幕張補完計画 2020
複合施設
Moving Image
デジタルミュージアム
47
辺接立方格子
架構
57
Leak of Factory
集合住宅
65
路地のすみか
住宅
77
Tokyo Replay Center
レジャー施設
85
Conversation Piece
インスタレーション
89
OTHER WORKS
3
95
幕張補完計画 2020
ペデストリアン上
発表の場
個人の、グラデーションのあるレジデンス 個人の作業場所
集団の作業場所 車
4
幕張補完計画 2020
「作るを作る」 「三位一体」オタクー研究と発表ー産業 バブルの崩壊とともにオフィスの流出が続き閑散とした幕張。 文教地区や幕張ベイタウンはメッセを中心に魅力的な施設が立ち並び賑わいを取り戻し始めているものの、中国やシンガポールなどアジア市場の拡大・東京ビッグサイト、東京国際フォーラム、 パシフィコ横浜等々の首都圏における競合施設の開業や経済環境の変化などによって、利用率は減少傾向にある。 またメッセと海浜幕張の間に立ちふさがるオフィス群は最低限のオフィスとしての機能しか果たしておらず、メッセの前・またはメッセの町として十分に機能していないと考えられる。 メッセでは頻繁にオタクのためのリアルイベントを開いているが、一時的なイベント性しか持たず、持続性に欠ける。そこでは独自の文化は生まれえない。 そこでメッセ前をオタクの趣味に向ける圧倒的な活力を展開するために、居住空間とラボや発表場所を提供するレジデンス制度を採用し、オタクカルチャーに関心のある国内外の企業や観光客 に対してもプレゼンテーションを行っていく、といったトータルシステムによってうまれる関係が都市空間上に密接に出来上がり、幕張という土地は新たなグローバル都市として生まれ変わる。
「スプロール化」
「ニコニコ超ロード」
「オタク・イン・レジデンス」
不便なアクセス
一望性と情報公開
地下から地上へ
現状は、道に分断されアクセスの悪いペディストリア
ニコニコ超ロードが海浜幕張と駅を繋ぎ dwango がオ
オタクがそれぞれ適した場所へと居付き、閉じた街区内
ンが上を通り、地上部は車道によって分断されている。
フィスの空洞を埋める。 交差点に発表の場とレジデンスが用意さ れ、超会議が 幕張全体で行われる。
で密接なコミュニティを作り、制作や研究に打込む。 成果物は常時、地上のイベントスペースや web 等で公 開。
「マッチングと観光地化」 アクティビティのさらなる波及 作り手に直接出会う場所。 研究と発表を国内外の企業や観光客等に公開し直接プ レゼンテーションすることで、都市に置ける新たな関係 性がうまれ、コンテンツやプロダクト、また企業の研究 やソリューションを促進させる。
幕張補完計画 2020
5
6
幕張補完計画 2020
設計物A ステージ
痛車作ってみた コスプレイヤー
設計物 C 痛車カフェ
踊ってみた
歌ってみた
アニメ二次創作 MMD・MAD
メカデザイン
描いてみた
ミリタリー
設計物B ヲタラボ ロボット制作
音楽創作
設計物D ヲタケース フィギュア制作
幕張補完計画 2020
7
ステージに関わるアクティビティを持った人々が集まる交差点。 自分の体を動かす人もいれば楽器を用いる人も、そして初音ミクに代表されるような仮想の身体を使って動きや音楽を 表現しようとする人々も集まる。
8
幕張補完計画 2020
歌
っ
AD
た
て
M
み
み
D、
て
た
M
っ
M
踊
設計物A ステージ
10
幕張補完計画 2020
12
幕張補完計画 2020
パース視点
既存ショッピングモール
断面線 ステージ・練習
既存オフィス
ここでは演じる・歌う系のアクティビティ
新規ペデストリアン ニコニコ超ロード・付随する客席としてのデッキ
室内練習室
既存ペデストリアン
練習広場
既存として存在していたデッキも活性化される 倉庫
バックヤード・生活 更衣室
オタク達が生活するための活動の場所
搬入路
練習広場
大練習室
レジデンス、その前に練習スペースとなる空間が
室内練習室 交流・ミーティング
いくつか作られる。交差点に近づくと交差点を超え た交流も行われる。 ぺディストリアン上人とほぼ関係を絶った場所が 作られ、観賞されない自分たちだけの空間を作り出 す。 また、ステージやスラブの下を利用して、休憩、 更衣等のバックヤードを確保している。
ミーティング
大広場 搬入EV
共用廊下
カウンター
既存オフィス
PLAN 1F S=1/500 設計物A ステージ
幕張補完計画 2020
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パース視点
既存ショッピングモール
断面線 ステージ・練習 ここでは演じる・歌う系のアクティビティ
小舞台
既存オフィス
新規ペデストリアン ニコニコ超ロード・付随する客席としてのデッキ
踊場・練習
調理・実験
既存ペデストリアン 既存として存在していたデッキも活性化される
踊場・練習 G.L.+3000
バックヤード・生活 オタク達が生活するための活動の場所
