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エンジニアリング 日本 ENGINEERING JAPAN
エスターライン・コネクショ ン・テクノロジーズ―スリオ の幅広い光ファイバ向けソリ ューション
6 画 期 的なコネクティビティ 技術によって、嵌合、クリー ニング、組込み これらすべて が容易に:新製品FISCHER FREEDOMTMシリーズ
8 KENNAMETAL ストレートで狭い溝加工
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ロ バ ステル の M E G 5 0 0 0 が、RED DOT PRODUCT DESIGN AWARDを受賞しま した
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ENGINEERING JAPAN
EPLAN
SOURIAU
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6 LEUZE ELECTRONIC
12 FLUKE PROCESS INSTRUMENTS
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FISCHER CONNECTORS
8 ASCO
EPLAN
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SECO TOOLS
KENNAMETAL
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SOFTING
ROBUSTEL
SOFTING
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ARC INFORMATIQUE
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お問い合せ: John WHO 編集長: editor@pdf-engineering-japan.com 記事掲載のお申し込み: editor@pdf-engineering-japan.com 本 誌 無 料デ ジタル 版 をご 覧 いた だ けま す。登 録 はこちらから: www.pdf-engineering-japan.com ENGINEERING JAPANは、INDUPORTALS MEDIA PUBLISHINGがお届けするエンジニア向けの専門誌です。産業市場 の最新製品および企業ニュースを紹介しています。 本誌では、記事の編集に最大限の注意を払っていますが、掲載情報の正確性を保証するものではありません 弊社は記 事の内容や利用方法について、一切の責任を負わないものとします。
INDUPORTALS
MEDIA PUBLISHING
新製品
EPLAN DATA PORTAL: 理想的な部品データが、ここに
ダッシュボード(Dashboard)」を見れば、EPLAN Data Portalの新機能や、ダウンロード数の最も多い部品データが一目で 分かります。
デジタル部品データは、今や電気設計の効率化に欠かせない要素です。そのデータ品 質と情報量をカバーするために、本年初めより、EPLAN Data Portalを毎月更新し、こ れまで以上にきめ細かな対応を行っています。さらに、ユーザーが部品データを評価で きる機能も用意しました。これにより、部品メーカーもユーザーからのフィードバックが 得られるようになりました。加えて、ハノーバー・メッセ以降は、EPLAN Data Portalの試 験版Lab Versionを公開しました。ユーザーのフィードバックを得ながら、もっとユーザ ービリティの高いサイトに進化させています。
E
PLAN Data Portalは、オートメーション・エンジ ニアリング分野に関わるデジタル部品データの プラットフォームです。現在、230社以上のメーカ ーから80万点を超えるデータセットが提供されていま す。さらに組込みのコンフィグレータで構成できるそれ ぞれの製品バリエーションを合わせると、データは実質 的に200万点以上になります。本年に入ってからは、デ ータを毎月更新して、高いデータ品質の確実な維持を 図っています。この 更 新 に は、新 規メーカー の 掲 載デ ータの ほ か、既 存 製 品データの 拡 充とアップデートも 含まれます。
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ユーザー 評 価 で データの 品 質 が 分 かる もう一つ、ユーザー評価機能を用意しました。Amazon などのWe bサイトで 一 般的なように、ユーザーは星を 付けることで提 供コンテンツを評 価できます。ただし 目的は、あくまで 製 品のデジタル・データが 優れてい るか を 評 価 することで、製 品自 体 の 評 価 で は ありま せん 。メーカー にとっても市 場 からの 貴 重 な 評 価 指 標 が 得られ 、継 続 的 にデータの充 実 を図ることが で きます。つまり、ユーザー自身 が、デ ータ品 質の 向 上 を 促 す影 響 力を持 つことが で きるということです。
新製品
ユーザーはEPLAN Data Portalの部品データに星を付けて評価し、他のユーザーに参考情報を提供できます。
並 び 替え機 能 で、多角 的な 部 品 探しを可 能 にする 評 価機能に基づいて、ユーザーはEPL AN Data Por tal での検索結果を直接並び替えできます。評価の高い機 器 に応じてデータをフィルタリング するか、現 時点ま でダウンロード数に従って並べ替えるという、2つのオ プションを設 定できます。ユーザーはどの製品に最も 優れた部品データが用意されているか、あるいは製品 グル ープの中でもっともよく利 用されているのはどの 製 品 かを把 握 で きます。した がって、多くのユーザー にこの 評 価 機 能 を 活 用して いた だくこと が 、他 ユー ザー やメーカーにとっても 、E P L A N D a t a P o r t a lで の 効 果 をより高めることに繋 がります。ぜ ひユーザー には 評 価 機 能 を 使 用していただきたいと思います。
もう一 つ、お 知らせを 2 0 18 年 に 入ってから 、す で に 5 0 , 0 0 0 点 以 上 の デ ー タセットをもつ 8 0 件以 上の 製 品 カタログが 更 新され ました 。さらに、日立 産 機 システム社 の自動 サーキッ ト・ブレ ーカや 安 川電 機 社 の インバータ、I M I 社 から は10 0 点 以 上 の シリンダ を 含め 、15 社 の 有名メーカ ーが 新たにE P L A N D a t a P o r t a l に加 わりました 。 詳 細 については 、下 記 We b ページをご 覧ください: h t t p s : // l a b v e r s i o n . e p l a n d a t a . d e w w w. e p l a n d a t a p o r t a l . c o m
もっと先を見 据 えて 新しい E P L A N D a t a P o r t a lインターフェイスの 試 験 版 L a b Ve r s i o n が、すで に4月より利 用可 能 になって おり、ユーザーご自身で 新しいインターフェイスを試し てみ ることで きます。この L a b Ve r s i o n には 、ここで ご紹介した機能のすべてが実装されていますので、新 しい検 索 機 能を 使ってみることも、新しいダッシュボ ードの 操 作 感 を調 べることも可能です。また、今後 も 拡 充を 続 け、定 期 的に 新バージョンをリリースして 試 用いただけるようにします。
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新製品
エスターライン・コネクション・テクノロジーズ―スリオの幅広い 光ファイバ向けソリューション
スリオは、40年にもわたって光ファイバ・コネクタを開発してきました。電気通信や製造 業で光ファイバの利用が始まるとすぐに、その光ファイバに対応したコネクタ・ソリュー ションの開発が必要だと考えたからです。もちろん、電気接続用に設計されたコネクタ とは根本的に異なるソリューションです。 光ファイバ が もたらす 大きな 利 点 電 気 的な配 線を 使った 大容量データの 送 信に比べる と、光ファイバには多 数の 利 点 があります。同 等な電 気 通 信と比 較して、軽 量 かつ 省スペースで、本来 的に 電磁 干渉 に耐 性 があり、広 い 帯域 幅と高い 伝 送 速 度 が 実 現します。
