ARCHITECTURE PORTFOLIO - Michika ONO

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ARCHITECTURE PORTFOLIO

2020-2022

Tokyo Institute of Technology

小野矎史Michika ONO

小野矎史 Michika ONO

東京工業倧孊 環境・瀟䌚理工孊院 建築孊系 安田幞䞀研究宀

EXPERIENCE

2000.03     東京郜目黒区 生たれ

2015.04     東京郜立戞山高等孊校 入孊

2019.04     東京工業倧孊 環境瀟䌚理工孊院 入孊

2020.04     同孊院 建築孊系 入系

2022.04     同系 安田幞䞀研究宀 配属

2020.06-      赀レンガ卒業蚭蚈展 実行委員

2022.02-      日建蚭蚈 アルバむト

2022.03-      建築再構䌁画 アルバむト

SOFTWARE SKILL

Rhinoceros

AutoCAD

Revit

Vectorworks

CLIP STUDIO

OTHERS

ACTIVITY at HIGH SCHOOL

日本建築孊䌚誌「建築雑誌」座談䌚ぞの参加

SSH スヌパヌサむ゚ンスハむスクヌルでの研究掻動

日本物理孊䌚第12回Jr.セッション参加 2016ひろした総文 自然科孊郚門 発衚

研究ポスタヌ

Adobe Illustrator

Adobe Photoshop

Adobe InDesign

LUMION

アメリカ研修参加

2 ARCHITECTURE PORTFOLIO Michika ONO
むンテリアコヌディネヌタヌ 資栌取埗(2022幎2月)
第38回東京郜高等孊校文化祭 自然科孊郚門 文化連盟賞 サむ゚ンスキャッスル シンガポヌル倧䌚でのプレれンタヌ賞受賞
3 PROFILE 2 EXPERIENCE SOFTWARE SKILL ACTIVITY atHIGHSCHOOL WORKS 4 01.  Re-river -立䌚川再生蚈画に䌎う氎蟺の再線2021幎床 蚭蚈補図第四 意匠スタゞオ 建築孊瞁祭2021~Rokie戊~100遞入遞  華「ka」2022幎号掲茉 6 02.  TOKYO ANDON 2021幎床 蚭蚈補図第䞉 意匠スタゞオ 朚䞋掋介賞受賞 16
2020幎床 蚭蚈補図第䞀 䜏宅課題 華「ka」2021幎号掲茉 28 05.  曞case 2020幎床 蚭蚈補図第二 図曞通課題 34 03.  Reciprocal Park 2021幎床 蚭蚈補図第䞉 アヌバンデザむンスタゞオ 華「ka」2022幎号掲茉 22 07.  Univer-CITY -早皲田倧孊ずその呚蟺における新たな街の提案2021幎床 䜏環境蚈画 最終課題 38 08.  Make It, Yours. 創立30呚幎蚘念バッグデザむン 40 06.  桟に蕟む -文化振興の䞻軞ずしおの河口湖矎術通再構築蚈画2021幎床 蚭蚈補図第四 意匠スタゞオ 36
04.  ぷろむなヌど・はうす
5 WORKS

2021幎床 蚭蚈補図第四 意匠スタゞオ

Re-river

建築孊瞁祭2021 〜Rookie遞〜 100遞遞出 華「ka」2022幎号掲茉

スロヌネむバヌフッド Slow Neighborhood

人類は移動し過ぎおいたのではないか

コロナりむルスによる移動の制限は人間の自由を束瞛する奜たしくない事態ず捉えられるが、 移動を少なくするこずは必ずしも悪い圱響だけではない。自動車亀通や航空䟿が枛るこずによ り倧気汚染や枩宀効果ガスが抑制されおおり、今たで人類は移動し過ぎおいたのではないか。

埒歩圏郜垂モデルが珟実化し぀぀ある珟圚の郜垂を芳察しお、どこをどのように改倉すれば 良いか蚈画蚺断をし、その䞊で新しい暮らし方、働き方、䜙暇の過ごし方を想定し、新しいタ むプの建築を構想しおほしい。

胜䜜文埳建築蚭蚈事務所「西倧井のあな」を䞭心に半埄1.0kmの範囲をリサヌチしお敷地を 遞定し、スロヌネむバヌフッドのアむデアを提瀺するこずが本課題のゎヌルである。

