Inoue Masaya Portfolio

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INOUEMASAYA

2019 ART&ARCHITECTURE&PROJECT PORTFOLIO


Profile

Award history

井上 雅也 INOUE MASAYA

第65回 大阪市立美術館高校展 版画部門 奨励賞(8/36)

1996.3.11 大阪府東大阪市生まれ

第65回 大阪市立美術館高校展 ガラス部門 奨励賞(4/21)

2011.4 大阪府立港南造形高等学校 総合造形科 入学

夏のワークショップ2014 西川亮賞(5/10)

(銅版画・シルクスクリーン・リトグラフ・ステンドグラス・ジュエリー)

建築合宿2015 最優秀賞(1/12)

2014.4 神戸芸術工科大学 環境建築デザイン学科 入学

2015年度神戸芸術工科大学 奨励賞(10/100)

2018.4 神戸芸術工科大学 大学院 アート&デザイン専攻 入学

夏のワークショップ2016 最優秀賞(1/5)

(アーバンデザイン・ランドスケープデザイン・建築・インテリア)

京都ランドスケープ展2016 選抜講評者 ランドスケープ賞 2016年度神戸芸術工科大学 環境デザイン賞(1/100)

Skill

NEXTA 17 岸上純子賞(6/75)

Illustrator

★★★★★

A-CAD

★★☆☆☆

ダイワハウスコンペティション「過渡期の家」 入選(7/447)

Photoshop

★★★★☆

ライノセラス

★★☆☆☆

京都ランドスケープ展2017 ランドスケープ賞

Google Sketchup

★★★★☆

GIS

★★☆☆☆

神戸芸術工科大学卒業設計講評会 選抜講評者 奨励賞(3/100)

VectorWorks

★★☆☆☆

Diploma KYOTO 関西22大学合同卒業設計展2018 8選入選(8/177) 仙台デザインリーグ卒業設計日本一決定戦 100選 一次審査57位(57/334)

Design インテリアデザイン

グラフィックデザイン

リトグラフ

建築デザイン

ステンドグラス

ステンドグラス

ランドスケープデザイン

銅版画

版画

アーバンデザイン

シルクスクリーン

2018年度JIA近畿支部卒業設計コンクール 入選 近畿代表選出(8/36) 2018年度JIA全国卒業設計コンクール 一次審査通過(30/52) 京都ランドスケープ展2018 選抜講評者 ランドスケープ賞 谷岡学園特別奨学金 特別賞


Publication booklet

School Project

Work Project

Architekton KANSAI 2015October

港南造形高等学校 卒業制作展実行委員 立体造形委員長

NPO法人Co.to.hanaインターンシップ

NEXTA16 作品紹介

2014年度夏のワークショップ 参加

ありがとうの花プロジェクト

LandscapeDesign No.113

第一課題 「まちなかファクトリー」 廊下展示(8/100)

國府理追悼展 案内スタッフ

建築知識 2017July

第二課題 「まちなかプラザ」 廊下展示(6/100)

NPO法人HomeDoor フリーペーパーRingRing制作

NEXTA17 作品紹介

第三課題 「住宅課題」 廊下展示(8/100)

NEXTA 16 広報班長補佐・パンフレット制作・ポスター制作

Diploma KYOTO2017

第四課題 「認定こども園」 廊下展示(6/100)

建築合宿2016

Architekton KANSAI 2017October

第五課題 「集合住宅」 廊下展示(6/50)

G7神戸保健大臣会合 FROM KOBE

PRAXIS2017

2016年度夏のワークショップ 運営代表 班長

U-35スピンオフ企画 U-25参加

神戸芸術工科大学 学校案内インタビュー

神戸芸術工科大学 大阪市立大学 合同講評会「さなぎ」代表

シンサイミライの花プロジェクト

新建築 住宅特集 2018 1月号

2016年神戸芸術工科大学 学園祭 学祭展示実行委員 副代表

NEXTA 17 副代表

LandscapeDesign No.119

京都ランドスケープ展2016

都市まちづくりコンクール 出展

PRAXIS2018

第六課題「総合実習ランドスケープコース」 廊下展示(1/35)

Diploma KYOTO 関西22大学合同卒業設計展2018

神戸芸術工科大学 優秀作品集

三ノ宮センター街 三Fストリート計画案コンペ案 実施

大阪第一ビルリノベーション

Diploma KYOTO2018

三ノ宮駅周辺 駐輪禁止サイン計画 実施

TAKAHAMAプロジェクト

卒業設計日本一決定戦2018

京都ランドスケープ展2017

港南造形高等学校OG展 空間構成

JIA近畿支部卒業設計コンクール2018

4カ国合同ワークショップin台湾

宝塚歌劇団 花組 高嶺潤ティーパーティ MESSIAH トータルデザイン

JIA全国卒業設計コンクール2018

京都ランドスケープ展2018

宝塚歌劇団 花組 高嶺潤ティーパーティ BEAUTIFUL GARDEN トータルデザイン

4カ国合同ワークショップin奈良

高畑光希 誕生日パーティ グラフィックデザイン担当

プロジェクトOSC(JR大阪駅 時の広場実施)

宝塚歌劇団 花組 高嶺潤ティーパーティ CASANOVA トータルデザイン

マレーシア集落調査

神戸山手大学 ホタルの観察会 デザイン担当


CONTENTS

卒業設計

3年次ランドスケープ課題

3年次認定こども園課題

神戸三宮「さんきたアモーレ広場」コンペ

混成都市

セルの結び目

学園都市を編み込む

人と時のまほろば

このフレームは経済の呼吸とともに反比例する


グループ設計WS

第13回ダイワハウスコンペティション

NEXTA17出展作品

還る

「過渡期の家」

継承するインフラ

youtuberの家

学内・学外活動


卒業設計 神戸芸術工科大学 学内講評会 選抜講評者 奨励賞 Diploma

KYOTO 関西 22 大学合同卒業設計展 8 選

仙台デザインリーグ 卒業設計日本一決定戦 100 選 JIA 近畿支部卒業設計コンクール 入選 近畿代表 JIA 全国卒業設計コンクール 一次審査通過

PRAXIS2018 神戸芸術工科大学 優秀作品集 Diploma KYOTO2018 卒業設計日本一決定戦2018  JIA近畿支部卒業設計コンクール2018 冊子 JIA全国卒業設計コンクール2018 冊子

