卒業設計 ポートフォリオ

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発酵 酵す する る建 建築 築 発 - 宅地化農地を媒介とした郊外地域の暮らしの再編 私たちは、 生きるために必要なモノを全て、 当たり前のように消費し続けて暮らしている。 暮らしを営む器である住宅も例外ではなく、 郊外地域では、 消費生活の舞台として工業製品化された住宅が建ち並んでいる。 本提案では、 同様の開発によって失われようとし ている唯一土着的要素である宅地化農地を活用して、 人々の主体的な活動を誘発する場を創出し、 生活を豊かにする手段を自らの 手でつくり出していく暮らしへと郊外地域の暮らしを再編する。


0 計画概要 発酵する建築

人間の主体性を取り戻す

MISSION

経済成長により到来した消費社会によって私たちは、 生きるために必要なモノをすべて当たり前のように消費し続けるこ とによって暮らしている。 このような生活によって、 必要なモノは自らの手でつくり上げようという人間の主体性は奪われ てしまった。 モノ自体の価値が優先される現代において、 自らの意志を持ち、 自らの発想で暮らしを 「つくり出す」 環 境を形成する。

農地の新たな転用手法 人々の行為が付加

WAY

消費生活の舞台である郊外地域を対象に計画を行う。 郊外地域では、 少子高齢化や人口減少などが進む現代におい ても消費生活のための住宅開発が行われており、 生産活動が行われていた農地は失われようとしている。 生産のない 宅地へと化す私有化された農地を地域の共有資源として再編し生産する行為や機会を計画し、 消費者ではなく生産者 の立場に立って自ら資源をつくり出す場を計画する。

自らの人生を自らデザインする暮らしへ

VISION

私たちの暮らしは、 便利なものに囲まれ、 誰かに用意された枠組みの中で日々生きている。 人それぞれ1人ひとつの 発酵とは、 微生物が自己の酵素で種々の有機物を変化させ、 人間にとって有益な物質 を生み出す作用である。 本提案では、 地域に暮らす人々の主体的な行動が地域の暮ら しや建築を変化させることを 「発酵」 と定義し、 人々の生活が豊かになるような発酵を促 す建築を計画する。

人生の作り手であり、 消費活動による受動的な生活を送るのではなく、 どういう人になりたいのか、 どういうふうに生きて いきたいのか、 何と暮らしたいのかなど意思を持ち、 生活を豊かにする手段を自らの手でつくり出していくべきである。


