ECOLOGY FOUNDATION 環境にやさしい簡易基礎工法
当社のピン ファウンデーション工法は、環境にやさしい基礎工法として、各方面よりご好評いただいて おりますが、お客様各位より、こういう場所にも使えないか、あるいはこういう構造物に適用できない かというご提案をたくさんいただき、これまでにさまざまな工法を開発してまいりました。 これらの工法はすべて人力で施工でき、しかも地盤の掘削が少なく、環境にやさしいという特徴を備え ています。これまで開発してきた工法にはそれぞれに工法名が付けられていますが、すべての工法が環 境にやさしいことから、その総称を「エコロジーファウンデーション」と名付けました。
PIN FOUNDATION ROCK FOUNDATION SLEEVE PILE HEXA PILE PIPE WALL
・ ・ ・ 今日では、地球温暖化防止、CO2の削減、自然環境の保全等がますます重要な時代になっています。当 社では、いままでの簡易基礎工法における多くの経験と実績を生かし、ますます多様化するニーズに応 えるために工法の開発を進め、環境にやさしいエコロジー ファウンデーションのさらなる充実を目指し ていきます。
Contents
木道・デッキ・四阿等の簡易基礎工法
3-6
ピン ファウンデーション工法
木道・デッキ・四阿等の岩盤基礎工法
7-8
ロック ファウンデーション工法
フェンス・防護柵の簡易基礎工法
9-10
スリーブパイル工法
照明柱・サイン・看板の簡易基礎工法
11-12
ヘキサパイル工法
斜面防災・遮水等の簡易土留工法
13-14
パイプウォール工法
ECOLOGY FOUNDATION
ピン ファウンデーション
木道・デッキ・四阿等の簡易基礎工法
PIN FOUNDATION 特徴 ・軽量なので人力で運搬できる ・重機を必要とせず、ハンディタイプの電動工具だけで施工できる ・地盤の掘削、埋め戻しが不要である ・施工が簡単なので工期短縮ができる ・自然環境にあたえる影響が非常に少ない
在来工法との比較 従来のコンクリート基礎工法は、地面を大きく掘削し、重機で基礎ブロックを搬入するのが一般的 ですが、このピン ファウンデーション工法は、重機を使用せず、地盤面の大きな掘削もありません。 アプリケーションとしては、重機が搬入できない場所や大切な自然環境を守りたい場所等の基礎に 最適です。また、在来工法では設置できないような軟弱地盤(換算N値 0.5 ∼ 2.0)にも対応可能 です。 ピン ファウンデーション工法
在来工法
構 造 図
施工手順
掘 削 … 定着ブロックを置くだけ ↓ 小さなショベルのみ使用
掘 削 … 掘削の土量が多い ↓ バックホウが必要
運 搬 … 定着ブロック、打込みピンともに軽量 ↓ 人力で運搬が可能
運 搬 … コンクリートブロックが重い ↓ (□500×H500 ㎜で約 280 ㎏) 重機による運搬が必要 設 置 … 掘削底面の転圧が必要 ↓ 吊込み用の重機が必要
設 置 … 電動工具でピンを打込むだけ ↓ 埋め戻し … 不要
埋め戻し … 埋め戻し土量が多い バックホウが必要
※ピン ファウンデーション工法は、国土交通省の新技術情報提供システム(NETIS) に登録されています。
3 ECOLOGY FOUNDATION
ピン ファウンデーション工法は、木道・デッキ・四阿等小規模構造物を対象とした簡易基礎工法です。小口径の スチールピンを地中にある角度をもって打込むことによって構造物の支柱に必要な支持力を持たせる工法です。 日本国内においては、1999 年に初めて施工して以来、今日までに 300 件を超える施工実績があり、環境にやさ しい基礎工法として各方面より評価をいただいております。
ピン ファウンデーション工法の種類 ピン ファウンデーション工法には、ピンを2本打込むスピードパイル(SP)形式とピンを4本 打込むダイヤモンドピアー形式の2種類があります。スピードパイル形式は低床の構造物に、ダイ ヤモンドピアー形式は高床の構造物に適しています。 SP型 【定着金具形状】 上部構造に合わせた特注品 【定着金具材質】 SS400(溶融亜鉛メッキ) SUS304