こ の フ レ ー ム は 経 済 の 呼 吸 と と も に 反 比 例 す る

混 成 都 市



我々の生きている現代は、あらゆる矛盾がぼやけた状態になっている。 人口減少という先進的な問題に直面しているのにも関わらず、 東京では今でも高層ビルが開発され、床面積が増えている。 一方、地方では少子高齢化により農業や漁業などの一次産業を生産する人が 不足しているのにも関わらず、都心に若者が集中し大量消費を日々繰り返している そんな現代の矛盾が、今後大きく爆発するだろうと予測する。 それは 2020 年の東京オリンピックがきっかけとなり、 日本は国家的にも経済的にも、強烈な打撃を受けるだろう。


未来の東京が抱える問題 加速するインフレは情報化社会で三次産業へ職が集中する事を加速させている 地方の人口減少による一次産業の低下に気づき、生きるために必要な食を求め人々は東京から地方へ人口移動が起こる。 それは、メディアによるブラックボックス化により気付いた時には再びデフレを引き起こすだろう 突然人の居なくなった東京では、廃棄物が

れ出る

しかし、埋立地を管理する人すらも居なくなった都市は 廃棄物を活用した公共空間の居場所作りという社会的無意味な労働で国家から民間への報酬を与える事で 皮肉にも経済は支えられる


生産する場がある

資源が減る 地方

消費者 生産者

地方 第一次産業

駅周辺は日本有数の繁華街であり、東側は老舗デパートや専門店・飲食店などが密集し、

少子高齢化

第一次産業

生産者不足

第二次産業できる 都市の廃墟化 インフレの反動

第二次産業 減る

デフレ

第三次産業 減る

第二次産業

インフレ 不安定な経済

都市人口集中

メディア 促進

西口は京王、小田急の両デパートやハルク、ルミネなどの専門店、駅前は大型量販店な どが集まり、歩を進めると超高層オフィスや超高層ホテルなどが集まる超高層ビル群、 歌舞伎町方面は飲食店やホテルが軒を連ねて巨大な歓楽街、入り組んだ路地に民家や旅

第三次産業

フィルター

少子高齢化 人口減少

大量の消費者

都市

アベノミクス

第三次産業できる

現代都市:身勝手に増殖するモノの集積

生活に影響

情報化社会 床面積不足

館、個人商店などが都市開発の

(あお)りを受けビルに阻まれる様に取り残されてい

る雑多な地域であったが再開発により、周辺には超高層ビルや大型デパートなどが次々 と建設された。 新宿は主体性を持たない様々な時代のコラージュで作られた都市だ。

経済が成長している現代 デフレにより、国民が消費しなくなり経済が回らなくなった時に政府が取る対策として 公共事業への投資が行われる。 必要性の薄い道路整備や開拓などで扱う労働力に給料を発生させ、民間にお金を与える 仕組み。 つまり経済にとって、出来上がる公共空間が重要なのではなく、人間が持続的に経済を 回す仕組みが大切なのである。 このシステムは経済の観点から見た建築の概念であり、持続可能な労働と給料による経 済の景気対策である。

労働力

家計

資金 税金

社会保障

企業

はじめの需要発生

時間

公共事業

供給

需要

(総付加価値)

(総支出)

派生需要発生

産業振興策

公共サービス

税金

政府

所得

支出

(総所得) 貯蓄

公共事業の現状

埋 立 地 の 維 持 管 理 問 題 東京湾の現状 東京都、特に大都市の廃棄物処理について従来より焼却、公害防止、資源化を中心とし て技術開発が進められ、相当な成果を挙げているが、収集と輪送に関しては低効率で公 害誘発的な小型ごみ収集車 ( パッカー車 ) による方式が中心であり、環境面での障害が 顕在化している。また、首都圏における都市機能の一極集中化は、使い捨ての風潮と相 俟って、廃棄物・ごみの発生量を年々肥大化させるのに対して、ごみ処理場の確保は面 積的にほぼ限界に達している。

しかし現在の公共事業(ダムや高速道路等のインフラストラクチャー)は充実しており、 都市は成長から縮小へと方向性がシフトしている。 では、他にどのような公共事業が行われているのかといえば、ビルを解体してできた空 間に公園を作ったり駐車場を作ったりしている。 しかし、縮小する際に出てくる問題を都市は排除しているのではないでしょうか。

大量に建てられた建物

必要の無くなった床の廃材 燃やして灰にする (焼却場不足・環境汚染)

埋立地として利用されてきた (埋立地管理問題)


システム:廃棄物を公共空間へ

初期計画敷地:東京都新宿区シネシティ広場

管理不能となったスラム 閉じられた用途や設備を 公共空間へ展開 解体され可視化された空間 <市民の参加・共有>

人々が身勝手に増殖させた何の秩序も無いコンテクストが人間が制御できないほどの巨大なストラクチャ

看板という用途が消失して、ま

を形成しているのが現代都市の特徴

た別の意味合いが付着する。

これは今後、AI 化などにより更に加速するでしょう。

読み替えによって生み出された モノはある矛盾を解消する役割

都市を誰が作ったのか分からない人間の領域を超えた存在であり、自然発生的に生み出されすモンスター。

を果たす。

58500 48500

構造体 4000

24250

9505

5000

24250 17000

広告

1800

19010

メディアとしての看板

9505

7800

1800

都市における使わなくなったコ

分解1

分解2 ・・・・

用途変更

4000

ンテクストを抽出 5010

4000 4000

労働という行為自体が建築であり、解体・修復・再構築を図面無しで淡々と繰り返される。 看板を例にしてメディアがメディアの機能を失った時に看板というコンテクストが 労働の過程で読み替えられ床や壁などの構成要素へと生まれ変わる。