団欒室
踊場・練習
控室・シャワー
小舞台
1F 同様レジデンスが用意される。レジデンス前 のデッキは練習を眺めることも、その場所で練習を することもできる場所となっている。
コントロールルーム
共用廊下
既存オフィス
PLAN 2F S=1/500 設計物A ステージ
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幕張補完計画 2020
作業室
至海浜幕張駅
パース視点
既存ショッピングモール
断面線 ステージ・練習
既存オフィス
ここでは演じる・歌う系のアクティビティ
新規ペデストリアン ニコニコ超ロード・付随する客席としてのデッキ
小ステージ
既存ペデストリアン 既存として存在していたデッキも活性化される
バックヤード・生活
小ステージ
オタク達が生活するための活動の場所 屋台群
カウンター ニコニコ超ロード G.L.+6000
小ステージ G.L.+6500
オタク達が自分たちの能力をアピールする場であ る。大小のステージが並びペデストリアンへと乗り 観客デッキ G.L.+7500
上げていく。
更衣室
小ステージはオタク達にとってのエントランスと しても機能する。
舞台袖
更衣室
舞台袖
小ステージ 大ステージ G.L.+6000
倉庫
通路兼運搬路 既存デッキ G.L.+6000
搬入EV
既存オフィス
PLAN 3F S=1/500 至幕張メッセ
小ステージ
設計物A ステージ
幕張補完計画 2020
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GL+9000
小ステージ
ニコニコ超ロード
GL+7000 GL+6000
レジデンス
踊場
室内練習室
GL+3100
レジデンス 練習広場
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幕張補完計画 2020
更衣室
交流
大ステージ 観客席、動線 控室
レジデンス
レジデンス
レジデンス
レジデンス
幕張補完計画 2020
17
メッセ前という広大な土地を利用してある程度の大きさのものを制作する場である。ロボットやミリタリー等を体験でき るデッキもできあがる。 これらの人々は知識が相当多い人たちでもあり、講習会のような場も開かれる。
18
幕張補完計画 2020
作
フ
ィ
製
メ
カ ー
ギ
ト
デ リ
ュ
ッ
ザ タ
ア
ボ
イ リ
制
ロ
ン ミ
設計物 B ヲタラボ
作
20
幕張補完計画 2020
22
幕張補完計画 2020
事務室
レクチャー室
パース視点 断面線 作業・展示場所 工作したり展示したり体験したりする場
ニコニコ超ロード メッセへと接続する祝祭性のある巨大なデッキ
EV
資材置き場
既存ペデストリアン 痛車カフェやショーケースを通った人が来る道 実験・相談室
バックヤード・生活 オタク達が生活するための活動の場所
PC室
各レジデンスの隙間、デッキの下に大きな作業場 小作業場
所が設けられる。 巨大な設備も装備され、様々なものを制作可能で ある。それらを運び展示する。
作業場
工場
PLAN 1F S=1/500 設計物 B ヲタラボ
幕張補完計画 2020
23
24
幕張補完計画 2020
展示場 G.L.+6500
パース視点 断面線 作業・展示場所 工作したり展示したり体験したりする場
ニコニコ超ロード メッセへと接続する祝祭性のある巨大なデッキ EV
ペディストリアン(既存) G.L.+6000
既存ペデストリアン 痛車カフェやショーケースを通った人が来る道
展示場 G.L.+6500
バックヤード・生活 オタク達が生活するための活動の場所
ニコニコ超ロード G.L.+6000
展示場 G.L.+6500
広大なぺデストリアンが新設される。現在大イベ ント時に並ぶ場所がないといった問題が起きている ことに対し、待っていて楽しいかつ大人数がいるこ とのできるデッキが用意される。 足の下で作られたものがデッキの脇から現れる迫 力を楽しめる。ロボットを操縦してみたりといった 体験や講座も用意される。 ペディストリアン(既存) G.L.+6000
PLAN 2F S=1/500 設計物 B ヲタラボ
幕張補完計画 2020
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GL+10500
展示裏
GL+6000
GL+3100
ロボット工作場 レジデンス
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幕張補完計画 2020
レクチャー室
展示スペース
展示スペース 小展示 EV
幕張補完計画 2020
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車やコスプレ等、イベント時にカメラがよってたかる対象。そういった中で積極的に活動していく人々が集まる場所。 アニメ系という中で服から車、壁までを着せ替えしていく人々ともとれるかもしれない。
