Shotaro IKEDA Architectural Portfolio 2019 Hokkaido University
池⽥ 昇太郎 1994
⼤阪府⽣まれ
2010
⼤阪府河内⻑野市⽴南花台中学校卒業 _ 少林寺拳法 ( 初段位 )
2013
⼤阪府⽴⽣野⾼校卒業 _ バスケ部 ( 大阪府 Best16)
2019
北海道⼤学卒業 _ 体育会系バスケ部
2019
北海道⼤学⼤学院⼯学院建築デザイン学研究室在籍
2015 Architectural and Urban Design Projects
掲載作品
・ 住宅 1 松川ボックス増築 ・ 住宅 2 コーポラティブハウス ・ 図書館 ・ ⼩学校 ・ 構造のマスターピース ・ 集合住宅 ・ アートギャラリー ・ 北⼤国際戦略拠点 学内選抜作品 ⾮常勤講師賞 / レモン展出展推薦作品 / ロシア国際シンポジウム NIoNC 優秀賞 / ・ 卒業設計 歴史的空間再編コンペティション 6 位 /200 ・ 北⼤教養 ・ ⽂系エリア更新計画 CAS-Net JAPAN 最優秀賞
Laboratory Projects ・ 北⼤総合博物館屋外照明プロジェクト ・ 北⼤医学部百年記念館 ・ 江差 ⽇本⼀⼩さい道の駅デザイン ・ ⼩樽 空き家改修プロジェクト ( 進⾏中 )
Architectural Design Competitions ・ 第 2 回ウッドフレンズコンペ 「名古屋の住宅」 特別賞 ・ ERI コンペ 「ルール ・ スペース ・ ハーモニー」 ・ SDC コンペ 「かわいいガラスブロック」 ・ ⼤東建託コンペ 「⾝近な社会問題と向き合う新たな賃貸住宅とは」 ・ セントラル硝⼦コンペ 「新しい盛り場を⽣み出す建築」 ・ 北の住まいコンペ 「映える建築」 奨励賞 ・ 感境建築コンペ 「町と家の” あいだ” を考える」 審査員特別賞
Research ・ 卒業論⽂ 「北海道⼤学札幌キャンパスにおける⽔辺空間の変遷と特徴」 AIJ 北海道⽀部研究発表会優秀講演奨励賞 / ロシア国際シンポジウム NIoNC 優秀賞 ・ 修⼠論⽂ 「札幌市中⼼市街地における⽔辺空間の変遷と特徴」 ( 進⾏中 ) ・ 都市史研究 「1972 年札幌オリンピックと真駒内住宅地形成」 ( 進⾏中 )
Exhibition ・ 「Re:tropolis」 会場デザイン
Internships ・ ⽯本建築事務所 ・ 宮城島崇⼈建築設計事務所 ・ 増⽥⼤坪建築設計事務所 ・ 三⽊佐藤アーキ
Extracurricular Activities ・ 北海道組 ・ 北⼤祭店舗デザイン ・ 場づくりプロジェクト 北⼤元気プロジェクト採⽤
2016
2017
2018
2019
Diploma Project | Ambibalent Layers 卒業設計 | 相反する地表
Planninng&Design Project | Kakuremino 企画設計 | 隠れ蓑
Graduation Thesis | Transition and Characteristics of Waterfront Space on Hokkaido University Sapporo Campus 卒業論⽂ | 北海道⼤学札幌キャンパスにおける⽔辺空間の変遷と特徴
Contents University Festival Project | What I am~ 学祭店舗設計 | What I am~
Exhibition Project | Beauty of Virtual Image 展覧会プロジェクト | 虚魅
Competition | Agriculturer Boundary between House, City, and Earth コンペ | 農境のイエ
卒業設計 _ 学部 4 年
相反する地表 敷地:大阪府吹田市 _ 万博記念公園 用途:資料館、休憩所、ギャラリー
学内講評 非常勤講師賞 レモン展出展 歴史的空間再編コンペティション 6 位 /200 NIoNC-2019( 国際シンポジウム )1st degree
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01 Contecst | 3 つの時代に渡り改変されてきた土地 3rd Layer
after 1970
2nd Layer
1970
1st Layer
パビリオンや道路の⽡ 礫等を盛り、 3 層構 造のすり鉢状の地形を 造った。 豊かな地形の ⾜元に⽡礫層やパビリ オンの基礎が潜んでい る。
丹下健三のマスタープラ ンに基づく Expo’ 70 の 会場。 ほぼフラットな 地⾯でお祭り広場を 幹、 直線的な道路を 枝に⾒⽴てた会場計 画であった。
Expo’ 70 以前は地形 豊かな、 ⼭と⾕を繰り 返す丘陵地であった。
・瓦礫層 ・曲面 ・人工的自然
・人工 ・水平性 ・軸、骨格
・山谷地形 ・曲面
before 1970
・自然 1st Layer の土
02
03
Site | Contecst が豊かに重なり合う結節点
Program| 資料館、休憩所、ギャラリー
ⅰExpo’ 70 のみの展⽰ 大阪府