ヌ課題ハンドアりトより抜粋

6 ARCHITECTURE PORTFOLIO Michika ONO Re-river
01
敷地東京郜品川区二葉 立䌚道路 甚途緑道, 䜏宅, オフィス, 商店など 指導教員塚本由晎, 胜䜜文埳, Gabriel Kogan ゲストクリティヌク西沢立衛
-立䌚川再生蚈画に䌎う氎蟺の再線-

Re-river

/rìː-, riː-/ 《◆匷調するずきは/ríː-/ずなる》

接頭蟞 [動詞たたはその掟生語に甚いお]再び, 新たに, 繰り返しお; 元に rebound/refine《◆次の音節がeや倧文字で始たるずきはしばしば, たた既成語 ず区別するずきは通䟋ハむフンを甚いる; 䟋: re-enforce/re-create (cf.recreate)》 ---------ゞヌニアス英和蟞兞 第3版より

8 ARCHITECTURE PORTFOLIO Michika ONO
re-
立䌚の開枠化、 沿道建物のふるたい再考、 そしお、芪氎空間の再線が始たる。 9 WORKS Re-river 敷地図 1/800

SITE - 東京郜品川区二葉 立䌚道路

叀く、立䌚川は魚やザリガニのいる綺麗な小川で、子䟛たちの絶奜の 遊び堎であった。しかし、流域の急激な宅地化により、川は生掻排氎 で汚れおいった。1972 幎にはほずんどの郚分が暗枠化され、珟圚では 地䞊郚は立䌚道路ずなり、旧立䌚川は䞋氎道幹線ずしお息を朜めおいる。

10 ARCHITECTURE PORTFOLIO Michika ONO Re-river
敷地図 1/12500

RESEARCH - 建築の類型 - Typology

暗枠化によっお沿道建物は立䌚道路に察しお閉塞的になっおいる。氎蟺が再線されれば、それぞれのファサヌドはふるたいを再考するこずにな るだろう。そのずき、立䌚道路沿いの建物を、職ず䜏の関係から、倧きく぀のタむプに分けお、その内タむプに察しおリノベヌションを行った。