1 社会背景 消費社会が生み出した弊害 19 世紀

消費生活の舞台となった郊外地域

能動的

人の手による生産が中心

1960 年 生産

20 世紀

受動的

消費

物質的な豊かさが優先

1980 年 19 世紀

能動的 21 世紀

人の手による生産が中心 これからの暮らし

生産

20 世紀

消費

2000 年

受動的

物質的な豊かさが優先

技術革新や大量生産などの経済成長により、 人々の暮らしに選択肢が広がると共に生活水準が向上したことから様々な

農地と宅地が渾然一体となっていた郊外地域では、 消費生活の舞台として経済原理に基づく住宅供給システムによっ

モノが消費される消費社会が到来した。 これは、 産業社会から生み出されたモノを受動的に受け取るだけであり、 生き

て多くの農地が宅地化された。 住機能に純化することで、 住宅地としての良好な環境と安心安全な暮らしが提供される

ていくために必要なモノを自らの手でつくり上げようという人間の主体性が奪われてしまった。 モノが生産される過程やモ

一方で、 かつて生産行為によって生まれていた共助システムは失われ、 複雑化する社会問題に対して家族単位では

ノが使われていく過程よりモノ自体の価値が優先される現代において、 人間の主体性を取り戻し、 生産と消費の関係を

包括しきれなくなっている。 現在も尚、 郊外地域の宅地需要は高く、 郊外地域の市街化区域では、 消費生活するた

結びなおす必要がある。

めの住宅として農地の宅地開発が進められている。


2 計画敷地 愛知県一宮市今伊勢町宮後

住宅用地として都合の良い宅地化農地

愛知県一宮市今伊勢町宮後の変遷 1960

新設住宅着工数の戸数推移(一宮市) 1980

2000

新設住宅 着工数

分譲住宅

持ち家

新設住宅着工数計

4,500 4,000 3,500 3,000 2,500 2,000 1,500 1,000 500

愛知県一宮市今伊勢町宮後

0

H1 H2 H3 H4 H5 H6 H7 H8 H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22

出典:建築統計年報

市街化区域内農地の分類

生産緑地地区の指定を

SITE

受けた農地

愛知県一宮市

市街化区域農地

一般市街化区域農地 三大都市圏の特定市の 市街化区域農地

農地評価

農地課税

宅地並み評価

農地に準じた課税

宅地並み評価

宅地並み課税

出典:国土地理院

愛知県一宮市今伊勢町宮後を対象に計画を行う。 一宮市は、 濃尾平野とその東部の開析扇状地が接する付近にあり、

愛知県一宮市は、 宅地のニーズが高い地域として宅地化の需要に対応するため三大都市圏の特定市に指定され、 市

全般に地形が平坦なため農業条件に恵まれている。 高度経済成長期には、 全国の動向と同様、 大都市からの工場や

街化区域内の農地は、 保全する農地 ( 生産緑地) と宅地化を前提とする農地 ( 宅地化農地 ) に分けられた。 宅地化を

流通施設の移転、 住宅開発が著しく進められ多くの農地が失われた。 今伊勢町宮後は、 一宮市の主要駅である尾張

前提とする農地に対しては固定資産税などが宅地並み課税で、 相続税の納税猶予適応除外など税制優遇がなく、 宅

一宮駅に一駅の距離にあり、 計画敷地周辺には、 保育園、 幼稚園、 小学校、 中学校の教育施設があるため、 子育

地化の促進が図られている。 また、 農業従事者の深刻な高齢化や、 それに伴う後継者不足のため、 市街化区域内の

て世代には住みやすい環境である。 そのため、 今後、 更に宅地開発が加速すると考えられる。

宅地化農地は今後も良好な住宅用地として宅地開発が進められると予想される。


発酵する建築 プログラム


3 計画 郊外地域の暮らしの再編

新たな農地転用の提案 農のニーズと宅地化農地を結ぶ

生産の場

生産の場

従来の開発

消費の場

受動的 自然

主体的

agriculture needs

人工 自然

主体的

rental farm

apartment

現代の在り方

消費の場

住みながら耕す賃貸住宅

生産の場

主体的

community hub

自然

market

人工

受動的 dining 郊外地域でのこれからの暮らしは、 経済原理に基づく供給システムによる工業化された住宅が建ち並び、 消費活動に

本提案では、 宅地を前提に管理されている宅地化農地に対して最小限の機能を有した諸室を設けつつ農地を確保した

よる受動的な生活を送るのではなく、 土地に根付く土着的要素から生まれる暮らしや活動といった人々の主体的な活動

住みながら耕す賃貸住宅のプロトタイプを提案する。 農への潜在的なニーズと宅地化農地をつなげることで、 後継者不

がつくり出していくべきである。 少子高齢化や人口減少などが進む現代において、 生産活動が行われる農地に生産の

足を解消し、 安定した賃貸収入と営農による農業収入を獲得することができる。 これらの計画を通して消費生活のための

ない画一的な住宅開発は過渡期であると考える。 本提案では、 消費生活のための画一的な住宅開発によって失われ

画一的な住宅開発を防ぎ、 住居地域における土着的風景を現代的な形で継承すると同時に消費者ではなく生産者の立

ようとしている私有化された宅地化農地を地域の共有資源として再編し、 生産する行為や機会を計画する。

場に立ち、 主体性を持って自ら行動する環境を形成する。


4 建築提案 ‐ 1 手段の目的化 過去

人々の暮らしを写し出す建築

目的:生きる(暮らす)