展⽰機能をもつ EXPO パビリオンでは、 本来時間軸上で連続しているはずの⼟地
万博公園では⼈⼯的に⾃⽴する森を⽣成しようとしているが公園の訪問者はその
の歴史や公園の形成過程については触れられていない。
事実を知ることができない。
路
新道
Expo’25 会場舞洲
敷地は⼤阪府の万博記念公園。 万博公園の歴史を顕在化するために、 Contecst が豊かに重なり合う場所を設計敷地と する。
ⅱ ⼈⼯的に⾃然を創出する実験場
旧道路
太陽の塔
ⅲ 眠る資料
ⅳ 疲れる公園
万博公園事務所には、 Expo’ 70 の貴重な資料が残されているが、 建物の⽼
万博公園はとても広いが、 休憩施設も少なく、 多くのトイレも⽼朽化で使⽤でき
朽化が激しい。
ない。
EXPO パビリオン 地形が豊かであり、2nd Layer の直線的な旧道路と 3rd Layer の新道路の交差点を設計敷地 とする。
万博公園事務所 万博公園事務所 万博 万 博公 公園 園事務 事務所
資料館・休憩所・ギャラリーを設計する
04 Gideline | 各レイヤーの重ね合わせ分布
05 Diagram | 過去の地形でかぎ取る B
A
3/1
3/2/1
2 /1
3/1
3/1/2
1/2
1/3
B’
A’
1/3/2
A-A’ Section Diagram
1 3 2
地中を掘り地表を再現することで⼟地の Contecst を顕在化するにあたり、 ガイドラインが必要である。
1
+ 1st Layer を古地図から、2nd Layer を Expo’70 のマップと現状
B-B’ Section Diagram
3 1 2
かぎ取って現れる void
2
の基盤地図から再現し、各レイヤーを重ね合わせる。
+
35m 万博時の道路の幅
3
=
1/2
動線
3/2/1
2 /1
over human over scale scale scale
動線
1F Plan S=1:350
3
1
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4
Ol
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4
4
3 2
B2F Plan S=1:350
6
5
1. 展望台 2. 休憩所 3. ブラウジングコーナー 4. ロータリー 5. 踏むギャラリー 6. 休憩所 ・ ギャラリー 7. 廊下 ・ ギャラリー
5
5
B3F Plan S=1:350
6
7
1. 展望台 2. 休憩所 3. ブラウジングコーナー 4. ロータリー 5. 踏むギャラリー 6. 休憩所 ・ ギャラリー 7. 廊下 ・ ギャラリー
7
6
1
B1FL B2FL
3
3rd Layer
B3FL 2
Section S=1:350
1st Layer
細⽡礫層
6
7
粗⽡礫層 2nd Layer
残存基礎
1
7
企画設計課題 _ 学部 3 年
隠れ蓑 課題:大学キャンパスに建つ国際戦略 敷地:北海道札幌市 _ 北海道大学構内 用途:環北太平洋言語・文化保全研究施設、休憩所、ギャラリー
学内講評 選抜作品
絶滅危惧な文化を顕在化する 先住民族の流出が続く環北太平洋地域最大の都市札幌に建つ北海道大学。 絶滅危惧第 1 位であるアイヌ文化を保全し、文化を内包した空間によって発信する。
すじ雲
羽雲
しらす雲
鱗雲
鯖雲
いわし雲
薄雲
霞雲
羊雲
朧雲
雨雲
雪雲
畝雲
曇り雲
まだら雲
むら雲
綿雲
霧雲
雷雲
入道雲
「もし日本語が絶滅してしまったら?」
アイヌ語を話せる人は世界に 15 人しかいないほ ど、絶滅の危機に瀕している。もし日本語が無く なったら、例えば雲の種類のような日本語独自の 表現や文化が消えてしまう。
01 Program | 環北太平洋言語・文化保全研究拠点
⼯学部
⽂学部 極めて深刻 重大な危機 危機
消滅危機⾔語の分布
⽇本における消滅危機⾔語
⾳声資料を保管している博物館
北海道⼤学
太古の⼈類移動のルートとも重なる環北太平洋地域は多様な⾔語や⽂化が存
⽇本においてユネスコが認定した消滅の危機に瀕する⾔語は4つあり、アイヌ
道内の各博物館は、⾳声資料のデジタル化にあたり、ボランティアによる作業を
北海道⼤学は北⽅少数⺠族の⾔語・⽂化を研究してきた。⽂学部の⻑年のフィ
在しているものの、⼤⾔語に圧倒され、その多様性が急速に失われつつある地域
語はもっとも厳しい「極めて深刻」の評価を受けている。⽂化庁は2013年から
⾏っている。20時間以上かかるテープ1時間の⽂字起しには⼈⼿が求められてい
ールドワークに加え、⼯学部が蝋管レコードをひっ接触で⾳に変換する技術を開発
である。⼝承⾔語が多いため、話者数の急減が深刻な課題である。
アーカイブ化事業を始めたが、⾔語保全の効果は限られている。
る。
するなど、⽂理を問わず多⾓的視点から、問題解決に取り組んできた。
02 Site | 外部連携機能ゾーン 保育園 情報基盤センター 北海道⼤学
情報基盤センター
トリート
メインス
外部連携 機能ゾーン
保育園
通
新渡⼾
SITE
新渡⼾通
樽川通
⼦ども発達臨床研究センター 通
新渡⼾
札幌駅
スラブユーラシア研究センター
