PALMA VIOLETS debut album
180
今回、私が紹介するのはロンドンの若手バンド PALMA VIOLETS だ。 英音楽誌 NME の記事がきっかけで彼らの存在を知り、去年の春ロンド ンでライブを見て以来ファンに。ロンドンで色々なバンドのライブに 足を運んでいるが、彼らを初めて見た時の衝撃は凄かった。
メ ン バ ー は 左 か ら Will ( Drum ) / Chilli(Vocal,Bass) / Pete(Keyboard) / Sam(Vocal,Guiter)の4人。Sam と Chilli が 2009 年の Reading Festival で出会ったことがキッカケで結成さ れた。今イギリスのインディーシーンを盛り上げているのは、 Peace,Swim Deep, the1975,childhood などだと思うが、これら のバンドにはない力強いギターサウンドがめちゃくちゃカッコ イイバンドだ。
NME でも大プッシュされ、英名門 レーベル Rough Trade からデビ ューした彼ら。Nick Cave や PULP の Steve Mackey、Zane Lowe が 彼らのライブに足を運んだこと でも有名。
英レーベル Polydor からデビュ ーしている HAIM とも親交があ る。(昨年の iTunes Festival の HAIM 公演の会場で私が Chilli と Will にバッタリ再会した、とい うのは余談….)
(これも余談ですが…) 私のお気に入りは Chilli。Reading Festival で Sam に声をか けたり、サッカーの試合観戦がきっかけで 仲良くなった Milo にマネージャーを頼んだ りと、バンドの中心人物である。彼のエモー ショナルなパフォーマンスはオーディエン スを熱くさせる。本当にかっこいい…
前置きが長くなってしまったが、ここからは彼らのデビューアルバム「180」につ いて書く。アルバムのタイトルは彼らが使っていた南ロンドンのアートスタジオ の名前から取られたもの。作詞は Chilli と Sam の2人が担当しており、ほとんど の歌詞はロンドンについて書かれいる。みんなを躍らる曲が書きたくて作ったと いうファーストシングル、「Best of Friends」から始まり、Chilli と Sam が初め て書いた曲「14」で締まる。どの曲も Palma らしくて好きだが、私のお気に入り は Chicken Dippers。理由はライブの時にこの曲で Chilli がお尻フリフリするか ら。冗談はさておき、今までのツアーでよく1曲目にもってきていた Rattlesnake highway や We found love、Johnny Bagga’s Donuts などアップビートな曲も、 Three Stars、Last of the summer wine、14 などのメロディックな曲も、どちら も抜群にかっこいいファーストアルバムだ。
これからどう進化していくかとっても楽しみなバンド。去年の Rattlesnake Tour で披 露していた新曲も 180 に入っている曲とはまた違ってなかなか良かったし、今年中に 2nd を出すという噂が NME に載っていたので期待。
ここまで読んでくださりありがとうございました。 日本で Palma Violets 好きなインディーガールがもっともっと増えますように。
Yukika Tasaki