既存の広場に設置されている設備(インフラ)から配線計画を行う


模型制作課程

対象敷地:シネシティ広場にフレームが建設される 経済不況のサイン

カオスな風景が広がる 都市の可視化 無駄なモノで作られた都市

インフルエンサーがモノを集め始める 国や企業と共に若者が賛同

さらに積み上がる。どこまで成長するのか? 経済の不況はどこまで広がるのか

少しづつ集まってくる 民間事業化する

生活がリアルに表現されていく 屋根が壁になったり台が床になったり

まだインスタレーション的な認識 建築とアートの線引き

危ない階段を登りながら移動 目的地に向かう道のりは遠い


フレームの増築

部分を作って解体する 新宿にあるものを 1/50 で制作

不況が更に加速する

これは、建築と呼べるのか 人の営みが日常化する

集合住宅・商業施設、建築としての ビルディングタイプが語られ始める 論理思考ではなく感覚的に

様々な行為がファサードに

れ出す

暗いけど透明感のある場所

広場とは言えないような風景 物語が独立しあらゆるシーンが場所ごとに展開

増築建築を繰り返す 1つ1つは独立しているが 1つのまとまりとして建築化している

この建築に完成形は無い 日本経済の末路


都市の高層ビル群 少しずつ、スラム化が進む それとともに公共事業が進む

スラム化が急激に進み周辺の建物と変わらない 高さにまで成長する 東京都の低層化が実現する。 自然と密接な関係性を築く


パターン1

廃墟化したのちに景気回復する未来

私の提示する未来の建築は 経済の表彰でしかないものに成り下がってしまう

パターン2

近代都市との共存する未来

無意味な建築をバラして また建築ができあがって 違う形になって なんとなく新しい建築っぽくなっている しかしそこに 建築の本質である祝祭性であったり 人の歓喜するようなモノではなく

パターン3

無意味な建築に支配される未来

経済のために無意味に繰り返される。 これが未来の都市像であり社会性を反映した建築様式である。




身体的動線  身体的な居心地を求める自由な動線=迷路的に偶然空間に出会う

情報的動線

インフォーマル的動線

情報検索的な目的を持った動線=瞬間的な空間を目的とする。

口コミや

で隠れ家を見つける=隠

的な空間に出会う

近年、ソーシャルメディアの発達により人々の空間の出会い方が変化した。 ゲリラ的に、その瞬間だけのイベントや物販などを Twitter や Instagram から情報を入手する方法、 これはかつて口コミや

という形で不確かだったが、現在の SNS と同じく情報の正確さは自己判断に委ねられ、必ずしも正確である保証は無い。 動線としては 身体的な居心地を求める自由な動線 = 迷路的に偶然空間に出会う身体的動線 情報検索的な目的を持った動線 = 瞬間的な空間を目的とする情報的動線 口コミや

で隠れ家を見つける = 隠鬱的な空間に出会うインフォーマル的動線 の3つの動線により、歩く多様性を設計する。

これらによってこの公園を歩く人々のアクティビティが不規則になり それらが混ざり合い空間のストーリーに多様性を持たせる





卒業設計における新しい組織図 多くの大学では卒業設計において、後輩が先輩の手伝いをすることが主流だろう 今回の設計では所謂ピラミッド型の組織図では恣意性が介入してしまう危険性があった為、組織図の構成にも工 夫を加えた。 私(設計者)がフレームを作成し シートの下記に記した設計に必要なルールを理解してもらった上で自由にコンテクストを作成していただいた。 結果、私の恣意性が介入しない模型が完成した。

ピラミッド型

フラット型

3 回生

2 回生

1 回生

1 回生

2 回生 模型のクオリティに差をつける

3 回生


私は大阪府立港南造形高等学校に通っていました。 この高校は美術専門の学校で、3年生の最後に卒業制作を行います。 神戸芸術工科大学では、建築を学び卒業設計に取り組みました。 卒業設計が終わり、二つの作品を比較したところ共通点が多い事を気づき 私の建築に対する意識はこの時から変わらない本質的な形を作る事ができました。 オブジェとして製作した高校の作品、これも一つの都市であり、一つの星である。 私は、人生をかけて理想郷を探し求めたいのではないかと思い浮かべさせる 二つの卒業制作でした。


多くの大学では卒業設計にお手伝いの後輩が居て作業を分担する事がある 私も1年生の時から数名の先輩を手伝いながら感じていた事があった 下請け業者のように図面や模型を振り分けてマネジメントするのではなく 後輩一人一人が設計者であり、施工者であるような WS 的な参加方法があるのではないか また、それは私が提案する都市において恣意性をできる限り強調しない表現ができるのではないか 模型には1年生が作った不器用さがあるモノから3年生の繊細な部分にまで気を配ったモノまでが指示書どうりに組み立てられている 卒業設計を提出し終えて、楽しかった、愛着がありますという感想をもらい 裏テーマであった、みんなが楽しめる時間にする目的が達成された



学部3年次総合課題

都市・ランドスケープデザイン総合実習 1課題の位置付け 地域資源の活用創出することにより都市再生や地域づくり の課題に取り組む基礎として、地域の現状を捉え分析する 調査方法を学び、地域の再生プログラムを提案する。 このプログラムにもとづき、都市に開かれたパブリックス ペースをデザインする。 古い建物の活用、水辺やオープンスペースの再生、建物と 都市をつなぐパブリックスペースの創出など、建築空間や ランドスケープの提案を通じて、地域の環境を読み込んだ デザインのあり方を習得する。 2対象敷地 兵庫運河地区・新川運河周辺 3課題の概要 兵庫運河周辺地区は、大正、昭和期には活気のある商工業 地域であったが、近年、生産機能が低下し、遊休地の増加 や中小工業用地の無秩序な住宅への転用が見られる。 運河沿いにプロムナードが整備され、兵庫運河を活かした 地域づくりが始まっている。 こうした地区の環境再生では、人々の場所への関心やアク ティビティを呼び起こすきっかけとなる。

