PortfolioMasatoshiIga 伊賀 正隼
吉野町製作・まちづくり活動学部2年研究会活動1つ大きな屋根の下で学部2年設計課題 Self 自己紹介Instraction 克服と共存の群像形学部3年設計課題 日常の構造 構造の日常 1学部3年自主活動 学部4年 卒業設計習合都市学部4年 設計作品根岸のネギシ塵も積もれば提となる赤羽シェアリング畏敬と未来へのランドアート再共振するため池コンペ修士1年コンペ修士1年コンペ修士1年コンペ修士2年コンペContentsはじめに目次 自主活動
と受け継がれています。はお爺ちゃん(正一)から父(正師)、そして僕へら命名されたそうです。実は、その一文字目の「正」やぶさ)の様に賢明に生きてほしいという思いかマサトシと読みます。正しくそして素早い隼(ははじめまして。伊賀正隼といいます。下の名前はSelfInstraction自己紹介
Ⅰ. PROFILE 自己紹介 2021201920182017201720111999 「TSRiHA」で副代表を務めメンバーと共に切磋琢磨する奈良県吉野町を中心にツリーハウス等を通して地域活性化を目指す設計課題に明け暮れる近畿大学建築学部建築学科に入学滝川高校卒業高校も引き続き野球に打ち込む滝川中学野球部でキャプテンを任される滝川中高等学校に入学山と海に囲われた神戸で幼少期を暮らす兵庫県神戸市で伊賀家の長男として生まれるランドスケープデザイン研究室に配属建築とランドスケープを横断して学ぶ近畿大学建築学部 優秀学生として卒業大阪市立大学大学院工学科 建築デザイン研究室入学現在工務店を営む祖父と神戸市役所土木課・都市計画課で働く父の話を聞く内に建築に興味を持つ 伊賀 正隼 Masatoshi Iga
Ⅱ. LABORATORY 研究室・所属 Ⅳ. SOFTWARE‐SKILLスキル Ⅴ. 事務所経験WORK-EXPERIENCEⅢ. AWARD 賞与 建築デザイン(研究室:大阪市大M1~)大阪市立大学大学院ランドスケープデザイン(研究室:近畿大学B3~)まちづくり活動(研究会:建築研究会B1~)近畿大学 ・日建設計・YAP・鳳コンサルタンツ・竹中工務店・dot・NNADarchitects ランドスケープ・組織設計/アルバイトランドスケープ・コンサル/アルバイト建築・ゼネコン/アルバイト建築・アトリエ/インターン建築・アトリエ/アルバイト建築・アトリエ/アルバイトB4B3B2 M1 建築×合宿2018 最優秀賞・五十嵐賞 (8班) 造園学会全国学生コンペ 卒業設計 卒業設計 KLD展 スタジオ設計 最優秀賞・合同講評会選出佐々木葉二選出作品学内最優秀賞 大阪府優秀設計賞JIA近畿支部8選 全国大会進出佳作(10選) Illustrator Photoshop Rhinoceros Auto CAD Sketch Up Lumion Office 365
習合都市 設計を行った。街並みとぶつかり合いを各敷地で習合させていく町に動線を挿入し、そして生まれる既存の建築やまちレベルで改変を行った。外来種として新たに持つ敷地でそのプロセスを設計手法として用い、のことである。門前町遊郭という習合的な歴史を文化を生存させていこうという精神又はプロセスるかの関係ではなく、両者を折衷する事によって習合とは土着と外来が対峙した時に食うか食われ 学部4年習合都市卒業設計 ・KLD展 展示作品選出・JIA近畿支部8選 全国大会進出・大阪府優秀設計賞・近畿大学 学内最優秀賞 AWARD
「卒業設計」 Site 課題文指定なし指定なし 受賞賞状
site umeda osaka castle kindai-univ ikoma-sta 習合的過去を持つ敷地/生駒新地・宝山寺門前町00. SITE 敷地 ドを受けて、この土地をメインに日本の文化のプロセス、歴史のリサーチを行ったこの宝山寺は神仏習合の寺社としても有名で、石畳の参道を歩き、境内手前の大鳥居をくぐった後に線香をたく等の参拝を行う。境内には歓喜天以外にも様々な神様が祀られている。この町の核ともいえる宝山寺から習合というキーワーから続く参道の階段は奥の院まで含めると1,000段余りあり西日本有数の規模を誇る。たが、全国的にみると衰退しつつも面影を残し今も営業している旅館を抱える元遊郭は珍しく、この町の大きな特徴のうちの一つである。次に宝山寺は、商売繫盛を願い現在でも年間1919年には芸妓置屋が置かれ、門前町でありながら遊郭としての側面も持ち始める。その後クラブやバー、キャバレーが都市部で盛んになる戦後まで遊郭門前町として繁栄する。現在、風俗機能を残している旅館は3軒にまで減ってしまっ設計敷地は奈良県生駒市門前町で、歓喜天が祀られ開山してから250年近く経つ宝山寺の門前町宿場町である。長くは小さな宿場町であったが、1914年に生駒駅、1918年に生駒ケーブルカーが開通して以降徐々に都市として形成していく。300万人もの参拝客が訪れるという大きな寺社で、麓
習合のプロセス ENTERAPPEAR 土着 土着 外来土着 外来習合土着 ミラーピラミッド おこぼれ 郷に従うギミック 外来 土着種の存在① ② 外来種の登場 ③ 侵入の許可 ④ 共存の手続き ⑤ 習合の誕生様々な事柄の成立のプロセスを追い、共通するフェーズを記述→これを基に事柄を再解読土地に土着の種類が存在する段階外来種が登場し、土着を脅かす段階この際、外来種にもその土地に侵入する意味がある カオスや併存とは異なる形の存在の雰囲気は次なる習合の基盤となる土着と外来の間に新たな共存関係が生まれる段階変化を許容する大らかな精神性を持っているかが問われる外来種が侵入を進め、その侵入を土着側が許可する段階 お互いに利益が生まれるように状況に応じた手続きが行われる侵入が許可され、土着側との共存の手続きが行われる段階 01. 着想・発想FIRST IMSPIRATION 02. リサーチRESEARCH 習合とは・・・ 土着のものと外来のものが対峙した時に食うか食われるかではなく、両者を折衷する事で共に生きながらえていこうという習合とは・・・精神・文化生存プロセスのことである
敷地で起こっている習合a.ミラー b.ピラミッド e.郷に従うc.おこぼれ d.ギミック 形(偶像崇拝)を持たないアニミズム形(仏像)を持つ仏教 八百万の神々は様々な仏の化身であるとする本地垂迹説 →仏教は浸透し、神道は民族思想として生きながらえるその表れのテリトリーが境内であるという思想いたるところに神はいる上で、神仏習合 歓喜天の修法をマスター不動明王から生駒山での修行を促される 生駒山で修行をし、歓喜天・不動明王を祀るお寺の建造へ 生駒山が山岳崇拝(神道)対象でもある 現世だけでなく来世に向けても参拝ができ、宝山寺様々な神を祀ることができる→参拝客を絶やさず寺として存命⑥習合の恩恵・影響④共存の手続き⑤習合の誕生③侵入の許可②外来種の登場①土着種の存在共存の手続きを抽象化して抽出 生駒の野菜農家バリ島出身のコック 地元でとれる野菜でやりくりするしかない 新たな納品先の獲得 アジアン・エスニックミクステュアー新たなるフードタイプの誕生→顧客も獲得し、野菜農家も生きながらえる 湛海律師/宝山寺 門前町 大阪からの 芸妓置屋業者 祀られている歓喜天が愛の神様でもある 複目的による来客の増加でwin-win 門前町/遊郭生駒新地 摩波楽茶屋 自然主義服飾デザイナー 青年会から 宿坊の後を任される 地元の野菜も青年会との縁も大事にしたい 知人デザイナーの活動の場にもなる 自然も観光客もいる立地で自然菜食カフェ誕生町の財産の宿坊を保存・利用する自然菜食ナイヤギンビ→青年会との縁も強固に。ナイヤギンビ/きょうやんさん神道・仏教 参拝と遊びを習合させた精進落としの文化を醸成→まちのお客を絶やさない 過去にどの様にして、「共存の手続き」が行われたかを抽象化し抽出→設計の参考へ 03. リサーチRESEARCH
計画する2つの等高線 Ⅰ Ⅱ 家き空能機通交 都市的な全体像を、習合のプロセスをなぞって計画する。習合的な様相を都市スケールでも創り出す事を目指す。敷地で起こっている習合急峻な道が多く、平坦な道が少ない観光的プログラムに傾倒している使われ方の偏りによる空き家空き地 04. METHOD手法 土着種の存在 観光に傾倒しない住民の為の機能も計画する空き家の多い等高線に平滑な動線帯を設ける外来種の登場-侵入の許可点をピックアップ現在の都市骨格や現状の問題
ミラー 洋服屋 匂いを吸収し・水も吸え、裸足で水景と共に遊べる場が出来る干しているここで染めたものに匂いがつくのを防ぎたいお隣に線香屋緩衝としての珪藻土パーク線香屋・洋服屋の来客増裸足ならではの靴下屋? ikomania お寺へのお供え物 用いる共存の手続き Project 02 ミラー 用いる共存の手続き 廃旅館 横の月見野さんを減築し、たからやのお庭をここまで引き延ばす個人のガーデンが借景としてつながり、異なった文化が共存する夜参り客の居場所/日常の夜の賑わいの場に住ながら一階をイングリッシュパブにイギリスからの移住者人パブガーデン外国の方の交流の場になる 観光旅館日新Project 03 おこぼれ 今も遊べる旅館 女将さん、お嬢さんもそこで働いたり休んだり参道側は旅館として継続/別動線に喫茶店喫茶店中で繋がり、両方に顧客を喫茶旅館旅館側としても顧客を獲得できる客としても事前の交流が取れる 吉乃家 新たな動線による別口の収入源 用いる共存の手続き Project 04 ある空き家 ピラミッド 用いる共存の手続き ある空き家 サウナ&湧水風呂 隠れた秘湯である周辺旅館のお風呂と連携してプチ温泉街へ小さな集まりができる様なコミュニティーの場に屋外で暖もとれるようにボリューム計画空き地をサウナへサウナ・ディストリクトサウナを通じたコミュニティー形成 Project 05 金龍神社 郷に従う 用いる共存の手続きオモテの道と囲われた新たな区画が誕生境内レジデンス通り参拝客の増加も見込める小さな神社計画動線の一部境内的な中庭ができる Project 06 ピラミッド 廃旅館 八百屋・青果店 用いる共存の手続き 宿泊者はヴィーガンレストランのものを食べられる1階に八百屋・ヴィーガンレストラン2階の客室は滞在型オフィスにお隣のヨガスクールと提携メディテーションオフィス心身の療養と共に中・長期の滞在で働ける 天満屋 住民の住みやすさの向上 Project 01 Ⅲ ⅢⅡ Project 03 イングリッシュパブ×お茶屋と庭園 Project 01 八百屋×メディテーションオフィス Project 02 線香屋×珪藻土パーク Project 04 遊べる旅館×喫茶 Project 05 住宅エリア×サウナ Project 06 境内レジデンス通り Project 07 通り抜け旅館 宝山寺駅 参道 駐車場駐車場 吉乃屋旅館ヨガセンター古賀旅館(廃)金龍神社雑貨屋 旅館 バリレストラン ハーブ屋さん 三橋神具店 城山旅館 (旅館・カフェ)門前おかげ楼 門前町公民館 菜食カフェお茶屋お茶屋(別館)旅館やまと参道 参道階段 共存の手続き-習合の誕生 共存の手続き-習合の誕生 題を共存の手続きによって対処全体計画を落とし込むにあたって起こる部分での問 題を共存の手続きによって対処全体計画を落とし込むにあたって起こる部分での問
ファサードの連なりや新旧の展開を感じることが出来るここを歩く人は、まちの裏側や少し小高い視点場、建築の足元など既存の道路シークエンスにはない既存の急峻な道路骨格に対して、この平坦な動線帯は直交・斜交を繰り返して新たな街並みを作る。動線帯は既存の道路骨格にはないシークエンス・ファサードの展開を与える Project 03 イングリッシュパブ×お茶屋と庭園 Project 01 八百屋×メディテーションオフィス Project 02 線香屋×珪藻土パーク 05. 配置平面図SITE-PLAN 連続都市平面図/副産されるファサードの展開・シークエンス
