SUEP.
1 SUEP. BOOK
Work Collection
Hirokazu SUEMITSU Yoko SUEMITSU
SUEP.
BOOK
Work Collection
1
“ Architecture asHirokazu a part of SUEMITSU Natural Circulation”
BOOK
Work Collection
Hirokazu SUEMITSU Yoko SUEMITSU
1
Yoko SUEMITSU
末光弘和+末光陽子 建築作品集
“ Architecture as a part of Natural Circulation”
“ Architecture as a part of Natural Circulation”
SUEP./著 方尹萍/譯
末光弘和+末光陽子 建築作品集 SUEP./著 方尹萍/譯
末光弘和+末光陽子 建築作品集 SUEP./著 方尹萍/譯
content 005 009
preface /序
環境に呼応する、創造性ある建築/回應環境的創造性建築/
自然系建築 2.0 /自然系建築 2.0 / Logia Architecture 2.0 │謝宗哲
013
A Response to Innovation in Green Architecture │蕭有志
017
ロードマップの感覚意識/感官地圖的覺察之路/
A Path of Awareness to the Map of Senses │方尹萍
essay / 自序
バイオミミクリー/仿生自然形態/ Biomimicry │末光弘和
works │ 作品
- KOKAGE
- KUBOMI
020
- HOUSE OF CAVE
034 050
- HAMMOCK GALLERY
058
- HAKAGE
072
- URESHINO JUNIOR-HIGH SCHOOL
088
- URESHINO CULTURAL CENTER
104
- SHIMOKAWA DENTAL CLINIC
118
- HOUSE TOWARD SUN
130
- DOUBLE ROOF HOUSE
148
- OFFICE OF WICKERWORK
162
- LIGHT WELL HOUSE
176
- BIRDY TERRACE
Work List │ 作品列表
SUEP. Profile │ SUEP. 簡介
184 194 202
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環境に呼応する、創造性ある建築
文/蕭有志
実践大学建築設計学系学部長
建築士末光弘和氏と出会ったのは 2013 年 9 月のことでした。当時大学二年生の設計科目を担当されていた方尹萍先
生の薦めで末光氏をお招きし、実践大学建築デザイン学科の二年生全員を相手に "Sustainable House-Learning from
Nature"( 自然から学ぶ持続可能な建築 ) という五日間の集中講義を含むワークショップを開き、それと同時に本学科 が主催した国際建築デザインワークショップで同じ題目の講演を行っていただきました。
この講演で末光氏が紹介された SUEP. のここ数年の作品は本作品集にほとんど収録されています。一見すると、最近 注目されている「緑の建築」と同様に、建物の永続性の問題に応えようとする建築デザイン、もしくは人による永続
的な環境を創造する試みが強調されていますが、SUEP. はそれらと同時に建築形式や建築構造において数多くの斬新な 提案を披露しています。多様で且つ深みのある設計理念の下でデザインされた、流行している「緑の建築」とは一風 変わった空間を醸し出す建築作品は世に送り出されています。
ワークショップが開かれた五日間では、末光氏は学生をいくつかのグループに分け、まず地球上で異なる気候によっ て支配されている区域について認識する作業から始めました。次に各グループでそれぞれの気候区域を選定し、そこ
で生息する動物や生物を観察しました。学生は植物や動物を観察し生物構造が環境に適応している特徴を捉えながら、 その特徴と生息地である気候区域の環境条件を照らし合わせて図式化しました。それらの中からデザインに活用でき そうな発想やアイデアを探し出し、最終的に各区域の気候特徴や条件に合うデザインへと展開させました。
短い五日間でしたが、学生たちは末光氏が段取りよく導いてくださったおかげで地球上に存在する生命と太陽との微 妙な相互関係を一層深く理解することができました。このような環境の中で「人」という地球に存在する生物に、様々
な活動を営むための建築がデザインされており、そうした建築が太陽を回る地球という環境で避けようのない親密関 係を持っていることも深く感じ取ることができました。そして、このような関係を認識し、さらに呼応する建築を創 造することは、まさに末光氏がワークショップを通して建築学科の学生たちに伝えたいことそのものでした。
わずかな間でしたが、このような縁より末光氏のご好意を受け、はじめて日本から海外へ、より広い建築界へと発信
するため、日・中・英の三カ国語によってまとめられた SUEP. 作品集を推薦することとなりました。短いですが、こ
の場をお借りして読者の皆様へ、本作品集を通して SUEP. が太陽と地球の関係に視点を据え、広い視野から建築に対 する多面的な研究と模索を通し、独特でエネルギッシュな現代建築観を育んでいること、そして、末光氏が現代の建
築に熱く目を凝らし建築デザインと環境を共存させようと思う人たちのために作られた、素晴らしい演出を是非ご覧 ください。( 訳/薛芸如 )
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回應環境的創造性建築
文/蕭有志
實踐大學建築設計學系系主任
認識末光弘和建築師是在 2013 年的九月,透過在系上兼任大二設計課的方尹萍老師推薦,我們邀請了 末光先生來實踐大學建築設計學系為大二全體同學指導一個名為「Sustainable House-Learning from Nature」(從自然中學習可持續發展建築),為期五天的密集式建築設計工作營;也同時邀請他在本系「國 際建築師系列講座」中發表與工作營主題同名的演講。 在這個演講中末光弘和建築師介紹了 SUEP. 這幾年來的許多作品,這些作品也大多收錄在這本作品集中。 乍看 SUEP. 的這些建築作品,雖然與時下所謂的「綠建築」同樣強調以建築設計回應建築永續性的議題, 或說試圖創造具有永續意識的人造環境。但 SUEP. 的作品由於同時在建築形式與建築構造上亦多有創新, 因為這樣多管齊下的設計濃度,推出了這些與時下常見的「綠建築」有著不太一樣空間品質的建築作品。 在上述為期五天的工作營中,末光先生首先引導學生們針對地球上具有不同氣候條件的各種氣候區進行 認識,接著要求每個小組的學生們在其選定的氣候區中挑選某些動植物進行研究。學生們在這些動植物 的研究中發現其生物構造上所發展出的各種環境適應特徵,並且據此將其特殊的生物特徵與該氣候區的 環境條件加以對照並做成圖示,從中發掘出可運用在建築設計的各種構想,最終發展出能反應各種氣候 區特殊條件的建築設計構想。 雖然是短短的五天工作營,但學生們在末光先生有系統的逐步引導下,深刻的體認了在地球上的生命形 式與太陽的存在之間微妙的相互關係,也深深的感受到了作為提供「人」這樣的地球生物於其間進行各 種活動的人造建築設計,其與太陽所形成的地球環境之間,確實存在著無法逃避的親密關係。而對這種 關係加以深切地認識並且提出具創造性的回應,似乎也正是末光先生透過這個工作營想要傳達給建築學 子們的訊息。 雖然只有前述短短的緣分,我很榮幸受到末光先生的邀請,讓我為這本以中日英三語,首次面向日本以 外更廣大的建築社會發聲的 SUEP. 作品集撰寫推薦序文。謹以這段簡短的文字邀請各位讀者,透過本書 認識 SUEP. 以太陽及地球關係為起點的宏觀視野出發,輔以多面向的建築研究與探索,合成出其獨特而 創作能量飽滿的當代建築觀,及其為熱切思考著當代建築,企圖尋求建築設計與環境永續性的人們所演 示的精彩建築作品。
