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エンジニアリング 日本 ENGINEERING JAPAN
駆動技術におけるデジタル 化:駆動機器データをもっと 有効活用できるように
6 IDS : 自律型のロボット
12 Oryx カメラ + Myricomカードにより信 頼できる10GigEパフォーマンスを手頃な 価格で実現
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ケナメタルが8コーナー仕様 の縦置きインサートを備え た重切削旋削用FIX8™を発 売
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ENGINEERING JAPAN
TELEDYNE FLIR MACHINE VISION
EMERSON INDUSTRIAL AUTOMATION
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NORD DRIVESYSTEMS
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BASELABS
SECO TOOLS
8
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ODVA
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IDS IMAGING DEVELOPMENT SYSTEMS
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EMERSON INDUSTRIAL AUTOMATION
PEPPERL+ FUCHS FACTORY AUTOMATION
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HMS INDUSTRIAL NETWORKS
ROHDE & SCHWARZ
ROHDE & SCHWARZ
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20 KENNAMETAL
SEEPEX
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EPLAN
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WIDIA
32 記事掲載のお申し込み: editor@ipmediaonline.com ENGINEERING JAPAN のニュースレター(無料)を受け取るには、こちらからご登録ください : www.engineering-japan.com
INDUPORTALS
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ENGINEERING JAPANは、INDUPORTALS MEDIA PUBLISHINGがお届けするエンジニア向けの専門誌です。産業市場 の最新製品および企業ニュースを紹介しています。 本誌では、記事の編集に最大限の注意を払っていますが、掲載情報の正確性を保証するものではありません 弊社は記 事の内容や利用方法について、一切の責任を負わないものとします。 https://induportals-media-publishing.com
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NEWS
新製品バンドル:ORYX カメラ + MYRICOMカードにより信頼 できる10GIGEパフォーマンスを手頃な価格で実現
高速移動検査ライン、スポーツ分析、ボリュメトリックキャプチャなどの高帯域幅10GigEア プリケーションは、ホストPCに多大な負荷をかけ、信頼性の問題(パケットドロップ)、CPU 使用率の上昇、高遅延を発生させてしまう可能性があります。
新
しいOryx 10GigEカメラ + Myricomカー ドバンドル は、高 い 信 頼 性と高 性 能を提 供 するように設計された特別な低価格ソリュ ーションです。 S p i n n a k e r S D K 用カスタム M y r i c o mドライバは、画 像データがドロップフレームなしでホストPCへ確 実に 転 送されるようにします。また、内 蔵 されたフレ ーム 完了通 知およびパケット再送 信機能が遅延をさらに低 減し 、信 頼 性を向上させます(当社 のテストで実 証さ れています)。M y r i c o m カードから 提 供 さ れるデ ー タを 処 理 するた め の 専 用 カスタムドライバ も 、C P U 負荷を 一 般 的な設 定で 使 用するわずかな負荷に抑え ます。これは、高解 像 度マルチカメラ設 定の全 体 的な 信 頼 性とパ フォーマンスの 向 上に特 に 役 立ちます。
詳 細
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• 10 G i g E 帯域 幅 で 完 璧 な パ フォーマンス • 高性能アプリケーション向けの遅延とジッターの低減 • 高 解 像 度 および 高 F P Sマル チカメラの 設 定に対 応 • フレ ーム 完了通 知とパケット再 送 信 機 能 を内 蔵 • C P U 使 用 率 を大 幅 に低 減 • 優 れ たコストパ フォーマ ンスを 実 現 するた め に バ ンドル 化 詳 細 、仕 様、マシンビジョンの 専 門 家に相 談する方法 についてお 読 みください。 h t t p s : // w w w. f l i r. j p /d i s c o v e r
NEWS
COLGATE-PALMOLIVE、圧縮空気モニタリング用のエ マソンのスマートセンサーテクノロジーを使用して、ネッ トゼロカーボンターゲットを追求 消費者製品のリーダーは、エネルギーを節約し、製造施設の生産プロセスを 最適化して、二酸化炭素排出量を削減します。
グ
ロ ー バ ル なソフトウェア、テクノロジ ー、エ ンジ ニアリング のリーダ ーで あるエ マソン (NYSE:EMR)は、S&P 100の消費者製品メ ーカであるColgate-Palmolive Company( NYSE:CL) と共同で、Colgateの製品パッケージング施設で無駄な エネルギーを削減し、2040年までに運用におけるネッ トゼロカーボン排出量を達成するという目標に貢献し ます。エマソンの高度なセンサー技術と分析によるデー タを活用して、Colgate はすでにいくつかの歯磨き粉と 歯ブラシの包装ラインでエネルギー使用量を15%削減 し、技術がより広く展開されるにつれてさらに大きなエ ネルギー節約を期待しています。 このプロジェクトはColgate のデジタルトランスフォー メーションプログラムの一部です。特殊なAVENTICS™ 空 気 圧センサとI I oT 対応のソフトウェアアーキテクチ ャを 使 用し 、圧 縮 空 気 の 流 れをリアル タイムで 正 確 に 監 視して、漏 れを 特 定し 、空 気 圧 プ ロセ スを 最 適 化し 、空 気 の 流 れ の 効 率 を 向 上させ ます。大 規 模 な 消 費 財 生 産 にお いて空 気 圧に大 きく依 存しているこ とを 考えると、圧 縮 空 気 に関 連 するエ ネルギ ー 量 の 削 減 は 、持 続 可 能 性 の 取り組 みだ け で なく、機 器 全 体 の 健 全 性と信 頼 性にも貢 献します。 「 C o l g a t e は 、すべ ての人々、そ の ペット、そして 私 たちの 地 球 のより健 康 的 な 未 来を再 考 する 、思い や りの あ る 革 新 的 な 成 長 企 業 で す。このコラボレ ーシ ョン は 、デ ジタル 化 の 力 が 、グロ ーバ ルな 持 続 可 能 性 と パ フォーマ ンスの 野 心 を 満 たすことで、私 たち の目的 を 達 成 するの にどのように 役 立ってい るかを 示す優 れ た 例 です」と、C o l g a t e - P a l m o l i v e 、グロ ーバ ルエンジニアリングサービ ス 担 当 副 社 長 のウォ ーレン・プルイット氏は述べます。 「気 流 の監 視によ るエネルギーの節約は、氷山の 一角にすぎません。テ ストと学 習の 考え 方により、成 功したレッスンをグロ ーバ ルフットプリント全 体に拡 大し 、持 続 可能 性の目 標 を 達 成 するのに 役 立ちます。」
C o l g a t e の 実 装 で は、 エマソンの AV E N T I C S A F 2 S m a r t F l o w セン サ は分 析ダッシュボードに傾 向と 異常 を 表 示 する 統 合ソフトウェアを 使 用して 空 気使 用 量 デ ータを 計 算し 、オペレ ーターが 供 給 圧 力を簡 単に調 整して漏 れを検 出で きるようにします。システ ムの 組み込 み 接 続により、導入 が容 易になり、マシン レベ ルで 即 座 に洞 察 が 得られます。また、ネットワー ク機 能 により、企 業 全 体 の圧 縮 空 気の 使 用 状 況を監 視するため の 道 が 開 かれます。 「私たちは、Co l gate - Palm o li veというブランドと肩 を並べて仕事 をすることを光 栄に思います。Co l g a te のブランドは多くの家 庭にあります」とエマソンのオ ートメーションソリューション事業のエグゼクティブプ レジデント、マーク・ブランダ氏は言います。 「このよう なプロジェクトは、無 駄でコストのかかるエネルギー 漏れを検出し、製 造プロセスを最 適化し、持続可能性 の目標 を 達 成 する上で 測 定可能な違いを生み出すた めに、今日利用可能なテクノロジーを示しています。」
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NEWS
駆動技術におけるデジタル化:駆動機 器データをもっと有効活用できるように
NORD DRIVESYSTEMSのスマートな駆動機器を使えば、可用性が大きく向上します。