ランドスケープ的操作でまちの疎密を演出し、人と緑や動物の為の都市を創る関西屈指の霊山であり生態系の宝庫である生駒山の中腹に位置する宝山寺門前町。人の賑わいの音が減る代わりに聞こえたのは鳥や自然の声です。寺社や森と隣接するこの町にこそ、ランドスケープ的操作で疎密を演出し、都市部にはない本物の緑との共生的都市を創る Project 04 遊べる旅館×喫茶
廃旅館 2650 350 2950 2500 750 廃旅館の一部を八百屋に 等高線に沿った新たな動線 メディテーションオフィスになる廃旅館廃旅館の部屋をオフィスに取れたての野菜を味わうビーガンカフェ駅前の階段広場へ 八百屋 新たな動線帯 八百屋の野菜を食べれるビーガンカフェ既存の旅室を利用した中期滞在オフィス 01. 模型写真MODEL-PHOTO 02. プログラムPROGRAM 03. A-Aʼ断面図SECTION Project 01 八百屋×メディテーションオフィス
客室 アトリウム ビーガンカフェ 厨房 駅前階段広場 EV 八百屋 04. 平面図PLAN
2500 1750 1850 線香屋 珪藻土パーク 既存洋服屋 既存洋服屋 等高線に沿った新たな動線 線香屋 上のレベルともつながる 珪藻土パーク既存の洋服屋さん 参拝のお供の線香屋さん 新たな動線帯 消臭効果のある珪藻土で構成される珪藻土パーク 自分で染めもする洋服屋さん ミラー 洋服屋 匂いを吸収し・水も吸え、裸足で水景と共に遊べる場が出来る干しているここで染めたものに匂いがつくのを防ぎたいお隣に線香屋緩衝としての珪藻土パーク線香屋・洋服屋の来客増裸足ならではの靴下屋?お寺へのお供え物 用いる共存の手続き 01. MODEL-PHOTO 模型写真 02. PROGRAM プログラム 03. SECTION A-Aʼ断面図 Project 02 線香屋×珪藻土パーク
04. SITE-PLAN 配置図 05. 1st FLOAR PLAN 一階平面図
2850 200 2250 300 750 イングリッシュパブ 旅室 お茶屋さん(既存) 旅室 廃旅館をホテルとして再生イングリッシュパブ×お茶屋と庭園 お茶屋さんとお庭 廃旅館をイングリッシュパブに等高線に沿った動線消音の滝 お庭も携えるお茶屋さん 新たな動線帯 滝で消音しながら前の庭園も引き込むエントランス 廃旅館を改修したイングリッシュパブ ミラー 用いる共存の手続き 廃旅館 横の月見野さんを減築し、たからやのお庭をここまで引き延ばす個人のガーデンが借景としてつながり、異なった文化が共存する夜参り客の居場所/日常の夜の賑わいの場に住ながら一階をイングリッシュパブにイギリスからの移住者人パブガーデン外国の方の交流の場になる 01. MODEL-PHOTO 模型写真 02. PROGRAM プログラム 03. SECTION A-Aʼ断面図 Project 03
旅館 イベントスペース イングリッシュパブ 04. SITE-PLAN 平面図
3050 250 2750 2300 1900 喫茶 旅館 喫茶 庭1 庭2 遊べる旅館×喫茶 既存の旅館等高線に沿った動線傾斜公園喫茶店 喫茶店 新たな動線帯 地形を活かした傾斜公園 今も遊べる旅館 おこぼれ 今も遊べる旅館 女将さん、お嬢さんもそこで働いたり休んだり参道側は旅館として継続/別動線に喫茶店喫茶店中で繋がり、両方に顧客を喫茶旅館旅館側としても顧客を獲得できる客としても事前の交流が取れる新たな動線による別口の収入源 用いる共存の手続き 01. MODEL-PHOTO 模型写真 03. MODEL-PHOTO 模型写真 05. SITE-PLAN 平面図 02. PROGRAM プログラム 04. SECTION A-Aʼ断面図 Project 04
階段広場 レストスペース 境内サウナ室 更衣室1更衣室2 受付 住宅エリア×サウナ 境内レジデンス通りProject 05 Project 06 金龍神社 等高線に沿った動線 廃旅館を再生活用 境内公園 現在改修中のカフェ 小さな商店 等高線に沿った動線既存の階段と接続する新たな階段サウナサウナ前広場 サウナ裏広場 02. SITE-PLAN 平面図 01. MODEL-PHOTO 模型写真 02. SITE-PLAN 平面図 01. MODEL-PHOTO 模型写真
根岸のネギシ 修士2年 根岸森林公園トイレ 設計コンペ
提案します。この2つの項目に応え新たな場を与えるトイレをケール”に応える事だと考えました。旧競馬場に由来する人の身体性を超えた“場のス地帯とあるように、その地形“ランドスケープ”と、それは、根岸という地名の由来が山の麓に沿ったられるでしょうか?根岸森林公園という場所に建つ建築には何が求め
本設計コンペは、『横浜市公共建築100周年事業』の一つとして実施するもので、学生を含めた若手設計者を対象とし、次世代の設計人材の発掘や育成につながることを期待しています。 今回対象の根岸森林公園は、日本初の洋式競馬が行われた場所で、東洋一の規模を誇っていた競馬場がありました。戦後米軍に接収された時期もありましたが、接収解除後に、なだらかな地形を生かし、多くの樹木が植わった森林公園として開園しました。大きな芝生広場が魅力で、休日などは、多くの人がくつろいでおり、特に桜の時期などはとても賑わいます。 この芝生広場に面した位置に、誰もが利用しやすく、周辺環境と調和したトイレを建築することで、利用者の利便性を高めると共に、より魅力ある公園とすることを目指します。 本設計コンペは、設計者を選定するプロポーザル方式ではなく、この公園に相応しい設計案を募集し、最も優れた設計案を選ぶものです。「根岸森林公園トイレ 設計コンペ」根岸森林公園神奈川県横浜市中区根岸台 Site 課題文
cherry blossom camping,picknick playing running forest eguine museum of japan な勾配とし、軽やかに環境を向かい入れます。てそれを取り囲む園路ではランニングや散歩が行われています。これらの豊かなアクティビティーや環境を優しく受け入れるべく、大らかな屋根を提案します。屋根はちょうどたわんだ紐のよう本計画地は起伏や樹林に富み、既に様々なアクティビティーがこのすり鉢状の断面の中に溢れています。園の端部には桜を始めとした樹林帯、中央部にはキャンプや遊び場になる芝生広場、そし公園全体の環境を受け入れる建ち方根岸森林公園という場所に建つ建築には何が求められるでしょうか?それは、根岸という地名の由来が山の麓に沿った地帯とあるように、その地形、“ランドスケープ”に応える事。そして、旧競馬場に由来する人の身体性を超えた“場のスケール”に応える事だと考えます。この2つの項目に応える事で、本計画は根岸森林公園の持つポテンシャルを更に引き出しこれまで以上に利用者とこの場所との繋がりを創り出します。根岸というランドスケープ/場のスケールに応える 00. 着想・発想FIRST IMSPIRATION 01. ダイアグラムDIAGRAM
大らかに活動を呼び込む断面02. PERSPECTIVEパース
φ50 フレーム梁105h=150 フレーム柱 □ 105 Scale=1:10屋根とトイレ諸室の間には隙間を設け、通気層とする。大らかな屋根は風や公園の活動を呼び込む。また屋根下に立った時には公園を切り取る効果を持つ。架構と屋根、木材の詳細屋根は木架構からチューブと半透明ガラスを吊る構成とします。チューブはφ50でガラスはチューブから75mmオフセットした位置にフィックスします。 利用します。硬度を活かして建材としてて知られており、その表面椎の木はもともと堅木としの建材利用を計画します。園に多く自生するシイノキ-園内の間伐木材利用-大らかに活動を呼び込む断面-架構と屋根の構成-03. 断面図SECTION 04. ダイアグラムDIAGRAM
③ビオトープゾーン ①公園中央部 ②前面の芝生広場木陰広場③広場②広場①公園の象徴:サクラへの軸線 [建築配置計画][ランドスケープ計画] 間を創出します。トイレの周囲には動線を兼ねてデッキを設け、そこに軒下空間を計画し賑わいや憩いの空します。。そしてそこに面する部分には開口を設け採光とし、室内に木漏れ日が落ちる空間を演出そして各室をずらしたり隙間をあけて配置します。そのずれに公園とつながる中庭を配置イレの順に室を配置します。等高線から読み取った平坦なメインの動線にそって、多機能トイレ・女子トイレ・男子ト敷地は、①公園中央部 ②前面の芝生広場 態系と触れられるエリアです。が異なり北東に向かって沈んでいくエリアでアクテビティも異なります。③はため池を控え生①は桜の並ぶ開けたエリアでお花見や広い場所を使ったアクテビティが行われ、②は①と傾斜③ビオトープの3つのゾーンに囲まれています。 多機能トイレ女子トイレ森への抜け 公園を望み賑わう 軒下 オープンな行き来 ビオトープとの空間的連続性 裏手で憩う 軒下 lighting 公園からのアクセス① MAIN ROAD 公園からのアクセス② 公園からのアクセス③ 男子トイレ lighting 多機能トイレはアクセスのよい場所に配置 -賑わいと憩いの軒下--単純な配置とズレ--重要な3つのエリア-①に位置する公園の象徴-桜との繋がりを意識した軸線を引き空間を分けつつ開けた広場として西側を計画します。③との繋がりを意識し東側は木陰の多い憩いの場所を計画します。-エリアに応じた設計-ランドスケープと建築の豊かな関係を作る配置05. ダイアグラムDIAGRAM
1.多機能トイレ 2.男子トイレ 3.女子トイレ 4.傾斜広場1 5.傾斜広場2 6.木陰広場 7.ストック 1 4 5 6 72 3 Scale=1:150 公園に調和する造形と居場所06. 配置図兼平面図SITE&PLAN
軒下空間から東を見る 07. PERSPECTIVEパース
トイレ内部から開口:公園中央部を望む
2つの課題を同時に解決する提案を行います。を高めて広域的な繋がりを生む“シェア”を用い事が課題だと考えました。そこで私達は、共有性かたち以上の都市的なアクセントが作れなかった採光に適しているも、室同士の距離が近かったり、されたこのスターハウス。その独特な形態は通風赤羽台団地のアクセントになる事を目指して計画 修士1年赤羽シェアリングプロジェクトURまちの暮らしコンペティション ・URまちの暮らしコンペティション 佳作(10選) AWARD
かつて、高度経済成長期に人々が都市に集中し始めたころ、新しい「団地」が建設されて住まいのスタンダードを定義したように、家で過ごす時間が増え、テレワークの浸透などにより、家族と「住まい」の在り方が再び問われるようになったのです。今日、コロナ禍の中で日々の生活が大きく影響を受け、新しい生活様式が求められています。今、この困難を乗り越えた先の「住まい」の在るべき姿が問われました。赤羽台団地は、戦後の高度経済成長期に東京23区初の大規模団地として建設されました。そして、新しい住まいのカタチとして一石を投じた「スターハウス」があります。スターハウスは標準的な住棟形式とはなりませんでしたが、そこには、当時の先を行く先鋭的な提案があったといえます。そのスターハウスの志を継承し、この困難を乗り越えた先の社会における「これからの集合住宅の住まい」とは何かを、その「スタンダード」を越えた先にある住まいの在り方を考えたいと思います。特徴的なY字プランをもった歴史あるスターハウスをリノベーションし、新しく建て替わった周囲のヌーヴェル赤羽台団地との関わりや団地再生への提言も含め、これからの暮らし方の本質を探究する新しいアイディアや提案を求めます。「スターハウスの未来にある暮らし」赤羽台団地スターハウス(赤羽台団地42~44号)Site課題文