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幕張補完計画 2020
ス
創
作
コ
プ
次
車
・ ー
レ
2
乗 リ
イ
ヤ
メ
り タ
ー
ニ
物 リ
ア
ミ
設計物C 痛車カフェ
30
幕張補完計画 2020
32
幕張補完計画 2020
パース視点 断面線 作業・展示場所 作ったり着替えたり、それらを見せたりな場
カフェ
駐車場(既存)
既存ペデストリアンを通って来た人々が集まれる場
既存ペデストリアン 下部にレジデンスが取りつく 工房1
工房2
工房3
納車スペース
倉庫
バックヤード・生活 オタク達が生活するための活動の場所
各レジデンスの真下にそれぞれのガレージ、作業 場が用意される。その前を建物まで行くと、乗り物 系には大きなガレージ、2 次元には共同で使えるオ フィスのような作業場が用意される。 交流スペース スクリーン
スクリーン
超高層オフィスビル設備スペース(既存)
立体駐車場(既存) 超高層オフィスビル設備スペース(既存)
PLAN 1F S=1/500 設計物C 痛車カフェ
幕張補完計画 2020
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パース視点 断面線 作業・展示場所 作ったり着替えたり、それらを見せたりな場
カフェ 既存ペデストリアンを通って来た人々が集まれる場 空中庭園スラブ(既存)
既存ペデストリアン 下部にレジデンスが取りつく 工房上部
バックヤード・生活
倉庫上部
オタク達が生活するための活動の場所
レジデンスが並ぶ。 乗り物系ということから、列車を横に倒したもの をモチーフとし、上下に窓、横には設備が並ぶ、外
クローゼット
に対しては設備が生活感だけを表出し、オタクに とっては下部に位置する自分のガレージと常に繋が ることで、近しい関係でいられるレジデンスができ 裁縫室
る。
オフィス上部
超高層オフィスビル設備スペース(既存)
PLAN 2F S=1/500 設計物 C 痛車カフェ
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幕張補完計画 2020
立体駐車場(既存) 超高層オフィスビル設備スペース(既存)
パース視点 至幕張メッセ
断面線 作業・展示場所 作ったり着替えたり、それらを見せたりな場
カフェ 既存ペデストリアンを通って来た人々が集まれる場 空中庭園(既存)
既存ペデストリアン 下部にレジデンスが取りつく カウンター カフェ・展示
WWC
バックヤード・生活
MWC
オタク達が生活するための活動の場所 HWC
カフェデッキ G.L.+6000
G.L.+6000
交差点を囲うように作られる新しいデッキによっ て、それぞれの要素が結びつきあう。1F で作られ メインステージ G.L.+7250
た痛車がデッキを走り、コスプレイヤーがその近く を歩く。カフェで休みながら、デッキを歩きながら 控室
それらを体験撮影できる場所となる。
更衣室 更衣室
オフィス上部
MWC
サブステージ G.L.+8500
WWC
壁
面
ス
ク
リ
ー
ン
オフィス上部
G.L.+6000
超高層オフィスビル設備スペース(既存) 超高層オフィスビル設備スペース(既存)
立体駐車場(既存)
PLAN 3F S=1/500 設計物C 痛車カフェ
幕張補完計画 2020
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カフェ ワールドビジネスパーク
痛車工房
地下駐車場(既存)
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幕張補完計画 2020
スクリーン
コスプレイヤーステージ
GL+8500
ギャラリー
ペデストリアンデッキ(既存)
GL+6000
オタクオフィス
幕張補完計画 2020
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小物を作る人々が集まる交差点 フィギュアを作る人や絵を買って本を作る人、小物に絵を描いて売る人など手作業でものを作っていく人々である 音楽を作ってそのジャケットを描いてもらい、売る、といった交流も生まれる
38
幕張補完計画 2020
ア
み
た ュ
制
て
ギ
作
い
ィ
描
フ
設計物D ヲタケース 音
楽
創
作
40
幕張補完計画 2020
42
幕張補完計画 2020
パース視点 断面線 作業・展示場所 物を売る、飾る、売ることができる場所
既存ペデストリアン 画廊
ここでは既存のデッキに設計物が取りつく形となる
画廊
バックヤード・生活 オタク達が生活するための活動の場所
レジデンスが立ち並ぶ。道に対しては自分のコレ クションの色がなんとなく車から見える関係性。 玄関から出ると画廊があり、レジデンスに暮らす 人々の作品の集合を見ることができる。
PLAN 1F S=1/300 設計物 D ヲタケース
幕張補完計画 2020