DP−S型
273mm
【本体重量】 22 ㎏ 【打込みピン】 φ34.0 ㎜ ×4 本 【許容耐力】 約 1500 ㎏ 【材質】 コンクリート製 265mm
DP−M型
366mm
【本体重量】 45 ㎏ 【打込みピン】 φ48.6 ㎜ ×4 本 【許容耐力】 約 3000 ㎏ 【材質】 コンクリート製
335mm
DP−L型 428mm
【本体重量】 98 ㎏ 【打込みピン】 φ60.5 ㎜ ×4 本 【許容耐力】 約 5000 ㎏ 【材質】 コンクリート製
450mm
アプリケーション □重機が進入できない場所
□水の抜けない場所
□自然環境を守りたい場所
□砂地で通常基礎では設置の難しい場所
□貴重な動植物が棲息している場所
□重要な史跡や大切な樹木のある場所
□急斜面で通常基礎では設置の難しい場所
□地盤の凍結深度が深い場所
□湿地帯で通常基礎では設置の難しい場所
□他の基礎工法では難しい場所 ※各アプリケーションの施工例については次ページにあります。
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ピン ファウンデーション工法のアプリケーション別施工例
重機が進入できない場所 ピン ファウンデーション工法に使用する 材料は、定着ブロックと複数のピンだけ です。どちらも軽量なので、運搬はすべ て人力で行なうことができます。また、 施工もハンディタイプの電動工具で可能 なので簡単に基礎を設置することができ ます。
津久井湖城山公園デッキ(神奈川県)
大沼園地(栃木県)
知床五湖遊歩道(北海道)
愛・地球博記念公園(愛知県)
自然環境を守りたい場所 通常のコンクリート基礎の場合は、施工 現場への進入路を造るため、木を伐採し たり、地盤を削ったりして自然破壊が大 きくなりますが、ピン ファウンデーショ ン工法では、資材の運搬から基礎設置ま ですべて人力で可能なので自然破壊を最 小限にすることができます。
貴重な動植物が棲息している場所 通常の基礎工法では、地盤を掘削し、大 きいコンクリート塊を打設しますが、こ れはその一帯に棲息する動植物に多大な 環境変化をもたらします。ピン ファウン デーション工法においては、定着ブロッ クを介して小口径のスチールピンを打込 むだけなので貴重な動植物の生態系を変 えてしまうことはありません。
西溜池自然公園(滋賀県)
山形野草園(山形県)
急斜面で通常基礎では設置の難しい場所 通常のコンクリート基礎では重量物のた め、急斜面地においては滑りの問題が生 じやすく、基礎工事が大規模になってし まいますが、ピン ファウンデーション工 法の場合は、打込みピンを長くすること により深い根入れが可能となるので急斜 面地でも簡単に有効な基礎をつくること ができます。
長崎山さくらの里桟道(山梨県)
西海橋公園(長崎県)
湿地帯で通常基礎では設置の難しい場所 地盤の軟弱な湿地帯や湖沼地において は、従来のコンクリート基礎では対応で きないことがありますが、ピン ファウン デーション工法の場合は、ピンの根入れ 長さを非常に深くすることができるので このような軟弱地盤にも対応することが 可能です。また、コンクリート打設の必 要がないので地表面に水がある場合でも 簡単に施工することができます。 柏崎環境共生公園(新潟県)
5 ECOLOGY FOUNDATION
ヨシ沼園地(栃木県)
水の抜けない場所 従来の工法では、湿地帯や湖沼地の水を 抜かないと基礎工事ができませんでした が、ピン ファウンデーション工法ではそ のままの状態で潜水夫による水中工事が できます。
浜路橋運河沿い遊歩道(東京都)
大浦池木道(富山県)
砂地で通常基礎では設置の難しい場所 通常のコンクリート基礎を設置する場 合、地盤面の掘削が必要となりますが、 砂地の場合は掘削しても砂が流れ落ちて くるためコンクリート基礎の大きさに比 べ、かなり広範囲に掘削する必要が生じ てきます。ピン ファウンデーション工法 の場合は、定着ブロックを介してピンを 打込むだけなので砂地でも非常に簡単に 設置できます。 石見海浜公園(島根県)
泉南里海公園(大阪府)