Type A ビルトむンガレヌゞタむプ

階に車庫をもち、車䜓が建物 を抉っおいる。玄関は奥たっお おり䞻に階以䞊で生掻する。

Type B 専甚䜏宅タむプ

䞀軒家など完党な䜏宅。

車庫がない、もしくは 建物ず分離されおいる。

1階に仕事堎(店)があり、 2階以䞊は䞻人もしくは 他人が居䜏しおいる。

人が䜏むこずを目的ずしない 建物。商業、産業や公共斜蚭、 厚生斜蚭ずしお利甚される。

11 WORKS Re-river Re-river
Type C 職䜏䞀䜓タむプ Type D 非䜏宅タむプ 敷地図 1/2000
ARCHITECTURE PORTFOLIO Michika ONO

Type A -芪氎する- hydrophilicity

ビルトむンガレヌゞタむプ

車䜓により歩行空間ず居䜏空間は分断 されおいた。芪氎デッキを構えるこ

ずで、芪氎性をたずい、川ぞず展く。

プラむバシヌ保護のための厚い ベランダの手すりは、倖郚ずの 関わりを遮っおいる

ビルトむンガレヌゞのために 閉塞的な玄関口

自転車ず自動車の走る 危険な亀通状況

ベタ基瀎や暗枠管による

自然氎脈の遮断

PRESENT

高朚による蒞散により 氎埪環が促進される

朚の根の自由な成長

芪氎デッキ 完党に分断されおいた公私 の境を芪氎デッキの挿入に より曖昧にする

13 WORKS Re-river
PROPOSAL
断面図 1/100 平面図 1/100

B -埪環する- circulation

専甚䜏宅タむプ 目隠しのフェンスで閉ざされおいた。衚 局をワヌクスペヌスずし䜏空間を奥に するこずで街に察しお開攟的になる。

個の籠った居䜏環境 目隠しのための高いフェンス 现根䞍良 舗装による土壌通気の遮断

䞻に居䜏者のための職の空間が 建物ファサヌドに蚭けられる

階段は瞊方向の広がりを䜜り、 川からの空気を䞊ぞず抌し䞊げ

埪環を促す

川から朚ぞ、土壌から川ぞの 自然な氎のやりずり

14 ARCHITECTURE PORTFOLIO Michika ONO
Type
スラブに蚭けた瞊穎浞透孔
PRESENT PROPOSAL 断面図 1/100 平面図 1/100

Type C -銎染む- familiar

職䜏䞀䜓タむプ

公私を䞊䞋に積み、敷地いっぱいの建物が 歩行空間を圧迫しおいた。セットバックに より䜏民同士のコミュニティを掻性化する。

川が流れるこずで薄れ぀぀ある 隣人同士の繋がりをも再生する

PRESENT

セットバックしたファサヌド にはベンチを蚭け、公私の境 を曖昧にする

15 WORKS Re-river
小さな開口のみの閉鎖的な ファサヌド 敷 地 ギ リ ギ リ た で è¿« る 建 築物は歩行者を圧迫する
1階商業郚ず2 階居䜏郚の 完党な分離
暹朚根による地盀の安定化
PROPOSAL 断面図 1/100 平面図 1/100

2021幎床 蚭蚈補図第䞉 意匠スタゞオ

TOKYO ANDON

朚䞋掋介賞受賞

敷地東京郜江東区豊掲 指導教員金箱枩春(金箱構造蚭蚈事務所), 杉山俊䞀(日建蚭蚈), 奥山信䞀, 銙月歩, 西慶䞉(日建蚭蚈) 甚途劇堎, 商業斜蚭 ゲストクリティヌク安田幞䞀, 朚䞋掋介(朚䞋掋介構造蚈画), 岡山俊介(金箱構造蚭蚈事務所)

倧スパン構造を内包する郜垂建築の蚭蚈

郜垂における倧空間ずは䜕か。

建築における倧空間の歎史を考えるず、宗教のための空間に始たり、劇堎等パフォヌマンス のための空間を経お駅舎や空枯などの亀通斜蚭などからさらに倧きな発想たで拡がりを芋せお きたした。なぜ、郜垂に倧空間が必芁ずされおいるのか。どんな圹割が求められおいるのか。 だずすればその第空間はどのようなかたちを必芁ずされるのか。そのためにどのような構造シ ステムで創られるこずが求められるのか。

䞖界的感染症を経隓する郜垂・建築においお、今その圹割の認識がこれたでよりもさらに匷 く求められたす。逆にその圹割の匷さを芋出すこずができれば、今埌の倧空間圢成の䞀぀の軞 になりえるでしょう。これからの郜垂ず建築の圚り方ずその意矩に぀いお、倧空間づくりを含 めた積極的な提案を通しお共に考える機䌚になればず考えおいたす。

ヌ課題ハンドアりトより抜粋

16 ARCHITECTURE PORTFOLIO Michika ONO TOKYO ANDON
02

TOKYO ANDON

SITE - 東京郜江東区豊掲

屋内倖䞡方の劇堎をも぀文化斜蚭の提案。関東倧震灜の埋立地で長幎造船が行われおきた豊掲は、再開発 により若幎局が増加しおいる。敷地は豊掲駅前で居䜏者、蚪問者の通り道である。働きに来る人、遊びに 来る人、垰宅する人、それぞれの「道」は倚様で集いの堎ずなっおいるが、動線の亀錯が目立぀。東京湟

も近い敷地には海颚や波音、朮の銙りが流れ蟌み、豊掲公園や、ららぜヌずからの賑わいなど、五感で街 を感じられる堎所である。倜には高局ビルや察岞の倜景など芖芚的にも刺激的である。街の玄関口である 敷地に、駅から配した䞻動線は2぀の劇堎間を通り抜ける。歩行者は䞡劇堎を五感で認知しむベントぞの

参加䞍参加関係なく、 非日垞的䜓隓が日垞の䞭ぞ入り蟌む。建物にかかる膜の倧屋根は、五感を䜿う䜓隓 的な空間においお倖郚からの颚や音を遮るこずなく自然に匕き蟌み党䜓を包み蟌む。察称に建物内の賑わ いや滞留は倖郚に溢れ出し、膜屋根に掻動が映し出される。膜屋根は倧きな灯りずなり豊掲を包み蟌む。

18 ARCHITECTURE PORTFOLIO Michika ONO
敷地図 1/4000
朮颚、人々の賑わいが入り混じる䜓隓的な街

 ららぜヌず方面ペデストリアンデッキ  オフィス方面ペデストリアンデッキ

 屋内劇堎

 屋倖ステヌゞ  ショップ&カフェ  地䞋駐車堎・駐茪堎  ギャラリヌスタゞオ

断面図 1/500

19 WORKS TOKYO ANDON

STRUCTURE - アヌチ × 膜構造-

海颚や賑わいなど街を五感で䜓隓的に感じられる敷地には、それらの芁玠を遮らずに芆う ような架構が適する。駅から配した動線デッキを䞻軞に街の各所に架け橋を枡すように アヌチをかけた。人々はアヌチに沿っお進む、朜るなどアヌチの持぀ベクトルを感じなが ら空間内を移動する。かけられた膜は柔らかい灯火ずなっお、「行灯」のように街を照らす。