予
知保全とは、状態維持を体系的に継続する ことです。その狙いは、機械や設備のメンテ ナンスを積極的に行って変化を捉え、ダウン タイムを削減しながら工場全体の効率を高めることに あります。一定期間ごとに行う従来の保守を、状態指向 の保守に転換するのです。
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たとえばイントラロジスティックスや 食 品 産 業 、重 工 業分 野では、工 業 用ギヤユニットをともなう設 備をデ リケートな用途に使うことが普 通にみられ 、その故 障 は 重 大 な 損 害 を招 き かねません 。特 にこうした 厳し い 生 産 現 場 にある駆 動 システムについて 状 態モニタ リング を行えば、そ の ギヤユ ニットと電 気モータ、周 波 数インバー タという3 要 素 を高 い 安 全 性と信 頼 性 で 補 完 で きます。まさに予 知 保 全 のため の 状 態 モニ タリングが 活 躍 する ので す。I I oT に 対 応した 高 度 な アルゴリズムやソフトウェアをもとに 駆 動 ユニットを ネットワーク化 すると、インバータに内 蔵 の P LC から そ の 状 態デ ータを収 集で き、これを 他 に 接 続したセ ン サ やアクチュエータの デ ータと合 わ せ て 前 処 理 す ることもで きます。こうした前処 理 結 果や 完 全なデー タは自由にエッジ・デバイスに送 信 することが 可能で す。そうして、このエッジ・デバイスで 全 サブシステム のデータを管 理して評 価します。事前に選 んで編 集し たスマート・データとして、さらなる活用やわかりやす い可 視 化 に 利 用で きるのです。
NORD-predictive-maintenance-solutions. jpg:NORDの駆動技術が採用するインテリジェ ントなPLCによって、アナログ・データとデジタル・ データを高速かつ高効率に総合評価することで、 状態モニタリングや予知保全の基盤が整います。 画像提供:NORD DRIVESYSTEMS
単にデータを見るので は なく、データ分 析を 具体 的 な 活 用 事 例 の1つとして、オイル 温 度 にもとづ いて、最 適 な オイル 交 換 時 期 を セン サレスに 決 定 す るという使 い方があります。この 背 景 には 、オイル 温 度 が ギヤユ ニットの オイル 劣 化 を左 右 する重 要 な 要 因 で あ るという事 実 が あ るか らで す。こうした 知 見 をギヤユ ニットから 得 ら れ るパラメー タと特 定 の 運 転 パラメー タと合 わ せ れ ば 、オイル 交 換 の タイミン グ を正 確 に 算 出することが 可 能 に なりま す。実 際 の 温 度セン サは 必 要 ありません 。駆 動 データの前 処 理 は 、N O R D の周 波 数インバー タに 内 蔵 の P L C を 評 価 ユニットとして用いることで 実 行します。お 客 様 はあ らゆる 一 般 的 なインターフェースを 介して、この 計 算 結 果にアクセス可 能です。
の P L C だ けで、駆 動 モニタリング を行 います。P L C で 駆 動 パラメー タを前 処 理して、駆 動 制 御 やプ ロセス 制 御 を 担う上 位 の 制 御 システムと 通 信しま す。そ の 次 のレ ベ ルとしては 、P L C に 駆 動 制 御 を 統 合して、 駆 動 に係 る 機 能 も 実 行します。さらに高 度 な 構 成レ ベ ルとして、インバータの P L C によって上 位の 制 御 シ ステムを 完 全 に 置 き 換 えることもで きま す。制 御 ユ ニットへ の 通 信 は別として、インターネット接 続 が 無 くても 、ローカルな デ ー タ 管 理 を デ ー タに自 由 に 適 用することが 可 能です。 h t t p s : // w w w. n o r d . c o m / j p /
それぞれの用途に合わせた適切なPLCソフトウェア・ アーキテクチャ 駆 動 機 器 は 、そ れぞ れ の自 動 化タスクに合 わ せ て任 意 に 拡 張 で きま す。お 客 様 にはどん なタスクを 駆 動 システム に 直 接 担 わ せ た い か( 駆 動 モニタリングや 制 御 、プロセス管 理 など)をお選 び いただけます。小 規 模 な 製 造プロセスに適 用する場 合 は、工 場 の 再 編 を行わなくても、こうした 拡 張 性によって素 早く成 果 を得 る可能 性 が生まれます。構 成としては 3つのレベ ルで 利 用 可 能 で す。1つ目のレ ベ ル は 、駆 動 ユ ニット
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NEWS
これからの市街地走行機能を 支えるセンサ・フュージョン― BASELABS DYNAMIC GRID
センサ・フュージョン技術のスペシャリストBASELABSから、高解像度センサのローデ ータをもとに矛盾の無い環境モデルを生成できるアルゴリズムBASELABS Dynamic Gridをご紹介します。このDynamic Gridを使えば、特に都市部が課題となる自動運転 機能に向けたデータ・フュージョン・システムの開発が迅速に行えます。自動車メーカー の皆様には、時間のかかるアルゴリズム・トレーニングを省いて、従来のトラッキングと グリッド方式よりも優れた性能をもつ駐車機能や渋滞運転機能などの運転支援システ ムを開発いただけます。
市
街地に対応できる自動運転機能では、利用 する環境モデルに極めて高い要件が課され ます。そこでセンサに関して、自動車産業は 高解像度センサを用いることで、十分に詳細なレベル で 必 要データを取 得できるよう準 備を進 めています。 しかしな がら、こうした 状 況で のセンサ・フュージョン にアルゴリズムとして従来的な方式を利用するには限 界があります。
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これ に 対し 、B A S E L A B S D y n a m i c G r i d なら、たと え ば レ ー ダー やレ ー ザ ー・スキャナとい った セン サ の 高 解 像 度 デ ー タを ロ ー デ ー タのレ ベ ルで 処 理 で きるようになります。さらに 、セマンティック・セグメ ン テ ー ション 機 能 を もつ カメラも 利 用 可 能 で す。そ のため D y n a m i c G r i d によって、車 両 周 囲 の 移 動 物 体 と静止 物 体 を高 い 精 度と安 定 性 の もとで、自己 矛 盾 の 無 い 環 境 モ デル が 得 ら れ ま す。加 えて、走 行 可 能 領 域 や 駐 車 スペースを見 出す ため のフリースペー スも 推 定も可 能 で す。同 アルゴリズ ム は 車 載 C P U で リアル タイムに実 行 さ れ 、I S O 2 6 2 6 2 規 格 に 従った 機 能 安 全 も実 装しています。
BASELABS Dynamic Gridが矛盾の無い詳細な環境モデルを提供します。移動物体や静止物体はもとより、フリースペースの推定にも対応しています。
D y namic G r i dは、高度な自動 運 転を含む、自動 運 転 レベル2 以 上の 運 転機 能に特に適しています。典 型的 な応用分野としては、トレインド・パーキングや自動バ レー・パーキングなどの駐車 機 能 、自動 衝 突回避をと もなう緊 急ブレ ーキ機 能 、渋 滞 運 転 機 能 が 挙 げられ ます。さらに、このアルゴリズムは、レーダーのサブシ ステムで の 利 用にも適しています。
ストに 活 用 いた だ けま す」と、B A S E L A B S の 業 務 執 行 取 締 役 R o b i n S c h u b e r t は 述 べています。 BA SEL ABS D y namic Gridについて詳しくはht tps: // w w w.baselabs.de/dynamic- grid/をご覧ください。 h t t p s : // w w w. b a s e l a b s . d e
「当 社 は D y n a m i c G r i d を もとに 、従 来 のトラッキ ング 手 法と静 的 な占 有グリッド を 組 合 せ た 利 用に代 わ る 優 れ た 方 法を提 案して いま す。自己 完 結 型 アル ゴリズムによる統 合 的 な方 法で データ処 理 すること で、従 来 のアプローチにお いて、異 なる2 つ方 法を 組 合 せる 際 に多く見ら れ た不 整 合 性 を 防ぐようにして い る ので す。この D y n a m i c G r i d は 、多くの 物 体 が あり、そ れぞ れ に 異 なる方 向 の 運 動 がとも なうとい う車 両 環 境 シ ナリオで 特 に強 み を 発 揮します。加 え て、同アルゴリズムなら、膨 大 なトレ ーニング を行 わ なくても 、あらゆる形 状 の 物 体 を検 出して 追 跡 可 能 です」と、BA SEL ABSで製品開発を統 括するN o r man M a t t e r n は 説 明しています。
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「 D y n a m i c G r i d をソフトウェア・ライブラリとして 購 入す れ ば 、これ からの 運 転 機 能 に 対 応 で き、量 産 にも適したセン サ・フュージョン 技 術を 素 早く、低 コ 30 | エンジニアリング 日本 | 2022年 01月
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NEWS
セコはグリーンエネルギーにより 計画を 9 年間前倒しして排出削 減目標を達成
アメリカおよびインドのグリーン電力とグリーン電力証書を組み合わせることにより、 セコでは 2030 年の排出削減目標を予定よりも 9 年間前倒しで達成し、ビジネスのコ スト削減というメリットを同時に実現しました。
セ
