2011年79月号(創刊号) 定価1575円(税、送料込み)
Volume 1 Issue 1 ISSN 2186-277X
がんばれ、
日本!
日本式HRは 本当にユニークで、 変化しつつあるのか? 14 バックグラウンド・スクリーニング 調査の背景 17 管理職になるということ 18 「変化」 という恐ろしい技を どう習得するか 21 よく聞いて! 23 求職中のメンタルヘルス・マネジメント 24 その他...
創刊号
HR
CONTENTS
PUBLISHER’S MESSAGE
発行者からのご挨拶
4
FROM THE EDITOR
がんばれ、 日本!
6
KNOWLEDGE@WHARTON
日本の危機:どのようなコストが見込まれるのか
9
ASK HR
アンドリュー&ヨシの災害対策
10
F E AT U R E S T O R Y
日本式HRは本当にユニークで、変化しつつあるのか?
14
HR BEST PRACTICES
バックグラウンド・スクリーニング調査の背景
17
LEADERSHIP
管理職になるということ
18
CHANGE MANAGEMENT
「変化」 という恐ろしい技をどう習得するか
21
HR TOOLBOX
よく聞いて! 面接中の聞き取りを改善する8つのヒント
23
COACHING
求職中のメンタルヘルス・マネジメント
24
HR LEGAL CLINIC
病欠が長引く社員への対応
26
L O S T I N T R A N S L AT I O N
コミュニケーションはどうしても苦痛を伴うものなのか?
26
H R S U P E R S TA R
HRスーパースターへのインタビュー:宗像徳英
27
THE HR AGENDA 1
C O N G R AT U L AT I O N S
このたびは 「The HR Agenda」 の創刊 おめでとうございます。 日米両国で20年以上人材育成に携わってきた 発行人兼編集長
カビッティン・順
大学経営者として、人事のプロフェッショナルを
副編集長
ブルース・マクリン
対象にしたこのバイリンガル情報誌の創刊を
寄稿者
ティム・ベネット ブレント・A•コンクル
エリコ・ロウ
デイナ・M•ギャラガー
アンドリュー・マンターフィールド 松井 義治 大山 滋郎
アリコー・パナオ デービッド・スウィート ノレッジ@ウォートン デザイン・制作
アラン・ロウ ラフィー・リンボ
広告セールス・ マーケティング および配布
ジェソップ・ペトロスキー ヴゥ・ピーターセン
翻訳者
野田 牧人
印刷
モジョ印刷
カビッティン・石井 智子
出版物概要 「The HR Agenda」 はThe Japan HR Societyが出版する日本初かつ唯一の2ヶ国語 人材 (HR) 専門季刊誌。 制作はエイチアールセントラル株式会社 (The Japan HR Society 事務局) のエイチアール学習・出版部門。 編集局
エイチアールセントラル株式会社 The Japan HR Society事務局 〒108-0075 東京都品川区港南2-14-14 品川インターシティフロントビル3階 デスカット MB28号
電話番号
+81 (0)50-5806-9821
ファクス番号
+81 (0)44 767-8021
電子メール
広告セールス・マーケティング advertising@jhrs.org コメント、提案、 その他のお問い合わせ hragenda@jhrs.org
ホームページ
www.jhrs.org www.jhrs.org/hr_agenda
購読 購読ご希望の方は、 お名前、郵送先、 お支払い方法を添えて、hragenda@jhrs.orgまで ご連絡いただくか、http://www.jhrs.org/hr_agenda/subscribeまで、 オンラインで ご注文下さい。大手クレジット・カード、 ペイパル、銀行振り込み (手数料はお客様負担) で お支払い可能です。 国内購読 1冊(宅配) :1575円 (税・送料込み) 年間購読 ̶ 4冊(電子版のみ) :3150円 (税込み) 年間購読 ̶ 4冊(宅配&電子版) :5250円 (税・送料込み) 海外購読 海外配送エージェント募集中。hragenda@jhrs.orgまでご連絡下さい。 寄稿者・ライター募集 「The HR Agenda」 は読者からの寄稿を歓迎します。 