Akio Isshiki Selected Design Works 07-12
Contents
1
Contents
Ⅰ.
Ⅱ.
Ⅲ.
Ⅳ.
Ⅴ.
Ⅵ.
Ⅶ.
Ⅷ.
小さい伝記、音のない記憶 Small Biography, Soundless Memory
3
レトロシェイプト Retro Shaped
23
ナンバーエクスポーズド Number Exposed
43
ジャックと豆の木 A story of Dr.Jack and the beanstalk
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上海浮現的大地 The Floating Ground
79
夢際ラストウェディング YUMEGIWA LAST WEDDING
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浜甲子園の家 House in Hama-Koushien
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プロフィール Profile
123
Contents
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3
Small Biography, Soundless Memory 2011.03
小さい伝記、音のない記憶 Small Biography, Soundless Memory 2011.03 Diploma Project the museum of shadows
Small Biography, Soundless Memory 2011.03
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Small Biography, Soundless Memory 2011.03
小さい伝記、音のない記憶 影。 現実世界の落とし物。存在をわたしたちに伝えるもの。 ただそれは、二次元に投影され、色彩情報も音声情報も奪われた不完全なもの であり、いわばその物体からの小さな小さな伝記。ふと、その小さな伝記に意 識を傾けてみれば、わたしたちはその黒い平面から、そのものの色や形、歴史、 物語のイメージを膨らますことができるだろう。それはもしかしたら、その物 体そのものを見るより、より印象的で心に深く刻まれるものになるかもしれな い。そのときの感動は、モノクロ写真を見たときのそれとよく似ている。 この建築物は建物というよりは影の投影されるスクリーンとして存在している といえる。このスクリーンには建築自体の影、訪れた人の影、家具の影、樹木 の影、雲の影など、現実世界の様々なものが投影され、影の世界を形成する。 これらの影は、長く伸びたり、大きくなったり、丸くなったり、ある時間にし か発生しなかったり、音楽を奏でたりしてその存在を主張する。 本を開くと、白いページに木の影が落ちる。 この建築は、そんなときふと感じる影の存在を、強く感じられる空間により構 成されている。
Small Biography, Soundless Memory 2011.03
6
7
Small Biography, Soundless Memory 2011.03
この建築に訪れた人は様々な影を落とし、その影は建物内で起きる様々な影とともに、この建築というスクリーン上に影の 世界を形成する。それを自分で見て、他人に見られることで、それはあるひとつの作品となり我々を非日常世界へいざなう。
Small Biography, Soundless Memory 2011.03
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敷地は、都心を少し離れた海に面した半島の先端部で南向きの傾斜地である。あまり変動のない自然に囲まれた場所に建つこ の建築は、時間と季節とそこに映る影のみによって変化をみせる。この建築空間で私たちは、影を強く意識することで、通常 ならサブであるはずの 影の世界が、あたかもメインの世界であるような錯覚に陥る。このとき、私たちは頭の中で、無秩序 に複雑化し混沌とした現代都市の喧噪を、二次元世界、モノクロ世界、無音世界に簡略化し、本当の意味での平穏を得ること が出来る。
かつて建築はひとときに多数の人間に、何らかの感情を体験させる装置として機能していた。宗教建築であれば神への信仰の 感情を起こさせる装置として、茶室であれば空間内で茶事の時間を感じることができた。この建築は、影という現実感を持っ
b
a
た非現実によって、体験する人によって様々異なるにしても、何らかの非日常的な感情を体験させる装置として機能する。
SITE PLAN 1/2000
b’
a’
parking
0
9
Small Biography, Soundless Memory 2011.03
50m
100m
影によって切り取られるモノクロームで無音の2次元世界は、 光溢れる極彩色の現実世界の暗喩として表現される。
Small Biography, Soundless Memory 2011.03
10
途中段階の断面イメージ
11
Small Biography, Soundless Memory 2011.03
EV
13
5
3 B1F plan
3 3
5
3 8 2
EV EV
6
2 1
1
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a-a’section
2
1F plan
7
3
3 1
7
8 3
EV
5
b-b’section
EV
8
3
4 0 1m
3
5
3
3
10m
2F plan 5m
20m
9
3
3
11
3
EV
5
EV
6 1 entrance hall
3
2 shop
5
3 room 4 cafe
3F plan
5 machinery room 6 treasury 7 office 8 lavatory
0 1m
8
3 10
EV
10m 5m
4
20m
3
: p.13 からのシーン番号。
Small Biography, Soundless Memory 2011.03
4F plan
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Small Biography, Soundless Memory 2011.03
Small Biography, Soundless Memory 2011.03
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Small Biography, Soundless Memory 2011.03
Small Biography, Soundless Memory 2011.03
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2. まず始めに入るのがこの四角錐の空間である。中に入
によって大小様々に変化する。その壁には大きな透過性
light
1. 駐車場から長い遊歩道を歩いて列柱の回廊につく。この回廊は2層から なっており、この建築に入るときは上の通路を通る。2列に並んだ列柱の 影が、まるで音楽を奏でているようにみえる。この列柱の配置パターンは、