段丘崖 赤羽駅 赤羽西町 赤羽台団地 段丘崖 赤羽台団地 段丘崖で断絶された現状 シェアを豊かにすることで、 近さを活かしたコミュニティーへ 団地内外でシェアされるプログラムを 計画する事で、赤羽全体賑わいをつくる 操 作 1. 室同士の距離の問題 2. 段丘崖による団地と都市の断絶の問題 ントが作れなかった事が課題だと考えました。そこで私達は、共有性を高めて広域的な繋がりを生む“シェア”を用い2つの課題を同時に解決する提案を行います。赤羽台団地のアクセントになる事を目指して計画されたこのスターハウス。その独特な形態は通風採光に適しているも、室同士の距離が近かったり、かたち以上の都市的なアクセ 近接が緊張を生んでいる状態 シェアでゆとりを作り、自由を生む 00. 着想・発想FIRST IMSPIRATION スターハウスの2つの課題を同時に解決する“シェア”
スターハウス住民 利用者間 スターハウス同居人シェアハウス同居人個人 お友達 同じフロア利用者 スターハウス全体街区・団地間赤羽周辺住民団地内住民近隣住民プログラム関係者■居住空間のシェア遠方シェアのレンジ(使う人の範囲)■凡例アクティビティーの絵 ■中間領域のシェア 使う人の幅が異なる多様な“シェア”が同居する ■ランドスケープのシェア 多様な“シェア”をマネジメントするA・S・C 東洋大学 ライフデザイン学部 ・地域住民 ・来訪者 UR都市機構 赤羽シェアリング協会 (ASC) 賃貸料・学び 研究活動 場の提供 学び・報酬 活動・費用 カフェ・マルシェ 商品代 ・賃貸料+売り上げの○% ・人流 赤羽シェアリング協会(Akabane・Sharing・Club) ・赤羽自家製カフェ赤羽シェアリングプロジェクトを管理・運営する団体UR,大学、地域民によって行われる協会の諸活動・赤羽マルシェ・各種教室・シェア畑・まちかど図書館 ・みどりのベランダ 協会住民 ・ピザパーティー・シェアハウス ・研究活動 01. ダイアグラムDIAGRAM 02. ダイアグラムDIAGRAM
03. overview 全体構成 居住空間・ランドスケープ・中間領域をシェアする 5F 4F 3F 1F 2F
■シェア畑 ■じゃぶじゃぶ広場■屋外シェアキッチンシェア畑で採れた野菜を調理したり、地域イベントの際の台所になる。■赤羽自家製野菜カフェシェア畑で育てた自家製の野菜を使ったお食事が楽しめる。子供の習い事待ちの親の談笑の場にも。■赤羽マルシェ赤羽毎年恒例の季節のイベントが開催され、たくさんの人が参加する。(季節の野菜マルシェ、クリスマスマーケット、フリマetc...) 04. パース&平面図IMAGE&PLAN 1F 赤羽シェアプラザ ■ 赤羽シェアプラザ
屋外シェアキッチン じゃぶじゃぶ広場 赤羽自家製野菜カフェ 芝生 デッキ EV 倉庫 (+1,000) (+320) (+1,160) (+100) (+680) 0 (+100) (0) シェア畑 資料館 既存樹 既存樹 既存樹 既存樹 既存樹 N10,000 S=1:600
て地域住民とここで会議を行ったりもする。授業時に利用する。赤羽のイベントについ東洋大学ライフデザイン学部のゼミ活動や■サテライトキャンパス■みどりのベランダ近隣の小学生が学校の授業の一貫で園芸に挑戦。そこで図書館で借りた「園芸のすゝめ」を参考に。■まちかど図書館団地内の住人によって寄贈された本が置かれている。■書道・そろばん教室団地の一角で開かれる教室。親の目も行き届きやすい場所で、地元の先生が教える。■多目的教室赤羽住民がここをレンタルして様々な活動が行われる。何かあった時の柔軟な使い方もできる。(ヨガ教室、赤羽地域イベント会議、学生向け料理教室etc...)■絵画教室様々な年代層が通う。シェア土間には、日常的に作品が飾られ、教室を開放し展示会が行われたりする。■土間シェア玄関 3F 2F ■ ラーニングシェア ■ 土間シェア教室 05. パース&平面図IMAGE&PLAN 3F 土間シェア教室2F ラーニングシェア
書道・そろばん教室 絵画教室 多目的室 土間 EV 階段室 みどりのベランダ サテライトキャンパス 階段室 土間 まちかど図書館 EV N10,000 (+100) (+100) (+100) (+400) 2階 平面図 3階 平面図 S=1:200
頻繁にパーティーが行われたりする。が共有して利用する屋外空間。3つののシェアハウス棟の住人同士■3住戸をつなぐコモン庭園■共有リビング各棟のシェアハウスで暮らす住人たちの共有の憩いの場所。一緒にご飯を食べたり、わいわいゲームをしたりする。■縁側空間共有屋外空間に張り出した縁側。恋話をヒソヒソ。友情や信頼関係が生まれる場所。■部屋1人でいられる自分だけの場所。寝室。■螺旋階段 5F 4F ■ メゾネットシェアハウス 06. パース&平面図IMAGE&PLAN 5F メゾネットシェアハウス
(+100)(+100) 部屋E-1 部屋W-1 部屋W-2 部屋S-1部屋W-3 3階へ 部屋S-2 部屋S-3 個室 (+100) (+100) (+200) (+200) (+300) (+300) 縁側 縁側 玄関 共有キッチン 室内デッキ コモンガーデン 共有リビング EV N10,000 4階 平面図 5階 平面図 S=1:200
07. ダイアグラムDIAGRAM 08. PERSPECTIVEパース 5F 4F 3F 1F 2F 1F:デッキ
3F:共有廊下 5F:コモンガーデン
仕組みで変化する海岸線を提案します。う埋立ゴミは土木構築物に内包する。この2つのは公共物に還元する。そしてどうしても出てしま識を啓発する仕掛けをし、分別によりできたもの泉大津の最終埋立場周辺を敷地に、一人一人の意重ねで改善できるものでもあります。規模に見える一方で、一人一人の分別意識の積みれるゴミの量です。このゴミ問題はとても大きな-年間100万トン- この数字は大阪で埋め立てら 塵も積もれば堤となる修士1年景観開花2021
泉大津クリアプラントセンター~泉大津駅 東日本大震災から10年が経過し、復興事業は大詰めを迎えている。(中略)そのような中、東日本大震災の復興では、土木デザインや土木・建築の横断的な取り組みによって、安全性と魅力の維持・向上の両立を目指した新しいアプローチが見られたのも事実である。このような新しい取り組みは、自然災害が多発・激甚化する中で、人口減少時代に突入した日本のこれからのまちづくりの萌芽であると言える。 さて、今後起こるとされる南海トラフ巨大地震は先の巨大地震の被害を大きく上回ることが想定されている。東日本大震災の復興で見られた事業集中による建設コストの上昇や時間の経過の中で、住民の防災意識の変化などを目の当たりにしたことで、今後被害が想定される地域での減災を目指す「事前復興」の取り組みが進められている。復興時の課題は決して新しい問題が突如現れるのではなく、被災前からその地域にあった問題が時間を早めて深刻化して現れる。つまり、地域には被災前から復興の課題があり、人口減少や被災を見越した平時のまちづくりにおける準備や経験の積み重ねが重要となる。 以上のことから、今後被害が予想される沿岸地域において、安全と地域の魅力の維持・向上の両立を土木デザインによって解決することを目指し、人口減少時代におけるこれからの新しい海岸空間のあり方をテーマとする。「Pre-Coastruction」大阪府泉大津市Site課題文
00. 着想・発想FIRST IMSPIRATION 現在 第3期神戸沖埋立処分場(2期)計画中・・ 大阪沖埋立処分場(2期)尼崎沖埋立処分場(1期)泉大津沖埋立処分場(1期) TRASH 岸線を提案します。る。この2つの仕組みで変化する海埋立処分ゴミは土木構築物に内包すに還元する。どうしても出てしまうし、分別によりできたものは公共物一人一人の意識を啓発する仕掛けをます。積み重ねで改善できるものでもありえる一方で、一人一人の分別意識のゴミの問題は規模の大きなものに見「大阪湾フェニックス計画」とは近畿圏で排出された廃棄■海へと拡大する埋立地計画:大阪湾フェニックス計画物を処分するために、大阪湾に海面埋立処分場を整備するという計画のことです。これまで1期事業として「尼崎沖処分場」「泉大津沖埋立処分場」、2期事業として「神戸沖埋立処分場」「大阪沖埋立処分場」が整備されました。各埋立処分場の容積がひっ迫し、現在第3期事業として新たな埋立処分場の確保が進められていますが、はたしてこのまま海に用地を求め続けてよいのでしょうか??■行き場のないゴミの最終埋立地現在大阪では1年間で約100万トンものゴミが排出され、分別や減量化はされるものの約15万トン分のゴミが最終埋立処分場で今日も埋立てられています。莫大で土木的な量を収容するための用地は住民の合意形成や規模の問題で海岸線や奥山に追いやられています。まさに、臭いものには蓋をしている状態です。 行き場のないゴミの最終埋立処分場 ■ゴミも資源として土木・公共を創る/市民意識が変える海岸線
01. ダイアグラムDIAGRAM 液状化の危険性高 高 低 低 液状化:リスク小液状化:リスク大津波:リスク大津波:リスク大液状化:リスク小液状化:リスク大津波:リスク小津波:リスク小 性険危の波津 津波ハザードマップ ■津波&液状化の危険性マトリックス津波&液状化ハザードマップ 液状化ハザードマップ →避難所の確保液状化/津波共に危険比較的安全なエリア →防災広場へ液状化の危険性高 →事前復興用地へ液状化の危険性低 高いところは一時避難を可能にする場所を設計します。興の拠点になる様な計画とします。そして、津波の危険性がどとして利用します。また、液状化の危険性が低い場所は復建築が難しいと考えられるので被災瓦礫や資材の仮置き場な埋立造成地は基本的に液状化の危険性が高い為、被災直後の■敷地の特徴から復興時の使い方を決定するこれまで、郊外や都市の海岸線は物流や化学施設などの拡大のため、みるみる埋め立てられ海側に侵食したことにより、人と海の関係性は希薄になり断絶を生んできました。この提案では数年で使われなくなる最終処分場を拠点に、海側に侵食した埋立地から自然に戻す取り組みを行う。海岸を侵食した人のエリアを海側から自然に戻す津波と液状化の予想マップから見た事前復興の要所
03. 鳥瞰全体図OVERVIEW A A’ B B’ C C’ 海辺自然化エリア 旧大津港砂浜エリア 浜街道避難所エリア 事前復興とゴミの問題にアプローチする3つのエリア A site B site C site
リサイクル施設プロムナード盛土層段々護岸ゴミの層大阪湾 ビオトープ緑化帯 A A’ 陸と海底のシームレスなつながりにより、海藻、小魚、水鳥が集まる 学習や、レジャーなどに市民の自然との触れ合い用いられる 動植物の生息域になるエリア。津波の緩衝帯にもなる し、傾斜護岸が生物多様性を雨水などを溜める役割を果たうむ地帯 埋め立てられるゴミが集まり、テトラポッドやファニチャに変わる海辺自然化エリア site A 海辺自然化エリア A site 埋立地の緑地化・護岸自然化 & リサイクル施設scale=1:500
ラポッドを作成する施設があり、ここで作られたものが泉大津の町で再利用される。木々やビオトープなどがあり、渡鳥や様々な動植物の住処となる。このエリアにはまちで排出されたゴミを利用して公園のファニチャーにする施設やテト本来埋め立てられるゴミが内包されている護岸のエリアは、陸と海をシームレスに繋ぎ、小魚や海藻が集まる場になっている。また、陸地は、たくさんの海側から自然エリアを見る
