Kobayashi Kosei
2021 ⼆級建築⼠ 2021 ⼆級建築⼠
2020 ⼆級建築施⼯管理技⼠(学科) 2020 ⼆級建築施⼯管理技⼠(学科)
2019 福祉住環境コーディネーター 2019 福祉住環境コ ディネ タ
2000.9 ⻑野県中野市出⾝ 2000 9 ⻑野県中野市出⾝
2021.3 ⽇本⼯学院⼋王⼦専⾨学校 建築設計科卒業 2021 3 ⽇本⼯学院⼋王⼦専⾨学校 建築設計科卒業
2023.3 〃 建築学科卒業 2023 3 〃 建築学科卒業
2023.4 建築設計事務所勤務 2023 4 建築設計事務所勤務
2018 ⼸道弐段 2018 ⼸道弐段 図⾯制作 ー JW-CAD・Vectorworks 図⾯制作 JW-CAD・Vectorworks
モデリング ー Sketchup・Archicad モデリング Sketchup Archicad
レンダリング ー Twinmotion・Lumion レンダリング Twinmotion・Lumion
画像編集・レイアウト ー Photoshop・Illustrator 画像編集・レイアウト Photoshop・Illustrator
2020/10〜2021/2 2020/10 〜 2021/2
⼆年次卒業設計「感染症と共に⽣きる街」
学内講評会 学内講評会 ⾦賞 私たちは今回、「感染症と共に⽣きる街を選び、コロナと向き合いながらどうやって今までの⽣活を取り戻せる 私たちは今回、「感染症と共に⽣きる街を選び、コロナと向き合いながらどうやって今までの⽣活を取り戻せる かというテーマに取り組んだ。 かというテ マに取り組んだ。
⼀つのハコにまとめてみんなで共有することが当たり前になった現代においてコロナによる⾃粛は⼤きなショッ つのハコにまとめてみんなで共有することが当たり前になった現代においてコロナによる⾃粛は⼤きなショッ クであり、これを機にこの逆境を乗り越えていこうと動く⼈は増えていくと考えた。その時に今のような閉じるだ
けの措置ではその⼈たちの活動も制限され、動きにくい体制に成りかねないと考えた。そこで感染対策を備え、地
域の⼈が気軽に⽴ち寄れてリフレッシュできるような空間をつくろうと考えた。
⾃粛中の今だからこそ、⼈を呼び込むためのハコではなく個⼈の居場所が必要だと考える。 ⾃粛中の今だからこそ、⼈を呼び込むためのハコではなく個⼈の居場所が必要だと考える。
⼋王⼦駅
<Site>
⼋王⼦駅南⼝の南側に位置していて、⼤きなとちの⽊通りを合わせ て三⾯が道路に⾯している。
とちの⽊通りは家と駅を⾏き来するために、⾞通りが多く、⼈通り も少なくないが、駅前に店が集中しているためこの周辺には活気が 感じられない。
住宅街のなかでも特に共同住宅が密集している場所のため⼀⼈暮ら しの⼈が集中していると考えられる。
<COVID-19>
<COVID-19>
中国の湖北省武漢で初めて確認された新型コロナウィルス。
<Diagram>
<Diagram>
最初の発覚から⼀年が経ち、世界の感染者数は⼀億⼈を超えた。
⽇本でも感染者は40万⼈に登り、死者は6千⼈にまで達している状況 である。
中国の湖北省武漢で最初に確認された新型コロナウィルス。 最初に発症をしたとされてから⼀年が経ち、世界の感染者数は1億⼈を超 えた。⽇本でも感染者は40万⼈に登り、死者は6千⼈にまで達している状 況である。
感染経路は主に接触・⾶沫・空気が原因で、⼈や物を経由して感染を拡⼤ している。⽇本では密閉・密集・密接の三密の状況を避ける呼びかけや、 外出⾃粛・テレワーク等の対応により⼈々を外出させない対応をしてい る。
感染経路は主に接触・⾶沫・空気中が原因で、⼈や物を経由して感染 を拡⼤している。
⽇本では密閉・密集・密接の三密の状況を避ける呼びかけや、外出⾃粛・ テレワーク等の対応により⼈々を外出させない対応をしている。
https://www.ide.go.jp/Japanese/IDEsquare/Eyes/2021/ISQ202120_0 11.html