コでは、ビジネスのすべての側面でサステナ ビリティを実現することを重視して企業のエ ネ ルギー要 件を包 括 的 に見 直し、レイノル ズビルとペンシルバニアの拠点のサプライヤー契約の 更新にあたってグリーンエネルギーを選定しました。調 査によれば、セコ全体の電気需要の約 10% および発 電に伴う気候への影響の 19% をレイノルズビルが占 めているため、これらの変更は当社のグローバルフッ トプリントに大きな影響がありました。 「当社はグリー ン電力証書(REC)を購入することで CO2 排出量を相 殺しています」とセコのレイノルズビルの購買担当エリ ック・シリヤニは話します。
詳 細
「当社の取り組みは 2019 年に始まりました。以前、 私たちはどこから電 力を購入してもスイッチを入れ れ ば 照明がつくものだと考え、可能な限り安く電 力を調 達することのみに関 心を持っていました。特に雛 型の ようなものはなく、次に電力をヘッジするときにグリー ンエネルギーを探 すようにと指 示されたのです。グリ ーンエネルギーのほうがコストは高いのですが、私た ちには CO2 削 減目標 があったため 、ここから取り組 みが 始まりました 。私 たちは、電 力をヘッジすると同 時に 10 0 % グリーンクレジットに 組み込 んで、さらに 価 格を下げることができました。それに気づいた人 か ら注目が 集まりました 」とシリヤニは付 け足します。 再 生 可 能 エ ネルギ ー R E C により、再生可 能 エネルギーの 発 電 場 所 がどこ であっても、企業 がエネルギーに投 資することができ ます。世界中のセコの 拠 点における次のステップは、 太 陽 光 パネル や地 熱 を利用した現 地での 発電などの
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ソリューションの調 査 です。「全 員 が 排出量 の削 減と グリーンエネルギーの 促 進に取り組 んで います。R E C とは別 に 、当 社で は使 用 量 の 4 % にあたる蛍 光 灯 な どの電 源として太 陽 光 パネルを設 置しました」とイン ドのプネーの間接購買担当ジェネラルマネージャーの ナゲシュ・シェカダール は 話します。 セコ・インドが 使 用する電 力の多くは、石炭 発 電を採 用する地方電気委員会から供給されています。これよ りもクリーンな選 択 肢 が 他にないため、石炭発電によ る CO2 排 出 量を相 殺 するために R E C を購 入してい ました。 「現在は一 部で太陽光 発電を使 用するほか、 よりクリーンなエネルギーをより多く発 電するために 風 力発電の可能性を探っています。私たちはハイブリ ッドソリューションに 取り組む 必 要 が あります。グリ ーンエ ネル ギ ー の 供 給 が 増 えれ ば 、価 格 は下がりま す」とセコ・インドの 製 造 ジェネラルマネージャー の アトゥール・モケダカール は 話します。
毎 月 使 用した 電 力 の 内 訳 を 報 告しま す。内 訳 は 、拠 点の 場 所 によって異 なっていま す」とエリック・シリ ヤニ は 話しま す。「これ は 企 業 の 視 点 からす れ ば 適 切 なことです。最 初 の 一言 は常に 『 この 費 用 が 必 要 な 理 由 は?』で す。この マインド セットを 適 応 させる の は 容 易 なことで は ありません が、意 識 を 変 えれ ば、環 境 の 改 善 に「ノー」と言う人 はいないでしょう」 従 業 員にとっても 、気候 危 機 に 真 剣 に 取り組む 企 業 で 働く喜びというプラスのメリットがあります。「私た ちの家 族 、お客 様、友 人、近 所 の人 たちがこのような 企 業で 働く私たちに好意を持ってくれることはとても 心 強く、とても特別なことです」とナゲシュ・シェカダ ール は 話します。 h t t p s : // w w w. s e c o t o o l s . c o m
新しい可 能 性 予定よりも早く排出削 減目標を達 成しましたが、セコ の電 力購買 担当は、これに満 足することなくよりクリ ーンな電 力の 新しい可能 性を追 求し続けています。「 当 社 のすべての 拠 点は 、
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NEWS
IDS : 自律型のロボット
バルク材から未知の製品を全自動でピッキング。
イ
ントラロジスティクスにおいて、業界誌や展 示会などでロボット工学はここ数年にわたっ て大きな話題となってきました。その大半は 従来からある 6 軸多関節ロボットで、生産環境および 物流への適用が模索されています。その目標は、小型 部品の全自動ピッキングです。主な原動力は労働力不 足で、ロボットやグリッパ ー などの 技 術 的 部 品という より、経 済 的プロセス全 体 の 設 計 が 大きな 課 題で す。 ロボットは部品の組み合わせにあるアイテムの一部し か取り扱えず、商品は並行して搬送されるので、商品、 在庫、同期、統合の流れに関してリスクが生じるおそれ があります。
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p s b i n t r a l o g i s t i c s G m b H (ピルマゼンス、ドイツ) による「 a u t o p i c k」ピッキングロボットは 、この 課 題 を解決します。個々のアイテムをピッキングする全自動 ソリューションの中心となるのは、グリッパー付きのロ ボット、全 システムをつなぐ I T ネットワーク、強 力な 画 像 処 理システムで、I D S I m a g i n g D e v e l o p m e n t Sy s t e m s G m b H の 2 台 の E n s e n s o 3 D カメラが 搭 載 されています。 アプリケーション ビジョンシステムはロボットの目として働きます。ソー スコンテナ内から処 理する物 体上の 把 持可能 な面を 検出し 、把 持ポイントとロボットが 衝 突しない 経 路を 計算します。ロボットは未 知の製品をバルク材から直 接ピッキングして、ターゲット容 器 の充 填 量 が 最小 の 領 域 に 配 置 で きま す。バ キューム カップが 各 物 体 を やさしく把 持します。以 前のような個々の 製 品 の「テ ィー チイン」は 不 要 で す。対 象 が 医 薬 品 容 器 であっ てもティーパックであっても 、多 機 能グリッパーをさ まざまな 品 物 向 け に個 別 に 設 計で き、パッケージ単 位も多 岐にわたります。各アイテムについてどのグリ ップが 最 適 か、システムは 徐々に学 習していきます。 プ ロセ スシステム が 達 成 するピッキングパ フォーマ
バルク材からロボットが未知の製品をピックアップ し、把持物体に応じて 300 ~ 500 パーツ/時の速 度で、ターゲットコンテナに収容します。
ンスは 、把 持 物 体 の 特 性 によって大 きく左 右 さ れ 、 処 理 速 度は 1 時 間当たり 3 0 0 ~ 5 0 0 パーツです。 2 台 の E n s e n s o N 35 3 D カメラが、システムに 必 要 な画像データを提 供します。すべての Ensenso 3D カ メラは、 「射 影テクスチャステレオビジョン」の手法に 従って動 作します。各モデルは 2 台 の C M O S センサ ーとプ ロジェクター が 搭 載 さ れ 、照 明 条 件 が 悪 い 場 合で も 、撮 影 する 物 体 に 高コントラストの 構 造 を 投 影します。E n s e n s o カメラは 、人 間 の 視 覚を模した ステレオビジョンを 使 用して 動 作します。結 果 は 3 D 点群となり、空間物 体情 報に必 要な基 盤となります。 カメラを autopick に統合するため、psb intralogistics は E n s e n s o SD K を 仕 様しました 。3D カメラ向けの 簡単なセットアップと 3D カメラ校 正をサポートするウ ィザードに加えて、GPU ベースの画 像 処 理もオプショ ンとして搭 載し 、3 D データ処 理 が 高 速 化されます。 マル チカメラ動 作 で 使 用さ れるすべ てのカメラから 1 つ の 3 D 点 群 を出 力 で きま す。これ は 、複 数 の 視 野 角 から の 3 D 点 群 を そ の 場 で 構 成 する 場 合 にも 必 要 です。 1 台 目の カメラはソースボックス 上 に 取り付 けら れ ます。ソースボックスはロボットアームの 経 路 計 画 に お いて 衝 突 物として考 慮 さ れ ま す。ここで 未 知 の 部
品 が 提 示 され 、適 切 な処 理 ポイントを検 索 する点 群 が 生 成 されます。計算には i s y s v i s i o n の M i k a d o A R C ( 適 応 型ロボット制 御 ) ソフトウェアが 使 用され ます。E n s e n s o の 3 D ステレオビジョンカメラのテ クノロジーと、設 定 が簡 単 な適 応 型ロボットコントロ ーラーが 組み合わされます。その 結 果、a u t o p i c k が 提 供する自律的に動 作するロボットを備えた、ビンピ ッキングおよびパーツハンドリング を行う完 全な 3 D ロボットビジョンソリューションが実現します。事前定 義され 、トレーニングによって固 定的に定義された 経 路 に従うので はなく、ワークスペース内を独 立して 移 動し 、各 状 況 に反 応します。 2 台目のカメラはターゲットボックス 上にあり、空 い ている保 管 位置を探します。さらに、ボックス内 部 の Z 軸 方 向 の高さが決 定され 、保 管 位 置を 決 定 する際 に考慮されます。ターゲットボックス内に均 一 に収容 し、製品を慎 重に配置することが重要です。製品の配 置は、壊 れやすい部品をピッキングするときには特に 重要です。画像 撮 影はロボットの動きと非同期に行わ れ 、サイクルタイムを 最 適 化します。
