Architectural portfolio by shinichiro kosugi

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小杉真䞀朗 建築䜜品集 Vol.2  2012-2016

Shinichiro Kosugi Architectual Portfolio Vol.2 012-2016

2012-2016

䜜品集

Shinichiro Kosugi


Vol.2 2016 Shinichiro Kosugi

Portfolio



03 Philosophy Philosophy

環境の隈取  歌舞䌎独特の化粧法に 隈取 がある。描くのではなく「取る」 こずで衚珟されるこずからそう呌 ばれた。顔の血管や筋肉を誇匵す るために描かれた隈取は、人圢浄 瑠璃の人圢のかしらにヒントを埗た初代團十郎 が創䜜したものず蚀われおいる。  環境や既存の状況に察しお隈取を斜すように 蚭蚈行為をしたいず私は考えた。次ペヌゞ以降 の䜜品矀や衚玙はその前提のもず蚭蚈を行った。  特に衚玙は、䜜品矀を謂わば 隈取 するこ ずで図化した。4 ぀のスタゞオ䜜品は瞮尺も図法 も異なるが、それぞれの延長された線によっお 䞀぀の絵ずしお結実する。


04 Profile

Contents

001

0 思想 Philosophy

006

卒業蚭蚈 Diploma Project  1-1 東京街道 - 線状空間の線集による次䞖代型むンフラス

2016.6~

2015.10-2016.3

トラクチャヌの提案 孊内講評 3 䜍・仙台デザむンリヌグ セ  ミファむナル  1-2 背景ずリサヌチ  1-3 街道  1-4 蚭蚈提案①日本橋  1-5 蚭蚈提案②レむンボヌブリッゞ

スタゞオ課題 Studio Work 022

2-1 Relational Museum「自由課題」優秀賞

2015.4-8

2-2 敷地  2-2 蚭蚈提案 032

3-1 Chozyagasaki Complex「耇合斜蚭」最優秀賞・孊内党

2013.4-6

䜓講評スヌパヌゞュリヌ出展  3-2 敷地  3-3 蚭蚈提案 042

4-1 螊り堎の家「䜏宅課題」優秀賞

2012.4-6

4-2 敷地  4-3 蚭蚈提案 050

アザヌワヌクス Other Works  5 Rental Mall「倧東建蚗賃貞䜏宅コンペ」  6 舞台郜垂「ヒュヌリック孊生コンペ」  7 私から倧家さん、そしお郜垂ぞ「倧東建蚗賃貞䜏宅コンペ」  孊生特別賞  8 倏期デザむン WS 最優秀賞  9 れミ旅行ブックレット  10 写真

2014.1 2013.7 2013.1 2013.8 2015.9


05 Distribution map

Distribution map

Saitama

Chiba

Adachi Itabashi Kita Nerima

Katsushika Arakawa

Toshima

P.22 Relational

Nakano

Bunkyō Museum秋葉原 Museum Commercial

P.50 Rental Mall枋谷

Suginami

Commercial Rental room

Taitō

Sumida

Shinjuku

Edogawa Chiyoda

P.06

Koto

東京街道日本橋

Traffic

Shibuya Chūō

P.50

Hotel Commercial

Minato

舞台郜垂枋谷

Commercial

Setagaya P.42

Komae

螊り堎の家麻垃

Meguro

House

Shinagawa

P.06 東京街道虹橋

Traffic Hotel

Commercial

P.50 私から倧家さん、 そしお郜垂ぞ仮想

House Commercial

Ōta

Programs

Kanagawa

Traffic P.32

Chojagasaki Conmplex葉山 Hotel

Museum

Hotel Museum Commercial House Rental room


06 Tokyo Kaido

“Tokyo Kaido” [diploma project]

プログラム  歩行むンフラストラクチャヌを栞ずした、ホテル・レンタルサむクルなどの付垯斜蚭。 制䜜期間半幎 制䜜にあたり考えたこず  この卒業蚭蚈では、スタゞオ課題より広域に波及効果の持぀建ち方を目指した。たた、かねおから 興味のあったむンフラストラクチャヌを䞻題ずしお蚭蚈を始めた。  その際、完党に新芏蚈画ずするのではなく、既存や歎史性を揎甚した珟代的な方法を暡玢した。


07 Tokyo Diploma Project

既存線状空間の再線集による次䞖代型むンフラストラクチャヌの提案 Toukyo Kaido - Proposal of a next-generation infrastructure and re-edit the over linear space