ご連絡をいただければ、 編集ガイドライン・規格をお送りします。 転載(オンラインならびに印刷物) またはコンテンツシンジケーションをご希望の方は、 条件と許可をhragenda@jhrs.orgまで電子メールでご申請下さい。 「The HR Agenda」 とThe Japan HR Societyのロゴは 登録商標であり、The Japan HR Societyに帰属します。 © 2011. The Japan HR Society 無断複写・転載を禁じます。 お断り 掲載した記事にある見解や意見は執筆した寄稿者、筆者個人のものであり、必ずしも 「The Japan HR Society」の一般会員、事務局、アドバイザー、会友、後援者の 立 場や見 解を反 映したものではありません。本 協 会は、掲 載された記 事や広 告に 含まれるデータ、統計、情報の正確性、真実性につき、 その全体もしくは一部に関し、責任を 負いません。更に、掲 載した助 言 、意 見 、見 解は情 報 提 供だけを目的としたもので あり、資格を有する法律専門家、財務専門家のより専門的な法的、財務的助言にとって かわることを目指したものではありません。
2 THE HR AGENDA
たいへん喜ばしく思っています。 日本の外資系企業が増える一方、 日本企業が 採用する外国人従業員も増えています。 そのなかでThe Japan HR Societyは、 日本の人材国際化を推進するために、 また日本の人事慣行を海外に周知するために、 極めて重要な機能を担っています。 「The HR Agenda」 は、 その役割を 果たすためのもうひとつの 有力なツールとなるでしょう。 テンプル大学ジャパン キャンパス学長 ブルース・ストロナク
HR
C O N G R AT U L AT I O N S
東日本大震災の日、 ディズニーリゾートではアルバイトキャストが売り物のタオルや ぬいぐるみをゲストに配り、 あるローソンでは従業員がお結びを握りました。 一方、震災対策、原発対策では、各組織が混乱し生産性の低下、対策の遅れが 見られました。 日本における外資系企業の震災後の対応も各社異なりました。 何れもHuman Resource Managementです。 ビジネスの世界では、益々のスピード化とグローバル化が進む中、今まで以上に HRMの重要性が高まっています。 Globalかつタイムリーな視野でHRMを考える ひとつの新しい場が提供されることを大変うれしく思います。 創刊おめでとうございます。 プライスウォーターハウスクーパース株式会社 パートナー (Japan HR Society 顧問)
山本 紳也
Gプラス・メディア・アンド・エセントラル社の 全チームを代表し、The Japan HR Society 待望の季刊誌「The HR Agenda 」創刊に対して、 心よりのお祝いを申し上げます。 この季刊誌は、 間違いなくThe Japan HR Societyの重要度を
The Japan HR Societyの新規出版物、 「The HR Agenda」 の創刊を賞賛いたします。
より一層高めると同時に、会員にとっては非常に 貴重な情報源になるものと確信いたします。
全世界のHR・研修コミュニティは、
この季刊誌は、必ずや、HRプロフェッショナルの
絶え間なく変化するHR産業に関する
成功事例、特に二つ以上の言語、文化、国が絡む HR問題における成功事例に関する情報源となり、 啓蒙の手助けとなることでしょう。刊行を非常に 心待ちにしております。 チーム全員、創刊号の成功をお祈りすると共に、
情報や成功事例、評論などを伝えてくれる 新しいメディアの誕生から多くを得ることが できると確信しております。
読むことの出来る日を楽しみに 致しております。 Gプラス・メディア・アンド・
エセントラル社 ディレクター (JHRS Job Board パートナー企業)
ピーター・ラックナー
eコーネル (JHRS eAcademy パートナー) 最高経営責任者 クリス・プロウ
THE HR AGENDA 3
HR
PUBLISHER’S MESSAGE
歴史的瞬間に立ち会いませんか カビッティン・順
(The Japan HR Society チーフ・コミュニティ・オフィサー)