手段:つくる

余地のあるモノ

変容性 人々の暮らし

現在

目的:つくる

変容性

目的:生きる(暮らす)

完成されたモノ

人々の暮らし

現在の住宅地には、 消費生活のための工業製品化された住宅が建ち並んでいる。 本来、 暮らしを実現するための手段

本提案では、 人々の生活スタイルに合わせて、 人の手によって主体的に更新し続ける建築 「発酵する建築」 を目指す。

である住宅を建てる行為が経済原理によって目的化しており、 生きることとつくることが連動せずに分離している。 このよう

最低限の機能としての器を計画しつつ、 人々の行為が建築を可変していくように人々の活動が介入できる余地を与えた

に、 良好な住機能としての価値が優先され商品として完成された住宅には人々の活動が介入する余地はなく、 建築自体

設計を行うことで、 良好な住宅製品としての価値ではなく、 使われていくこと自体に価値が生まれるものとし、 人々の暮

の変容性がほとんどない。 かつてのように自然環境や人々の活動によって様々な形態が存在し、 人々の活動によって変

らしの中で起きる日常的な行為は建築に付加され、 写し出される。 人々の生活スタイルに合わせて更新し続ける建築こ

容可能な建築の寛容さが現在の住宅にあってもいいのではないか。

そが人間生活のための建築であり、 生活を豊かにするための手段である。


4 建築提案 ‐ 2 プログラム設定

システム検討

契約条件 ( 家賃減額対象)

賃貸住宅の管理

¥ 出資 ( 依頼 )

■共用部の管理 ローテーションで集合住宅の各 世帯ごとに掃除などの当番を行

大家 大家

利用

高齢者夫婦

家族

食堂・シェアキッチン ある時は地域のシェ

共用部 管理 利用

高齢者夫婦 単身高齢者

単身者

家族

シングルペアレント

農地面積を各世帯に分配

アキッチンとして機 管理 利用

住居ユニット

20 ㎡ ×15 世帯 =300 ㎡

共有部

¥ 出資 ( 貸農園 )

ランドリー

直売所

野菜

¥ 収入

地域住民

住居ユニット

共有部

定した農業収入の獲得が ¥ 利用

分棟

20 ㎡ ×15 世帯 =300 ㎡

う。JA に縛られない安 可能。

15 世帯

居住空間面積

収穫した野菜の販売を行

入れ子

集合住宅世帯数

20 ㎡

直売所

農業指導

宅地化農地農家 【大家同居式】

居住形式

能する。

ランドリー

指導

シングル 単身者 ペアレント

高齢者 単身者

ある時は食堂として

う。

大浴場

2,000 ㎡

民に料理を振る舞う。

¥ 出資 ( 家賃 )

賃貸集合住宅の概要 敷地面積

合住宅の住民や地域住

集合住宅の住民

入れ子

計 15 世帯

大家から依頼され、集

農地を耕す

耕作指導

集合住宅世帯数

シェフ

共用部の管理

住居

入れ子

賃貸

■住戸+農地の耕作義務を持つ 賃貸契約

賃貸兼用住宅【大家】

20 ㎡

周辺農家

建築面積

食堂 キッチン

大浴場

ランドリー

【20 ㎡】

風呂・脱衣

【男女別各 20 ㎡】

食堂兼加工場 【20 ㎡】

800 ㎡

現在、農のニーズは高くなっている。 そこで、集合住宅の住民が地域住民

耕作面積

に対して、農業の指導を行い、農地 を地域の共有資源としてひらく。

拠点建築による収入の安定

敷地周辺の状況から計画する建築に挿入する機能を考える。 住居地域において唯一土着的要素である農地を活用し、

1 世帯あたり 20 ㎡ 【貸農園平均面積より】

20 ㎡

人々が相互に関わりを持つ結節点として新たな農地転用手法の検討を行う。 隣人以外の人々との繋がりを持つことを可

約 60 世帯

180 人

地元工務店

長期的な関係 (メンテナンス)

¥ 建築依頼

賃貸借契約 (マスターリース)