17
ドビュッシー作曲『亜麻色の髪の乙女』の譜面をプロットしたものになっ
3. エントランスホールを抜ける。階段の影が下の階に
ており、柱の間隔が音の長さ、柱の太さが音の大きさを表している。
すると、その影は縞模様に変化を与える。
Small Biography, Soundless Memory 2011.03
入ると奥の壁に拡大された自分の影が投影される。その影の大きさはは自分の立つ位置
light
性のある膜が張られており、壁の裏にまわると他の人の拡大された影を見ることが出来る。
light
に縞模様を作っている。階段を人が行き来
light
4. 次にくる大きな部屋は、卵が半分埋まったような形をしている。時間とともに影が曲面を移動し、日が沈むにつれて影が曲面を のぼっていく。
Small Biography, Soundless Memory 2011.03
18
light
5. 隣の部屋は天井が水盤になっている。 水のきらめきと水遊びする子供の影が落ちてくる。 秋になると水盤に落ち葉がたまり、下の階へ秋の訪れを知らせる。
light
6. 建物内を一度抜け、渡り廊下にでる。廊下の下は開けた空間になっており、この広
場はこの建築内の様々なところへアクセスする起点となる場所である。渡り廊下から広
場に集まる人の影を見ると、時間によっては影の方がメインであるかのように見える。
19
Small Biography, Soundless Memory 2011.03
light
7. 西を向いて伸びる大きな筒に入る。西から東へ向かって下り坂になっているため、夕方に来ると影がかなり遠くま で伸びる。さらには遥か向こうの壁に自分の影が投影される。
広
。 8. この塔は、下の階に南中した太陽の光のみを送り込む窓として存在するが、 その他の時間でも日時計として、わたしたちに時間を伝える。
Small Biography, Soundless Memory 2011.03
20
light
9. 次にくるこの部屋では、太陽が南中したときにのみ部屋の中に影が生まれる。南に向いて大きく突き出した窓の傾斜は、夏至と冬至 の南中高度により決められている。ある時刻にしか発生しない影は、それが発生したとき、より印象的なものとして心に残るものとなる。
light light
10. 奥へ進み、建物の最上部の部屋につく。中央の通路の両側は障子になっ
11. 広場から伸びる階段を進むと、細い廊下に入る。南側の壁と天井
ており、障子の上を人の影が行き来する。
の中に時間によって上下する光の筋ができる。その筋は、自分の影、
21
Small Biography, Soundless Memory 2011.03
light
light
12.1階まで降りてくる。上を眺めると、2階の卵の埋まった部屋の卵のおしりが顔をのぞかせている。その表面には、吹き抜けを挟 んだ向かいの部屋にいる人の影が映し出されている。2階にいる人、3階にいる人、その場所によって色々な影を映す。
light
light
井の隙間にスリットが開けられているため、廊下
13. この建物を出るときは、地下1階まで下がる。二列に並んだ
、上の階にいる人の影により断続的なものとなる。
列柱の影、回廊を歩くひとの影が大きな壁に投影されている。
Small Biography, Soundless Memory 2011.03
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Retro Shaped 2010.10
レトロシェイプト Retro Shaped 2010.10 Bachelor Work apartment building +
Retro Shaped 2010.10
public bath
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Retro Shaped 2010.10
;s_d%e2[s
R_E R OR/O SH A/ P_ED
Retro Shaped 2010.10
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「レトロシェイプト」 “Retro”+“Sheped” 形を持った郷愁。ノスタルジアがつくる建築。 27
Retro Shaped 2010.10
Retro Shaped 2010.10
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Retro Shaped 2010.10
住 人 に よ っ て 彩 ら れ る 。 Retro Shaped 2010.10
集 合 住 宅 は 華 や か に 、
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1F plan
N
2m
5m
10m
X
31
Retro Shaped 2010.10
X-X’section
north elevation
2F plan
south elevation
east elevation
west elevation
2m
5m
10m
Retro Shaped 2010.10
2m
5m
10m
Y-Y’section
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かつて、 風呂に行くということは、 ちょっとしたお出かけだった。
夕食を終え、外履きに履き替え、 風呂桶にシャンプー・タオル 入れて銭湯に通う̶ ときには、脱衣所で近所のおばちゃんとつい長話をしてしまったり、 ときには、帰り道でアイスを買って食べながら帰ったり、 ときには、嫌いな友達と同じ湯船に浸かったり、 ときには、自転車がパンクしていて遠くの銭湯まで歩いていったり、
そんな どこか懐かしい住まい方。 かつて銭湯の多かった平野の地に、銭湯を持つ集合住宅を建てた。 各住戸に風呂場はなく、同じ建物にある銭湯へ通う
そして、 住人がお湯を沸かし、掃除をし、番台に立つ。 この銭湯では、 住人同士はもちろん平野の人たち、 遠方から来た人たち、 さまざまな人が年齢を問わず裸で交流することが出来る。
ここでは、 他の集合住宅とは比べられない程の コミュニティが生まれる。 33
Retro Shaped 2010.10
Retro Shaped 2010.10
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お風呂
日本人にとってお風呂の時間は、 一日の疲れを忘れるために大切なひととき。 明日へ向けて気持ちをリフレッシュするひととき。 なにも考えなくても良いひととき。
銭湯はそんな幸せなひとときを提供してくれる場である。
さて、 銭湯のシンボルとは何だろう。
タイル絵の富士山、
扇風機、 ケロリンの風呂桶、 コーヒー牛乳、 体重計、
いろは順にひらがなの彫られた鍵の下駄箱、 番台、 …など色々あるだろうが、 外から見たとき銭湯のランドマークとなるものとしては
煙突が挙げられる。 35
Retro Shaped 2010.10
Retro Shaped 2010.10
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まず、