43
パース視点
至幕張メッセ
断面線 作業・展示場所 物を売る、飾る、売ることができる場所
既存ペデストリアン ここでは既存のデッキに設計物が取りつく形となる
バックヤード・生活 オタク達が生活するための活動の場所
2F は制作者であるオタクと訪れる人との接点の場 所である。既存のデッキを包み込むように、ショー
至海浜幕張駅
ペディストリアン(既存)
ケースとショップが並ぶ。
ショップ 至ホテル ミーティング
液晶
WWC
ディ
レイ
設計物 D ヲタケース
44
幕張補完計画 2020
ス
ー
ケ
スプ
PLAN 2F S=1/300
倉庫
MWC
ー
シ
ョ
パース視点 断面線 作業・展示場所 物を売る、飾る、売ることができる場所
既存ペデストリアン ここでは既存のデッキに設計物が取りつく形となる
バックヤード・生活 オタク達が生活するための活動の場所
3F はオタク達の制作の場である。屋外、屋内それ ぞれ作業できる場所が用意され、屋外作業は外部の
屋外工房 G.L.+9000
体験工房 G.L.+8500
人とも若干の交流を持つ。 製作したものは外側の壁面に展示が可能で、車に 対してのディスプレイを成す。 更衣室 休憩室 倉庫
屋内工房1 屋内工房2
ショーケース
PLAN 3F S=1/300 設計物 D ヲタケース
幕張補完計画 2020
45
Moving Image in UENO PARK
国立博物館付属、研究機関
西洋美術館付属、研究機関
東京文化会館付属、研究機関
科学博物館付属、研究機関
文化施設付属
コア
可動床
屋根
東京都美術館付属、貸アトリエ
48
Moving Image
上野動物園付属、研究機関
東京藝術大学付属、貸アトリエ
屋外
PLAN
現在の上野公園は拠り所のない広大な空間に森を隔て文化施設が分離している また、その文化施設はある決まった空間で決まった見方しかできない鑑賞空間しか存在していない 噴水広場に面する文化施設の中身を広場に対し拡張、可視化し混在させる。 散策路を歩き自然の中に身を置きながら文化に触れあえるテーマパークを創出する。 芸大生工房
テーマパーク内は 2 種類(公園ゾーンと文化ゾーン)のエリアに散策路によって分割される。
日本美術研究所
文化ゾーンには周囲にある文化施設の拡張としての研究施設や芸大生のアトリエ、今現在上野公園で行われ 科学体験広場
ている文化活動等が内包される。 その中身が外側(公園ゾーン)へ情報発信される。現在の文化施設の内外を反転した状態である。
屋外ステージ 芸大付属音楽スタジオ
古
映像研究・資料館
公園ゾーンを通る人にとってはクラシック+西洋絵画+α、現代美術+パフォーマンス+αといったミック スされた空間が作られる。 発信する側にとっても他者に刺激を受けたり客観的に自分を見ることができたりといった利点が生まれる
パフォーマンス
遊び場
都美館付属 貸しアトリエ
現代美術研究
西洋美術研究所
この流れが周囲までにも影響を与え、既存の文化施設自体の新しい見方が発見されたり、また拡張されるこ とで塀が取り除かれたりといった変化が起こり上野公園全体が文化の森として再発展していくことを願う。
ストリート ミュージシャン 西洋音楽研究所
また、この空間は現在研究用途等で特に注目されているデジタルの分野で作品を扱うことを主として想定す
絶滅動物研究・資料館
る。多くの制約のある本物の美術作品を扱うより自由な観賞空間がつくれるということになり、それはある
市場エリア
意味でのリアリティにも繋がる。 案内所
コンセプト配置図 (表記した機能は一例)
上野駅公園口
京成上野、上野公園さくら道
谷中方面
屋根 レール コア(可動物の収納) 可動物(スクリーン etc.) 可動床 外部地面 散策路 )
地下(可動用設備及び倉庫
美術館
博物館
音楽ホール
芸大
動物園
Moving Image
49
50
Moving Image
S EC T I O N  S=1/100
内部で制作・研究。外部に発信
システムによる用途・空間の変化 美術館で見られる可動間仕切りを、さらに自由に動かせるように天井にレールを張る。そこには壁、ス
内部まで VR といった展示空間とする
クリーン、スピーカーやプロジェクターといった設備も移動することで、同じシステムでありながら様々 な使い方、空間が想定される。同時に床も上下に可動にすることで、さらに用途が広がる。 また全体がシステムによって構成されていき、その場で行われるイベントに合わせて変化していくこと で全体それ自体が新たなランドスケープとして出現する。 内部まで VR といった展示空間とする
舞台・ステージとして利用する
子供の遊び場
設備は外部にも延長され、公園に様々な機能を付加する
屋根上も使用できる Moving Image
51
映画上映スペースから屋外展示壁を見る
道に立って公園広場から遊び場までを見る
ステージから広場、屋外展示壁までを見る
52
Moving Image
屋外展示壁と広場に吊るされた移動型ディスプレイを見る
構造体全体のイメージ
遊び場を通して屋外展示壁を見る
