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その土地の“長くつづく”を 全国で紹介する D&DEPARTMENTの 今月の活動。

PLAZA HOUSEから発信する

私たちD&DEPARTMENTが 提案する日本、そして、沖縄。

染めて 着つづける d&RE WEAR

2014年11月に虎ノ門にあるビルの一室で、期

間限定イベントとして開催された「REWEAR」。 古布回収施設の現場を再現した展示を行い、染 めた後の衣類の販売を行いました。

D&DEPARTMENTが手掛けるホテル 「d room」の客室用ハンガー d room ハンガー 百貨店やアパレル企業で使 われている業務用ハンガーの型を採用。十分 な強度と服が型崩れしにくいフォルム。肩に滑 り止めつき。 ¥550 / D&DEPARTMENT

綿100%の生地でつくった オリジナルのストール コットンガーゼストール ふわふわの 触り心地と軽やかな生地感。通気性 が良く沖縄では日差しよけとしても。 ベージュ、ブラック、ネイビーの3色。 ¥11,000 / D&DEPARTMENT

その後、2 015 年からD & D EPA R T MEN T各

店 で、シミや色あせなどで着られなくなってし まったお客様のお気に入りの服を預かり、再び アイテムとして蘇らせるプロジェクト「d&RE

WEAR(ディ アンド リウェア)」としてスタート。 ロングライフデザインの考え方をファッションで

表現する活動として、年に2回、定番カラー「紺」

「黒」に毎回異なる「シーズンカラー」を加えた3 色で継続しています。

バルコニーにいる気分で作ったテーブル

バルコニーテーブル 公共でよく見かける木製の一 体型のベンチテーブルを自宅やオフィスに。天然 ムク材の経年変化も楽しみ。 ¥77,000 / D&DEPARTMENT

メッセージをプリントした メモパッド

RE-DROP OR RE-USE ブロックメ モ RHODIA 品質管理の厳しい日本 では、B品として扱われてしまう、プリ ントにズレやカスレがある商品にメッ セージをプリントして販売。¥715 / RHODIA

ひとつひとつに願いが込められたカタチ

房指輪チャーム "来世まで守られ、幸せでありますよ うに"という願いが七房の飾りに込められた沖縄の古 くから受け継がれてきた房指輪のチャーム。ペンダ ントやキーアクセサリーとしても。 ¥2,301〜 / cicafu metal works

目まぐるしく流行が移り変わり、消費のサイク ルが 速く、廃 棄が 社会問題化しているファッ ションというジャンルにおいて、ロングライフデ

ザインという考え方を、どのように反映させて

いくことができるのかを考えました。着られる 服の廃棄が問題になっているファッション業

界に対し、私たちが楽しく取り組めることとして 染め直しを提案しています。

2 0 2 2 年 秋 冬 の 季 節カラーは「 ピーコックブ ルー」。受付は5/8(日)まで。

2F/D&DEPARTMENT OKINAWA by PLAZA 3 ☎ 098-894-2112 11:00-19:00 火曜日定休

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沖縄伝統の織り技法でつくられた 長財布

長財布 手織り、手染めで仕上げた財布。 鮮やかな色と濃い色のコントラストが美 しい。 ¥9,350 / 機織工房しよん


米軍で実際に使われていたテントやモス キートシャツなどを解体、再構築して製 作されたバッグやウエア。

一から勉強し、試行錯誤で 自ら栽培した琉球藍での染 色にも挑戦している。

米軍払下げ品倉庫の雑多に

裏地にはトラックの幌やテン

実際のパラシュートバッグをリ

を厳選していく。

れに強いターポリンを使用。

際に使用されていたテント生地。

積まれた古着の中から素材

トなどに使われる丈夫で汚

サイズしたデザイン。素材も実

ファッションから見る琉米文化 -MADE IN OCCUPIED JAPAN「MADE IN OCCUPIED JAPAN(占領下日本製)」。

一方で「琉球藍」の復興と普及活動にも情熱を注ぎ、

太平洋戦争後、1947年からサンフランシスコ講和条約

開拓から生育までを手掛けています。一から勉強し、

かれていた日本からの輪出品には、その表記が義務付

貫して行える体制を整えつつあります。大交易時代の

が発効された1952年までの間、アメリカの統治下に置

けられていました。沖縄で世代を超えて受け継がれる

ものづくりをしているアパレルブランド「LEQUIO(レ キオ)」。2013年に「MADE IN OCCUPIED JAPAN

(メイド・イン・オキュパイド・ジャパン)」シリーズを

立ち上げ、米軍で実際に使われていたテントやモスキー

トシャツなどを解体、再構築してバッグやウエアを製 作しています。戦争という負の遺産を、ファッションを

通して平和へのメッセージに変えて後世へ伝えていく。

LEQUIOの挑戦と想いが託されています。

畑を耕し、試行錯誤の連続。藍栽培から染めまでを一

「LEQUIO」と呼ばれていた琉球の人々のように、沖縄

に根ざしたよいものを掘り起こし、世界へ発信していき たいと名付けたブランド名。そのスピリットが、沖縄の 強い日差しを浴びた自然や、アメリカと融合した文化

と町並み、その風土と生活に合うファッションを作り 続ける姿勢に息づいています。

NIPPON VISION MARKET 「MADE IN OCCUPIED JAPAN 展」 2022年3月30日(水)〜4月25日(月) ※火曜日定休

D&DEPARTMENT OKINAWA GALLERY 入場無料

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