作製プロセス2

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一枚の絵が出来るまで -オリジナル絵画の作製プロセスを例にご紹介します- 最初に、お客様のご希望のイメージ、お好みの色の傾向、お飾りになる場所などをお伺いし、作製イメージをつくっていきます。油彩 で作製中の段階においても新たなインスピレーションが降りてくる場合があり、より創造的になる場合がございます。直感やインスピレーショ

ンに従った方が結果として良いものに仕上がりますので、(良い意味で)最初の予定イメージと違う感じになる場合もございますことを 予めご理解ください。

① 下地造り キャンバス地に下地処理をします。下地材には、アクリル絵の具を使用したり、油絵の具を使用したり、 特殊な処理を施したりと、描くテーマや使う手法により、様々です。

② 下描き 下絵の段階のため、本塗りで使う色はいきなり使わずに、モノトーン調で各部の バランスを見ながら形を整えていきます。 背景の空の部分は、手前に映る部分(花や花瓶やハープ)を描く前に、グラデーショ ンを入れながらいっき描きします。夕日色の部分と、青空(スカイブルー)の部分の 間は、イエローにセルリアンブルーを少し混ぜた、青緑黄色味の色を入れて上下 をつなげます。ここで一度、絵の具の乾燥を待ちます。

③ 中描き 乾いた色の上に、また別の色を重ねていく。その時に偶然、隙間から下に塗った 絵の具の色が見えたりして、その偶然が、豊かな色面を構成していくことになり ます。これが、油絵の面白さ、愉しさです。いろんな色が入り交じり、なおかつ それらの色彩を取り込んで、一見遠回りの様にみえて最終的には全てのプロセス がつながり、全体のハーモニー(調和)へと仕上がってゆく。なんと言ってもこの 包容力が、油絵最大の魅力です。

④ 仕上げ・サイン入れ ハイライト(光の反射)や、全体の色のバランスをみながら、細部を整えていきます。 最後に、サインを入れて完成です。

⑤ 乾燥

これまで重ねてきた絵の具が、安定して定着するまで乾燥させます。

⑥ 額合わせ 絵の具が十分に乾燥したら、次は額合わせです。 額選びは、無数にある様々なデザインや色合いの額の中から、「これ!」と直感的 にくる額との出会いがあるのが楽しみの一つです。 絵はお部屋のインテリアとして毎日目に触れるという性質も含んでいます。 絵と額の印象だけでなく、飾られるシュチエーションも考慮し、トータルで 選んでいきます。その作業も、絵をいつも眺めて下さる方の笑顔につながると思 うと、喜びもひとしおです。

⑦ 完成!(約 2 か月)

◇参考価格 150,000円~(材料費、税込、額代込 送料別途 )SMサイズ:227x158mm ◇完成期間につきましては作品が最も優れた状態で仕上がることを最優先とさせて頂いております。記載されている期間はあくまでも目安と なります。

◇お客様の声⇒http://nomuw.blog67.fc2.com/blog-entry-43.html ◇お問い合わせ e-mail keisukenomu@gmail.com


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