ポートフォリオ

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Moving Image

デジタルミュージアム

辺接立方格子

架構

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Leak of Factory

集合住宅

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路地のすみか

住宅

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Tokyo Replay Center

レジャー施設

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Conversation Piece

インスタレーション

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3



Moving Image in UENO PARK


国立博物館付属、研究機関

西洋美術館付属、研究機関

東京文化会館付属、研究機関

科学博物館付属、研究機関

文化施設付属

コア

可動床

屋根

東京都美術館付属、貸アトリエ

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Moving Image

上野動物園付属、研究機関

東京藝術大学付属、貸アトリエ

屋外

PLAN


現在の上野公園は拠り所のない広大な空間に森を隔て文化施設が分離している また、その文化施設はある決まった空間で決まった見方しかできない鑑賞空間しか存在していない 噴水広場に面する文化施設の中身を広場に対し拡張、可視化し混在させる。 散策路を歩き自然の中に身を置きながら文化に触れあえるテーマパークを創出する。 芸大生工房

テーマパーク内は 2 種類(公園ゾーンと文化ゾーン)のエリアに散策路によって分割される。

日本美術研究所

文化ゾーンには周囲にある文化施設の拡張としての研究施設や芸大生のアトリエ、今現在上野公園で行われ 科学体験広場

ている文化活動等が内包される。 その中身が外側(公園ゾーン)へ情報発信される。現在の文化施設の内外を反転した状態である。

屋外ステージ 芸大付属音楽スタジオ

映像研究・資料館

公園ゾーンを通る人にとってはクラシック+西洋絵画+α、現代美術+パフォーマンス+αといったミック スされた空間が作られる。 発信する側にとっても他者に刺激を受けたり客観的に自分を見ることができたりといった利点が生まれる

パフォーマンス

遊び場

都美館付属 貸しアトリエ

現代美術研究

西洋美術研究所

この流れが周囲までにも影響を与え、既存の文化施設自体の新しい見方が発見されたり、また拡張されるこ とで塀が取り除かれたりといった変化が起こり上野公園全体が文化の森として再発展していくことを願う。

ストリート ミュージシャン 西洋音楽研究所

また、この空間は現在研究用途等で特に注目されているデジタルの分野で作品を扱うことを主として想定す

絶滅動物研究・資料館

る。多くの制約のある本物の美術作品を扱うより自由な観賞空間がつくれるということになり、それはある

市場エリア

意味でのリアリティにも繋がる。 案内所

コンセプト配置図 (表記した機能は一例)

上野駅公園口

京成上野、上野公園さくら道

谷中方面

屋根 レール コア(可動物の収納) 可動物(スクリーン etc.) 可動床 外部地面 散策路 )

地下(可動用設備及び倉庫

美術館

博物館

音楽ホール

芸大

動物園

Moving Image

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6

Moving Image

S EC T I O N  S=1/100


内部で制作・研究。外部に発信

システムによる用途・空間の変化 美術館で見られる可動間仕切りを、さらに自由に動かせるように天井にレールを張る。そこには壁、ス

内部まで VR といった展示空間とする

クリーン、スピーカーやプロジェクターといった設備も移動することで、同じシステムでありながら様々 な使い方、空間が想定される。同時に床も上下に可動にすることで、さらに用途が広がる。 また全体がシステムによって構成されていき、その場で行われるイベントに合わせて変化していくこと で全体それ自体が新たなランドスケープとして出現する。 内部まで VR といった展示空間とする

舞台・ステージとして利用する

子供の遊び場

設備は外部にも延長され、公園に様々な機能を付加する

屋根上も使用できる Moving Image

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映画上映スペースから屋外展示壁を見る

道に立って公園広場から遊び場までを見る

ステージから広場、屋外展示壁までを見る

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Moving Image


屋外展示壁と広場に吊るされた移動型ディスプレイを見る

構造体全体のイメージ

遊び場を通して屋外展示壁を見る

Moving Image

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Moving Image #1 02min 57sec 1920*1080px Shot in Ueno Park Shot and Edited by Hitoshi Takeuchi

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Moving Image


Moving Image

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「スケールシフトする架構」

辺接立方格子


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辺接立方格子


組み合わせ方により、ある一つの形のユニットの役割がフレームのような物から面、構造を支える補助部材というように変化していく。 それによってユニットによって作られる面の性質も変化させることができる。

疎なフレーム

密な面

ユニット同士が接する

ユニット同士を棒材を介在させることによって繋ぎとめていくという構造。 各ユニットにある四辺(面間の接続)に棒が半分嵌るようなスリットが開き、そこに小さな爪が付いている。そこに 爪とスリットにより接合する

棒は対角線で固定される

スリットが入った棒を通すことで爪が引っ掛かりユニット同士をつなぎ合わせる。 接続した二ユニットの間には直行するもう一ユニットを噛ませることもできる。2 ユニットを接続する棒は追加する ユニットの対角線にはまり固定される。また各面にある V 字状の切れ込みがユニット同士で接することで強度が増す。