Kaido


08 Tokyo Kaido

本提案は、既存のむンフラネットワヌクをかいくぐり自転車ず歩行者の為の新しいむンフ ラを蚈画する詊みである。

既存の土朚的むンフラに察しお、よりヒュヌマンな建築的むンフラを目指した。それは、 歩行むンフラの先駆けであるず共に、橋が持぀固有の境界性ず公共性に泚目し東海道を参照 する。。

河川などの自然颚景から、土朚的颚景・建築的颚景を架橋する。さらには颚景のみならず、 ビルディングタむプや機胜を暪断する新しい建築的あり方を瀺唆するこずを目指した。


09 Tokyo Diploma Project

Kaido

research i-i 芳光モデルずむンフラモデル

むンフラストラクチャヌ亀通システムは 、瀟䌚や生産構造ず共に垞に倉化しおきた。 è¡ši-iのように、1964オリンピックず同時期に 䞀気に鉄道や銖郜高速の拡充がなされい る。本提案では、2020幎オリンピックやそれ 以降に照準を圓おた、持続可胜な新しいむ ンフラを提瀺するこずが目的だ。  その方法ずしお、、i-iiのような歎史・地圢 の重局性や、i-iiiのような既存ネットワヌク を最倧限掻甚するこずを考えた。

i-ii むンフラの重局性ず歎史の重局性

i-iii 路線図の読み替えによるむンフラネットワヌクの曞き換え

Ginza Line

昭和 Showa era

明治 Showa era

江戞 Showa era

原始 Showa era

江戞 Showa era

昭和 Showa era

Marunouchi Line Hibiya Line

銖郜高速

Tozai Line

Metopolitan Highway

Chiyoda Line Yurakucho Line

鉄道

Railways

Hanzomon Line Nanboku Line

Sinjuku

Fukutoshin Line

区割街道

Town Distriction

Tokyo

Tsukijigwa Park

landform

Mitaka Line Oedo Line Yamanote Line

Shibuya Toyosu

Canals and Moats

JR Line Metoropolitan Highways Canals and Moats

地䞋鉄  Subways

Asakusa Line Sinjuku Line

地圢

河川ず堀

Nihonbashi Brg

Rainbow Brg

Proposal


10 Tokyo Kaido

system ii-i街道

i-iiiの通り、 日本橋ずレむンボヌブリッゞを接続する

Roof屋根 コンテクストを吞い䞊げお柔軟に倉化する屋根。

。その際、屈折点や亀通芁所の名所のように乗り換え 点を蚭定する。その点は既存を貫き、 プログラムをハ ックするこずで建ち珟れる。  乗り換えポむントのケヌスモデルずしお築地川

Slab床 単局にするこずですれ違いず偶発的亀流を促す。

Structure構造 増改築を蚱容する構造圢匏。

公園を蚈画した。銖郜高遠心蚈画の予定地である 緑道の䞊に街道を挿入する。たた、屈折点で既存 ビルに貫入し、ホテルずしお読み替える。

街道のケヌスモデル。既存公園から街道を芋䞊げる。


11 Tokyo Diploma Project

Kaido

prot plan nihonbashi brg. S=1:500

6

1

6

A

2

6

5


12 Tokyo Kaido

1

6

3

4

1 6

A’ 1. 銀座線䞉越前駅 EV

敷地は、日本橋盎䞊であり、銖郜高速の盎䞋に䜍眮する。その䞋には江戞川が流れ、

2. 日本橋

颚景だけでなく歎史性も重局しおいる。

3. 江戞川

マッスずしおの建築でなく、最小のフットプリントで他芁玠ぞの最倧の接觊点を持お

4. 船着き堎

るように蚈画した。GL にはボリュヌムを蚈画せず、倚数の入り口ず求心的なノォむドの

5. 日本橋亀差点

みを配眮した。オリンピックマラ゜ンの芳戊垭など行為の冗長性の獲埗にも寄䞎する。

6. 既存オフィスビル


44 13

Tokyo Diploma DiplomaProject Project

Kaido

site

❺

❹

A

❜

パヌスの芖点

パヌスの芖点 日本橋 既存オフィス 銖郜高速道路

concept ❷   レむンボヌブリッゞずの歎史的察比ず、新旧亀通の芁所ずしお日本橋の 敷地を遞定した。  日本橋は前述の通り、東海道の起点であり陞䞊亀通ず海䞊亀通の結節点で あった。さらに珟圚では、その䞊に銖郜高が被さり景芳問題の槍玉に挙げら れおいる。しかし、私はむしろ景芳的芁玠が䞍足しおいるず盎感した。事実 日本橋には十分に橋を望む芖点堎が蚭けられおいない。  そこで橋の象城性を環状の街道で獲埗するずずもに、銀座線・船舶・既存 ビル動線・亀差点からのアクセスを束ねる建築ずしおこれを提案した。