普及の 続く技 術 2 0 0 0 年代 の 初 めごろから、光ファイバの 利 用はあら ゆる産 業 分 野 で 爆 発 的 な成 長 を 遂 げ てきました 。特 に航 空 機 産 業 で は 、乗 客 向 けの 機 内エンターテイン メンと操 縦 室 向 けのカメラやオーバヘッド・ディスプ レイなど、その両 方に光ファイバ を採 用しています。 航 空 機 で の 使 用という 条 件 に 応 える に は 、振 動 や 機 械 的 な 制 約 に 対して 特 別 なソリューションの 開 発 が 必 要 で す。これ が、スリオによるE L I O ® シリーズの 開 発 につな がりました 。そして、このコネクタは 厳し い 環 境 条 件 で もロバ ストなソリューション を実 現 可 能なことから、エアバ ス社によって採 用されました 。 スリオが 提 供 する 技 術 ELIO®ソリューションは、いわゆる突き合わせ接合(バ ット・ジョイント)の物理 的接 触によってコンタクト間 の 光 伝 送を 保 証します。加えて、スリオはレンズ を用 いたビーム 拡 大 式 の 接 合ソリューションE L I O B E A M ®
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新製品
も 提 供して いま す。この 場 合、物 理 的 な 接 触 が 必 要 な いため 、脱 着 の 繰り返しや周 囲 環 境 からのコンタ ミネーションに対して、より高い 耐 性 が 生まれます。 スリオによる過 酷 な 環 境 へ の 取り組 み スリオ は 、過 酷 な 環 境 に 向 け たコネクタの 専 門 メー カーとして、厳しい 条 件 にさらされるアプリケーショ ンで の 光ファイバ・コネクタをライン ナップ すること に狙い を定めました 。たとえば 航 空 機 の 分 野 で は 、 エアバ ス A 3 3 0・A 3 5 0・A 3 8 0・A 4 0 0 M の 各 機 種 に E L I O ® が 採 用 さ れて いま す。そ れぞ れ の ディスプ レ イにデータを高 速 伝 送 する 必 要 のある 機 内エンター テインメントや 情 報システムで 光ファイバの 利 用が定 着しています。そのため 、乗 客 は多 数の映 画やテレビ ゲームを自由に選 択できるようになっているのです。 幅 広 い 製 品ラインナップ EL I O ®は、仕 様に応じて、航 空機 用途 向けの丸 型 M I L D T 3 8 9 9 9 タイプ あるい は 角 型 A R I N Cという異 なる タイプのコネクタ・シェル に 挿入で きる設 計となって います。また、鉄 道 分 野 で は 、バイヨネット式ロック の 丸 型 コネクタの 採 用 も 進 んで いま す。ほ か にも遠 距 離 通 信の 分 野 で は 、スリオの 光ファイバ・コネクタ が G M Sや F T TA( F i b e r To T h e A n t e n n a )接 続 の た め の インターネット 伝 送 ア ン テ ナ、屋 外 との 接 続
のため の F T T H(F i b e r To T h e H o m e)に 利 用され て いま す。さらに スリオ は 、ソリュー ションの ライン ナップ に A R I N C 8 01規 格 を加えて、現 在の対 応 規 格 を補う予定です。このソリューションによって、コンタ クト配 列の密度を高めて省スペース化を実 現するとと もに 、特 に 米 国 市 場で 非 常に普及している規 格 へ の 対 応 を果 たします。 市 場 の 発 展 は 続く 従 来 の用 途で 光ファイバの 信 頼 性 が 実 証された 今、 セン サの 活 用が 拡 大している航 空 機 や 防 衛 、宇宙 分 野 の もっとクリティカルなシステムへと、その 利 用が 拡 がっています。また、一 般 的な電 気的な点 火の 代 わ りにレーザーを用いるO p to P y r oアプリケーションさ えあります。こうしたあらゆる市 場 の展 開 に応 えて、 スリオは お 客 様と協 力しながら絶 えず 新 製 品 を開 発 しており、スリオの 光ファイバ・コネクタは 新 たな可 能 性を 切り拓 いています。 w w w. s o u r i a u . c o m
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新製品
画期的なコネクティビティ技術によって、嵌合、クリーニング、組 込み これらすべてが容易に:新製品FISCHER FREEDOM TMシリ ーズ
高性能丸型コネクタおよびケーブルアセンブリをグローバルに展開するコネクティビテ ィ・ソリューションプロバイダーのフィッシャーコネクターズは、堅牢性、小型化、高速デ ータ転送、密封性、ウェアラビリティにおいてイノベーションの新境地を開く取り組みを 継続しています。
お
客 様 に 利 便 性 を 高 める取 組 み を 続 けてい るフィッシャーコ ネクターズ は 、画 期 的 な 接続技術を使った新しい製品ラインである Fischer Freedom TMシリーズ、およびその最初の製品 Fischer LP360 TMを2018年6月11日に発売します。
F i s c h e r F r e e d o m T M シリーズ は 、ポータブルなウェ アラブル ・アプリケー ション を 設 計しや すく、実 際 の 使 用者 が 接 続 を容 易に行うことが 可能となる工 夫を 両立したい設 計技 術 者の切迫したニーズに応じて、三 つの画 期 的な技 術イノベーションによってウェアラブ ル・コネクティビティに変 革をもたらします。 • 嵌 合:キー 合わ せ が 不 要 で3 6 0 °自由に嵌 合可 能
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• ロ ッキング:密 封 性のあるボールロッキング 機 構 、 設 定した複 数の 嵌 合力から選 定 が 可 能
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• 材 料:特別に設計されたプラグのピンと、表面保護を 適用したコンタクトで保護等級IP68の防塵防水性能 このようなイノベーションによって、Fischer FreedomTM シリーズは、防 衛、 セキュリティ、 医 療、工 業および 土 木 など、広 範 囲なアプリケーションに 、 組 込 み を 容 易にし、使いやすさを最 大限に高め、ケーブルの取 り回しと管 理 を 最 適 化します 。 「フィッシャーコネクターズの重 要なミッションは、コ ラボレーションと要件に適合したコネクティビティ・ソ リュー ション を 通じ て、お 客 様 の 利 便 性 を高 め るこ とで す」とフィッシャーコネクターズグル ープ C E O の ジョナ サン・ブロサ ール は 述 べ て いま す。「 F i s c h e r F r e e d o m T M シリーズ は 市 場 要 求 に 適した 設 計 をす るため の お 客 様 の 能 力 を、当 社 のミッション に 従っ て実 際に強 化している証 拠です。この 新製 品F i s c h e r Fre e dom™シリーズ でコネクティビティの概 念を刷新
新製品
Fischer Freedom TMシリーズは、防衛、セキュリティ、医療、工業、土木などのポータブル機器とウェアラブル機器の接続に最適です。
することにより、お客 様の意 欲 的なアイデ アを社 会に 適合したソリューションとして実現することや、お客様 が 新市 場 に参入することを助 長します。」
三つ の 使 い やすさ 新 製 品 F i s c h e r Fr e e d o m T M シリーズおよび L P3 6 0 T M は 、三つ の 利 便 性に関 する新 機 軸 を提 供します。 この 新しい 製 品ラインは、 次に 示すように感 覚 的 作 業 、重 量、信 頼 性に関 する負 担を軽 減して、エンドユ ーザーに 利 便 性を提 供します。
ポータブル機 器またはウェアラブル機 器 に、ケーブル 付きまたはケーブルなしでコネクタを容 易かつシーム レスに 組 込 み を行うニーズ に応 えます。 3 . 組 み 込 みが 容 易 : F i s c h e r L P3 6 0 T M は 、小 型、低 背の設 計を 適 用しているため 機 器 やシステムを 付 属した衣 服に容 易に 組 込むことが で きます。パ ネ ルマ ウントのプ ラグインターフェイスを 使 用 す れ ば 、ケーブル を 完 全 に なくして、カメラ、セン サ、 照 明 、G P S などの 機 器 のハウジ ング にコネクタの 直 接 組 込 みが 可 能です。