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A Response to Innovation in Green Architecture
By You-chi HSIAO Head of the Department of Architecture at Shih Chien University
I first met Hirokazu Suemitsu in September of 2013, on the recommendation of Yinping Fang, who was teaching a second-year design class at our department. We invited Mr Suemitsu to lead an intensive five-day architectural design workshop at Shih Chien entitled 'Sustainable House-Learning from Nature' and to give a lecture on the same topic as part of the department's International Architects Design Workshop series. In the course of the lecture, Mr. Suemitsu gave an overview of several SUEP. works, the majority of which are included within this booklet. Although the buildings designed by SUEP. share an emphasis on sustainability in design with the recent trend for 'green architecture,' in that there is an attempt to create a manmade environment with a sustainable mindset, SUEP.'s designs are also incredibly innovative in terms of structure and form. Due to this layered approach, their buildings often differ quite substantially from the more common idea of 'green architecture' in terms of quality of space. During the five-day workshop, Mr. Suemitsu first gave students a basic grounding in the different climate zones that exist around the world, then the students were divided into teams and each team was assigned to a climate zone. The students were then tasked with studying the flora and fauna of their designated zone. The students came to the realization that organisms adapt specific features depending on the different environmental and atmospheric conditions of the area in which they live and they made a comparative diagram to illustrate this. They deliberated over which of these features could be adapted into their architectural designs and ended up with designs that reflected the local features of their climate zone. In the space of the short five-day workshop, under the systematic guidance of Mr. Suemitsu, students gained a profound insight into the minutiae of the interaction between life forms on earth and the sun and how architectural designs should take the environmental conditions of the earth, a result of its relationship with the sun, into account when creating buildings catering to the activities of humans, as earth dwellers. The students responded to this newly acquired understanding with innovative proposals, which seems to have been Mr. Suemitsu's goal for the workshop. Although we were only briefly acquainted, I feel honored to have received an invitation from Mr. Suemitsu, to write a foreword for the first collection of SUEP. works to address the architectural community outside of Japan, written as it is in Chinese, English and Japanese. I implore those reading this brief foreword to explore SUEP.'s work through this collection, which sets out from the larger perspective of the sun's interaction with the Earth, whilst taking into account research and exploration on a range of fronts, which are combined to inform SUEP.'s unique and innovative contemporary architectural point of view, as well as its energetic pursuit of sustainability in design. (Translated by Conor Stuart)
