Urban /////////// Arc hitecture 林 優佑 都市 /建築作品集
林 優佑 Yusuke Hayashi 都市からヒューマンスケールまで幅広い設計をします 2009-2012 奈良県立郡山高等学校 2013-2017 大阪市立大学 工学部 都市学科 2017-2019 京都府立大学大学院 生命環境科学研究科
技能
生活
ArchiCAD
小 学 時 代: 建 築 家 に な る 夢 を 持 ち 、 空 想 の 家 ば か り 描 い て い た 。
Vectorworks
中 学 時 代: こ の 頃 か ら P C ソ フ ト で 建 築 設 計 を す る よ う に な る 。
Adobe Illustlator
高 校 時 代: 山 岳 部 に 所 属 。 し か し 山 と は 対 極 の 都 市 に 興 味 を 持 つ 。 再 開 発 を 定 期 観 察 し 、 ひ
Adobe Photoshop
とりであちこち回っていた。
etc...
大 学 時 代: 土 木 色 の 強 い 都 市 学 科 に 入 学 。 都 市 ス ケ ー ル か ら 建 築 を 考 え た 。 都 市 計 画 研 究 室 に て 空 き 家・ 空 き 地 に 関 す る 研 究・ 設 計 を 行 っ た 。 修 士 課 程: 建 築 意 匠 系 の 研 究 室 に 配 属 。 都 市 計 画 の 知 識 を 持 ち な が ら 、 建 築 や イ ン テ リ ア に ついて学び、ヒューマンスケールの空間の面白さを再認識する。
専攻内容 好きなこと 建築意匠学 都 市 計 画・ 都 市 デ ザ イ ン
旅 行・ 登 山 ⇒ 知 ら な い ま ち・ 知 ら な い 風 景 に 出 会 う の が 好 き
コミュニティデザイン
音 楽 ⇒ 松 任 谷 由 実・ 宇 多 田 ヒ カ ル の 歌 詞 の 描 写 が 好 き
→都市スケールからヒューマンスケールまで
地 理 ⇒ 地 図 好 き が 建 築・ 都 市 へ の 興 味 の 原 点
掲載作品一覧 # つ な ろ ぐ - 計 画・ デ ザ イ ン 演 習 Ⅱ - 最 優 秀 賞 # 終わらない場所 -建築学生ワークショップ2017in比叡山 - 実製作 # 段差のイエ -木の家設計グランプリ - ビルダー賞 # キ ル ク ス・ ブ ー ス - ア ワ ザ サ ー カ ス 2 0 1 5 - 実 製 作 # ウ チ ∩ ソ ト の 家 ( 現 在 編 集 中 ) # 団 地 ブ ラ ン デ ィ ン グ - イ ン テ リ ア・ プ ロ ダ ク ト 学 特 論 -
# つなろぐ 2015 - 計 画・ デ ザ イ ン 演 習 Ⅱ - 最 優 秀 賞
「 つ な が る 」 +「 く つ ろ ぐ 」 =「 つ な ろ ぐ 」 大阪市西区にある
公園。都市のオアシスに、日々オ
フィスワーカーや子連れが多く訪れている。また近年 洒 落 た 店 も 増 え 始 め 、 お 店 同 士 の 交 流 会「 う つ ぼ ら へ ん 人の会」が発足し、
公園の求心性はますます高まっ
て来ている。しかし、公園内に積極的に人々がつなが る場所はなく、ベンチ以外に休まる場所もない。 ここで本設計では、公園内に休憩を主とする複合施設 を 設 け る 。 お 店 の 人 や 子 連 れ な ど の 地 域 住 民 が「 つ な が る 」、 そ し て 付 近 の オ フ ィ ス ワ ー カ ー が 昼 休 み に「 く つ ろ ぐ 」、 す な わ ち「 つ な ろ ぐ 」 空 間 を 提 案 す る 。 施設内には、演奏や講演会などができるステージ、カ フェスペース、オフィスワーカーなどのワークスペー スやライブラリが設けられている。建築形態は、公園 の風景を取り込み、公園と内部をゆるやかにつなぐも のとした。
fi g u r e 1 . 外 観 パ ー ス 軒 の 深 い テ ラ ス が 公 園( 外 部 ) と 室 内 の 中 間 領 域 と な る 。
fi g u r e 2 . 2 階 か ら 北 側 を 見 る 。 公 園 の 並 木 と バ ラ 園 、 そ し て そ の う し ろ に ビ ル 群 が 見 え る 。 都 市 の 中 の オ ア シ ス で あ る 。
fi g u r e 3 . 2 階 の 内 観 パ ー ス 公 園 の 森 に 囲 ま れ た 空 間 。 曲 面 ガ ラ ス に よ り 森 に 対 す る 全 面 性 を 担 保 し て い る 。