ゴミの層 ビーチ盛土層 内湾旧大津港 集合住宅阪神高速海浜防災公園倉庫兼排水施設 B B’ の日にはマリンスポーツ波の穏やかな内湾。晴れが行われている。が配置され、魚の住処とリサイクルテトラポッドなっている たファニチャが配置されリサイクルにより作られている を果たし、復興時は拠点高速道路の音を防ぐ役割エリアとなる 倉庫兼排水施設。備蓄倉強固な基礎で設けられた庫として機能する 高層集合住宅からビーチまでは直線で繋がる旧大津港砂浜エリアB site scale=1:500 site B 海辺自然化エリア 砂浜・海浜防災公園&事前復興用倉庫の計画
は利用し、このエリアを事前復興の拠点とします。が作られ、設置されます。また普段階段としても使われる防潮堤にはゴミが内包されています。そして、海浜防災公園元々工場地帯が連なり、町と海との分断を生んでいたエリア。このエリアは町で集まったリサイクル資源によってビーチを含む土木構築物、ファニチャーには大きな倉庫があるため災害時に内湾からビーチ・防災公園を見る
倉庫資源回収センター浜街道 裏庭高所避難所 C C’ を持つ資源回収センター。日常的に使歴史的な街並みに呼応するファサードわれ、井戸端会議が行われる旧大津町に走る街道。街道沿いには伝統的な街並みが形成されている 防災用備蓄倉庫。集会所としても使われる。 街道沿いの密集地に位置する為、逃げ遅れた人や身障者の一次的な避難所になる 浜街道避難所エリアC site site C 海辺自然化エリア 資源回収センター&一次高所避難所
す。避難所と日常的に使う資源回収センターが隣接する事で、周辺住民の防災的な認識が上がる事も期待されます。別されたゴミは資源としてリサイクルされ、各地でファニチャーなどとして利用されます。避難所は強固に作られ、倉庫としての機能も持ち合わせていままちの動線として日常的ににぎわう浜街道に位置する高所避難所兼資源回収センター。道路に接する所が資源回収センターの機能を持ち、ここで細かに分敷地側から街路空間を見る
ンドアートの設計と集落の縮小の設定を提案する。える。畏敬の念を継承する、未来の生態系の為のラそれは、“自然への畏敬の念”ではないかと我々は考東日本大震災において記憶すべき事は何か?の戦争という負の歴史”を記憶している。ならば、第二次世界大戦という繰り返してはならない“人類とは何か。丹下健三による広島平和記念資料館は、メモリアルプレイスにおいて、継承するべき“記憶” ・造園学会全国学生コンペ 佳作入選(10選)畏敬と未来へのランドアート修士1年 コンペAWARD
21 世紀に入り 20 JR気仙沼線とその沿岸地域(被災廃線跡地)廃止された自然災害が頻発しています。これら災害の記憶を年が経過しようとし、その期間に地殻変動の活性化による大震災、地球規模の温暖化の影響による豪雨等の21世紀初頭の私たちの経験として次の世紀以降まで継承するような場のデザインとその風景とはどのようなものでしょうか?2011年の東日本大震災の被災地の沿岸市街地では、流されてきた大きな船、なぎ倒された海岸林など多くの震災遺構は撤去され、街全体が嵩上げされています。その場で起こった出来事は写真・映像記録として保存されて、祈念施設やモニュメントにより知ることができますが、その場に宿る記憶を想起させる風景はそこにはありません。一方で、沿岸部の低平地の湿地化の進行や廃線となった鉄道の遺構である土手や高架が残されたまま、草木で線路が覆われていく姿が私たちに「負の記憶」を思い起こさせることもあり、そのありのままの風景も祈りの対象ともなりえます。金継ぎ茶碗のように、傷ついた大地とその再生プロセスを残しつつ、地域間をつなぎ止める媒体として捉え直すことで「その場の出来事の記憶」を「記憶の宿る風景」として継承することの意義が見いだせるのかもしれません。本デザインコンペでは、2011年の東日本大震災の津波被災地にある鉄道沿線地域を対象とし、被災地が再び「自然」に移り変わる再野生化のプロセスの中でも、千年スケールの時間軸を想定し、その記憶を地域の生業・生活とも直結する文化的景観として継承しうるメモリアルプレイスの空間形態とその変容に着目したランドスケープデザインの提案を求めます。学生の皆様のチャレンジを期待しています。「風景として継承する災害の記憶~MillenniumMemorialPlace~」JR気仙沼線(柳津駅~気仙沼駅間)の沿線地域の鉄道跡が残存するエリアの内Site課題文
00. 着想・発想FIRST IMSPIRATION て捉え、提案を行うものを、本課題におけるメモリーすべきものとし本来人為的に作られはしないその畏敬の念というは考える。それは、“自然への畏敬の念”ではないかと我々は何か?ならば、東日本大震災において継承すべき記憶とい“人類の戦争という負の歴史”を記憶している。館は、第二次世界大戦という繰り返してはならな憶”とは何か。丹下健三による広島平和記念資料メモリアルプレイスにおいて、継承するべき“記継承すべき記憶とは“自然への畏敬の念”である繰り返してはならない“戦争という人類の負の歴史”広島平和記念資料館(丹下健三)第二次世界大戦 畏敬と未来へのランドアート東日本大震災・大津波メモリアルプレイス継承すべき記憶事象 “自然への畏敬の念”
01. SITE 敷地 出来るのではないかと考えたの廃線跡に、新たに意味を付与する事でこの敷地一体の背骨として集落群の自立を支える事が■廃線は山側と海側の集落の間に横たわっている。本来の機能が漂白され、白骨化した様なこ気仙沼を典型とも言えるこの敷地では日本の典型とも言える人口減少問題も抱えている■敷地は本吉町前浜・天ケ沢・田の沢の一体である。リアス式海岸特有の崖や山、漁港が揃った、気仙沼市 本吉町前浜・天ヶ沢・田の沢 前浜漁港 住宅・集落 森・林 前浜 気仙沼市本吉町 田の沢天ケ沢 小金沢 大沢 津谷 大谷海岸
02. ダイアグラムDIAGRAM 来るものだと考えた。廃線跡が集落との関係が薄い現状に対して、廃線を取り巻く様に、ランドアートを計画する。これにより、志向する畏敬の念を集落全体で感じ、表現する廃線から感じとった畏敬の念への手がかりは遺構性(ある意図で過去に作られ、現在はその機能をはたしていないもの)・禁足地性(物理的には入れるものの足を踏み入れてはいけない理由があるもの)から畏敬の念への手掛かりとしての廃線~廃線跡を基軸にランドアートを配す~BEFOREAFTER 現在の畏敬の念の兆し・手掛かり遺構性・禁足地性・被覆性 現状:JR気仙沼線廃線 近未来:ランドアート 未来:生態系の場 廃線とランドアートに絡まるランドロード点在するランドアート 物理的には入れるものの足を踏み入れてはいけない理由があるものある意図で過去に作られ、現在はその機能をはたしていないもの 物理的には入れるものの足を踏み入れてはいけない理由があるもの 未来への遺構性・禁足地性・被覆性 未来の生態系の為に作られ、現在はまだその機能をはたしていないもの
■ 3.11「弔」 3.11「弔」 ■ 9.11「興」 9.11「興」 時の流れを感じ、自然の恵みへ被災者を弔い、自然への畏敬の念が最大化される日の感謝する日 半年毎の祭事が ハレとケを生む 03. ダイアグラムDIAGRAMドアートへと変換していく。ヒトと自然の間にランドアートという媒介が入る事によって、ヒトはランドアートを通して自然を感じ、また自然はランドアートにより環境変化に対応ことができる東日本大震災により、自然に対するヒトの圧倒的優位性は揺るがされた。それに伴い、ここ気仙沼ではヒトと自然の距離が急速に出来てしまった。人口減少問題も含め、ヒトの活動領域が縮小していく中、その縮小した領域を未来の生態系の為のランヒトとランドアートと自然の関係性相関図弔い、興す、管理を兼ねた年二回の儀式年二回の儀式の際に廃線を含む禁足地に立ち入り、人が手を入れ管理を行う。管理作業が終わると、かった枝葉を用いて炎をともして被災者を弔ったり、自然への感謝を謳う宴を行う。季節の異なる二回の儀式はその季節やその影響による植生の状況をみて活動の雰囲気が創られる
漁港 水圏生態系の砂浜 森林の空き地 住宅 雑草地 鳥類の住処となる谷 LANDART 現状 未来 LANDART 現状 未来 LANDART 現状 未来 た空地は、急速に変化しゆく植生生態系の移気温上昇による植生の変異に備えてつくられくられた砂浜は、長い年月をを経て水海面上昇による海岸線の後退に備えつ圏生態系のビーチとなる行を受け止めるボイドとなる減りゆく鳥類やコウモリの住処の為につくられた渓谷は、長い年月を経て形を変えながら鳥類の住処の谷となる 地図・環境被層図レ”を手がかりに造形を行う事で、未来生態系に寄与するスぺースを創るランドアートは300年後の生態系を見据えて設計を行った。人口減少や温暖化による海面上昇や植生の遷移といった環境変化などを含めた「300年後の地図」を作り、現在の地図にかぶせる。そこに現れる“ズ「300年後の地図」と「今の地図」とのズレを埋める未来へのランドアートランドアートの未来機能図04. ダイアグラムDIAGRAM 300年後の地図今の地図LANDART 300 years 300city-siteafteryearsaftervegetationnowcity-sitenowvegetation
現在:2021年2011年 2-30年後 100年後 1000年後300年後 次期生態系の為のランドアート持続可能共同体への縮小の設定設計Ⅱ:設計Ⅰ: 地力で生きる集落へと縮小・再編を続ける同時にランドアートを作り上げていく 新たな生態系の為の場として自然にランドアートはヒトの手を離れ、覆われる集落の縮小にあわせて、徐々にランドアート群を作り上げていく 115戸ランドアートのスペースを作るコンパクトな集落へと縮小し100戸90戸 75戸 60戸 45戸 0% 100% 持続可能なヒト共同体維持管理 50% 80%30% 2021年 20-30年後 100-300年後60-70年後 ヒト共同体の縮小の設定タイムライン 05. プロセスPROCESS 持続可能な共同体への縮小の設定とランドアートの完成のタイムライン
全体配置図 帰鳥の谷 帰鳥の谷 覆砂の港覆砂の港JR気仙沼線廃線 JR気仙沼線廃線 後森の空地 後森の空地 06. SITE-PLAN 配置図
後森の空地 20-30年後 Ⅰ PLAN/SECTION 森林の空き地 住宅 LANDART 現状 未来 た空地は、急速に変化しゆく植生生態系の移気温上昇による植生の変異に備えてつくられ行を受け止めるボイドとなる
100-300年後 Ⅱ PLAN/SECTION
の山を置いていき、この地域特有の北西からの風の力で砂浜として平面的な広がりを持つ。広がっ海岸線の後退に向けて、現在漁港である海辺の上に砂浜をつくる。まず、減らした建築の所に砂た頃には海面は上昇し、そこから徐々に砂浜に水圏生態系が出来ていく。覆砂の港 700-1000年後20-30年後Ⅲ PLAN/SECTION 漁港 水圏生態系の砂浜 LANDART 現状 未来 くられた砂浜は、長い年月をを経て水海面上昇による海岸線の後退に備えつ圏生態系のビーチとなる Ⅰ PLAN/SECTION
100-300年後 Ⅱ PLAN/SECTION
て利用されるが、年月を経て形を変え、鳥類の住処になる。種子の交配においても重要なコウモリ・将来多くの絶滅が予想されているコウモリ・鳥類の為の住処をつくる。現在的には弔いの場とし 20-30年後 Ⅰ PLAN/SECTION 雑草地 鳥類の住処となる谷 LANDART 現状 未来 つくられた渓谷は、長い年月を経て形減りゆく鳥類やコウモリの住処の為にを変えながら鳥類の住処の谷となる