1. 嵌 合 が 容 易 : F i s c h e r L P3 6 0 T M は 、ベストのボタ ンをとめ るのと同じくらい 直 覚 的 に嵌 合で きるよ う工 夫しました 。しか も 、過 酷 な 環 境 で 要 求 さ れ る高性 能と信 頼 性 は低 下しません 。
ケーブル 管 理 の 最 適 化 F i s c h e r F r e e d o m T M シリーズ は 、きわ めて信 頼 性 の 高 いコネクティビティ・エコシステムにより、ケーブル 管 理 を 最 適 化します。
2. ク リーニングが容 易 : この 新しいコネクタは、プラ グ、レセプタクルともに全 体をクリーニング できま す。セットアップの迅 速化 、耐久性の向上により、使 い やすく、メンテナンス が 容 易です。
Fis ch e r LP36 0 T M はキー合わせが不 要なので、36 0° 自由 に嵌 合 が 可 能 で す。方 向 に依 存 せ ずどの 向きに で も 挿入して 電 線 を 引き 回 すことが で き、接 続 する デバ イス にまっすぐ にケーブル を 伸 ば すこと が で き ます。もうケーブル が 捻じ れることは ありません 。し た がって、防 衛 訓 練システム、ヘ ルスケア 専 門 家また は患者、土 木 技 術 者、測 量 技 師 、運 転 員、警 察官、警
また、Fis ch er Fre e d omT M シリーズは、設 計技 術の皆 様にも利 便 性を提 供します。すなわち、様々な機 能の
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新製品
備 員のウェアラブル機 器 の ケーブル のレイアウト、取 り回し 、管 理 の 最 適 化 が 可 能です。 アプリケーションによっては 、ケーブルを完 全 になく すこともで きます ( 上 記 項目3 を 参 照 ) 。
共 通のデータ・電 力バ スによるスマートウェアおよび I oTの 新しい可 能 性 F i s c h e r Fr e e d o m T M シリーズ が 提 供 するコネクティ ビ ティ・ソリュー ションの 使 い や す さ、組 み 込 みや す さにより、ウェアラブル機 器 の 小 型 化 、高 速 化 、スマ ート化 に貢 献し 、さらには 、高性 能 なスマートウェア の 実 現 にも寄 与します。
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F i s c h e r F r e e d o m T M シリーズ を 使 えば 、共 通 の デ ータ・電 力バ スに接 続された、複 数のポータブルなウ ェアラブル機 器 のハブとしての 働きをするインテリジ 18 | エンジニアリング 日本 | 2018年 07月
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ェントベストを構 成 することがで きます。配 線 がすっ きりして使いやすくなり、機 器 の軽 量化 、セットアップ の 迅 速 化を実 現します。このような 利 点により、モノ の インターネット( I oT )に お いてもさらなる可 能 性 が広 がります。
フィッシャーコネクターズの 製 品 開 発 担 当ディレクタ ーを 務めるウィム・ファンヒーアタムは、次のように述 べています。「F i s c h e r Fr e e d o m T M シリーズ は、一貫 してお 客 様 の 利 点について全 面 的 な 考慮の上で 設 計 した 独自のコネクティビティ・ソリューションです。当 社 のお 客 様 である設 計 技 術 者、そして当 社 のお 客 様 の 顧 客 、す な わち 設 計したアプリケー ション を 使う エンドユーザー の 皆 様 が、常 時 求 めてい る 使 い やす さと組 込 みやす さに関 するニーズ に 対し 独自の方 法
新製品
主な 特 長と利 点 低 背、堅 牢で多用途 なF i s c h e r L P3 6 0 T M は、F i s c h e r F r e e d o m T M シリーズの 最 初 の 製 品です。 • 信 号お よ び 電 力 用コンタクト7 極 、最 大 2 4 A W G に 適 合、最 大 3 x 5Aの 電 力および 4 x 1Aの 信 号、U S B 2.0および Et h e r n e tのデータプロトコル対応が可能 - レ セプタクル:: Oリング で の 密 封によるパ ネルマウ ント、またはウェアラブルソリューションへの 組 込み - プ ラグ:容 易なケーブル 配 線( 最 大 24 AW G)、樹 脂 ポッティング 有無のいずれにも対応、ベンドリリーフ またはオーバーモールド、アプリケーションのハウジ ング に直 接 組 込む ため のパ ネルプラグバーション • 高 性 能 、高 信 頼 性 - 堅 牢なステンレスおよび 真 鍮による長 寿 命 設 計(着 脱 回 数 10 , 0 0 0 回 以 上 ) - 衝 撃 、振 動 、トルクおよび 過 酷な温 度に対 する耐 性 - M I L および I E C 規 格 準 拠 の 試 験 実 施 済
で 実 現 を 試 みました 。当 社 の 画 期 的 な 、軽 量 か つ 小 型 で きわ めて信 頼 性 が 高く、直 観 的 な使 用 が で きる ソリューションは、さまざまな厳しい環 境で 動 作 する アプリケーションに容 易に組 込むことができます。ア プリケーションの 例として、最 適 化されたケーブルで 電 力 や デ ータを 送る可 搬 型 で ウェアラブルな 電子エ コシステム が あります。ケーブル は 、捻じ れ たり絡ま ったりすることなく、接 続 するデバイスまでまっすぐ に伸 ばせ ま す。アプリケーションによっては 、ケーブ ルを完 全になくすこともで きます。カメラ、センサ、照 明 、またはG P Sなどの機 器 のハウジングに、プラグを 直接 組 込むのです。そういう意味では、 「ワイヤレスの 面 倒 な点 がないワイヤレス(ケーブル不 要 )」が 実 現 可能です。そして、将来のモノのインターネット(IoT) 向けのコネクティビティ・ソリューションのブレイクス ルーにつながるものです。」ファンヒーアタムは、次の ように締めくくっています。「画 期 的なコネクティビテ ィ技 術を用いた 新しい 製 品ラインの開 発は、Fis c h e r Fre e d o m™ シリーズとして形作られました。しかしこ のようなことは毎日普 通に起こるようなことではあり ません。この 製 品開 発を担当し 、さらにこの 新しい 製 品ラインの将来の展開を計画に携わることは、私にと ってこの上なく名誉 なことです。」
ウェアラブル 技 術 のトレンドペーパー F i s c h e r Fr e e d o m T M シリーズ 発 売を記 念して、フィッ シャーコネクターズは、研 究イノベーションマネージャ ーのジャン=マリー・ビュシイーが 著したトレンドペー パーを 発 行しました 。世界 は、ウェアラブル 技 術 が 爆 発 的 に発 展しようとする変わり目にあります。ウェア ラブル 技 術 は 、B 2 C および B 2 B 市 場 に 変 革 を もたら す 新しい 概 念です。この 冊 子で は、ウェアラブル 技 術 の 現 在のトレンドの 概 要 を 紹 介し 、次に、さまざまな 市 場で 発 展しつつあるアプリケーション、特にヘ ルス ケア、工 業 、ロボット、防 衛、スポーツに関するB2Bア プリケーションに重 点を置いて解 説します。接 続 が重 要な 役 割 を果 たすことによって、ウェアラブル がユー ザー や 設 計 者 の 生 活 に影 響 を与える好 事 例 、たとえ ば、健 康および 安 全 の 増 進 、利 便 性 および 性 能 の 向 上について述 べています。
詳 細 情 報: • F i s c h e r Fr e e d o m T M シリーズ: w w w. f is ch e rco nn e c to r s . co m /gl o b al /e n / freedom-series-breakthrough-plug-useconnec tivit y-technology • ト レンドペーパー: E m e r g i n g Tr e n d s i n W e a r a b l e Te c h n o l o g y A c r o s s S e v e r a l M a r k e t s(いくつ か の市 場で のウ ェアラブル 技 術 発 展 のトレンド)– w w w. f is ch e rco nn e c to r s . co m /gl o b al /e n / co nn e c ti v it y -s o lutio ns- wear ab l e -te chn o l o gies • フィッシャーコネクターズのWe bサイト: w w w. f i s c h e r c o n n e c t o r s . c o m