大学院一年英語翻訳課題

人 の 居 場 所 を 作 る グ リ ー ン イ ン フ ラ の 提 案

セ ル の 結 び 目

自身が学部時代に取り組んだ改題の英語翻訳ポートフォリ を作成する課題 情報の見せ方や、英文法を正しく使いプレゼンテーション を行う事で、アカデミックな表現方法を学ぶことを目的と している 学内講評:廊下展示 PRAXIS2017 年度 見開き掲載 都市まちづくりコンクール出展



History

工場

住宅

商業

2000年以降に建てられた建物

2000年以前に建てられた建物

水辺空間

交通インフラ

オープンスペース

街区

人口の割合

世帯数の割合

高齢者の多い

若者が多い

許可が必要な空き地


Current status


operation

layer

effect

Planting

Migration

Green infrastructure

Connect The city is divided

Infrastructure of dividing elements

Insert green infrastructure

canal

すぎ

いちょう

なんてん

うめ

まつ

もみのき

やぶつばき

こでまり

うめ

さくら

さくら

うめさるす

ひのき

さくら

さくら

えごの木

いちょう

さくら

かえで

芝生1

Skeleton

タイル1

石レンガ

芝生 2

デッキ

ウッドデッキ

芝生 3

Existing infrastructure

Natural network

芝生 4

デイザンデッキ

road

m

Westerly wind

(ノーマル)

金網

石 (薄い)

砂利

(薄い)

200

緑陽1 (濃い)

デザインデッキ

黄色レンガ

間から植物

芝生 5 南

タイル 交通

緑陽2 (ノーマル)

コンクリート

芝生 6

石タイル

システム

細かい

コンクリート

デザイン

石 (濃い)

200 m

Overflowing life feeling

As each cell connects

connects town

金網

building

デザイン 公園

Transportation

コンクリート

コンクリート

道路

自転車交通

石 (濃い)

砂利 (濃い)

緑陽3 細かい(薄い)

緑陽4 細かい(濃い)


For example, I suggested decreasing the number of lanes from 5 to 2. Usually, when roads are built, they pave them with asphalt ďŹ rstMy design is dierent. I plant some greenery at the beginning iBy making greenery ďŹ rst, I could provide a necessary accessibilpedestrians. (local residents) And I don't only make a forest but also make a place for suitabactivities. I designed this plan so that this road would become a place whiconnects a city with another city rather than dividing them.




リノベーション・建築・ランドスケープのコース選択で リサーチに重きを置くこの課題では卒業設計で必要な敷地選びや論理構築が学べると思い 私はランドスケープを選択した これまで建築設計を課題で取り組みましたが、これほどアーバンスケールで都市を読み込む事はなく 様々な敷地に対するアプローチがあることを学びました この提案では3つの巨大なインフラの発見と、その中でも都市開発では触れられて居ない道に対する問題発見と解決に取り組み 建築言語だけでなくランドスケープの専門用語も知識として吸収するきっかけになった



学部3年次第一課題 認定こども園課題 1目的 教育施設である幼稚園と福祉施設である保育所は、それぞれ文部 科学省と厚生労働省の管理下にあり、そもそもは異なる施設とし て位置付けられてきた。 しかし保育所不足が叫ばれる中、既存の幼稚園が保育所を新たに 抱える事が推奨されるようになってきており幼稚園と保育所の両 方の良さを併せ持つ施設として、認定こども園が全国各地に開設 され始めている。 2 設計内容 対象敷地 神戸市西区学園西町5­3 用途地域 第1種中高層住宅専用地域 (指定建ぺい率60%、指定容積率200%) 建物規模 2階建、延べ床面積2000㎡程度まで 3必要諸室 保育室 計230㎡程度(保育園児96人、保育室6室) 0歳児保育室(保育士1人以上 /0歳児3人)30 ㎡ 1歳児保育室(保育士1人以上 /1歳児6人)40 ㎡ 2歳児保育室(保育士1人以上 /2歳児6人)40 ㎡ 3歳児保育室(保育士1人以上 /3歳児20人)40 ㎡ 4歳児保育室(保育士1人以上 /4歳児30人)40 ㎡ 5歳児保育室(保育士1人以上 /5歳児30人)40 ㎡ ・調乳室(0歳児室と隣接して確保する) ・幼稚園教室:計150㎡(幼稚園児80人、教室3室) 3歳児教室(教員1人以上 /3歳児20人)50 ㎡ 4歳児教室(教員1人以上 /4歳児30人)50 ㎡ 5歳児教室(教員1人以上 /5歳児30人)50 ㎡ ・預かり保育(預かり保育園児童人数は20人とする)100㎡ ・食事室100㎡・調理室100㎡・資料室50㎡・保育士室・ 教員室・事務室100㎡・園長室20㎡・応接室20㎡・会議室 20㎡1室50㎡1室

学 年 を 超 え た 交 流 が 生 ま れ る 場 所 の 多 様 化

学 園 都 市 を 編 み 込 む



5歳

5歳

4歳

4歳

3歳

3歳

これまでの園は教室ごとのつながりがない

5歳

5歳

4歳

4歳

3歳

3歳

5歳

5歳

4歳 4歳

3歳

3歳

室をずらし、できた隙間が多目的スペースにな

教室をずらし、できた隙間で室や庭や動線も共

有していく

このこども園は廊下の幅を変化させたりや折り曲げることで 単なる動線としての機能だけでなく クラスや学年を超えてつながりを持たせることで学びの幅を広げる 小さなクラスターではなく園全体が学びの場となるようなこども園を設計する