『キャンパスマスタープラン2018』によって新渡⼾通り⼊⼝に指定された「外部連携機能ゾーン」に敷地を選定した。また、当キャンパスはアーカイブ部⾨、教育研究部⾨、情報発信部⾨の3部 ⾨に分かれており、周辺にある情報基盤センター、保育園、⼦ども発達臨床研究センター、スラブユーラシア研究センターと協働していくことを念頭に置いて敷地を選定した。例えば、アーカイ ブ部⾨は情報基盤センターとコーパスを作成するなど。
情報基盤センター Site Plan S=1:500 一般利用者への発信も考慮して、外部連携機能ゾーンを設計敷地に選定し 保育園等の周辺環境を考慮して地下化
03 Design | 空間体験・隠れ蓑・薄暗さ
04 Diagram
a. 大学施設 × 隠れ蓑
⾏われている。⼀⽅、研究環境を考えるとどの学部・⼤学院も統⼀化された機能的空間で埋め尽く されており、⼀⼈で思索に耽ったり休憩したりする無機能な空間は存在しない。北海道⼤学が国際 的な研究拠点として活躍するためには、研究者が休まる「隠れ蓑」のような空間が必要である。
Co
Lab
rrid
Lab
or
⼤学施設は機能的空間を効率重視で敷き詰める。
{
北海道⼤学は国⽴⼤学の中で最多の12学部19⼤学院を有し、多様で⾼度な学問の営みが⽇夜
Lab
⽂字起こし作業室 録⾳室 会議室
L Lab Corr ab ido r Lab
{
{
体験教室 研修室 教材開発室 ⾔語政策研究室
収蔵庫 ( ⾳声アーカイブも保管 )
機能的空間をずらし、効率的な配置を崩す。
b. アイヌの世界観の空間への内包 アイヌの⽂化や世界観を理解することは、アイヌ語を保全する上で⾮常に重要である。アイヌの品々 を飾るだけの展⽰空間では⾒る⼈に与える印象が薄い。そこで「隠れ蓑」にアイヌの世界観を内包す ることで空間体験として発信する。
c. 薄暗さ インスピレーションを得たり熟考する「隠れ蓑」は少し薄暗い⽅が良いと考える。想像上の神を祈る教
L Lab Cor ab rid o Lab r
会空間の多くがそうであるように、闇があるから光が映える。薄暗いからこそ落ち着く。これはアイヌの
Lab
Lab Lab
伝統住居、チセにおける開⼝(神が訪れる東の窓)が限定された内部の薄暗さの引⽤でもある。
機能的空間の間に「隠れ蓑」を挿⼊する。
敷地北側には保育園があるため、⼦どもたちの遊び場として地上を開放する。
アイヌにとって神聖な東端に宝物を展⽰する「隠れ蓑」を配置する。
地上に少し出てくる部分は、新しいランドスケープとなり⼦どもたちの拠り所となる。
縄⽂⽂化
コシャマインの戦い
シャクシャインの戦い
クナシリ ・ メナシの戦い
北海道アイヌ協会設⽴
北海道旧⼟⼈保護法
アイヌ⽂化振興法
B
“kim”
D
6
2
8
9
“mak” 10 4 A
A’
⻄→東 5
11
“kus” C
“pana”
1
7
3
B’
C’
D’ 1. 会議室
2. 研究室
3. 収蔵庫
4. 軸の間
5. 時の間
6. ⽊の間
7. ⽔の間
8. ⾳の間
9. 空の間
10. 球の間 11. 東の間
Plan S=1:100 0
1
3
6
10(m)
downstream
“kim”
Mt.Teine “mak
”
“pana
”
“kus”
headstream
4
5
6
2
8
9 10
11 A-A’ Section S=1:100 0
1
3
6
10(m)
6
B-B’ Section S=1:100 0
1
3
6
10(m)
4
7
10
11
C-C’ Section S=1:100 0
1
3
6
10(m)
8d
8b
8c
8a
D-D’ Section S=1:100 0
1
3
6
10(m)
卒業論文 _ 学部 4 年
北海道大学札幌キャンパスにおける水辺空間の変遷と特徴 Trandition and Characteristics of Waterfront Space on Hokkaido University Sapporo Campus 用途:資料館、休憩所、ギャラリー
AIJ 北海道支部研究発表会 優秀若手講演奨励賞 NIoNC-2019( 国際シンポジウム )1st degree
国⽴⼤学は特⾊や強みを⽣かした付加価値の創出が求められている。 北海道⼤学は札幌市街地中⼼部に広⼤な⾯積を有し、 北⼤が現在の位置に移転する以前から存在していた⾃然 ・ ⽣態 環境を保全 ・ 再⽣しながら発展してきた。 特に、 その中⼼には太古の昔から残る河川が存在し、 市街化に伴い数多くの 古河川を失った札幌にとっても貴重である。 しかしながら、 建て詰まった建物によって⾃然・⽣態環境が分散し、 河川は⼀部暗渠とするなど、 往時の⾵景は失われてしまっ ている。 そこで、 ⽔系要素と境界要素および隣接要素を含めて⽔辺空間と定義し、 それらの変遷を古地図等の歴史的⽂献から把 握 ・ 分析することで、 北⼤の⽔辺空間の変遷と各要素の集合による景観 ・ 空間 ・ ⽣態環境的特徴を明らかにした。 河川などの⾃然要素を⼿掛かりに複合的価値をもつ各要素のネットワークを構築することで、 キャンパス環境の再編⼿法に新 しい可能性を提⽰することができると考えた。
01 Background | 背景