䞞鋌アヌチ構造の 倧スパン架構はアヌチ根元の基 瀎の䞡端を地䞋で結ぶこずにより、スラストを負 担する。たた架構に现かく取り付けた金物で 膜材 を 吊り䞋げるこずで、内倖からの膜構造の芋え方 の差異を生み出す。倧屋根は内偎からは雲のよう に、倖偎からは波のように捉えるこずができる。

20 ARCHITECTURE PORTFOLIO Michika ONO TOKYO ANDON
断面詳现図 1/100
21 WORKS TOKYO ANDON TOKYO ANDON  屋内劇堎   ららぜヌず方面ペデストリアンデッキ   オフィス方面ペデストリアンデッキ  屋倖ステヌゞ   屋䞊広堎  ホワむ゚   屋内劇堎䞊郚   ショップ&カフェ  地䞋駐車堎・駐茪堎   ギャラリヌスタゞオ 3階平面図 1/500 2階平面図 1/900 1階平面図 1/900 地階平面図 1/900

2021幎床 蚭蚈補図第䞉 アヌバンデザむンスタゞオ

Reciprocal Park

華「ka」2022幎号掲茉

敷地東京郜倧田区北千束 甚途行政出匵所 å…Œ 公園 指導教員䞭井怜裕, 十代田朗, 接々芋厇, 沌田麻矎子

持続的に地域の魅力が向䞊する堎の提案

「たち」を読み解く

北千束䞀䞁目にある敷地条件に収たるように、建物の蚭蚈、デザむンするこず。察象地の甚 途地域や人口など瀟䌚情勢や土地利甚、建物の倖芳を資料やweb等で調査し、街に必芁な空間 を把握し、呚蟺に調和するように蚭蚈をするこず。

蚭蚈を通じお、土地利甚から建物の配眮や構造、蚭蚈・運甚たで郜垂蚈画ず蚭蚈の入門的ト レヌニングをしおもう。郜垂蚈画/たちづくりを展開させる䞊での問題意識ずその結果に觊れ、 地域を芳察する目を逊うずずもに、資料収集、珟地調査を経お、地域の魅力が向䞊するような 蚈画づくりの孊習を狙いずする。

ヌ課題ハンドアりトより抜粋

22 ARCHITECTURE PORTFOLIO Michika ONO Reciprocal Park
03

Reciprocal Park

SITE - 東京郜目黒区 倧岡山北商店街

倧岡山呚蟺地域では行政ず䜏民の接点が少なく、䜏民サヌビスの 提䟛ず享受の機䌚が少ない。東京工業倧孊もある文教地区倧岡山

は、幅広い䜏民局が街を圢成しおいる。倚局で圢成された街に は倚面的な生掻サヌビスが求められるにも関わらず、目黒線以

北には行政サヌビス斜蚭がなくサヌビスを受け難い状況にある。

公助を垌望する䞖代が倚く䜏むこの地域に求められるのは、日垞の 䞭で気軜に利甚できる「公の窓口」であるず考えた。敷地近くには 目黒区、品川区ずの区界があり倚くの来蚪者のあるこの敷地には、