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新製品
ロイツェ エレクトロニック社 セーフティとインダストリー4.0の エキスパート
ロイツェ エレクトロニック社メンバー ハノーバーフェア2018年にて。
ロイツェ エレクトロニック社、本年4月23日~27日開催のハノーバーフェアに出展セー フティとインダストリー4.0をテーマにした展示で好評。
ロ
イツェ エレクトロニック社はハノーバーフェ アにおいて、第9ホール中央の自社のブース の他、マイクロソフト社、OPC Foundation、 及びPI user organizationブースにて展示を展開しま した。 センサエキスパートとしての専門 分 野である、労 働 環 境のセーフティにフォーカスするほか、光学センサのメ ーカーとしても、ミューティングプロセスの選択 肢とし て、MLCセーフティライトカーテンをベースとしたセン サレスの「スマートプロセスゲート」を開発しました。
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その 他 、ハイライトとして簡単に産 業 ネットワークに 統 合可能 な、R S L4 0 0 セーフティレ ーザースキャナの プロフィネット・プロフィセーフモデルを紹介しました。 ドイツ自動 車メーカー向けにデザインされた A I DA 適 合バージョンもご用意しています。高 精度の測 定値ア ウトプットを兼ね備えた無 人 搬 送 車(AG V)操 縦 用の R SLセーフティ技 術もご提 供 、測 定値はAG Vのナビゲ ーションソフトウェアの条 件に合わせて特別にデザイ ンされています。 セーフティに 加 えて、ハ ノーバーフェア で の もう一 つ のフォーカスは 、インダ ストリー 4 . 0 対 応 の セン サソ リューションでした 。具体 的 な 例 を用 いて、デュアル チャンネ ル 原 理 が 説 明 さ れ 、状 況 モニターとメンテ ナンス作 業 予 測 の 機 能 が 紹 介されました 。 また、「スマートコア 技 術 」を 搭 載したインテリジェ ントセン サケーブルを初 公 開しました 。インテリジェ ントセン サケーブル はケーブル が 完 全 に 故 障 する前
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新製品
ドイツ、バーデン・ヴュルテンベルク州経済大臣、ニコラ・ホフマイスター=クラウト氏がブースを訪問。
に 想 定 さ れるワイヤー の 破 損 を 認 識 、これ によりメ ンテ ナンス 間 隔 の 計 画 が 可 能 となり、コストの か か る想 定 外 のシステムダウンタイムを回 避 で きます。 フェア来場 者はセンサデータが O P C UAとクラウドサ ービスを通じて、様々なロケーション、アプリケーショ ン及び 企業の境界を超えてどのようにグローバルに提 供 されるか、また、ホロレンズ を用いて据 付・試 運 転 がどのように簡略 化されるかを体 験しました。更にロ イツェ エレクトロニック社、マイクロソフト社、O P C F o u n d a t i o n の 各ブースとリンクしてセン サデータを 表示する拡張現 実 用データゴーグルには、デバイスパ ラメーターとバーコードリーダーの読 み取り範 囲が映 し出され 、来 場 者 の驚 きと高 い 関 心 を集 めました 。 w w w. l e u z e . d e
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エマソンがアベンティクス買収に合意
今回の買収は、フルードオートメーションソリューションの提供におけるエマソンの世 界的なプレゼンスを補強します。
E
merson (NYSE: EMR)は本日、現金購入価格5億 2700万ユーロでTritonからアベンティクスを買 収することに合意したと発表. アベンティクスは、 機械およびファクトリ・オートメーション機器の動力源 となるスマートニューマティクス技術の世界的リーダー です. エマソンは、プロセスおよび産業用アプリケーシ ョンにおけるフルードオートメーションのリーダーであ り、アベンティクスはこの成長著しい130億ドル市場で エマソンの事業範囲を大幅に拡大します。
アベンティクスは 、食 品・飲 料 、包 装 、自 動 車 組 立、 医 療 機 器 などの 主 要 な ディスクリートおよびハ イブ リッドオートメーション 市 場で、エマソンの 能 力とソ リュー ション 力 を 強 化しま す。エマ ソン の 拡 充 さ れ た 製 品 群 は 、流 体 制 御 お よ び 空 気 圧 機 器 で 幅 広 い ポートフォリオをもたらします。これらの 機 器 にはシ ステムの 稼 働 時 間と パ フォーマ ンスを 向 上させ、安 全 性 を高 め 、エ ネルギー消 費を 最 適 化 するため にセ ンシング および モニタリング 機 能 が 組 み 込まれてい ます。これらは 、デジタル 化 、パー ベイシブセンシン グ および 設 備 健 全 性 監 視 を 通じ て生 産 性 改 善 へ の 幅 広 い 技 術 革 新とリーダーシップ を有 するエマソン の 技 術 力を補 完 するものです。 「現在当社は、他に例を見ない納入 実績をほこり、信 頼 性 および 性 能を 備えた、業 界で 最も幅 広い種 類の フルードオートメーション製品とソリューションを提 供 しています。今 回アベンティクスの専門 集 団が加 わっ たことで、エマソンは、フルードオートメーション技 術
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に関して最も優れたグローバル企業であると位置づけ られるはず です。」と、エマソン会 長 兼 最高 経営 責任 者 の D a v i d N . Fa r r は 述 べています。 「この買収によって、エマソングル ープには強 力で補 完 的な技 術ポートフォリオが 新たに加わり、お客 様に も新たな価値を提 供し、成長の機会をさらに増やすこ とが で きます」と同 氏 は付 け 加えます。 ドイツの L a a t z e n に 本 社を 置くアベ ンティクス は 、 世界 中 に 5つ の 製 造 拠 点と 約 2 ,10 0 名 の 従 業 員を擁 し 、2017年 の売 上高は4 億 2 , 5 0 0万ドルに上ります。 「アベンティクスは、オートメーションソリューションズ 事 業の重 要な優 先事 項である統 合 診 断による予測 的 な保守など、製 造のデジタル 化にとって重要な技 術、 能 力、専 門 性を提 供します。」と、エマソン・オートメ ーション・ソリューション部 のエグゼクティブ・プレジ デ ント、M i k e Tr a i n は 述 べています。
含むハイブリッド市場でエマソンが顧 客へより良いサ ービスを提 供 する 機 会をもたらします。」 この買収は、規 制当局の承 認 、アベンティクスで の 必 要な協 議 および その 他の 慣習的な取引完了条 件に従 って、2 018 年 度 第 四 半 期 中に 終了するものと期 待さ れています。 G r e e n h i l l & C o . , L L C がエマソンの 財 務 顧 問 を、B r u c k h a u s D e r i n g e r L L P が 法 律 顧 問 を 務 め ました 。 w w w. e m e r s o n . c o m /d o c u m e n t s /c o r p o r a t e / a v e n t i c s - s l i d e - d e c k- f i n a l - e n - 4 8 5 4510 . p d f w w w. e m e r s o n . c o m / f i n a n c i a l
「アベンティクスを加えることで、オートメーション 技 術と設備投資における重要な市場であるドイツにおい て、当社 は 貴 重 な基 盤 を得 ることがで きます。」と同 氏は付け加えました。 「アベンティクスはまた、食品加 工 からパッケージング 工程までのインテリジェントデ バイスとソリューションを提 供 するなど、食 品 飲 料 を