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コンパクトな設計と高品質な点群という点で、Ensenso N35 を選びました。考えられた視界において、N シリ ーズ が 最 適 です。
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2 台の Ensenso 3D カメラが、システムに基本な画像データを提供します。
— p s b i n t r a l o g i s t i c s システムマネージャー — 「カメラの 構 成 を そ れぞ れ の 製 品 ポートフォリオ に 対して 簡 単 か つ正 確 に 調 整 で き、処 理 中 であっても 調 節 で きます」と p s b i n t r a l o g i s t i c s のシステムマ ネー ジャー は 説 明しま 。処 理 情 報とピッキング 順 序 はインターフェースを 通じてウェアハウス管 理 システ ムと交 換されます。 今後 の予定 オンライン取引は今 後 も大 きな成 長 を 続 けていきま す。同 時 に 、e コ マース 分 野 の 厳しさ は 増して い き ま す。そ の ため 、競 争力 を 維 持 するため に 革 新 的 な イントラロジスティクス 技 術 が 必 要となる 場 面 が 多 々ありま す。同 時 に 、現 在 経 済 セクター の 中 で も 物 流 業 界 は 、適 切 な 若 年 層の人材の 不足に 最 も悩まさ れています。ピッキングロボットの 経 済 的メリットは 非 常 に 高く、中 長 期 的 に 稼 働して永 続 的 に使 用さ れ る見 込 みが ありま す。人 工 知 能 を搭 載した 基 盤 ソリ ューションは 、グリップ以 外 の 課 題をトレ ーニング に よって習 得します。独 立して、または人 間との 共 同 作 業により、確 実 かつ 精 密 に 動 作します。3 D カメラに よる画 像 処 理 からは 、決 定 的 な 全 体 像と必 要とされ る安 全 性を得られます。 h t t p s : // j p . i d s - i m a g i n g . c o m
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多機能バキュームカップがさまざまなアイテムをそっと把持 します。
NEWS
ETHERNET/IPネットワーク仕様書がプロセスオートメー ション向けのETHERNET-APL物理層に完全対応 ODVAは、EtherNet/IP™仕様書の拡充により、プロセスオートメーションのた めのEthernet-APL物理層をEtherNet/IPネットワークでサポート可能になっ たことをご案内します。EtherNet/IP会員企業の皆様には、制御装置や電源ス イッチ、フィールド機器、計測器などのEthernet-APL対応製品の開発をすぐに 始めていただけます。Ethernet-APLは、10BASE-T1L (IEEE 802.3cg-2019) Single Pair Ethernetをプロセス産業の要件に対応させた新しい本質安全 の2線式の拡張です。
こ
のEthernet-APLの利点には、最大10 Mbit/ sという通 信 速 度 、危 険 区 域 保 護 、フィー ル ド 機 器 へ の 電 源 供 給 、最 長 1 , 0 0 0 mという 長 い 配 線 長( I E C 6 1 1 5 8 - 2 )などが 挙 げられ ま す。 ま た E t h e r n e t - A P L デ バ イス は 、点 火 防 止 の【 本 質 安 全 】を保 証 するた め に I E C T S 6 0 0 7 9 - 4 7(2 - W i r e Intrinsically Safe〔2線式本質安全防爆〕Ethernet) に準拠しています。そのためEthernet-APL物理層は、 危険な場所と大きな地理的フットプリントを持つプロ セスプラントおいてフィールドレベルで高速かつ広帯 域のEthernetを使用するという課題を克服するものと なっています。 O DVAの会長で常任 理 事のD r. Al B eyd o unは次のよ うに説明しています。「本日の発 表は、Ethernet-APL の産 業界での普及をはかるため、長年にわたって協力 を重 ねてきた 成 果です。O DVAは、E t h e r N e t / I P 仕 様 書にEthernet-APLを盛り込むことで、プロセスオート メーションにおけるE t h e r N e t / I P の 機 能 拡 大を 積 極 的 に 継 続していく考えです。とりわけ E t h e r n e t- A P L の力を 借りれば、E t h e r N e t / I Pによって様々なフィー ルドの計 装 機 器 の正確で高 効 率なEt h e r n e tベースの 制御と試 運 転 が 行えます。また、プロセス設 備におい てE t h e r N e t / I Pをフル 活 用すると、フィールド機 器か ら制 御 装置やI I oT アプリケーションにリアルタイムか つシームレスに接 続 で き、さらにはエッジやクラウド で の 予 知 解 析 も可 能 になります」。 Et h e r n e t-A PL物理 層の 追 加サポートは、Et h e r N e t / IPの適応によりプロセス産業の要件に完全に応えるう えで、重要なステップの一つです。これまでにもプロセ ス産業のアプリケーションに有効なEtherNet /IPの機 能強化としては、NA MUR NE 107準 拠の診 断、HAR T との統合、IO - Linkとの統合、FDTやFDIなどの次世代 のデジタル 化されたデバイス記 述ファイルのサポート が 完了していました 。これにE t h e r n e t- A PL物 理 層が 加わったことで、エンドユーザーは市販の産 業 用制 御 ハードウェアや オブ ジェクト指 向 の 開 発 基 盤 、T C P/ I P・H T T P・F T P・S N M P・D H C P 等 の 標 準 的 なイン
ターネットプロトコルとの互 換 性といったE t h e r N e t / I Pのメリットをプロセスプラントで 最 大 限に活用で き るようになります。また、E t h e r N e t / I P を用いたプロ セスオートメーション 設 備 なら、C I P S a f e t y ™ による 機 能 安 全、C I P S e c u r i t y ™ によるデバイス 防 御 、C I P Sy nc™による時間同期、PRP(Parallel Re dundanc y P r o t o c o l)とD L R(D e v i c e L e v e l R i n g )によるフォ ールト・トレラントな冗長 化もサポートできるため、ネ ットワークやデバイスの 状 態モニタリングのほか、組 込 み型のセキュリティやセーフティ、リモートによるデ バイス設 定といったメリットも見 込 めます。 Et h e r n e t- A PLを実 装しEt h e r N e t / I Pをサポートした 最 初 の 制 御 装置 や 電 源 スイッチ、フィールド機 器 、計 測器が利用可能になるのは、コンフォーマンス試 験に よる認 証プロセスが 終わったのちの2 02 2 年となる見 通しです。ぜ ひ o d v a . o r g にアクセスして、Et h e r n e tA PL 向け Et h e r N e t / I Pを含むEt h e r N e t / I P 仕 様 書 の 最 新 版を入手ください。 h t t p s : // w w w. o d v a . o r g
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30 | エンジニアリング 日本 | 2022年 01月
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エマソンは、臨床検査機器向けに 新しいミニチュアロッカー式アイソ レーションバルブを発表しました
ASCO 062シリーズ ロッカー式アイソレーションバルブ16mmの可換設計により、コン パクトな流体処理マニホールドのカスタマイズを最適化し、機能性と柔軟性を最大限 に高めます。
エ
マソンは、血液・免疫測定装置、サンプル調 製および前処理装置、DNAシーケンス装置 など、臨 床 検 査 室で 最も要 求 の厳しい流体 制 御 マ ニ ホ ー ルド用 に 設 計され た A S C O 0 6 2シリー ズ ロッカー式アイソレーションバルブ を、本日発表し ました。このバルブは16mmのコンパクトサイズで、複 雑な流体処理マニホールドに容易に組み込むことがで き、設置面積、重量、電力を削減することができます。ま た、2方向、3方向の機能性を備えており、柔軟性と汎用 性を最大限に高めています。
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A S CO のロッカー式アイソレ ーションバ ルブ は 、ほぼ すべてのタイプの 分 析 機 器で 使 用される中 性 および 活 性 流 体 を 制 御しま す。分 離 ダイヤフラムと 組 み 合 わされ た 洗 い やす い 特 別 なロッカー機 構 は 、工学 な インビトロ診断試 薬への熱 伝 達を防ぎ、バルブシート の固着や詰まりの可能性を排除します。制御機構の密 閉 分 離により可 動 部 品の摩 擦による微 粒子汚染 が 防 止され 、流 体 サンプル の 最 高 純 度 が 保 証されます。 0 62シリーズのバルブは内容 積 が小さいため、汚染の リスクやメンテナンスの必 要性、試 薬の廃 棄の可能性 を 低 減します。また、パッドマウントとタケノコ継ぎ手 の2 種 類の取り付け 方法 があることで、取り付けが容 易であるとともに、1, 0 0 0万サイクル の 長 寿 命で機 器 の 信 頼 性を高めます。