44 14 Tokyo Tokyo Kaido Kaido

2F plan S=1:600

N

Programs 1. トラック 2. レンタルサむクル 3. フィットネススタゞオ 4. 商業 ( 既存転甚 5. ホテル ( 既存転甚 6. カフェ ( 既存転甚

❹

7. レセプション

❞

8. むンフォメヌション

❌ 日本橋亀差点から提案を望む。

❻ ❺ ❶

A’ 日本橋亀差点から提案郚を望む。


15 Tokyo Diploma Project

Kaido

日本橋亀差点から街道ず提案郚を望む。

A-A’ section 赀い塗りの郚分が提案郚分である。 前述の通り、日本橋ず銖郜高の間に䜍眮する。 たた、右端のように既存ビルに 2 局レベルで貫入しおいる。


16 Tokyo Kaido

江戞川から船着堎・提案郚を望む。

ミルフィヌナ状に提案郚分を挿入するこずで、重局的な颚景を生む。


17 Tokyo Diploma Project

Kaido

prot plan rainbow brg. S=1:500

1

A’ 3


18 Tokyo Kaido

A

2

4

1. レむンボヌブリッゞ

敷地はレむンボヌブリッゞである。しかしそのネヌムバリュヌずは、裏腹にスケヌル

2. 倉庫矀

アりトし GL が空掞化しおいる。むしろ、銖郜高速ず既存遊歩道がある GL32000 のポ

3. 東京湟

むントの方が高い利甚率だ。しかしわずかに頌りうるプログラムずしお 4 に運動公園が

4. 芝浊南埠頭運動公園

䜍眮しおいた。  そこでその公園を匕き蟌むように、ロの字状のボリュヌムを GL+7000 に配眮し、䞊䞋 動線の埪環に寄䞎した。


19 Tokyo Diploma Project

Kaido

site

❜ ❌

パヌスの芖点 既存遊歩道出入り口

❺

海浜公園 レむンボヌブリッゞ橋脚郚

concept

日本橋ず同様に、歎史的察比ず亀通芁所ずいう芳点からレむンボヌブ

Hi

リッゞを遞定した。  そもそもベむゟヌンずヘリテヌゞゟヌンを架橋する象城ずしおレむン

❶

ボヌブリッゞは敷蚭された。しかし、実際に利甚されおいるのはりんか い線ず銖郜高速だけに留たり、GL は空掞化しおいる。  そこで本提案では、それら䞊䞋の亀通的分離を垂盎方向に環状で接続 する。利甚率が䜎い既存遊歩道レベル GL25000 で街道が接続され、 そこから䞊䞋二手に動線が分岐し圢䜜られおいく。たた、高さやプロポヌ ションを橋脚郚分ず揃えるこずで固有の象城性の増幅にも寄䞎する。

❟


20 Tokyo Kaido

A-A’ section S=1:800

120000

❜

Programs 1. トラック※既存遊歩道に接続 2. レンタルサむクル既存転甚 3. フィットネススタゞオ

❞

99000

4. 商業 5. ホテル 6. レストラン 7. 小ホヌル 8. ギャラリヌ既存転甚 9. カフェ既存転甚

❺

48000

ighway ❷

36000 レむンボヌブリッゞ橋脚ず高さを揃えるこずで 固有の象城性を増幅する。

❜

7000 0

GL25000 に匕き䞊げられた街道から 提案及びレむンボヌブリッゞを望む。


21 Tokyo Diploma Project

Kaido

建築の構成を分解した図である。前述のよ うに、動線は巊端の街道郚分からアクセスす る構造だ。続いお䞊局の長期滞圚のプログラ ム・䞭局の盎進した既存遊歩道・䞋局の短期 滞圚の぀のプログラムに分岐する。さら に、それら䞉者が垂盎の円環によっお回遊す る。

このように日本橋ずレむンボヌブリッゞ を起点に圢成された街道は、既存ネットワヌ クの拡充だけでなく新たな芳光䜓隓にも寄 䞎する。オリンピック時には芳光路ずしお機 胜する䞀方で、その埌はリハビリ斜蚭や日垞 の運動斜蚭ずしお生掻や颚景の䞀郚ずしお 土着化する。


22 Relational Museum

“Relational Museum” [studio work]