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新製品
道をつなげて: STORE SHARE VIEWがクラウドへご案内
EPLANクラウドとの統合が、バージョン2.8より利用 可能になります。設計者は、発注先企業が行うプロセ スに向け、EPLANプラットフォームからクラウドを通 じ図面プロジェクトが使えるようになります。
EPLANユーザーが共有する図面プロジェクトは、たとえばWebブラウザを通じて製造に利用できるようになります。図面内のデ バイスを選択すると、デバイスの詳細が簡単かつ明確に表示されます。
データをクラウドに置き、そのデータを使って、共同作業を可能にすると取り組みは、こ れからのトレンドです。ただ、多くの企業ではどう取り組めばよいのかお悩みのようで す。そこでEPLANは、これをサポートするStore Share Viewを開発しました。
M
icrosoft Azureをベースに自社開発したこの ソリューションは、EPLANのプロジェクトをク ラウドに移すサービスです。同時に、将来クラ ウド同士を接続させる基盤にもなります。その第一歩と して、ハノーバー・メッセでは、Store Share Viewを使 い、プロジェクトを表示して検討を加え、ワークフローに 赤線で注釈を加えるような使い方をご紹介しました。こ れはスタート地点にすぎません。 ドイツ・モンハイムに 本社を置く総合電気CADのEPLANは、お客様がさらに その 先 に向えるよう、クラウドへ の 道を一 歩 一 歩ご 案 内します。データを共 有 管 理 することにより、プロジェ クトに関わる(下流工程も含めて)すべての人が、簡単 にEPLANのデータを利用できるようになれば、ユーザ ーには大きなメリットとなります。すべての端末、すべ ての場所から、またEPLANをインストールしていなくて も、データへの自在なアクセスが可能になるからです。
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St o r e S h a r e V i e wという名前から、どのような機 能 をご 用 意して い るか、容 易 に 想 像 が で きると 思いま す。EPLANのプロジェクトをクラウド上に保存(Store) して、プロジェクトの全関係者がアクセス(Share)し、 いつでも閲 覧( V i e w)ができます。インストール の 必 要 はありません 。もちろん 、これまで必 要だった古 い V iewerのインストールも不 要です。ログインしてプロ ジェクトを確 認し 、赤ペン 機 能を 使ってコメントを書 き込 み、作 業の 進 捗 を表 示することが 可能です。こう して簡単に、ユーザーはクラウドを利 用したプロジェ クト環 境 で の 第 一 歩 を 踏 み 出 せ ま す。この システム は 、クラウド を共 有 情 報ソースとして、必 要なすべ て の E P L A Nプロジェクト情 報を 利 用で きるように 設 計 されています。アクセス権 の管 理により、技 術 情 報を 不正アクセスから守れます。権 限の割当て、お客 様 そ れぞ れ の 部 門で行っていただけます。 これ は E P L A Nプラットフォームを 使 用するユーザー をクラウドに 導く、最 初 のステップ であり、とても重
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変 更を付 記して、その修 正を行う権 限をもつEPLANユーザーに転送しま す。修正は、 リストによって示されます ので、誰かの手書きの指示を解読す るといった苦労から解放されます。
要 な 一 歩で す。以 前 は 、制 御 盤 の 製 造 や 検 査 などの ために図 面を 渡 す 提 供 する 場 合、何 ページもの 図 面 を 印 刷し な け れ ば なりま せ んでした 。このようなワ ー クフロ ーを ペーパーレス化 で きると、経 費 の 節 約 になるだ けでなく、品 質も大 きく向 上します。その ほ か 決 定 的 なポイントは 、協 業 の可 能 性 が 拡 がること です。E PL A Nが 提 案 するクラウド・コンセプトの 最初 のステップ であるS t o r e S h a r e V i e wを用いると、外 部の協力者に権限が付与されていれば、データにアク セスできるようになります。クラウドによる協業のため の基 盤として利用できるうえ、複 雑で手間のかかるプ ロジェクトの受け 渡し作 業はもう必 要ありません。パ ートナー企業もWebブラウザを用いるだけで、最 新の プロジェクト状 況を確 認で きます。もう一つ実 用的な 利点として、最 新データのみを利用でき、改 定 履 歴は ワークフローに赤ペンを入れる方法で残します。その ため、間違いの原因が根本的に排除されます。また、 パートナー 企 業との 協力も簡単になり、ワークフロー を 効 率 的 に活 用で きます。
P D M / P L M へ の 接 続 はそのまま 新しいソフトウェアを導入しようとすると、まず 直 面 する疑問としてよくあるのが、ITインフラとの現在の接 続 性はどうなるのかということです。たとえば、P D M や P L Mシステムとの インターフェイスは 、通 常、更 新 して 新し いソフトウェアに合 わ せ な け れ ば なりませ ん 。E P L A N は S t o r e S h a r e V i e w の 開 発 にお いて、 この 問 題 を検 討し 、現 在 の E P L A Nプラットフォーム との 接 続 性 を 変 えな いようにしました 。設 計 段 階 で 作 成した E P L A Nプロジェクトが S t o r e S h a r e V i e w のソースとなることから 、デ ー タ・ストレ ー ジ に 対 す る変 更も不 要 です。
ればなりません。この点にもEPL A Nはしっかりと取り 組 みました 。タッチパッドやマウス、タッチ ペン など あらゆる技 術 が活用でき、P C からタッチスクリーン、 さらにモバイル機 器まで 現 在のあらゆる端 末 に 対 応 しています。また、エンジニアリング 業 務 のグローバ ル 化 がさらに進む 時 代 に応 える柔 軟 性も確 保で きま す。クラウドサービスは 24 時 間 利 用で きるため 、プロ ジェクトの全関 係 者が世界中のどこからでもデータに アクセス可 能 になるからです。
パートナー 企 業 から初 めての 活 用 事 例 クラウド 技 術 は 、多くの 関 係 者 が プ ロジェクトに 取 り 組 め る ように 開 発 さ れて いま す。インダ ストリー 4 . 0 を志 向 する 動 き から 、そうしたプロジェクトの 関 係 者 は 、1つ の 企 業 内だけで はなく、非 常に広く分 散 していることもよくあります。パートナー 企 業と協 力 してソリューションに 取り組 み 、それぞ れ のソフトウ ェア・ソリューション 間 につな がりを持 た せ れ ば 、ユ ーザーのメリットは高まります。F e s t o(フエスト)社 とL e n z e(レンツ)社で は、長年にわたりE P L A Nのパ ートナーとして、EPL A N D a t a Po r t a lに数 多くのデー タを提 供 いただ いています。両 社とも、クラウド 技 術 の 可 能 性 を 開 拓 する 取り組 み を 行 って おり、S t o r e S h a r e V i e w の R E S T A P Iを用いて、技 術 的 な視 点 か ら作成した初めての 活用事例をハノーバー・メッセに 出 展しました 。R E S T A P I 技 術 は、サードパーティ・サ プライヤのアクセスを可能にし、EPL ANで設 計したエ ンジニアリング・データを 適 切 に活 用してさらなる処 理 が 行えるようにします。 S t o r e S h a r e V i e w に関 するコンセプトは 、ハ ノーバ ー・メッセ 2 0 18 で 初 めてご 紹 介しました 。詳 細 につ いては 、 E P L A N ホームページ( w w w. e p l a n j a p a n . j p)をご 覧ください。
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革 新 的な 操 作コンセプト ソフトウェアは機 能 的であることに加え、ユーザーの あらゆるニーズに応えながら快 適に使えるものでなけ 18 | エンジニアリング 日本 | 2018年 07月