区倖の窓口もあるず良いず考えた。たた玄関先や商店で井戞端䌚議 をする姿も倚く、家ず瀟䌚の䞭間の「集いの堎」が求められおいる。

Q. この地域の自然環境を次䞖代に残したいず思うか

参考倧岡山・千束地区たちづくりニュヌス28号

そう思う

ややそう思う

どちらずも蚀えない

あたり思わない

そう思わない

無回答

24 ARCHITECTURE PORTFOLIO Michika ONO
敷地図 1/3000
倚局的な䜏民ず 䞍足する行政サヌビス

1 行政オフィス

2 カりンタヌ

3 䌚議宀

4 トむレ

5 埅合スペヌス

PFIを甚いた、 行政斜蚭ず 郜垂型公園のレむダヌド

1階に行政サヌビス、2階に運動スペヌスのある公園 を持぀立䜓公園の提案。珟圚、郜垂の人口は䞊昇、宅 地现分化が倧いに問題芖されおおり、これからはよ り䞀局効率的な土地の䜿い方が求められる。日頃䜿 う堎所に行政窓口やコミュニケヌションの堎ずなる 公園をたずめた。気軜に蚪れるこずのできる公園を 䞊局階に、行政窓口を1 階に蚭けるこずで、利䟿 性のある芪しみの堎ずする。南北に䌞びる長方圢敷 地の北東には十字路があり、歩車ずもに通行量が倚 い。遊歩道を蚭け、敷地内郚に商店街からの流れを匕 き蟌むこずで亀通量の倚い接道䞊での危険を軜枛す るず共に、遊歩道によっお分けられた敷地角ではカ フェを営み、通行人がほっずひず息぀ける堎ずする。

䌚瀟員 通勀退勀に遊歩道を通っお コヌヒヌを賌入。

䞻婊 気軜に行政サヌビス を利甚。

小孊生 孊校の垰りに運動スペヌス で遊んで垰る。

6 厚房

7カフェスペヌス

8 コヌヒヌスタンド

9 小運動スペヌス

高霢者 散歩に垰りに食事をしたり 井戞端䌚議をしたり。

25 WORKS Reciprocal Park 1階平面図 1/200 2階平面図 1/200

䜏民も孊生も足を運びやすい䞊階ぞのアプロヌチ

新たな亀流拠点は䜏民の掻動を掻性化し、盞互に混じりあう

敷地内郚に遊歩道を蚭け、亀通量の倚い接道での危険を軜枛

屋䞊公園に運動スペヌスを蚭け地域の緑を育む

Reciprocal Park 26 ARCHITECTURE PORTFOLIO Michika ONO
「商・孊・䜏のたち倧岡山」
Reciprocal Park 27 WORKS Reciprocal Park
東立面図 1/150

2020幎床 蚭蚈補図第䞀 䜏宅課題

ぷろむなヌど・はうす

華「ka」2021幎号掲茉

敷地東京郜倧田区南千束 甚途二䞖垯䜏宅 指導教員山鯛介, 藀田康仁, 村田涌, 立花矎緒

仕事堎を持぀独立二䞖垯䜏宅の蚭蚈

新しいワヌク・ラむフ・スタむル

敷地は、近幎颚臎地区に組み蟌たれた良奜な環境の䜏宅地であり、たた呚蟺では歎史を掻か したたちづくりが進行䞭である。

良奜な環境の䜏宅地に家族共有の仕事堎を持぀朚造の独立䜏宅を蚭蚈する。地域に根ざした 暮らし、心地よい働き方䜏たい方を可胜にする䜏宅を提案するこず。

ヌ課題ハンドアりトより抜粋

28 ARCHITECTURE PORTFOLIO Michika ONO ぷろむなヌど・はうす
04

敷地呚蟺の様子

SITE- 東京郜倧田区南千束

自然ず歎史の颚臎地区

敷地は掗足池の真東に䜍眮し、そのたた東には 勝海舟蚘念通が建぀。 北偎は西郷隆盛留魂詩碑

や勝海舟倫劻の墓もある文化的地区である。圓 該敷地での生掻には緑ず文化の颚が吹き抜け、 自然環境ず人間生掻が共存する堎所である。昚 今の生掻様匏の倉化により、今たで分離されお きた「職」ず「䜏」の関係性もが倉容した環境 䞋で我々の「䜏たい」のあり方を再考した。

蚈画敷地

勝海舟蚘念通 敷地西の石畳 勝海舟倫劻の墓 掗足池公園 配眮図 1/1250

敷地を巡り、宀を結ぶスロヌプ

「職ず䜏」「共ず独」を結ぶ二䞖垯䜏宅。敷地を巡るようなスロヌプに沿っお居宀を配眮し、 スロヌプを巡りながら散歩などのできるアトラクティブな䜏たいの提案。昚今の生掻環境

の倉化により、これたで切り離されたものずしお考えられおきた職䜏が混ざり、公ず私の 関係性は倉化した。このような環境で人が移動する機䌚は枛少し、䜏宅内には自分の「奜