ワイヤーの屋根 二つのレイヤーを囲い込み、大きな屋根をかける。 対象的なレイヤーに対してまとまりをもたせる。 2階は教室 こども園として保育・教育を受けるために、 こどもだけの空間が画一されている。 母のお腹の特徴を表現したレイヤー 1階は地域とこどもの出会う場所 学びを通じて様々な人たちが出会い、共有する。 植栽による季節の変化、人のコミュニティスペー ス、学びなどの学園都市ならではの魅力が溢れる レイヤー




季節を彩る植栽計画 季の木や花をグラデーションのよう に配置することで、その季節ごとに 人の集まる場所が変化する。

春 桜

ハナミズキ

夏 アジサイ

えごの木

秋 カエデ

イチョウ

冬 シクラメン

もみの木

その他 ケヤキ

メタセコイヤ

ボックスウッド


こども園の見学に行った際に教室を超えて運動や廊下で交流が生まれている姿に感動した。 コミュニティなど抽象的な言葉が自分の地元には無く そんな実感のない言葉に嫌気がさしていた時期でしたが 純粋な交流がそこでは生まれていた。 こども園に必要なものはそれぞれの教室ではなく それを繋ぐ外部空間に興味が湧いた。 この課題のエスキスで一つの転機があった 建築設計の課題に取り組む際に周辺環境や環境などを取り組む事が多く 室内の空間ではなく外部にある自然環境に自分がやりたいことの本質があるのではないかと見抜いてくれた 建築家の前田圭介先生の言葉があり、建築からランドスケープへの関心も高まった



提案条件 これまで、アモーレ広場は待ち合わせや休憩場所とし て多くの人に利用され、にぎわいが創出されてきたと いう経緯や、広場にある彫刻の制作意図についても理 解したうえで、 『 神 戸 三 宮「 え き

ま ち 空 間 」基 本 計 画 』

のコンセプトを考慮し、三宮北西エリアの玄関口とし て、より多くの人に愛される空間となるような広場の 新たなデザインを提案してください。 また、周辺の建物やまちとのつながりを意識し、歩行 者動線についても十分に配慮してください。 ・待ち合わせ場所として多くの人に利用され、親しま れてきた広場の経緯に配慮し、待ち合わせ機能を有す ること。 ・この広場の持つ歴史や魅力を損なわず、三宮北西エ リアの玄関口として、より多くの人に愛される広場と な る よ う な デ ザ イ ン と す る こ と 。・ 憩 い や に ぎ わ い を 創 出 す る よ う な 、広 場 の 活 用 ア イ デ ア を 提 案 す る こ と 。 ・『 神 戸 三 宮 「 え き

まち空間」基本計画』のコンセプ

トを考慮し、周辺のまちとの関係性を重視すること ・神戸阪急ビル東館等の周辺建物やまちとのつながり を意識し、歩行者動線に配慮すること。 ・周囲の横断歩道や建物出入口、バス停等をふまえ、 広場内に歩行者のための通路を確保すること。 ・当該エリアの地下には地下鉄の躯体や地下埋設物が 存在しているため、これらの地下構造物に影響を与え な い よ う 配 慮 す る こ と 。植 栽 や 照 明 、ベ ン チ な ど の フ ァ ニチャーの設置は可とするが、大規模構造物の設置や 掘 り 込 み 形 状 の 広 場 な ど の 整 備 は 不 可 と す る 。( 地 下 の状況については本市からの提供資料を参照) ・ 彫 刻 「 A M O R E 」「 風 の 標 識 N o . 4 5 」 及 び 「 バ ス 停 シ ェ ル タ ー 」「 新 設 さ れ る 換 気 塔 」 に つ い て は 次 頁 の 位 置 に 残 す こ と ( 詳 細 に つ い て は P 4 , 5 参 照 )。 ・サンキタ通りと広場の一体的なデザインを提案する ことは妨げない。

神戸芸術工科大学 井上雅也 奈良女子大学 堀上薫乃

行 為 を 受 け 入 れ 過 去 と 繋 が る 神 戸 の 居 場 所

人 と 時 の ま ほ ろ ば



パイ山という愛称で待ち合わせのしやすい事だけでなく 路上ライブやパフォーマーなど、デザイン都市としてユニークな人々が広場を使い、表現の場 として活用していた。 さんきたアモーレ広場が阪急ビル建て替えの為に閉鎖された際に SNS では騒ぎになるほど、神戸市民にとって愛している重要な居場所だった。 三宮駅前広場の顔として必要なデザインとは 多様な行為を受け入れる受け皿(ストラクチャと余白のバランス)と パイ山の軌跡を継承する痕跡であり、これらが混ざり合った姿である。

パフォーマンス

溜まる

ゆったりする

1. 動線と視線による線

2. 余白のデザイン

3. 行為とファニチャ

4. パイ山の痕跡(削る)

動線と視線によって決定した床のラインに対して滞留する場所を余白とファニチャで 構成し パイ山の痕跡を示す為に削ることで過去の場所性を再構築する。 ファニチャは予想する行為を誘発する 最小単位でデザインする事で行為に制限をかけない(座る向きや腰掛け方など)


物質

的な

痕跡

=ピ

ンコ

ロ石

ー フォ

生 田 が きさ

や大

置 =位

痕跡

の 場所

分か

華 繁 立ち寄った人

かり

が る手

マー

パフォーマンスに必要な要素 = 背景に壁がある事

前パイ山利用者

北野・六甲山へ

へ 海 ・ ア エ ク ス ス ロ ク ・ 地 留 居 旧

へ 街


パイ山の原型を手がかりに

新しくゾーニングする

道(動線)を引く

8つの要素がそれぞれに関係性を築く 待ち合わせ 雨

電光掲示板 音

風 音

ファニチャーの形が浮かび上がる

パイの痕跡が残るように削る

視線

サンキタから 見える



イロハモミジ コナラ 赤

ヤブニッケイ

瓦タイル

阪急ビルと一体的な床素材

サンキタ通りと緩やかに繋がる


イロハモミジ

ヤブニッケイ

コナラ ピンコロ石

唯一空にひらけた風景が見える

パイ山の素材 六甲山と繋がる緑

サンキタ通りからは開いた顔

北野へ

阪急ビルへ






2年次に課題の対象敷地であったパイ山の実施コンペが開催された 京都ランドスケープ展で出会った奈良女子大学の学生とお互いの欠点を補いながら設計してみたいと共同で取り組むことになった この敷地には現在工事中の為、立ち入る事ができない しかし課題として出題されていた年までは通常通り利用されておりリサーチだけでなく体験として残っていた この敷地を主観的に見える私と、訪れた事がない客観的に見えるペアと 両方の観点からアプローチしていく方法は初めての試みで新鮮な気持ちで取り組む事ができた