煙突と立ちのぼる湯気
煙突の建物から突き出した形をイメージし、設計にあたった。 煙突の形を抽象化し様々な形をスタディした。
そして、
5
つの形を決め、
2つを浴場、 2つを中庭、 1つをエントランスとした。 住戸は、 5つの煙突を囲むように配置する。
挿入された5つの“煙突” これらの煙突はそのまま空に繋がっている。 浴場となる2つの煙突は、豪雨豪雪などの状態を除き、 基本的には屋根のない状態である。 利用者は、四季折々天気折々の風呂を体験することができる。 そうすることで外部に湯気を上らせ、 これがまた銭湯のランドマークになる。 37
Retro Shaped 2010.10
Retro Shaped 2010.10
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白の陶磁器タイル
他にも、 外から見たとき銭湯の目印となるもの 「ゆ」の文字の書かれたのれん、テカテカ光るタイル
そこで、
外
壁面には白い陶磁器のタイルを敷き詰めた。
銭湯であることを周囲により伝えやすくするとともに、 道路に対して壁面の圧迫感を和らげる。
各住戸へは、 中庭となる2つの“煙突”からアクセスする。 その中庭は、住人たちのふれあいの場となる。
右のシーンは、その2つの中庭を結ぶ 通路を見たものである。 その 1.3m の細い通路の壁面、天井にも 白いタイルが敷き詰められている。
ここでは、 この狭さ故、 住人同士がすれ違う時に、 あいさつが生まれないことはない。
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Retro Shaped 2010.10
Retro Shaped 2010.10
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観葉植物の寄せ植え
最後に…… 各住戸はそれぞれ、専用のテラスを持つ。
ここは、2つの煙突がつくる中庭よりも、 プライバシーな空間である。 住人の個性が溢れた空間となる。
A さんちのテラスには、 バードテーブルが置いてあって、いつもいろんな鳥が遊びにくる。 B さんちのテラスからは、よく娘さんの唄声が聞こえてくる。
C さんちのテラスでは、よく家族揃って食事をしている。 D さんちのテラスでは、 主人がときどきパイプを吹かしながら読書をしている。 E さんちのテラスは、いつも 活き活きした植物で溢れている。 F さんちのテラスには、いつも色とりどりの洗濯物が干されている。
個性の強いそれぞれの家庭も、
煙突がつくる空間という共通項によってうまく混じり合う。 個人個人の色が集まって、そこにしかない色になる。 それが集まって住むことの良さではないか。
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Retro Shaped 2010.10
Retro Shaped 2010.10
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Number Exposed 2009.11
ナンバーエクスポーズド Number Exposed 2009.11 Bachelor Work bridge + art center
Number Exposed 2009.11
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Number Exposed 2009.11
6
6
私たちは普段、生活の中で「数字」を使う。 この建築はそんな数字の中に身を委ねてみたら、 新鮮な空間体験が得られるのではないか、 という発想から生まれたものである。
Number Exposed 2009.11
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Number Exposed 2009.11
Number Exposed 2009.11
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NUMBERE 大 阪 市 役 所
2
3 2
5
EV
2
土 佐 堀 川
3 2
2
EV
土 佐 堀 川
大 阪 市 役 所 49
5 EV
2
1:エントランス 2:ギャラリー 3:カフェ 4:事務室 5:トイレ 6:キッチン Number Exposed 2009.11
2m
N
5m
10m
EXPOSED uyF\?5hr–\RS
6
1
ナンバー・エクスポーズド
4
敷地は大阪市の中心、中之島の南を流れる土佐堀川を挟んだ2敷 地。昔から商業やビジネス、そして情報、文化の発信地であった本
section
敷地周辺には、国の重要文化財である中央公会堂や中之島図書館を はじめとし、日本銀行大阪支店や大阪市役所などの石を基調とした 重厚な様相の建築が立ち並ぶ。 今回、この中之島を新しい、アート、建築の発信地にすべく、アー トスペースと橋を兼ねた建築を土佐堀川に架ける。まず、2つの敷
1
6
地を直方体の箱で結んだ。そしてそれを東西方向に刻んでいき、そ の断面が「数字」を模した形態になるようにした。土佐堀川を渡り ながら「数字」がつくる建築空間を体感でき、全身全神経で数字を 感じることができる。 素材は、歴史的な建築群の石に対し、現代的でそして未来へ発信
2F plan
していくというイメージで群青色の鉄板を用いた。鉄板2枚を組み 合わせて、その間に鉄骨で骨組みを組み、たわみを防ぐ。
EV 1 north elevation
1F plan
5 EV
5 4
B1F plan
京 阪 本 線 淀 屋 橋 駅 Number Exposed 2009.11
south elevation
east elevation
west elevation
50
51
Number Exposed 2009.11
section 2m
5m
Number Exposed 2009.11
10m
52
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Number Exposed 2009.11
完全数
perfect number
今回、この建築をつくる数字に完全数を採用した。その数字 は、南から北へ完全数の小さい方から順に「6」「28」「49 6」「8128」「33550336」となっている。完全数と は、その数自身を除く約数の和が、その数自身と等しい自然数 のことである。例えば 6 (=1+2+3)、28 (=1+2+4+7+14) が完全 数である。新ピュタゴラス学派は、最初の完全数が 6 なのは「神 が 6 日間で世界を創造した」こと(天地創造)、次の完全数が 28 なのは「月の公転周期が 28 日である」ことと関連があると 考えていた。このことは、彼らが完全数の数字の性質としての 美しさに神秘性を感じていたことを物語っている。現在、発見 されている完全数は 47 個である。紀元前より考察されている 対象であるにもかかわらず、偶数の完全数が無数に存在するか、 奇数の完全数は存在するか、末尾が 6 か 8 以外の完全数は存在 するか、という問題は未解決である。このように、美しさとミ ステリアスさを持った完全数を採用することで、その建築空間 も特異なものになるであろう。
