ポートフォリオⅡ

Page 1

Natsu Kei Design Selected Works 2020

PORTFOLIO
CONTENTS 自己紹介 死を飾る Eden アロマディッシュ 心像 Leviathan Other Works

Education

― 2015.9-2019.7 中国 北京林業大学 芸術と デザイン学部 プロダクロダクトデザイン学科 ― 2021.4-2023.4 日本 武蔵野美術大学 大学 院 工芸工業デザイン学科

Language

Exprience

夏啓 デザイナーは、足枷を嵌めているダンサーのようだ。 桎梏がどんなに重くても、優雅な踊りを観衆に見せ、 世界に対する見方を踊り通じて言い表すと思うはずだ。

Natsu Kei

2017 香港理工大学、KL&K、ARTOP デザイン会社 2017 北京東城新維デザイン会社プロダクトデザイン 2017 北京林業大学心理学シットコムコンテスト

2018 iVRral 会社の展覧設備デザイン

2018 ドイツの Upcycling Workshop 2019 四川と北京の職人に絞り染めを学ぶ 2019 大学卒業制作 2020 南京紫金花大学生連合展

086-185-1843-0617 中 Xd

電話番号:080-7491-0617 日 メアド:hsiach.i@outlook.com natsukei1997@gmail.com xuezou@126.com Sw C4d UE

訪問 インターン 三等賞 委託業務 参加 習得 優秀作品賞 展示

Ai Pr 3D modeling&Rendering Interest 旅行 ゲーム 探索 歴史

読書 映画

Skills
英語
CET4
日本語 JLPT N1 中国語
Contact Adobe suite Ps Id Rh Ks
死を飾る
物と物との微妙な繋がりを見直し、新しい物語を述べる。 Inspiration 死は万物に避けられない終末である。 人々は、死んだ人に布などを被せ、死者を尊重し、現実世界に対する告別式を行う。 また、世界各地の文化の中で死に対する認識がある。“死”は次の新しい生命への一階段であり、魂 はあの世で存在し続けるなどだ。例えば、「人は 生きてきたように死ん で いく。」というのは中 国の伝統的な生死観に対する認識である。 「逝き方」は「生き方」である。 私はこのような “死” に対する共通の文化意識からインスピレーションを見つけ、 デザ インを通 じ てプロダクトと死の関係を表現したいと考えた。人とプロダクトの間に哲学的な深い繋がりを築く。

生 の始まり で ある。死と再生の間の静けさに、私たちは深遠さを感じ、心は成長する。死の元型は集合的

Research

自宅にいるユーザーの花と花器に対する評価と印象を調べる。

皆は花器に対するイーメジは? 花に対する調査

ご自宅で過ごす時間が長くなって以降、花 を飾る「頻度」は実際に変わりましたか?

56%

現在の多くの花器の構造は類 似が多い。花器と花の関係は た だ「花を花器に入れる」 だ け だ。花器は花と組み合わせ て、卓上、部屋な ど 生活空間を 飾る意味だけのものになった。

増えた、やや増えた n=950 日常に人々は綺麗な花瓶をデザインし、摘み取った花を中に入れ て、花を飾る。しかし、摘み取られた花はすでに死に向かってい るので、花を飾るというより、「死を飾る」というほうが正しい。

ご自宅で過ごす時間が長くなって以降、「花 を飾りたい」という心境になれましたか? 65% 飾りたくなった n=950

調査によると、多くの人 が 自分の生活空間を花 で 飾りたいと思ってい る。また、多くの人 が 花を通して心の癒しを得たり、より活力を得たい と思っている。花とユーザーの心理的な感情はより多くリンクしている。