辺接立方格子

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グリッド上に組んだユニットの間に 90 度回転させたユ ニットを補助部材として挟み込む。強度な必要な下部ほど 多く挟むことで強度を合理的にあげることができる。 またこの密度によって壁として見た時の透明度を操作す ることもできる。

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辺接立方格子


左の組み方を 45 度回転させたもの。棒を介して線 設置しているという利点を用いて、この例では一部の ユニットを面に対して垂直方向にずらして面に変化を 与えている

辺接立方格子

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最も密になるように組んだ例。 ほぼ塞がれた面になるが、凹凸やその隙間から抜けが 生れることで、適度に圧迫感を抑えた壁となる。

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辺接立方格子


辺接立方格子

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「共有して暮らすかたち」

Leak of Factory


服・布製品制作場所

アクセサリ・小物制作場所

家具・木工制作場所 食品関係制作場所

谷中銀座という商店街でにぎわう谷中。その商店街の裏側にものづくりを趣味とする人が集う。 ものづくりの場を、技術を、作品を共有し自分たちの生活を豊かにしていくことでまとまりとしての活発なコミュニティを形成する。 同時にそのアクティビティが周りに漏れ出し、谷中全体、そして谷中におとづれる人々を変化させていく。 22

Leak of Factory


谷中銀座とよみせ通りが交わる南西端の部分。谷中の中で最もにぎわってい る部分でもある。この街区の商店街を残し、その裏側を建て替えるものとする。 様々なスケールのものづくりに関わることに興味のある人が集まる。そのた め生産する物に合わせ様々な生産の場を用意し、その場を囲むように各住戸が

商店街と分離した住宅街

もの作りの小さなコミュニティ

立ち並ぶ。

り せ通 よみ

彼らにとって生産は生活の一部であり、その生活が各住居ごとの隙間から外 側ににじみ出る。商店街のように商売として売るわけではないが、通りがかっ た人が気に入って買うというようなアクティビティが生まれる。

谷中銀座

集合住宅による コミュニティの変遷

異スケールでの協力

生産するスケールにより 5 つのコミュニティに分類され、それぞれのスケー ルに応じたスペースが用意される。

設計場所

1 階は共有制作スペースと個人のリビングがシームレスに接続しお互いにス ペースを拡張し合う関係にある。2 階は各家庭のプライベートを守る場となる。 制作スペースが吹き抜けであることにより中庭としての役割も持つ。

商店街

商店街に来た人をも引き込む

よみせ通り

谷中商店街店舗

路地

路地と生活の交点 SECTION

共有制作場所

もの作りとしての生活が外部へ

住居内部 Leak of Factory

路地 23


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Leak of Factory


料理を作る場

キッチン部分が向かい合って開かれることで共有する。 共有した広場はキッチンの延長とともに、リビングとしても使われる。 各住居の1階はキッチンの他トイレや風呂。 家同士の隙間が上階への階段と共に、生活が路地へと漏れ出していく場所となる。

bath unit

PLAN_1 S=1:80

Leak of Factory

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アクセサリを作る場

住居ごとに個人の制作デスクがあり、その先に数人で集まって作業のできる場 所が共有されている。 作ったアクセサリは奥行きのある家同士の隙間を色とりどりに飾る。外からは、 路地を進む中で様々な色が目に入るという光景を生む。

PLAN_2 S=1:80 26

Leak of Factory


衣服を作る場

家具を作る場

アクセサリと似た構成だが、共有スペースには織り機のような一人では所持し

中央には巨大な木工用の場所を設ける。ほかの 3 種類とは違い作業場所も外から

にくいような大型機械が共有される。

地続きであり、取り囲む住居の部分のみがリビングとして一段上がっている。

衣服、布製品は面的な要素や視線をある程度さえぎるような役割を持つので、

リビングは間仕切りで完全に閉じることなく、自分で作った家具を用いて自らの

住宅によっては隙間に限らず路地に面しても飾られることになる。

生活を豊かにしていくことができるように設計する。

それにより路地そのものが芸術作品へと変化を始める。

その生活が路地から垣間見え、また路地に生活スペースを拡張することもできる。

PLAN_3 S=1:80

PLAN_4 S=1:80 Leak of Factory

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1F PLAN

28

Leak of Factory

S=1:400


2F PLAN

S=1:400

Leak of Factory

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路地から集合住宅を見る

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Leak of Factory

中央部の、それぞれの生産と路地が最も交わる場所


家具・木工生産場所を見る

料理生産場所を見る

Leak of Factory

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「根付く家」

路地のすみか


谷中銀座より敷地へ続く路地の入口を 見る。店が続き人を引き込む。

谷中銀座 谷中銀座側の路地より敷地を見る。奥に 見えるガードレールが視線を横へ流す。

谷中銀座から入り込む路地 いうこともあり、谷中の路地の中でも際立って 人間味あふれた独特な空間を作り出している。

敷地より谷中銀座方面を見る。美しい

よみせ 通り

この路地の折れ曲がった部分は私有地であると

私道の先にカーブした道が続く。

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南側の路地を見る。この先をすすむと言 問通りや芸大方面へと向かう。