Number Exposed 2009.11
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Number Exposed 2009.11
Number Exposed 2009.11
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Number Exposed 2009.11
Number Exposed 2009.11
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A story of Dr.Jack and the beanstalk 2011.08
ジャックと豆の木 A story of Dr.Jack and the beanstalk 2011.08 International Competition AWR“LOFT London Farm Tower” Vertical Farm
A story of Dr.Jack and the beanstalk 2011.08
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A story of Dr.Jack and the beanstalk 2011.08
A story of Dr.jack and the Beanstalk In 2050, people in London suffer from food crisis. There was a poor scientist named Jack living near Tower Bridge. He was a scientist of genetic modification and working diligently everyday to develop new species to be suited to mass production. However, it doesn't go as thought, and only the failure. Jack is already unpleasant to research. One day, Jack failed the experiment and had thrown away the medicine through the window to the outside in desperation. Then, the test tube with the medicine has cracked in the place where the beans were planted in the field. The very big bean bud had come up in the garden on the next day. It grew day by day, and it begun to bear. Jack placed the ladder, caught one brunch, and opened it. Mysteriously, various vegetables and fruits were served from the bunch. Jack began to build up simple scaffoldings to catch the peas in a pod around the Beanstalk immediately. Jack caught food from the Beanstalk, and was selling it at home. People in London of the food crisis gathered in Jack's house for food because they had starved. Jack has caught all bunches below. Therefore, Jack has raised the flame for the bunch above. Then, the Beanstalk and the flame rose fast, and finally exceeded the cloud. Food was not enough though the food crisis had been eased by Jack and the Beanstalk yet. One day People in London crowded Jack's house for getting more food. Since there was just no food in Jack's house, Jack climbed, the Beanstalk to catch food. Jack had to climb the tower above the cloud because he had caught all bunches below. It considerably takes time to climb the Beanstalk above the cloud. So Jack becomes tired and has slept. Jack was wrapped in the bunch when waking up. After that, nobody knows where Jack is. The End~
A story of Dr.Jack and the beanstalk 2011.08
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A story of Dr.Jack and the beanstalk 2011.08
A story of Dr.Jack and the beanstalk 2011.08
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a Jack s‘ house
Laboratory 3
1
2
5
4
1 Ground floor plan S=1:150
5
section S=1:
6
first floor plan S=1:150
b Shop
Cafe
7
elevatiom S=
”After the harvest had been started, this building was built.
1.laboratory 2.entrance hall 3.rest room ba 4.kitchen dinn 5.Jack's room 6.vacant room
8 9
10 elevatiom S=1:150 ground floor plan S=1:150
65
2
A story of Dr.Jack and the beanstalk 2011.08
7.backyard 8.public lavatory 9.public lavatory 10.shop
N 6 4
:150
b a the Beanstalk
Site plan S = 1:3000
=1:150
ath ning
y for ladies y for men
