TEAM SHONAIvol.4_20210929_ファッションロスをローカルから解決する。

Page 1

ごみ問題

「ファッションロス」の解決に、ローカルに取り組む! ~ 庄内の“廃棄されそうな服”を

レスキュー!~

TEAM SHONAI 2021.09.29 庄司彩未


〇 自己紹介 ごみ問題

庄司 彩未 Ami Shoji ◆ 山形大学 農学部 3年

◆ 酒田市出身, 鶴岡市在住

◆ 地球環境問題に強い関心 ◆ 大の古着好き


ごみ問題

What is 「ファッションロス」? = まだ着られる服が大量に廃棄されてしまうこと


ごみ問題

日本の家庭から 年間 約48万t の服が廃棄されている


ごみ問題

環境省HP サステナブルファッション https://www.env.go.jp/policy/sustainable_fashion/


〇 ファッションロスが問題化している背景 ごみ問題

ファストファッションの台頭 変化の激しいトレンドに合わせて新たな服を生産し、

低価格で販売する形態 またはそのファッションブランドのこと

▶ 安く買い、流行のシーズンが終わったら処分する サイクルが定番化 https://woman.mynavi.jp/article/190802-4/


〇 大量生産・大量消費・大量廃棄の産業構造 ごみ問題

服の「消費」の在り方が大きく変化

本来、服は使い捨てるものではない ▶ 「もったいない感」の喪失 ▶ 服は買って、着て、手放すものに

手放した服はどこへいくのか?

転載:https://www.horizon-inc.jp/cashmere/


〇 手放したあとの服のゆくえ ごみ問題 ごみ収集

焼却・埋め立て

焼却・埋め立て クリーンセンターへ

消費者

海外輸出

繊維リサイクル業者 資源回収 リユース

リサイクルへ

国内再流通

リユースショップ フリマアプリ等

リユースへ

リサイクル

製品等


〇 服を手放す手段の分布 ごみ問題

可燃ごみ・不燃ごみとして手放される割合が最も大きい

環境省HP サステナブルファッション https://www.env.go.jp/policy/sustainable_fashion/


〇 見えてきた課題 ごみ問題 ▶ 服の手放し方を見直す必要性がある。

「捨てる」以外の選択肢はないか? リユースやリサイクルを増やせないのか?


ファッションロスを減らすための3R活動 (補足資料) ごみ問題

ふぁ

廃棄されそうな服

必要以上に買わないこともロ スの削減につながる (=リデュース)

まだ着られるのに捨ててしまう服や 着用されず眠ったままの服を循環させる (=リユース・リサイクル)

環境省HP サステナブルファッション 1人あたり(年間平均)の衣服消費・利用状況https://www.env.go.jp/policy/sustainable_fashion/


〇 できるだけ「廃棄しない」という選択を ごみ問題

✖ 転載:https://www.horizon-inc.jp/cashmere/

リユース


ごみ問題

庄内において 現在行われている取り組みは?


〇 庄内の古着回収事情:企業編 ごみ問題 古着の店頭回収 店舗回収可能なアパレル企業・ブランドは都市に多く、地方には少ない e.g.)・ユニクロ / GU ・パタゴニア ・無印良品「BRINGTM」 ・スノーピーク ・H&M(他社製品も回収可) ・アーバンリサーチ ・ZARA ・ゴールドウイン (THE NORTH FACE 等)

リユースショップ どの市町村にも存在するが、買取る数>中古品購入数 ▶ リユースされず、結局ごみになる 身近にもファッションロスがあることが示唆される https://komeru.komehyo.co.jp/634


〇 庄内の古着回収事情:自治体編 ごみ問題

※ 各自治体へのヒアリング調査による

酒田市 クリーンセンターにて年4回(春夏秋冬)、無料回収の実施 (2021年5月実施の回収総量:5日間で3 t , 約50人/日 来場)

鶴岡市 ◆クリーンセンターにて月1回、無料回収を開始予定 ( 2021年10月~) ◆共立社 (生活協同組合):コロナ感染拡大の影響によって古着回収停止

庄内町 資源リサイクルステーションにて週5回、無料回収の実施 これらの取り組みの「認知度」はどのくらいあるのか?