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スマートな赤外線温度計が新登場、ファクトリ・オートメーション をプラグ&プレイで実現
非接触の赤外線温度計Thermalert 4.0シリーズは光学分解能にも優れ、運用コストを削減に導きます。
フルーク・プロセス・インスツルメンツ(Fluke Process Instruments)は、スポット赤 外線温度計Thermalert 4.0シリーズを発売しました。-40° C~2,250 ° Cの温度を非接 触に自動モニタリングできます。
T
hermalert 4.0シリーズには、現在13モデルを ご用意しており、様々な応答波長に対応するほ か、金属やガラス、プラスチック製品に特化した センサもあります。また、焦点距離の長短に応じた豊富 な光学系を選択可能です。-20 ° C~85 ° Cという非常に 広い環境温度で使えるため、冷却アクセサリや冷却媒 体 の 供 給 装 置を設 置しなくても、より多くの 測 定 点を 設けることができます。 そ のうえ、冷 却 媒 体 の 漏 れや 混 入の 恐 れもありませ ん 。I P 6 5 の 堅 牢 な 赤 外 線 温 度 計として、業 界 最 高ク ラスの 繰り返し性 と 応 答 時 間 、精 度 を 誇りま す。同 システムのソフトウェアは 、リモ ート設 定 や モニタリ ング、現 場 で の 校 正 、ファームウェアのアップデ ート を サ ポートして いま す。こうした 機 能 によって、運 用 コストを 大 幅 に 抑 制 で き、セットアップやトラブル シ ューティング にかかる時 間も短 縮 で きます。プラグ& プ レ イに 運 用 可 能 な た め 、設 置 や 保 守 作 業 が はる か に容 易になるからです。また、ガルバ ニック絶 縁し
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た アナログ お よ び R S 4 8 5 インターフェースを 搭 載し ており、一 つ の R S 4 8 5 ネットワークに 最 大 32 台 の セ ン サを接 続 で きます。 今後 も当社 は、フィールドバ スのサポートやオプショ ン 機 能 の 拡 充 を 続 け て いく予 定 で す。一方、既 設 の 測定点の更新も可能な限り簡単に行えるようにしまし た 。新しいT h e r m a l e r t 4. 0 センサは、E n d u r a n ceお よび R a y t e k T h e r m a l e r t T X 、R a y t e k X R 赤 外温 度 計の固定具に取り付けることが可能です。また、Ircon M o d l i n e 4とR a y t e k M M 用 固 定 具で 使 用するため のアダプタもご用 意しています。 より詳しい 情 報につきましては 、 w w w . f l u k e p r o c e s s i n s t r u m e n t s . c o m をご 覧く ださい。 営業担当への問い合わせは、下記までお寄せください: asia@f lukeprocessinstruments.com
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セコ・ツールズ交換式粗加工カッタは工具長の長いフライス加 工の柔軟性を高めます
セコ・ツールズは、人気の T4-12 ヘリカルフライスカッタファミリーを 拡張し、経済的 で多用途の粗加工と中仕上げ用に 5 種類のカッタを追加しました。3 つの メートルサ イズと 2 つのインチサイズが加わり、セコ・ツールズのロングリーチ交換式ショ ルダヘ リカルカッタシリーズは、径 40 mm ~ 100 mm(2 ~ 4 インチ)に対応する業界最高 の 品揃えが実現しました。
航
空宇宙メーカーを念頭に特別設計された新 しいロングリーチカッタは、後端面に HSK100A を備え、側面加工に最適です。交換式 エンド装備で、必要に応じてカスタムソリューションに 対応するほか、全システムを入れ替えなくても、ポケッ トシートの 1 列目を交換することができます。
T4-12ロングリーチ交換式エンドタンジェンシャルヘリカ ルカッタ全ラインアップの詳細については、 w w w. s e c o t o o l s . c o m をご覧ください。
このカッタは、ステンレス鋼や耐熱合金などの粘性の高 い被削材の加工用途で優れた性能を発揮します。高い ポジすくい角の快削形 状と材 種により、工具寿 命 が大 幅に延長されます。また、接線方向に取り付けられた複 数刃チップにより、効率的な切り屑の流れを促進し、安 定性が向上します。
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ストレートで狭い溝加工
ケナメタルのKNS溝加工プラットフォームにより、幅広い利用分野にわたって、コスト効率に優れ、生産性の高いソリューション が提供されます。
かつてないほど高速で容易、かつ正確な溝加工を実現します。
溝
入れ作業中のインサートの緩みにお困りな ら、こちらをお読みください。溝幅が一定で なく、溝加工カッターのやっかいなねじとイ ンサートに煩わされ 、溝入れ加工したワーク材の内部 深くに入り込んだ切り屑を取り出すために在庫のシム を使わなければならないことを想像してみてください。 これらは、工作機械オペレーターが狭小溝加工や溝入 れをする際に直面する問題のほんの一部です。新たに 導入されたケナメタル狭小溝加工(KNS)カッターがあ れば、 「溝加工の煩わしさ」から解放されます。
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幅 広 い用 途 に 対 応 する唯 一 のソリューション 溝加工は機械 加工に共 通する作業です。ケナメタルの スローアウェイミーリング担当グローバル製品管 理 役 員のS c o t t E t l i n g は 、K N Sが 優 れ た 威 力を 発 揮 する 利 用分 野を多く挙げ ています。自動 車メーカーは、鋳 造された排気マニホールドやステアリング 部品の離 型 にこの 新たなカッターを 使 用できます。機 器メーカー は 、シャフトサポートと在 庫のカラー へ のクランプ 溝 のミーリング 加工のコスト効 率化を実 現できます。発 電 企 業や電子機 器メーカーは、キー溝 、ヒートシンク 溝 、ヨーク、Oリング溝を加工するための、より生 産性 が 高い方 法を獲 得で きます。つまり、狭 小溝 加 工、溝 入れ 、離 型の必 要があれば、K NSが新たな主力ソリュ ーションとなります。 この工 具 は 多くの 状 況 に お いてゲームチェン ジャー ( 従 来 の やり方 を 一 変 させるも の)となりま す」と E t l i n g は 言 いま す。「 お 客 様 は 、 「ギャングミーリン グ」として、一 連 の K N Sカッターをアーバーに 取り付
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フラットボトムとRボトムの深い溝加工用インサートだけでなく、浅い溝加工に対しても、KNSは両面インサート(2枚の切れ刃)を持つ非常にコスト 効率が高いソリューションを提供します。
けて 複 数の 溝 を 同 時 に 加 工したり、複 数の 突っ切り 加 工をしたりすることが 可 能です。この工 具 はベース 材 から5 軸 工作 機 械 や3 Dプリンターで 加 工した 部 品 を取り外す ため にも使 用 で きま す。原 材 料 価 格 が上 昇し 続 け てい ることから 、お 客 様 は可 能 な 限り少な い 材 料で 加 工 することを 望 んで おら れ ま す。最 も刃 幅 の 狭 いカッターを 使 用す れ ば、効 果 的 に被 削 材の 無 駄を削 減 で きます。K NSがこれを可能にします。」 最適な工具 K NSには、インサートを確 実に保 持するためのダブル V 設 計 が 採 用さ れて いま す。径 方 向と軸 方 向 の 位 置 決 め を 組 み合 わ せることにより、工 具 寿 命 だ け で な く、部 品 の 精 度 も向 上しま す。イン サートは 溝 幅1. 6 m m から6 . 4 m m(0 . 0 6 3 インチ から0 . 2 5 0 インチ) に 対 応しま す。平 坦 な 切 れ 刃 ま た は フル R 加 工 を 施 した 切 れ 刃を持 つ片 面イン サートまたは両 面イン サ ートをご 用 意しています。カッター 径 範 囲 は 6 3 m m から2 5 0 m m( 2 . 5 インチ から10 インチ)で、本体 サ イズ に 応じ て アーバーま た は シェル 取り付 け(また は両 方)が 可 能です。 「この 新 たな 設 計 に 非 常 に 期 待して いま す」と彼 は 言 います。「競 合 他 社 のソリューションに 比べ てより 頑 丈 で正 確 であると同 時 に 、工 具コストの 削 減 も可