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自然系建築 2.0: エネルギー フローズと親しく付き合う SUEP. 建築
文/謝宗哲
亞洲大学室内設計学系助教授
21 世紀の幕上げを迎えた 2001 年は、日本建築巨匠−伊東豊雄氏の代表作である仙台メディアテークの竣工した年で あり、日本コンテンポラリー新建築の始まりでもあると言えよう。その時点では、「仙台」はある意味所謂「自然系
建築」というジャンルを開いたと同時に、70 年代生まれの若手建築家たちはとうとうこの世に出て、建築を作り始め たのである。注目するべきなのは、彼らの建築の作り方は、90 年代に活躍しているアトリエ・ワンや蜜柑組をはじめ
とするユニット派たちのアプローチと違って、独特な手法で建築を一新したのである。彼らはユニット派の「アーバ ン・コンテキスト」を手かがりとする建築設計方法論より、むしろ何かの秩序か原理に基づき、自然の状態や現象や 造形を彷彿する有機的な建築を作るという志向が見られる。藤本壮介、平田晃久、石上純也を始めとするこれらの新 世代建築家達に対して、有名建築史家/建築批評家である五十嵐太郎氏は彼らの建築作法を「状況から原理へ」と指
し、ある種の原点回帰し、建築の歴史を見直し、そして新たな建築を作る姿勢を評価した。では一体何故彼らはこの ような傾向をもち、なおかつこのようなトレンドを作り出せたのか。それは多分豊な自然環境や多様性のある風土に 恵まれる日本が彼らに与えた自然に対する鋭い感性である故、それに自分の自明性を求めていると同時に、建築や空 間に表した姿であろうと僕は思う。
自然系建築の教祖である伊東豊雄氏は「建築技術の成熟を成し遂げた今、そろそろ自然に回帰するべきだ。……建築
とは我々と自然に付き合うメディアである」と呼びかけた。超新星とも言える建築家 -- 末光弘和は自分なりの建築を
通して、上記の価値観を見事に応えたに違いない。彼らの先輩である藤本、平田、石上たちの建築作品は「現象的、 直観的、表象的」などの特質は自然の形式や雰囲気で表したに対し、末光はあえて建築を自然の流れの一部と溶け合
い、直接に自然の「現象、原理、秩序」を生かすことで、「機能的」な建築設計を図った。それは「日差し」、「冷輻射」、
「循環システム(水/熱)」、「洞窟の涼しさ」、「地熱」、「木蔭」、「通風」など、様々な物理環境と関わり合う「エ
ネルギー フローズ」の要素をうまく建築に取り入れることで、もともと見えない流動を可視化にし、建築の形にし たのである。つまり自然環境の状態をきちんと対応し、それを所謂自然時代の「機能」に従い、建築/空間の形にな
ったのである。というわけで、末光の建築は形を操るがっちアイコン建築の枠を超え、パッシブ環境コントロール手 法による建築へ進化した。そう、それは正しく自然環境と共生する傑作だと思う。言ってみれば、今まで我々の読ん だ緑建築に関する多く書物は「知識論」であるに対し、SUEP./ 末光弘和によるこの建築作品集は緑建築の作法を具体 的に説明してくれた「方法論」の重要著作ではないかと思う。
伊東建築スクールに属した超新星建築家── SUEP. 末光弘和の建築。
それは如何に自然環境と付き合いを手かがりにし、原理というコンテキストに基づき、自然が導き出す新たな「機能」 主義建築であろう。
つまり環境との対話やインターアクティブする、21 世紀の新・現代主義建築であり、「自然系建築 2.0」でも呼べよう。
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自然系建築 2.0: 與 Energy Flows 親密交往的 SUEP. 建築
文/謝宗哲
亞洲大學室內設計系助理教授
在 21 世紀之初的 2001 年,是日本建築巨匠伊東豊雄生涯代表作仙台媒體中心落成的一年,也是日本當 代新建築的起點。它某種程度上揭開了自然系建築的序幕,但另一個值得注目的焦點則是 1970 年代出 生的這一群年輕建築師已經走出校園,開始從事建築創作,而逐漸展現出他們與 90 年代以 Atelier BowWow 及蜜柑組為首的、以城市脈絡作為建築設計線索的 Unit 派建築師的迥異作風。日本知名建築學者/ 評論家五十嵐太郎教授為 Unit 派作出「從空間邁向狀況(脈絡)」的定位,並對以藤本壯介、石上純也 及平田晃久為首的這群自然系建築師們傾向以歸零的立場重新看待建築歷史、試圖運用某種秩序或原理來 進行回應自然界的狀態與現象、衍生出有機造型的建築創作與生產的做法,下了「從狀況(脈絡)邁向原 理」的註腳。之所以有這樣的趨勢與傾向的流變,我想一來是這些年輕人在日本豐富與多樣化的風土環境 下所孕育出的一份對於自然的敏銳感性、一方面也是身為新世代建築家的他們在尋求創作上的自明性,有 意無意地在建築形象及空間容顏上的展現。 身為自然系建築教組的伊東豊雄曾經公開呼籲,「當建築技術已經成熟到一定的地步,那麼接下來的課題 便是如何重返自然,透過建築來作為與自然同居交往的媒介」。堪稱最新星的 SUEP. 建築師末光弘和毫 無疑問地用他的建築體現了這樣的一個價值。相對於他的先輩建築師們(藤本、平田、石上等等)在作品 上所透露出的「現象的、直觀的、原理的、表象的」的這些屬於建築形式與空間表現上的特質, 我認為 末光的精彩之處在於將建築視為自然的一部份,直接把「現象、原理及秩序」用來執行關於「機能 1」上 的建築設計的操作:那包括「遮陽」、「冷輻射」、「循環系統(水與熱)」、「洞窟的涼爽」、「地熱」、 「植栽與樹蔭」、「導熱」、「通風」的這些與物理環境息息相關的「Energy Flow(能量流)」的妥善 對待、介入與配置,讓這些原本所看不見的流動得以可視化,在這些原理的驅動下進而形塑出最後的建築 形態。換句話說它們突破了原本容易受到單純形象操作之「Iconic Architecture」的指謫,而進化成以被 動式(Passive)環境控制的手法下所構築而成的、令人耳目一新的建築傑作。如果說過去我們所閱讀的 綠建築相關典籍比較是在於「知識論」上的探究,那麼 SUEP. 末光弘和的這本建築作品集便是一部完美 的「綠建築方法論」的經典案例集成。 這是同屬伊東建築一派的超新星建築家── SUEP. 末光弘和的建築。 那是以思考如何與環境交往作為線索、在原理的脈絡下,因勢利導而成的嶄新「機能」主義──來自與環 境對話與互動的 21 世紀新現代主義建築。或者亦可暱稱其為「自然系建築 2.0」吧。 [1] 這裡所指的「機能」是關於如何更積極與自然環境交往的功能或使用方式。
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Logia Architecture 2.0 ── SUEP. Intimate Relationship with Energy Flows
By Sotetsu SHA Assistant Professor of Department of Interior Design, Asia University