外出⾃粛等の応急な対応をして現在の経過を⾒届けるだけではなく収集 後の社会の動きや状況を考えながら対応していかなければならない。収 集の⽬途が⽴たない状況のなか今までとは違う⽣活様式が求められてい るのは明らかであり、それに対応した街づくりをしなければならない。
外出⾃粛等の応急な対応をして現在の経過を⾒届けるだけでなく収 束後の社会の動きや状況を考えながら対応していかなければならな い。収束の⽬途が⽴たない状況のなか今までとは違う⽣活様式が求 められているのは明らかであり、それに対応した街づくりをしなけ ればならない。
「課題点」
「課題点」
1 ⾃粛等によるストレスの緩和
https://www.nishi.or.jp/homepage/shicyo/koho/shiseinews/2020/20_0 410/202004101570_0101.html
気軽に⼊りやすい側⾯のない円形ヴォ リュームを置き、まとまった空間での密 を避けるために3つの居場所に分割する
各スペースの間を半屋外空間にし て交差点・歩道・住宅街の3⽅向 へ向けた3つの⼊り⼝を設ける
カーブを描いた壁は空間を緩やか に分割して視線のズレや対⾯を避 ける役割を担っている。
床スラブから⾶び出した壁はあらゆる⽅向 から⾵を取り込み、常時空気の⼊れ替わり が⾏われている。
各スペースの天井に勾配を設けること で温度差による空気の対流を促し、全 体を効率よく換気できる。
1 ⾃粛等によるストレスの緩和
2 感染症リスクを抑えるための建物内における三密の回避 3 感染リスクを軽減するための機能
2 感染症リスクを抑えるための建物内における三密の回避 3 感染リスクを軽減するための機能
https://www.city.kadoma.osaka.jp/kinkyu_2/12490.html
3つのスペースをまとめる屋根は中央の柱 から⼊り⼝の3⽅向に向かって棟を伸ばす
反り⽴つ屋根が⼊り⼝の⽬印ととなって さまざまな⼈々を呼び込む
「感染症と共に⽣きる街」
「感染症と共に⽣きる街」
2021/10〜2021/11 2021/10 〜 2021/11
設計課題「リノベーション」 設計課題「リノベ ション」
三年次学内 三年次学内選抜作品 選抜作品
教員がリノベーションをして実際に暮らしているマンション。
そのマンションで教員をクライアントとしてプランを提案する、実務に近い形式のリノベーション課題。
夫婦そろってアウトドアのクラインアント。家族でキャンプに出かけたり、国内外の旅行に頻繁に行っている。
多趣味な家族に対応できるうよう、モノの変化・子供の成長に合わせた機能が更新されていく「うつろう空間」を 目指そうと考えた。
敷地:Nemoto邸 敷地:Nemoto 邸
東京都町⽥市にあるマンション。 広さは約80㎡のワンフロアで柱・梁が多く、出隅等 の凹凸が複雑に表⾯に現れている。 ⼀部の床は排⽔のため、+200㎜⾼くなっている。
モデュールで空間を区切りながらも視線が通り、 お互いの気配が感じられ家族の距離感を保つ。
設計職をしている⽗親の作業スペースの⼀つ。将来的に ⼦供が⼤きくなったら⼦供室として転⽤していく。 ⼦供と落ち着いて寝転がれる和室空間。 ⼩上がりになっていて⾷事をするにも衛⽣的。
▫提案▫ダイアグラム
マンション×ジャングルジム
夫婦のアウトドアな趣味と小さな子供の遊びまわ れる空間を考え、ジャングルジムから着想を得た。 キューブ型のフレームが組み合わさった空間が多
様で時の流れに沿った使われ方をしていく。
行燈のようなぼんやりとした灯り のキューブ。 モデュールの一部を照明とし点在 させていくことで、薄暗がりの落 ち着ける空間をクライアント自身 が調節していく。
子供は成長につれて本来の遊具から家具などさまざまな 使い方をしていき、親以上に住まいを使いこなしていく。
荷物量の変化に対応できるよう、収納機能を増やしたり 減らしたりと家族の状況に合わせて変わっていく。
植栽はモデュールをそのままプラン ターにして周りのフレームが支え棒 となり、蔦が上下左右に伸びていく。