能 で す。お 客 様 は 浅 い 溝 入れ アプリケー ション に 両 面 K N S イン サートの 両 側 を 使 用し 、さらに 深 さを求 め る 場 合 には片面イン サートに交 換 することが で き ます。間 違 いなく大 きな価 値 を提 供します。」 本当の 勝 者 これらの 特 長 により、ケ ナメタル は す で に 狭 小 溝 加 工 市 場で 他 社に大きくリードしていますが、そのメリ ットはこれにとどまりません 。超 硬 材 種もあります。 スローアウェイミーリング 担当グローバ ル製 品シニア マネージャーのT im Marshallは、ケナメタルは最 近、 材 種 技 術 に お いて大 きな 進 歩 を成し遂 げ、これらの 進 歩 を 利 用したものが K N Sであると述 べています。 「 K N Sプログラムにより、ケナメタル は 3 種 類 の イン サート材 種を提 供します」と彼は 言 います。「KC U2 5 とKCPM 4 0 は、高い切 削 速 度と送り量でも、鋼 、ステ ンレス 鋼 、耐 熱 合 金で 優 れた 切 れ 刃の 安 定 性と磨 耗 特 性 を 発 揮 する 多 層 P V D 材 種 で す。一方、K C P K 3 0 は 、鋼と鋳 鉄 の 粗 加 工ミーリングや 一 般 加 工に 最 適 な C V Dコーティング 材 種 です。」
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優 れ た 超 硬 材 は 重 要 で すが、イン サート形 状 も同じ く重 要 で す。ポジのすくい 形 状と特 殊 な 刃 先 処 理 に より、K N S イン サ ートは ほと ん どの 溝 加 工 アプリケ 18 | エンジニアリング 日本 | 2018年 07月
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新製品 KNSはインサートを正確に配置する、取り扱いが容易で確実 なダブルV設計を特長としています。他の種類の溝加工および 溝入れカッターのようにインサートが動くことはありません。工 具寿命だけでなく、部品品質の向上も実現します。
KNSシステムのデュアルキー溝により、ギャングミーリングカッターとして使用する場合、交互に切り込むことができ、これにより 切削抵抗を低減します。一体型ハブは他社システムよりも正確で頑丈です。
ーションで 必 要とさ れる切 れ 刃の 靱 性 を損 なうこと なく快 削 動 作 を実 現します。さらに、S G Pブレ ーカー 形 状により、細い切り屑が 排出される被 削 材でも、切 り屑を 細かく簡単に排出可能なCや 9 の 形 状にカール させ、切り屑排出を向上させます。これにより、シムの 在 庫や手作りの切り屑フックを工具箱から出して使 用 する 必 要 は ありません 。
最 後 に 、一 体 型 ハブ 設 計 につ いて 説 明しま す。この 設 計 に よりドライブリングとワッシャー は 不 要 に な り、システムの 再 現 性 と 精 度 に 大 きく貢 献しま す。 また、ギャングミーリングカッターとして使 用 する 場 合、ハブのデュアルキー溝によりカッターを交 互に配 置でき、これにより切削抵抗を 低 減し、滑らかな切削 動 作 を実 現します。
E a s y -X アセンブリ また、K N S の 使 用 は 非 常 に 簡 単で す。革 新 的 な 対 称 E a s y -X レンチ設 計 により、切り屑受けに落ちたねじ やイン サートを探 す必 要 はありません 。ウェッジやク ランプの 位置を間 違 えることもありません 。レンチを カッター本体に入れてねじるだけで狭い場所でもイン サートを容 易に交 換で きます。各カッター本体とレン チもわかりやすくマーキングされ 、間 違った工具を 使 用してカッター本体 を損 傷 することもありません 。
当 社 はこれ が 狭 小溝 加 工に使 用で きる最 適 なソリュ ーションであると自負しています。
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w w w. k e n n a m e t a l . c o m
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ソフティングが、モバイル・タイプのマルチプロトコル対応イン ターフェイスを発売。フィールド機器の設定に活躍
ソフティングのmobiLinkによって、工場のオペレータやシステム・インテグレータ、機 器開発者などプロセス産業に関わるユーザーは、移動しながらフィールド機器に容易 にアクセスできます。
ソ
フ ティング の C o m m u n i c a t i o n C o n f i g u r a t o r など関 連ソフトウェアと組 み 合わ せ れ ば、設 定 や 試 運 転、診 断、モニタリ ングに最適です。mobiLinkは、FDTフレーム・アプリケ ーションや主要なエンジニアリング・ツールもサポート しています。 トランスミッタやバルブなど、HART機器お よびFoundation Fieldbus機器にアクセスできます。 なお、PROFIBUS PA機器へのアクセスは、2018年7月 1日からご利用可能になります
「以前は、各プロトコルに応じて、インターフェイス周辺 の対応に注意を払う必要がありました。そこで、ソフティ ングはmobiLinkを新たに開発し、1つのインターフェイス で3種のプロトコルへのアクセスを実現した初めてのメー カーとなりました。mobiLinkを使えば、お客様は極めて 柔軟かつ機動的にフィールド機器へアクセスして、数多 くの設定作業を行うことができます」と、ソフティング・ インダストリアルのプログラム・マーケティング・マネー ジャThomas Hilzは説明しています。 mobiLinkはバッテリー駆動で極めて堅牢です。さらに、 爆発の危険がある区域での使 用にも適しています。ス マートフォンやタブレットなどの携帯型ホスト・デバイス とは、Bluetoothを介して通信し、作業台など固定ホス トでの使用にはUSBインターフェイスも利用できます。
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www.softing.com
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ロバステルのMEG5000が、RED DOT PRODUCT DESIGN AWARDを受賞しました
ロバステルのエッジ・コンピューティング向けモジュール式ゲートウェイが、2018年の Red Dot Product Design Awardを獲得しました。
ロ
バステル(Robustel)は、弊社のエッジ・コン ピューティング向けモジュール式ゲートウェ イMEG5000が、2018年のコミュニケーショ ン テクノロジー(通信技術)部門でRed Dot Product Design Awardに輝いたことをご報告します。 R e d D o t D e s i g n A w a r d は 、プロダクト・デ ザイン に 関して、世 界で 最 も知 名 度 が あり評 価 の 高 い賞 で す。2 018 年 のコンペティション に は 、5 9ヵ国 の デ ザ イナやメーカーから、6 , 3 0 0点 以 上の応 募がありまし た。その厳格な審 査基 準には、革新 性や機能性、形 状 の完 成 度、人 間工学に基づくデザイン性、耐久性など の水 準が含まれます。この基 準に、審 査 員がそれぞれ の専門性を加味して審 査を行うものとなっています。 I oTに対応したエッジ・コンピューティング向けモジュ ール 式ゲートウェイM E G 5 0 0 0 は、高 速 なデータ処 理 能 力を 備 えています。また、拡 張 可 能 な 3 枚のカード 構 成 によって様 々なインターフェイスをサポートして おり、インダ ストリアル オートメー ション や インダ ス