未来の住まいを設計する。

課題文  私たちが想う フツウ とは何だろうか。 私たちは、普段何気なく フツウ という言葉を多用し ている。 だが、あなたが想う フツウ は、実は、私やあなたの 友人にとって、 フツウではないこと かもしれない。 この認識の違いは、私たちはそれぞれ異なる環境を過ご していることが大きく影響しているのではないだろうか。 そうとすれば、この環境による違いが、人々の フツウ という基準に誤差を生み、それが私やあなたの個性とし て、生活をより豊かなものにしているのかもしれない。 更に、時代を超えて、百年、千年、一億年前を生きた人々 は、果たして今を生きる私たちのような環境や景色、暮 らしを想像できただろうか。 仮に想像していたとしても、その時代を生きた多くの人々 は、それは夢のような話だと感じていただろう。 だからこそ、今一度 フツウ とは何かということを見 つめ直し、今を生きる私たちが、だれも想像していない よ うな、あなたが想像する未来の フツウ を提案してほ しい。 14E0008 井上 雅也 14E0077 太田 真代 14E0086 藤原 由葵 14E0205 谷 龍弥 15E0049 水田 年音 16E0037 濱野 晃圭

最優秀賞:

澤竜一・倉方俊輔

行 為 を 受 け 入 れ 過 去 と 繋 が る 神 戸 の 居 場 所

還 る



木の変化によるアクティビティ 人工的なものが小さくなり 緑が増えていくことでいずれ近い将来環境破壊が減少し 私たちの住む場所というのは過去と同じで 自然の中へと還っていくのではないかと考えました。 そこで、室内に木を植える事で、自然を生活の一部に取り込み、

ぶらさがる

寝る

登る

遊ぶ

干す

しまう

つくる

渡る

隠す

読む

食べる

照らす

外を感じることができる空間を作ります。 木は人と自然をつなぐ大きな役割を持ち 人だけでなく動物も木に巣を作ったり 木の成長と共に住まい方が変化する住宅を提案します。 未来は小さな機械とたくさんの自然でできている。


自然との共存

うさぎ

木の多様性

いぬ

てんとう虫

鳥 食器

ねこ

かたつむり

焚き火

インテリア

あり

おもちゃ

乗り物

アクセサリー


STEP1 木を植え始める。

ダイアグラム

家に命を吹き込み、家に自然を取り入れる。成長 する生きた家が誕生する・

木を植えることで、室内に自然を取り込み、 人が住まなくなった家は空き家になるのではなく、 動物たちの家となり、

自然

再びこの家に人が住む事になると、 木には鳥が住んでいたり、根っこが椅子になったり、

人の住む環境と自然とが共存し、 人・自然・動物の住まいが木を共有しシェアされる。 つまり、空き家という言葉が消え、 木を中心とした生態系のサイクルがうまれる

動物


STEP2

STEP3

STEP4

木を残し去る。

人が帰ってくる。

自然との共存

人口減少などで家を離れてしまうが、そこでの生

人間がいなくなった木は成長し、家の住まい主が

この家に人が住み始める。木を介して自然・動物・

活は木に宿っている。

動物へと変わる。

人が共に住まう。


毎年、神戸芸術工科大学では学生主体で1年生から3年生までが混ざったグループで2週間ほどの WS を開催している 3年間参加していた私を含む3名が運営代表として課題書の制作からクリティークの先生へのアポイントメントなど全て学生が動く事で運営面も毎年違った個性を持つ 毎年、神戸芸術工科大学に所縁のあるゲストを迎えていましたが、他大学と交流のある人が運営に集まり、他大の評価軸で新しい考え方を取り入れたいと考え 滋賀県立大学の

澤竜一先生と大阪市立大学の倉方俊介先生をお招きして最終講評に望む事となった

倉方先生と私は別件でお会いする事が多い時期で、課題書のエスキスなども積極的にみていただき運営方法についてもアドバイスをいただいた 難しいテーマにも関わらず、1年生も積極的に発言して議論が進む日々を繰り返し 最終的にはそれぞれの班が違う答えを提示した有意義な会となった



ダイワハウスコンペティション

課題文  今、この時を「過渡期」であると考えてみます。 過渡期とは、古いものから新しいものへと移り変わる途 中の段階をいい、変化を模索する状況と言えます。社会 多様に新しいものが生まれる可能性をもつ言葉です。 では「過渡期」において、家はどのように変わるのでしょ うか。 あなたが今、切実に感じる問題や出来事から何の過渡期 であるかを設定して、家に本当に必要なものは何か、さ らには過去の歴史や生きることの根源にまで

って、こ

の先に希望を見いだす家を考えて下さい。 敷地は架空でもリアルでも自由です。戸建てでも戸建て の集合でも形式は問いませんが、ひとつの住宅として必 要な空間を提案してください。 住宅という概念の根本に問いかけるような、まだ見ぬ住 まいのあり方を期待します。 過渡期の家」を考える ・現在を「過渡期」として考える ・暗中模索でその先を見据える ・あなたは何を「過渡期」と考えますか? ・都市や社会の変わりつつあることから住宅を考える ・根源に