国⽴⼤学は特⾊や強みを⽣かした付加価値の創出が求められている。 北海道⼤学は札幌市街地中⼼部に広⼤な⾯積を有し、 北⼤が現在の位置に移転する以前から 存在していた⾃然 ・ ⽣態環境を保全 ・ 再⽣しながら発展してきた。 特に、 その中⼼には太古の昔 から残る河川が存在し、 市街化に伴い数多くの古河川を失った札幌にとっても貴重である。 しかしながら、 建て詰まった建物によって⾃然 ・ ⽣態環境が分散し、 河川は⼀部暗渠とするなど、 往時の⾵景は失われてしまっている。 ⾃然 ・ ⽣態環境を保全 ・ 活⽤するとともに、 それらをネットワークする⾻格づくりが求められている。
自然・生態環境をネットワークする骨格づくりが課題
02 Purpose & Significance | 目的と意義 ⽔系要素と境界要素及び隣接要素を含めて⽔辺空間と定義し、 それらの変遷を把握 ・ 分析することで北⼤の⽔辺空間の変遷と各要素の集合に よる景観 ・ 空間 ・ ⽣態環境的特徴を明らかにすることを⽬的とする。 河川などの⾃然要素を⼿掛かりに周辺環境との関係からキャンパス空間を捉え、 複合的価値をもつ要素のネットワークを構築することで、 キャンパス 空間の再編⼿法に新しい可能性を提⽰できる。
蛇⾏
直線
水系 要素
形状
境界 要素
建物
正⾯
裏⾯
道路
主要動線
⾮主要動線
状態
明渠 暗渠 枯渇 埋⽴
〇可能 ×不可能 △整備次第 で可能 アクセス 活動
隣接要素 人工的要素 林 ×
農場 ×
自然的要素 ローン 〇 静的
運動場 〇 動的
空地 〇 静的
遊歩道・デッキ 〇 通過 静的
境界要素 複合的価値をもつ構成要素のネットワークを分析することで キャンパス環境の再編手法に新しい可能性を提示する
⽔系要素
隣接要素
遺跡 △※
03 Method | 方法
北⼤施設配置図
( 北海道⼤学施設部所蔵 )
『写真集北⼤ 125 年』
( 北海道⼤学建築デザイン学研究室所蔵 )
札幌古地図
( 札幌市⽴中央図書館所蔵 )
航空写真
( 国⼟地理院所蔵 )
水系の形状と状態の変化から期分けし、構成要素の変遷を明らかにする
古写真
( 北海道⼤学⽂書館 ・ 北⼤北⽅資料室所蔵 )
『北海道帝国⼤学新聞』
現地調査
( 北海道⼤学施設部所蔵 )
開発主体の整備の背景や目的を把握
当時の水辺の様子を把握
利用主体の利用実態や
水辺空間の現状の構成を把握
『施設計画委員会会議録等』
( 北海道⼤学北⽅資料室所蔵 )
水辺空間に関する認識及び植生を明らかにする
04 Trandition | 水辺空間の変遷
水系の形状と状態の変化から期分けし、構成要素の変遷を明らかにする
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05 Characteristics | 水辺空間の特徴 水系要素 境界要素 隣接要素 形状 状態 建物 道路 林 農場 ローン 運動場 空地 遊歩道・デッキ 遺跡
〇
-
-
〇
〇
〇
〇
〇
-
〇
〇 〇
〇 〇
〇 〇
〇 〇
〇 -
〇 -
〇 -
〇 -
〇 -
景観的特徴 Period Ⅱ:1925~1950 Linearization of the Rivers Agricultural experiment station
The Second Firm
b・c
The Main Street
The Second Firm
b・c・d
b・c・e
e b・c
Kita 13-jo Street
b・c
a
㉖
⑯
㉓ b・c
a The Central Loan
hedge
Kairakuen
①
Kairakuen private land
private land
private land
Hokkaido University Sapporo Campus
Botanical Garden
Hokkaido University Sapporo Campus
Botanical Garden
Hokkaido University Sapporo Campus
Botanical Garden
Seronbetsu River
b・c
0
Around 1915
200(m)
0 200(m) 0 200(m) Around 1950 Around 1990 Around 2018 ⑥Faculty of Medical ⑦Faculty of Engineering ⑪School of Architecture ㉒School of Architecture ⑧Dormitory ㉓Japanese Archery Court ⑫Faculty of Engineering 2 ⑨VHF Laboratory ㉔Stock House ⑬Faculty of Liberal Arts ⑭Library ⑮Faculty of Science ㉕Fuculty of Pharmacy ⑩Faculty of Veterinary Science ⑯100 Year’s Meomorial House ㉖Seiko-Mart ⑰The Central Restaurant ⑱Dormitory Explanatory Notes ⑲Research Center for Clinical Psycology of Children Adjacent Elements Boundary Elements ⑳Quantum Integrated Circuit Electoronics Center firm b・c b・c(Kairakuen) a building ㉑Knowledge Media Laboratory