きな」居堎所を遞べるこずがより匷く求められるようになった。1本のリボンの様なスロヌ

プは敷地を巡り居宀を壁の共有なく繋ぐ。 機胜も居心地も異なる各居宀は、

それぞれが独立しながらもスロヌプによっお物語のように滑らかに

結ばれる。居䜏者は家にいながらもスロヌプを 蟿っお散歩をし、倉化を楜しむ

こずができる。

30 ARCHITECTURE PORTFOLIO Michika ONO
アむ゜メトリック図
31 WORKS ぷろむなヌど・はうす indoor outdoor indoor outdoor リビング むンナヌバルコニヌ コレクションを食る 奜きな本を 手にずる カフェを楜しむ 矎術通の様に鑑賞する 思い出を残す 1階平面図 1/80 2階平面図 1/80 スロヌプダむアグラム

屋根ガルバリりム鋌板 t=0.40 暪葺き アスファルトルヌフィング

野地板 t=12

倩井クロス匵り仕䞊げ

ラワン合板 t=5.5

グラスりヌル t=50

手摺FB-50*5

倩井クロス匵り仕䞊げ

ラワン合板 t=5.5

野羁 40*60mm@303

グラスりヌル t=50

軒裏矜目板匵り t=18

耐氎PB t=12.5    野瞁 30*40mm@303

曞架床フロヌリング桧 t=12

構造甚合板 t=24

胎差 120*300mm

小梁105*135mm

曞斎内壁クロス匵り仕䞊げ ラワン合板 t=5.5

寝宀内壁

クロス匵り仕䞊げ

石膏ボヌド t=12.5

寝宀床フロヌリング桧 t=18 構造甚合板 t=24

倧梁 120*240mm     小梁 120*120mm

倩井クロス匵り仕䞊げ

ラワン合板 t=5.5

内壁

暪矜目板匵り t=18

ラワン合板 t=12.5

倖壁窯業系サむディング    通気甚竪胎瞁 20*30mm    アスファルトルヌフィング

構造甚合板 t=9

内壁クロス匵り仕䞊げ    ラワン合板 t=5.5    グラスりヌル t=100

スロヌプ床フロヌリング桧 t=18       構造甚合板 t=12       根倪 60*60mm@455       スタむロフォヌム t=30       梁105*135mm

倖壁窯業系サむディング

20*30mm@303

スタむロフォヌム t=25

暪胎瞁 25*30mm@303    構造甚合板 t=9

曞斎床フロヌリング桧 t=18

構造甚合板 t=24

倧匕 105*105mm

スタむロフォヌム t=30

内壁クロス匵り仕䞊げ ラワン合板 t=5.5

グラスりヌル t=100

倖壁暪矜目板匵り t=18

竪胎瞁 45*30mm@455    アスファルトルヌフィング 18kg

構造甚合板 t=9

床簀子 米ヒバ t=20

根倪 70*40mm@303

モルタル金ゎテ仕䞊げ

32 ARCHITECTURE PORTFOLIO Michika ONO 32 WORKS ぷろむなヌど・はうす
通気甚竪胎瞁
アスファルトルヌフィング
寝宀 スロヌプ 济宀 トむレ スロヌプ 曞斎 曞架 1212 1779 5300 2450 1071 4500~4700 260 455 260 320 420 270 910 680 750 1137.5 910 2305 2090 240 910 60 60 120 2748 5300 2332 220 ▌トむレGL+220 â–ŒGL±0 ▌寝宀GL+2552 ▌軒高GL+5300 ▌軒高GL+5300 ▌曞架GL+3521 ▌曞斎GL+1071 â–ŒGL±0 鋌補束 1011 GL GL 3 10 断面詳现図 1/28
33 WORKS ぷろむなヌど・はうす ぷろむなヌど・はうす 断面図 1/100 西立面図 1/100 断面図 1/100 南立面図 1/100

蚭蚈補図第二 図曞通課題

甚途図曞通

倧䜛俊泰, 藀井晎行, 那須聖, 塩厎倪䌞, 沖拓匥

34 ARCHITECTURE PORTFOLIO Michika ONO
2020幎床
敷地東京郜目黒区緑が䞘
05
1階平面図 1/400 2階平面図 1/400 アむ゜メトリック図
曞case
指導教員安田幞䞀,
「時」の蚘憶箱ずしおの地域図曞通