In the first year of the 21st century, Japanese master architect Toyo Ito’s Sendai Media Center inaugurated, which kicked off the new phase of contemporary Japanese architecture. The inauguration of Sendai Media Center marked the prelude of Logia Architecture, as architects born in the 1970s have finished their academic training and begun practitioning. They gradually demonstrated a completely different path to the Unit Architecture in the 90s. Unit Architecture were led by Atelier Bow-Wow and Mikan, their design follows the clues they found in the context of cities. Eminent architecture scholar/critic Prof. Taro Igarashi commented on Unit Architecture as “from space toward conditions (context)”. And his comment to architecture of Sou Fujimoto, Junya Ishigami and Akihisa Hirata was “from conditions (context) toward basics”. The reasons of these changes in trend, I think, come from that architects of the younger generation have cultivated great sensibility to nature in the spectacular ecology and fantastic environment in Japan. These architects’ pursuit of self-evident design has half-intentionally demonstrated through the images and spatiality of their architectural works. Toyo Ito, deemed as the forefather of Logia Architecture, has urged, “When architectural technology has achieved certain levels, the following issue is how to return to nature and how to be with nature through architecture.” Undoubtedly the rising star Hirokazu Suemitsu, founder of the SUEP., has successfully embodied such a value with his architecture. Compared to the “phenomenal, intuitive, fundamental and presentative” architectural forms and spatiality of his predecessors(Fujimoto, Ishigami and Hirata), Suemitsu stands out for his dealing architecture as a part of nature. He manipulates the functions1 of architecture directly with phenomena, fundamentals and orders. He includes sunshades, cold radiation, water and heat circulation, coolness in cavity, geothermal energy, vegetation and tree shadows, thermal conduction, and ventilation, among other factors of physical environment into his category of Energy Flow and carefully manages the intervention and allocation of these factors. He makes the invisible energy flows visible, and driven by the fundamentals, these flows shape the final forms of his architecture. In other words, these flows are out of the rule of highly criticized iconic architecture that focuses on images only, and are able to contribute to an outstanding architectural project through passive environmental control. We’ve studied volumes of literature on green architecture, and this album of SUEP. is the collection of Hirokazu Suemitsu’s model works of green architecture. This is the rising star architect who belongs to the same architectural school of Toyo Ito, Hirokazu Suemitsu of SEUP. It is a completely new functionalism formulated based on the clues of how to communicate with the environment, and the architect’s contemplation upon fundamental matters and contextual conditions. It is the new modernist architecture of the 21st century, shaped by its dialogues and interaction with the environment. Or, we might call it Logia Architecture 2.0 Version. (Translated by C. J. Anderson-Wu) Note [1]: The “functions” here refer more active approaches to nature or to the environment.