Water System Elements river/pond culvert depletion
a・e
f
b・c・e
e
street fence
landfill
水辺に纏わりつく多様な風景
0
c・f
Kita 13-jo Street
a
⑮ ⑰
b・c
㉖
a
⑯
a
a
a The Central Loan
hedge
a The Central Loan
skating rink
①
c
private land
private land
Seronbetsu River
Hokkaido University Sapporo Campus
Hokkaido University Sapporo Campus
植物園
植物園 0
200(m)
0
Around 1950
200(m)
⓪Headquarter ①Faculty of Agricultural ②Dormitory ⑥Faculty of Medical ⑦Faculty of Engineering ⑧Dormitory ③Forestry Lecture Hall ④Animal Science Lecture Hall ⑨VHF Laboratory ⑩Faculty of Veterinary Science ⑤Central Lecture Hall Explanatory Notes Adjacent Elements Water System Elements Boundary Elements
river/pond culvert depletion landfill
⑫
Faculty of Engineering
b・c
⑪
c b・c b・c
⑲
Ono Pond
⑬ ⑭
c
c・f
Kita 13-jo Street
c・f
㉖
⑯
Kita 13-jo Street
㉕ b・d ㉔
c ㉓ b・c
⓪ The Central Loan
The Central Loan
Kairakuen
The Central Loan
Kairakuen
Kairakuen
Kairakuen St.Sapporo private land
private land
private land
Sakushukotoni River Hokkaido University Sapporo Campus
Around 1915
⑳ ㉑
⑮ ⑰
⑩
private land
Sakushukotoni River
200(m)
b・c
The Paddy Field on The First Farm
b・c・e
b・c
b・c b・c
Kairakuen
private land
c
skating rink The Central Loan
St.Sapporo
private land
⑥
b・c
㉒
The First Firm
c
② b・c ③ ④ ⑤
c・d b・c
⑦ Kita 13-jo Street
The Central Loan
hedge
Kairakuen
Kairakuen
Kairakuen
b・c・e
㉓ b・c
c・d Kita 18-jo Street
The First Firm
⑨
⑲
Ono Pond
⑬ ⑭
The First Firm
㉕ b・d ㉔
N b・c・d
Kita 18-jo Street
c
⑱
c
Kita 13-jo Street
b・d・f
b・c
b・c
c・f
Period Ⅳ:2001~2018 Regeneration of the River N
Kita 18-jo Street
The Second Firm
b
c b・c
b・c
The First Firm
㉒ Faculty of Engineering
a b・c
⑪
a
Botanical Garden
⓪Headquarter ①Faculty of Agricultural ②Dormitory ③Forestry Lecture Hall ④Animal Science Lecture Hall ⑤Central Lecture Hall
⑫
Period Ⅲ:1951~2001 Depletion of the Rivers N
The Second Firm
⑧
b・c
⑥ a・e b・c・e
a b・c
N
Kita 18-jo Street
The First Firm
⑳ ㉑
Kita 13-jo Street
b・c b・c
Sakushukotoni River Hokkaido University Sapporo Campus
b・c
⑩
skating rink The Central Loan
St.Sapporo
private land