A momentary area table farm (laboratory, original farm, scaffoldings) residential (Jack’ s home) commercial (food shop) services (public lavatory)
A story of Dr.Jack and the beanstalk 2011.08
160m2 163m2 63m2 20m2
39.4% 40.1% 15.5% 4.9%
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In 2050, people in London suffer from food crisis. There was a poor scientist named Jack living near Tower Bridge.
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One day, Jack failed the experiment and had thrown away the medicine through the window to the outside in desperation.
A story of Dr.Jack and the beanstalk 2011.08
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The test tube with the medicine has cracked in the place where the beans were planted in the field.
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A story of Dr.Jack and the beanstalk 2011.08
The very big bean bud had come up in the garden on the next day.
A story of Dr.Jack and the beanstalk 2011.08
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It grew day by day, and it begun to bear. Jack placed the ladder, caught one brunch, and opened it.
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A story of Dr.Jack and the beanstalk 2011.08
Mysteriously, various vegetables and fruits were served from the bunch.
A story of Dr.Jack and the beanstalk 2011.08
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Jack began to build up scaffoldings to catch the peas in a pod around the Beanstalk immediately.
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Jack caught food from the Beanstalk, and was selling it at home. People in London of the food crisis gathered in Jack's house for food because they had starved.
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The Beanstalk and the flame rose fast, and finally exceeded the cloud.
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A story of Dr.Jack and the beanstalk 2011.08
Jack had to climb the tower above the cloud because he had caught all bunches below. It considerably takes time to climb the Beanstalk above the cloud. So Jack becomes tired and has slept.
A story of Dr.Jack and the beanstalk 2011.08
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Jack was wrapped in the bunch when waking up.
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A story of Dr.Jack and the beanstalk 2011.08
After that, nobody knows where Jack is.
A story of Dr.Jack and the beanstalk 2011.08
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The Floating Ground 2012.01
上海浮現的大地 The Floating Ground 2012.01 Design Workshop with Tongji University complex facility
The Floating Ground 2012.01
80
THE FL NG GR S 81
H
A
The Floating Ground 2012.01
N
LOATI ROUND G
H
The Floating Ground 2012.01
A
I 82
THE PRESENT SITUATION OF SHANGHAI
THE PRESENT SITUAT SITE
North of the Suzhou River th
Suzhou River
space.There are many high-
There are many attractive parks and a lot of people use the open space as a space for various activities.
the river.There is GAP betwe
space and high-rise building There are many high-rise buildings constructed recent years. They are not only office buildings but also residences.