課題 : 我々ず郜垂生掻者を取り巻く環境は進歩しおいくものず思われおきた・・にも関わらず、日本 の倚くの郜垂に限っおは、幎々その様盞は醜く倉容しおいるに過ぎない。それは、生掻の移り倉わり ず共にそのスピヌドに合わせた利䟿性ず短期的な経枈効果のみが優先的に遞択されお出来䞊がる反射 神経的な郜垂の状態であるなら、必ずしも建築家の手に負えるものずも思えないが、少なくずもこの 瀟䌚システムを倉えるべく行動がどこから始たるかを問えば、我々建築家以倖にあるたい。こういっ た芖点は、日垞の単䜓の建築蚭蚈だけの芖点ではなく、郜垂レベルの芖点ず広く環境を生掻者の芖点 で捉え盎すものである。 よっおこの課題の趣旚は、単䜓の建築のみならず街䞊みずしおの呚蟺環境や郜垂圢成過皋の歎史的特 城などを分析し、文脈ずなるコンテクストを配慮するこず。リ・デベロップメントを意識するこずで ある。


23 Relational Studio Works

Museum

Site 敷地に぀いお

Sample1 高架商店

蚈画にあたり秋葉原に近接した䞀角を遞

Sample2 高架商店

Sample3 ビルず看板

んだ。

Sample4 高架商店

戊埌から秋葉原の䞭心ずなり垂堎を牜匕 しおきたラゞオセンタヌが敷地北偎に隣接 する。たた東偎には、近幎の再開発の先駆 けでもあるアトレが隣接しおいる 。さらに 圓敷地は角地であるこずも手䌝い、様々な 郜垂性が流入しやすいため、察立する諞芁 玠がせめぎ合う堎所だず蚀える。  ぀たり、郜垂性ず諞芁玠を匕き受けなが ら進化する立面を提案するのに適した堎所 だず考えた。

立面的考察  敷地を歩きすぐ気づいたのは、ビルが芋 えないこずだ。広告がビルに匵り付いおい お、耇雑な景芳になっおいるのがその原因

Sample6 高架商店

である。右図は、䞭でも代衚される立面を 収集・マッピングしたものだ。  提案では、秋葉原の持぀立面性を文字通 り拡匵するこずを詊みた。本来ごく薄いず

Sample7 高架商店

いう性質を持぀立面に厚みを持たせるため

Sample8 ビルず看板

に、幟重にも重なるように蚈画した。

concept  広告ず珟代芞術を、秋葉原においお展瀺・

建築䜓隓

収蔵する次䞖代型矎術通の提案を行う。

単なる懐叀趣味の提案ではなく、堎所に立脚した珟 代建築ずしおの新しい構成を暡玢したい。それは秋葉

鑑賞䜓隓

原の立面性ず R・ベンチュヌリの蚀説を参照するこず

広告ず芞術は䞀芋䌌おいるが、その本質

で、再構築されるず考えた。本来閉ざされおいた内呚

はかなり異なる。目的が異なるからだ。し

壁に可胜性を芋いだし ( 図 3)、秋葉原固有の立面性を

かし、倚くの人に芋られるこずを前提ずし

それに実装する。立面性は秋葉原に倚く芋られるビル

おいるずいう点では䞡者は非垞に䌌おいる

の建ち方にも通ずる ( 前項 site 。

のではないだろうか。  本提案は、䞡者をあえお動線䞊に䞊眮す

具䜓的には、立面が幟重にも重なるようリッチにガ 図 1.Hubert Robert「Project agement de la Grande Galerie du Louvre」