重要な史跡や大切な樹木がある場所 ピン ファウンデーション工法は、定着ブ ロックを介して小口径のピンを打込むだ けなので、地盤面の掘削がありません。 重要な史跡をできるだけ守りたい場合や 大切な樹木の根っこを傷つけたくない場 合等には有効な基礎工法です。
毛馬桜之宮公園(大阪府)
つるぎ町根系保護木道(徳島県)
根室春国岱原生野鳥公園(北海道)
知床五湖遊歩道(北海道)
碧南臨海公園(愛知県)
要害山四阿(鳥取県)
地盤の凍結深度が深い場所 凍結深度の深い場所では、基礎の根入れ を深くする必要があります。通常のコン クリート基礎の場合は、根入れが深いた め、地盤面の掘削が非常に大きくなりま すが、ピン ファウンデーション工法での 場合は打込みピンを長くするだけで容易 に対応することができます。
他の基礎工法では難しい場所 軟弱地盤のため、基礎工事が大掛かりに なる現場や池、運河で水を抜くのに大き な費用がかかる現場あるいは、資材を搬 入するのに非常に手間のかかる現場等に は軽量でしかも人力で施工できるピン フ ァ ウ ン デ ー シ ョ ン 工 法 が 最 適 で す。 ケースによって異なりますが、基礎工事 のコストを大幅に削減することも可能で す。
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ロック ファウンデーション
木道・デッキ・四阿等の岩盤基礎工法
ROCK FOUNDATION 特徴 ・資材搬入、施工ともすべて人力で可能 ・現場でのコンクリート打設作業が不要
ボルト 支 柱
防錆キャップ
・作業性がよく、工期が短縮できる
柱脚金具 球面ワッシャー スタッドピン 平ワッシャー センターピン
・礫混じり土砂から硬岩までほとんどの 地山に使用可能
スリーブ管 グラウト
那須高原観瀑台(栃木県)
ロックファウンデーションでは、鉛直荷重はスタッドピン、水平剪断力・引抜荷重についてはロッ クボルトで受け持つ構造となっています。 許容耐力は右ページ記載のRF-DPタイプの場合で約 3.0t、RF-SBタイプで約 5.0tです。 ※ロックボルトは全ネジ構造になっているのでカプラーを使って任意の長さにすることができます。
ロックボルトの定着手順(RF‐DPタイプ)
①
引原ダム管理用木道(兵庫県)
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ECOLOGY FOUNDATION
②
③
④
ピン ファウンデーション工法は、環境にやさしい基礎工法として軟弱地盤から硬質地盤に至るまでさまざまな地 盤にご使用いただいておりますが、唯一岩盤だけにはピンが打ち込めず、適用することができませんでした。こ の問題を解決するため、さまざまな試験研究を重ね、岩盤にも適用できるロックファウンデーション工法を開発 しました。
施工方法 1. 基礎設置位置にセンターピンを打設し、定着金具を取り付けます。 2. 定着金具のスリーブ管をガイドにスタッドピンを岩盤に打込みます。 3. スタッドピン孔内の土砂をオーガ、エアーブロー等により除去します。 4. スタッドピンをガイドにロックボルトを岩盤内に所定深さまで削孔します。 5. ロックボルトの中空部からグラウトをポンプで注入し、孔内を充填します。 6. 球面ワッシャー、防錆キャップでロックボルトを定着します。
地盤の種類による基礎形式 表土層が厚い場合 PF−DP
表土層内の打込みピンで所定の支持 力が保たれる場合は従来のピンファ ウンデーション工法(PF−DP) が適しています。
表土
表土
岩盤
岩盤
表土
表土
岩盤
岩盤
岩盤
岩盤
表土層が少ない場合 RF−DP
コンクリート製のダイヤモンドピ アーを介してスタッドピンを打ち込 み、岩盤にロックボルトを定着させ るロック ファウンデーション工法 (RF−DP)が適しています。
表土層がない場合 RF−SB
鋼製の定着金具を介してスタッドピ ンを打ち込み、岩盤にロックボルト を定着させるロック ファウンデー ション工法(RF−SB)が適して います。