Moving Image
53
Moving Image #1 02min 57sec 1920*1080px Shot in Ueno Park Shot and Edited by Hitoshi Takeuchi
54
Moving Image
Moving Image
55
「スケールシフトする架構」
辺接立方格子
58
辺接立方格子
組み合わせ方により、ある一つの形のユニットの役割がフレームのような物から面、構造を支える補助部材というように変化していく。 それによってユニットによって作られる面の性質も変化させることができる。
疎なフレーム
密な面
ユニット同士が接する
ユニット同士を棒材を介在させることによって繋ぎとめていくという構造。 各ユニットにある四辺(面間の接続)に棒が半分嵌るようなスリットが開き、そこに小さな爪が付いている。そこに 爪とスリットにより接合する
棒は対角線で固定される
スリットが入った棒を通すことで爪が引っ掛かりユニット同士をつなぎ合わせる。 接続した二ユニットの間には直行するもう一ユニットを噛ませることもできる。2 ユニットを接続する棒は追加する ユニットの対角線にはまり固定される。また各面にある V 字状の切れ込みがユニット同士で接することで強度が増す。
辺接立方格子
59
グリッド上に組んだユニットの間に 90 度回転させたユ ニットを補助部材として挟み込む。強度な必要な下部ほど 多く挟むことで強度を合理的にあげることができる。 またこの密度によって壁として見た時の透明度を操作す ることもできる。
60
辺接立方格子
左の組み方を 45 度回転させたもの。棒を介して線 設置しているという利点を用いて、この例では一部の ユニットを面に対して垂直方向にずらして面に変化を 与えている
辺接立方格子
61
最も密になるように組んだ例。 ほぼ塞がれた面になるが、凹凸やその隙間から抜けが 生れることで、適度に圧迫感を抑えた壁となる。
62
辺接立方格子
辺接立方格子
63
「共有して暮らすかたち」
Leak of Factory
服・布製品制作場所
アクセサリ・小物制作場所
家具・木工制作場所 食品関係制作場所
谷中銀座という商店街でにぎわう谷中。その商店街の裏側にものづくりを趣味とする人が集う。 ものづくりの場を、技術を、作品を共有し自分たちの生活を豊かにしていくことでまとまりとしての活発なコミュニティを形成する。 同時にそのアクティビティが周りに漏れ出し、谷中全体、そして谷中におとづれる人々を変化させていく。 66
Leak of Factory
谷中銀座とよみせ通りが交わる南西端の部分。谷中の中で最もにぎわってい る部分でもある。この街区の商店街を残し、その裏側を建て替えるものとする。 様々なスケールのものづくりに関わることに興味のある人が集まる。そのた め生産する物に合わせ様々な生産の場を用意し、その場を囲むように各住戸が
商店街と分離した住宅街
もの作りの小さなコミュニティ
立ち並ぶ。
り せ通 よみ
彼らにとって生産は生活の一部であり、その生活が各住居ごとの隙間から外 側ににじみ出る。商店街のように商売として売るわけではないが、通りがかっ た人が気に入って買うというようなアクティビティが生まれる。
谷中銀座
集合住宅による コミュニティの変遷
異スケールでの協力
生産するスケールにより 5 つのコミュニティに分類され、それぞれのスケー ルに応じたスペースが用意される。
設計場所
1 階は共有制作スペースと個人のリビングがシームレスに接続しお互いにス ペースを拡張し合う関係にある。2 階は各家庭のプライベートを守る場となる。 制作スペースが吹き抜けであることにより中庭としての役割も持つ。
商店街
商店街に来た人をも引き込む
よみせ通り
谷中商店街店舗
路地
路地と生活の交点 SECTION
共有制作場所
もの作りとしての生活が外部へ
住居内部 Leak of Factory
路地 67
68
Leak of Factory
料理を作る場
キッチン部分が向かい合って開かれることで共有する。 共有した広場はキッチンの延長とともに、リビングとしても使われる。 各住居の1階はキッチンの他トイレや風呂。 家同士の隙間が上階への階段と共に、生活が路地へと漏れ出していく場所となる。
bath unit
PLAN_1 S=1:80
Leak of Factory
69
アクセサリを作る場
住居ごとに個人の制作デスクがあり、その先に数人で集まって作業のできる場 所が共有されている。 作ったアクセサリは奥行きのある家同士の隙間を色とりどりに飾る。外からは、 路地を進む中で様々な色が目に入るという光景を生む。
PLAN_2 S=1:80 70
Leak of Factory
衣服を作る場
家具を作る場
アクセサリと似た構成だが、共有スペースには織り機のような一人では所持し
中央には巨大な木工用の場所を設ける。ほかの 3 種類とは違い作業場所も外から
にくいような大型機械が共有される。
地続きであり、取り囲む住居の部分のみがリビングとして一段上がっている。