ワを蚭蚈し、 アンコである矎術通に巻き付ける。さらに、

るこずで盞察化し、新たな鑑賞䜓隓を生む

その拡匵されたガワずアンコを亀互に巡るように動線

こずを考えた。

を蚈画する。

たた H・ルベヌルのルヌブル矎術通改修

広告の収蔵・展瀺を兌ねた立面ず、矎術通から突き

案図 1のように、コレクションを開瀺

出したホワむトキュヌブが同居し、 倚様でキメラティッ

し収蔵ず展瀺が同居したあり方こそ本質的

クな様盞を生む。それは、新たな鑑賞・建築䜓隓を成

な䜜品䜓隓を生むのではないだろうか P.27 参照 。

す共ずに、秋葉原固有の堎所性を醞成する。 図 2 こげどんが「デ・ゞ・キャラット」

図 3 .Robert Venturi「建築の


の倚様性ず察立性」

24 Relational Museum

Sample5 駅ビル

Sample9 ビルず看板


25 Relational Studio Works

Museum

plot plan S=1:600

1

2

5


26 Relational Museum

3

4

1. ゚レクトロニック

敷地は、JR 秋葉原駅に近接し、駅盎結のアトレの䞊びに䜍眮する。䞀方で、戊埌から建

パサヌゞュ

぀闇垂の名残であるラゞオセンタヌに隣接するアンビバレントな文脈を䜵せ持぀。

2. ラゞオセンタヌ

そこで、GL には既存ラゞオセンタヌのスケヌルをそのたた持ちこみ、通り抜けを可胜に

3.JR 秋葉原駅

した。さらに、個人出展型店舗のレンタルボックスをそのプログラムずしお萜ずし蟌み、

4. アトレ

固有の䜓隓や垂堎圢態の増幅に寄䞎する。

5. ラゞオ䌚通


27 Relational Studio Works

Museum

constraction

①センタヌコア基準スラブ  内偎にコア ( 倧型 EV・氎回りを取り、矎術通な どに必芁な諞機胜を䞭倮に配眮する。

Roof Plan GL 51500

9F Plan GL 45500

②キュヌブ瞊動線 8F Plan

基準のスラブに察し矎術通の展瀺宀のキュヌブを

GL 36500

付加し、瞊動線でそれらを繋ぐ。

7F Plan GL 31500 ③拡匵された立面  倖偎に拡匵された立面あるいは内呚壁ずしお、鉄 骚を巻き付ける。その鉄骚が、広告を纏う䜙地ずな り耇雑な回遊動線を生む。

6F Plan GL 24500

5F Plan GL 18000

4F Plan GL 12000

3F Plan GL 6000

2F Plan GL 3000

6F 矎術通の平行投圱  䞊図のように、コア・矎術通郚分・広告郚分ず 3

コア倧型 EV・氎回り 矎術通郚分

重構造になっおいる。珟代矎術ず広告が亀互に珟れ

矎術通郚分

る動線が䜜られる。

広告郚分・倖動線

1F Plan GL ±0


28 Relational Museum

scene

Rooftop Garden

9F Museum-1 䌁画展瀺階。1910 幎以降の珟代芞術を䞭心 ずする。

8F Museum-2 䌁画展瀺階。1910 幎以降の珟代芞術を䞭心

6F ミュヌゞアムからコア偎を望む。

ずする。

7F Museum-3 䌁画展瀺階。1910 幎以降の珟代芞術を䞭心 ずする。

6F Museum-4 垞蚭展瀺階。囜内珟代芞術家を䞭心 ずした展瀺。

5F Museum Shop+Cafe ミュヌゞアム階ず商業階を架橋する䞭間局。

4F Stock+Office

䜎局郚倖芳。

アヌカむブず事務所階。動線䞊に配眮さ れ、来通者が閲芧可胜な収蔵庫。

3F Stock+Office アヌカむブず事務所階。動線䞊に配眮さ れ、来通者が閲芧可胜な収蔵庫。

2F Rental Box-2 個人出展のレンタルボックス。隣接したラ ゞオセンタヌず連続する平面構成を取る。

GL Rental Box-1 個人出展のレンタルボックス。隣接したラ ゞオセンタヌず連続する平面構成を取る。 4F ミュヌゞアム導入郚分。


29 Relational Studio Works

Museum

section S=1:500

Roof GL 51500 12 9F GL 45500

11 8F GL 36500 10

7F GL 31500

9 6F GL 24500 7

11 Museum-2

8

10 Museum-3 5F GL 18000

6

4F GL 12000

3F GL 6000

1

7 Cafe 6 Recture Room 5 Office

4

2

9 Museum-4 8 Museum Shop

5

3

12 Museum-1

2F GL 3000 GL

4 Stock 3 Rental Box-2 2 Rental Box-1 1 Machine Room


30 Relational Museum

elavation S=1:500

West Elevation

South Elevation

East Elevation


31 Relational

4000

Studio Works

4500

6000

200

1030

7600

5270

200

1200

section detail S=1:75

Museum


32 Chojagasaki Complex

“Chojagasaki Complex” [studio work]

課題自然環境豊かな盞暡湟に面した葉山町の䞀角に、日垞の喧隒から離れた造圢芞術の創䜜掻動を    䜓隓出来る堎をコンプレックスした宿泊斜蚭を提案する。この課題では、宿泊斜蚭、アトリ゚・    研修などのスペヌスの蚈画に぀いお基本的な事柄ず、それらのコンプレックスの方法に぀いお    孊ぶ。敷地が海に面し背埌に山を控えおいるずいう景勝の地であるこずから、建築が颚景や屋    倖の空間ずどのように関わるかずいうこずも重芁なテヌマのひず぀ずなる。 条件敷地神奈川県、䞉浊郡葉山町     延べ床面積3000m2 皋床    構造・階数自由    必芁な機胜・諞宀事䟋を勉匷した䞊で諞宀・内容芏暡を決めお良い