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ロードマップの感覚意識
文/方尹萍
Adamas Architect Atelier 建築設計事務所取締役 翻訳者
失明の白蟻はどうマインドのネットワークで粘土の城を作るのか?ビーバーはどうダムを造って、水の流れをコント
ロールするか?自然の文明は人類の絵画、商業、科学が異なるの存在である。各生物と自然の土、水、風、火の元素 で形成される存在はいわゆる [ 自然の文明 ],その文化はすべての動物と植物の意識および化学元素や土壌から形成さ れた文化である。自然界と共生する知恵は大事に観察と発見することもこの本に特に懸念される概念でもある。
末光さんと出会えた頃は2000年の夏だった、二人は同時期で伊東豊雄建築設計事務所でアルバイトをしていた。 次々に両方とも伊東先生の思想に継承され、同時期に伊東豊雄建築設計事務所で働いた、我々は自然の中に繁殖する オーダーが存在していることを深く信じている。すなわち信仰と精神のような存在で、そのオーダーのロジックを建
築のソースに進化する。事務所に代々置いている参考書は生態学、植物学、自然百科事典など、建雑誌や本は多くな い。社内のスタッフは様々自分の得意な分野がありながら、皆は似るリズム感も同時に持っていた。同時期の優秀な
スタッフは平田晃久、中山英之、三好隆之、高塚昭夫、藤江航などです。個人的にその時期は伊東豊雄建築設計事務 所が一番迫力があって、豊かな創造パワーが溢れていた。
2003 年のことである。末光陽子さん ( 末光さんの奥さん ) から先に SUEP. 建築設計事務所を設立し、同時に末光さん は伊東事務所で働き続いていること。この二人は代々夜中の深夜で設計を討論したり、議論をしたりしていた。約 4
年間にこのようなハードな日々、夢への継続的な情熱をサポートしていくには自然を観察しながら物理的原理を利用 して、省エネ効果を達成するために快適な家を作る。動物は先端な科学の助けを借りずに、然し動物達は自分の家に 快適さを構築することができ、彼等が良く大地の自然エネルギーを使用して、大地の中に「家」を建つこと。環境が最 少な損傷で自分の巣を建てていく、その知恵は人類も動物に學習するべき。
人類は自然と土地のつながりは失いつづでおり、建築家としてこの世界と社会にどんな貢獻することができるでしょ
うか?実際に SUEP. 建築設計事務所は自然を関心すると省エネの態度で作品を上々に完成してきた。台湾に戻ってき た私は、この本を通じて自然に尊敬と大事するべきことを伝わりたい。建築は自然と敵ではなく、相互の尊重と協力 する存在で共存と共生する。我々は自分の知覚を開いて、元大地のテクスチャとコンテキストを観察し、旨く自然が 与えてくれる豊かな資源を大事に利用し、我々な環境と生活はさらに調和とバランスを取れることである。
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感官地圖的覺察之路
文/方尹萍
Adamas Architect Ateliers 主持人 本書譯者
盲眼的白蟻是如何靠著心智網絡去建造黏土的城堡 ? 河狸是如何建築水壩來控制水流 ? 大自然文明的真貌 與人類的繪畫、商業、科學是不同的存在,每一個生物與大自然的地、水、風、火,形成所謂的「自然文 明」,那個文明是所有動物植物的意識及土壤、化學元素的意識所合作形成的文化。觀察與發現自然界共 存和諧的智慧也是本書特別關切的重點。 與末光弘和先生相識於 2000 年的暑假,當時我們都還是在伊東豊雄建築設計事務所打工的學生,而相繼 也成為「衍生的秩序」伊東豊雄傳承的建築子弟兵,曾一同在伊東豊雄建築設計事務所共事的我們深信自 然中擁有一種衍生秩序的存在,而這件事情在伊東事務所內類似一種信仰與精神,同時將此秩序的邏輯找 出並演化成建築設計的元素。當時在事務所內有許多有關生態學、植物學、大自然百科全書等等,而卻很 少有建築設計書籍。在各個菁英員工中皆可看見大家共同的頻率,卻各自有自己的獨門武器。當時同期的 菁英們還有平田晃久、中山英之、三好隆之、高塚章夫、藤江航先生等等,個人認為也算是伊東豊雄建築 設計事務所創作爆發力最旺盛的時期。 於 2003 年末光陽子太太率先設立 SUEP. 建築設計事務所,當時末光弘和先生白天尚在伊東事務所工作, 夫妻倆通常都在半夜的時候一同討論設計。這樣辛勞的日子長達四年之久,支撐夢想持續的熱情來自如何 透過自然衍生的邏輯,觀察基地內自然存有的物理原理,將它引入設計元素之中達到節能效果。因為末光 先生覺察到動物能在無先進科技的輔助卻可以築出自己舒適的家,是因為它們通曉如何運用大地自然的能 源,並將「家」構築在大地之中,在最小破壞環境的限度下築出自己的巢,這是值得人類向動物學習的地 方。 人類目前失去對大自然與土地的認同感,身為建築師對這世界與社會能貢獻些什麼 ? 其實 SUEP. 建築設 計事務所的作品以關懷自然與節約能源的姿態,直接落實在他們每一件作品之中。回到台灣的我,想要透 過這本書傳遞對自然的尊敬與珍惜。建築與自然彼此不是敵人,他們可以互相尊重與互相合作的方式共存 與共生。我們只要打開我們感知的觀察力,察覺大地原有的紋理與脈絡,珍惜的運用自然帶給我們豐富的 資源,我們的環境和生活會更加和諧與平衡。
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A Path of Awareness to the Map of Senses
By Yin-Ping FANG Founder of Adamas Architect Ateliers, translator of this book
How do blind termites build clay castles through networking their intelligence? How do beavers construct dams to control water flows? The civilization of nature is formed with every being, earth, water, air, fire and ether; it gives animals and plants soil, chemical elements as well as conscious, and together they cultivate cultures. The civilization of nature is different to the development of art, commerce or science, and the wisdom of the harmonious existence of nature is what the author concerns. I got acquaintance with Hirokazu Suemitsu in the summer of 2000, when both of us were students and took temporary jobs in Toyo Ito’s firm. Later we both were recruited by the firm of Toyo Ito, who coined the term “Generative Order”, and worked together. We believed that there was a certain generative order in nature, which has become a belief and mentality in Ito’s firm. We tried to discover the logic of the order and transformed them into design elements. At that time many books of ecology, botany among other encyclopedias of nature were available in the office, but surprisingly few publications of architecture. Being in the staff teamed up by so many elites, we