There is long distance between the building used by many people and open space.
The Broadway Mansions
site
Then, we make the ground of open space floating.
embankment
Shzhou River
By the Floating Ground people can use the open space easily in their life. From the Floating Ground people can see the view of Shanghai City. We can see different view from And, stick the floating ground into the buildings.
each Floating Grounds.
diagram
Structures are lengthened to support FLOATING GROUNDs. structure
Slabs are extended toward FLOATING GROUNDs. Genenal Buildings are composed of some elements.
slab
Skins Change so t slabs may be wrap skin
We add the new element: FLOATING GROUND
We se be ab core
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The Floating Ground 2012.01
TION OF THE SITE
here is little open
-rise building near
een the open
gs.
that pped.
et the core outside of the skin to ble to see the FLOATING GROUNDs easily. The building new type is born. The Floating Ground 2012.01
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machine room
machine room
parking
parking
WC shop
shop
machine room
WC
machine room parking
parking
delivery parking machine room
1F
20m
40m
shop
parking
3F
60m
WC
machine room
6F (Floating Ground 1)
guest room shop
WC
warehouse
warehouse guest room
guest room
guest room
warehouse
warehouse
WC shop
shop
shop
WC
WC
8F
11F
pool
13F
kitchen
guest room
WC
warehouse
WC
entrance cafe rounge
oďŹƒce
guest room meeting room
warehouse
WC
WC
oďŹƒce
14F
16F (Floating Ground 2)
20F
kitchen warehouse
warehouse cafe WC
WC entrance
WC exhibition space
exhibition space
restaurant
22F
85
23F (Floating Ground 3)
The Floating Ground 2012.01
26F
museum shop
SITE PLAN
50m
100m
NORTH ELEVATION
EAST ELEVATION
SOUTH ELEVATION
50m
100m
WEST ELEVATION
The Floating Ground 2012.01
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If you want to go to HOTEL,you have to go to Floating Ground 2 at first. There is the HOTEL information desk. If you want to go to OFFICE, you have to go to Floating Ground 2 at first. There is the OFFICE information desk. If you want to go to SHOP, you have to go to Floating Ground 1 at first. 1500 1300
2000 1500
We make the edge of the Floating Ground like this. People can access near the corners of the Floating Ground.
EAST-WEST SECTION
MUSEUM RESTAURANT OFFICE
HOTEL
SHOP PARKING
10m
20m
30m
SOUTH-NORTH SECTION
MUSEUM RESTAURANT OFFICE
POOL HOTEL
SHOP PARKING
87
The Floating Ground 2012.01
view from the scrumble The Floating Ground 2012.01
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The Floating Ground 2012.01
6F(floating ground 1)
roof plan
23F(floating ground 3)
ground level
The Floating Ground 2012.01
21F
15F
16F(floating ground 2)
23F(floating ground 3)
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roof plan
16F(floating ground 2)
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16F(floating ground 2)
The Floating Ground 2012.01