しかし花器とは花を飾ったものなのか、それとも死を飾ったものなのか? 共に死に向かている花と花器

Concept 死の元型は? す べ ての民族の文化の中 で 死に対する描写 が ある。いくつかの記録 で は、死は終わり で はなく、むしろ再
無意
じ た。 形成 影響 転化 感情 死の元型 死亡への印象 枯れ、動かず... 静寂、再生… 潜在意識 花器は卓上用品の中で、命の変化をより直感的に表現できるものである。だから、花と花器から生と死の認識を表したい。 花器と枯れた花を結び付け、二つ
葬儀 再生 覆い 終わり
私は生命力がある花器をデザインしたい。花器で花が徐々に死亡する過 程をはっきりと現れさせる。死の元型は無意識の間に人と共鳴し、花と 花器を見た時に時間と生命の消滅を感じさせ、より深い体験を与える。 死のイメージ
識により個人・民族間に共有される象徴の一部 で あって、心理学的統合過程に役立ちうるとユングは論
のものの間のつながりを強める。 人々は花を使う時、花の死の過程 をより深く感じることができる。
言葉は死んだ 語られて息絶えたと そんなふうに言うひとがいる わたしは唱える まさに 生きはじめるのだと その日に ディキンソン
Sketch 素材の特徴を分析し、提案に最適な素材を選ぶ。金属材料から、金属の表面が時間と ともに変化するのを観察して、サビの美しさを見て、サビと花枯れの関係を考えた。 Material 金属の質感は花の柔ら かさと比べ、「死の印 象」をより強く表す。 考えた結果、私は真鍮を提案の素材にした。花と花器の「共に死 に向かている」の過程を表現したいの で、歳月とともに沈むよう な穏やかな質感良いと思う。また、真鍮はより柔らかい表面と 色を持ち、ユー ザ ーに穏やかな雰囲気を与えること がで きる。 鉄 鉄の表面は鏡のような銀色で、冷 たい表面は硬い感じを与え、頑丈 な雰囲気がある。 鉄のサビが赤みを帯び、銀色と区 別が大きく、ユーザーに「時の経 過」という強い視覚効果を与える。 真鍮 真鍮のサビは茶色と緑色を持ち、 柔らかく、緩やかに枯れていく感 じがする。 真鍮は歳月が沈みゆく色を持ち、 鉄より柔らかい感じがあり、人に 柔和な気持ちを与える。 素材と風化
長い花に適しています。合致の角度で花の 姿を表し、花が枯れた際に円形に遮られる。 二つの微妙な角度がある円形の真鍮板は 花器全体を構成している。花が死を迎え た時、円形の真鍮花器は花と融合する。 真鍮板を対称に折り、裁断する。花は器の中で 花と器の空間に相互に作用する。花がだんだん空 間から離れる時、特別な視覚効果を感じさせる。 これは普通の真鍮板を曲げたものである。花 が遮られると、花器は生と死の境界線になる。

歳月と共に花は死へと歩み、花器も また風化し、共に死に赴く。この瞬 間、花と花器は命を持っている“も の”となる。物と物との微妙な繋 が りを見直し、新しい物語を述べたい。