エマソンの自動 化ソリューションビジネスの 分析・医 療 担 当 部 長であるS v e n R i c h t e r は 、 「新しい A S C O の 0 6 2 シリーズのバ ルブ は 、分 析 機 器 や 医 療 機 器 な どの 幅 広 い用 途で、信 頼 性の高い 精 密な 流 体 制 御 を 実現します。」と述べています。「相手先ブランド製 造 (O E M)のお 客 様 は 、競 争 の 激しい市 場で成 功 する ため に 、生 産 効 率やコスト効 率 を 向 上させ な がら、 製 品を 迅 速に市 場 に投 入する 必 要に迫られているこ とを理 解しています。だからこそ、この新しい0 62シリ ーズ 製 品 をお 客 様 にお届け するのです。」 A S CO 0 62シリーズ ロッカー式アイソレーションバ ル ブは、臨 床 診 断および 実 験 機 器で 中 性または 活 性 流 体で 使 用するように設 計されています。隔 離ダイヤフ ラムは 熱 伝 達を防ぎ 、特 別なロッカー機 構 には 洗 浄 が容 易で小 容 積の内部 空 洞があります 。16 m m のサ イズ 、2方向と3方向の両方の機 能により 、バ ルブは 市場の 他のほとんどの16mmアイソレーションバルブ と互 換 性 が あります 。典 型 的 なアプリケーションに は 、体 外 診 断 、血 液 学 、D N A シ ー ケンス 、お よ び 工 業 用 流 体 分 析 装 置 が含まれます
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NEWS
堅牢かつコンパクトで安全
楕円形のサウンドビームを用いたセーフティ超音波システムで最適なエリアモニタリングを実現。
カテゴリー3 PL d対応のUSi®-safety超音波システム。
人
が 機 械 を 操 作しな がら働くとき、そ れ がど ん な 場 所で も信 頼 性 の 高 い 保 護 が 必 要で す。USi®-safetyシステムは、堅牢な設計を ベースとした超音波センサを用いて、必要な保護を保 証します。コントローラとセンサユニットを分離したこ とで、コンパクトなデザインになり、限られた狭い場所 にも容易に設置できます。
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US i ® - s a f e t y は、安 全エリアの立 入 防止の 他 に、ロボ ットや無 人 搬 送システムなどの自律ユニットのアプリ ケーションに柔軟なソリューションを提 供します。さら に 、E N I S O 13 8 4 9 規 格 のカテゴリー3 P L d に 準 拠 した 安 全 認 証を 受けた唯 一 の 超 音 波システムです。 U S i - s a f e t y システムの 超 音 波トランスデューサ は 、 保 護 等 級 I P 6 9 K を 満 たしており、屋 外で の 利 用 に 最 適 なうえ、高 圧 洗 浄 にも耐えます。また、この 超 音 波 トランスデュー サ の サ ウンドビームの 断 面 は 楕 円 形 となって い るた め 、検 出 範 囲 を 特 に 広くとること が で きます。安 全アーキテクチャは 、フェール セーフ出 力を持った 二 重化され た回 路で 構 成 され 、互い のマ イクロコントロ ー ラ が 検 証 モ ニタリング をして いま す。1台 のコントロ ー ラに 2 台 の セン サユ ニットを 接 続 することが 可 能です。 h t t p s : // w w w. p e p p e r l - f u c h s . c o m / j a p a n / j a
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USi-safetyシステムはAGVにも自在に組み込み可能。
USi-safetyシステムは独立した2チャンネルのセンサ ユニットを接続でき、それぞれがISO 13849のカテゴ リー3 PL dに準拠。
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ペットの健康と福祉をハイテ クなビル制御が支える
英国最大のペットショップチェーンは、その店舗ネットワーク全体で大幅な省エネを実現 すると同時に、いつでも動物福祉に理想的な環境を確実に維持できるようにしています。
ペ
ットショップ チェーン P e t s a t H o m e 社 は、4 5 0 店 舗 すべてに 空 調(A C)の エネ ル ギー効率管理システムを設置しています。
各システムは 、英 国 オックスフォードシャー 州ワンテ ジのエ ネルギー 管 理コン サル タントI g n i t e E n e r g y 社 が 、H M S N e t w o r k s の I n t e s i sゲートウェイに 基 づく標 準テンプレートを用いて 設 計し 、統 合ソリュー ションプロバイダーの C o n s y s t 社 が 設 置しました 。
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様 々なメーカー の 空 調 を 一 つにまとめて P e t s a t H o m e 各 店 で は、ダイキン 社・三菱 電 機 社・ 東 芝 社など、様 々なメーカー の 空 調 設 備 を 使 用して います。 そこで C o n s y s t 社 は 、I n t e s i sゲートウェイ を 使 用して、いず れ のメーカ ー の A C ユ ニットで も 、 そ の 情 報をリアル タイムに 取 得して 運 転を 制 御 で き るようにしました 。 C o n s y s t 社 の ディレ クター L i o r G o l a n i 氏 は 次のよ うに 説 明していま す。「 I n t e s i sゲートウェイは A C ユ ニットから電 力を 供 給で きるため 簡 単 に 設 置 可 能 で す。さらに当 社 のようなインテグレ ーターは 、事 前 定 義 さ れ た 情 報 をゲートウェイから読 み 取ることによ り、異 なるユ ニットや 設 置 場 所 の 間 で 構 成 を 簡 単 に 複 製 で き、コミッショニング に 要 する 時 間 も大 幅 に 節 約 で きます」。 このようなシンプルさによって、Consyst社は各システ ムを 迅 速 かつ 効 率 的 に設 置することが で きました 。
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実 際、P e t s a t H o m e 社 のネットワーク全 店 の 改修 に 1年 半とかからず、その 通常営 業を 休 止するのも最小 限に抑えられました 。
続 で きます。つまり、非 常に複 雑 なビル ディングオー トメー ション プ ロジェクトの すべ ての 要 素 を 一 つ の 共 通システムに 統 合で きるのです。
動 物 愛 護 の 環 境 を 確 実に ゲートウェイが 起 動 すると、この ゲートウェイは 動 作 ステ ー タスやエラーコード などの 重 要 な 情 報 を 中 央 制 御 装 置 に常 時 送 信します。ここで 非 常に 重 要 なポ イントが 、各 店 舗 の システム に 複 数 の 温 度 セン サと 制 御 装 置を 設 け て、常 にペットの ため の 厳 格 な 福 祉 条 件 を確 実に 維 持することでした 。
プロトコルトランスレーターと空調インターフェースの 製 品ラインアップ で、オープ ン 規 格や 独自のプロトコ ルを 使 用して通 信 で きます。そのため 、シンプルな設 計と施 工、コミッショニングはもとより、ロバストで 信 頼 性の高 い 運 転 が 実 現します。
「各 店 舗 の 温 度 を 監 視・制 御 することで、エ ネ ル ギ ー消 費 量 が大 幅 に 削 減 さ れ 、なにより重 要 なことと して、ペットに最 適な福 祉 条 件 を 保 証できるようにな りました 」と、G o l a n i 氏 は 述 べています。 P e t s a t H o m e 社で はエネルギー 効 率 の高い店 舗 を 運 営 で きるように なりました が 、I g n i t e E n e r g y 社 とC o n s y s t 社 は引き 続 き 協 力して、あらゆるレ ベ ル で 効 果 的 にエ ネルギー管 理 で きるようにさらなる 取 組み を展 開しています。
Intesisは、最も単 純な一 般 住宅に必 要な機 能 から、 小 売 店 を 含めた 商 業 施 設 や 医 療・教 育 分 野 の 施 設 といった 大 規 模 プ ロジェクトにまで 拡 張 可 能 で す。 これ は 、生 産 工 場 や 製 油 所 、発 電 所 、保 安 性 の 高 い 施 設 などの 制 御 に使 用さ れて い る H M S の 他 の 技 術 と同 様 です。 H M Sは、DA L IのほかにもA S C I I・BAC n e t・K N X・M b u s・M o d b u s など、すべ ての主 要なビル ディングオ ートメーション用プロトコル に 対 応 するゲートウェイ を製 造しています。 詳 細
h t t p s : // w w w. h m s - n e t w o r k s . c o m / j a / h o m e インテリジェントなゲートウェイ H M S の I n t e s i sゲートウェイソリューションにより、 使 用するプロトコル やネットワーク技 術に関 係なく、 事 実 上すべ てのメーカー の 既 存デバイスと設 備 を接 30 | エンジニアリング 日本 | 2022年 01月
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ローデ・シュワルツのエコノミーVNA製品 ラインナップがさらに充実-最高20 GHZ に対応のモデルのほか、低周波数モデル には独立したCW信号源も
ローデ・シュワルツは、最 高 2 0 G H z の 動 作 周 波 数 に対 応 可 能 な 新しい R & S Z N L および R & S Z N L E ベクトル・ネットワーク・アナライザ(V N A)4 機 種を発 売しました。
エ