skating rink
Period Ⅱ:1925~1950 Linearization of the Rivers Agricultural experiment station
c
⑦
② b・c b・c ③ ④ a ⑤ ⓪ a
Agricultural experiment station
b・c・d
The First Firm
a b
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Period Ⅰ:~1924 Inheritence of the Meandering Rivers N
Kita 18-jo Street
⑱
⑨
㉕ b・d ㉔ e
a The Central Loan
Kairakuen
b・c・e
Kita 13-jo Street
a
e
Kairakuen
⑲
Ono Pond
b・c
a
The First Firm
a
Kita 13-jo Street
⑬ ⑭
a a
b・c b・c Seronbetsu River
The Second Firm
a b・c b
⑮ ⑰
⑩
skating rink The Central Loan
⑪
c b・c
a・e b・c・e
a b・c
⑳ ㉑
Period Ⅳ:2001~2018 Regeneration of the River N
河川指定解除
c
The Paddy Field on The First Farm
Period Ⅲ:1951~2001 Depletion of the Rivers
Kita 18-jo Street
⑧
㉒
⽣態環境的特徴
N
The Second Firm
b・c
The First Firm
⑫
河川指定解除
①
skating rink
⑥
N
b・c The First Firm
⑨
b
e
The First Firm
a
② b・c b・c ③ ④ a ⑤ ⓪ a
e
Medical Department Loan
⑦
Period Ⅱ:1925~1950 Linearization of the Rivers Agricultural experiment station
Kita 18-jo Street
e
Kita 18-jo Street
e e
a
The First Firm
Agricultural experiment station
N
b・c
⑱
Period Ⅰ:~1924 Inheritence of the Meandering Rivers
Period Ⅳ:2001~2018 Regeneration of the River N
Kita 18-jo Street
⑧
The First Firm
Period Ⅲ:1951~2001 Depletion of the Rivers N
The Main Street
N
The Main Street
Agricultural experiment station
The Main Street
Period Ⅰ:~1924 Inheritence of the Meandering Rivers
空間的特徴
The Main Street
生態環境的特徴
各特長に関わる要素に着目し、それらの集合によって生ずる水辺空間の特徴とその変化を明らかにする
The Main Street
〇
〇
The Main Street
〇
空間的特徴
The Main Street
景観的特徴
The Main Street
〇関係あり - 関係なし
accessible adjacent elements
building
fence
Around 1990
Hokkaido University Sapporo Campus
植物園 0
Hokkaido University Sapporo Campus
Hokkaido University Sapporo Campus
植物園 200(m)
⑪School of Architecture ⑫Faculty of Engineering 2 ⑬Faculty of Liberal Arts ⑭Library ⑮Faculty of Science ⑯100 Year’s Meomorial House ⑰The Central Restaurant ⑱Dormitory ⑲Research Center for Clinical Psycology of Children ⑳Quantum Integrated Circuit Electoronics Center ㉑Knowledge Media Laboratory
Around 2018
0
Botanical Garden
Hokkaido University Sapporo Campus
Botanical Garden
Hokkaido University Sapporo Campus
Botanical Garden 200(m)
㉒School of Architecture ㉓Japanese Archery Court ㉔Stock House ㉕Fuculty of Pharmacy ㉖Seiko-Mart