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フェンス・防護柵の簡易基礎工法
スリーブパイル
SLEEVE PILE 特徴
・軽量である ・施工が簡単 ・工期短縮 ・地盤の掘削、埋め戻しが不要 ・環境にやさしい
仕様 タイプ SP−60 型
SP−90 型
スリーブパイルの仕様
適用支柱径
φ89.1 ㎜の鋼管
概ねφ60 ㎜以下の
(溶融亜鉛メッキ)
支柱の基礎に適用
φ114.3 ㎜の鋼管
概ねφ90 ㎜以下の
(溶融亜鉛メッキ)
支柱の基礎に適用
※スリーブパイルの長さについては、作用する荷重、地質条件により決定します。 ※これより大きいサイズについては特注品として承りますのでお問い合わせください。
施工手順
① 位置出し
④ 手摺柱挿入
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② 仮固定
⑤ モルタル充填
設置場所:平山城址公園(東京都)
③ 打込み
⑥ 完成
スリーブパイル工法は、フェンス・防護柵の基礎工法です。従来の基礎工法では箱抜きされたコンクリートブロッ クを地中に埋め込むのが一般的でしたが、このスリーブパイルは鋼管先端に特殊加工を施してあるので、ハンディ タイプの電動工具で打込むだけで施工ができます。
在来工法との比較 スリーブパイル
基
在来工法
礎
構 造 図
支柱建込み後モルタル充填
支柱建込み後モルタル充填
コンクリートブロック
スリーブパイル
基
掘 削 ↓ 運 搬 ↓ 設 置 ↓ 埋め戻し
礎
設置手順
施 工 性
景 観 性
… 必要なし … 鋼製の打込み杭は非常に軽量である … ハンディタイプの電動工具で打込むだけ … 不要
掘 削 ↓ 運 搬 ↓ 設 置 ↓ 埋め戻し
… コンクリートブロックを設置する場所の掘削 … 重量物なので重い(重機が必要な場合も多い) … 掘削底面の転圧が必要 … 埋め戻し量が多い
・掘削及び埋め戻しが少量
・掘削及び埋め戻しが多い
・軽量なので運搬が容易
・重量物なので運搬に手間がかかる
・電動工具で簡単に設置できる
・掘削底面の転圧が必要
・基礎の大きさが小さいので目立たない
・大きいコンクリートブロックの上面が目立つ
・地表面の掘削がないので自然環境を壊さない
・地表面の掘削及び埋め戻しが多いので自然環境を壊しやすい
スリーブパイルの具体例 防護柵用の基礎 SP-60型
SP-90型
防護柵の設置基準・同解説に定める P 種(水平荷重 390N/m)
防護柵の設置基準・同解説に定める SP 種(水平荷重 2500N/m)
□ 地質条件の想定
□ 地質条件の想定
基礎側面及び底面の地盤はN値 5 程度の粘性土とする。 単位体積重量 γ = 1.7t/m3 = 17KN/m3 受動土圧係数 KP = 2.413 スリーブパイル工法の場合
コンクリート基礎の場合
スリーブパイル工法の場合
1500
1250
1200
800
1100
1500
1100
2000
1100
2000
1100
コンクリート基礎の場合
基礎側面及び底面の地盤はN値 5 程度の粘性土とする。 単位体積重量 γ = 1.7t/m3 = 17KN/m3 受動土圧係数 KP = 2.413
2100
300 500 Ø89.1
φ114.3
基礎の大きさ □300×300×L800mm 基礎の重量 約 125kg 施工方法 重量物なので重機が必要
基礎の形式 基礎の長さ 基礎の重量 施工方法
SP-60 型 L=1250mm 約 8.5kg 人力で可能
基礎の大きさ □500×500×L1200mm 基礎の重量 約 690kg 施工方法 重量物なので重機が必要
基礎の形式 基礎の長さ 基礎の重量 施工方法
SP-90 型 L=2100mm 約 20.0kg 人力で可能
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ヘキサパイル
照明柱・サイン・看板の新基礎工法
HEXA PILE
キャップ
定着金具 四ツ谷沼ビオト−プ公園(岐阜県)
打込みピン
仕様 種 類
打込みピンの仕様
打込みピンの本数
テトラタイプ
φ48.6×3.2t