人は花を観賞する時、花の死の過程を窺っているようだ。死 の過程は徐々に隠され、生と死の変化を見ることができる。
花器の余分な部分を取り除き、花そのものを主題として置く。花が枯 れ、花器に遮られていく姿は、静かに世界と別れを告げているようだ。
で花の一生を表現している。花の一部は真鍮に隠され、花器
Eden
私たちの生活は、現実と仮想の世界の間に徘徊するようだ。 Inspiration 個々人の心の奥底には非現実的な世界 が あるかもしれない。見えない、触れられない。こ れは空想の世界 で あり、私たちの感情の住処である。この幻想的な世界はす で に人々の潜 在意識の中の“心理の元型”となっていた。古代における人々はこの非現実的な世界を絵画、 文学などのモチーフとし、未来への憧れを表し、私たちに穏やかな活力を与えてくれた。 だから、私はこの共通のイメージ(潜在意識)からヒントを見つけた。デザインによってファンタ ジ ーの世界とプロダクトを融合すると、ユーザーとどのようなインタラクションが生まれ るのか?
Research
20代 10代 30代 40代 50代 60代 70代 80代 90代 90代以上
照明 照明以外 1 10 100 1000 0.001 (パワースペクトル) (周波数) 〈P〉 〈F〉 0.01 0.1 1.0 1/f 2ライン 1/f ライン 1/f 0ライン 資料により、自然界の営みには 1/f ゆらぎ が満ちて、私たちに安 らぎや幸せを感じさせてくれる。ロウソクの炎は「1/fゆらぎ」が 含まれる。人間には、見たり聴いたりしてこの「1/fゆらぎ」を感 じると、癒しの効果や、心地よくなる効果が起き、気分が落ち着く。 なぜロウソクの炎はリラックス効果があるか? Concept ユートピアのイメージ ユートピアは想像上に描かれた理想的な世界(理想郷)。日本と中国は「常世の国」や「桃源郷」という観 念もある。また、世界各地の文明にも特別な理想郷 が あり、色々なストーリー で 描かれている。ユートピ アは 私たちに落ち着いた気持ちを与え、心の奥底にある憧憬だ。これは人間に共通のイメー ジ と言える。 形成 影響 転化 理想への空想 安定、静か… 感情 心地よい、平和… ユートピア のイメージ 潜在意識 ロウソクはいい雰囲気を作ることができる。だから、私はロウソクを通して、ユーザーにもっと面白い卓上の空間を感じさせたい。 文化の中で人間はユート ピ アとい う空間に対する空想を持っている。 燭台を使い、ユーザーが卓 上の「燭台の世界」を感じる。 灯りが揺らめく、非現実の時空 は人と共鳴し、静かな力を得る。 利用する可能性があるイメージ 瞑想 反射 幻覚 無限
今の時代ロウソクはどうやって使われるか? 忙しい毎日を送る現代人。 一日働いて疲れて帰ってく ると、お部屋を真っ暗にし て時にキャンドルの炎を 見つめたくならないか? 利用形態から、「照明」と 「照明以外」に分けて、年代 別の件数比率をグラフとし た。照明的な目的で利用され るのは50代から増加し70代 が最も多くなる。ムードやア ロマなど「照明以外」の用途 では、20代が最も多くある。 利用形態別の年代別割合
0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0 40.0

Initial sketches

ロウソクの照明の機能は、現代社会ではすでに電灯に取って代わられたと言える。 しかし、ろうそくの独特な炎は今の社会の背景の下でまた新しい使用価値を生んだ。

ロウソクと燭台を通して、部屋の中で安心した雰囲気を作り、ユーザーに リラックスできる空間を提供し、夜に心と体を豊かにすることができる。

二つの鏡を向かい合って面白い反射の効果を生み出す ことで、鏡の中に「ユートピアへの道」を造ってみる。

Sketch 3D Rendering
二つの曲面を組み合わせたものである。ろ うそくを燭台の中に入れると、周りの曲が った鏡面が火の効果を受け輝く。火の光 は鏡面に無限に広がり空間を明るくする。 三つの面からなっている。鏡の前にろうそく を置いて、両側の反射でろうそくが無限に伸 びている道路を見せる。鏡の中にには他の 世界への道があるようだ。この短い存在す るの非現実の空間の中に火が点在している。 Interpretation
ロウソクは燭台にあり、深い空間を形成し、人に無限の仮想を与える。
心像
Inspiration 今の時代、合理主義、機能主義という大量生産に合致するような方向が賞 賛され、人々の生活は豊かになった。しかし無駄を削ぎ落とした均質なデ ザインは、同時に人々の精神や内面的な感受性能も欠落させたように思う。 こうした複製技術時代において、プロダクトの「アウラ」はどうなってい くのか。私は夏布という 消滅の危険に直面している素材から、現代生活の 中で、古い時代の印象を融合させ、ユーザーに時空を超えた感動を与えたい。 昔の記憶と感動を現代生活に溶け込む。

Materials Analysis

繊維の長さ/mm 繊維の細さ/tex

性能の比較 破断伸び% 引っ張り強さ/N.tex^-1 ヤングの係数/N.tex^-1 重合度

カラムシ リネン コットン アサ 20~25 17~25 25~31 60~250 >0.48 >0.44 0.22 >0.57 0.29 0.33 0.12~0.20 6.00~8.20