コノミークラスのVNAでも、ワイヤレスLAN やモバイル無線など、5 GHz帯および6 GHz 帯の技術における第3高調波の調査に必要 な周波数域に対応できるようになりました。また最新リ リースのファームウェアには、低周波数のR&S ZNLモデ ル内部でCW信号発生器の機能を実現できるという、ま ったく新しいオプションも含まれています。 新しいポータブルなベ ンチトップ 型 ベクトル・ネット ワーク・アナライザとしてR & S Z N L14・R & S Z N L 2 0 ・R & S Z N L E14・R & S Z N L E18 の 4 機 種 が、ローデ・ シュワルツから購 入いただけるようになりました 。こ のうちR& S ZNLモデルでは、2ポートによるネットワー ク解 析を 通じて、5 k H z~14 G H z および 5 k H z~2 0 G H zにおけるSパラメータの 全要 素を評 価できます。 またR& S ZNLEモデルも同じく2ポートのネットワーク 解 析によって、10 0 k Hz~14 GHzおよび10 0 k Hz~18 G H z(オーバーレンジとして2 0 G H z )で のS パラメー タが 評 価 可 能です。
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これらのローデ・シュワルツの計 測器は、価 格/性能の バランスとコンパクトな筐体 、簡単 な操 作 をもっとも 重 視する教 育 現 場 や 公 的 な研 究 所、生 産 現 場 、試 験 の自動 化といった市 場を想 定しています。低 周波 数モ デルで 利 用で きる時 間 領 域 解 析オプションや 障 害 位 置(DT F)解 析オプションと合わ せ、この 4つのマイク ロ波モデルは、シグナル・インテグリティやパワー・イ ンテグリティの評 価 用 途 のほか、ケーブル やフィルタ のテストに 最 適 です。 ほとんどの5G FR1アプリケーションが3~5 GH zの周 波 数を利 用する一方、W i F i - 6 (8 02 .11a x )によるワ イヤレスL ANは6 GH zの帯域を用います。設 計段階で デバッグ を 試 み るには 、そ の 第 3高 調 波、つまり最 高 18 G H zないし2 0 G H z の周波 数に対応 で きなければ なりません 。そこで、ローデ・シュワルツの R & S Z N L / ZN L Eシリーズの計 測 器 は、こうしたニーズの高まるマ イクロ波 周波 数でのネットワーク解 析に対し、魅力的 な価 格で 応 えられるようにしています。
R&S ZNL20:ローデ・シュワルツのエコノミーVNAに加わった新しいマ イクロ波モデル4機種の1つ。
R & S Z N L / Z N L E は 、軽 量 か つ サイズ も 小 さ い こと から、試 験 ステーションや 研 究 室 の 間 で 簡 単 に 持ち 運 べ ま す。さらに R & S Z N L に は 、フィールド で 利 用 で きるようバッテリーパックをオプションでご用意し ています。ユーザーはスイッチ1つで 計 測 器 を 起 動し て、R & S Z N Lや R & S Z N L E を用 いた 測 定を始 められ ます。外 付 けモニタやノートP C 、特 別 なソフトウェア の インストールなどは 必 要 ありません 。 新しいR & S Z N Lは 5 k H z 以 上の商用規 格 に最 適なう え、時 間 領 域 で の 最高18 G H z のスキャンから電 圧 定 在 波 比 を 評 価 するという放 射エミッションの 計 測 も 行えます。特 にR & S Z N L14とR & S Z N L E14 は 、地 上 や上 空 の 気 象 監 視や 航 空 管 制 、軍 事 衛星の 通 信 、測 位、目標 識 別などに使われるX バンドの全 周波 数をカ バーしています。 また R & S Z N L 2 0とR & S Z N L E 18 で は 、G N S S シス テムや テレビ 放 送 衛 星 、放 送 網 、バックホール 回 線 の 衛星 間(P t o P)通 信 など、K バ ンドの 低 周 波 数 域 ( K u バ ンド )で の 測 定 アプリケーション を サ ポート しています。
低 周 波 数モデル には 、独 立した C W 信 号 源 を 新しいファームウェア1.41のリリースには、R&S ZNL-K14 オプションが含まれており、R & S Z N L 3・R & S Z N L4 ・R & S Z N L 6 の 機 能 を内 部 的 な C W 信 号 発 生器 によ って拡 張し 、そのポート1からの 連 続 波 信 号を用 いて 被 測 定デバイス(D U T )をシミュレ ートし ながら、ポ ート2 によって周 波 数 スペクトル 解 析を行 えま す。た だし 、この 機 能 には R & S Z N L x ‑ B1スペクトル 解 析オ プションが 必 要 です。 R & S Z N L および R & S Z N L E ベクトル・ネットワーク・ アナライザ は 、R & S E s s e n t i a l s ポートフォリオ 製 品 の 一 部 となって おり、新し いマイクロ 波 モ デル もロ ー デ・シュワルツ また は 認 定 代 理 店 から今すぐご 購 入いただけます。 h t t p s : // w w w. r o h d e - s c h w a r z . c o m / p r o d u c t s / t e s t- a n d - m e a s u r e m e n t /n e t w o r k- a n a l y z e r s 詳 細
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ビジネス誌CAPITALが“CHAMPION OF THE DIGITAL TRANSFORMATION”にシーペックスを選出:ドイツ・ボ トロップを拠点とするシーペックスの技術実績が改めて 高く評価される 従来からの機械エンジニアリングも未来を見据えています。その未来はデジ タル 化 にあると言っても過 言で は な いでしょう。シーペックス(S E E P E X)は、 すでにプログレッシブ・キャビティ・ポンプの世界的トップメーカーですが、そ の製品のデジタル化に向けた可能性をも提案できるという強みをしっかり活 かしており、この点が再び評価されました。ビジネス誌であるCAPITAL誌とコ ンサルティング企業のInfront Consulting Company社が行ったベンチマー ク調査によって、 ドイツ・ボトロップを拠点とする当社が“Champion of the Digital Transformation〔デジタル・トランスフォーメーション推進における 優秀企業〕”に選ばれたのです。
こ
の調査が重視したのは、産業面やビジネス面 の可能性における固定概念を打破するような 優れたアプローチとその最適な実践です。シ ーペックスは “Mechanical Engineering〔機械エン ジニアリング〕”部門において、全127社の候補企業を 抑えて、最優秀企業5社のうちの1社となりました。この 評 価 により、当 社 は ボトロップを拠 点とする中 規 模 企 業 な がら、デジタル・トランスフォーメーションの 取 組 み にお いて、一 貫して正しい 方 向 に歩んで いることが 裏付けられました。 包 括 的アプロー チが もつ 訴 求 力 審 査 委 員 会 が 高く評 価したのは 、初 期 段 階 から始ま り、さらなる開 発 へと連 続 的につながるデジタル・エ コシステムとしてのシーペックスの 包括 的アプローチ です。これには S E E P E X S h o pといった 保 守 サービス や、ポ ンプ 性 能 の 最 適 化 に 向 け た モニタリングや 高 度 な 分 析 オプションを提 供 するサービ スアプリや 契 約デジタル サービスなども含まれます。もちろん 、こ のエコシステムの 完 全 さ を 担 保して い る の が 、デ ジ タル 化 ポ ンプや 制 御 システム に 加 え、初 めて自 動 化 を実 現したプログレッシブ・キャビティ・ポンプ など の 技 術 革 新です。さらに 、すべてのリソース が自社 開 発 のS E E P E X C o n n e c t e d S e r v i c e sというクラウド サービスに接 続されています。「こうした 広 範 なサー ビス全体を通じて、新たな事業分野の開拓とともに、 顧客ロイヤリティの向上を可能にしています」と、シー ペックスの常 務 取 締 役 D r. C h r i s t i a n H a n s e nは自信 をもって 説 明しています。
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初 期 段 階 から人 材 を取り込 んで この 変 革は、経営 陣 から従 業 員におよぶ共 通の 意 志 のもと推 進しています。社内で多く方策を立て、できる だけ早い段階から社 員に関わってもらい、現代的な企 業 文化 に 即した 取 組み を行ってきました 。 そ の 一 例 に 3 年 以 上も前 に 立 ち上 げ た 2 つ の 委 員 会 が ありま す。デ ジタル 製 品 とサ ービ スの 導 入を 定 期 的 に 議 論 する運 営 委 員 会と意 見 交 換 会です。これ に より、経 営 陣 と社 員の 間 で 創 造 的 なアイデ アを共 有 するという 情 報 の 流 れ を 強 化しました 。さらに 、目 的 に合 わ せ たトレ ーニング 講 習 会 や 全社 員のため の 人 的 交 流プログラムも設 けています。 お 客 様 満 足 度を高め 、もっと素 早 いサービス 提 供 を 「選 定にあたった主催者の皆様に当社デジタル・ソ リューションを評 価 いただけたことで、自信 をさらに 深めました。これで、また新たなメリットの創出やサー ビ スの 開 発 が 可 能 になり、いっそうお 客 様 満 足 度 を 高 め ることが で きます。この デジタル・ソリューショ ンをもとに、お 客 様 は運 用コストで きると同 時に、当 社と直接的に連携いただけるからです」と、Chris tian H a n s e n は 述 べています。 h t t p s : // w w w. s e e p e x . c o m /e n - j p