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トリ4 . 0 、産 業 通 信 分 野など産 業 向 け I oT アプリケー ション に 対 する ニーズの 変 化 に 応じ た カスタマイズ が 可 能です。 ロバ ステル の 副 社 長 Y i H u a n g は 次のように 説 明し ています。「ドイツの R e d D o t A w a r d 受 賞は 、産 業 向けI oT分 野におけるロバステルの革 新力とともに、 お客様がスマートに接続できる新たな次元を切り拓い た当社 の 専 門 設 計 チームの取り組みが 高く評 価され たものと言えます」。 M E G 5 0 0 0 は 、7月に発 行 予定の 受 賞デザイン 集 R e d D o t D e s i g n Ye a r b o o k 2 018 / 2 019 に掲 載 されま す。また、ドイツ・エッセンに あるR e d D o t D e s i g n M u s e u mで 開 催 の 特 別 展 “ D e s i g n o n S t a g e W inner s Re d D ot Award: Pro duc t Design”で も展 示されます。
www.robustel.com.cn
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ロックウェル社、ソフティングのOPC開発ツールキットをエンコ ンパス・パートナー・プログラムに追加
ソフティングのOPC開発ツールキットが、新たにロックウェル・オートメーション社のエ ンコンパス・パートナー・プログラムに加わりました。
ロ
ックウェ ル・オ ートメ ー ション 社 は 、O P C ClassicおよびOPC UAを自動化アプリケー ションに組み込むためにソフティングが提供 する開発ツールキットをエンコンパス・パートナー・プ ログラム(Encompass Partner Program)に加えまし た。同プログラムはパートナー企業の製品を広範に網 羅することで、ロックウェル・オートメーション社自身の 製品ポートフォリオを強化するとともに、同社の製品を 用いた開発力を支援するものです。今回、ソフティング の開発ツールキットが加わったことで、OPC Classicや OPC UAサーバの開発速度がさらに高まることになりま した。この開発ツールキットには、OPCの機能性を備え た製品の開発を容易にする包括的な参照ライブラリ群 が揃っています。。
ソフティング・インダストリアル(Sof ting Industrial) は、子会社であるソフティング(Softing Inc.)を通じて、 ロックウェル社エンコンパス・パートナー・プログラムの メンバーを長きにわたり務めてきました。そのため、同 プログラムには他にも、ケーブルの試験・認証を行うモ バイル式テスタ(WireXper t、NetXper t)を始め、様々 なインターフェース・カードなど、ソフティングの製品が 登録されています。 OPC開発ルールキットに関する詳細は、オンラインでもご 確認いただけます。https://industrial.softing.com/us/ products/software-connectivity/opc-developmenttoolkits.htmlをご覧ください。 www.softing.com
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ADEUNIS社とARCインフォマティ ックの協力で、グルノーブル・アル プス大学病院のIOT環境を統合す るビル管理システム(BMS)の構 築が実現
IoT技術でよく知られた両社は、中核となる通信技術にLoRaWANを採用した既存のビ ル管理システム(BMS)と新 世 代 の Io T機 器との 統 合を実 現 するた め、それぞ れ のソリ ューションの融合を図りました。
グ
ルノーブル・アルプス大 学 病 院 の 技 術 チー ムは、迅速かつ低コストに、そしてケーブル (E t h e r n e t や 電 力)の 敷 設を行うことなく、 様々な 機 器を運 用・制 御できるようにした いと望んで いました。そこで同病院は、こうした運営上の課題をど うすれ ば 最もよく解 決できるか につ いて、A d e u n i s 社 とARCインフォマティックに提案を求めました。
このプロジェクトの 最 初 のステップとして、同 敷 地 の L o R aWA N の 無 線 通 信エリアを調 査しました 。 調 査 は 、L o R aWA N 通 信に対 するA d e u n i s 社 の 専 門 技 術チームが実 施し、Lo R aアンテナの最 適な場所が 決 定され 、エリア( 建 屋 やその 各 階、駐 車 場など)を 適 切にカバーし 、確 実にA d e u n i s ® I oTセンサを望ま しい 位 置に配 置で きるようにしました 。
加えて、グルノーブル・アルプス大学 病 院からは、特別 なソフトウェア層を追加することなく、すでに運用して いるBMSソフトウェアを用いて行いたいとの意向も伝 えられました。そのため、ARCインフォマティック提 供 のPc Vu eによる監 視は、同 病 院 の G T BとG T Eという2 つ の サイトを管 理 す B M S を担うことになりました 。
L o R aWA Nアーキテクチャは、特に屋内や入り組 んだ 建 屋内の 環 境で のプライベート・ネットワーク構 築を 可 能 にします。同 時 に 、L o R aWA N の 名前が示すよう に“Long Range(長距離)”なネットワークに対応した 無 線 通 信エリアの 利 点も活 か せます。実 際、ビル(15 階 建 て)の屋 上に設けた1本 のアンテナだけで、同 敷 地のほとんどすべてのビルをカバーでき、約6k m離れ たもう一つの 敷 地 にも届きます。したがって、W i F iを 用いたソリューションに比べて、ネットワーク・インフ ラのコストが 非 常に小さくなります。
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A d e u n i s 社 のチームによるL o R aWA Nインフラの 準 備と設置に続いて、グルノーブル・アルプス大学病院の 屋 外 にある多 数の 水 道 メーターから測 定値を取 得す るために、Ad e u n is® “ PUL SE” I oTセンサが設 置され ました 。そ の ほ か にも 、薬 品 の 保 管 場 所 など温 度 に 配 慮 が 必 要な 場 所で は 、その 温 度 変 化を検 出するセ ン サーも設 けられています。 G T B P c V u eソリューションの 中 核 部 にL o R a W a n ネ ットワークが 統 合 さ れ たことで、既 存 の B M S 監 視 に 用 い ら れて い る セン サ ー か ら のフィードバックも可 能 になりました 。そうしたセン サの “生 ”データ( 温 度 や O N / O F F 状 態 )は 、閾 値 やアラームの 設 定 、疑 似 データの 生 成 、統 計 処 理 、データ保 存 など P c V u e の 機 能 に よって 強 化 さ れ 、デ ー タ処 理 に よってそ の 価 値も高まります。
を 利 用 することで、多くの 新 サ ービ スの 開 発 にも 道 が 開 けました 。 A d e u n i s ® I oTテクノロジーを 利 用したお か げ で、標 準 的 なオートメーション 機 器 の 制 御 に 加 えて 容 易な 運 用まで可能 になるという、こうしたG T Bハイブリッ ド・ソリュー ション は 明 らか に 現 代 的 で 革 新 的 なア プローチの 一つであると言えます。 このようなAd e u n is 社とA R Cインフォマティックの 技 術 協 力は、両 社 がすで に深 い 専 門 知 識 を 備えている 市場 分野であるインフラや上下水道、環 境設備はもと より、これ から登場する産 業 分 野でも、多くの現 実 の 課 題を 解 決していくことになるでしょう。 w w w. p c v u e s o l u t i o n s . c o m
セン サー の 電 池 残 量 モニタリングや 建 屋 内 の セン サ ー 配 置 などと合 わ せ、I oT 機 器 の 保 守 デ ー タの 統 合 も実 施 されました 。
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そ のため 、このプロジェクトによって、管 理 者 は 試 運 転と院 内 設 備 の 運 用 の 両 面 で 大 きな 省 力 化 を 果 た せ ま す。さらに L o R a W A N イン フラを 設 置したこと から 、セン サーを 増 設して P c V u e の デ ータ処 理 機 能 18 | エンジニアリング 日本 | 2018年 07月
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