100-300年後 Ⅱ PLAN/SECTION
ランドアートは長い時間をかけながら人々の自然への畏敬の念を形成し、自然に還っていきます
として諸関係を再編する。風景が共存を生み、より身体的なランドスケープの群造が、現在背を向けている住民と通行者、地形、まれた地形を起点に、体験や建築の連なりとして中にも溢れている。これら自然の克服によって生るを得なかったような様々な地形のしわ寄せが町われた郊外:柏原市。近代の都市計画では排せざ大和川や生駒山系の山々といった雄大な自然に囲克服と共存の群像形学部3年 設計課題 ・KLD展 推薦作品/佐々木葉二講評会選出・近畿大学オープンジュリー 入選・学内講評会 最優秀賞 AWARD
「新しいパブリックスペースかた」全体テーマ(課題文) 講評の様子 「プリミティブ・エンベロープ」スタジオテーマ me!長田 直之松本 明 中西 正佳 多田 正治 忽那 裕樹 堀口 徹 松岡 聡 前田 茂樹続可能なマネジメントといったソフトなアプローチが盛んに語られる中で、設計理論における「かた」という概念を用いて、によって管理されすぎた公共施設や公園などのオープンスペースが、現代の都市で多様化するパブリックスペースのなかで、もつ公共空間が財政を圧迫し、広大な公共空間の維持・更新がなされていないことが問題視さえている。また、複雑な制度これまで、公共空間は各種の「公共施設」という型にはめられ、国や自治体によって所有・管理されてきた。国や自治体が居心地の悪い場所として取り残されているようにも感じる。近年のパブリックデザインの試みでは、従来、狭い範囲の親密な人間関係のなかできずかれてきた仕組みや民間の知恵を、公共に導入するこで新たな息吹を吹き込んできた。収益性や持本来、公共空間がもつ柔軟さに呼応するような、公共の「建築空間の原理」を探求してほしい。…プリミティブ・エンベロープは道端に落ちた種から幹、枝葉を伸ばし、いつのまにか町に木陰を落とす大樹の様なものかもしれない。…エンベロープはその街に暮らす人々の日常を豊かにするためのきっかけである。(課題文抜粋)
00. 着想・発想FIRST IMSPIRATION の新たなパブリックスペースとなるこの提案は、木こりが切り株に腰かける様に部分と全体を横断する感覚を利用者に感じさせる。まれていながらも個人が寛ぐ事を許容する空気感をもった場を作れるのではないかと考えた。ユニットテーマでもあるプリミティブな振る舞いを誘発し、まちの様に取り残されているものもある事を発見した。これら自然に起因する取り残されてしまった地形達に人が介入できる操作を行う事で、何か大きなものに囲地形採集のサーベイを通して、柏原市河内国分には大和川と生駒山系による様々な地形があり、豊かな関係を生んでいるものもあれば、膠着し地形がオブジェ木こりが切り株に腰かける様に木こりが切り株に腰かける様に切り株:森という全体において、人が介入できる部分(微地形)きこり:森で生業をする人(住民)森:自然の全体像(柏原・大和川・生駒山系) 大和川と生駒山系の衝突点:柏原市河内国分 地形の採集を経て 地形採集/広域サーベイ H CD A K I O J E F G MQ R P B
はないかと考えたは人々が大地と会話し風景と繋がる事の出来るポテンシャルを秘めていると感じた。丘や河原に腰かける様なパブリックスペースを作る高井田地区(下図)には大和川に起因する地形がまちの各所で見られる。これらの地形はどこかにしわ寄せ的に集められ無用の長物としてオブジェの様になっている。しかし、このジオオブジェ事で大地とヒト、風景と生活が戯れることが出来るので 01. 敷地詳細RESEARCH 設計敷地 PICK UP!! “かた性のある堤防地形”の敷地 地形のしわ寄せが集積するまち高井田町/設計敷地図
NEIGHBORS PASSENGER+ rest space viewingsmallplatformhallsecondsmalllivingshop assembly hall NEW PLACE 然や人と交わる事が生活の豊かさの一端を担うカンドリビング的にくつろぐことのできる場所。通行人は帰り際に一息つける展望デッキや小さな日替わりテナント。自周辺住民と歩行者の両者が日々の行為を拡張するようなプログラムを計画する。地域住民が集まる様な集会スペースやセ居住者と通行人、両者の生活を拡張する機能を(プログラム関係)すぎず共存する曖昧な緩衝帯として機能する地形によって生まれた上と下のGLを歩行者と住民、それぞれの拡張域とする。その結果、活動の異なる者同士が交わり地形を起点に上下のゆるやかな棲み分けを生む場所へ(断面関係)断絶を生む地形から、棲み分けと拡張を生む地形・建築へ(か・かた) 02. PROPOSAL提案 現状 提案 住民と通行者のネガティブな関係地形が取り残されている 暮らすと歩くの両者を拡張し緩衝する場へ地形を活かした場へ
1:2勾配の堤防形状でケーススタディー(かたろぐ)03. ケーススタディーCASE-STUDY 5000 mm 緩衝レイヤー案 case01 展望台持ち上げ案 case02 ダブル斜め案 case05 へばりつき屋台案 case06 斜め階段挿入案 case03 酒蔵形式案 case04 験を生めるのでは既存歩道と並走する歩行空間。いつもの道から一歩外れた体下の住区GLからアクセスできる軒下空間。小さな立ち飲みバーなどが入って賑わいを生めるのでは な軒もつけ小さな拠り所階段の傾斜外形と地形の傾斜に挟まれた空間に小さが並んだ軒下空間になる展望台の裏に植栽をする事で足元には木々の幹と建築の柱展望台堤防の上を走る車を越えて川への視線を飛ばす堤防の上を走る車を越えて川への視線を飛ばす展望階段 上への目線をきる垂直の壁。斜めに下りながら下のレベルへ歩行空間から導く様に挿入した斜めの階段いざなう 。向かいの階段で起こるイベントも俯瞰できる足をぶらぶらしながら上から眺めることのできるコの字デッキれるの関係を作る舞台的な階段。向かいのコの字との見る見ら の豊かさを向上できるのでは屋根の上は緑化された庭になる事で歩行空間屋根下の空間は屋台的に使えるのではないか 上・下・周辺との関係 緩衝・中間領域風景住民領域の拡張通行者領域の拡張 上下・断面動線動線の状態通過動線滞在空間 メージを代謝建築論「かた」から「かたろぐ」として列挙し、それの連なりが群造形としての「かたち」になる。堤防地形の高低差がおよそ一定である為、かたちを固定しケーススタディーを行った。地形の上と下の関係のイ斜面下平面地中上空斜面上操作の場所基本の断面形状図(case00) 各ケースがもつ要素の表
階段+さえぎる植栽案 case08 傾斜庭園×軒先案 case11 ねそべりリッジ案 case14 傾斜背景の舞台案 case15 動線クロス案 case12 角度あり崖えぐり案 case13 階段と階段下劇場案 case10 ハイラインと木々案 case07 感を得れる植栽によって視線がぶつからず空中歩道ではより浮遊足元は空中遊歩道の柱と木々の幹が林立する 既存の歩道からの視線をブロックするように植栽を行う既存歩道から一歩脇にそれる新たな遊歩道 傾斜をえぐるように場所を作る。上の歩道からは見えない前面には植栽や道をつける て風景を眺められる歩道に正対せず斜めに位置する階段。川の流れの向きに沿っ台的に使われることも階段の裏側の空間。上方向へ広がっていく形状から舞 歩道と建築の間の庭園の間を抜けるパス歩道からの視線は遮られ、下のGLには開かれた立面を持つ傾斜をリフレクトしたかのような傾斜の屋根を持つ建築。上の 傾斜を斜めに下りる差し込み階段とで多様な動線体験がクロスする上下のGLとの間にスラブやGLを挿入。それらを繋ぐこ 広がりを規定できる斜めに傾斜を削ることで場に立った時の視線の方向や角度をもって傾斜を削った余剰空間。別なる場になる 無い空を見ることが出来る手摺の所に斜めの壁を備える事で、寝転がり日ごろ見る事の橋の下の様な空間。土木的なスケール 背景をもとにステージも作る事で舞台的な様子を演出する傾斜に植栽をする事で地形と合わせて背景になる崖えぐり案 case09
街区と堤防で囲まれた場所 開口の無い住宅と堤防で挟まれた場車の高さを超えた展望台機能を持ったcaseを川の流れに沿った良い風景が見られるスポット住宅の配置によりできた囲まれた場所case02 住宅に開口が無いのでぎりぎりまで迫った造形も可能道路と並行していても気にならないcaseを周辺住民が集まったりできるcaseを 囲まれた場所と既存樹木を活かした場を作れて、足元にも光が入るcaseを case15+case07 case14case14 case06 川と山並み・街並みが並列で見られるスポット 04. デザインプロセスDESIGN-PROCESS 周辺状況や風景、住民・地域を考慮した、ケースの配置設計
A Aʼ Bʼ B scale=1:30006. PLAN 配置図兼平面図 05. PROCESS プロセス 建築/時間が連続していくことによる風景の創出 phase 3 オブジェクトが周辺建築と繋がり始める。余った住宅がカフェやゲストハウスになった時、関係性が広がる 現状 地形がただある状態 phase 1 地形に沿って複数のオブジェクトを建てる。今までにはなかった憩いの場や視点場が出来る phase 2 更にオブジェクトを建てる。それぞれを繋いだり貫通したりする処理を加えることで独立していた場がつながり、新たな動線体となる
A-Aʼ 断面図 scale-1:10007. SECTION 断面図 住宅 高架は住宅と繋がる事ができ、新たな公的な使い方が出来る高架と住宅の間にできる私的な前庭の様な空間地形と住宅の間に立ち緩衝と鑑賞をつくる高架植栽によって交通騒音が緩和された高架と地形の間の空間 国道165号線地形との接続部は階段状にし日陰の滞在場所にアジュガなどグランドカバーに適した植物JRと近鉄の乗り換えにも使う歩道 5 000 72 5 220030 5 0 4500 1600 500 900 1400 1800
B-Bʼ 断面図 scale-1:10008. SECTION 断面図 階段を経由して、奥のテラスや手前の住宅前に降りられる寝ころんだり座ったりできるエッジで一休み少し路面からあがったレストスペース橋の下の様な落ち着いた空間の散歩道 住宅 地形にへばりつく、土木物構築物の様なデッキブリッジ 国道165号線地域住民が買い物にも使う歩道 屋上にテラスをもつ小さなカフェスペース 5 000 72 5 220030 5 0 2300400 2600 3500
09. MODEL-PICTURE 模型写真 模型写真
住宅と地形の間に新たな空間を生み、失われた風景に浸る体験を創り出す 10. Peerspective パース
木こりが切り株に腰かける様に、住民が地形とまちと風景の一体性を感じる事目指しました
「遺産」化する今。地区それぞれに潜む様々な問題生産に欠かせなかったため池が使われなくなり、の原風景であり、美しい景観である。かつては食し、ため池や棚田、そこでの人々の生活は日本人民の生活を脅かす危険因子になりつつある。しかくなったため池は漏水や決壊、獣害など近隣の住就農人口の減少・高齢化に伴い管理の行き届かな点をため池とその周辺の状況を再編することによって改善する。一度は廃れたため池がもう一度地域と再共振し始め、息を吹き返す提案。