0.63 2.5 3.73 7.12 3.75 16.22 17.32 17.30 2000~2300 2190~2420 10000~15000 2660

カラムシは他の素材に比 べ、繊維の長さ、引っ張 りの強さ が 一番強く、強度が高く、長く使える。

品種

アサ

化学成分の比較% ジュート リネン イチビ マニラアサ

ヘミセルロース リグニン ペクチン 灰分 セルロース 57.01 7.31 5.80 1.30 17.84 66.27 7.01 2.59 0.41 2.3

16.67 73.59 1.19 4.04 3.53 13.29 66.1 70.2

64~67 16~19 11~15 1.1~1.3 0.6~1.7 13~20 5.7 0.6 21.8

カラムシの構造

夏布は千年以上の歴史があり、中国最古の布地の一つである。夏によく使われるので、夏布と呼ばれている。特殊なカラムシ繊維 からなる夏布は良い防菌防黴の特徴があるので、長年置いても腐らない。そのため古代でも様々なものの材料として使われていた。 Background フィールドワークに通して、夏 布の織り技術と文化を了解した。 Fieldwork しかし、工業の発展に伴い、手作業で紡がれるカラムシ 繊維から作られ た夏布は大きな打撃を受け、現代生活で はほとん ど見られなくなり、消滅の危険に直面している。
他の素材に比べ、カラムシは ペ クチン が 除去しやす いの で、上質な布を作りやすい。また、カラムシの リグニンは少なく、より柔軟性があり、染色しやすい。
カラムシ 顕微鏡で確認するとカラムシの構造は安定している。また、繊維構 造の間 隙が大きいので、通気性が良く、ほこりなどがつきにくい。

資料により、私は中からカラムシで作られた夏布の三つの特徴を抽出した。

①柔軟性:繊維の長さと引っ張り強さで夏布を強靭な特性にする。

②透過性:構造は間隙があるので透過性がいい。

③着色性:化学成分なのでいい着色性がある。 この三つの特徴から、デザイン提案の方向を選定する。

四川の職人を訪ね、染色技術を学び、DEMOを作った。検討 の結果、最終的にろうそく染めで提案の色をることが決まった。
キーワー ド を分析した。夏布の特徴を中国の伝統文化の「絵巻」 と「芝居の影」のイメー ジ と結 び 付けた。絵の中に 物を入れ、 “収納した物の影を芝居のように楽しむ”という新しい提案だ。 生活のイメージ 昔の記憶 夏布の特徴 染織 着色性 柔軟性 曲がり 透明感 透過性 巻物 山水 影 芝居 絵巻 絵巻に物を入れる 影で物を収納する
四つの染め提案を試した。
硬い 柔らかい R:26 G:54 B:102 R:53 G:92 B:147 R:92 G:128 B:162 R:130 G:165 B:195 実物を制作する。 絵巻画面のスケッチ。作品の形態と染色のテクスチャを考える。
連なる山並みの合間にものを差し入れる。物は絵巻となって山水画になる。
ろうけつ染めで作品の空間感を作り出す。特殊な模様は雲霧のようだ。
収納ボックスは卓上収納に適している。ろう けつ染めの部分が開閉部分だ。 互いにコミュニケ
光は物の影を収納 ボ ックスの表面に映す。 芝居と窓の影 10.00 144.00 16.31 10.00 140.00 180.00 26.00 15.00 250.00 160.00 10.00 24.00 2.00 R10.00 R15.00 10.00 10.00 14.82 5.00 15.00 220.00 139.00 45.47 R10.00 10.00 100.00 8.00 2.00 26.00 10.00 144.00 16.31 10.00 140.00 180.00 26.00 15.00 250.00 160.00 10.00 24.00 2.00 R10.00 R15.00 10.00 10.00 5.00 15.00 220.00 139.00 45.47 R10.00 10.00 100.00 8.00 2.00 26.00 10.00 144.00 16.31 10.00 140.00 180.00 26.00 15.00 250.00 160.00 10.00 24.00 2.00 R10.00 R15.00 10.00 10.00 14.82 5.00 15.00 220.00 139.00 45.47 R10.00 10.00 100.00 8.00 2.00 26.00
ーションをとる。
見せてくれる。物と収納ボックスはこの時一体になる。収納ボックスの表面はディスプレイとなり、物の形を
収納だけでなく卓上照明としての機能も含まれ ている。照明と卓上収納の新しい形を探る。
Leviathan
混乱と秩序のバランスを探索する。 Inspiration 聖書から「混沌と混乱は違う」という考え方をもらってヒントを見つけた。混乱は 人々が目を背けたくなる状態である。私たちは無意識に部屋を散らかし、そして部 屋を片付け、秩序の状態に戻す。生活は「混乱と秩序」の間で揺れ動く。この提案は、 この2つの境界線を打ち破り、収納用品を通して混乱と秩序のバランスを表現する。