・応募者に期待すること

講評者 青木淳 堀部安嗣 平田晃久 南川陽信

貨 幣 経 済 社 会 と 評 価 経 済 社 会 の 過 渡 期 と し て の 住 宅

youtuber

が大きく移り変わる中で、今ある常識を疑って、もっと

の 家



■2. 銀座 2 丁目の貨幣経済一等地  国土交通省が発表した 2017 年7月1日時点

■1. 評価経済社会とは

の基準地価において、全国で最も地価が高かっ た東京・銀座2丁目の「明治屋銀座ビル」は、 1平方メートルあたり 3890 万円の値をつけて いる。 対象敷地は銀座 2 丁目の一角。ここは、 オフィスの需要も底堅く、東京五輪を見すえた 再開発が進んでいる。 銀座の都市風景

まさに日本における「貨幣経済社会」の頂点 を極めた街ともいえ、この銀座 2 丁目周辺は、

評価経済社会とは、文筆家の岡田斗司夫氏が提唱した社会である。インターネットの登場に

その高価さゆえに住宅として住むには難しい。

よって、個人の評価が可視化されるようになり、「Twitter のフォロワーが 100 万人いるひとな

しかし、 「評価経済社会」はその前提をひっくり

ら1億円を稼ぐのは難しくないが、1億円を持っていても Twitter のフォロワーを 100 万人に

返していく。全世界から評価をうけた個人は、

するのは難しい。」という社会が生まれつつある。

これまでの社会とは違った方法で資金を獲得し

今の若者にとっての社会的な成功とは、家や車を買うことではなく、より多くのフォロワー

この銀座に住宅を建てていく。その両者の空間

に囲まれ、愛されることである。それは、これまでの「貨幣経済社会」から、「評価経済社会」 への過渡期における若者の価値観の変化にある。そんな社会が成熟していくなかで、住宅のあ り方や街との関わり方は当然に変化するのではないかと考えた。

対象敷地  東京都中央区銀座2丁目7番地

が接触したとき、新たな空間と景色が生まれる。


■3.YOU TUBER という新たな生活スタイル

■4. 評価経済社会の生存戦略としてのタイムライン住宅

Google の動画共有サービスとして浸透した YouTube は、全世界で月間約 15 億人も視聴す る規模を誇っており、誰もがそこへ動画を配信 すことが可能になっている。近年ではその広告 収入をもとに、自身の生活を確立していくとい う新たなライフスタイルが生みだされた。  彼らは「ユーチューバー」と呼ばれ、近年の 中学生の「将来なりたい職業」にランキング入 りするほどの社会現象が起きはじめている。

この住宅は、お互いに脈絡をもたないモノのディテールの集積が、SNS のタイムラインのよう

若者のあいだでは、「勉強して良い大学に入り、

に折り重なって、ぼやけた全体像をつくりあげていく。

安定した会社に就職し、車を買い、そして家庭

ハシゴ、スベリダイ、プール…。一見して都市にとって不必要な要素でも、評価経済社会に生

を持って家を建てる」という社会の成功モデル が必ずしも最終目標とはなっていない。  彼らにとって必要なのは、全世界のフォロワ ーと、そのフォロワーが喜ぶ動画をつくるため の空間を創造する場所なのである。

きる人たちにとっては、動画コンテンツを供給し続けるためのモノとして機能していく。  彼らは、その想像力をもって、なんの変哲もない空間やモノの情報を読み取り、笑いに変え る能力に長けている。彼らはその「評価経済力」を使って、自ら空間を積み上げ、貨幣経済で 満たされた都市に新たな風景を上書きしていく。


「建築とインターネットのご先祖様は実は同じである。 」と聞けば驚かれるかもしれない。 人間の住処の根源は洞窟から生まれた。 そこで生きた証を記し、共有するための手段として、人類が初めて用いたのは洞窟の壁画だった。 洞窟そのものは装飾をまといながら建築へと進化し、その壁画は活版印刷、テレビ、インターネット、SNS へと進化していく。 いま、建築に大きな過渡期が訪れている。 「評価経済社会」の到来である。 SNS は、いまや「いいね!」の数に代表されるように、人間の社会的評価や共感を可視化する装置になった。 かつての貨幣経済社会での成功の証である住宅は変化を迫られている。 過渡期の家とは、それらの橋渡しとなる住宅である。


■ディティール ■第 51 話「テント」

■第 99 話「ハシゴ」

■第 150 話「ツタ」

■第 191 話「クレーン」

■第 231 話「ブランコ」

■第 259 話「プール」

■第 350 話「スベリダイ」

■第 371 話「パラソル」

■第 399 話「スナドケイ」

■第 402 話「ボルダリング」

■第 413 話「トロッコ」

■第 483 話「ジャングルジム」




私は先輩と大学の教授が実施設計したシェアハウスに住んでいた 夜な夜な私の卒業設計の案について議論をしていた際に経済の過渡期なのではないかというダイワハウスコンペのテーマに合った話になり 実験的に卒業設計の前

戦として提出すると入選することになった

講評会では平田晃久さんはブリコラージュ的提案に現代的な youtuber という職能を付け加えるテーマの面白さを評価していただいたが 青木淳さんからはブリコラージュ提案に対してブリコルールがハッキリと示せていないのは惜しいなど 卒業設計に向けて参考になる言葉を多く吸収する事ができた アイディアコンペという事でテーマに重点をおいた結果、空間化する甘さを反省し卒業設計では積み上がるプロセスを意識するきっかけになった