その他

【370 ㎡】

建築面積

800 ㎡

敷地面積

2000 ㎡ - 800 ㎡ =1200 ㎡

1 世帯あたり 20 ㎡【貸農園平均面積より】

1200 ㎡

敷地内耕作人数 約 60 世帯

地元不動産

転貸借契約 (サブリース)

1 世帯 ■ダンバー数

20 ㎡

集合住宅住民の 1 区画に付き地域住民4世帯

180 人

居住者耕作面積

80 ㎡

入居者

¥ 家賃

¥ 家賃 空き室の家賃保証 家賃収入の 90% 利潤

【50 ㎡】

耕作面積

【地域住民】

能にさせ、 物質的豊かさに頼らない持続可能な生活環境を形成する。 オーナー (同居式)

直売所

計 15 人程度

80 ㎡ 3〜5人

親密な関係

15 人 互いに助け合える 50 人 距離のある友人関係 150 人前後 安定的な人間関係を維持で きる人数

人間が安定的な社会関係を維持することができるとされるダンバー数をもとにシステム検討を行う。 互いに助け合うことが 家賃収入の 10% 利潤

できる数の 15 人をもとに家族単位の交流を想定して集合住宅の世帯数を 15 世帯と設定し、 各所室の面積を割り出し、 建築面積を設定する。 敷地面積から建築面積を差し引いた面積を農地面積とし、 貸農園の平均面積 20 ㎡を地域住民

外部企業への委託による一時的な関係ではなく、 地域密着した企業による持続的な関係の構築が必要であると考える。

1 世帯が耕せる面積と想定することで、 敷地内に約 60 世帯 180 人前後が耕作可能になり、 安定的な人間関係を維持

従来の開発より初期利益は減額するが持続的に利益を生むことができ、 かつ資金が地域内で循環することを可能にする。

することができる人数となる。 また、 農地 4 区画につき集合住宅の 1 世帯が 4 世帯のインタープリターとなることで 4 区 画内に 15 人程度耕作可能になり互いに助け合いのできる人数となる。


5 設計 ‐ 1 敷地調査 工業製品化された住宅が建ち並ぶ住宅街の中にも人々の活動が建築に滲み出ている光景を多く目にした。

簡易的な素材の増築

構造部材を物置に活用

使用用途が混在する小屋

壁面から小さな建築が拡張

屋根同士を仮設的に繋げた空間が物置になる

増築のガイドラインとなるような構造

生業用の倉庫

ガレージ兼生業用倉庫

人間が主体的に活動する場

軒下の余白を自由に活用

消費の場と生産の場の対比

使い手の自由な変容

ゾーニング 人々の活動は自然環境によって様々に変化をする。 農業条件や人々の生活に深く関係のある風の流れをもとに対象敷地の特徴を考慮してゾーニングを行う。

SITE

SITE

SITE

N N 愛知県一宮市今伊勢町

N 愛知県一宮市今伊勢町

冬から春先にかけて強い北風が吹く気候条件を考慮し、 北方向に建築を

夏ごろに穏やかな南風が吹く気候条件を考慮し、 南風が敷地内に流れ込

配置し、 風を緩やかにして敷地内に取り込む。

むように建築を配置していく。

愛知県一宮市今伊勢町

周辺住民の動線を考慮して諸機能の配置を考える。


5 設計 ‐ 2 平面操作

断面操作 建築の仕組みを三段階のフレームに分けて設計を行う。

kitchen

hause A

hause C

建築のボリューム構成

一次フレーム ・RC コア(住戸 , 共用部)

