Japanese

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イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、メッカ巡礼儀式に際してメッセージを寄せ、イスラム世界の問題への注 目とイスラム共同体に関する最も重要な問題への包括的な見方が、メッカ巡礼者の義務と慣習の上位にあるとしました。 ハーメネイー師のこのメッセージの中では、イスラム教徒の連帯、パレスチナ問題、預言者ムハンマドの真のイスラムとアメリ カのイスラムの違いに対する賢明な見方の3つが、イスラム世界の優先事項だとされています。 ハーメネイー師はこの中で、「イスラムの目覚めの恩恵により、イスラム教徒の国民が覇権主義やシオニズムの陣営の敵対 を正確に見定め、それに対して立場を取っている現在、イスラム教徒の間に亀裂を生じさせる政策は激しさを増している」と語 りました。 また、「敵はイスラム教徒の間に内戦を生じさせ、地域にタクフィーリー派といったテログループを形成することで、彼らの中の 抵抗と闘争の動機を誤った道に導き、真の敵であるシオニスト政権イスラエルと覇権主義の指導者たちの安全を確保しようと している」と強調しています。 また、パレスチナ問題と、とくにこの2年のこの地域でのシオニスト政権の犯罪や殺害について触れ、「同政権とその支持者は 、人間的、道徳的な原則の蹂躙において留まるところを知らないという事実はすべての人に明らかになっている」としました。 さらに、パレスチナ人に対して、「常に希望を持ち、パレスチナ戦士も、ヨルダン川西岸が永久の名誉溢れる道を力強く進んで いけるように努力を増すべきだ」と勧告しました。 ハーメネイー師は、イスラム世界の活動家たちに対して、賢明な見方によって、預言者ムハンマドの真のイスラムとアメリカの イスラムの区別をつけ、この二つの間の違いに注意するよう求めました。 また、真のイスラムとは、精神性のイスラム、禁欲的で民主的なイスラムであるとし、「アメリカのイスラムは、イスラムの衣を 着て、大国に服従し、イスラム共同体に敵対、イスラム教徒の間に亀裂を生じさせるものだ」と強調しました。 さらに、「シオニズムや覇権主義者と闘うのではなく、イスラム教徒の同胞と戦うのはイスラムではない。それは危険な分裂で あり、あらゆる誠実なイスラム教徒はそれと闘うべきだ」と語っています。


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