この創刊号は完璧とはいえないかもしれ
歴史の新たな1ページが開かれます。 今、 読 者が手にされている 「The HR Agenda 」 は、
ませんが、読者の皆様には、読む価値があ
まさに 「歴史の新たな1ページ」 です。 この季
る雑誌としてHR界のお仲間にもご紹介の
刊誌は、全世界から集まった日本専門のHR
うえ、後援、広告、購読等の形で継続的発
プロ集団、The Japan HR Society(JHRS)
刊にご支援、 ご協力いただければ幸いです。
が自信を持ってお届けする、 日本初の2ヶ国
また、 本誌の質を絶えず向上させていくため、 率直なご感想、 ご意見、 ご提案をhragenda@
語の人材(HR)専門誌です。
お願い申し jhrs.orgまで頂戴できますよう、
この雑誌の実現には、実に4年の月日を要 しました。 当初、 メンバー限定のニュースレタ
上げます。なんと言っても、 これは読者の皆
ーとして出発したThe HR Agendaも、本格
様のためのHR専門誌なのです。 私たちは歴史を作りました。 しかし、 ここで
的定期刊行物に成長しました。
立ち止まってはいけないと思っています。
本誌の編集方針は次の通りです。 日本におけるHRのプロフェッショナルに影
「The HR Agenda」を、日本のHRプロ
響を及ぼすようなHR関連情報や資源に関
フェッショナルは有 能なのだという証に
する最新かつ適切な情報源を提供し、 日本
したいと思 います。優 れ た証 にしたいと
と世界のHR管理システムの架け橋となり、
願っています。 最後に、本誌の出版実現に向けて、昼夜
情報や、HR成功事例、標準、知識体系など
分かたず努力してくれた創刊号編集・制作
の普及促進を目的とする。 奇しくも、本誌の創刊は、2007年6月に
チームに、私個人として感謝したいと思い
都内のとあるレストランで誕生したJHRS
ます。そして、もちろん 、本 誌 で 私 たちが
の創立4周年と時を同じくすることとなりま
みならず、汗と涙もつぎ込み、会員、友人、支
成し遂げたいと思っていることに対してご支
した。JHRS自体、会員企業や日本のHRプ
援者への約束を果たす決意で努力を続けま
援、 ご協力くださったアドバイザーの方々に
ロフェッショナルのニーズに応えつつ、 コミ
した。 しかし、 日本最初で唯一の2ヶ国語HR
も特別の感謝の意を表したいと思います。
ュニティとしての進 化を遂げて来ました。
情報誌発刊に向けて最善を尽くす上で最大
歴史を作れたのは、私たち全員の力があっ
当初、 リンクトインの1グループとして発足した
のモチベーションとなったのは、実は、2011
たからです。 ありがとうございました。
J H R Sも、全 世 界で登 録 会員数 5 0 0 件を
年3月11日の東日本大震災でした。
超える組織に成長しました。 今日では、 日本の
この想像を絶する悲劇は、私たちの目の
HRプロフェッショナルの活動の推進を支援
前で起こり、 日本はいまだに事態を完全に
するという高邁な使命を持つ、急成長中の
は収束し切れていません。 しかし、私たちは
2ヶ国語HR組織だと見なされています。今回
災害に打ちひしがれることなく、逆にこの
創刊する 「The HR Agenda」が、 この使命
体験を前進へのインスピレーションとして、
達 成の一 助となれますよう、読 者 各 位の
日本のHRプロフェッショナルが前進を続け
ご支援、 ご協力をお願いする次第です。
ていくことを全世界に示すために、 この出版
「The HR Agenda」の発刊までには、 実に多くの、様々な課題や困難に直面しま
物を実現させようと決心しました。そこで、 創刊号のタイトルを 「がんばれ日本!」 とし、
した。実現は不可能だと言う人もありました
日本と日本人、特に日本のHRプロフェッシ
が、私たちはやり遂げました。時間や資金の
ョナルに捧げています。
4 THE HR AGENDA
カビッティン・順:エイチアールセントラル(株)代表取締 役社長、 テンプル大学日本校非常勤講師を務め、20年以 上にわたり人事のバリューチェーン全体に携わってきた。 (多くが日本に特化したものである)人事に関する継続 教育、知識の共有、最優良事例の活用を通じ、人事の課 題を解決することができると強く信じている。