fi g u r e 4 . 内 観 の イ メ ー ジ ス ケ ッ チ ( 上 ) 初 期 段 階 ( 下 ) 全 面 性 を 持 た せ る た め 、 曲 面 ガ ラ ス に 変 更 し 、 テ ラ ス を 設 け た 。
fi g u r e 5 . 構 成 ダ イ ア グ ラ ム
2
UP
UP 16 15
10
5
1
1
a
Plan level 1
5
DN
UP
16 15
10
3
4 DN
b
Plan level 2
1: cafe 2: kitchen 3: work and rest space 4: library space 5 : o ffi c e o f U t s u b o p a r k a: stage b: terrace
0
1
2
3
4
5m
Section
North elevation
0
West elevation
1
2
3
4
5m
# 終わらない場所 2017 -建築学生ワークショップ2017比叡山 -
今の自分を見つめ直し、未来へ向かうことを表すフォリー 比 叡 山 延 暦 寺 は 、 過 去 の 西 塔 、 未 来 の 横 川 、 そして 今 回 の 敷 地 の あ る 現 在 を 示 す 東 塔 、 この 3 つ の エ リア に 区 分 け さ れ る 。 敷 地 の 隣 に は「 戒 壇 院 」 が 建 って い る 。 戒 壇 院 は 僧 の 位 を 授 か る 場 所 、 つ まり自 己 を 高 め て いく場 所 で あ ると い える 。 この 場 所 から、 今と いう時 間 の 中 で 自 分 自 身 を 高 め 、 そ れ が 未 来 へ つ な が って いくフォリー を 設 計した 。 「 終 わら な い 」 ことを 表 現 す る 縦 軸 は 自 己 の 向 上 、 動 植 物 の 成 長 、 空 を 目 指 す 人 類 の 技 術 、 多くの モノが 上 へとそ の 時 を 進 め て い る 。 そ れ を 竹 の 性 質 を 用 い て 可 視 化 。 フォリー を 構 成 す る 竹 の し なりや 癖 を 、 自 身 を 構 成 す る 要 素 ととら え 、 フ ォリー 自 身 が 自 分 を 表して い ることを 示して い る 。フォリー を 通して「 今 」 の 自 分 を 見 つ め 直し 、 未 来 へどう変 化して い ける か を 考 え 直 す きっ か け を 得 る た め 、 一 見 閉 ざ され た 空 間 に 足 を 踏 み い れ る 。 狭 い 空 間 に 置 か れ ることで 普 段 感 じること の な い 素 の 自 分と 向 き 合 い 、 未 来 の 自 分 を 想 像 す る 。 フォリー によって「 今 」と いう 時 間 を 見 つ め 直し 、 そ れ が 続 い て いくことを 再 認 識し 、 人 は や が て 未 来 を 想 像し 始 める 。 そ ん な 終 わらな い 場 所 を 表 現した 。
1 中 央 に壇を 設 ける。これ は 結 界・ 中 心 性を 示している。人 間 = 中 心 性 。自らのレ ベ ルを 上 げる場と しての 戒 壇 院とつ な がる形 態 。 壇 の 周りに水を 配し外 部と内 部
3
2
外 観 の 形 態 は、上 へ 向
壇 の 上 にさらに壇を 設 ける。戒 壇 院 の 構 造を 表 すとともに、中 心 性を 強 調 する。中 心となる壇 は 台 座となり、 フォリー の 中 心で自分を 見 つ め 直 す。
の 境 界を 強 調 する。
かっての び 、未 来 へ 続 い
ーを 形 成 。くせ の 異 なる竹 が
ていく様 子を 表した。上
織りな すこの 形 態 は 唯 一 無
へ の びるこのフォリー は
二 のものとなる。フォリー に
自分自身でもある。
自身を 当てはめると、この 変 形 が 個 性を 表 す。
上部ワイヤーで結ぶ
上 部・下 部でそ れ ぞ れ 角 材 に 挟まれ 金 具 なしで 安 定した
裏面)
構 造を 実 現 。
竹の横材で安定させる
040
7 本束
4000∼4
4040 4000∼
9 本束
4 「しなる」竹 の 特 性 がフォリ
真竹、孟宗竹を4000mmほどに
9 本 束( 長 手 ) 2 面 + 7 本 束( 短 手 ) 2 面 =
カ ッ ト( 4 分 割 )、 そ れ を 9 本 束 な