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ケナメタルが8コーナー仕様の縦置きインサートを備えた重切 削旋削用FIX8™を発売
FIX8は、インサートあたり8コーナーの切れ刃を備え、切れ刃あたりのコストを最小に抑えます。ホルダーへ縦置き配置の設計 によって従来のISOインサート仕様のホルダーと比較し、はるかに高い負荷に耐えることができます。
この新しいシステムは、旋削加工において最大限の切り屑除去率と最小の切れ刃あた りコストを実現します。
ケ
ナメタルは、FIX8™重切削旋削システムを発 表しました。この 新しいシステムは、鋼 やス テンレス鋼、鋳鉄において、最大限の切り屑 除去率を実現します。インサートあたり8コーナーの切 れ刃を備えたFIX8旋削システムは、あらゆる重切削旋 削 加 工 の 生 産 性を向 上させ、切 削 抵 抗を最 大 1 5 % 低 減しながら、切れ刃あたりのコストを最小に抑えます。
「 F I X 8 は 、外 径 旋 削 や 端 面 旋 削 、滑らかな表 面 、断 続 切 削 、重断 続 切 削など、幅 広いアプリケーションに 対応できるように設 計されています。FIX8は、中程 度 の 切 込 み量 から、鋼や 鋳 鉄、ステンレス 鋼といった 難 削 材の粗 加工まで、すべてに対応します。FIX8では、 最 大1. 4 m m /r e v(0 . 0 55インチ)の 極 端 な 送り量 や 最 大 切 込 み量12 m m(0.47 2インチ)さえ可能です」 と 語 る の は 、ケ ナメタル の 製 品マネー ジャーで あ る M a t t h e w F u e r s tです。 F I X 8 の 縦 置 きイン サート配 置 の 設 計 は 、イン サート をポケットシートにしっかりと引き込む 堅 固 なクラン プシステムを 特 長としており、イン サートが大 きな 切 削 抵 抗や 振 動 にも耐えられるような優 れ た 安 定 性を 実 現し 、最 適な性 能を 発 揮します。イン サートは、交 換可能 な 超 硬シムで支えられており、ポケットの 変 形 や 損 傷 も防ぎ ます。
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精密な3Dクーラント技術を採用したFIX8ツール ホルダーのスタイル。必要な場所に十分かつ正確 にクーラントを供給します。
F I X 8ツールホルダーには 、精 密な 3 D クーラント技 術 が 採 用されており、必 要 な 場 所 に 正 確 に十 分なクー ラントを 供 給しま す。3 つ の クーラントノズ ル が すく い面に向 けられ 、刃先 温 度 上 昇や 切り屑 排 出を 制 御 したり、最 適 な 切り屑 形 成 を 促 進します。他 の2 カ所 に 設 けら れ た クー ラントノズ ル は 、イン サ ートの 逃 げ 面に向 けられており、逃 げ 面の 切 削 域 の 熱 を 制 御 し 、工 具 寿 命を 延 ばします。 FIX8は、工具寿 命を向上させながら、あらゆる重切削 旋 削アプリケーションに対して、優れた 切り屑排出を 実 現します。このインサートの設 計 は、切 削 抵 抗と消 費電力を低 減させるため、低馬力の旋 盤であっても理 想 的 な 荒 加 工 用工 具になりえます。
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BLUETEST社のリバブレーション試 験システムのオプション拡大―5G 無線通信テスタR&S CMX500の統 合も可能に
Bluetest社のリバブレーション試験システム(RTS)のユーザーにも、ローデ・ シュワルツの5G NR無線通信テスタR&S CMX500が持つ強みを存分に活用 して、5G FR1のMIMOをOTA(over-the-air)測定いただけるようになりまし た。このソリューションではBluetest Flow制御ソフトウェアにR&S CMX500 が統合されており、最大4×4のMIMOを搭載したマルチキャリア端末に対し、 スループットのほか、受信感度と出力パワーを計測できる安定かつ信頼性の 高い環境が整います。
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l ue t e s t 社 のリバブレ ーション・チャンバにR& S C M X 5 0 0を組 み 合わ せ たことで、5 G 部 品 や 5 G デバイスの開発メーカーは、高いデータ速度に よる現実に即した条件のもとでMIMOのストレステス トを行えるようになりました。
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スウェーデン・イェーテボリを拠 点とするB l u e t e s t 社 は、OTAによる被 試 験デバイス(D U T )の 効 率的な性 能 評 価に向けた製品R T S 65など、リバブレーション・ チャンバを専門としています。リバブレーション・チャ ンバは、電波暗室試 験チャンバとは異なり、R F 信号が チャンパ内で最大限にまで反射され、実際の屋内や都 市 部での状 況に近いレイリーフェージングによるマル チパ スR F 環 境を 作り出します。そのセットアップ を 制 御 するのが、複 合 的 なワイヤレスソリューションの 統 合 テスト環 境 であ るB l u e t e s t F l o wソフトウェア で す。同ソフトウェアは 、内 蔵 の 結 果データベースや 包 括 的 なカスタマイズ 機 能 、本 格 的 な 科 学 技 術 計算 環 境 、従 来 規 格 はもとより5 G N Rといった 最 新 無 線 規 格 の サポートを 特 長としています。
R & S C M X 5 0 0 は 、この 試 験 セットアップ に お いてネ ットワークをエミュレ ートします。5 G N R テストに 対 応した将 来 性 の 豊 かなソリューションであり、F R1と F R 2におけるノンスタンド アローンおよびスタンド ア ロ ーン の 両 方 式 の テストが 可 能 で す。ま た モ ジュー ル 設 計となっているため 、この R & S C M X 5 0 0 を 使っ て、定 評 あ るR & S C M W 5 0 0 広 帯 域 無 線 通 信テスタ や R & S C M W f l e x x プラットフォームなど LT E ベース の 従 来ソリューションに 5 G 対応 機 能 を 追 加すること も可 能です。
ップを強 化する新たな展開として評 価しています」。 一方、Bluetest社の製品マネージャーKlas Ar vidsson も 次のように 述 べ ています。「 R & S C M X 5 0 0 を 普及 型 の R T S 6 5 チャンバやより大 きなウォー クイン 型 の R T S 8 5 / R T S9 5チャンバと合 わ せると、大 型 の I oT 設 備を含めた様々なサイズの5 GデバイスにおけるR F 研 究 開 発に対し 、ユーザーフレンドリーかつ高性 能なテ スト用セットアップが 整 います」。 h t t p s : // w w w. r o h d e - s c h w a r z . c o m / j p
ローデ・シュワルツとB lu e te s t社は長年にわたり協力 を重ねてきました。初めに取り組 んだのが、B lu e te s t F l o wソフトウェアに R & S C M W 5 0 0 テスタを 統 合し て、LT E や LT E - A などを始 めとする多くの セル ラー系 およびノンセル ラー系 の 無 線 通 信 規 格 をサポートす ることでした 。こうした 連 携 が 成 功 を 収 めたこと か ら 、必 然 的 に 次 のステップとして、5 G N R F R 1測 定 に向 けたR & S C M X 5 0 0 の 統 合 へと発 展しました 。 ロ ー デ・シュワル ツの モ バ イル 無 線 テスタを主 幹 す る上 席 副 社 長 C h r i s t o p h P o i n t n e r は 次のように 説 明しています。「業 界をリードするB l u e t e s t 社をパー トナーとして今後も協力を続け、私どもの大 切なお客 様に向けて最 高 水 準 の5 G 試 験ソリューションを提 供 で きるのは 本当に素 晴らしことだと考えています。ロ ーデ・シュワルツにとって、今 回の 統 合ソリューション は、現 在の 総合 的な 5 G 試 験・測 定 向け 製 品ラインナ
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EPLAN PLATFORM 2022―新しいルック&フィールを体験くだ さい
新しいEPLAN Platform 2022が利用可能になりました。 とくに簡単な操作と高い性能を両立している点が特長です。
ついに登場、新しいEPLAN Platform 2022。この新バージョンをもとに総合電気CAD EPLANは、同ソフトウェアの経験豊かなユーザーはもとより、新しいユーザーでも簡単 に使えることを重視しながら、電気技術エンジニアリングの未来を率先して切り拓いて いきます。その直感的なユーザー・インターフェース(UI)は、ほとんどの方がすぐにな じめるようなコンセプトの採用を基本として、高水準な認知性を実現すると同時にユー ザー・エクスペリエンスを高めています。
新
しいEPLAN Platform 2022をリリースする 準備が整いました。新たに設計したUIや一 段と向上したワークフローのほか、相補的な クラウドサービスと連携した多数の機能が盛り込まれ ています。全体として、この新しい設計ソフトウェアは簡 単な操作と高い性能を特長としています。こうした特長 は組み込まれたリボンUIバーや広く普及した多くの他 のソフトウェア・ソリューションに見られるようなバック ステージ・ビュー、さらにはユーザーに対する大幅な人 間工学的改良において実感いただけるでしょう。また、 より直観的に使えるようになった新しいUIでは、グロー バルなユーザー・コンセプトをヒントに、ソフトウェアを 簡単に使い始められるようにしています。