造園学会2020 コンペ再共振するため池 朽化で漏水や侵食などから決壊し下流の住宅に危険を及ぼす可能性が近年の大雨や地震で高まっている。して、農業従事者の高齢化や若者の離農などから管理放棄されるため池が近年増えつつある。ため池の老国や自治体の土地にある池を周辺農家が利用している例もあり利用形態はさまざまである。そして実態と淡路島には約2万3千個のため池があり日本一のため池密度を誇る。農家個人で所有するものもあるが、食の「遺産」化するため池比率(%)1001998水道管設置淡路島のため池分布図
淡路市Site 食とランドスケープ(2020年日本造園学会 全国大会)課題文 ため池を取り巻く多様な状況と改善の作法ため池とを中心とした各地域へのトリートメント 朽化で漏水や侵食などから決壊し下流の住宅に危険を及ぼす可能性が近年の大雨や地震で高まっている。して、農業従事者の高齢化や若者の離農などから管理放棄されるため池が近年増えつつある。ため池の老国や自治体の土地にある池を周辺農家が利用している例もあり利用形態はさまざまである。そして実態と淡路島には約2万3千個のため池があり日本一のため池密度を誇る。農家個人で所有するものもあるが、 地区独自の問題点や可能性を設計の発端とした。ながらもそれぞれの状況を細かく観察・分析し、その中で発見したその中で今回ため池という淡路市の大きな問題の改善に焦点を当て複合的に解決していくことが必要であると考えた。画一的な操作ではなく、それぞれの場所で複雑に絡み合った問題をいわゆる地方である淡路市においてフードセンターを建てるような問題があり、そしてそれらはお互いに緩く関係しあっている。山、川や用水路、海、さらには役職といったものにも、それぞれの災害耐性や管理放棄といった問題はため池だけではない。住宅や里 を期待したい。引用や援用を容易にするためにも設計各々に操作のキーワードを記述した。その中で今回のそれぞれの提案が他地域での選択肢になったり、バージョンアップが行われることされることを目標とした。であると考えた。そしてそこに住まう人の暮らしや食(生産や採取されるものなど)が向上・改善ため池とため池を取り巻く状況は多種多様であるため、その地の状況に応じた提案を行う事が必要ため池里山集落周辺集落漁港川・用水路コテージ(場)田んぼの面積ため池の数年 田んぼの面積ため池の数 = 100 ドスケープの視点から提案を行うものとします。この提案を通して対象地の地域振興につながるアイデアが生まれることを期路島の農山漁村の生活文化やアイデンティティーのある景観の喪失・質の低下、特色のある地域社会の継続性が問題となって口減少が進んでいます。特に就農人口の減少による耕作農地の管理放棄や、過度な開発による海の養殖産業への影響など、淡働く人々の居住場所としてもよい環境であると思われます。一方、同地域の現状は日本全国の地方都市と同様に、高齢化と人関西の中心都市から一時間あまりで移動が可能なため、観光・レクリエーションに適している土地であると同時に、都市部でをふまえて発展してきた淡路島は、現在でも「食」をキーワードにした観光が盛んであり、山、海、棚田などの景観資源を生業や漁業はどのような時代においても不可欠な存在であり、近年に提唱された循環型社会の形成や美しい国土づくりとの関わ産業景観はランドスケープの重要な資源のひとつとして挙げられます。人のエネルギー摂取源である「食」とそれを支える農りからも、ランドスケープ的な思想が特に必要だと考えられます。兵庫県南部に位置する淡路島は、古くから「御食(みけつ)国(くに)」として朝廷に食料の供給をしていました。その歴史かした地域経営も推進されています。また、淡路島は農山漁村をベースに発展してきた自然環境の豊かな場所でありますが、おり、経済的に自立し、持続可能な地域となることがより一層求められています。今回の学生公開デザインコンペでは、淡路島の北部に位置する淡路市を対象とし、「食」とランドスケープをテーマに、ラン待しています。
ため池を取り巻く多様な状況と改善の作法ため池とを中心とした各地域へのトリートメント 未来への持続的デザイン を期待したい。引用や援用を容易にするためにも設計各々に操作のキーワードを記述した。その中で今回のそれぞれの提案が他地域での選択肢になったり、バージョンアップが行われることであると考えた。そしてそこに住まう人の暮らしや食(生産や採取されるものなど)が向上・改善ため池とため池を取り巻く状況は多種多様であるため、その地の状況に応じた提案を行う事が必要 + + + + + コミュニティスペース自然への還元避難所自然浄化非日常的 農業用水における水質改善新人農家育成所 (操作) (食の恩恵) 2020年 然に優しいデザインは自然環境の保護においても多くを寄与することができ、デザインを施す事も考えた。また、ため池や里山は生物多様性の宝庫であり自そこで地域固有の生活が起こることを期待できるよう、管理や自然にも優しいなどの自然資源を機械的に搾取するのではなく、より長く地域に根付き、愛され、い年月の中でグラデーショナルに色々な顔を見せる。これまでの様に、ため池ランドスケープを始めとした環境や状況は完全に完成する事は無く、四季や長20××年 あるため池も出ている中で周辺の状況を細かに観察しながら敷地に応じた手を加えることでため池周辺の環境に生活の息吹を再び吹しかし、多くのため池は生活や生物の為というより水をためる為の機械の様にドライなものでした。就農人口も減り、遺産化しつつフィールドワークや航空写真でのリサーチで気になったのはため池の多さでした。御食つ国(皇室・朝廷に食料を貢ぐ国)として大昔から食産業が盛んな淡路島は雨が少なく農耕の為のため池が多く、この地域の大きな特徴の一つでもありました。き返すことはできないかと感じた。 00. 着想・発想FIRST IMSPIRATION まちと共に息を吹き返すため池 淡路島のため池分布図 ため池
遺産化するため池、取り巻く環境 ため池 里山集落 周辺集落 漁港 川・用水路 コテージ +++++ 自然への還元 コミュニティスペース 避難所 自然浄化 非日常的 農業用水における水質改善新人農家育成所山菜食料備蓄釣り堀 (場) (操作) (食の恩恵)も設計各々に操作のキーワードを記述した。れの提案が他地域での選択肢になったり、バージョンアップが行われることを期待したい。引用や援用を容易にするためにそこに住まう人の暮らしや食(生産や採取されるものなど)が向上・改善されることを目標とした。その中で今回のそれぞため池とため池を取り巻く状況は多種多様であるため、その地の状況に応じた提案を行う事が必要であると考えた。そして可能性が近年の大雨や地震で高まっている。ある。そして実態として、農業従事者の高齢化や若者の離農などから管理放棄されるため池が近年増えつつある。ため池の老朽化で漏水や侵食などから決壊し下流の住宅に危険を及ぼす淡路島には約2万3千個のため池があり日本一のため池密度を誇る。農家個人で所有するものもあるが、国や自治体の土地にある池を周辺農家が利用している例もあり利用形態は様々でため池を中心とした各地域へのトリートメント 01. 敷地現状RESEARCH 02. PROPOSAL手法 (食の遺産) ため池と里山集落ため池と用水路ため池と周辺集落ため池とコテージため池と漁港 淡路市江井地区 ため池と○○
ため池とコテージかる事が懸念される。に充てて農業をしている。住むにあたっては、孤立し形式は、家の周りには田畑があり、ため池を農業用水森の中にぽつんとため池と一軒の家があるというこの木々に囲われて、ため池と建築があるという形式。 現状形式 現状写真 ため池 里山集落 周辺集落 漁港 川・用水路 コテージ + + + + + 自然への還元 コミュニティスペース 避難所 自然浄化 非日常的 山菜 新人農家育成所 食料備蓄 農業用水における水質改善 釣り堀 (場) (操作) (食の遺産)(食の恩恵) ため池 里山集落 周辺集落 漁港 川・用水路 コテージ + + + + + 自然への還元 コミュニティスペース 避難所 自然浄化 非日常的 山菜 新人農家育成所 食料備蓄 農業用水における水質改善 釣り堀 (場) (操作) (食の遺産)(食の恩恵) ため池 里山集落 周辺集落 漁港 川・用水路 コテージ + + + + + 自然への還元 コミュニティスペース 避難所 自然浄化 非日常的 山菜 新人農家育成所 食料備蓄 農業用水における水質改善 釣り堀 (場) (操作) (食の遺産)(食の恩恵) ため池 里山集落 周辺集落 漁港 川・用水路 コテージ + + + + + 自然への還元 コミュニティスペース 避難所 自然浄化 非日常的 山菜 新人農家育成所 食料備蓄 農業用水における水質改善 釣り堀 (場) (操作) (食の遺産)(食の恩恵) ため池 里山集落 周辺集落 漁港 川・用水路 コテージ + + + + + 自然への還元 コミュニティスペース 避難所 自然浄化 非日常的 山菜 新人農家育成所 食料備蓄 農業用水における水質改善 釣り堀 (場) (操作) (食の遺産)(食の恩恵) S I T E 0 1 ため池と漁港 現状形式 されている。津波時浸水想定地域内にある漁師町常に津波の脅威に晒漁師町に住んでいる人たちはため池の方に来ない。また、め池と漁師町とは大きい道路で分断されている。その為、ため池が漁師町・漁港に近いところに位置する形式。た 現状形式 いる。が予想される。ため池と家屋が対を成す雰囲気が漂ってと近い為、周辺家屋の生活用水として利用されていた事本来は農業用水を確保するためのため池であるが、家屋ため池の周囲を家屋が囲っている形式。ため池と周辺集落 S I T E 0 4 01. SITE 敷地 S I T E 0 5 ため池と里山集落 現状形式 現状写真 可能性がある。害などのへの警戒は怠れないが道は散歩道などとしてもの中の道は里山の中や脇を通る様なものが多い。自然災く住空間と緑が近い事がこの形式の特徴。その為、集落ため池と民家には距離があるが、民家は里山や田畑と近ため池と里山、それに付随して点在する民家がある形式。 S I T E 0 2 ため池と用水路 現状形式 のであり、それらは人の暮らしの空間に参入する。形式。農業を行うにあたって用水路は必要不可欠なも用水路が2つ以上のため池、海などをつなぐをつなぐ 現状写真現状写真現状写真S I T E 0 3
釣り・アウトドア好きの人今度、また釣りしにコテージ行かない?周辺住民 周辺住民 地域会議しよう!今度コテージで コテージ 都市部に暮らす人々囲まれたコテージとか行かない?!今週末、リフレッシュしに自然に来月の誕生日コテージでパーティーしようよ!住宅農家 タナゴモロココイ ヘラブナ 浅瀬 深瀬 3m 0.5m1m が懸念される。てて農業をしている。住むにあたっては、孤立しかる事式は、家の周りには田畑があり、ため池を農業用水に充森の中にぽつんとため池と一軒の家があるというこの形木々に囲われて、ため池と建築があるという形式。1.5mため池とコテージ るがコテージの様に一時的な利用を主とすると“孤立”は“独り占め”になるのではないか。周囲のため池・里山は非日常的なアクティビ孤立している空き家を自然に囲まれたコテージとして転用する。空き家において孤立は新たな人が定住するにあたっては障壁になりえティを起こす豊かなものとして機能する。周辺住民の様々な集まりだけでなく遠方からのアウトドア客もここを訪れる。る。そして下流のため池を(農業用兼)釣り堀として利用する。なだらかに水深が変わるため池では水深ごとに釣れる魚や生物が異なり、上流のため池から浄水機能を持つ新たな用水路によってきれいな水が供給。更に水辺植物を繁茂させることでため池の水質を改善すビギナーから手慣れた釣り人まで、様々な人々が釣りを楽しむことが出来る。また湖岸のデッキには様々な広さを与え、釣りだけではなくピクニックやイベントが行える様にデザインしたワカサギ景観と生物多様性を担保する里山を目指した造林持て余しているため池から水質良好な釣り堀ため池へ 周囲から孤立した空き家から自然を独り占めできるコテージへ で人も遊歩道などで自然の豊かさを享受できるや土壌流出を強化する。適度に人に利用され、適切に間伐管理されることで生物多様性は保たれる。また、良い環境にすること耕作放棄地や荒れてしまった里山に必要な樹種を植樹したり、もとある木々と混合させていく事で里山の本来持つ保水浄水機能 コナラシロダモ 落葉広葉樹二次林 杉林 現状形式 操作と恩恵 現状写真 01. DIAGRAM提案 02. DIAGRAM提案 03. PROPOSAL提案 00. コンセプトCONCEPT ため池 里山集落 周辺集落 漁港 川・用水路 コテージ + + + + + 自然への還元 コミュニティスペース 避難所 自然浄化 非日常的 山菜 新人農家育成所 食料備蓄 農業用水における水質改善 釣り堀 (場) (操作) (食の遺産)(食の恩恵)S I T E 0 1