roof plan
The Floating Ground 2012.01
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view of pudong area from floating ground 3 23F(floting ground 3)
上 海 浮 現 93
The Floating Ground 2012.01
現 的 大 地 The Floating Ground 2012.01
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Yumegiwa Last Wedding 2011.05
夢際ラストウェディング YUMEGIWA LAST WEDDING 2011.05 Master Course Work wedding hall
Yumegiwa Last Wedding 2011.05
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Yumegiwa Last Wedding 2011.05
YUMEGIWA LAST WEDDING 2011.05 SHIZUOKA IZU
Yumegiwa Last Wedding 2011.05
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大仁鉱山跡に
99
Yumegiwa Last Wedding 2011.05
に残る雛壇状のコンクリート基礎
『夢』第二話「桃畑」のワンシーン
Yumegiwa Last Wedding 2011.05
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Yumegiwa Last Wedding 2011.05
夢 の 中 で 、 目 を 覚 ま す 。
今 日 も ま た
Yumegiwa Last Wedding 2011.05
か も 知 ら な い 。
あ る い は 妄 想 だ っ た の
こ れ は 現 実 な の か 。
こ の 光 景 を 見 て い ま す 。
今 わ た し は 夢 際 に 立 ち
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House in Hama-Koushien 2011.11
浜甲子園の家 House in Hama-Koushien 2011.11 Master Course Work private house
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House in Hama-Koushien 2011.11
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House in Hama-Koushien 2011.11
浜甲子園の家 House in Hama-Koushien
兵庫県西宮市浜甲子園に建つ夫婦と子供一人のための住宅。シンプルな形態の組み合わせ で豊かな内部空間をつくった。シンプルな外観であるが、内部空間は平面的・断面的に入 り組んでおり、複雑な住空間構成となっている。
敷地の正面である南側は、海岸線から 50m 内陸を走る道幅 10m の道路と幅 5m の歩道に面 しており、非常に広々としている。この海に近い閑静な住宅街に浜甲子園の家は建てられ る。この住宅は、外壁と面一に揃った窓ガラスと、すべてを融解するような白の色によって、 「白い箱」という印象を与える。
この住宅のクライアントである家族は車を2台持っており、ガレージを2つ設ける必要が あった。そのガレージと前面歩道を仕切りには、黒く塗装された杉製の大きな引き戸を採 用した。ただし、2つのガレージに対して引き戸は1つしかなく、どちらか一方、もしく は両方が常に開いた状態になる。道路からこの住宅を見る人は、奥の空間が少しだけ把握 できることにより、内部空間の広がりへの好奇心を抱く。
House in Hama-Koushien 2011.11
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150
外壁:アクリルシン吹付 RC躯体
外壁:アクリルシン吹付 RC躯体
1551
1551
黒土入り
光庭
踏込 GL+250
壁: アクリルシン吹付 プラスターボード t=12.5
洗面所 脱衣所
壁: 断熱モルタルAEP
床: モルタル 撥水剤塗布
浴室
床:タイル張
すべり出し窓
すべり出し窓
WC
壁: アクリルシン吹付 プラスターボード t=12.5
個室1 GL+300 床: モルタル 撥水剤塗布
上部吹き抜け
踏込 GL+250
寝室
GL+300 床: モルタル 撥水剤塗布
5857
外壁:アクリルシン吹付 RC躯体
カーテンレール 天井埋め込み
8710
エントランスコート ガレージ大
床:モルタル金ゴテ押さえ
12015
水栓
外壁:アクリルシン吹付 RC躯体
テラス1 2FL-50
床:モルタル金ゴテ押さえ
すべり出し窓
階段1 踏面 217 蹴上 192
水勾配1/150
GL+250
水勾配1/150
すべり出し窓
カーテンレール 天井埋め込み
クローゼット 床: モルタル 撥水剤塗布
4633
下駄箱 GL+100
外壁:アクリルシン吹付 RC躯体
ポスト
収納
200
200
床: モルタル 撥水剤塗布
ガレージ小
200
扉: 杉縁OS甲板(黒)
床:モルタル金ゴテ押さえ
200
200
2140
200
8740
1階平面図 1/100
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House in Hama-Koushien 2011.11
200
50 150
150
床: アクリルシン吹付 RC躯体 3FL-128
はめ殺し窓
渡り廊下 床:アクリルシン吹付 RC躯体 2FL-50
4541
渡り廊下 床:強化ガラス t=10 3FL-50
上部吹き抜け
階段2 踏面 202 蹴上 193
壁: アクリルシン吹付 プラスターボード t=12.5
3FL±0 床: モルタル 撥水剤塗布
10541
リビング
書斎
庇:アクリルシン吹付 RC躯体
12015
8710
踏込 2FL-50
外壁:アクリルシン吹付 RC躯体
ダイニング 床: モルタル 撥水剤塗布 2FL±0
水 50
1/
配
勾
外壁:アクリルシン吹付 RC躯体
5908
食器入れ
テラス2
壁: アクリルシン吹付 プラスターボード t=12.5
200
3FL-50 床:モルタル金ゴテ押さえ
キッチン
外壁:アクリルシン吹付 RC躯体
換気扇排気口
吊戸棚
200