street
0
Around 1915
200(m)
Botanical Garden 0
Around 1950
200(m)
⓪Headquarter ①Faculty of Agricultural ②Dormitory ⑥Faculty of Medical ⑦Faculty of Engineering ⑧Dormitory ③Forestry Lecture Hall ④Animal Science Lecture Hall ⑨VHF Laboratory ⑩Faculty of Veterinary Science ⑤Central Lecture Hall Explanatory Notes Adjacent Elements Water System Elements Boundary Elements
river/pond culvert depletion landfill
accessible adjacent elements
水辺空間の連続性
06 Conclusion | 結論
水辺空間に纏わりつく多様な活動場を活かしながら アクセス性の向上により人間のための空間的連続性を、 建物の集約化により生態系のための自然環境の連続性を高めていくことが望まれる。
building
fence
Around 1990
0
200(m)
⑪School of Architecture ⑫Faculty of Engineering 2 ⑬Faculty of Liberal Arts ⑭Library ⑮Faculty of Science ⑯100 Year’s Meomorial House ⑰The Central Restaurant ⑱Dormitory ⑲Research Center for Clinical Psycology of Children ⑳Quantum Integrated Circuit Electoronics Center ㉑Knowledge Media Laboratory
street
自然・生態環境の連続性
Around 2018
0
㉒School of Architecture ㉓Japanese Archery Court ㉔Stock House ㉕Fuculty of Pharmacy ㉖Seiko-Mart
200(m)
07 AIJ Hokkaido | AIJ 北海道支部研究発表会梗概
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自主プロジェクト _ 学部 4 年
北大祭プロジェクト 敷地:北海道札幌市 _ 北大構内 用途:店舗
若者の「自分」を纏う建築 自分の性格、自分の特徴、将来の夢、正直な気持ち etc... 普段は口にしずらい「自分」に関する事柄を建築に纏い、発信する。
本プロジェクトは、「本⾳を⼝に出しづらい北⼤の⾵潮、本気で夢に向かって動く仲間を増やしたい。」という⾃分たちの素直な想いから出発した。 毎年6⽉初旬に開催される北⼤祭。 それは学⽣が集うタイミングであり、⾃分たちの想いをぶつけるチャンスであった。 ⼈が最も多く集まる構内道路の交差点に⾯した敷地を戦略的に獲得し、メッセージの発信⼒を最⼤化するため、交差点に向けてファサードをもつテントを設計した。 ⾃分たちからの⼀⽅的なメッセージでは相⼿の⼼には響かない。 みんなが参加し、みんなで⼀つのメッセージをつくりあげることが重要であった。 商品を買った⼈はタグをもらい、そこに「⾃分」に関する事柄を書き込み、おみくじを括り付けるようにタグをファサードに括り付ける。 それらが集合することで⼀つのメッセージ「I AM」が浮かび上がる。 ⾃分事の感覚を喚起する参加型パブリックアート、リアルなモノがもつ特有の印象によって、参加者の⼼を揺さぶることを狙った。 参加した若者が少しでも⾃分を省み、少しでも本気で将来を考え、少しでも夢をみることができたのであれば、本プロジェクトは成功である。
910
ード
サ
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ア
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リッ
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パ
1820
北 12 条駅
1820
中央道路
ー
タ
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ウ
カ
北 13 条通り
4550
SITE
バックヤード Site Plan S=1:2000
1820
1820 3640
Plan S=1:50
自主プロジェクト _ 学部 4 年
写真展プロジェクト 敷地:北海道札幌市 _ 取り壊し予定雑居ビル内 用途:展示