私たちはいつも散らかった部屋を整理する。だから、収納用品から、混乱と秩序の中間を考えたい。

混乱+秩序=混沌の状態 この提案を哲学的に考える。秩序と混乱という二つの極端な状 態を統 合する。「混乱+秩序=混沌」から、収納棚の新しい概念と形を考える。 Concept
渦巻きのイメージ 世界各地に渦巻きというイメージが存在する。大昔の人々は自然界からこのようなイメージを抽出し、モチー フとしてきた。ユングは「このようなイメージはすでに人類の集団潜在意識の中に埋もれている」と言った。 渦巻きはまた、不安定と幻覚を表現するために用いられ、それぞれの民族の原始芸術、宗教、神話、文学、絵 画などの面で見ることができ、混沌とした状態を表している。
自然 芸術 数学 神話 紋様 私たちはいつも秩序と混乱の 間に バ ランスを探している。 混乱と秩序を融合させ、 混沌の概念を提出する。 収納する時、作品の バ ランスを感じさせる。 しかし、収納棚(秩序)があったとしても私たちは時に部屋を散らかす。では、「秩 序の収納行為(現在の一般的な棚)」は本当に人の真性の状態に合っているか? 私達は生活の中でいつも混乱と秩序の間で絶えず抗争している。 Research 私たちが住んでいる部屋にはいろいろなも のがある。ものが多くなると、私たちは収 納を利用して荷物を一緒に置いている。
普通の棚の使い方はものを分類し、階 層的に並 べ る。従って一般的な棚の形 態は似たような パ ターン で あり、全 体として、「秩序」の象徴である。

私は「渦巻き」というイメー ジ から、混乱と ダ イナミックな形体を抽出する。混乱と秩序の バランスを考え、「混沌」と呼ばれる状態を探し、収納用棚と物の関係性を表現したい。

市場上で入手できる素材から、素材を分析し、作品と一番合うの材料を選ぶ。

軽量で高い加工性を持つ

MDF

なめらかな表面がある

一旦壊れると修理できない 水や湿気に弱く、カビやすい 「反り」や「割れ」が起こりやすい シナベニヤ

木目が美しく、落ち着いた色合い

表面がザラザラしている

はっきりとした木目がない

目立たない部分に使用される

見た目がシナベニヤに若干劣る

考えた結果、シナベニヤを実物の素材として選ぶ。シナ ベニヤはより良い視覚効果を持っている。また、なめら かな表面があり、強度が高く、安価、適切な素材である。

Material
上品で高級な雰囲気 強度が高く、耐久性に優れた コンパネ

Initial sketches

Sketches
3D
Rendering
実物を制作する。
棚は一方向から見ると、渦巻のように収納物を巻き込んでいるかのように見える。しかし、 横から見ると並べられる状態である。この提案は“混沌”と“秩序”の境界を曖昧にし、棚が渦 のように物を巻き込み、“混沌の渦の中”に秩序があり、“秩序の形の中に混沌”が満ちている。

