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驚嘆し、心に納め、思い巡らす

驚嘆し、心に納め、思い巡らす

Amazed, Treasured, and Pondered

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サリー・ガルシア

[天使から、キリストの誕生について知らされた羊飼いたちは]急いで行って、マリアとヨセフと、飼葉桶に寝ているみどりごを捜し当てた。それを目にして羊飼いたちは、この幼子について自分たちに告げられたことを知らせた。聞いた人たちはみな、羊飼いたちが話したことに驚いた。しかしマリアは、これらのことをすべて心に納めて、思いを巡らしていた。*1

羊飼いたちから、丘の上に天使たちが表れて賛美を歌った話を聞いた人たちは皆、驚きました。その上、ナザレから来た夫婦に赤ん坊が生まれて、家畜小屋に泊まっていることを、天使から知らされた、というのです。

一方、マリアは静かに横たわり、幼子イエスの安らかな顔を見つめていました。この9ヶ月の間に起きたことをすべて思い返して、一つ一つの出来事を大切に心に納め、思いを巡らしていたのです。数々の詳細や美しい展開、そして、さまざまな場面がすべて、最高潮となる一つの出来事に行き着きました。それは、メシアであり救い主である方の到来であり、その方が今、飼葉桶に横たわっているのです。

マリアは、天使の訪問、ヨセフの夢、いとこのエリザベスの反応、そして、妊娠後期にベツレヘムまでの大変な旅をしなければならなかったことなどを思い返していました。到着してからは、泊まる場所を見つけられず、疲れ切って、何もうまく行っていないかのようでした。そのような、かなり普通ではない状況で、赤ん坊が生まれたのです。マリアはおそらく、その子について約束されたことを、神は覚えておられるのだろうか、と不審に思ったこともあるでしょう。

しかし、羊飼いたちから、賛美を歌う天使たちや天からの指示についての話を聞いた時、神が確かに覚えておられたこと、そして天が喜んでいることを、マリアは知りました。そして、この素晴らしい出来事を大切に心に納め、思いを巡らせました。

私は、この最初のクリスマスという美しい物語のどんな点に驚かされているのでしょうか。私の救い主が誕生されたという、この不朽の物語について思いを巡らせる時、私が大切に心に納めるものとは何でしょうか。マリアがそうだったように、私も、人や場所やタイミングなど、並外れたことから最も取るに足らないことに至るまで、神の御霊があらゆる詳細を手配してこられたことを思います。神は、そういったさまざまなレベルにおいて物事に働きかけるのがお好きです。

私の人生が、私にとって大切な人たちの人生といかに絡み合ってきたか、また、それぞれの人生に起こった出来事が展開し結び合わされて、いかに大きなつながりの瞬間へと導かれてきたかが、よく分かります。私は、自分の過去というタペストリーにどんな糸が織り込まれてきたかを見て驚き、一つ一つの思い出を大切に心に納め、心の中でしばしば思いを巡らせるのです。

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1. ルカ2:16-19 新改訳2017

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