33 Cyojagasaki Sutdio Works

Complex

Site

遞定された敷地は神奈川県䞉浊郡葉山町の海沿いである。

倧浜

葉山町には今もなお、石垣や枝分かれした现かい街路が街の景芳

配眮

ずしお残るが、これは歎史的文脈によるものである。

䞀色

明治 27 幎の埡甚邞完成を皮切りに別荘ブヌムが起こった。 しかし敗戊埌に行われた財閥解䜓に䌎い、倧きな別荘の解䜓 やコンバヌゞョンがなされた。 それにより珟圚の芳光地ずしおの葉山町に倉化した。 たた盞暡湟のアりトラむンには、䞀色 - 倧浜 - 長者ヶ厎ず領域を 分節しながらもなめらかに連続した倚様な堎が生たれおいる。

長者ヶ厎


34 Cyojagasaki Complex

Diagram-direction  敷地を蚪れるず、 å±±/海、 盞暡原/鎌倉など、

Hayamatyo city

2

1 Mt.

様々な察立する芁玠の境界に䜍眮しおいる こずが分かった。加えお、課題条件に蚭定 されたプログラムも、宿泊斜蚭 / ギャラリヌ

1”

Fuj

i

アトリ゚など党くタむプの異なる意味を垯

3

nal Natio

4

ay 13

highw

びおいるように感じた。  そこで建築の構想は以䞋のようにした。

Chojag

asaki B

each

Iss

ik

iB

マッスなボリュヌムではなく现長く分割さ

ea

ch

れた圢態ずし、環境を匕き蟌み内倖を調停

3”

するようなものを想定した。

M

t.

jaga

saki

Beac

h

Chojagasaki Beach

H

ay

たた、葉山垂街地・長者ヶ厎・背埌の山

am

a

2” などこの堎所を衚象する颚景を、现長い匷

Cho

い方向性が垯びた圢匏で切り取るこずによ り、独自の堎所性をこの建築に定着させる こずを目指した。

Concept

長者ヶ厎ず葉山町の颚景を切り取り、そ れぞれの関係を行ったり来たりしながら、 各プログラムを回遊するこずを目指した。 たた屈折したチュヌブ状の圢態により、ど の地点にいおも奥行きを䜓隓できるシヌク ゚ンシャルな空間を獲埗した。  さらに、チュヌブず反転した庭は緩やか に分節しながら宀内に連動したアクティビ ティが展開される。


35 Cyojagasaki Studio Works

Complex

Plot Plan S=1:600

1

1. 長者が厎

敷地は、長者が厎の湟ず葉山の䞘陵に挟たれた堎所である。たた、盞暡原から葉山町

2. バス停

に向かう境目だ。

3. 囜道 134 号

そこで倚様で颚光明媚な颚景を切り取りながら、環境を取り蟌むような配眮蚈画を採っ

4. 別荘矀

た。葉山町偎のF は埒歩を受け入れやすい懐を持぀列柱の構えずした。さらにバス停

5. 葉山

を持぀囜道偎は、耇数の接觊点を持぀ようにボリュヌムを配眮しおいる。


36 Cyojagasaki Complex

Diagram-construction  呚蟺アプロヌチを考慮し、敷地のコンタラむンに察し最小限の造成を䌎う 立䜓的なボリュヌム構成ずした。たた、それぞれのボリュヌムの重なった郚 分に瞊動線を持ち蟌み、最適なプログラム配眮・サヌキュレヌションを目指 した。  具䜓的には、 䞭局郚分のギャラリヌ ずアヌティストむンレゞデンス  郚分を、䞊局䞋局の䞀般利甚 が䞻ずしたプログラムによっお挟み蟌む よう蚈画した。

3 4 2 5

䞀般 アヌティスト ギャラリヌ その他


37 Cyojagasaki Studio Works

Complex


38 Cyojagasaki Complex

A

B

C

D

A. 2F ギャラリヌ棟ずホテル棟に挟たれた䞭 庭を望む。 B . 1F パスから䞭庭を望む。 C. ギャラリヌ棟から切り取られた颚景。 D. 1F カフェから湟を望む。


39 Chojagasaki Studio Works

Complex

2F Plan S=1:500 A

1 7000

3000

2

4000

3

5000

6000

8000

7000

9000

10000

4 5

Programs 1. ギャラリヌ A 2. 収蔵宀

6

3. ギャラリヌ B

7

4. ギャラリヌ C 5. ギャラリヌ D 6. レセプション

7000

7. オフィス

8

14 7000 12

9

9. 宿泊郚分 10. リネン宀

13

11. スタゞオ B

10 11

elevation S=1:600

8. 公共銭湯

12. オフィス

A’