4本
ヘキサタイプ
φ48.6×3.2t
6本
打込みピンの配置
※打込みピンの長さについては、作用する荷重、地質条件により決定します。 ※荷重の小さいものについては、当社のスリーブパイルで対応できる場合があります。
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ヘキサパイル工法は照明柱・サイン・看板の基礎工法です。従来の基礎工法では、現場でコンクリート基礎を打 設するか、または箱抜きされたコンクリートブロックを地中に埋め込むのが一般的でしたが、このヘキサパイル は重機を必要とせず、ハンディタイプの電動工具で打込むだけで施工できます。
在来工法との比較 ヘキサパイル
在来工法
構 造 図
掘 削
…
定着金具の部分のみ
掘 削
…
ハンディタイプの電動工具で
設 置
ピンを打込む
↓
定着金具の部分のみ
埋め戻し
↓ 施工手順
設 置
↓
↓ 埋め戻し
特 徴
…
…
コンクリート基礎を設置する場所 の掘削
…
コンクリートの打設、またはプレ キャストコンクリートの設置
…
埋め戻し土量が多い
・掘削及び埋め戻しが少量
・掘削及び埋め戻しが多い
・軽量なので運搬が容易
・コンクリートの打設…養生期間が必要
・電動工具で簡単に設置できる
プレキャストコンクリート…重量物なので運搬が大変
・施工が早く工期短縮が可能
・重機が必要である
・掘削量が少ないので環境にやさしい
・施工に時間がかかる
・軟弱地盤でも対応可能
・掘削量が多いので環境を破壊しやすい
施工手順
① 定着ブロックの据付
④ ピンの打込み完了
② 定着ブロックの仮固定
設置場所:行田工業団地内(埼玉県)
③ ピンの打込み
⑤ キャップの取付
⑥ 照明柱を据付け完了
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斜面防災・遮水等の簡易土留工法
パイプウォール
PIPE WALL 特徴 ・人力で運搬可能 ・人力で施工可能 ・耐久性が高い ・現地での切断、加工が容易 ・環境にやさしい
仕様 【材 質】アルミ合金 (アルマイト処理)
8 φ5
【重 量】2.362 ㎏ /m 【断 面 積】8.748 ㎝2 【断面係数】Zx= 9.05 ㎝ 3 Zy= 12.19 ㎝ 3 【断面2次モーメント】
100
100
Ix= 26.244 ㎝4 Iy= 67.68 ㎝ 4
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パイプウォール工法は斜面防災・遮水等の簡易土留工法です。従来の土留工法では、重機を用いて矢板を打込む のが一般的でしたが、このパイプウォール工法は、軽量なアルミ矢板を使用することにより、ハンディタイプの 電動工具で打込むだけで施工できます。このアルミ矢板はパイプ形状をしているので強度が強く、また、材質が アルミ合金であるので耐久性が高く、現地での切断、加工等も簡単にできます。
施工手順 資材運搬
アルミ矢板の打込み
設置場所:日光国立公園戦場ヶ原(栃木県)
横矢板(GRP製)の取付
アルミ矢板は軽量なので人力で簡単に運搬するこ ハンディタイプの電動工具で簡単に打込むことが 必要に応じ、アルミ矢板上部に構造物を取り付け とができます。 できます。 ることができます。
アプリケーション パイプウォール工法のアプリケーションとしては、重機の搬入できない場所や大切な自然環境を守 りたい場所等の斜面防災、遮水、土留め等に最適です。
法切り斜面の土留め
盛土面の土留め
簡易な斜面防災
簡易な雪崩防止
湿地における簡易遮水
樹木の根張り防止
ECOLOGY FOUNDATION 14
ECOLOGY FOUNDATION www.lasco.jp
LASCO
株式会社ラスコジャパン
本社・工場 〒673-0451 兵庫県三木市別所町近藤190-1 TEL 0794-86-0081 FAX 0794-86-2806 東京営業所 〒222-0033 神奈川県横浜市港北区新横浜3-8-11KDX新横浜381ビル3F TEL 045-534-6814 FAX 045-534-6782