経年変化 現在 竣工 5年後 10年後 30年後 50年後 XX年後 耕作放棄地 植樹・造山作業 山が成長し生態系が生まれ始める 生態系が形成 林層が形成される を感じることが出来る散策すると生態系・四季 の建材として利用されるコテージの建替え/リノベーション 四季を感じる釣り堀デッキ 里山からの心地良い木陰が落ちる釣り堀ため池まで用水路に沿って里山を抜けるパス Perspective 1 Perspective 2 コテージ1コテージ2前庭1 前庭3コテージ3 前庭2 釣り堀ため池 ビオトープため池 里山の緑・生態系を感じるパス多様な居場所を生むウッドデッキ 植樹を行い生まれた新たな里山広すぎたため池を縮小埋め立てし 04. PERSPECTIVE パース Perspective1 Perspective2 05. SITE/PLAN 配置図・平面図
アサツキ 12月 3月 4月 5月 6月 10月 セリ フキノトウ タラの芽 ワラビ カタクリコシアブラ イタドリ ゼンマイ つくし 青こごみ 青みず クレソンノビル年中 エビモ クロモ ヨシ ヒシガマ ケール バジル パセリマザーゴールドミニトマトリーフレタス空芯菜 水菜 る。その結果住民は山からの恩恵を受けた豊かな生活を送ることが出来る。個人での管理の末、管理が行き届かず荒れた里山や耕作放棄地を集落住民同士で管理することで個人当たりの負担を軽減す の結果住民は山からの恩恵を受けた豊かな生活を送ることが出来る。個人での管理の末、管理が行き届かず荒れた里山や耕作放棄地を集落住民同士で管理することで個人当たりの負担を軽減する。そ里山でとれる様々な山菜 水面を利用&水質改善する“EZ水耕” 大葉るといったこともない。ため池に浮かべておくと仕込んだ肥料が自然に溶け出し栽培できるという肥料を仕込んだ苗をパネルにセットし、そのパネルを水がはられた水田や仕組み。収穫までの手入れがいらないEZ水耕では、経験や勘は不要で、誰にでもすぐに就農し休耕田でレタスなどの葉物野菜を生産することができる。さらに重機も使わないため女性や高齢者、障がい者の方でも作業が可能。出来上がった野菜の品質は、一般的な露地栽培で生産されたものと全く変わらず、葉が柔らかくな所有者所有・管理所有・管理恩恵恩恵集落住民山菜燃料散歩道捨てられた里山を地域の財産として共同活用 手軽でバリエーション豊富な水耕栽培/水質良化を促す水草達 (図)EZ水耕 01. PROPOSAL 提案 02. NATURE 自然/恩恵 04. NATURE 自然/恩恵 03. SYSTEM システム ため池と里山集落 現状形式 現状写真 警戒は怠れないが道は散歩道などとしても可能性がある。は里山の中や脇を通る様なものが多い。自然災害などのへの空間と緑が近い事がこの形式の特徴。その為、集落の中の道ため池と民家には距離があるが、民家は里山や田畑と近く住ため池と里山、それに付随して点在する民家がある形式。 ため池 里山集落 周辺集落 漁港 川・用水路 コテージ + + + + + 自然への還元 コミュニティスペース 避難所 自然浄化 非日常的 山菜 新人農家育成所 食料備蓄 農業用水における水質改善 釣り堀 (場) (操作) (食の遺産)(食の恩恵)S I T E 0 2 操作と恩恵 00. CONCEPT コンセプト
Perspective3Perspective2Perspective1 里山 耕作放棄地に植樹し景観・日当たり良好な棚田公園 手軽でバリエーション豊富な水耕栽培 ため池に迫り出すウッドデッキ里山とため池の間のパス水耕栽培を行うデッキ 植樹された元耕作放棄地 植樹された元耕作放棄地 植樹された元耕作放棄地 山菜パス 里山 ため池等高線に沿って里山を周回する山菜パス生物多様性の宝庫、ため池水辺 06. SITE/PLAN 配置図・平面図05. PERSPECTIVE パース 07. SECTION 断面図
02. SITE 対象敷地 かいぼり作業促進 00. CONCEPT コンセプトS I T E 0 3 ため池と用水路 現状形式 ため池 川・用水路周辺集落里山集落漁港コテージ +++++ コミュニティスペース自然への還元避難所自然浄化非日常的 農業用水における水質改善新人農家育成所山菜食料備蓄釣り堀 (場) (操作) (食の恩恵)(食の遺産) れら農業を行うにあたって用水路は必要不可欠なものであり、そ用水路が2つ以上のため池、海などをつなぐをつなぐ形式。は人の暮らしの空間に参入する。 現状写真 新しい用水路 農業用水 水耕栽培 農業用水として田畑へ 居場所 既存の用水路 水辺植物・生物 居場所(農業用水基準を満たしていない) 操作と恩恵 ろ過 沈殿 自然浄化 自然浄化を行う用水路断面 河川浄化システムを取り入れた新たな用水路ような用水路を設けて食の恩恵を受ける。新しい用水路を作る上でかいぼり作業を効率よく行えるで海苔の質がよくなるとされている。このかいぼり作業により栄養を含んだ泥水を海へ流す事れて肥料にし、獲った魚は食用としていた。事で水質を浄化する。堆積したヘドロや土砂は取り除か早春にかけての農閑期に、池の水を抜き天日に干しする日本の伝統的な管理方法である。稲作が終わる晩秋から農業用のため池の水質を維持するために行われてきた、水質改うナチュラルな河の構成を人工的に取り入れたシステムだ。この新しい用水路は2つ以上のため池を然浄化農業用水基準を満たさないため池の水を河川浄化システムを組み込んだ用水路で下流へいくにつれて段階的に自させ、利用可能な水に再生する。河川浄化システムとは用水路の断面に凹凸をつけ、沈殿と濾過を効率よく行繋ぎため池内の善の影響を及ぼす。また、そこにはただ、水を浄化させるだけでなく生物が多様に住み着くことが期待される。農業用水水質改善農業用水の節約ため池の水質問題ため池の水質は生活環境に関する環境基準(湖沼)や農業用水基準を充分に満たしていないものが多い。また、ダムに比べて全体的に水質汚染が進行している。水道が淡路島に普及したことでため池を使用する頻度が減った。ため池の水を新たな形で利用できるようにすれば農業用水の節約にもなるのではないだろうか。 用水路/水耕栽培による改善 新しい用水路 かいぼり作業を容易化 01. BACKGROUND 背景 02. BACKGROUND 背景 ヒシ クロモヒメガマ ショウブヨシセリ クウシンサイ 水耕栽培 良好な水質を保つ水草達/ ため池での水耕栽培 果たす。用もあり、水質維持の役割をこれら水耕栽培植物は浄化作ることができる。耕栽培を行えるようになり、同じため池でも新しい使い方をすことが可能になる。農業用水基準を満たす水質のため池では水。ため池に水草を植えることで浄化された水の水質を維持する新しい用水路によって浄化された水が下流のため池に流れ込む水耕栽培の野菜 05. NATURE 自然/恩恵 06. NATURE 自然/恩恵 水の浄化方向
海 用水路と海 用水路と森 用水路と会社 既存の用水路との接続部用水路と住宅地既存の用水路新しい用水路浄化方向水耕栽培既存の用水路Perspective1 Perspective2 Perspective3 07. PERSPECTIVE パース 08. SITE/PLAN 配置図・平面図 離がより直接的に近くなるため池で水耕栽培を行い、ため池の水と人との距りには新しい居場所ができる。また、浄化された人の暮らしの場に新たな用水路を通す事でその周用水路と住宅 Perspective 1 との距離が身体的に近い憩いの場所となるその地域で働く社員にとって用水路やため池は水 Perspective 2 なる周辺環境がよくなることで芸術祭が行えるように用水路と会社Perspective 3 用水路と森
新たな避難経路を確保食糧を備蓄する 避難目標ライン Perspective2 季節によって変化するため池ぎわの風景 Perspective1 定期的に開催される防災イベント ため池 川・用水路周辺集落里山集落漁港コテージ +++++ コミュニティスペース自然への還元避難所自然浄化非日常的 農業用水における水質改善新人農家育成所山菜食料備蓄釣り堀 (場) (操作) (食の恩恵)(食の遺産) 03. SITE/PLAN 配置図・平面図02. PERSPECTIVE パース 海・漁港 防災芝生広場既存溜め池 Perspective2 Perspective1 小さな見晴らしの丘 江井町 S I T E 0 4 01. PROPOSAL 提案
Perspective2Perspective1 ため池 里山集落 周辺集落 川・用水路漁港コテージ +++++ 自然への還元 コミュニティスペース 非日常的自然浄化避難所 山菜 新人農家育成所 農業用水における水質改善食料備蓄釣り堀 (場) (操作) (食の恩恵)(食の遺産) 共同倉庫出来た作物を交換する農家達の憩いの場 農具を借りる田畑で作物を作る各田畑に水が引かれるため池の周辺集落で行う農業屋が対を成す雰囲気が漂っている。辺家屋の生活用水として利用されていた事が予想される。ため池と家本来は農業用水を確保するためのため池であるが、家屋と近い為、周ため池の周囲を家屋が囲っている形式。新人農家達の憩いの場 03. SITE/PLAN 配置図・平面図02. PERSPECTIVE パース unit1 unit2 unit3 unit4 憩いの池 Perspective2 Perspective1 倉庫 デッキ
号的な存在は家族の象徴的なものになる。光は軒でグラデーションを見せる。そしてこの記屋根の元で、家族の生活音は反響し、風は抜け、と考えた。環境を取り込みつつ1つにまとめる大とは「一つ屋根の下に住まう」ものの集いである近代以降の核家族が疑われる昨今。現代的な家族
1つ大きな屋根の下で
ながら、新しい可能性に向かって進化していると考えてみたらどうだろうか。21世紀を生きる私たちにとっての新しい「住宅」れる活動に目を向けても、家族と過ごす時間やワークライフバランスへの意識、ITCの普及に伴うテレワーク等の新しい働き方、20世紀後半の日本社会では、両親と子供で構成される核家族が家族像とされてきた。しかし現代は、単身世帯の数が核家族の数を上回り、非血縁関係者同士が暮らしを共有(シェア)するライフスタイルも生み出されるなど、いわゆる標準的な家族像が住宅を考える前提とは言い切れない時代である。一方、従来型の家族も、ライフステージに応じて家族の構成メンバーが時には一緒にあるいは離れて暮らすことが多い。都心と田舎など複数の拠点を行き来する暮らしも出始めている。住宅内で行わ自らがオーナーとなって行うスモールビジネスなど、新しい職住一体の住宅が多様化してきている。 20世紀後半に「住む」という機能に特化してきた住宅が、家族像やライフスタイル、そして技術や価値観の変化を受け入れを君たちなりに発見し、提案してほしい。「21世紀の住宅」立地:郊外(京阪神の山麓のどこか)敷地面積:229.5m²道路幅員:4.0m山麓に位置する敷地 Site 課題文