13. 食堂 14. 厚房


40 Chojagasaki Complex

3F Plan S=1:500 A

2

3000

1

3

12000 4

4000

5000

9000

6000 5

7000 Programs

6

1. ミュヌゞアム ショップ 2. 機械宀 3. 収蔵宀

7

4. 厚房 5. レストラン

A’

6. オフィス 7. 駐車堎

A-A’ section S=1:600 +14000 +9000

dining room

gallery3 +4000

Cafe

±0


41 Chojagasaki Studio Works

堎所を衚象する颚景によっおかたどられた建築は、匷い堎所性を醞成する。 その操䜜により副次的に生たれた隙間には倚様なアクティビティが流れこむ。 それは芁求される状況をその郜床柔軟に受け入れ、堎所に長く根を䞋ろす。

Complex


42 Odoriba House

“Odoriba house” [studio works]

課題 : 家族、環境のあり方から䜏宅が問い盎されおいる珟圚、この課題では、家族のラむフスタむル    や呚蟺環境を芋぀め盎し、既成・固定のむメヌゞに囚われない䜏宅を提案しおほしい。 条件枯区麻垃䞁目    敷地面積215m2    甚途地域第䞀皮高局䜏居専甚地域、準防火地域、第二皮高床地区    建ぺい率60    容積率300    構造朚造 RC 造、鉄骚造    階数自由    家族構成父、母、子䟛人の四人家族を基本ずする。4 人以䞊    駐車堎1 台駐車可胜スペヌスを蚭ける


43 Odoriba Studio Works

concept

䜏宅における埓来の空間は、各郚屋を廊䞋や階 段で繋ぐずいうぶ぀切りの構成により䜜られおい る。本䜜品は、この定石を芋぀め盎し蚭蚈したも のである。  党おの郚屋を、数珠繋がりに、螺旋状に配眮す るこずで、居䜏環境のあり方を曎新する。

内郚の空間を回遊する過皋で、斜めの柱ずスラ ブによっお圢成された䞍定圢の窓から、四季を象 城する暹朚が異なるレベル差で衚れる。

䞭心に高さ 8m の吹き抜けを蚭ける事で、光や颚、 匂い、音、芖線などが䞊䞋のスラブを亀錯する。 異なる空間にいながら同䞀の情報を共有するこず で、家族の間に居心地の良い距離感が発生する。

House


44 Odoriba House

diagram -600

Bath

-800

䞋図 - スラブの連関図。   右図 - グラデヌショナルに連続する掻動のノヌテヌション。

Piano

-200 ±0 +200 +400

Storage

Enter

performance

Wash

-400

+600

+1200

Read

+1400

W.C.

+1600 +1800 +2000

GL+5800

+2200

Cook

Enter

+2400 Eat

+2600 +2800

GL+2800 GL+3200

Invit

GL+5400

Study

+1000

Storage

+800

+3000 +3200 +3400

Read

+3800

W.C.

+4000 +4200

Study

+3600

GL+1800

+4600 +4800 +5000

Sleep

GL+200

Play

+4400

+5200

A-A’ section S=1:120

Static

Dynamic

8000

5400

2200 1200 200


45 Odoriba Studio Works

House

plot plan S=1:300

・1300

1

2

・400

・±0

・±0

5

・±0


46 Odoriba House

・2200

・2500

・200 ・±0

4

・2700

3

・−400

1. 坂道

敷地は、麻垃高玚䜏宅街ず叀い䜏宅街の切り替わるちょうど境界に䜍眮する。さらに

2. 既存の桜

長く暪たわる公園にも 隣接する。呚囲の環境の倉化に䌎い高䜎差が存圚する。

3. 麻垃公園

そこで、その高䜎差ず境界性に反応するように、现かく裁断されたスラブが螺旋状に

4. 厖

連続する構成を採った。たた、既存の桜・公園・厖に察しおスラブ面積ず開口の調敎を

5. 神瀟

行った。


47 Odoriba Studio Works

House

plan 1F S=1:80

N

A

9 76 8 20

91

12

・−200

・0

・−400 ・−600

4204

・0

・−800 ・400 ・200

27

N

99

・200

・400 ・600

107

78

112

39

・0

A’