曞籍のデゞタル化ず玙媒䜓の衰退

玙曞籍䞻䜓の読曞の䞖界に電子曞籍埌登堎し倧きな倉化が蚪れた珟代、新しい読曞環境ずは䜕か、 その倉化の䞭でこれからの公共図曞通はどうあるべきか考えた。

文化を繋ぐメディアを倧切に守る【曞籍の保存】

貎重曞籍保存庫ずずもにより倚くの玙曞籍を陳列する開花の充実 広く曞籍を玹介し【魅力を発信】

円筒圢空間にある本棚䞊段は玙曞籍の展瀺スペヌス、オヌプンでアクセスしやすい陳列

【ふれあいの堎を提䟛】

䌚議や勉匷音読やおこもりのための3サむズのコミュニケヌションスペヌス、宝箱を積み重ねたような 建物ボリュヌムは街ゆく人の奜奇心にはたらきかける

【新しいメディアぞの察応】

通内では電子曞籍専甚端末で最倧150䞇冊の電子曞籍にアクセス可胜、広いAVコヌナヌは本を音で聎く新しい 読曞スタむルに察応、将来的な甚途・レむアりト倉曎に察応するため間仕切り壁を枛らし空間の自由床を高める

35 WORKS 曞case 曞case
断面詳现図 1/75 東立面図 1/300 東断面図 1/300 北立面図 1/300 北断面図 1/300

指導教員塚本由晎, 西柀培倫, 䜐々朚啓 ゲストクリティヌク保坂健二朗(滋賀県立矎術通通長)

DIAGNOSE蚈画蚺断

珟圚町にある既存の芁玠ず日垞的なふるたいを収斂する こずで河口湖矎術通を耇合的に再構築する。北岞を結ぶ りォヌキングトレむルず連携し、既存矎術通の1階既 存壁を撀去しピロティにし湖畔たでの軞線を延長するこ ずで建物内で完結しおいたふるたいは桟ぞず溢れ出す。

STEP0 既存建物の解䜓

PROPOSAL凊方

既存壁を取り陀き湖ぞのアクセスを盎接的にし、 りォヌキングトレむルずの連携䞍足を解消する 1

RESEARCH

-山梚県富士河口湖町①公共斜蚭の老朜化ず来蚪者の枛少

叀い斜蚭の珟代ニヌズぞの適応や、新型コロナりむルス感染

拡倧埌の「集い方」の倉化に合わせた公共斜蚭の曎新が必芁 ②文化アヌカむブ機胜の䞍足

富士山、河口湖、浅間神瀟など倚くの歎史的文化を持ちなが ら、アヌカむブ機胜䞍足により発信する環境が乏しい

③五感文化構想をテヌマずした町づくり 河口湖町は「五感に蚎える」町づくりを目指し、その䞭でも 河口湖矎術通は「芖る斜蚭」に分類されおいる

STEP1 共甚郚化

STEP2 既存壁の撀去

STEP3

湖ぞ導く

倧通りから湖ぞの軞線䞊にラヌニングプログラム を配眮し、矎術通含む文化の溢れ出しを創る 2 矎術通ず新蚭桟橋を䞀括管理ずするこずで制限 された矎術通呚蟺でのふるたいを開攟する 3

呚蟺敷地図 1/2400 アむ゜メダむアグラム 1/1800

36 ARCHITECTURE PORTFOLIO Michika ONO 桟に蕟む
甚途矎術通
桟に蕟む
-文化振興の䞻軞ずしおの河口湖矎術通再構築蚈画-
2021幎床 蚭蚈補図第四 意匠スタゞオ 敷地山梚県富士河口湖町
06

河口湖呚蟺の桟橋は管理ができないため倚くが立入犁止だった。釣りや氎蟺ぞのふるたいは 桟橋の䞀䜓敎備・管理により開攟され、矎術通からの軞線䞊に掻動が展開されるようになる。

珟圚の河口湖北岞は危険回避のため既存 りォヌキングトレむルから湖ぞのアプロヌ チが制限されおいる箇所が倚い。桟橋によ り芪氎空間を拡匵するこずで蚪問者は目的 倖のふるたいに觊れ、広矩での孊びを埗る。 日本画あずりえでは矎術通芳賞埌に蚪問者 が実際に日本画教宀に参加するなど䌝統文 化を䜓隓できる。富士の芞術は幅広く存圚 し、初心者でも気軜に文化を感じ、誰もが立 ち寄り居堎所を探せるアトリ゚を提䟛する。

37 WORKS 桟に蕟む
制限されおいたふるたいのアンロック----
1 桟橋 2 駐車堎 3 機械宀 4 搬入口 5 孊芞員宀 6 日本画あずりえ 7 収蔵庫 8 歎史資料宀
日本画あずりえ 平面図 1/250 桟橋 平面図 1/250
1階平面図 1/400
断面図 1/400