モデュールサイズ
一つひとつの立体は実際のジャングルジムのスケールを参考にし、 40~55cmの大きさに設定。 服を掛ける、本を置く、中に潜るなどさまざまな生活所作にでも 適応できるサイズとなっている。
折り重なる展⽰空間
2020/6〜2020/8 2020/6 〜 2020/8
設計課題「展⽰する空間」
⼆年次学内 ⼆年次学内選抜作品 選抜作品
⽣涯を通じて折り紙作品を発信し続け⽇本全⼟、そして世界中に「ORIGAMI]という⽂化を広めた折り紙作家吉澤章 ⽣涯を通じて折り紙作品を発信し続け⽇本全⼟、そして世界中に「ORIGAMI] という⽂化を広めた折り紙作家吉澤章
の作品を展⽰する場を設計した。
吉澤作品に⾒られる折り線が少なく誰でもすぐに作ることができる点から「折り紙」は眺めるものではなく、⼿を 吉澤作品に⾒られる折り線が少なく誰でもすぐに作ることができる点から「折り紙」は眺めるものではなく、⼿を 動かし作る喜びを体験することに本当の魅⼒があると感じた。
そこで美術館のような鑑賞することがメイン な空間ではなく、作品を展⽰することと同時に来場者⾃らも空間を彩 そこで美術館のような鑑賞することがメイン
る作品の作者となれるような展⽰空間を共存させたいと考えた。
敷地:⽇本⼯学院⼋王⼦専⾨学校敷地内傾斜広場
<吉澤章>
折り紙を芸術・⽂化・世界共通語にまで発 展させた第⼀⼈者。 紙を切ったり貼り合わせたりせずに⼀枚の 正⽅形から⽣み出すことを貫いた。作品は ⽣涯を通じて⼀つも売ることはなかった。
<Site>
敷地は⽇本⼯学院⼋王⼦専⾨学校と東京⼯科⼤学の敷 地内にある広場。
⼀⾯芝⽣に覆われ北に向かって緩やかに降りていく傾 斜地であり、⼩さな松が点在している。
学園全体が⼩⾼い丘に位置していて、周辺の⾒晴らし もよく抜けている。
平⾯構成
光に満ちた明るい空間に するため、外部と接する 表⾯積の⼤きい形状
折り重なる屋根
折り紙のような正⽅形の屋根 がぱらぱらと折り重なる。
分散回遊型の展⽰
決められた順路を進むのではなく、来場者が思 いのままルートを選んでいく分散配置にした。
光の回廊 ⾊別フロアレベル
外部との隣接・屋根の ずれから光が差しこ み、展⽰室の間をぐる ぐるまわる光の回廊が 現れる。
床の⾼さを4層に変化させて スロープによって緩やかにつ ないでいく。
⽼若男⼥すべての⼈が利⽤す ることができることができる。
断⾯構成
傾斜する地⾯に対して屋根・床スラブが⽔平に伸びてい き、ずれによって様々な状況を展開していく。
⼀般作品の展⽰
折り紙作品を⼀般の⽅から受け取りホールで展⽰し ていくことで、⾃分の作品を多くの⼈に⾒てもらっ たり時の流れに応じて変化していく展⽰となる。
床⾼と天井⾼がバラバラなため歩いていくと急に 天井が広がったり、狭まったりして空間の変化を 感じられる。
なつかしい展⽰空間 ⾶び⽴つ外観
⽇本家屋において現代に⾄るまで親しまれ、⽇本⼈の潜在的に持つ陰影礼賛の精神の象徴 とも⾔える障⼦。
展⽰室の外側に向いた壁⾯に格⼦状に区切られた半透明のパネルをはめ込み、乳⽩⾊の照明 で照らす。薄暗い中でぼんやりと浮かび上がる光は折り紙に陰影を与え、作品に⽣きている かのような躍動感を演出する。
そしてその空間を⾒たとき来場者は折り紙の奥深さを再認識し、作品から各々の物語が展開 されていくことだろうと考えた。
五枚の正⽅形(折り紙)が反射するガラスによって浮かび上がり、散らばりながらも折り 重なっているような外観。
五という数字は吉澤章作品の特徴である⽣物の五体(頭・両⼿・両⾜等)を⽣命の象徴と捉え、 ⾶び⽴つ⿃やちょうちょのような軽やかに⾶び⽴つイメージや⼩さな⽣き物が群がって⽣き ているような印象を与えてくれる。
折り⽬のないまっさらの折り紙が折り重なった施設、そこから何かが⽣まれる⾼揚感と歴史 が折り重なっていく歴史の深さを彷彿させる場となっていく。
2019/11〜2020/1 2019/11 〜 2020/1
設計課題「職場兼⽤住宅」
⼀年次学内年次学内選抜作品 選抜作品