32本の竹材を使用。32という数字は天台
いし7本束にする。
宗の紋模様などから抽出した数字である
fi g u r e 1 . 構 想 ダ イ ア グ ラ ム と 施 工 計 画
fi g u r e 2 . 外 観 竹 で 囲 ま れ た 空 間 で 瞑 想 を 行 う こ と が で き る 。
fi g u r e 3 . 外 観 竹 や 足 元 に 配 さ れ た 水 路 が 外 の 世 界 と 内 の 世 界 の 結 界 と な る 。
fi g u r e 4 . 外 観 昼 間 に は 竹 の 青 々 し さ が 強 調 さ れ る 。
fi g u r e 5 . 製 作 プ ロ セ ス
fi g u r e 6 . 製 作 プ ロ セ ス
Plan
Roof plan
0
Section
Elevation
1
2
2.5m
# 段差のイエ 2017 -木の家設計グランプリ - ビルダー賞
段差と縁側でつながる職住空間 ひな壇下段にある職場スペースには、地域のシニアたち の 精 神 的・ 肉 体 的 健 康 を 維 持 す る 活 動 拠 点 と な る ワ ー ク ショップスペースを配置。ひな壇上段は居住スペースと なっている。職場スペースと居住スペースにはレベル差 があるが、それを縁側が緩やかにつないでおり、またひ な 壇 が も た ら す レ ベ ル 差 が 程 よ い 動 線・ 視 線 を つ く り 、 これらが一体となっている。屋根は、敷地周辺の斜面の ように架けられており、階段状になっている。ひな壇造 成地が作り出したこの階段状屋根が、職場スペースと居 住スペースに架かることで、2つの空間が一体感を生み 出している。
fi g u r e 1 . 外 観 模 型 手 前 が ワ ー ク ス ペ ー ス 、 奥 が 生 活 ス ペ ー ス 。 そ れ ぞ れ の 屋 根 が 段 差 に な り 生 活 の 一 部 と な っ て い る 。
fi g u r e 2 . 外 観 模 型 南 面 に 大 き な 開 口 を 設 け る 。 ワ ー ク ス ペ ー ス と 生 活 ス ペ ー ス が 程 用 距 離 感 で 面 し て い る 。
fi g u r e 3 . 外 観 模 型 ワ ー ク ス ペ ー ス か ら 遠 い 2 階 に プ ラ イ ベ ー ト 空 間 を 配 置 し て い る 。
fi g u r e 4 . 形 態 ス タ デ ィ ス ケ ッ チ
b G
6
9 4 7
8
10
c
5
3 a
2
Plan level 2
Plan level 1
1: workshop space 2: nursery (1FL-550,-800) 3: living room (1FL-500) 4: dining kitchen(1FL-250) 5: japanese room 6: guest room 7: master bedroom 8: study space 9,10: children’ s room
a: garden b: backyard c: terrace on the roof
1 0
Plan level B1
1
2
3
4
5m
East elevation
South elevation
0
1
2
3
4
5m
Section
# キ ル ク ス・ ブ ー ス 2015 -アワザサーカス - 実製作
本 設 計 は 、 大 阪 市 阿 波 座 で 行 わ れ た イ ベ ン ト「 ア ワ ザ サーカス」で建築事務所のインターン中に制作した ブ ー ス で あ る 。「 サ ー カ ス 」 を テ ー マ に 、 そ の 語 源「 キ ル ク ス 」 に つ い て 考 え 、「 キ ル ク ス = 輪 」 と い う こ と に着目した。輪をそのまま形態として捉えるのではな く、活動としてブース設計に取り入れた。ブースを組 み 立 て 、 完 成 さ せ る 過 程 で 人 々 の「 輪 」 を 形 成 し て い くことで、単にアワザサーカスのブースとして存在す るだけでなく、それ自身がイベントとなることを想定 した。組み立てだけでなく、組み立て後にペイント アートのワークショップを開催、地域住民を巻き込ん だものとした。 600mm×300mm、900mm×300mmの合板にスリット を入れ、それらを組み立てることで形態を作っていっ た。施工は現場合わせで行ったため施工時の気分次第 で形態が決まっていった。高さを出すには安定した構 造とする必要があるため現場でスタディを重ね、構造 として成り立つ形態をみんなで考えていった。組み立 て後、地域の子どもたちに対してペイントアートワー クショップを開催。みんなが好きな色で好きな絵を描 いていくことでデザインは刻一刻と変化していく。次 第に描く場所がなくなると、次の色が塗り重ねられて いき、前の絵や色は消えていく。