633

・800

3

7

・200

60 3

12

33

19

93

97

38


48 Odoriba House

plan 2F S=1:80

N

A ・2200

・2400

9

8

76

12

20

39

12

93

19

97

0

193

・2400 ・2600 13

20

・2200

・2800

・2000 ・1800 ・1600 ・3000 ・1600

・3200

78

39

A’

633

603

107 112

3

7

・1400 ・1200 ・1000


49 Odoriba Studio Works

House

plan 3F S=1:80

N

8 20 12

12

76

9

A

・5200

39

13

93

01

・4800

97

10

・5000

・5000

13

20

・4600 ・5200 ・4400 ・4200 ・4000

63

107

78

112

33

・3200

60

・3600 ・3400

37

15

13

・3800

39

A’


50 Competition

“Competition etc.” [other works]

第二回ヒュヌリック孊生コンペ / 舞台郜垂 倧東建蚗賃貞䜏宅コンペ第二回 /Rental Mall 倧東建蚗賃貞䜏宅コンペ第䞉回 / 私から郜垂、そしお倧家さんぞ


51 hulic competition


52 hulic


53 daito conpetition


54 daito


55 daito competition


56 daito


57 workshop other works

“smmer design WS” 倏期デザむンワヌクショップ課題

最優秀賞

動線 機胜

呚蟺環境

既存の柱・壁

倖的芁因が付随する

倖的芁因に合わせ空間を圢成する


58 workshop

課題 参照した建築の゚ッセンスを 1/1 で空間化する コンセプト  21 䞖玀矎術通 (sanaa) の読解ず空間構成の方法論の抜出を詊みる。矎術通のも぀「入れ子の空間構造」の゚ッセンスに基づき暡型 ギャラリヌを補図宀に提案する。既存の柱や壁などのレむアりトにフレキシブルに远埓する自由な圢態ずしおギャラリヌを萜ずし蟌 む。党䜓構成の空間的入れ子構造を段ボヌル 3 局に積局した郚材をさらに積局させるこずにより、空間のみならず構方においおも入 れ子構造を培底した。  たた小さい郚材の積局は、既存に察する远埓のフレキシビリティの確保にも有効であった。


59 booklet Other works

“booklet” れミ旅行ブックレット 情報に関係性を䞎える点など、線集行為は蚭蚈行為ず共通点が倚い。 ハンディな a5 芏栌に、各図面のみならず䜜者の蚀説をレむアりトした。


60 booklet


61 photograph Other works

“photograph ”

India,Agra Fort,2017


62 photograph

銙川県 , 金比矅宮緑黛殿 ,2013

岡山県 , 岡山西譊察眲 ,2012


63 photograph Other works

Korea,EHWA Woman University ,2015

神奈川県 , 赀煉瓊倉庫 ,2013


64 photograph

東京郜 , 目黒区庁舎 ,2014


65 photograph Other works

India,Taj Mahal,2017


66 photograph

India,Shodhan house,2017


67 photograph Other works

(right 1) India,Ahmedabad,2017 (right 2) India,Agra ,2017


68 photograph

(left) India,Ganges River,2017


69 photograph Other works

India,Ganges River,2017


70 photograph

India,Agra ,2017


Profile 略歎

1993 東京郜墚田区生たれ

賞歎

2008 千葉県立千葉北高等孊校入孊

「Chojagasaki Complex」耇合斜蚭課題スヌパヌゞュリヌ出展 ( 党孊幎合同講評、審査長田盎之、磯達男、束川昌平

2009 ワンダヌフォヌゲル郚 ( 郚長 )・挔劇郚 所属

桜門コンペティション䜳䜜 ( 審査隈研吟

2011 日本倧孊理工孊郚建築孊科入孊

「私から郜垂、そしお倧家さんぞ」倧東建蚗賃貞䜏宅コンペ孊生特別賞

2012 早皲田公認サヌクル Perspective 研究䌚副幹事長

「東京街道 - 線状空間の線集による次䞖代型むンフラス

2015 日本倧孊理工孊郚建築孊科叀柀研究宀所属

トラクチャヌの提案」仙台デザむンリヌグセミファむナル

2016 株匏䌚瀟リラむト建築䞍動産事業郚勀務 スキル 事務所経隓

Vector Works

TNA むンタヌン週間

Adobe Photoshop

隈健吟郜垂建築蚭蚈事務所アルバむト半幎

Adobe Illustrator

アトリ゚・ワン むンタヌン1 ヶ月

Google Sketchup

日建蚭蚈アルバむト (3 幎

Kerkythea

束島最平建築蚭蚈事務所アルバむト6 ヶ月

Auto Cad


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