一次フレームでは、 敷地周辺を流れる各季節の風の流 れを確認した上で立体的なボリューム配置を行い、 住

bath

戸間の屋外空間における風の流れを調整する。

hause B 建築構成部材の群

二次フレーム ・柱 , 梁 ・基壇

kitchen

hause A

二次フレームでは、 立体ボリュームに対して露出した柱 ・

dininng

living room talking

restaurant

hause C

梁や地上部の基壇の配置を行う。 立体ボリュームに支 えられた柱 ・ 梁は、 家具寸法ほどの人が扱いやすいサ イズに落とすことを可能とし、 柱・梁や基壇によって人々

rest room

workspace

bath hause B

かつて日本の住宅には、 用途を決めきらない曖昧な空間を用いる文化が存在した。 それら余白空間には、 用途から生 まれる建築空間にはない建築の寛容さが存在する。 本提案では、 複数機能が混在する間に特定の行為に従属すること のない抽象的な余白空間を挿入し、 機能同士の重なりを設計する。 重なりを設計することで、 各用途の活動が不足を 補うように余白空間に拡張され、 余白空間は、 パブリックな使われ方を支えるインフラとして機能する。 これらの平面操 作を通じて人々の生活に広がりを持たせ、 人々の活動が建築に写し出されることを目指す。

の自由な活動のガイドを設計する。

可動または仮説的要素の群

三次フレーム ・屋外家具(ベンチ , テーブル , 棚) ・手洗い場

三次フレームでは、 屋外の棚板など人々の日常生活の 不足を補うような要素を一次フレーム、 二次フレームに 対して付属する。 人々の生活に広がりを持たせ、 人間 の主体的な行動を誘発する。


発酵する建築 図面


6 平面図 強い北風 冬 ~ 春先

生産緑地 0

00 7,

00

0 2, 0

00 4,

0

C

00 5, 0

0 ,0 50

0

00 5,

直売所

00

0

0

00 1,

00 4,

新鮮な野菜を直接、地域住民へ

0 1,

提供する

住戸 13

0

00 5,

住戸 14

住戸 11

0

00 2, 0 00 4,

住戸 7

児童館に通う子供への夕食の提 供やレストラン、シェアキッチ

住戸 10

住戸 6

ンとして機能する キッチン

住戸 9 風呂 住戸 4

風呂

住戸 1

Cʼ 住戸 2

4,0

00 0 4,0 0 0

,00

00

16

00 4 ,0 2,3

今伊勢中保育園(SITE から徒歩 2min)

2,0

夏ごろ

A

00

一宮市立今伊勢中学校(SITE から徒歩 2min)

住戸 5

住戸 3

穏やかな南風

住戸 12

ランドリー

児童館から(徒歩 1min)

0 00 5,

住戸 15

住戸 8

B

0

00 2,

地域住民の主要動線より

0

00 2,

生産緑地

N 平面図兼配置図

Scale 1/400


7 立面図 最高高さ GL+5,300

GL±0

東側立面図

Scale 1/200

西側立面図

Scale 1/200

南側立面図

Scale 1/200

最高高さ GL+5,300

GL±0

最高高さ GL+5,300

最高高さ GL+5,300

GL±0

GL±0

北側立面図

Scale 1/200


住戸 2

4,000

5,300

1,300

8 断面図 , 断面パース 住戸 14

ランドリー

GL±0

5,000

2,000

4,000

2,000

5,000

1,000

4,000

1,000

2,500

5,000

2,500

2,000

4,000

2,000

1,000

5,000

1,000

3,000

52,000

Scale 1/200

C-Cʼ断面図

Scale 1/200

5,300 3,000

住戸 4

住戸 5

3,000

5,300

2,300

2,300

A-Aʼ断面図

住戸 12

住戸 11

GL±0

GL±0

2,000

5,000

4,000

5,000

5,000

16,000

4,000

5,000

2,000

16,000

B-Bʼ断面図

Scale 1/200

TOP+5,300

GL+4,000

GL+3,000

住戸 14

+600 GL±0

+500

+400

+200

+400

A-Aʼ断面パース


発酵する建築 透視図


9 シーンパース



農地での活動が住空間へと拡張され、 農地と住空間がシームレスに繋がる

農地での営みが建築に付加され、 建築が可変されていく


日常的な行為が建築に付加され、 人々の暮らしが写し出される

各所室の不足を補うように余白空間がパブリックなインフラとして機能する


10 模型写真



PORTFOLIO

Taichi

Nagashima

END


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