shared certain dispositions but each one has a unique faculty. During my time in Ito’s firm, my colleagues included Akihisa Hirata, Hideyuki Nakayama, Takayuki Miyoshi, Akio Takatsuka and Wataru Fujie. It was the period of time when Toyo Ito’s firm had the most explosive energy of creativity. Yoko Suemitsu first established SUEP. in 2003 when Hirokazu Suemitsu still maintained his day job in Ito’s firm. The wife and husband often discussed design in late night. The days of burning the candle at both ends lasted for four years, and it was the belief and passion of the “Generative Order” sustaining their dreams and driving them to closely observe the physical traits of everything naturally existing in the sites so they could integrate them into their design and save energy. Hirokazu Suemitsu had wondered how could animals construct their comfortable nests without advanced technology. He realized that they make use of natural energies and construct their homes within the earth to minimize the impacts of their housing to the environment. It is worth our knowing and following. Mankind has lost their identity with nature and lands, as architects, what we can do to improve it? Setting out from their concern about energy saving, SUEP. embodies their ideas in every one of their projects. Returning to Taiwan, I wish to deliver our respect to the treasures in nature through this book. Architecture should not be the rival of nature, there are ways of coexisting and mutual respect as long as we are willing to open up our senses to the existing context of the earth, and cherish the plentiful resources it provides us. With our senses of nature mapped, we will be able to create a more balanced life and a more harmonious relationship with the environment. (Translated by C. J. Anderson-Wu)
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バイオミミクリー/自然がつくりだす形
文/末光弘和
自然界は、様々な形の原理と有機的な合理性に満ちあふれている。建築を、植物と同じように地球上の自然の中につ
くられる生成物だとみなしたとき、私たちが普段建築をデザインする時に扱っている機能や構造、工法等の合理性は、
実は自然界にある多種多様な合理性の一端でしかすぎない事がわかる。それらは、あくまでも人間がつくった人工的 な世界の中での小さな合理性でしかすぎず、それを自然の中に定着しようと考えた時、この自然界に存在する有機的 合理性を取り込む事が必要になる。環境の世紀と呼ばれるこの時代において、私たちが目指すべき建築はどのような ものであろうか。ここにヒントがあるように思っている。地球上の自然に目を向けると、私たちは、様々な循環系の
中にいる事がわかる。それらは全て、太陽からもたらされた膨大なエネルギーが地球に到達する事で生じたムラによ って、エネルギーが形を変えて移動し、私たちの身の回りで、光や風や水等の循環系として運動している。私たちが デザインしている建築は、この目に見えないエネルギーの運動体の中にいるのである。
自然界の創造物である生物をよく観察する必要がある。自然界の生物は環境に適応するため、進化の過程で、それら
を取り巻く循環系の中で最適な形になっている。また、その場のエネルギー循環を最大限利用するための環境システ ムを内包している。そして、その場にある素材を使いながら、最小の要素で最大の効果を得られるような進化のプロ
セスをとる。樹木を見れば、それは光がつくり出す形である事がわかる。樹木は光合成するために、枝分かれし、最 大限の表面積を確保しながら葉を茂らせる。砂漠にできる風紋を見れば、風がつくり出す形である事がわかる。砂の 粒子と摩擦、風向きと強さなどによって美しい模様になっている。海の中の魚を見れば、水がつくり出す形であるこ とがわかる。水流への抵抗を最小限にするように流線型になっている。
自然界では、こういった様々な合理性のバランスの中で形をつくっているのである。 私たちが目指している建築では、これら、自然の原理に学んで形をつくり、その循環系の一部となることで、地球に 負荷をかけず、自然の生み出す豊かさを享受することができる。そして、自然循環系の一端を担う事で、地球に対し
ても貢献できる建築にもなりうる。これまでの建築の歴史の中で、自然からインスピレーションを得たデザインの潮 流は幾度もあったが、それらは、あくまでメタファーとしての自然を超えていなかった。私たちは、このバイオミミ
クリーという手法で、自然から学ぶデザインを考えるとき、シミュレーション等の最新の技術を駆使して、科学的な 根拠とともに自然と人工を調停できる、有機的合理性を持つ新しい建築や都市のあるべき姿をつくっていけるのでは ないだろうか。
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仿生/自然型態
文/末光弘和
自然,存在著滿足於各式各樣型態原理以及機能的合理性。如果將建築視同為自然界中的植物、也屬於地 球上的一種生物,那麼也就不難想像建築在設計過程中所需要顧及的機能、構造或工法等合理性,事實上 就等同於存在自然界中的各種合理行為。因此,將人類在追求建築極限的同時所探討的各式各樣合理性, 放到自然界的某個對等關係中來思考,以得到相應於自然界中的有機合理性,就是一個必要的過程。對於 強調環境共生的這個時代來說,我們所追求的到底是怎樣的建築,從這樣的關係中就可以找到答案。如果 認真觀察我們所身處的自然,會發現我們其實是存在於一個循環系之中。所有的一切,都是藉由太陽所產 生的巨大能量傳遞到地球表面,隨著不同形式的能量轉換,在我們身邊重複來回,以光、風、水等不同的 循環系統運轉著。而建築,也就在這看不到的循環中逐漸成形。 仔細地觀察自然界所創造的生物是必要的。生物為了適應自然環境,透過進化過程發展了在整個循環系統 中最適合生存的型態。另外,為了取得並最有效地利用生存場域中的循環系統,環境系統也影響著進化的 型態發展。因此,有效地利用生存場域中的既有素材,就會成為在進化過程中,以最小的要素得到最大效 果的關鍵。如果仔細觀察樹木,就能瞭解透過樹葉隱約透光的原理:樹木為了進行光合作用,將樹枝細分、 並利用樹葉來進行最大表面積的利用。如果仔細觀察沙漠中的特殊紋理,就會發現那是由風所形成的;那 一道道美麗紋理,是透過砂礫間的摩擦、風向或強度而刻劃出來。如果仔細觀察水中的魚,就會發現魚的 型態是由水流所影響成形;牠們為了盡可能減少水阻力,應運而生出流線型的魚體。 自然界中,就這樣存在著在理性的均衡之中所衍生出來的各種型態。 我們所尋求的建築,是透過學習自然的原理來設計建築、並透過使之成為自然的一部分,創造出能夠不造 成地球負擔、同時能享受應運自然而生之豐沛資源的建築;並且,也透過成為自然循環系的一部分,而成 為能對地球有所貢獻的建築。至今為止的建築歷史中,也曾有過幾度蒙受自然啟發的設計潮流,但是在那 些潮流中,自然多半是作為隱喻,並未被真正跨越。我們以這個仿生╱自然型態的手法,從自然之中學習 設計時,使用了最新的模擬實驗技術,以科學為據來試著調停自然與人工之間的對立,希望能創造出具有 有機合理性的嶄新建築或都市樣貌。( 譯╱方尹萍 )