〇 庄内の古着回収事情:自治体編 ごみ問題

※ 各自治体へのヒアリング調査による

酒田市 クリーンセンターにて年4回(春夏秋冬)、無料回収の実施 (2021年5月実施の回収総量:5日間で3 t , 約50人/日 来場)

鶴岡市 ◆クリーンセンターにて月1回、無料回収を開始予定 ( 2021年10月~) ◆共立社 (生活協同組合):コロナ感染拡大の影響によって古着回収停止

庄内町 資源リサイクルステーションにて週5回、無料回収の実施 自治体における古着回収の隠された問題点 ▶ 日本でリユースされず、途上国へ古着を輸出 ▶ 結局ごみになる、地場産業を圧迫するなど労働問題に派生


〇 「廃棄されそうな服を救った」事例紹介 ごみ問題

✖ 転載:https://www.horizon-inc.jp/cashmere/

リユース


好事例1 〇 ごみ問題 大学生による古着×音楽のイベント (山形市にて開催) イベント開催のきっかけの想い 「ジャージしか着ていない山形大学工学部生のファッションを変えたい!」 音楽サークルのライブイベントに合わせて開催 ▶学生だけでなく、音楽好きな地域の人も来場 ▶ ライブ目的の来場者も、古着の販売に興味を持った /古着を購入した 商品の古着 ・ イベントメンバーの友人の「要らなくなった服」 ・ 代表の知り合いのアパレルブランド店員から無償でもらった「着なくなった服」 ・ 山形市の古着屋から提供してもらったヴィンテージ品 ▶ イベントでの販売で、古着の再利用の機会が増加 ▶ 馴染みのない人にとって、リユース品を手に取るきっかけになった


好事例2 〇 ごみ問題 福島県いわき市 NPO「ザ・ピープル」 古着リサイクル関連事業 ◆「元気なまちには、元気な主張を続け、元気に行動する市民がいる」 がモ ットーの地域団体(1990~現在) ◆ 理事の吉田恵美子氏のお話 「福島県では古着回収なら、ザ・ピープルに持ってこう」 という意識が、県民に根付いている。 ◆ リユース率/リサイクル率 : 計 92 %

NPOザ・ピープル 古着リサイクル関連事業

https://npo-thepeople.com/furugi-recycles/


〇 好事例2つの共通点 ごみ問題

誰が

地域の人たちが

どこで

その地域の中で

何をした 誰が

地域で出た古着を消費した

地域完結型の消費、古着の地産地消であること


ごみ問題 【 こんなアイディアがほしい! 】

廃棄されそうな服をどうしたら救えるのか? 庄内の古着を、庄内で再活用するアイディア ◆ リユース・リサイクル・アップサイクルに着目 ◆ 庄内で行うことが可能! ◆ 「繊維」が材料かつ身につけるもの =衣類も、再活用の対象!


〇 用語 定義の確認 ごみ問題

リユース

再利用。使用済製品やその部品を繰り返し使用すること e.g. ) 古着など、着なくなった服をまた服として利用

リサイクル

再資源化。廃棄物を再び資源に戻して製品等造ること e.g. ) 古着を化学分解し、服を作るための再生原料に

アップサイクル 誰が

廃棄物に、デザインやアイデアといった新たな付加価値を 持たせることで、別の新しい製品にアップグレードして 生まれ変わらせること e.g. ) 古着の布の一部を裁断し、世界でたった1つのトートバックに


ファッションロスを減らすための3R活動 (補足資料) ごみ問題

ふぁ

廃棄されそうな服

必要以上に買わないこともロ スの削減につながる (=リデュース)

まだ着られるのに捨ててしまう服や 着用されず眠ったままの服を循環させる (=リユース・リサイクル)

環境省HP サステナブルファッション 1人あたり(年間平均)の衣服消費・利用状況https://www.env.go.jp/policy/sustainable_fashion/


Turn static files into dynamic content formats.

Create a flipbook
Issuu converts static files into: digital portfolios, online yearbooks, online catalogs, digital photo albums and more. Sign up and create your flipbook.