OTHER WORKS

大学時代の他の作品

火垂るの夜

Night With Firefly

夜、人を優しく守る

ムードライト

事業や感情のため、あるいは現代社会の忙しないリズムのせ いか、人々の睡眠時間はだんだん遅くなっている。 私たちはいつも夜に生活、未来など色々なことを考える。私 はそういった一人の寂しい夜に、少し優しさを感じさせた い。 火垂るは夜に微かな光を放り、同種を誘うのシグナルを使 う。この正面は火垂るのように人の眼前に舞い上がり、ロマ ンチックに光を放つ。

雨の囁き

The Rain's Whisper 生活の儀式感に感動を与える カーペットデザイン、ディジット

古代の祈りの儀式にヒントを見つけ、デジタル デザインと統合し、このカーペットを完成した。 ユーザーが自宅で瞑想中に邪魔されないよう に、集中しやすい空間を作る。カーッペットの 上の「雨の波紋」はユーザーの瞑想時間が変 わると徐々に変化する。古代の儀式と科学技術 を融合し、ユーザーに良い生活の環境を造る。

Bamboo Table Lamp

光は素朴な竹に宿る

照明デザイン

竹は中国の君子の謙虚を象徴している。竹を回転させると 輝き、君子のように優雅な姿に変化する。また、傾きの角 度はユー ザ ーに様々な使い方を提案する。回転して照明 の角度と明るさを制御できる。さらに、回転する方法を通 してデザインの面白さと使い方はより興味深くなった。

ピクセルビジョン

Pixel Vision 次元を打ち破った視覚 椅子、3Dレンダリング

ピクセルは、異次元の幻想的な存在 で あるように思 う。 バ タフライスツールの形を借り、それを ピ クセル 化して、物事の状態に対する人々の認識を覆そうとす る。これは実験的なフロ ジ ェクト で ある。 ピ クセルと いうデジタル単位と実物製品とを融合し、次元の壁を 越えたような不思議な違和感とユーモアを提案する。

謙・竹

都会ファンタジー

Fantastic Stories In The City 都会中の不思議的なパーク 30×30 モデル

ヘッドセット

Headset

ヘッドセットの形と構造デザイン ヘッドセットデザイン、3D

私たちは自然 で ファンタジー が 溢れた生活に憧れたが、浮世の面 倒な社会関係に束縛されている。 私は都会の間に一時的に人々を俗間から脱出できた空間が欲しい。 この公園は固定した休憩所がない。人々は自由にリラックスでき ます。街中の公園に対し、不思議の国のアリスのようなファンタ ジーな異空間を提案する。

ヘッ ド セットの構造を調 べ、ヘッ ド セットの形を デザ イ ンした。Solidworks を利用し、ヘッドセットを精密な 3 D モ デ ル で 作った。部品の間の繋 が りと機能性を分析し て 部品を組み立てること がで きるモ デ ルをした。また、 ヘ ッ ド セットをレン ダ リン グ して 3 D 材質と視覚効果を 実 験した。試行錯誤を重ね、デザイン基礎能力を習得した。

生々流転

Constantly Changing 哲学から物の体験へ アロマディフューザー、3D

障害者用まな板

One Handed Cutting Boards

より良い台所生活を提供する キッチン用品、3D

易経の「生生これを易と謂う」という言葉から、アロマディフ ューザーをデザインした。プロダクトの造型は循環の感じを形 成し、絶えない生々流転の概念を表現する。煙はプロダクトの 形を巡って循環し、アロマディフューザーをより魅力的にした。

台所で料理をするのは手の不自由な人にとって苦労を伴う。デザイ ンを通して彼らの負担を軽 減し、気軽に台所を利用できるように したい。刀と板は一体とになり、機能が明瞭だ。黒い板の釘によっ て食べ物を固定できる。つまみや立ち上がりの細部は調整を重ねた。

お読みいただきありがとうございました

Turn static files into dynamic content formats.

Create a flipbook
Issuu converts static files into: digital portfolios, online yearbooks, online catalogs, digital photo albums and more. Sign up and create your flipbook.