fi g u r e 1 . 形 態 ス タ デ ィ 様 々 な 組 み 方 で 自 在 に 変 形 で き る 。
fi g u r e 2 . ペ イ ン ト ア ー ト ワ ー ク シ ョ ッ プ 子 ど も た ち が「 輪 」 に な っ て 完 成 へ 取 り 組 ん で い く 。
fi g u r e 3 . 完 成 完 成 す る ま で ど の よ う な 形 で 終 わ る か わ か ら な い の が こ の ブ ー ス の 面 白 さ で あ る 。
# ウ チ ∩ ソ ト の 家( 編 集 中 ) 2018 -自主製作 -
内であり、外でもある。そんな感覚へ誘う空間。 普通の家は、ボリュームに2次元の穴があいている。 これが窓である。窓からは光や風がボリュームに入 り、そして突き抜けていく。 見方を変えると、家というボックスに対し目に見えぬ 立体的な孔が貫通しているように捉えられる。 とある架空の高原に一軒の家を作る。この家は光や風 といった目に見えぬ3次元の孔を可視化している。 光や風の通り道といった目に見えぬものを可視化する 一方、家のボリューム自体は FRPにより半透明化さ せ、目に見える対象を逆転させている。この家の生活 スペースは、FRPの半透明の空間であり、外の風景を 取り込んでいる。家にいながら外のような空間であ る。この空間から見た可視化された立体的な孔は、内 側にあるようにみえる。しかし、筒状の筒の中にいる と、そこは光や風の通り道であり、やはり外にいるよ うな感覚となる。
fi g u r e 1 . 外 観 パ ー ス
fi g u r e 2 . 内 観 パ ー ス
# 団地ブランディング 2017 - イ ン テ リ ア・ プ ロ ダ ク ト 学 特 論 -
本プロジェクトは、団地が一体となって、高齢者が内部の高齢者同士、外部の若者と力を合わせ ながら団地の循環型コミュニティを形成し団地の魅力向上を目指すプロジェクトである。団地内 に 農 業・ デ ザ イ ン・ 教 育・ 福 祉 分 野 の ゾ ー ン を 設 け 、 こ れ ら を 軸 に 循 環 す る コ ミ ュ ニ テ ィ を 創 生 で き る 空 間 を 設 計 し た 。 例 え ば 、 学 生 と 高 齢 者 が 協 力 し 農 作 物 を 研 究 し 販 売 し 食 す 。 学 生・ 若 手 が 教 育や福祉に参入し団地内で利益を上げる。高齢者も若者も、団地内の人も団地外の人も利益を享 受できることで一過性で終わらない場所を生み出すことを目的としている。
fi g u r e 1 . 外 観 パ ー ス 団 地 の 建 物 の 間 に 、 コ ミ ュ ニ テ ィ 拠 点 と な る ス ペ ー ス を 挿 入 す る 。
fi g u r e 2 . ( 左 ) 団 地 1 階 の 保 育 所 。 大 き な 開 口 で コ ミ ュ ニ テ ィ 拠 点 と つ な が る 。 ( 右 ) コ ミ ュ ニ テ ィ 拠 点 の 物 販 ス ペ ー ス
fi g u r e 3 . 構 成 ダ イ ア グ ラ ム 3 つ の ガ ラ ス ボ ッ ク ス の 上 に 大 屋 根 が 架 か り 団 地 と 一 体 的 な 空 間 を 構 成 す る 。
1
2
6
3
4
7
5
8
1: 2: 3: 4:
shop event space d e s i g n o ffi c e playground
5: meeting place
6: nursing home 7: clinic 8: nursery
Plan level 1
0
2
4
6
8
10m
1
2
3
4
1: share house A (5 rooms) 2: share house B (5 rooms) 3: satellite campus 4: laboratory 5: indoor plantation
5
Plan level 2
0
2
4
6
8
10m