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Biomimicry / Shape created by Nature
By Hirokazu SUEMITSU
The natural world has a lot of principles of organic rationalities in varieties of forms. When we consider a building as a product made in the nature on earth in the same way as a plant, the rationality of a function, structure and construction, with which we usually design, are just small rationalities of artificial world in great varieties of rationalities in the natural world. When I intended to fit it in nature, it becomes necessary to take organic rationality in this natural world. At this time called the environmental century, what is the architecture that we should aim at? Here I think that is a hint. When we pay more attention to the nature on earth, we can understand that we are in various circulatory systems. All of them are energy that change form, move and perform as various circulatory systems such as light, wind and water around us by the irregularity that occurred with enormous energy brought from Sun to Earth. There is the building, which we design in the moving body of this invisible energy. There is a necessity to better observe the creations of nature organisms. In a process of the evolution the nature organisms adapted to become the most suitable form in a circulatory system surrounding them to fit to the environment. Moreover, they enclose the environment system to maximize use of the energy cycle in situ. And it takes the process of the evolution that maximal effect is got from the smallest element while using the materials in the place. When you watch a tree, you know that its form is created according to the light. The tree branches off to photosynthesize and grows its leaves thick to secure maximum surface area. When you watch a wind-wrought dune pattern on the sands in the desert, you know that it is the form that wind creates. A beautiful design is made with particle of the sand according to friction, direction and strength of the wind. When you watch a fish in the sea you know that it is a form that water creates. It becomes streamlined to minimize the resistance to current. In the natural world, form is made in the balance of such various rationalities. In the architecture we are aiming, we can enjoy the richness that nature brings without hanging load on the earth by learning from these principles and by making a form that become part of this circulatory system. Furthermore it can contribute to the Earth by carrying one end of the natural circulatory system. In the history of the architecture, there were several tides of the design with inspiration from nature. However, they did not exceed nature as the metaphor to the last. We, in the technique of this biomimicry, when considering the design to learn from nature, by using the latest technology of simulation, etc., it is possible to reconcile the natural and artificial along with the scientific evidence, new building with the organic rationality I wonder not than able to create a vision for and cities. It is when we think about a design learn from nature by the technique called this biomimicry.