スラブ・動線帯がプライベートボリュー大屋根の下、様々な環境に身を置けるプライベートボリューム大屋根スラブ・動線帯全体全体を覆い大屋根。軒の空間を作り、開口部から光を取り入れる個人のプライバシーと構造を支えるボリューム。それぞれの環境に接続するスラブ・動線帯。回遊する事が出来るムを中心に巻き付く空間の様子が変化し、住まう人各々がその変わりゆく環境に身を任せて生活する情景でした。そして各々が活山麓に位置する敷地に住まう家族を考えた時に出てきたのは、風や緑や太陽、地形といった様々な環境因子で動する中で家族を繋ぐものは何かと考えた時に出てきたのが大屋根です。大きな屋根の下で家族を意識しながら各々が愉しむ。そんな情景をめざして取り組みました 00. 着想・発想FIRST IMSPIRATION 一つ大きな屋根の元で、お互いと環境を感じられる住宅 01. ダイアグラムDIAGRAM 構成:大屋根・ボリューム・スラブ
A-Aʼ 断面図 scale:1/5003. A-Aʼ断面図SECTION 屋根をけがいたベランダ 南面軒下のモルタルデッキ 大屋根の中央の集まる場所 屋根に沿ったプライベートボリューム
で家族を意識しながら各々が愉しむ。そんな情景をめざして取り組みましたして各々が活動する中で家族を繋ぐものは何かと考えた時に出てきたのが大屋根です。大きな屋根の下因子で空間の様子が変化し、住まう人各々がその変わりゆく環境に身を任せて生活する情景でした。そ山麓に位置する敷地に住まう家族を考えた時に出てきたのは、風や緑や太陽、地形といった様々な環境太陽のもと日光浴大屋根プライベートボリューム集い・同じ釜の飯を食う 04. ダイアグラムDIAGRAM 屋根やボリュームを基点にした暮らし 屋根の開口から夜空が見えるお風呂既存の石垣 車道歩道
Wood Deck Stone Paving Living Entrance Kitchen Private Room① Private Room② Storage Toilet Perspective②Perspective①scale=1:80 05. 1階平面図PLAN Dining
1st Floar Perspective06. PERSPECTIVEパース 南西部のデッキ。季節や天気敷、植栽の状況に応じて活動を変えられる 北側へのびる廊下とそれに面する石垣。湿度感のある場所でしっとり本を読める Perspective① Perspective②
Southern Terrace West Terrace ToiletBathroom Entrace Private Room③ Private Room④ Perspective④ Perspective③ scale=1:80 07. 2階平面図PLAN
東側の綺麗に朝日が入る部屋。前道の登山道を登る登山者と共にトレーニング 南側の屋根をくり抜いたテラス。空と繋がる様な場 Perspective③ Perspective④ 2nd Floar Perspective08. PERSPECTIVEパース
吉野まちづくりプロジェクト 学部2年 学外活動 を目指す団体TSURiHA(ツリハツリーハウスを通して地域と共に新しい地域活性 ) 頂き野という魅力を発見、町内の方々には再認識してたイベントを主催し、設計・施工した。その後はツリーハウスを活用しスを地域の工務店と協力しながら学生自た。2017良県吉野郡吉野町の町おこしを目的にスタートしは、2015年から奈年には町の助成金を使用し、ツリーハウらの手で来場者の町外の方々には吉ながら、関係人口の創出につとめている。
吉野町御園にある敷地「木材の名産地」奈良県吉野郡吉野町御園敷地航空写真斜面側から見た景色 斜面側から見た景色 長谷川豪「吉野杉の家」吉野町の街並み 吉野山の自然 吉野川の風景 00. SITE 敷地 設計・製作敷地 01. 着想・発想FIRST IMSPIRATION ツリーハウス アーティストサイクラー観光客 買い物客休憩 お爺さんお婆さん 散歩 地元の親子子供 買い物 通勤者 敷地は杉林の斜面地で、す ぐそばに吉野川が 流 れて いる。夏 に は河原 でBBQをする人で賑わう場所でも ある。斜面 の下には空き地もあり、イベントを開催 する 際に活用できると考えた。この場所にツリー ハ ウスを立てることで吉野の魅力でもある自 のではとも感じた。まる事でより関係性豊かなコミュニティーを生めるさを再発見できる。誰でも共感可能な自然を機に集然の豊か 老若男女問わず心惹かれるツリーハウス 設計地広場 吉野川 ツリーハウスというものは建築を学ぶ私たち だ から製作す ること ができ 、学 生 でも設計 ・ 施工し 活用す るこ とができる 。ツ リー ハウ スは老 若男 女 問わ ず多 くの 人が 心惹か れ るツー ルだ と思 う。実 際に 5 年間 活動 し て いる 中で、 ツ リーハ ウス とい うもの はイ ン パク トも 強く 、多 くの地 域 の方々 から 周知 してい ただ く こと がで きた 。さ らに、 ツ リーハ ウス には コアな ファ ン も多 く、 全国 各地 から訪 れ てくだ さる こと もある 。き っ かけ はツ リー ハウ スでも 、 まずは 吉野 を訪 れても らい 吉 野の 魅力 を知 って もらう 。 そして 、、 ツリ ーハ ウ スを 媒 介に 様々 な人 と吉 野を繋 げ ること がで きる のでは ない だ ろう かと 考え てい る。
ゲストハウス三奇楼 家具作り大工さんからの工具指導 完成した棚 灯籠の製作 明かりの灯る灯籠 ツリーハウスの 日 お披露目会 木工教室 横断幕製作W.S地域の方々との交流 役場でのプレゼン イベントの様子 行政と協働で作られたツリーハウス 大工さんから技術を学ぶ 施工合宿での作業中の様子 お披露目会で名前を発表する瞬間ツリーハウスの上から見たW.Sの様子 03. タイムラインTIMELINE 5月 7月7月 8月 10月 12月 3月 トンベイ流交 い伝手おのり祭お 査調地敷 宿合作製 作制構外 会目露披お成完 催開トンベイ 務店、大工さんの協力のおかげで、完成させることができた。ウス「錦」の製作。夏に設計から施工までを行い、地域の方々や工地域の方との交流から生まれたつながりによって実現したツリーハた。あるゲストハウス三奇楼でのモノづくりを通して交流を行っ域伝統のお祭りである灯籠流しのお手伝いや活動の拠点でもTSURiHAの事を認知していただくために、2017年度では地私たちが吉野のことをより深く知り、また吉野の方に た形で完成お披露目会を行った。製作で協力してくださった方や周辺住民の方、またその他の方へも開かれ多くの方に錦というツリーハウスを知っていただく為に、ツリーハウスの 04. プロセスPROCESS ゲストハウス三奇楼とはかつて料亭であった空き 家を改修 し、現在ゲストハウスとして運営されてい る施設である。 また、ここはTSURiHAの吉野での活 動の際の拠点として利 用させていただいている。敷 地内には蔵を改修し現在は不 定期開催のBarとして活 用している場所がある。そこに設置 する棚兼椅子を 地元の大工さんに指導を受けながら新たに TSURiHA に入会した1回生と共に製作した。製作した棚兼 椅子 はその後、Barと共に開催される個展のディスプレイ と して、Barカウンターの椅子として使われている地域住民との交流から始める地域に入り込み、様々な人を巻き込みながら建築を考える。 使い方の提案も踏まえて建築を地域に溶け込ませる 吉野川まつり 上市灯籠流 吉野町上市では毎年7月に先祖供養の灯籠流しが吉し 野川で行 われる。夜空に打ち上がる花火の下で吉野 川を灯籠が流 れるという幻想的な景色は、見る者を 魅了する。 TSURiH Aは地元の青年部と協力し、灯 篭製作と灯籠流し に参加した。日中には灯籠の製作 と金魚すくいなどの屋 台を運営し、それらを通し地 元の方との交流が生まれた 。部員にとって吉野とい う地域ををより深く知る機会と なり、吉野の方々に はTSURiH Aという団体をを認知して いただく事が 出来た 。 05. PROPOSAL提案 中 開催した品ップを開催しハに完成して御園づくりス「荘地区まちづくり協議会と協同でツリーハウ錦」のお披露目会を行った。中荘地区まち協議会はこのツリーハウスがある吉野町が位置する、中荘地区のまちづくりを行っいる団体である。お披露目会では地域の方々たツリーハウスの紹介を行い、ツリーウスに掲げる横断幕の製作をするワークショた。また、地域の方々による特産を使った料理の試食会や子供向けの木工教室も。 ーハウスを立命館大学学生団体Clownというツリツールに社会貢献している団体と協同でイベントを主催した。彦根にあるClownが製作したツリーハウスでもイベントを同時開催した。クイズ中継などを行い二つの地域を同時に盛り上げる事を考えた。県外からも人をツリーハウスに呼び込んだこの企画は吉野の関係人口の創出という点でも有効であった。またこのイベントはツリーハウスを媒介に吉野とほかの地域とを繋げる一歩となった。製作以後初号基はすぐに解体することを前提に製作以前 実 験的に作られ たた め、現在は残っていない。この初号 基 で得られた学 びを活 かして、地域活性の拠点となるよ う なツリーハウ スを吉野 町に製作することを決意した。 兼 ねてよりお世 話になって いた吉野町役場総合政策課の 八 釣直己さんか ら吉野町役場 には協働のまちづくり推進 交 付金があるこ とを紹介して頂 き、役場と協働でツリー ハ ウスを製作す ることとなった。 敷地の選定には苦労し な がらも最終的 には、八釣さんの同 級生で町内に住む山 下 眞弘さんが所 有する 斜 面地 に位置す る杉林に 決定 した 。八釣さんはまだまだ地域のつながりが 少 なかった私た ちをサポートしてくださり、地域で活動 す る手立てを整 えてく だ さっ た。
倉庫での材の切り出し水平計測の様子 床板の貼り付け板材をコーススレッドで固定防腐剤塗り 手すりの取り付けサンドイッチ工法部材切り出しから組み立てまで 木をゴムで固定する 08.PHOTOGRAPH写真 06. CONSTRUCTION施工 07. 構法DETAIL イッチのように挟み込むその上から2本の板材でサンド コーススレッドで固定する サンドイ う1つ垂直になるように作るッチしたものの上にも ツリ ーハ ウスを 解体 後 、支 え る木 を 製材 品とし て扱 う ため 、傷つ けな いよう にボ ル トを 使 わな いサ ンド イ ッチ 工法を採用した。2本の板材でサンドイッチするように挟み、コースス レッド で固 定する こと で 、ツ リ ーハ ウ スを 完全に 地面 か ら浮 かせる こと を可能 にし た。 を引き寄せ、多くのつながりを生み出している。完全に地面から浮いていたツリーハウス。吉野杉に覆われ、まるで秘密基地のような場所。人々 初めて挑戦したサンドイッチ工 法。この工法 ることにより、大切な資源である木を傷つけずに守に成功した。 風の 音、木の香 り、川の流 れ。普段から身近にあるのに忘れがち な自 然の美しさを再認識し、自然の優しさに包み込まれる空間。
シンボルとして地域コミュニティーを見守るツリーハウス、ソフトとハードを兼ね備えた建築まちづくりを