本プロジェクトは、アーティスト Hiroya Okamoto のの写真を建築学⽣が展⽰するものである。 場所は、取り壊し後駐⾞場になることが決まっている雑居ビルの1室で、各々が写真を再解釈して、ジャズのごとく即興的に展⽰空間を構成した。 この雑居ビルとこの写真をいかに紐づけるかが⾃分の主要なテーマであった。 この雑居ビルには古着屋やカフェなど魅⼒的な店舗が⼊っており、ビル⾃体も陰影のコントラストが魅⼒的であった。 なぜ⼈々はこのビルの魅⼒に気づけないのか。 そんな個⼈的な想いが出発点である。 私は、鏡に映る店舗内部を撮影した写真を選択して展⽰することになった。 鏡に映る虚像は、時に実像より美しい。 もしかしたら、この雑居ビルの魅⼒を虚像で顕在化すれば、⼈々はその魅⼒に気づけるのではないか。 展⽰エリアをビル全体に拡張することに対して許可が下りなかったため、まずは⼈々が虚像の存在に意識的になるような展⽰を試み、 展⽰写真を天井から吊り、鏡の反射によってのみ⾒ることのできる構成とした。
展覧会の半年後、この雑居ビルは予定通り取り壊され駐⾞場と化した。 私たちの⼩さな⾜掻きは、ビルのオーナーの⼼にかすりもしなかったのだろうか。
魅虚 池田 昇太郎|Shotaro Ikeda
Consideration of the photo 鏡に映っている商品陳列棚は、それ自体はありふれたものなのに、鏡に映し出され赤 い枠に切り取られた棚には、ある種絵画のような魅力を感じた。実際に見た風景と、 それを上手く写した写真が良い例であるように、時に実像より虚像の方が魅力的だ。
Explanation of the work 展示対象の写真を決して見ることはできず、鏡に映った写真、つまり虚像だけを見る 展示にした。 道端の雑草、いつもの公園、ただの商業ビル... たわいもない日常の風景は虚像で見ると、魅力的かもしれない。 そんな風にこの三谷ビルも見てほしい。
#mirror #shop #jewelry #frontdoor #virtual
神奈川建築士会主催 感境建築コンペ _ 修士 1 年
農境のイエ 課題:町と家の「あいだ」を考える 審査委員:伊礼智 敷地:神奈川県横浜市 _ 河川沿いにおける住宅街 用途:住宅
審査員特別賞
住宅と町、住宅と地球の境界を再考する 住宅と町の境界を地面と捉え、農地を挿入することで農作物を介して住宅と町を大らかにつなぐ。 住宅と地球の境界である地面に農地を挿入することで、雨水が地下に浸透する地球の循環を取り戻す。
01 Concept | 住宅と町、住宅と地球の境界に農地を挿入
03 Diagram | 棚のシステムを軸組み構法により再構成
a. 住宅と町の境界 挟み梁を採⽤し、 棚のシステムを軸組み構法により再構成することで、 断⾯的な⾃由度を獲 得することができ、 床スラブの⾼さの違いにより、 緩やかに室内空間をつなぐ。 さらに、 地階部
板⾦屋根
分に農地を挿⼊することで、 住宅内部と町を⼤らかにつなぐ。 庭空間を貸し農地としたり、 農 作物のおすそわけ等を介して近所付き合いが⽣じる。 ⼩屋組み 広場で寝転がったり、 カフェのテラス席で読書をしたりと、 ⼈は外部環境での活動に⼼地よさを感じるが、 住宅はシェルターとしての機能を果たす必要があり、 外に閉 じがちである。 また、 近年都市部において⽣産緑地の保全や都市農地の需要拡⼤傾向にあり、 新たな⽂化が⽣まれつつある。 そこで、 町と家の境界にバッファーとしての農地を挿⼊することで、 農作物を介した近所付き合いや⾷育のある豊かな住宅を提案する。 City
House
スラブ (スギ) City
挟み梁 (ヒノキ)
住宅と町の境界である地面に農地を挿入する。 住宅と町の境界である地面に農地を挿入し
Urban Farm
住居部分を棚のシステムにより断面方向に配置する。 ⾬樋柱 (ヒノキ+合成樹脂)
b. 住宅と地球の境界
04 Detail | 雨樋柱と布基礎 現代の都市はアスファルトで覆われている。 アスファルトは⾬⽔を地中に浸透させないため、 河川をもつ都市部では洪⽔被害の危険性が⾼い。 それは、 ⾬⽔を地中
a. ⾬樋柱
に浸透させ、 地下⽔を蓄えるという地球の循環を崩しているといえるのではないだろうか。 住宅を建てることでも、 そのフットプリント分の⾯積は⾬⽔を地中へ通さない
b. 布基礎
⾬樋を柱 ・ 束内部に組み込み、 ⾬⽔を地階の農地へ流す。
ため、 住宅建設と地球の循環は背反する事象である。
グリッドで配置された柱から均等に⾬⽔が⼟に浸透する。
べた基礎ではなく布基礎と束を採⽤し、 ⼟の⾯積の最⼤化を図る。
そこで、 住宅と地球の境界である地⾯の在り⽅を再考し、 ⼟の上にある住宅を提案する。 ⾬樋 House
板⾦屋根
住宅と地球の境界である地面に雨水を浸透させる。 Road Earth
02 Site | 洪水危険性が高い河川沿い住宅街
⽊梁
スラブや建物のボリュームによってできる陰影に応じて陽〜陰性の多様な植物が栽培可能となる。 柱
敷地は神奈川県横浜市近郊の河川沿いにある住宅地の⼀⾓。 横浜市のベットタウンでありながら緑が少なく、 他のありふれた住宅 SITE
地と同様、 アスファルトに覆われている。
c. 陽〜陰性植物
束 ( コンクリート )
陽性植 植物
半陰性植物
陰性植物
ダイコン トマト ナス etc
ホウレンソウ ネギ ラベンダー etc
ニラ ミツバ etc
05 Architecture | 農作物を介した新たな生活景を生み出す農地住宅