路地のすみか

南側の路地入口より敷地を見る。右側に は木材屋も見える。

夕焼けだんだん


谷中を歩くと多くの路地に出会う。 路地は昔から少しずつ人の生活によって作られ、それぞれが人の温かみを感じさせる。 外界から隔離されその空間には、人同士の独自のネットワークのようなものが形成されている。

路地の魅力、そして路地のコミュニケーションを凝縮した住宅を設計した。

路地 谷中銀座方面

最低限のスペースによる住宅が路地を挟んで向かい合う。 この居間は最低限のスペースではあるが、間にある路地兼中 庭を生活空間の一部として利用することで豊かさを確保する。

居間 トイレ・キッチン

仕事場 寝室

同時にこの路地に面して住む住人はこの道を通ることとな るため、この住宅において路地のコミュニケーションはより 強いものとなる。

私の個人スペース

路地空間

路地

この路地に面する住人やたまに外部から訪れた人が通る

居間

人の手によって作られてきた風情ある路地

路地からの人も交わる 生活の場所

路地兼この住宅にとっての中庭

書斎

元の折れ曲がった路地空間を継承しつつ、この住宅の住人

寝室

が生活する中で行き来し交流する場所でもある

クライアントの 個人スペース

居間

最低限のスペースを持った居間

ピアノ・ソファー等

路地兼中庭を挟んで最低限のスペースを持った居間が向か い合う。中庭部分までを含めた開けた居間である。

個人になれるスペース プライベート場所でありながら路地の延長線上にあるた

路地

め、窓を調節することで体感的な空間を拡張できる。

芸大方面

路地のすみか

35


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路地のすみか

1F PLAN S=1:80

2F PLAN S=1:80


1284 379 2190 400

SECTION S=1:50

路地のすみか

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路地のすみか


路地のすみか

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TOKYO REPLAY CENTER Architecture Competitions for Students Organized by ARCHmedium

collaboration with Taiki Ichisugi


stairs connecting shop floors

box projected from the ceiling functions as a shelf or an advertisements display

stairs connecting kataoke floors

box projected fro the ceiling makes low-ceiling space where visitors can get comfortable

box projected from the floor functions as a cash desk

1F Plan

2F Plan

3F Plan

4F Plan

5F Plan

6F Plan

7F Plan

Akihabara actually has various fragmented cultures not only for otaku people, and they are messed with in one place as you see in alley, where various genres of shops are lying next to each other. In this mess,what directs people to the shops of their aim are architectures as boxes and advertisements on them. Architecture we suggest represents whole Akihabara-electrical products,animes for enthusiasts, ordinary books ,stationary,.. Various genres of shops are The aim of this competition is to develop a new leisure center in central Tokyo “Akihabara� . The center must

connected and separated without walls , only by the ups and downs of the karaoke-boxes. By doing so, visitors see another part of Akihabara.

Tokyo Replay Center

2nd,4th,and 6th floors and is moved up and down. Shops are placed between these floors and separared

fit with the lifestyle of Japanese society.

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Purple boxes represent karaoke boxes. They are on

loosely by ups and downs of the karaoke boxes.


T

okyo

R epl

C MANGA/ANIME

ay

ent

er

BOOKS

CLASSIC FILMS

LATEST FILMS

VIDEOGAMES

LATEST VIDEOGAMES

BARS/KITCHENS

MULTIPURPOSE PLACES

KARAOKE

AUDITORIUMS

Tokyo Replay Center

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Conversation Piece Direction/Moving Image : Hitoshi Takeuchi Structure Design : Wataru Nagano


風景や日常の光景を再構成すること、普段は目に映らないものを提示することに関心があり、イメージが成り立つ過程を分節していくことを試みた。 ”Conversation Piece” は会話の断片のようなもので、一つの流動的なシチュエーションであり、空間の中で光の現象と対話し、 イメージが定着される以前のその過程へのまなざしの層によって構成される。

46

Conversation Piece


screen

fog machine

frosted acrylic plate

Walking Path

LCD projector

PLAN S=1:50

プロジェクターからスクリーンへと映像が投影される過程を空間の中に可視化する。プロジェクターからは断続した風景映像が投影され続けているが、 鑑賞者が最初に目にするのは霧の中を光が進む様、そしてその中に浮かび上がるゆがめられたスクリーンである。 部屋の中に進むとこのスクリーンは分離・分散し、風景は断片のみで捉えられることとなる。

Conversation Piece

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48

Conversation Piece


Conversation Piece

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