衣服、布製品は面的な要素や視線をある程度さえぎるような役割を持つので、
リビングは間仕切りで完全に閉じることなく、自分で作った家具を用いて自らの
住宅によっては隙間に限らず路地に面しても飾られることになる。
生活を豊かにしていくことができるように設計する。
それにより路地そのものが芸術作品へと変化を始める。
その生活が路地から垣間見え、また路地に生活スペースを拡張することもできる。
PLAN_3 S=1:80
PLAN_4 S=1:80 Leak of Factory
71
1F PLAN
72
Leak of Factory
S=1:400
2F PLAN
S=1:400
Leak of Factory
73
路地から集合住宅を見る
74
Leak of Factory
中央部の、それぞれの生産と路地が最も交わる場所
家具・木工生産場所を見る
料理生産場所を見る
Leak of Factory
75
「根付く家」
路地のすみか
①
谷中銀座より敷地へ続く路地の入口を 見る。店が続き人を引き込む。
②
谷中銀座 谷中銀座側の路地より敷地を見る。奥に 見えるガードレールが視線を横へ流す。
谷中銀座から入り込む路地 いうこともあり、谷中の路地の中でも際立って 人間味あふれた独特な空間を作り出している。
③
敷地より谷中銀座方面を見る。美しい
よみせ 通り
この路地の折れ曲がった部分は私有地であると
②
③
私道の先にカーブした道が続く。
④
⑤
④ 78
南側の路地を見る。この先をすすむと言 問通りや芸大方面へと向かう。
路地のすみか
⑤
南側の路地入口より敷地を見る。右側に は木材屋も見える。
①
夕焼けだんだん
谷中を歩くと多くの路地に出会う。 路地は昔から少しずつ人の生活によって作られ、それぞれが人の温かみを感じさせる。 外界から隔離されその空間には、人同士の独自のネットワークのようなものが形成されている。
路地の魅力、そして路地のコミュニケーションを凝縮した住宅を設計した。
路地 谷中銀座方面
最低限のスペースによる住宅が路地を挟んで向かい合う。 この居間は最低限のスペースではあるが、間にある路地兼中 庭を生活空間の一部として利用することで豊かさを確保する。
居間 トイレ・キッチン
仕事場 寝室
同時にこの路地に面して住む住人はこの道を通ることとな るため、この住宅において路地のコミュニケーションはより 強いものとなる。
私の個人スペース
路地空間
路地
この路地に面する住人やたまに外部から訪れた人が通る
居間
人の手によって作られてきた風情ある路地
路地からの人も交わる 生活の場所
路地兼この住宅にとっての中庭
書斎
元の折れ曲がった路地空間を継承しつつ、この住宅の住人
寝室
が生活する中で行き来し交流する場所でもある
クライアントの 個人スペース
居間
最低限のスペースを持った居間
ピアノ・ソファー等
路地兼中庭を挟んで最低限のスペースを持った居間が向か い合う。中庭部分までを含めた開けた居間である。
個人になれるスペース プライベート場所でありながら路地の延長線上にあるた
路地
め、窓を調節することで体感的な空間を拡張できる。
芸大方面
路地のすみか
79
80
路地のすみか
1F PLAN S=1:80
2F PLAN S=1:80
1284 379 2190 400
SECTION S=1:50
路地のすみか
81
82
路地のすみか
路地のすみか
83
TOKYO REPLAY CENTER Architecture Competitions for Students Organized by ARCHmedium
collaboration with Taiki Ichisugi
stairs connecting shop floors
box projected from the ceiling functions as a shelf or an advertisements display
stairs connecting kataoke floors
box projected fro the ceiling makes low-ceiling space where visitors can get comfortable
box projected from the floor functions as a cash desk
1F Plan
2F Plan
3F Plan
4F Plan
5F Plan
6F Plan
7F Plan
