能となる。 無数のバリエーションがソーシャルディスタンスを確保した飲食店のレイアウトを完成させる。
A
A
- 3人掛けテーブル -
C
C A
- 5人掛けテーブル -
C
C
A
A B
A B
C C
- 7人掛けテーブル -
C
C
B A
C
- 10人掛けテーブル -
CD jacket design
Fallin / care killed the cat 響 (Kyo) と 明 (Mei) の 姉 妹 に よ る エ レ ク ト ロ ユ ニ ッ ト Care Killed the Cat の first single『 Fallin 』のジャケット デザインを担当。
other projects
Zepto / care killed the cat 響 (Kyo) と 明 (Mei) の 姉 妹 に よ る エ レ ク ト ロ ユ ニ ッ ト Care Killed the Cat の second single『 Zepto 』のジャケッ
061
トデザインを担当。
[2020]
NIHON UNIVERCITY OF ARCHITECTURE FURUSAWA DAISUKE LABORATORY