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デジタル 化 時 代 のワークフロー E P L A N の 開 発 スタッフは 、ワー クフロー の点 にも 特 に配 慮して、産 業 界 のバリューチェーンに沿った 連 携 がもっと向上するようにソフトウェアの設 計を行 いま した 。E P L A Nプラットフォームのような C A Eソリュー ション は 、製 品 の 設 計・製 造 や 開 発 に お いて企 業 の 「 バックボーン」のような 役 割 を担 います。そ のため 一 般 には 、お 客 様 の インフラに 非 常に深く組 み込ま れ 、そ の 戦 略とも 密 接 に か か わ ることから 、投 資 の 面 で も 数 年 先を見 据 え た 計 画 が な さ れ ま す。そこで E P L A N P l a t f o r m 2 02 2の 開 発 における明 確 な目標 の 一つを、ユーザー企 業のエコシステムにおける各関 係 者 の間で のデータ交 換 を 最 適 化することに置きま した。EPL AN e Bu il dやe M ana g e(新たにフル・バー ジョンも 利 用可能 に)、eV i e wなどのクラウド 型アプ
事前設計から具体的な電気や流体動力の設計、実際の制御盤の組立・製造まで、多分野にまたがるエンジニアリングのすべて がもっと簡単で分かり易くなりました。
リケーションを 使えば、EPL A N Pl at f o r mのコンテキ ストに沿ったまったく新しいスタイル の 連 携にいっそ う弾みがつきます。こうした新しいクラウド型ソフトウ ェア・ソリューションによる付 加価 値により、企業とそ のお 客 様 から、パートナー 企 業や サプライヤまで、そ の 間 の 協 力 関 係 を大 幅 に改 善で きます。 試 験・実 証され た能 力 表 面 仕 上げ用の革 新 的なコーティング 技 術 で 世界 を リードするメーカーの1社であるJ. Wa g n e r G mb H社 の電 気 設 計技 術 者M a r k u s S o m m e r氏は 新しいユー ザー・インターフェースを高く評 価しています。「新し い E P L A N P l a t f o r m 2 02 2の 統 一 的 なユーザーガイ ド 機 能 は 、現 代 の 働く環 境 で 培 わ れ 確 立されてきた コンセプトに基づ いており、新しい 従 業 員であっても 素早く簡単にソフトウェアを使い始めることができま す。EPL ANには多数の機能がありますが、それが非常 によく体系化されて分 かり易く配 置されています。ま た、新 たに 組 み 込 まれ たリボ ン U I 技 術 は 、使うの が 楽しくなるような 機 能となるでしょう。」 ドイツ・コブレンツの制御 盤メーカーK S V 社でEPL AN プ ラットフォームの 管 理・運 用 を 統 括 する M i c h a e l N o a c k 氏 にとって、具体 的 な 付 加 価 値 は少なくな い ようで す。N o a c k 社 の 重 要 な 仕 事 の 一 つ が 、マスタ ーデ ータの 管 理 で す。そこで、N o a c k 氏 には E P L A N P l a t f o r m 2 02 2の ベータ版テストをご自身 の 環 境 で 非常に深くまで 踏み込 んで行っていただきました 。そ の 結果、部品バリアントに応じた部品の全プロパティ を 保 存することが 可能になったとして、新しい部品管 理 機 能 は 明らかな 進 歩であ るとして いま す。同 氏 は 次 のように 説 明しま す。「 新し い E P L A N P l a t f o r m
2 0 2 2 で は 技 術 的プロパティが、より多くのバリエー ションについて、いっそう細 かく表 現で きるようにな っています。たとえば 配 線 経 路については、その 接 続 の 物 理 的 位置 が 下位 構 造に応じて変わるようなコン タクタの外部 接点ブロックとも正確にマッピング でき るようになりました 。」そのため 、電 気 設 計 が簡単に なるの はもちろんで すが、配 線 図 が 格 段 に 精 密 にな り、後 工 程 で の 制 御 盤 内 の 配 線 経 路 設 定 も 大 幅 に 簡 単 に 行えます。 サブスクリプション 方 式へ の 転 換 E P L A N P l a t f o r m 2 02 2は、サブスクリプション 方 式 で の みご 利 用いただけます。これにより、導入コスト を 低く抑えるとともに、個 別のソフトウェア 利 用状 況 に応じた 柔 軟 な計 画づくりを可能にして、投 資リスク を最小化しています。こうしたサブスクリプションであ ればEPLANにとっても、お客様との関係強化が図れ、 それぞ れの日常 業 務 で実 際 に 求 められているものに もっと適 切 に応 えられるようになります。 E P L A N P l a t f o r m 2 0 2 2 は 、さらに直 感 的 で 柔 軟 に なっており、お 客 様 の 生 産 性 を いっそう高 め るお 手 伝 いが で きます。E P L A N P a r t n e r N e t w o r kプログ ラムや E P L A Nクラウドの 補 完 的ソフトウェア 製 品 な どの 関 連 するプ ログ ラムやソリュー ション の ライン ナップと組 み合 わ せ れ ば、企 業 の 皆 様 はそ のお 客 様 やパ ートナ ー 、サ プ ライヤともっと優 れ た 連 携 が 可 能 になります。
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NEWS
WIDIAからさまざまな機械の状態やセットアップに対応した M1600フェイスミーリングプラットフォームが登場
鋳鉄FCD600、鋼SCM440H、ステンレス鋼SUS304に対して、DC55機 で試験を実施する前にホルダーに装着されたM1600 フェイスミル。
鋼、ステンレス鋼、鋳鉄、ノジュラー鋳鉄の粗加工から中仕上げ加工向けに設計された 新しいフェイスミル。
W
I D I A ™ は、本日、鋼、ステンレス鋼、鋳 鉄、ノ ジュラー鋳鉄の被削材を対象とした粗加工 から中仕上げ加工向けのM1600フェイスミ ルの発売を発表しました。16コーナーの切刃と低切削 抵抗なインサート設計を備えたM1600は、低馬力マシ ンや不安定でクランプ剛性が悪い状況、長い突き出し、 脆弱な機械、クランプ力の弱い状態など、さまざまな加 工条件で、性能を発揮します。
「フェイスミーリング は 最も一 般 的な機 械 加 工の1つ であるため、当社では、汎 用性と費 用効果の高いソリ ューションを考案しました。このソリューションによっ て、お客様は鋼と鋳鉄における切り屑除去率を大幅に 改善させることが で きます」と言うのは、W I D I Aのス ローアウェイミーリング 担 当グローバ ルポートフォリ オマネージャーであるA n n a K i mです。「M16 0 0 は、 フェイスミーリング 工具の 在 庫を減らし、加工 量を増 やすことをお望みの 一 般的なエンジニアリングやエネ ルギー、自動 車 関 連 のお 客 様にとって、すぐにお使 い いただけるソリューションです」。 ポジのブレーカー 形 状を 備えた16コーナーの 精密 研 磨 イン サートが 切 削 抵 抗と消 費 電 力を抑え、工 具 寿 命 を 延 ばし 、切 れ 刃あたりの 優 れ たコストを実 現し ます。M16 0 0 には 、3 種 類 の 汎 用 性 の 高 い 材 種 から 成 る1種 類 の 汎 用 的 な 形 状 が 用 意 さ れて いま す。材 質は W P35 C M 、W K15 C M 、W U 2 0 P Mです。
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M1600を使用して鋼42CrMo4を加工する際に生成される切り屑。
W P 3 5 C M 材 種 が あらゆる 種 類 の 鋼 を 対 象とする の に対して、W K15 C M 材 種 は 鋳 鉄 材 向 けに設 計されて おり、乾 式において最も性 能を発揮しますが、湿 式で の 使 用も可 能です。
h t t p s : // y o u t u . b e / b 9A J1N y t l C4 h t t p s : // w w w.w i d i a . c o m / j p / j a
汎 用 の W U 2 0 P M 材 種 は 、鋼 、ステンレス 鋼 、耐 熱 合 金 の 加 工 に 乾 式 と 湿 式 の 両 方 で 使 用 すること が で きます。 「低抵抗 」なインサート設 計は、切れ刃の下の底 面を 特 長とし 、スムーズな 切り屑排出を 促し 、工具の 切 削 抵抗を 低 減します。このインサートは、曲 線 の 切れ刃 も備えており、軸 方向にポジティブ角で 配置されるこ とから、消費電 力が削減されます。これらの重 要な設 計上の 特 長 が16コーナーの 切 れ 刃と組み合わさるこ とで、M16 0 0はフェイスミーリングの 経 済的な選 択 肢 となっています。 M16 0 0 のフェイスミル は 、5 0 m m から16 0 m mまで の6種類のメトリックの径範囲でお求めいただけます。 インチの 径は2021年の秋に発 売されます。M16 0 0 の 本体 やイン サート、そ の 他 の W I D I A 製 切 削 工 具 につ いては 、W I D I Aの正 規 代 理 店 を 通じてご 注 文 いただ けます。こちらをクリックして、側 面 加 工のビデオを 含め 、M16 0 0 の 詳 細をご 覧ください。
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