Akihabara actually has various fragmented cultures not only for otaku people, and they are messed with in one place as you see in alley, where various genres of shops are lying next to each other. In this mess,what directs people to the shops of their aim are architectures as boxes and advertisements on them. Architecture we suggest represents whole Akihabara-electrical products,animes for enthusiasts, ordinary books ,stationary,.. Various genres of shops are The aim of this competition is to develop a new leisure center in central Tokyo “Akihabara� . The center must
connected and separated without walls , only by the ups and downs of the karaoke-boxes. By doing so, visitors see another part of Akihabara.
Tokyo Replay Center
2nd,4th,and 6th floors and is moved up and down. Shops are placed between these floors and separared
fit with the lifestyle of Japanese society.
86
Purple boxes represent karaoke boxes. They are on
loosely by ups and downs of the karaoke boxes.
T
okyo
R epl
C MANGA/ANIME
ay
ent
er
BOOKS
CLASSIC FILMS
LATEST FILMS
VIDEOGAMES
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Conversation Piece Direction/Moving Image : Hitoshi Takeuchi Structure Design : Wataru Nagano
風景や日常の光景を再構成すること、普段は目に映らないものを提示することに関心があり、イメージが成り立つ過程を分節していくことを試みた。 ”Conversation Piece” は会話の断片のようなもので、一つの流動的なシチュエーションであり、空間の中で光の現象と対話し、 イメージが定着される以前のその過程へのまなざしの層によって構成される。
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Conversation Piece
screen
fog machine
frosted acrylic plate
Walking Path
LCD projector
PLAN S=1:50
プロジェクターからスクリーンへと映像が投影される過程を空間の中に可視化する。プロジェクターからは断続した風景映像が投影され続けているが、 鑑賞者が最初に目にするのは霧の中を光が進む様、そしてその中に浮かび上がるゆがめられたスクリーンである。 部屋の中に進むとこのスクリーンは分離・分散し、風景は断片のみで捉えられることとなる。
Conversation Piece
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Conversation Piece
Conversation Piece
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OTHER WORKS
2013 年卒業設計アシスタント
築地川SA計画 撮影協力:石田顕之 音楽:KUREX=Kuniwo Sakayori 設計:マチダミナホ Youtube:http://youtu.be/2bVIikzTyUM
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OTHER WORKS
OTHER WORKS
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OTHER WORKS
2014 年東京大学卒業設計アシスタント 設計:一杉 泰生 OTHER WORKS
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東京スタデオアルバイト ツタンカーメン展・展示検討用CGパース OTHER WORKS 101
東京国立近代美術館リニューアル エントランス部検討用CGパース
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OTHER WORKS 103
104 OTHER WORKS
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