2021幎床 䜏環境蚈画 最終課題

Univer-CITY -早皲田倧孊ずその呚蟺における新たな街の提案-

指導教員真野掋介

共同補䜜者倧野杏䜳, 尟厎由芜, 矢田郚航成

早皲田倧孊呚蟺孊生街の衰退に察する新たな孊生街利甚圢態の提案

問題提起 -高田銬堎呚蟺孊生街の客足枛少の原因分析

①悪埪環の発生

倧孊生の孊生街利甚䜎䞋し、商店街の客足が枛る。空き店舗や廃業により魅力䜎䞋し、さらに孊生の利甚率䜎䞋に぀ながる、ずいった衰退原因の悪 埪環が発生。早皲田倧孊による「孊生生掻調査」ず、早皲田倧孊生32人を察象に独自に行なったアンケヌトから、以䞋の4぀を原因ずしお考えた。

(1)キャンパス利甚者数枛少 入孊者数の枛少やコロナ犍におけ るオンラむン授業の増加により キャンパスを利甚する孊生数が枛 少しおいる.

早皲田倧孊「孊生生掻調査」より

孊生は孊倖の飲食店やテむクア りトで昌食を取るこずが倚く、

通孊日数の枛少により孊倖飲食 店の利甚頻床が䜎䞋。

孊食や生協を利甚する孊生も倚 いため孊倖飲食店の顧客枛少に 拍車をかけおいる。

SITE -早皲田倧孊ず呚蟺孊生街 -

早皲田倧孊「孊生生掻調査」より

〈倧孊生協組合の制床ずは〉

みんなで出資・みんなで運営・みんなで利甚のスロヌガンの元、 新たな孊生街「univer-CITY」では地域の人ず倧孊生が空き家など の地域資源や倧孊の蚭備・知識を出資、高田銬堎町䌚に高田銬堎 圚䜏問わず倧孊生が参加したり倧孊孊園祭の運営に地域の人も参 加したりず共に街を運営、そしお共に街を利甚しおいく。

(2)䞀人暮らしの孊生数の䜎䞋

早皲田倧孊では自宅から通う孊生が倚く,コロナ犍でさらに䞀人暮らしが枛少しおいる.

党囜倧孊生協連HPより

JASSO「孊生生掻調査」より

早皲田倧孊「孊生生掻調査」より

(3)魅力が䜎い 孊生街ぞは治安が悪い/汚い/行きたい店が無いなどマむナスむメヌゞが匷く、魅力が知られおいない可胜性がある。

(4)治安が悪い 駅前ロヌタリヌでの飲酒や犯眪件数が倚い(23区平均比)こずから治安の悪いむメヌゞが定着しおいる。

キャンパスを囲う塀や倧孊建物の高局化により、倖からキャンパス 内の様子が分かりにくい。孊生サヌビスを行う飲食店もあるが、倧 孊の教育や研究を掻かした地域連携は少なく、認知されにくい。

早皲田倧孊生 32 人を察象に行なったアンケヌトより

早皲田倧孊生 32 人を察象に行なったアンケヌトより

早皲田倧孊の䞻芁孊生街ずしお機胜しおきた高田銬堎駅呚蟺は街区ごずに特性が異なる

解決手法 -街党䜓をキャンパスず捉える新たな孊生街「univer-CITY」の提案 地域が倧孊を受け入れやすくするため 2022 幎→2025 幎→2030 幎ず埐々に倧孊を挿入する。方法は以䞋の4皮類に分類し、次ペヌゞ 地図䞊に具䜓的な提案を瀺す。

38 ARCHITECTURE PORTFOLIO Michika ONO uni-verCITY
②倧孊が地域に察しお閉ざされおいる
07
39 WORKS uni-verCITY
戞山公園 戞山公園 早皲田倧孊 早皲田倧孊 早皲田倧孊 西早皲田駅 高田銬堎駅 早皲田駅
明治通り
早皲田駅 早皲田通り

Make It, Yours.

創立30呚幎蚘念バッグデザむン

company 30th anniversary bag design

音が流れるように、 30幎の時は経ち、 音が止たるこずを知らないように、

進み続けるスタゞオのために。

08.
© 2022 SUCCEED,Inc. All Rights Reserved.
41 ARCHITECTURE PORTFOLIO Tokyo Institute of Technology 2020-2022 小野矎史 Michika ONO
to be continued

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