総合実習ランドスケープコース課題

課題文  兵庫運河 ( 新川運河)周辺におけるパブリックスペース・ デザイン地域資源を活用創出することにより都市再生や 地域づくりの課題に取り組む基礎として、地域の現状を とらえ分析する調査手法を学び、地域の再生プログラム (コンセプトとプラン)を提案する。 このプログラムにもとづき、都市に開かれたパブリック スペースをデザインする。 古い建物の活用、水辺やオープンスペースの再生、建物 と都市をつなぐパブリックスペースの創出など、建築空 間やランドスケープの提案を通じて、地域環境を読み込 んだデザインのあり方を習得する。 課題対象地:兵庫運河地区・新川運河周辺(神戸市兵庫区) JR 兵庫駅の南に位置し、明治期に和田岬をバイパスする ための運河として整備された兵庫運河および新川運河を 中心としたエリアを対象とする。 兵庫運河周辺地区は、大正、昭和期には活気のある商工 業地域であったが、近年、生産機能が低下し、遊休地の 増加や中小工場用地の無秩序な住宅への転換が見られる。 運河沿いにプロムナードが整備され、兵庫運河を活かし た地域づくりが始まっている。 こうした地区の環境再生では、パブリックスペースのデ ザインが地域のイメージを変え、人々の場所への関心や アクティビティを呼び起こすきっかけとなる。 1)グループワーク(ステップ 1・2):・地域の歴史・土 地利用の変遷や現状を調査し、再生テーマを見つけ、対 象地 域の再生プラン(ゾーニング・空間のつながり方・ 使い方等)をつくる 2)個人ワーク(ステップ 3・4):・グループワークで作 成した再生プランの考え方を具体化するパブリックス ペースのデザイン提案(建築・ランドスケープ) 1.課題の位置付け 2.対象地 3.課題の概要 担当:小浦 久子、長濱 伸貴、山之内 誠

NEXTA17 審査委員 忽那裕樹 竹口健太郎 岸上純子 竹鼻良文

I n f r a s t r u c t u r e

t o

s u c c e e d

t o



和田岬線という不思議な路線 普段は入る事ができない場所にある時間だけ入る事ができる そんな特別な場所とプログラムが和田岬の資源であるランドマークと結びつき この町の文化を継承するインフラが00となる


空き地

JR 和田岬駅

新住宅開発

スポーツ施設

JR 兵庫運河

JR 和田岬駅

地下鉄和田岬駅 ノエビアスタジアム 商店街

海岸線 地下鉄御崎公園駅

瀬戸内からの西風

三菱重工


和田岬ものづくり文化 日本最大級の規模を誇る兵庫運河。 奈良時代以来,兵庫のまちは「兵庫津」と呼ばれ、 神戸市和田岬を中心とした兵庫運河周辺には多くの工場や倉庫が立地し、 港を拠点とする工業地として栄えていた。 (兵庫市が募集した和田岬の魅力というテーマの絵画作品は工場やものづくりの絵が多いことから、 ものづくり文化が地域の人からも愛されている)


インフラクライシス JR 和田岬線は兵庫駅と和田岬駅の2駅を繋ぐ、全長 2.7 km を朝と夜の通勤通学に電車が走る。 昼と夜は電車が走らず、その時の駅は忘れられて場になっている。 鉄道路線があると、地域が分断化され、立体交差等かなりの経費が必要になる事から 現在、神戸市と JR 西日本との間で廃線の議論が続いている。 しかし、この路線がインフラの機能だけではなく ものづくり文化を継承するプログラムを新たに住む人と、既に住む人で行う場を設計する事で エリアマネジメントが強化され、和田岬のブランド性が上がる


5つの非日常空間 和田岬線内にある5つの敷地を選定する この提案には、この時だけ、この瞬間だけ機能する特別な空間になっている。 時間によってその形や機能が変化する事で 新たな流れを和田岬の街に引き込む起爆剤と文化を継承する用途を含めた 建築とランドスケープの提案

貯木場

倉庫

踏切

旋回橋


時間によって使われ方が変化する 和田岬線の運行時間と昼と夜で5つの提案が動き、変化するダイアグラム

倉庫

朝・夕

貯木場

旋回橋

踏切


トロッコ倉庫 現在、空き倉庫となっている工場内部をコンバージョンする 1階はトロッコを保管する停留所になっている 早朝にトロッコで仕入れた野菜や家具などを トロッコが止まっている時に内部で屋台を開き、得る事ができる 地域のシェア倉庫+ワークショップスペースになり、 解放される時間がそれぞれ異なる。


駅 見えているけれど、渡れない、電車が来てもドアが開かない 開かずのホームがある 通勤通学の時間が終わり 午前中の最後の電車が来た時にいつもは片方しか開かないが この時は両方のドアが開く。 昼の電車が走らない時だけ、 そこに電車が人を渡すインフラとして機能する そこは、特別な空間体験ができる工房やショップが立ち並ぶ 商業スペースになっている


踏み切り 電車が通る時は歩行者や車は止まる 人が線路の中を唯一歩ける場となっている 誰しもが、線路を歩く時はワクワクするはずだ この踏切は、電車の走らない昼と夜に 線路を分断するように遮断機が降り、 私の提案するランドスケープへの出入り口となる


旋回橋 回転する橋 電車、人、全ての移動手段を断絶し、新たな流れを作る 三宮から屋形船がこの兵庫運河を通過していくが ウォーターフロントへの観光客は年々増加し続けている 現在は使われていない先回橋の機能をもう一度蘇らせる事で この街のランドマークを蘇らせる 旋回橋上はグリーンインフラとして機能している。


貯木場 兵庫運河を利用した貯木場がある。 普段は活気が無く、公共性の低い場となっている。 貯木場にはたくさんの種類の生き物が暮らし 自然の豊富さから、子供達の学び場として活用する。 また、水に浸かった木材は耐久性が高く良い木材を 主に和田岬で使用することを推進し 木を和田岬のブランドとして売り出ためにトロッコを使用する トロッコは和田岬線が運行しない昼と夜に運搬する。 また、トロッコは人力で動かすことができるため 災害時に物資やケガ人を運ぶ事もできる


ふみきり

工場

運河からの水の循環

トロッコ倉庫

クレーン

貯木場

旋回橋

運河とふれあう広場

イベント広場

ふみきり


フリマ

トイレ

選択スペース

リビング

フリマ

プール


+0 +1000

カフェ

会議室

服屋さん

本の物々交換

自習室

勉強スペース


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