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KOKAGE
林の中の木陰のようにヒンヤリとした涼しい場をデザインする。
如林中樹蔭般的涼爽空間設計
利根川水系と手賀沼に挟まれた台地状の敷地に建つ住宅。古くから、
住宅基地建蓋在夾於利根川水系及手賀沼之間的高原上, 由於這片土地自古即擁有天賜的豐富水源,因此在設計上 主要思考如何依循此水系的恩典,創造出理想的生活型態。 針對業主怕熱的需求,試著設計出如庭園樹林擴張、延伸 的樹蔭般涼爽的居住環境。
水が豊かで、水系の恵みとともに暮らしてきたこの土地らしい住まい のあり方を考えた。暑がりという施主の〈夏を旨とした住まい〉と要 望に対し、陰をデザインする事を考え、庭木が拡張した木陰のような 涼しい住環境をつくった。ここでは、大きな屋根をかける事を避け、 小さな正方形の10個の屋根をズラしながら配置し、陰の重なりをつ くり出している。これら全て形の異なる環境ユニットは、地下水脈を 流れる井戸水の冷たいエネルギーを吸い上げ、躯体に循環させること で輻射冷房の仕組みと一体化されており、それらがズレながら連結さ れることで、多様な「木陰」空間をつくり出し、くつろぎ、食事し、 本を読む、快適な環境となっている。地域に流れる地下水の循環系に 接続し、建物をその一部とすることで、自然エネルギーの豊かさを享 受する住宅。
在此,設計上並非以大屋頂來遮蓋,而是改配置十個小正 方形屋頂錯位其間,製作出多層錯置的樹蔭意象。順應著 環境特性而呈現出截然不同的環境空間單元,引入抽取流 經此處地下水井的冷能源,與建築主體運用的輻射冷房設 備整合為一體,並結合錯位屋簷的連結所創造出的各式各 樣「樹蔭」空間,成為讓人能在其間脫鞋、用餐、閱讀等 進行各種活動的舒適環境空間。將流經此區域的地下水連 結至住宅的設備循環系統內,使之成為建築的一部分,也 讓本案成為能夠享受豐沛自然能源的住宅。
Sketch ╱樹蔭的草圖
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Design of cool space like under the shade of trees. master bedroom
This house is built on the site on the plateau between the Tone river and the Lake Tega. Due to the fact that water was precious in this area and people have lived with the blessing of the water system for a long time, we thought about the house, which will be appropriate for this land. As the master of this house was a person sensitive to warmth, he requested "the house which put on principle of the summer conditions". Therefore we thought to design a shade that made a cool environment, such as the shade of trees in expanded garden. We located ten roofs made out of the small square instead of one big roof to be able to layer their shades together. The environmental units of various sizes draw up cold energy of underground water and circulate it in the structure. The radiant system is unified with the structure of the unit. It makes the comfortable environment with various "shade of a tree" spaces between the units and creates a space to relax, eat, and read a book. This is a house that enjoys the richness of the natural energy by connecting to the circulation of the underground water flowing through the area and become a part of its circulation.
terrace
closet
Japanese room
closet
2F plan Scale 1:200
bathroom
washroom
utility kitchen
WC
dining
study
entrance car parking living
terrace
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1F plan Scale 1:200
環境システム「樹木の水循環システムを翻訳した木陰のような涼感」 地下 10-15m くらいの深さの 1 8度前後に冷えたエネルギーを持つ地 下水を樹木のように吸い上げ、それを躯体表面に循環させることで躯 体自体を冷却させる。これによって、常に躯体温度が一定の温度に保 たれ、涼しい輻射エネルギー環境をつくり出す。躯体を冷やすこのシ ステムは、閉鎖系の空気を媒体とした冷房と異なり、自然通風をとり ながら、開放的な空間と涼しさを獲得する事ができる。
Environmental system: “Cool feeling such as the shade of a tree which is translated from the water cycle system of the tree.” The units draw up underground water that store a cool energy, approximately 18 degrees at the level of approximately 10-15m under the ground, like a tree. Unit structure cools itself by circulating water on its surface. In this way, the temperature of the unit is always kept constant and creates a cool energy environment by the effect of radiation. Unlike the cooling that provides a medium quality air in a closed system circulation, this system cools the resident and it is possible with natural ventilation system to give coolness in an open space.
環境系統「如樹蔭般的涼意」 宛如樹木般吸取地底深度約 10-15 公尺、水溫約 18 度左右 的地下水冷能源,然後使之循環在建築本體表層上,達到 自體降溫的作用。因此建築物本體溫度就能夠維持在恆溫 的狀態下,創造出冷輻射能源的環境;此建築本體冷卻的 系統有別於封閉式空調冷房,是自然通風同時又能保持涼 爽的開放空間。
Tree Units, pulling the water from the ground
Cooling Energy in the ground Diagram ╱環境圖解
Thermistor of Unit 05
Radiation panel 03
Radiation panel 02 Radiation panel 01
Thermistor of Unit 02 Thermistor of Unit 03
fresh water return water
Pumping underground water
Temparature Controller
Rainwater drainage
Structure Unit built in Radiation Cooling System 24
FRP waterproof cement-hardened wood chip board t=15mm polystyrene foam t=35mm structural plywood t=9mm 759
3,640 910
606
1,365
lug screw
1Fcelling
105 75
591221015
lug screw
lug screw
700
1,329 heat retaining polyethylene tube
86
5
00
0
1,
986
polystyrene foam panel cool water tube : polyethylene tube φ=10mm aluminum sheet 600×900×0.5mm structural plywood t=9mm Japanese linden plywood t=6mm
curved wall brace plate heat retaining polyethylene tube
135 2,000
heat retaining polyethylene tube hold-down fitting
150
200 150
upper surface of foundation 385
98 87
base 105×105mm
wood flooring t=15mm structural plywood t=12mm polystyrene foam t=45mm floor joist 60×60 @303mm sleeper 105×60 @910mm mortar screed t=35mm 1FL
column detail Scale1:30
UNIT 01
10
UNIT 02
UNIT 03
UNIT 04
5
4
3
2
1
UNIT 05
4 1
3
10
9
8
7
6
9 2
8 5 6 7 UNIT 06
UNIT 07
UNIT 08
Master Bed Room
Japanese Room
Car Parking
UNIT 09
Relaxing on sofa
Tea break
Dining
Net SurďŹ ng
Reading
Bathing
Do a Makeup
UNIT 10
Terrace
Cooking
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