カーテンレール 天井埋め込み
引き下げ窓
200 200 2140
200
200
200
8740
8740
3階平面図 1/100
2階平面図 1/100
House in Hama-Koushien 2011.11
114
40 160
2630
2114
最高高さ
160 40 屋根: 保護モルタル シーリング
床: モルタル金ゴテ押さえ
ガレージ大
7980 2400
天井:アクリルシン吹付 RC躯体
外壁:アクリルシン吹付 RC躯体
2431
2FL
壁: アクリルシン吹付 プラスターボード t=12.5
リビング
ガレージ小
109 222
床:モルタル金ゴテ押さえ
床:モルタル金ゴテ押さえ
3342
2035
3290
8940
9,960 500
500 道路境界線 9,960
13,390
12,100
13,350
500
柱芯
500
750
75 0
道路境界線 13,390
道路境界線 13,350 道路境界線 9,940 500
8l,940 9,940
115
500
屋根伏せ図兼配置図 1/200
House in Hama-Koushien 2011.11
1FL
300
6785
クローゼット
3FL
2650
天井: アクリルシン吹付 プラスターボード t=12.5
160 38
2657
壁: アクリルシン吹付 プラスターボード t=12.5
226 30
625
テラス2
GL
断面図 1/100
40 160
40 160 屋根: 保護モルタル シーリング トップライト
1516
水勾配1/40
書斎
天井:アクリルシン吹付 RC躯体 渡り廊下 床:強化ガラス t=10
250
160 38
1100
1223
壁: アクリルシン吹付 プラスターボード t=12.5
2180
テラス2
天井: アクリルシン吹付 プラスターボード t=12.5
換気扇
226 30
300
7390
天井: アクリルシン吹付 プラスターボード t=12.5
天井:アクリルシン吹付 RC躯体
寝室
2431
2100
ガレージ小
5646
リビング
2400
ダイニング
2657
キッチン
はしご
109 222
光庭
1744
4021
4575
1550
断面図 1/100
12190
南側立面図 1/200
東側立面図 1/200 アクソメトリック
西側立面図 1/200
北側立面図 1/200
House in Hama-Koushien 2011.11
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浜甲子園の家の中央には細長いヴォイドがある。玄関をくぐるとまずこの外 部空間にでる。住人はこのヴォイドから各部屋へアクセスする。そこは外部 空間でありながら内部空間のように使われ、室内同様に住人によって彩られ る。この空間は、この住宅におけるアクセス、アクティビティーのコアとな る場所である。
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House in Hama-Koushien 2011.11
House in Hama-Koushien 2011.11
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浜甲子園の家の内部空間を豊かにしている一番の要素は「光」である。3階には書斎が設けられている。そこか ら吹き抜けを通して2階のリビング、そして1階の敷地北側に配された光庭まで覗き込むことができる。そして 同時に、左のスケッチのように、窓やトップライトから取り込まれる東から西へ移動する太陽光もこの対角線状 の空間を刺し貫く。文字通り、斜めの空間に斜めの光が射す。光庭まで射し込んだ光は、光庭を仕切る大きな白 い壁により拡散され、1階の住空間をやさしく照らす。光により内部空間は命を吹き込まれたかのように変化し てゆく。
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House in Hama-Koushien 2011.11
House in Hama-Koushien 2011.11
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Ⅰ
朝 morning
正午 noon
午後 afternoon
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House in Hama-Koushien 2011.11
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
この「白い箱」は、時間とともに刻一刻と異なった表情へ変化 する。光を捉えるための開口は、その光の時間変化を最大限に 内部に反映する位置に配置されている。この「白い箱」の中で、 光は質感をもって移動し、時間が光によって構築される。
House in Hama-Koushien 2011.11
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Profile
e l i f o Pr
Profile
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一色 暁生 / ISSHIKI AKIO 大阪大学大学院 工学研究科 地球総合工学専攻 建築・都市形態工学領域
LAB.7
経歴 1988.04 愛媛県西条市生まれ 2007.03 愛媛県立西条高等学校卒業 2007.04 大阪大学工学部地球総合工学科 入学 2011.03 大阪大学工学部地球総合工学科 卒業 2011.04 大阪大学工学研究科地球総合工学専攻入学
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Profile
活動 2007.04~ 軽音楽部に所属 2009.12~ ロイヤルホストにてアルバイト 2010.07~10 中宮第一団地改修プロジェクト 2011.04~ 大阪大学ティーチングアシスタント 2011.07~08 坂本昭・設計工房 CASA インターンシップ 2011.11~2012.01 上海同済大学共同設計ワークショップ 賞歴 2008.05 2009.11 2010.10 2011.08 2011.11
建築総合デザイン 製図室 レイアウトコンペ/最優秀賞 設計演習第4部/川北英賞(最優秀賞) 中宮第一団地住戸改修実験/最優秀賞 国際コンペ AWR LOFT-London Farm Tower /ファイナリスト 修士設計演習デザイン B /最優秀賞
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